大熊ワタル+近藤哲平
2019年9月7日 音楽 アルト・サックス奏者の篠田昌已(1958〜1992年)が間を取り持つ、2人のクラリネット奏者によるイヴェントを渋谷・Lo-Poで見る。近藤は篠田が率いたコンポステラでの大熊の演奏を聞き、クラリネットを手にした。そして、近藤は自らのリーダー・バンドであるof Tropique のCDブック『La Palma - Another Day in Paraiso』(Newtone、2018年。オタニじゅん、イラスト)を作り、それをなんの面識もない大熊が偶然耳にし、とても他人事とは思えず……という顛末から、この企画は生まれたという。
まず、前半は大熊ワタル(2001年3月24日、2010年12月13日、2012年7月1日)と近藤哲平(2016年2月28日、2017年9月24日、2017年12月17日、2019年3月14日)のトーク。まず、お互いの持ち楽器であるクラリネットという楽器について語られる。へえ〜、クラリネットといってもいろんな様式を持つものがあるのだな。そして、二つ目のブロックから、コンポステラのメンバーでもあったチューバの関島岳郎 (2001年3月24日、2005年12月20日、2009年7月29日、2011年12月28日)が加わり、篠田昌已について語られる。入場者には篠田の歩みを伝える資料も配られた。3つ目のパートはクレツマーからギリシャの音楽まで、個性的なクラリネット奏者が奏でる様々な演奏を映像を交えながら紹介。話は尽きないという感じで、トークは1時間強持たれた。
その後はライヴの巻で、自らの曲やコンポステラの曲を演奏する<近藤+ギターの八木橋恒治(2017年12月17日、2019年3月14日)>とクレズマー曲などもいくつも繰り出す<大熊+関島withこぐれみわぞう>、そして<全員>という3つの仕立ての実演が次々に披露される。それらは1時間半は超えていたはずだが、端折った曲もあるよう。いや密度的にも時間的にもとっても濃い出し物というしかない。そして、そこには広い音楽的視野、多大なクラリネット愛や篠田に対する敬愛も付帯していたのだから、これは胸がいっぱいになるではないか。ここには自在に音楽を享受できる歓び、胸を張って我が道を進む音楽家の素敵があった。
▶︎大熊ワタル
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-3.htm
https://43142.diarynote.jp/201012150816313582/
https://43142.diarynote.jp/?day=20120701
▶︎過去の、近藤哲平
http://43142.diarynote.jp/201603011023174338/
http://43142.diarynote.jp/201709261222472364/
https://43142.diarynote.jp/?day=20171217
https://43142.diarynote.jp/201903151046159191/
▶︎過去の、関島岳郎
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-3.htm
https://43142.diarynote.jp/200512231956580000/
https://43142.diarynote.jp/200908072230463452/
https://43142.diarynote.jp/201201061201449522/
▶︎過去の、八木橋恒治
https://43142.diarynote.jp/?day=20171217
https://43142.diarynote.jp/201903151046159191/
<今日の、楽器など>
実は、管楽器のなかでクラリネットという管楽器はぼくにとってそれほど興味を持てる楽器ではない。なめらか軽やかだとは滅法感じるのだが(この日、2人によって紹介されたクラリネット奏者はそうじゃない人が多かった)、テナー・サックスとかトロンボーンなんかに慣れた耳には音がぼくには軽すぎると思っていたのだ。だが、この晩の2人のクラリネット演奏に触れて、身軽に持ちながら吹けるクラリネットは身体の細い日本人にとってはより一体となって扱える楽器であり、場の空気と同化して泳げる感覚が強い楽器であると感じてしまった。それは、2人の演奏に好ましい哀愁やペーソスがあったためかも知らない。いっぽう、関島のチューバ音は“鉄板”。音色にいろいろな配慮があるように思える。フェンダーの古い箱モノを弾く八木橋は、最後の5人演奏の際もちゃんとギター音を入れていて感心。だって、リハなんてあってないようなものだろうに。その最後で弾いたソロもしかと耳に入ってきた。それから、こぐれみわぞうによるチンドン太鼓の音には耳惹かれた。いい音しているので、カスタム・メイドであるのかと聞いてみたら、自分で組んでいるものの、それぞれのブツ(平たく言えばシンバル系2、スネア系2)は販売されているものであるという。そのキット、10キロぐらいだそうで、それには驚く。もっと、軽いのかと思った。チンドン太鼓って金物系は右手で叩き、皮物系は左手で叩く。それ、ドラムと同じ。異なる文化圏や系統のもと形となった楽器であっても、変なところで共通点は出てくるものなのだなあと頷く。
まず、前半は大熊ワタル(2001年3月24日、2010年12月13日、2012年7月1日)と近藤哲平(2016年2月28日、2017年9月24日、2017年12月17日、2019年3月14日)のトーク。まず、お互いの持ち楽器であるクラリネットという楽器について語られる。へえ〜、クラリネットといってもいろんな様式を持つものがあるのだな。そして、二つ目のブロックから、コンポステラのメンバーでもあったチューバの関島岳郎 (2001年3月24日、2005年12月20日、2009年7月29日、2011年12月28日)が加わり、篠田昌已について語られる。入場者には篠田の歩みを伝える資料も配られた。3つ目のパートはクレツマーからギリシャの音楽まで、個性的なクラリネット奏者が奏でる様々な演奏を映像を交えながら紹介。話は尽きないという感じで、トークは1時間強持たれた。
その後はライヴの巻で、自らの曲やコンポステラの曲を演奏する<近藤+ギターの八木橋恒治(2017年12月17日、2019年3月14日)>とクレズマー曲などもいくつも繰り出す<大熊+関島withこぐれみわぞう>、そして<全員>という3つの仕立ての実演が次々に披露される。それらは1時間半は超えていたはずだが、端折った曲もあるよう。いや密度的にも時間的にもとっても濃い出し物というしかない。そして、そこには広い音楽的視野、多大なクラリネット愛や篠田に対する敬愛も付帯していたのだから、これは胸がいっぱいになるではないか。ここには自在に音楽を享受できる歓び、胸を張って我が道を進む音楽家の素敵があった。
▶︎大熊ワタル
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-3.htm
https://43142.diarynote.jp/201012150816313582/
https://43142.diarynote.jp/?day=20120701
▶︎過去の、近藤哲平
http://43142.diarynote.jp/201603011023174338/
http://43142.diarynote.jp/201709261222472364/
https://43142.diarynote.jp/?day=20171217
https://43142.diarynote.jp/201903151046159191/
▶︎過去の、関島岳郎
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-3.htm
https://43142.diarynote.jp/200512231956580000/
https://43142.diarynote.jp/200908072230463452/
https://43142.diarynote.jp/201201061201449522/
▶︎過去の、八木橋恒治
https://43142.diarynote.jp/?day=20171217
https://43142.diarynote.jp/201903151046159191/
<今日の、楽器など>
実は、管楽器のなかでクラリネットという管楽器はぼくにとってそれほど興味を持てる楽器ではない。なめらか軽やかだとは滅法感じるのだが(この日、2人によって紹介されたクラリネット奏者はそうじゃない人が多かった)、テナー・サックスとかトロンボーンなんかに慣れた耳には音がぼくには軽すぎると思っていたのだ。だが、この晩の2人のクラリネット演奏に触れて、身軽に持ちながら吹けるクラリネットは身体の細い日本人にとってはより一体となって扱える楽器であり、場の空気と同化して泳げる感覚が強い楽器であると感じてしまった。それは、2人の演奏に好ましい哀愁やペーソスがあったためかも知らない。いっぽう、関島のチューバ音は“鉄板”。音色にいろいろな配慮があるように思える。フェンダーの古い箱モノを弾く八木橋は、最後の5人演奏の際もちゃんとギター音を入れていて感心。だって、リハなんてあってないようなものだろうに。その最後で弾いたソロもしかと耳に入ってきた。それから、こぐれみわぞうによるチンドン太鼓の音には耳惹かれた。いい音しているので、カスタム・メイドであるのかと聞いてみたら、自分で組んでいるものの、それぞれのブツ(平たく言えばシンバル系2、スネア系2)は販売されているものであるという。そのキット、10キロぐらいだそうで、それには驚く。もっと、軽いのかと思った。チンドン太鼓って金物系は右手で叩き、皮物系は左手で叩く。それ、ドラムと同じ。異なる文化圏や系統のもと形となった楽器であっても、変なところで共通点は出てくるものなのだなあと頷く。
丸の内・コットンクラブで、今っぽい豪州出身の在英シンガー・ソングライター(2017年3月14日)のショウを見る。セカンド・ショウ。まず、ステージを見ておお。スカスカな感じでやった初来日時と異なり、いろんな楽器が置かれており、プロっぽい体制を整えてきているなと思えた。
キーボードを弾きながら歌うジョーダン・ラカイに加え、サポートは南ア出身のイムラーン・パレカー(左利きで、効いたコーラスもときにつける)、ベースのジョン・ハーヴェイ、ドラムのジム・マクレー、パーカッションのエルネスト・マリシャレスという陣容。サポート陣、けっこういける。ラカイのキーボード音も何気に達者で、バンド・サウンドは噛み合いよく、ときにファンキー。これは、インストでやっても、いい感じのUKジャズ・ファンクとして楽しめると思った。都会的なサウンドに、ラカイはほのかなソウルネスもはらむ歌をのせる訳だが、前回よりリヴァーヴはかけずに、等身大の自分を出しているように思えた。
▶︎過去の、ジョーダン・ラカイ
https://43142.diarynote.jp/201703161148366918/
<今日の、”エルボウ”様>
午前中に宿泊しているホテルで、チャールス・ロイド(2005年5月11日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日、2019年9月1日、2019年9月3日)にインタヴュー。イントキシケイト誌用、来年の新作リリースに合わせて露出されるので、記事が出るのはまだだいぶ先になるどろうけど。
ロビーにいたら、NYへ戻るジュリアン・ラージ(2005年8月21日、2009年6月24日、2011年7月20日、2017年2月1日)、2017年11月13日、2018年12月11日、2019年9月1日、2019年9月3日)が荷物を持って単身降りてきたので、言葉を交わす。彼とやることで自分の演奏がすごいことになっている、というのは本人も自覚するところ。聞けば、ちゃんと一緒にやるのは初めてながら、ロイドとは15歳ごろから顔見知りだそうな。次の彼の来日リーダー・ライヴは来年の3月で、その際は新作『Love Hurts』(Mack Avenue)に入っていたザ・バッド・プラス(2003年8月1〜2日、2004年5月13日、2005年8月29日、2008年2月20日、2011年3月9日、2013年11月20日、2014年10月31日)のドラマーのデイヴィッド・キングを同行させるそう。やったー。別れ際に、チャールズにいろいろ聞いてねとウィンク。彼もいいやつだなあ。
で、御大。奥さん(マネージャーもしているのかな)を伴って登場。うわあ、捌けた愛の人。もう興味深い話がたくさん聞けるとともに、金言だらけ。参りましたァ。話が面白すぎて、身を乗り出してインタヴューしたわけだが、これだけ生理的に直立不動な感じで取材をしたのはほんと久しぶり。B.B.キング、ボビー・ブルー・ブランド、サン・レコード、ザ・ビーチ・ボーイズとマイク・ラヴ(2014年3月28日)、ロビー・ロバートソン、デュエイン“ブラックバード”マックナイト(2002年7月28日、2009年9月5日、2011年1月22日、2013年4月12日、2015年4月12日、2016年11月29日、2017年4月8日、2019年4月30日)、ボブ・ディラン、ザキール・フセイン(2004年9月5日、2005年1月31日)、ミシェル・ペトルチアーニ(2012年8月7日、2016年4月10日、参照)、キース・ジャレット(2001年4月30日、2007年5月8日)、児山紀芳、中平穂積、ビリー・ホリデイ、ジェイソン・モラン(2007年1月16日、2007年1月17日、2008年4月6日、2013年1月6日、2015年1月20日、2015年1月21日、2017年4月11日、2018年1月24日)、ビル・フリゼール(2000年7月21日、2006年5月14日、2009年5月8日、2011年1月30日、2017年1月12日、2017年1月13日、2017年6月19日)、そしてジェラルド・クレイトン(2007年9月10日、2008年9月16日、2009年6月7日、2009年9月3日、2011年10月6日、2017年1月18日、2017年6月7日、2018年9月2日、2019年5月30日、2019年9月1日)やジュリアン・ラージら。これらは彼の話に出てきた名前(の抜粋)だが、それ以外の話もいろいろ出て、本当に広がりある、豊穣な言葉のやりとりができたと思う。至福。
それにしても、81歳の御大はほんとうに元気。オーケストラ使用をはじめやることになっているプロジェクトはいろいろ、先のフリー・スピリッツもニュー・カルテットも解散したわけではなく、続けて持っているとのこと。ヨガをしており、たまに魚を食べるもののベジタリアンだそう。本当は歌手になりたかった、とも彼は言っていたな。サンタ・バーバラとNYの両方に家を持ち、自由にやらせてくれるECMに25年いたものの、ブルーノートに移った決め手は、アプローチしてきたドン・ワズ(2013年2月15日、2019年6月12日、2019年6月13日、2019年6月14日)に原盤権が欲しいと言ったらあっさり認めたから。インタヴューが終わると、一緒に写真を撮ろうと言われ、光栄っす。もっともっと、好きになっちゃったよー。これ、今年のぼくの活動のハイライトとなる? テープ起こしって消耗するので、(原稿料との差し引きで)赤字になろうともぼくはそれを外注に出しているが、これは自分で起こそうかな。
ところで、ロイドは握手を避ける。彼は握手を求めると、いやいやこうするんだよと、肘を横に出す。そして、お互いの肘同士を当てる。それを両肘でやるとサークルになり、握手なんかより強いつながりとなるというようなことを、彼は言っていた。帰りにも、彼は肘を突き出してきた。
▶︎過去の、チャールス・ロイド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
https://43142.diarynote.jp/201909071014576603/
▶過去の、ジュリアン・ラージ
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/200906300951327850/
http://43142.diarynote.jp/201107230819362417/
http://43142.diarynote.jp/201702021523283237/
https://43142.diarynote.jp/201711141337544172/
https://43142.diarynote.jp/201812121252088734/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
https://43142.diarynote.jp/201909071014576603/
▶過去の、ザ・バッド・プラス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200405101355540000/
http://43142.diarynote.jp/200509011126570000/
http://43142.diarynote.jp/200802212249200000/
http://43142.diarynote.jp/201103171347055826/
http://43142.diarynote.jp/201311230757159421/
http://43142.diarynote.jp/201411101736494912/
▶︎過去の、マイク・ラヴ/ザ・ビーチ・ボーイズ
http://43142.diarynote.jp/201403291149242320/
▶過去の、ブラックバード・マックナイト
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm 触れていないが、フジ・ロック
http://43142.diarynote.jp/?day=20090905
http://43142.diarynote.jp/201102081256005311/
http://43142.diarynote.jp/201304150853287353/
http://43142.diarynote.jp/201504131109395934/
http://43142.diarynote.jp/201612011925201175/
https://43142.diarynote.jp/201704130838405526/
▶︎過去の、ザキール・フセイン
https://43142.diarynote.jp/200409050916440000/
https://43142.diarynote.jp/200502041825460000/
▶過去の、ミシェル・ペトルチアーニ
http://43142.diarynote.jp/201208091509447159/ 映画
https://43142.diarynote.jp/201604190912403018/ 追悼公演
▶過去の、キース・ジャレット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://43142.diarynote.jp/200705181807060000/
▶過去の、ジェイソン・モラン
http://43142.diarynote.jp/200701201417260000/
http://43142.diarynote.jp/200701201418210000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201501210901575140/
http://43142.diarynote.jp/201501220923108418/
http://43142.diarynote.jp/201704131639031673/
https://43142.diarynote.jp/201801251404591913/
▶過去の、ビル・フリゼール
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200605160543260000/
http://43142.diarynote.jp/200905101005501321/
http://43142.diarynote.jp/201102091715522875/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
http://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201706190940184750/
▶︎過去の、ドン・ワズ
http://43142.diarynote.jp/201302181044151204/
https://43142.diarynote.jp/201906151230594715/
https://43142.diarynote.jp/201906151238565701/
https://43142.diarynote.jp/201906151238565701/
キーボードを弾きながら歌うジョーダン・ラカイに加え、サポートは南ア出身のイムラーン・パレカー(左利きで、効いたコーラスもときにつける)、ベースのジョン・ハーヴェイ、ドラムのジム・マクレー、パーカッションのエルネスト・マリシャレスという陣容。サポート陣、けっこういける。ラカイのキーボード音も何気に達者で、バンド・サウンドは噛み合いよく、ときにファンキー。これは、インストでやっても、いい感じのUKジャズ・ファンクとして楽しめると思った。都会的なサウンドに、ラカイはほのかなソウルネスもはらむ歌をのせる訳だが、前回よりリヴァーヴはかけずに、等身大の自分を出しているように思えた。
▶︎過去の、ジョーダン・ラカイ
https://43142.diarynote.jp/201703161148366918/
<今日の、”エルボウ”様>
午前中に宿泊しているホテルで、チャールス・ロイド(2005年5月11日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日、2019年9月1日、2019年9月3日)にインタヴュー。イントキシケイト誌用、来年の新作リリースに合わせて露出されるので、記事が出るのはまだだいぶ先になるどろうけど。
ロビーにいたら、NYへ戻るジュリアン・ラージ(2005年8月21日、2009年6月24日、2011年7月20日、2017年2月1日)、2017年11月13日、2018年12月11日、2019年9月1日、2019年9月3日)が荷物を持って単身降りてきたので、言葉を交わす。彼とやることで自分の演奏がすごいことになっている、というのは本人も自覚するところ。聞けば、ちゃんと一緒にやるのは初めてながら、ロイドとは15歳ごろから顔見知りだそうな。次の彼の来日リーダー・ライヴは来年の3月で、その際は新作『Love Hurts』(Mack Avenue)に入っていたザ・バッド・プラス(2003年8月1〜2日、2004年5月13日、2005年8月29日、2008年2月20日、2011年3月9日、2013年11月20日、2014年10月31日)のドラマーのデイヴィッド・キングを同行させるそう。やったー。別れ際に、チャールズにいろいろ聞いてねとウィンク。彼もいいやつだなあ。
で、御大。奥さん(マネージャーもしているのかな)を伴って登場。うわあ、捌けた愛の人。もう興味深い話がたくさん聞けるとともに、金言だらけ。参りましたァ。話が面白すぎて、身を乗り出してインタヴューしたわけだが、これだけ生理的に直立不動な感じで取材をしたのはほんと久しぶり。B.B.キング、ボビー・ブルー・ブランド、サン・レコード、ザ・ビーチ・ボーイズとマイク・ラヴ(2014年3月28日)、ロビー・ロバートソン、デュエイン“ブラックバード”マックナイト(2002年7月28日、2009年9月5日、2011年1月22日、2013年4月12日、2015年4月12日、2016年11月29日、2017年4月8日、2019年4月30日)、ボブ・ディラン、ザキール・フセイン(2004年9月5日、2005年1月31日)、ミシェル・ペトルチアーニ(2012年8月7日、2016年4月10日、参照)、キース・ジャレット(2001年4月30日、2007年5月8日)、児山紀芳、中平穂積、ビリー・ホリデイ、ジェイソン・モラン(2007年1月16日、2007年1月17日、2008年4月6日、2013年1月6日、2015年1月20日、2015年1月21日、2017年4月11日、2018年1月24日)、ビル・フリゼール(2000年7月21日、2006年5月14日、2009年5月8日、2011年1月30日、2017年1月12日、2017年1月13日、2017年6月19日)、そしてジェラルド・クレイトン(2007年9月10日、2008年9月16日、2009年6月7日、2009年9月3日、2011年10月6日、2017年1月18日、2017年6月7日、2018年9月2日、2019年5月30日、2019年9月1日)やジュリアン・ラージら。これらは彼の話に出てきた名前(の抜粋)だが、それ以外の話もいろいろ出て、本当に広がりある、豊穣な言葉のやりとりができたと思う。至福。
それにしても、81歳の御大はほんとうに元気。オーケストラ使用をはじめやることになっているプロジェクトはいろいろ、先のフリー・スピリッツもニュー・カルテットも解散したわけではなく、続けて持っているとのこと。ヨガをしており、たまに魚を食べるもののベジタリアンだそう。本当は歌手になりたかった、とも彼は言っていたな。サンタ・バーバラとNYの両方に家を持ち、自由にやらせてくれるECMに25年いたものの、ブルーノートに移った決め手は、アプローチしてきたドン・ワズ(2013年2月15日、2019年6月12日、2019年6月13日、2019年6月14日)に原盤権が欲しいと言ったらあっさり認めたから。インタヴューが終わると、一緒に写真を撮ろうと言われ、光栄っす。もっともっと、好きになっちゃったよー。これ、今年のぼくの活動のハイライトとなる? テープ起こしって消耗するので、(原稿料との差し引きで)赤字になろうともぼくはそれを外注に出しているが、これは自分で起こそうかな。
ところで、ロイドは握手を避ける。彼は握手を求めると、いやいやこうするんだよと、肘を横に出す。そして、お互いの肘同士を当てる。それを両肘でやるとサークルになり、握手なんかより強いつながりとなるというようなことを、彼は言っていた。帰りにも、彼は肘を突き出してきた。
▶︎過去の、チャールス・ロイド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
https://43142.diarynote.jp/201909071014576603/
▶過去の、ジュリアン・ラージ
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/200906300951327850/
http://43142.diarynote.jp/201107230819362417/
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https://43142.diarynote.jp/201711141337544172/
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https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
https://43142.diarynote.jp/201909071014576603/
▶過去の、ザ・バッド・プラス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200405101355540000/
http://43142.diarynote.jp/200509011126570000/
http://43142.diarynote.jp/200802212249200000/
http://43142.diarynote.jp/201103171347055826/
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http://43142.diarynote.jp/201411101736494912/
▶︎過去の、マイク・ラヴ/ザ・ビーチ・ボーイズ
http://43142.diarynote.jp/201403291149242320/
▶過去の、ブラックバード・マックナイト
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm 触れていないが、フジ・ロック
http://43142.diarynote.jp/?day=20090905
http://43142.diarynote.jp/201102081256005311/
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http://43142.diarynote.jp/201504131109395934/
http://43142.diarynote.jp/201612011925201175/
https://43142.diarynote.jp/201704130838405526/
▶︎過去の、ザキール・フセイン
https://43142.diarynote.jp/200409050916440000/
https://43142.diarynote.jp/200502041825460000/
▶過去の、ミシェル・ペトルチアーニ
http://43142.diarynote.jp/201208091509447159/ 映画
https://43142.diarynote.jp/201604190912403018/ 追悼公演
▶過去の、キース・ジャレット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://43142.diarynote.jp/200705181807060000/
▶過去の、ジェイソン・モラン
http://43142.diarynote.jp/200701201417260000/
http://43142.diarynote.jp/200701201418210000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
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http://43142.diarynote.jp/201501220923108418/
http://43142.diarynote.jp/201704131639031673/
https://43142.diarynote.jp/201801251404591913/
▶過去の、ビル・フリゼール
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200605160543260000/
http://43142.diarynote.jp/200905101005501321/
http://43142.diarynote.jp/201102091715522875/
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http://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201706190940184750/
▶︎過去の、ドン・ワズ
http://43142.diarynote.jp/201302181044151204/
https://43142.diarynote.jp/201906151230594715/
https://43142.diarynote.jp/201906151238565701/
https://43142.diarynote.jp/201906151238565701/
チャールズ・ロイド“キンドレット・スピリッツ”
2019年9月3日 音楽 南青山・ブルーノート東京、セカンド・ショウ。チャールズ・ロイド(2005年5月11日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日、2019年9月2日)。ピアノのジェラルド・クレイトン(2007年9月10日、2008年9月16日、2009年6月7日、2009年9月3日、2011年10月6日、2017年1月18日、2017年6月7日、2018年9月2日、2019年5月30日、2019年9月2日)。エレクトリック・ギターのジュリアン・ラージ(2005年8月21日、2009年6月24日、2011年7月20日、2017年2月1日)、2017年11月13日、2018年12月11日、2019年9月2日)。ベースのルーベン・ロジャース (2005年5月11日、2008年9月22日、2009年4月21日、2011年11月15日、2013年1月6日、2014年5月15日、2016年2月18日、2017年1月12日、2017年1月13日、2019年9月2日)。ドラムのエリック・ハーランド(2005年5月11日、2007年10月3日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日、2019年9月2日)。なお、そのグループ名は親密な博愛関係を示す。
しかし、近くで見ると、やっぱり行われていることに対する理解度が飛躍するなあ。いやあ、リズム・セクション音も微細に機微をつかめ、いいなあと頷くことしきり。そして、このセットはあんまりまったり行かず、基本的に軽やかというか羽を持つ“開放形”の曲が多かった。アンコールには2回応え、2時間近くやったんじゃないか。後日、当人はやはり気分が乗る乗らないはあると言っていた。実はアンコールをやらなかったショウもあったらしい。
▶︎過去の、チャールス・ロイド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
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http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
▶過去の、ジェラルド・クレイトン
http://43142.diarynote.jp/200709171108570000/
http://43142.diarynote.jp/200809171409066704/
http://43142.diarynote.jp/200906091637138003/
http://43142.diarynote.jp/200909120646397236/
http://43142.diarynote.jp/201110091258307349/
http://43142.diarynote.jp/?day=20170118
http://43142.diarynote.jp/201706081034584863/
https://43142.diarynote.jp/201809071509481583/
https://43142.diarynote.jp/201905310800294940/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
▶過去の、ジュリアン・ラージ
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/200906300951327850/
http://43142.diarynote.jp/201107230819362417/
http://43142.diarynote.jp/201702021523283237/
https://43142.diarynote.jp/201711141337544172/
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https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
▶過去の、ルーベン・ロジャース
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200809240100515549/
http://43142.diarynote.jp/200904221307055009/
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https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
▶過去の、エリック・ハーランド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20071003
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
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https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
▶過去の、ビル・フリゼール
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200605160543260000/
http://43142.diarynote.jp/200905101005501321/
http://43142.diarynote.jp/201102091715522875/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
http://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201706190940184750/
https://43142.diarynote.jp/201906110953249486/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
<今日の、好漢>
ロイドのライヴは、ポーランド人ベーシストのヴォイテク・マゾレフスキ(2016年9月19日、2019年9月2日)と一緒に見る。飲むの好きと聞くと、「もちろん。だって、ミュージシャンだもん」と胸に手を添えた彼は、日本酒派。とってもパフォーマンスに示唆を受けたよう。終わったあと、同行のヴォイテクの彼女が行きたがったバー〜もといクラブ仕様がとられていた〜に一緒に流れる。店では中古アナログが売られていて、そのなかにあったドン・チェリーの『Symphony for Improvisers』(Blue Note、1966年)とザ・アート・アンサブブル・オブ・シカゴの『Bap-Tizum』(Atlantic,1972年)を見つけ、その2枚を差し出し、どっち好きと問うたら、マゾレフスキは迷わずチェリー作を取る。と、思ったら、7000円の値付けがされていたそれを即買う。おお。後日、日本を離れるマゾレフスキからぼくあてのCDと靴下のプレゼントを託されたという連絡を大使館の方から受ける。うれしいなあ。また、ソウル・メイトができた。
▶︎過去の、ヴォイテク・マゾレフスキ
https://43142.diarynote.jp/201609211101391997/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
しかし、近くで見ると、やっぱり行われていることに対する理解度が飛躍するなあ。いやあ、リズム・セクション音も微細に機微をつかめ、いいなあと頷くことしきり。そして、このセットはあんまりまったり行かず、基本的に軽やかというか羽を持つ“開放形”の曲が多かった。アンコールには2回応え、2時間近くやったんじゃないか。後日、当人はやはり気分が乗る乗らないはあると言っていた。実はアンコールをやらなかったショウもあったらしい。
▶︎過去の、チャールス・ロイド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
▶過去の、ジェラルド・クレイトン
http://43142.diarynote.jp/200709171108570000/
http://43142.diarynote.jp/200809171409066704/
http://43142.diarynote.jp/200906091637138003/
http://43142.diarynote.jp/200909120646397236/
http://43142.diarynote.jp/201110091258307349/
http://43142.diarynote.jp/?day=20170118
http://43142.diarynote.jp/201706081034584863/
https://43142.diarynote.jp/201809071509481583/
https://43142.diarynote.jp/201905310800294940/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
▶過去の、ジュリアン・ラージ
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http://43142.diarynote.jp/200906300951327850/
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▶過去の、ルーベン・ロジャース
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200809240100515549/
http://43142.diarynote.jp/200904221307055009/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201405171309186867/
http://43142.diarynote.jp/201602191120219620/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
▶過去の、エリック・ハーランド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20071003
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http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
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https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
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▶過去の、ビル・フリゼール
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200605160543260000/
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http://43142.diarynote.jp/201102091715522875/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
http://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201706190940184750/
https://43142.diarynote.jp/201906110953249486/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
<今日の、好漢>
ロイドのライヴは、ポーランド人ベーシストのヴォイテク・マゾレフスキ(2016年9月19日、2019年9月2日)と一緒に見る。飲むの好きと聞くと、「もちろん。だって、ミュージシャンだもん」と胸に手を添えた彼は、日本酒派。とってもパフォーマンスに示唆を受けたよう。終わったあと、同行のヴォイテクの彼女が行きたがったバー〜もといクラブ仕様がとられていた〜に一緒に流れる。店では中古アナログが売られていて、そのなかにあったドン・チェリーの『Symphony for Improvisers』(Blue Note、1966年)とザ・アート・アンサブブル・オブ・シカゴの『Bap-Tizum』(Atlantic,1972年)を見つけ、その2枚を差し出し、どっち好きと問うたら、マゾレフスキは迷わずチェリー作を取る。と、思ったら、7000円の値付けがされていたそれを即買う。おお。後日、日本を離れるマゾレフスキからぼくあてのCDと靴下のプレゼントを託されたという連絡を大使館の方から受ける。うれしいなあ。また、ソウル・メイトができた。
▶︎過去の、ヴォイテク・マゾレフスキ
https://43142.diarynote.jp/201609211101391997/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
2日めの日曜日、NHKホール。(上の日付は9月2日になっているが、1日です)
*チャールス・ロイド "Kindred Spirits"
名実ともに大テナー奏者のチャールズ・ロイド(2005年5月11日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日)の公演は、新グループであるキンドレッド・スピリッツを伴ってのもの。それ、ずっと起用しているベースのルーベン・ロジャース (2005年5月11日、2008年9月22日、2009年4月21日、2011年11月15日、2013年1月6日、2014年5月15日、2016年2月18日、2017年1月12日、2017年1月13日)とドラムのエリック・ハーランド(2005年5月11日、2007年10月3日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日)のリズム隊は留任。そして、直近のワーキング・バンドはピアノレスだったが、今回はピアノのジェラルド・クレイトン(2007年9月10日、2008年9月16日、2009年6月7日、2009年9月3日、2011年10月6日、2017年1月18日、2017年6月7日、2018年9月2日、2019年5月30日。彼はロイドの2015年ブルーノート移籍初作に入っていた)を擁し、さらにビル・フリゼール(2000年7月21日、2006年5月14日、2009年5月8日、2011年1月30日、2017年1月12日、2017年1月13日、2017年6月19日、2019年6月10日)と入れ替わる形でエレクトリック・ギターのジュリアン・ラージ(2005年8月21日、2009年6月24日、2011年7月20日、2017年2月1日)、2017年11月13日、2018年12月11日)が入ったという顔ぶれなり。
実はこの編成によるライヴ・レコーディングを、ブルーノート発の新作としてロイドは終えていて、もう重なりの妙はかなり開発されていると言えそう。同作収録曲は4曲で、一番長い曲は21分で、短い曲は9分代。ペダル・スティール奏者や一部シンガーを起用して“アメリカーナ”調路線に臨んだザ・マーヴェルズと比すなら、もっとジャズにフォーカスしていて旧路線にまた戻ったという印象を持たせるか。だから、フリゼールに次ぐアメリカーナ・ジャズのギター路線をとると書けなくもないラージももういろんな弾き方のもと、ここではソロの際ごんごん攻める。うわー、近年の彼の音しか聞いていないと、それにはちょっと驚くのではないか。また、クレイトンもぼくが触れた演奏の中では、一番才気走った指さばきを出していた。リーダーにより、人は変わる。そういえば、ザ・マーヴェルズではエレクトリック・ベースも手にしていたロジャースだが、ここではすべてダブル・ベースを弾く。と、書くと、すごい切れたジャズに思われるかもしれないが、(そういう面もあるものの)しっとり目のバラードがあったり、ロイド調演歌と言いたくなるようなメロディ使いの曲があったりして、一概にそうは言えないのは面白いところ。この木曜日にロイドにインタヴューした際には、いろんなことを聞けそうだ。
それから、長身のロイドは遠目にも目を引き、格好良かった。
▶︎過去の、チャールス・ロイド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
▶過去の、ジェラルド・クレイトン
http://43142.diarynote.jp/200709171108570000/
http://43142.diarynote.jp/200809171409066704/
http://43142.diarynote.jp/200906091637138003/
http://43142.diarynote.jp/200909120646397236/
http://43142.diarynote.jp/201110091258307349/
http://43142.diarynote.jp/?day=20170118
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https://43142.diarynote.jp/201809071509481583/
https://43142.diarynote.jp/201905310800294940/
▶過去の、ジュリアン・ラージ
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/200906300951327850/
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https://43142.diarynote.jp/201812121252088734/
▶過去の、ルーベン・ロジャース
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200809240100515549/
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http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
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https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
▶過去の、エリック・ハーランド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20071003
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
▶過去の、ビル・フリゼール
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200605160543260000/
http://43142.diarynote.jp/200905101005501321/
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https://43142.diarynote.jp/201906110953249486/
*カマシ・ワシントン
おお、リズム隊の3人は後ろの高い段に位置し、広いステージにおいて見栄えがするなあ。
テナー・サックスのカマシ・ワシントン(2014年5月28日、2015年10月31日、2016年12月6日、2018年8月19日)のショウは、お父さんであるフルートとソプラノ・サックスのリッキー・ワシントン(2016年12月6日)、トロンボーンのライアン・ポーター(2015年10月31日、2016年12月6日、2018年8月19日)、キーボードのBIGYUKI(2016年11月20日、2019年1月19日、2019年7月24日)、ベースのマイルス・モズレー(2015年10月31日、2016年12月6日、2018年8月19日)、ドラムのロナルド・ブルーナー・ジュニア(2009年9月15日、2014年9月10日、2015年9月30日、2015年10月31日、2016年4月5日、2016年5月20日、2016年12月6日、2018年8月19日)とトニー・オースティン(2015年10月31日、2016年12月6日、2018年8月19日)、ヴォーカルのパトリス・クイン(2015年10月31日、2016年12月6日、2018年8月19日)の計8人がステージに立つ。新加入のBIGYUKI以外はずっと同じ顔ぶれで続いているのだな。ワシントンたちと違いNY在住の彼はどういう経緯で加わったのか。この1月に彼にインタヴューしたときに、LAで作られる音楽はつまらないものが多いがブレインフィーダー系は気になる、と言ってもいたけど。
まず、改めて思ったのは、ツイン・ドラムでことにあたるのがうれしい。それに、やはり笑顔の定石超えを抱えるモズレーのベースが入ると、耳を引く。それに比するとフロントに立つ菅や歌声は少しフツーなのがもどかしいが、ジャズの形を取りつつもソロを純粋に披露すればいいという思考からは少し離れた温故知新総花的活劇表現を送り出すことをワシントンは目標としているとぼくには思えるので、過剰に弱点とは思わないが。BIGYUKIの参加は大正解、音色も与える異化作用的刺激も広がっていい感じだった。
▶︎過去の、カマシ・ワシントン
http://43142.diarynote.jp/?day=20140528
http://43142.diarynote.jp/201511040742444324/
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
https://43142.diarynote.jp/201808211635045064/
▶︎過去の、リッキー・ワシントン
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
▶︎過去の、ライアン・ポーター
http://43142.diarynote.jp/201511040742444324/
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
https://43142.diarynote.jp/201808211635045064/
▶︎過去の、BIGYUKI
https://43142.diarynote.jp/201611211717002386/
https://43142.diarynote.jp/201901221615346185/
https://43142.diarynote.jp/201907250901144536/
▶︎過去の、のマイルス・モズレー
http://43142.diarynote.jp/201511040742444324/
https://43142.diarynote.jp/201604060850393487/
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
https://43142.diarynote.jp/201808211635045064/
▶過去の、ロナルド・ブルーナーJr.
http://43142.diarynote.jp/200909181206531984/
http://43142.diarynote.jp/201409111424501752/
http://43142.diarynote.jp/201510021221454336/
http://43142.diarynote.jp/201511040742444324/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160520
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
https://43142.diarynote.jp/201808211635045064/
▶︎過去の、トニー・オースティン
http://43142.diarynote.jp/201511040742444324/
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
https://43142.diarynote.jp/201808211635045064/
▶︎過去の、パトリス・クイン
http://43142.diarynote.jp/201511040742444324/
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
https://43142.diarynote.jp/201808211635045064/
*スナーキー・パピー
フュージョンという傾向にある表現のなか今もっとも思慮深いことをやっているスナーキー・パピー(2016年6月16日、2016年6月17日、2017年4月18日)の今回の来日メンバーは、ベースのマイケル・リーグ(2016年6月16日、2016年6月17日、2017年4月18日、2018年10月10日)、テナー・サックスとフルートのクリス・ブロック、トランペットのジャスティン・スタントン、キーボードとトランペットのマイク"Maz"マーハー、キーボードのビル・ローレンスとボビー・スパークス、ギターのボブ・ランゼッティ、ドラムのジェイムソン・ロス、パーカッションのマルセロ・ウォロースキ(アルゼンチン出身)という顔ぶれ。リーグは何人も重複するメンバーを抱えていて、ローテーション性のもとライヴやツアーにあたる。だから、日本人とはいえ小川慶太(2014年8月3日、2016年1月19日、2017年4月18日、2017年12月11日、2018年4月4日、2018年10月10日)は今回の東京ジャズ公演には同行していない。とはいえ、来週にはチリ出身のシンガー・ソングライター/ギタリストの公演で同行するが。
ともあれ、この顔ぶれゆえに、この曲/この構成というのを、マイケル・リーグが周到に考え実演にあたっているのがよくわかるライヴだった。ときにだまし絵ぽく巧みに曲の流れのなかに各奏者の質の高いソロを散らしていく。結構、彼のPCには映画の絵コンテのような構成表がきっちりと置かれているはずだ。ビル・ローレンス(2016年6月16日、2017年6月12日)に比べるとボビー・スパークス(2007年12月13日、2012年12月5日、2016年1月25日、2016年10月11日、2017年4月18日、2018年12月5日)、は地味だなあと思っていたら、クローザーでスパークスはソロで大フィーチャーされた。そのキーボード音はまるでギターだった。
▶︎過去の、スナーキー・パピー
http://43142.diarynote.jp/201606171730294884/
http://43142.diarynote.jp/201606201007017702/
http://43142.diarynote.jp/201704200801169451/
▶︎過去の、マイケル・リーグ
http://43142.diarynote.jp/201606171730294884/
http://43142.diarynote.jp/201606201007017702/
http://43142.diarynote.jp/201704200801169451/
https://43142.diarynote.jp/?day=20181010
▶︎過去の、スナーキー・パピー/マイケル・リーグ
http://43142.diarynote.jp/201606171730294884/
https://43142.diarynote.jp/201706130913351348/
▶過去の、ボビー・スパークス
http://43142.diarynote.jp/?day=20071213
http://43142.diarynote.jp/?day=20121205
http://43142.diarynote.jp/201601260728484520/
http://43142.diarynote.jp/?day=20161011
https://43142.diarynote.jp/201704200801169451/
▶過去の、小川慶太
http://43142.diarynote.jp/201408061110256933/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160119
http://43142.diarynote.jp/201704200801169451/
http://43142.diarynote.jp/201712121324481276/
http://43142.diarynote.jp/201804051207119119/
https://43142.diarynote.jp/201810170924585002/
https://43142.diarynote.jp/?day=20181117
https://43142.diarynote.jp/201812081039071230/
<翌日の、ナイス・ガイ>
蒸し暑いが雨の心配もなく、NHKホール前の公園の大通りも盛況。昼の部と夜の部の間にあった、ポーランドから来たヴォイテク・マゾレフスキ・クインテット(2016年9月19日 )の野外ステージ公演を見に行ったら、ものすごい人が集まっていてびっくり。3年の時間をかけてメンバーをあつめ、2011年から不動の2管編成のカルテットで続けられているが、メンバーは不動。ただし、今回テナー・サックス奏者は代役らしい。それ、その事実を聞かないとわからないが。エネルギーある、今のジャズ・コンボを率いるベーシストのヴォイテク・マゾレフスキには翌日インタヴューしたが、すごい好漢(格好もよく、若いときのスティング〜2000年10月16日〜とも重なるかも)で意気投合? →明日のチャールズ・ロイド公演を一緒に見にいくことになった。彼らの4作めとなる、今年12月に出る予定の『When Angles Fall』は同国の先鋭ジャズ・ピアニストであり、ロマン・ポランスキーの「ローズマリーの赤ちゃん」他数々の映画音楽を担当しているクシシュトフ・コメダ(1931〜69年)の楽曲集。通常はオリジナル曲をやっていきたいところ、やはり偉大な先達の才を掲げたアルバムを作らなきゃとなったという。それ、スラブ民族的な哀愁感やペーソスを持つメロディと今を生きるジャズ・マンの技と矜持が噛み合った好盤だ。
▶︎過去の、ヴォイテク・マゾレフスキ・クインテット
https://43142.diarynote.jp/201609211101391997/
▶︎過去の、スティング
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm
*チャールス・ロイド "Kindred Spirits"
名実ともに大テナー奏者のチャールズ・ロイド(2005年5月11日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日)の公演は、新グループであるキンドレッド・スピリッツを伴ってのもの。それ、ずっと起用しているベースのルーベン・ロジャース (2005年5月11日、2008年9月22日、2009年4月21日、2011年11月15日、2013年1月6日、2014年5月15日、2016年2月18日、2017年1月12日、2017年1月13日)とドラムのエリック・ハーランド(2005年5月11日、2007年10月3日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日)のリズム隊は留任。そして、直近のワーキング・バンドはピアノレスだったが、今回はピアノのジェラルド・クレイトン(2007年9月10日、2008年9月16日、2009年6月7日、2009年9月3日、2011年10月6日、2017年1月18日、2017年6月7日、2018年9月2日、2019年5月30日。彼はロイドの2015年ブルーノート移籍初作に入っていた)を擁し、さらにビル・フリゼール(2000年7月21日、2006年5月14日、2009年5月8日、2011年1月30日、2017年1月12日、2017年1月13日、2017年6月19日、2019年6月10日)と入れ替わる形でエレクトリック・ギターのジュリアン・ラージ(2005年8月21日、2009年6月24日、2011年7月20日、2017年2月1日)、2017年11月13日、2018年12月11日)が入ったという顔ぶれなり。
実はこの編成によるライヴ・レコーディングを、ブルーノート発の新作としてロイドは終えていて、もう重なりの妙はかなり開発されていると言えそう。同作収録曲は4曲で、一番長い曲は21分で、短い曲は9分代。ペダル・スティール奏者や一部シンガーを起用して“アメリカーナ”調路線に臨んだザ・マーヴェルズと比すなら、もっとジャズにフォーカスしていて旧路線にまた戻ったという印象を持たせるか。だから、フリゼールに次ぐアメリカーナ・ジャズのギター路線をとると書けなくもないラージももういろんな弾き方のもと、ここではソロの際ごんごん攻める。うわー、近年の彼の音しか聞いていないと、それにはちょっと驚くのではないか。また、クレイトンもぼくが触れた演奏の中では、一番才気走った指さばきを出していた。リーダーにより、人は変わる。そういえば、ザ・マーヴェルズではエレクトリック・ベースも手にしていたロジャースだが、ここではすべてダブル・ベースを弾く。と、書くと、すごい切れたジャズに思われるかもしれないが、(そういう面もあるものの)しっとり目のバラードがあったり、ロイド調演歌と言いたくなるようなメロディ使いの曲があったりして、一概にそうは言えないのは面白いところ。この木曜日にロイドにインタヴューした際には、いろんなことを聞けそうだ。
それから、長身のロイドは遠目にも目を引き、格好良かった。
▶︎過去の、チャールス・ロイド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
▶過去の、ジェラルド・クレイトン
http://43142.diarynote.jp/200709171108570000/
http://43142.diarynote.jp/200809171409066704/
http://43142.diarynote.jp/200906091637138003/
http://43142.diarynote.jp/200909120646397236/
http://43142.diarynote.jp/201110091258307349/
http://43142.diarynote.jp/?day=20170118
http://43142.diarynote.jp/201706081034584863/
https://43142.diarynote.jp/201809071509481583/
https://43142.diarynote.jp/201905310800294940/
▶過去の、ジュリアン・ラージ
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/200906300951327850/
http://43142.diarynote.jp/201107230819362417/
http://43142.diarynote.jp/201702021523283237/
https://43142.diarynote.jp/201711141337544172/
https://43142.diarynote.jp/201812121252088734/
▶過去の、ルーベン・ロジャース
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200809240100515549/
http://43142.diarynote.jp/200904221307055009/
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https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
▶過去の、エリック・ハーランド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20071003
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
▶過去の、ビル・フリゼール
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200605160543260000/
http://43142.diarynote.jp/200905101005501321/
http://43142.diarynote.jp/201102091715522875/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
http://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201706190940184750/
https://43142.diarynote.jp/201906110953249486/
*カマシ・ワシントン
おお、リズム隊の3人は後ろの高い段に位置し、広いステージにおいて見栄えがするなあ。
テナー・サックスのカマシ・ワシントン(2014年5月28日、2015年10月31日、2016年12月6日、2018年8月19日)のショウは、お父さんであるフルートとソプラノ・サックスのリッキー・ワシントン(2016年12月6日)、トロンボーンのライアン・ポーター(2015年10月31日、2016年12月6日、2018年8月19日)、キーボードのBIGYUKI(2016年11月20日、2019年1月19日、2019年7月24日)、ベースのマイルス・モズレー(2015年10月31日、2016年12月6日、2018年8月19日)、ドラムのロナルド・ブルーナー・ジュニア(2009年9月15日、2014年9月10日、2015年9月30日、2015年10月31日、2016年4月5日、2016年5月20日、2016年12月6日、2018年8月19日)とトニー・オースティン(2015年10月31日、2016年12月6日、2018年8月19日)、ヴォーカルのパトリス・クイン(2015年10月31日、2016年12月6日、2018年8月19日)の計8人がステージに立つ。新加入のBIGYUKI以外はずっと同じ顔ぶれで続いているのだな。ワシントンたちと違いNY在住の彼はどういう経緯で加わったのか。この1月に彼にインタヴューしたときに、LAで作られる音楽はつまらないものが多いがブレインフィーダー系は気になる、と言ってもいたけど。
まず、改めて思ったのは、ツイン・ドラムでことにあたるのがうれしい。それに、やはり笑顔の定石超えを抱えるモズレーのベースが入ると、耳を引く。それに比するとフロントに立つ菅や歌声は少しフツーなのがもどかしいが、ジャズの形を取りつつもソロを純粋に披露すればいいという思考からは少し離れた温故知新総花的活劇表現を送り出すことをワシントンは目標としているとぼくには思えるので、過剰に弱点とは思わないが。BIGYUKIの参加は大正解、音色も与える異化作用的刺激も広がっていい感じだった。
▶︎過去の、カマシ・ワシントン
http://43142.diarynote.jp/?day=20140528
http://43142.diarynote.jp/201511040742444324/
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▶︎過去の、リッキー・ワシントン
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▶︎過去の、ライアン・ポーター
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▶︎過去の、BIGYUKI
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https://43142.diarynote.jp/201901221615346185/
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▶︎過去の、のマイルス・モズレー
http://43142.diarynote.jp/201511040742444324/
https://43142.diarynote.jp/201604060850393487/
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
https://43142.diarynote.jp/201808211635045064/
▶過去の、ロナルド・ブルーナーJr.
http://43142.diarynote.jp/200909181206531984/
http://43142.diarynote.jp/201409111424501752/
http://43142.diarynote.jp/201510021221454336/
http://43142.diarynote.jp/201511040742444324/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160520
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
https://43142.diarynote.jp/201808211635045064/
▶︎過去の、トニー・オースティン
http://43142.diarynote.jp/201511040742444324/
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
https://43142.diarynote.jp/201808211635045064/
▶︎過去の、パトリス・クイン
http://43142.diarynote.jp/201511040742444324/
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
https://43142.diarynote.jp/201808211635045064/
*スナーキー・パピー
フュージョンという傾向にある表現のなか今もっとも思慮深いことをやっているスナーキー・パピー(2016年6月16日、2016年6月17日、2017年4月18日)の今回の来日メンバーは、ベースのマイケル・リーグ(2016年6月16日、2016年6月17日、2017年4月18日、2018年10月10日)、テナー・サックスとフルートのクリス・ブロック、トランペットのジャスティン・スタントン、キーボードとトランペットのマイク"Maz"マーハー、キーボードのビル・ローレンスとボビー・スパークス、ギターのボブ・ランゼッティ、ドラムのジェイムソン・ロス、パーカッションのマルセロ・ウォロースキ(アルゼンチン出身)という顔ぶれ。リーグは何人も重複するメンバーを抱えていて、ローテーション性のもとライヴやツアーにあたる。だから、日本人とはいえ小川慶太(2014年8月3日、2016年1月19日、2017年4月18日、2017年12月11日、2018年4月4日、2018年10月10日)は今回の東京ジャズ公演には同行していない。とはいえ、来週にはチリ出身のシンガー・ソングライター/ギタリストの公演で同行するが。
ともあれ、この顔ぶれゆえに、この曲/この構成というのを、マイケル・リーグが周到に考え実演にあたっているのがよくわかるライヴだった。ときにだまし絵ぽく巧みに曲の流れのなかに各奏者の質の高いソロを散らしていく。結構、彼のPCには映画の絵コンテのような構成表がきっちりと置かれているはずだ。ビル・ローレンス(2016年6月16日、2017年6月12日)に比べるとボビー・スパークス(2007年12月13日、2012年12月5日、2016年1月25日、2016年10月11日、2017年4月18日、2018年12月5日)、は地味だなあと思っていたら、クローザーでスパークスはソロで大フィーチャーされた。そのキーボード音はまるでギターだった。
▶︎過去の、スナーキー・パピー
http://43142.diarynote.jp/201606171730294884/
http://43142.diarynote.jp/201606201007017702/
http://43142.diarynote.jp/201704200801169451/
▶︎過去の、マイケル・リーグ
http://43142.diarynote.jp/201606171730294884/
http://43142.diarynote.jp/201606201007017702/
http://43142.diarynote.jp/201704200801169451/
https://43142.diarynote.jp/?day=20181010
▶︎過去の、スナーキー・パピー/マイケル・リーグ
http://43142.diarynote.jp/201606171730294884/
https://43142.diarynote.jp/201706130913351348/
▶過去の、ボビー・スパークス
http://43142.diarynote.jp/?day=20071213
http://43142.diarynote.jp/?day=20121205
http://43142.diarynote.jp/201601260728484520/
http://43142.diarynote.jp/?day=20161011
https://43142.diarynote.jp/201704200801169451/
▶過去の、小川慶太
http://43142.diarynote.jp/201408061110256933/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160119
http://43142.diarynote.jp/201704200801169451/
http://43142.diarynote.jp/201712121324481276/
http://43142.diarynote.jp/201804051207119119/
https://43142.diarynote.jp/201810170924585002/
https://43142.diarynote.jp/?day=20181117
https://43142.diarynote.jp/201812081039071230/
<翌日の、ナイス・ガイ>
蒸し暑いが雨の心配もなく、NHKホール前の公園の大通りも盛況。昼の部と夜の部の間にあった、ポーランドから来たヴォイテク・マゾレフスキ・クインテット(2016年9月19日 )の野外ステージ公演を見に行ったら、ものすごい人が集まっていてびっくり。3年の時間をかけてメンバーをあつめ、2011年から不動の2管編成のカルテットで続けられているが、メンバーは不動。ただし、今回テナー・サックス奏者は代役らしい。それ、その事実を聞かないとわからないが。エネルギーある、今のジャズ・コンボを率いるベーシストのヴォイテク・マゾレフスキには翌日インタヴューしたが、すごい好漢(格好もよく、若いときのスティング〜2000年10月16日〜とも重なるかも)で意気投合? →明日のチャールズ・ロイド公演を一緒に見にいくことになった。彼らの4作めとなる、今年12月に出る予定の『When Angles Fall』は同国の先鋭ジャズ・ピアニストであり、ロマン・ポランスキーの「ローズマリーの赤ちゃん」他数々の映画音楽を担当しているクシシュトフ・コメダ(1931〜69年)の楽曲集。通常はオリジナル曲をやっていきたいところ、やはり偉大な先達の才を掲げたアルバムを作らなきゃとなったという。それ、スラブ民族的な哀愁感やペーソスを持つメロディと今を生きるジャズ・マンの技と矜持が噛み合った好盤だ。
▶︎過去の、ヴォイテク・マゾレフスキ・クインテット
https://43142.diarynote.jp/201609211101391997/
▶︎過去の、スティング
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm
ザ・ウェイト・バンド・ウィズ・ポール・バレル&フレッド・タケット。東京ジャズ
2019年8月31日 音楽 まず、六本木・ビルボードライヴ東京(ファースト・ショウ)で、渋〜い滋味アメリカン・ロックの抗しがたい襞に触れる。え〜ん、うれしかったよー。
<リトル・フィート1969〜2019年、結成50周年>を意味する絵が背後のヴィジョンに映し出されるなか、オリジナル・メンバーのポール・バレル(1948年生まれ。2000年12月8日、2012年5月22日)と『ディシー・チキン』などのレコーディングには入っていたものの、ロウエル・ジョージ死後に正式メンバーになったフレッド・タケット(1945生まれ。2000年12月8日、2012年5月22日)の2人が登場。おお、バレルはぱっと見、過去の印象と離れる。彼、エレクトリック・ギターにしろアコースティック・ギターを手にした場合にせよ、右手小指にはスライド・バーをはめたままで演奏する。2人の特徴的なギターの絡みで始まったのは、「ダウン・オン・ザ・ファーム」だったけ(もう、忘れている)?。次はフレッド・タケットがリード・ヴォーカルをとる曲だったが、彼が正式メンバーになってからの曲? 3つめはタケットがバンジョー、バレルが生ギターに持ち替え、そこにザ・ウェイト・バンドのブライアン・ミッチェルがアコーディンオンで加わり、「セイリン・シューズ」をほんわか披露。それ、ザ・バンド的なヴァージョンと説明できるかも。そして、次はザ・ウェイト・バンド全員が入って、みんなのコーラスも効いた「ウィーリン」をやる。バレルは終始座ってパフォーマンスし、少しヤレたなあと思わせもするが、この2人だけで来ても、ぼくは見に行く!
その2人の蓄積を確認すると、鍵盤のビル・ペインも一緒に来て欲しかったという気持ちも出てきてしまうが、ホンキー・トンクな弾き方も得意なくせにかつてオリジナル・リトル・フィート後期にウェザー・リポート的風情を持ち込んだこともあった彼、近年もトト(2011年9月27日)やザ・ドゥービー・ブラザースのアルバムに名が見られたりもするが、2000年代を回ってからの自己作は前衛ジャズ/現代音楽ともつながるピアノを弾くイントゥメンタルの内容で、今過去の“黄金”には興味がないのかもしれない。まあ、それもまた怪物バンドのメンバーらしいかな。
バレルとタケットは下がり、その後はザ・ウェイト・バンドの巻。背後映像も、そのロゴに代わる。再結成ザ・バンドに参画していたギターとマンドリンのジム・ワイダーをはじめ、キーボードやオルガンのブライアン・ミッチェル(やはりこちらでもアコーディオンを弾く曲も)とマット・ザイナー(チャック・リーヴェルのところで弾いていて、新たに入ったと紹介されていたか) 、ベースのアルバート・ロジャース 、ドラムとハーモニカのマイケル・ブラム の5人によるパフォーマンス。彼らはNY州ウッドストック周辺のミュージシャンで、ザ・バンドの故リヴォン・ヘルムのバンドがらみの人であるよう。
ザ・ウェイト・バンドとして昨年アルバムを出しツアーもしている彼ら、なるほどまとまっている。1発めはビートの効いた「レグ・ママ・レグ」。リード・シンガーはドラマーが取り、オリジナルは確かリヴァオン・ヘルムがドラムを叩きながら歌っているはずとの記憶が出てきて、それだけでじわーんと高揚しちゃう。実は面々、曲ごとにリード・シンガーが変わり、コーラスはみんなで対処。それ、まったくザ・バンド様式じゃないか! ザ・バンドのように楽器の持ち替えはしなかった(鍵盤の2人は、キーボードとオルガンをしょっちゅう交換し合う)が、5人編成で、ギター1、鍵盤2、ベース、ドラムという基本のかたちもザ・バンドにならっていたとも言えるのか。ザ・バンドはツイン・ドラムになるときもあったけど。
新譜からの曲(や、ロバートソン抜きになってからの曲)もやったが、「アップ・オン・クリップル・クリーク」、「オフィーリア」や「ザ・ナイト・ゼイ・ドローヴ・オールド・ディキシー・ダウン」らオリジナル期の曲ももちろん披露する。
そして、アンコールは再びバレルとタケットも出てきて、最初はフィートの「ディキシー・チキン」(歌はバレル)。その後の、2曲は「ウェイト」と「アイ・シャル・ビー・リリースト」というザ・バンド・ファンにはトップ級に愛されるだろう曲を連発(ぼくは、もっと好きな曲が他にあるけど)。「ウェイト」は順にリード・ヴォーカルを取る人が変わる曲だが、最初に歌ったのはバレルだった。ともあれ、また来ないかな。会場は盛況だったが、この手の大人の渋い米国ロックの愛好者はみんな笑顔になれると思う。
▶過去の、リトル・フィート/バレルとタケット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
http://43142.diarynote.jp/201205301327209613/
▶︎過去の、ケニー・グラッドニー
https://43142.diarynote.jp/201605250715068712/
▶︎過去の、ロウエルの娘のイナラ
https://43142.diarynote.jp/200704300158440000/
▶過去の、トト
http://43142.diarynote.jp/201109300923303323/
▶︎過去の、ザ・バンド関連記載
https://43142.diarynote.jp/200410121003440000 リヴォンの娘のエイミーが参加していたオラベル
https://43142.diarynote.jp/201204221307297965/ リヴォン・ヘルム訃報
https://43142.diarynote.jp/201308110826574632/ ガース・ハドソン
その後は、渋谷・NHKホールで、東京ジャズの夜の部を見る。
*アヴィシャイ・コーエン・トリオ
イスラエル人ダブル・ベーシストのアヴィシャイ・コーエン(2006年5月17日、2014年1月21日、2015年5月14日、2017年10月18日、2018年8月26日、2019年3月1日)、アゼルバイジャン人ピアニストのエルチン・シリノフ(2018年8月26日、2019年3月1日)、米国人ドラマーのマーク・ジュリアナ(2006年5月17日、2015年3月13日、2016年1月4日、2017年2月2日、2017年9月20日、2018年5月16日、2019年7月24日)というトリオ。コーエンの2019年新作『Arvoles』(Razdaz / Sunnyside )は彼の今年3月のブルーノート東京公演の顔ぶれで録音されていたので、ジュリアナの参加は東京ジャズ向けスペシャル参加なのだろうか。2000年代初頭から最低5年間、ジュリアナはコーエンのコンボに在籍。それで、ジュリアナは業界知名度を上げたという経緯がある。
やはり清新、美意識と技と自分たちなりのものを作りたいという創造性が綱引きする、見事な現代ジャズ・ピアノ表現を悠々と紐解く。接していて、自然に身体が揺れちゃうよなあ。あと各楽器音がちゃんとPAから出されていて、それも良かった。
▶過去の、アヴィシャイ・コーエン(ベーシスト)
http://43142.diarynote.jp/200605190943240000/
http://43142.diarynote.jp/201401221432209419/
http://43142.diarynote.jp/201505150911423384/
http://43142.diarynote.jp/201710201214346567/
https://43142.diarynote.jp/201808290950074198/
https://43142.diarynote.jp/201903020820402976/
https://43142.diarynote.jp/201903020820402976/
▶︎過去の、エリチン・シリノフ
https://43142.diarynote.jp/201808290950074198/
▶過去の、マーク・ジュリアナ
http://43142.diarynote.jp/200605190943240000/
http://43142.diarynote.jp/201503150906115048/
http://43142.diarynote.jp/?month=201601
http://43142.diarynote.jp/201702081152242280/
http://43142.diarynote.jp/201709240954004876/
https://43142.diarynote.jp/201805201310351671/
https://43142.diarynote.jp/201907250901144536/
*チック・コリア・アコースティック・バンド
アコースティック・バンドはチック・コリア(2006年9月3日、2007年10月1日、2016年9月16日、2017年9月2日)が当時組んでいたエレクトリック・バンドのリズム・セクションと1989年に組んだピアノ・トリオ。アコースティック・ベースのジョン・パティトゥッチ(2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月9日、2006年9月3日、2012年6月13日、2014年2月12日、2014年4月14日、2015年5月27日、2015年9月6日、2016年5月18日、2018年5月22日、2019年8月6日)とデイヴ・ウェックル(2009年6月18日、2010年6月6日、2012年6月13日、2016年3月29日)がそのリズム・セクションだ。
冒頭と最後は、コリアがピアノでフレイズを弾き、それを観客にも歌わせる。そういう砕けた働きかけが、本当に彼はうまい。ぼくはアヴィシャイ・コーエンの演奏のほうに引っ張られたが、当然こっちのほうが受けていた。確かにこちらも旧来のピアノ・トリオ表現に陥らないようにしようという工夫が見られるのだが、コーエン・トリオと比較すると、やはりコンサバなピアノ・トリオ表現と思わずにはいられない部分がある。それと、ウェックルの何も間違ったことをしていないし、旧4ビートの叩き方からも少し離れるドラミングがなんか古臭いものに、ぼくの耳には感じられて仕方がなかった。途中まではジャズ有名曲をけっこう演奏、演目にもいろいろ気遣っていた感はあり。なお、そのアコースティック・バンドの後、1990年代後半ににコリアが組んだアコースティックなワーキング・ジャズ・コンボがオリジンで、そこに抜擢されたのが当時はまだ無名だったアヴィシャイ・コーエン。それで、彼は一躍注目を浴び、リーダー作を出すようになった。そんなオリジン期の曲もやったか。
▶過去の、チック・コリア
http://43142.diarynote.jp/?day=20060903
http://43142.diarynote.jp/200710121726160000/
http://43142.diarynote.jp/201609201820427313/
https://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
▶過去の、ジョン・パティトゥッチ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm 2001年8月3日
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 2002年8月25日
http://43142.diarynote.jp/200402091738240000/
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
http://43142.diarynote.jp/201402140843255048/
http://43142.diarynote.jp/201404161959228005/
http://43142.diarynote.jp/201505281537538677/
http://43142.diarynote.jp/201509220833541918/
http://43142.diarynote.jp/201605240831421865/
https://43142.diarynote.jp/201805230726481296/
https://43142.diarynote.jp/201908071557182844/
▶過去の、デイヴ・ウェックル
http://43142.diarynote.jp/?day=20090618
http://43142.diarynote.jp/201006071818281946/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120613
http://43142.diarynote.jp/?day=20160329
<今日の、野外ステージ>
本会場のNHK ホールと近くの野外ステージは行き来自由。チック・コリアが始まる前に、野外ステージを覗く。すると、ルクセンブグから来たジェフ・エール・コーポレーションというトリオが演奏中。テナー・サックスにリズム隊がつくワン・ホーン編成で、剛毅かつ生理的にぶっきらぼうで、どこか現代性を持つアコースティック・ジャズを堂々演奏していた。
<リトル・フィート1969〜2019年、結成50周年>を意味する絵が背後のヴィジョンに映し出されるなか、オリジナル・メンバーのポール・バレル(1948年生まれ。2000年12月8日、2012年5月22日)と『ディシー・チキン』などのレコーディングには入っていたものの、ロウエル・ジョージ死後に正式メンバーになったフレッド・タケット(1945生まれ。2000年12月8日、2012年5月22日)の2人が登場。おお、バレルはぱっと見、過去の印象と離れる。彼、エレクトリック・ギターにしろアコースティック・ギターを手にした場合にせよ、右手小指にはスライド・バーをはめたままで演奏する。2人の特徴的なギターの絡みで始まったのは、「ダウン・オン・ザ・ファーム」だったけ(もう、忘れている)?。次はフレッド・タケットがリード・ヴォーカルをとる曲だったが、彼が正式メンバーになってからの曲? 3つめはタケットがバンジョー、バレルが生ギターに持ち替え、そこにザ・ウェイト・バンドのブライアン・ミッチェルがアコーディンオンで加わり、「セイリン・シューズ」をほんわか披露。それ、ザ・バンド的なヴァージョンと説明できるかも。そして、次はザ・ウェイト・バンド全員が入って、みんなのコーラスも効いた「ウィーリン」をやる。バレルは終始座ってパフォーマンスし、少しヤレたなあと思わせもするが、この2人だけで来ても、ぼくは見に行く!
その2人の蓄積を確認すると、鍵盤のビル・ペインも一緒に来て欲しかったという気持ちも出てきてしまうが、ホンキー・トンクな弾き方も得意なくせにかつてオリジナル・リトル・フィート後期にウェザー・リポート的風情を持ち込んだこともあった彼、近年もトト(2011年9月27日)やザ・ドゥービー・ブラザースのアルバムに名が見られたりもするが、2000年代を回ってからの自己作は前衛ジャズ/現代音楽ともつながるピアノを弾くイントゥメンタルの内容で、今過去の“黄金”には興味がないのかもしれない。まあ、それもまた怪物バンドのメンバーらしいかな。
バレルとタケットは下がり、その後はザ・ウェイト・バンドの巻。背後映像も、そのロゴに代わる。再結成ザ・バンドに参画していたギターとマンドリンのジム・ワイダーをはじめ、キーボードやオルガンのブライアン・ミッチェル(やはりこちらでもアコーディオンを弾く曲も)とマット・ザイナー(チャック・リーヴェルのところで弾いていて、新たに入ったと紹介されていたか) 、ベースのアルバート・ロジャース 、ドラムとハーモニカのマイケル・ブラム の5人によるパフォーマンス。彼らはNY州ウッドストック周辺のミュージシャンで、ザ・バンドの故リヴォン・ヘルムのバンドがらみの人であるよう。
ザ・ウェイト・バンドとして昨年アルバムを出しツアーもしている彼ら、なるほどまとまっている。1発めはビートの効いた「レグ・ママ・レグ」。リード・シンガーはドラマーが取り、オリジナルは確かリヴァオン・ヘルムがドラムを叩きながら歌っているはずとの記憶が出てきて、それだけでじわーんと高揚しちゃう。実は面々、曲ごとにリード・シンガーが変わり、コーラスはみんなで対処。それ、まったくザ・バンド様式じゃないか! ザ・バンドのように楽器の持ち替えはしなかった(鍵盤の2人は、キーボードとオルガンをしょっちゅう交換し合う)が、5人編成で、ギター1、鍵盤2、ベース、ドラムという基本のかたちもザ・バンドにならっていたとも言えるのか。ザ・バンドはツイン・ドラムになるときもあったけど。
新譜からの曲(や、ロバートソン抜きになってからの曲)もやったが、「アップ・オン・クリップル・クリーク」、「オフィーリア」や「ザ・ナイト・ゼイ・ドローヴ・オールド・ディキシー・ダウン」らオリジナル期の曲ももちろん披露する。
そして、アンコールは再びバレルとタケットも出てきて、最初はフィートの「ディキシー・チキン」(歌はバレル)。その後の、2曲は「ウェイト」と「アイ・シャル・ビー・リリースト」というザ・バンド・ファンにはトップ級に愛されるだろう曲を連発(ぼくは、もっと好きな曲が他にあるけど)。「ウェイト」は順にリード・ヴォーカルを取る人が変わる曲だが、最初に歌ったのはバレルだった。ともあれ、また来ないかな。会場は盛況だったが、この手の大人の渋い米国ロックの愛好者はみんな笑顔になれると思う。
▶過去の、リトル・フィート/バレルとタケット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
http://43142.diarynote.jp/201205301327209613/
▶︎過去の、ケニー・グラッドニー
https://43142.diarynote.jp/201605250715068712/
▶︎過去の、ロウエルの娘のイナラ
https://43142.diarynote.jp/200704300158440000/
▶過去の、トト
http://43142.diarynote.jp/201109300923303323/
▶︎過去の、ザ・バンド関連記載
https://43142.diarynote.jp/200410121003440000 リヴォンの娘のエイミーが参加していたオラベル
https://43142.diarynote.jp/201204221307297965/ リヴォン・ヘルム訃報
https://43142.diarynote.jp/201308110826574632/ ガース・ハドソン
その後は、渋谷・NHKホールで、東京ジャズの夜の部を見る。
*アヴィシャイ・コーエン・トリオ
イスラエル人ダブル・ベーシストのアヴィシャイ・コーエン(2006年5月17日、2014年1月21日、2015年5月14日、2017年10月18日、2018年8月26日、2019年3月1日)、アゼルバイジャン人ピアニストのエルチン・シリノフ(2018年8月26日、2019年3月1日)、米国人ドラマーのマーク・ジュリアナ(2006年5月17日、2015年3月13日、2016年1月4日、2017年2月2日、2017年9月20日、2018年5月16日、2019年7月24日)というトリオ。コーエンの2019年新作『Arvoles』(Razdaz / Sunnyside )は彼の今年3月のブルーノート東京公演の顔ぶれで録音されていたので、ジュリアナの参加は東京ジャズ向けスペシャル参加なのだろうか。2000年代初頭から最低5年間、ジュリアナはコーエンのコンボに在籍。それで、ジュリアナは業界知名度を上げたという経緯がある。
やはり清新、美意識と技と自分たちなりのものを作りたいという創造性が綱引きする、見事な現代ジャズ・ピアノ表現を悠々と紐解く。接していて、自然に身体が揺れちゃうよなあ。あと各楽器音がちゃんとPAから出されていて、それも良かった。
▶過去の、アヴィシャイ・コーエン(ベーシスト)
http://43142.diarynote.jp/200605190943240000/
http://43142.diarynote.jp/201401221432209419/
http://43142.diarynote.jp/201505150911423384/
http://43142.diarynote.jp/201710201214346567/
https://43142.diarynote.jp/201808290950074198/
https://43142.diarynote.jp/201903020820402976/
https://43142.diarynote.jp/201903020820402976/
▶︎過去の、エリチン・シリノフ
https://43142.diarynote.jp/201808290950074198/
▶過去の、マーク・ジュリアナ
http://43142.diarynote.jp/200605190943240000/
http://43142.diarynote.jp/201503150906115048/
http://43142.diarynote.jp/?month=201601
http://43142.diarynote.jp/201702081152242280/
http://43142.diarynote.jp/201709240954004876/
https://43142.diarynote.jp/201805201310351671/
https://43142.diarynote.jp/201907250901144536/
*チック・コリア・アコースティック・バンド
アコースティック・バンドはチック・コリア(2006年9月3日、2007年10月1日、2016年9月16日、2017年9月2日)が当時組んでいたエレクトリック・バンドのリズム・セクションと1989年に組んだピアノ・トリオ。アコースティック・ベースのジョン・パティトゥッチ(2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月9日、2006年9月3日、2012年6月13日、2014年2月12日、2014年4月14日、2015年5月27日、2015年9月6日、2016年5月18日、2018年5月22日、2019年8月6日)とデイヴ・ウェックル(2009年6月18日、2010年6月6日、2012年6月13日、2016年3月29日)がそのリズム・セクションだ。
冒頭と最後は、コリアがピアノでフレイズを弾き、それを観客にも歌わせる。そういう砕けた働きかけが、本当に彼はうまい。ぼくはアヴィシャイ・コーエンの演奏のほうに引っ張られたが、当然こっちのほうが受けていた。確かにこちらも旧来のピアノ・トリオ表現に陥らないようにしようという工夫が見られるのだが、コーエン・トリオと比較すると、やはりコンサバなピアノ・トリオ表現と思わずにはいられない部分がある。それと、ウェックルの何も間違ったことをしていないし、旧4ビートの叩き方からも少し離れるドラミングがなんか古臭いものに、ぼくの耳には感じられて仕方がなかった。途中まではジャズ有名曲をけっこう演奏、演目にもいろいろ気遣っていた感はあり。なお、そのアコースティック・バンドの後、1990年代後半ににコリアが組んだアコースティックなワーキング・ジャズ・コンボがオリジンで、そこに抜擢されたのが当時はまだ無名だったアヴィシャイ・コーエン。それで、彼は一躍注目を浴び、リーダー作を出すようになった。そんなオリジン期の曲もやったか。
▶過去の、チック・コリア
http://43142.diarynote.jp/?day=20060903
http://43142.diarynote.jp/200710121726160000/
http://43142.diarynote.jp/201609201820427313/
https://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
▶過去の、ジョン・パティトゥッチ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm 2001年8月3日
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 2002年8月25日
http://43142.diarynote.jp/200402091738240000/
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
http://43142.diarynote.jp/201402140843255048/
http://43142.diarynote.jp/201404161959228005/
http://43142.diarynote.jp/201505281537538677/
http://43142.diarynote.jp/201509220833541918/
http://43142.diarynote.jp/201605240831421865/
https://43142.diarynote.jp/201805230726481296/
https://43142.diarynote.jp/201908071557182844/
▶過去の、デイヴ・ウェックル
http://43142.diarynote.jp/?day=20090618
http://43142.diarynote.jp/201006071818281946/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120613
http://43142.diarynote.jp/?day=20160329
<今日の、野外ステージ>
本会場のNHK ホールと近くの野外ステージは行き来自由。チック・コリアが始まる前に、野外ステージを覗く。すると、ルクセンブグから来たジェフ・エール・コーポレーションというトリオが演奏中。テナー・サックスにリズム隊がつくワン・ホーン編成で、剛毅かつ生理的にぶっきらぼうで、どこか現代性を持つアコースティック・ジャズを堂々演奏していた。
エストニア音楽祭2019 “静寂の音 vol. 3”
2019年8月30日 音楽 神谷町・光明寺で、エストニア勢が出る公演を見る。MCは英語。過去、取材したことがある複数のエストニア人たちも英語で受けており、同国の英語普及率は高いんだろうな。
アタマに出たのは、ヴァイオリンのエステラ・エリシェルバとカンネル(横置き、箱型の多弦楽器)のサンドラ・エレナ・スリン。前者が12才で、後者が18才。トラッド(と、思われる)を達者ながら、初々しく3曲演奏。うち1曲は、カンネルのソロによる。
その後は、日本盤も2作品出ているシンガー・ソングライターのマリ・ユリエンスが、ピアノのアイヴァル・スルヴァのサポートのもと1時間強パフォーマンスをする。生ギターをつまびきながら歌うユリエンスはほぼトラッド要素はなしで、西欧的価値観を抱えたエストニア語によるフォーキー曲を開く。シンプルだが、多大な誘いと広がる訴求力あり。ギターをストロークして歌った曲は若いころのジョニ・ミッチェルみたいな感触を持っていた。
<今日の、新聞>
会場行きの地下鉄で夕刊を控えめに広げたが、その第一面のトップは、川越市の百貨店の屋上にある遊園地が51年の歴史に幕を閉じるというもの。採算は取れていたが、耐震工事に伴い、屋上に工事機材を置かなければならなくなったことに伴うクローズであるという。カラー写真付きの記事で、ほのぼの。デカい事件がないのもいいナと思わせられました。
アタマに出たのは、ヴァイオリンのエステラ・エリシェルバとカンネル(横置き、箱型の多弦楽器)のサンドラ・エレナ・スリン。前者が12才で、後者が18才。トラッド(と、思われる)を達者ながら、初々しく3曲演奏。うち1曲は、カンネルのソロによる。
その後は、日本盤も2作品出ているシンガー・ソングライターのマリ・ユリエンスが、ピアノのアイヴァル・スルヴァのサポートのもと1時間強パフォーマンスをする。生ギターをつまびきながら歌うユリエンスはほぼトラッド要素はなしで、西欧的価値観を抱えたエストニア語によるフォーキー曲を開く。シンプルだが、多大な誘いと広がる訴求力あり。ギターをストロークして歌った曲は若いころのジョニ・ミッチェルみたいな感触を持っていた。
<今日の、新聞>
会場行きの地下鉄で夕刊を控えめに広げたが、その第一面のトップは、川越市の百貨店の屋上にある遊園地が51年の歴史に幕を閉じるというもの。採算は取れていたが、耐震工事に伴い、屋上に工事機材を置かなければならなくなったことに伴うクローズであるという。カラー写真付きの記事で、ほのぼの。デカい事件がないのもいいナと思わせられました。
ラリー・カールトン&リチャード・ボナ。加藤崇之ボッサ・トリオ
2019年8月29日 音楽 南青山・ブルーノート東京、5日間帯公演の初日のファースト・ショウ。盛況。フュージョンって、ラリー・カールトン(2007年9月19日、2009年10月6日、2011年4月12日)って、人気あると再確認。彼に加え、エレクトリック・ベースのリチャード・ボナ(2000年12月6日、2002年1月9日、2002年9月19日、2002年12月14日、2004年12月15日、2006年2月16日、2008年10月19日、2010年2月5日、2010年6月6日、2011年1月25日、2012年5月14日、2012年12月15日、2013年12月2日、2015年1月9日、2015年1月11日、2016年7月31日、2017年10月31日、2018年11月9日)、テナー・サックスのポール・ワイマール、カールトンの個人レーベル“335”かららリーダー作も出しているキーボードのルスラン・シロタ、ドラムのジーン・コイ(2016年12月22日)という面々による。
この日に限らないが、フュージョンも好きなボナは本当に楽しそう。真ん中あたりで、ベースを弾きながら歌うソロ・パフォーマンスのパートもあり。弾力フレーズを繰り出すボナが入ったことで、バンド・サウンドは一つ上等にして、何気に強いものとなり、カールトンも気持ちよさそうにギターを弾いていた。アンコールは、スティーリー・ダンの録音参加の記憶からできたと言われる(だよね?)有名旧曲「ルーム335」。カールトンは間違いなくスティーリー・ダン/ドナルド・フェイゲンから重用されたNo.1ギタリストだったわけで、その手のカヴァーものうのうとやっちゃえばというのは、無責任な受け手のリクエストか。
▶︎過去の、ラリー・カールトン
https://43142.diarynote.jp/200709201052530000/
https://43142.diarynote.jp/200910140950452362/
https://43142.diarynote.jp/201104142209393004/
▶過去の、リチャード・ボナ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm
http://43142.diarynote.jp/200412212102130000/
http://43142.diarynote.jp/200602171950040000/
http://43142.diarynote.jp/200810211839169096/
http://43142.diarynote.jp/201002072246423695/
http://43142.diarynote.jp/201006071818281946/
http://43142.diarynote.jp/201102081256565179/
http://43142.diarynote.jp/201205221056242128/
http://43142.diarynote.jp/201212171647134119/
http://43142.diarynote.jp/201312171132096072/
http://43142.diarynote.jp/201501131019359012/
http://43142.diarynote.jp/201501131648401181/
http://43142.diarynote.jp/201608020805158759/
https://43142.diarynote.jp/201711020709222163/
https://43142.diarynote.jp/201811121201258452/
▶︎過去の、ジーン・コイ
https://43142.diarynote.jp/201612261700433248/
その後、北青山・プラッサオンゼにまわり、現日本ジャズ界きってのフリー・ジャズ・ギタリストのボサノヴァ公演のセカンド・セットを見る。ガット・ギターの加藤崇之(2005年11月28日、2005年12月11日、2012年11月24日、2017年1月9日)、電気ベースの加瀬達(2018年7月7日)、ドラムの久米雅之。
かつての高柳昌行(1932〜91年)もボサノヴァ/ブラジル音楽に傾倒したことは良く知られるが、加藤もそうであるよう。けっこう、自作のボサ曲をゆったり披露していた。もともと過激なことをやっても訥々さを感じさせる御仁であったが、彼のそういう部分を徹底的に露わにしたパーフォーマンスとも言えるか。本当に、まったり穏健に。のんびり。どこか南米文学に見られる悠久の時間感覚を映し出す、と書いてしまうと、こじつけすぎるだろうけど。
▶︎過去の、加藤崇之
http://43142.diarynote.jp/amp/200512020244540000/
http://43142.diarynote.jp/200512140951100000/
http://43142.diarynote.jp/201211261639115632
http://43142.diarynote.jp/?day=20170109
▶︎過去の、加瀬達
https://43142.diarynote.jp/201807080932266789/
<今日の、記憶>
加藤さんから、絵の個展のちらしをいただく。この10月23日(木)から29日(火)にかけて、それは渋谷・アートスペース古家屋で開かれる。“ミッドナイトインスペレーション>と表題付けされていて、ライヴ後に帰宅しテンションが高いなかこの春に描いた絵を展示するという。東急百貨店本店近くにあるそのギャラリーは、彼が通った成蹊中・高の同級生がやっており、期間中の3日ほどはやはり同高出身のシンガーたちとのライヴもそこで持たれるよう。……ぼくは浪人しているとき、成蹊大学のけやき祭(学祭)にバンドで出たことがある。吉祥寺の奥にあるあの学校に行ったのは、そのときが最初で最後だな。その際のギターとキーボードは成蹊大学の学生だったが、ドラムが誰だったかはとんと思い出せない……。やっぱ、あの大学の同じロック・サークルの人だったのかしら。話は飛ぶが、現在の日本の長があんまりなため、成蹊大卒であることをやめたと言う知り合いがひとりいる。
この日に限らないが、フュージョンも好きなボナは本当に楽しそう。真ん中あたりで、ベースを弾きながら歌うソロ・パフォーマンスのパートもあり。弾力フレーズを繰り出すボナが入ったことで、バンド・サウンドは一つ上等にして、何気に強いものとなり、カールトンも気持ちよさそうにギターを弾いていた。アンコールは、スティーリー・ダンの録音参加の記憶からできたと言われる(だよね?)有名旧曲「ルーム335」。カールトンは間違いなくスティーリー・ダン/ドナルド・フェイゲンから重用されたNo.1ギタリストだったわけで、その手のカヴァーものうのうとやっちゃえばというのは、無責任な受け手のリクエストか。
▶︎過去の、ラリー・カールトン
https://43142.diarynote.jp/200709201052530000/
https://43142.diarynote.jp/200910140950452362/
https://43142.diarynote.jp/201104142209393004/
▶過去の、リチャード・ボナ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm
http://43142.diarynote.jp/200412212102130000/
http://43142.diarynote.jp/200602171950040000/
http://43142.diarynote.jp/200810211839169096/
http://43142.diarynote.jp/201002072246423695/
http://43142.diarynote.jp/201006071818281946/
http://43142.diarynote.jp/201102081256565179/
http://43142.diarynote.jp/201205221056242128/
http://43142.diarynote.jp/201212171647134119/
http://43142.diarynote.jp/201312171132096072/
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http://43142.diarynote.jp/201608020805158759/
https://43142.diarynote.jp/201711020709222163/
https://43142.diarynote.jp/201811121201258452/
▶︎過去の、ジーン・コイ
https://43142.diarynote.jp/201612261700433248/
その後、北青山・プラッサオンゼにまわり、現日本ジャズ界きってのフリー・ジャズ・ギタリストのボサノヴァ公演のセカンド・セットを見る。ガット・ギターの加藤崇之(2005年11月28日、2005年12月11日、2012年11月24日、2017年1月9日)、電気ベースの加瀬達(2018年7月7日)、ドラムの久米雅之。
かつての高柳昌行(1932〜91年)もボサノヴァ/ブラジル音楽に傾倒したことは良く知られるが、加藤もそうであるよう。けっこう、自作のボサ曲をゆったり披露していた。もともと過激なことをやっても訥々さを感じさせる御仁であったが、彼のそういう部分を徹底的に露わにしたパーフォーマンスとも言えるか。本当に、まったり穏健に。のんびり。どこか南米文学に見られる悠久の時間感覚を映し出す、と書いてしまうと、こじつけすぎるだろうけど。
▶︎過去の、加藤崇之
http://43142.diarynote.jp/amp/200512020244540000/
http://43142.diarynote.jp/200512140951100000/
http://43142.diarynote.jp/201211261639115632
http://43142.diarynote.jp/?day=20170109
▶︎過去の、加瀬達
https://43142.diarynote.jp/201807080932266789/
<今日の、記憶>
加藤さんから、絵の個展のちらしをいただく。この10月23日(木)から29日(火)にかけて、それは渋谷・アートスペース古家屋で開かれる。“ミッドナイトインスペレーション>と表題付けされていて、ライヴ後に帰宅しテンションが高いなかこの春に描いた絵を展示するという。東急百貨店本店近くにあるそのギャラリーは、彼が通った成蹊中・高の同級生がやっており、期間中の3日ほどはやはり同高出身のシンガーたちとのライヴもそこで持たれるよう。……ぼくは浪人しているとき、成蹊大学のけやき祭(学祭)にバンドで出たことがある。吉祥寺の奥にあるあの学校に行ったのは、そのときが最初で最後だな。その際のギターとキーボードは成蹊大学の学生だったが、ドラムが誰だったかはとんと思い出せない……。やっぱ、あの大学の同じロック・サークルの人だったのかしら。話は飛ぶが、現在の日本の長があんまりなため、成蹊大卒であることをやめたと言う知り合いがひとりいる。
DBⅢ ディーン・ブラウン・トリオ
2019年8月27日 音楽 年齢よりも若く見えるかもしれない1955年生まれギタリスト(2001年 6月14日、2003年8月19日、2005年8月21日、2008年12月7日、2014年8月11日)の公演は、フランス人ベーシストのアドリアン・フェロー(2016年11月16日)とドラマーのデニス・チェンバース(2008年12月7日、2013年3月12日、2016年6月4日)をともなってのもの。あ、生粋の米国人だと思っていたブラウンも生まれはパリなのか。丸ノ内・コットンクラブ、セカンド・ショウ。
本編で演奏したのは、4曲。おおまかな尺は30分、15分、15分、10分。そして、アンコールも10分近くあったか。1曲テレキャスを持った以外は、ストラストキャスターを手にする。ビリー・コブハムやマーカス・ミラー(1999年11月12日、2001年 6月14日、2003年8月19日、2005年8月21日、2007年12月13日、2009年9月15日、2010年9月3日、2013年9月3日、2015年2月21日、2016年9月17日、2017年1月7日、2018年5月16日、2018年5月24日)2019年1月3日)ほか彼がセッション・マンとして売れっ子だったのは(感覚として)10年ぐらい前までという気がするが、今回一番ギタリストとしての凄みや妙味をぼくは覚えた。
ボードを組んでいたものの過剰にエフェクターはかけずに、もう自在。単音弾きにせよ、複音弾きにせよ、本当に多彩な弾き音を手癖を交えつつ臨機応変に繰り出す様には実力者だなあと頷く。全体的な曲趣は、多少グルーヴ要素にも留意した、ストレートアヘッドながらなんか変種だあと感じさせるジャズ・フュージョン。基調となるリフから始まってもいろんな”盛り”を持ち、どんどん曲は変容していくという書き方もでき、おおこれはワーキング・グループであるとも思わせられる。3人で30分の曲をやられても、早く終わらないかなあとは思わなかった。
フレットレスの5弦エレクトリック・ベースを弾くアドリアン・フェローはけっこうアルペジオっぽい弾き方も見せつつ、いろんな音を繰り出す。うぬ、彼も実力者。一方、レギュラー・グリップでほぼ叩くデニス・チェンバースは少し元気がなかったな。ソロのパートも短かった。ほんの一部、スティックを2本持ってシンバルを叩いたときがあって、それは見た目に新しかった。
あと、ディーン・ブラウンって変わっているなあと感じさせられたのは、その身のこなし。ステージ左右に動きながら弾くとともに、かなり変なステップを見せる。ありゃー、そうだったっけ。アンコールは、ダニー・ハサウェイの「ザ・ゲットー」のリフみたいな曲で、その際は一部リフレインを歌い、客にも唱和を求めた。結論:想像していた以上の、個性あふれる、一つ上にあるギター・フュージョン表現を堪能したナリ。
▶過去の、ディーン・ブラウン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-6.htm マーカス・ミラー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm マーカス・ミラー
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/ マーカス・ミラー
http://43142.diarynote.jp/200812150312308154/
https://43142.diarynote.jp/201408130702069785/
▶︎過去の、アドリアン・フェロー
https://43142.diarynote.jp/201611171021419374/
▶過去の、デニス・チェンバース
http://43142.diarynote.jp/200812150312308154/
http://43142.diarynote.jp/201303211531189619/
https://43142.diarynote.jp/201606121224129353/
▶︎過去のマーカス・ミラー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-6.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/200712161023010000/
http://43142.diarynote.jp/200909181206531984/
http://43142.diarynote.jp/201009111624281899/
http://43142.diarynote.jp/201309051241384602/
http://43142.diarynote.jp/201502231815384234/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160917
http://43142.diarynote.jp/201701091247527188/
https://43142.diarynote.jp/201805201310351671/
https://43142.diarynote.jp/201805250930363191/
https://43142.diarynote.jp/201901041047462042/
<今日の、願望>
もともと漢字に弱いことは知っている。それ、大学生の頃から。読みや意味の把握はほぼ優秀ながら、書けない。卒論は提出日早朝にまでこぼれ、原稿用紙に文章を鉛筆で書いていき、書くことができない漢字〜それが多々〜にはルビを振って空欄に。そして、当時の彼女が万年筆だかボールペンでそれをなぞり(ペン書き提出が求められた)、空欄部分の漢字を入れていった。あれ、オレの人生のなかでトップ級に綱渡りだったかもしれない。そんなこんな、フリーになってからは、物書きを生業にしている人間のなかで一番漢字を書けない人とずっと自認している。まったく、自慢できることじゃないけど。ワープロを導入した際は、これでライター生命伸びたと思ったよなー。今日、外である簡素な書類を書かなければならなかったのだが、難儀した。さすがに平仮名で書くのは憚られ、イメージ流れのなんちゃって漢字で済ませる。それを受けとった人、あコイツ漢字書けねえナではなく、すげえ悪筆の人もいるものだと思ったことを願う。
本編で演奏したのは、4曲。おおまかな尺は30分、15分、15分、10分。そして、アンコールも10分近くあったか。1曲テレキャスを持った以外は、ストラストキャスターを手にする。ビリー・コブハムやマーカス・ミラー(1999年11月12日、2001年 6月14日、2003年8月19日、2005年8月21日、2007年12月13日、2009年9月15日、2010年9月3日、2013年9月3日、2015年2月21日、2016年9月17日、2017年1月7日、2018年5月16日、2018年5月24日)2019年1月3日)ほか彼がセッション・マンとして売れっ子だったのは(感覚として)10年ぐらい前までという気がするが、今回一番ギタリストとしての凄みや妙味をぼくは覚えた。
ボードを組んでいたものの過剰にエフェクターはかけずに、もう自在。単音弾きにせよ、複音弾きにせよ、本当に多彩な弾き音を手癖を交えつつ臨機応変に繰り出す様には実力者だなあと頷く。全体的な曲趣は、多少グルーヴ要素にも留意した、ストレートアヘッドながらなんか変種だあと感じさせるジャズ・フュージョン。基調となるリフから始まってもいろんな”盛り”を持ち、どんどん曲は変容していくという書き方もでき、おおこれはワーキング・グループであるとも思わせられる。3人で30分の曲をやられても、早く終わらないかなあとは思わなかった。
フレットレスの5弦エレクトリック・ベースを弾くアドリアン・フェローはけっこうアルペジオっぽい弾き方も見せつつ、いろんな音を繰り出す。うぬ、彼も実力者。一方、レギュラー・グリップでほぼ叩くデニス・チェンバースは少し元気がなかったな。ソロのパートも短かった。ほんの一部、スティックを2本持ってシンバルを叩いたときがあって、それは見た目に新しかった。
あと、ディーン・ブラウンって変わっているなあと感じさせられたのは、その身のこなし。ステージ左右に動きながら弾くとともに、かなり変なステップを見せる。ありゃー、そうだったっけ。アンコールは、ダニー・ハサウェイの「ザ・ゲットー」のリフみたいな曲で、その際は一部リフレインを歌い、客にも唱和を求めた。結論:想像していた以上の、個性あふれる、一つ上にあるギター・フュージョン表現を堪能したナリ。
▶過去の、ディーン・ブラウン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-6.htm マーカス・ミラー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm マーカス・ミラー
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/ マーカス・ミラー
http://43142.diarynote.jp/200812150312308154/
https://43142.diarynote.jp/201408130702069785/
▶︎過去の、アドリアン・フェロー
https://43142.diarynote.jp/201611171021419374/
▶過去の、デニス・チェンバース
http://43142.diarynote.jp/200812150312308154/
http://43142.diarynote.jp/201303211531189619/
https://43142.diarynote.jp/201606121224129353/
▶︎過去のマーカス・ミラー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-6.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/200712161023010000/
http://43142.diarynote.jp/200909181206531984/
http://43142.diarynote.jp/201009111624281899/
http://43142.diarynote.jp/201309051241384602/
http://43142.diarynote.jp/201502231815384234/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160917
http://43142.diarynote.jp/201701091247527188/
https://43142.diarynote.jp/201805201310351671/
https://43142.diarynote.jp/201805250930363191/
https://43142.diarynote.jp/201901041047462042/
<今日の、願望>
もともと漢字に弱いことは知っている。それ、大学生の頃から。読みや意味の把握はほぼ優秀ながら、書けない。卒論は提出日早朝にまでこぼれ、原稿用紙に文章を鉛筆で書いていき、書くことができない漢字〜それが多々〜にはルビを振って空欄に。そして、当時の彼女が万年筆だかボールペンでそれをなぞり(ペン書き提出が求められた)、空欄部分の漢字を入れていった。あれ、オレの人生のなかでトップ級に綱渡りだったかもしれない。そんなこんな、フリーになってからは、物書きを生業にしている人間のなかで一番漢字を書けない人とずっと自認している。まったく、自慢できることじゃないけど。ワープロを導入した際は、これでライター生命伸びたと思ったよなー。今日、外である簡素な書類を書かなければならなかったのだが、難儀した。さすがに平仮名で書くのは憚られ、イメージ流れのなんちゃって漢字で済ませる。それを受けとった人、あコイツ漢字書けねえナではなく、すげえ悪筆の人もいるものだと思ったことを願う。
マーク・ターナー+イーサン・アイヴァーソン
2019年8月24日 音楽 ビリー・ハート(2014年2月5日、2019年8月21日)・クインテットの構成員として来日したテナー・サックス奏者のマーク・ターナー(2015年6月23日、2017年4月18日、2019年8月21日)とピアノの匠であるイーサン・アイヴァーソン(2003年8月1〜2日、2004年5月13日、2005年8月29日、2008年2月20日、2011年3月9日、2013年11月20日、2014年10月31日、2019年8月21日)によるデュオ公演は、丸の内・コットンクラブにて。セカンド・ショウ。
この2人は『Temporary Kings』というデュオ・アルバムを2018年にECMからリリースしていて、クールなかみ合いに留意した同作を基に置くパフォーマンスを見せる。青白い火花がちろちろと顔を出す、とその様は形容できよう。けっこう臨機応変に次の曲を決めていた感じもあり、同作のオープナーだったアイヴァーソンの自作「ルガーノ」から、ジョン・コルトレーンやウォーン・マーシュらの曲まで材料はいろいろ。どこか神経質そうなところもあるターナーと神経質そうな指さばきながらMCはかなり愛嬌を持つアイヴァーソンの重なりは、どちらかというとターナーのほうを前に置くという印象も得たか。その比率は、6,5と3,5といった感じ? なんにせよ、抑制を持つ2人の調べはくっきり。いやあ、余計な音のないデュオ公演は楽器音と技量のありかが良く受け手に届くと思うことしきり。
▶︎過去の、ビリー・ハート
https://43142.diarynote.jp/201402071150071550/
https://43142.diarynote.jp/201908221131088459/
▶︎過去の、マーク・ターナー
http://43142.diarynote.jp/201506251047401015/
http://43142.diarynote.jp/201704200801169451/
https://43142.diarynote.jp/201908221131088459/
▶過去の、ザ・バッド・プラス/イーサン・アイヴァーソン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200405101355540000/
http://43142.diarynote.jp/200509011126570000/
http://43142.diarynote.jp/200802212249200000/
http://43142.diarynote.jp/201103171347055826/
http://43142.diarynote.jp/201311230757159421/
http://43142.diarynote.jp/201411101736494912/
https://43142.diarynote.jp/201908221131088459/
<今日の、追記>
イーサン・アイヴァーソンは2016年作『Temporary Kings』(Okeh)をもってザ・バッド・プラス(2003年8月1〜2日、2004年5月13日、2005年8月29日、2008年2月20日、2011年3月9日、2013年11月20日、2014年10月31日)を辞したが、当然残されたダブル・ベースのリード・アンダーソンとドラムのデイヴィッド・キングは個別活動をしつつ、ザ・バッド・プラスの活動を維持。新作『Never Stop II』(Legbreaker)はクリス・クロス他からいろいろなリーダー・アルバムを出しているオリン・エヴァンス(ザ・バッド・プラス初のアフリカ系のメンバーとなる)を新ピアニストに据えている。そこでエヴァンスはアイヴァーソン流儀の不安定さを引き継ぐ部分もある指さばきをしている。へえ〜。いろんなことをやる人だが、セロニアス・モンクに影響を受けているのは間違いない人ではありますよね。エヴァンスがギタリスト(ケヴィン・ユーバンクス〜2019年2月6日〜とカート・ローゼンウィケル〜2009年3月1日、2010年3月12日、2013年11月20日、2014年3月4日、2016年6月27日、2017年4月15日、2018年1月13日〜)を雇うことに意味を見出した『 #knowingishalfthebattle』(Smoke Sessions、2016年)は自作曲にまじえデイヴィッド・ボウイやカーラ・ブレイ(1999年4月13日、 2000年3月25日)の曲をいい感じで開きもし、印象に残っている。ともあれ、やはり良い折り合いを見せる新作でのオリジナル・メンバーのやりとりを確認し、今後ザ・バッド・プラスはこのリズム隊を土台に、次々に新しいピアニストを選んでいくのもアリではないかと思った。中央に立つ女性シンガーを固定せずにフレッシュさを宿そうとしているザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ(1999年8月2日、2010年2月22日、2013年9月18日、2014年10月23日、2017年2月9日、2019年8月11日)のように……。
ところで、デイヴィッド・キングはジュリアン・ラージ(2005年8月21日、2009年6月24日、2011年7月20日、2017年2月1日)、2017年11月13日、2018年12月11日)の2019年トリオ作『Love Hurts』(Mack Avenue)に参加。それ、ピーター・アイヴァースやロイ・オービソンの曲とともに、ジミー・ジュフリーやオーネット・コールマン(2006年3月27日)やキース・ジャレット(2001年4月30日、2007年5月8日)の曲も取り上げている。ラージの次のリーダー来日公演にデイヴィッド・キングが同行したらうれしいが。当のラージは、来週にはチャールズ・ロイド(2005年5月11日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日)のサポートでやってくることになっている。
▶過去の、ザ・バッド・プラス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200405101355540000/
http://43142.diarynote.jp/200509011126570000/
http://43142.diarynote.jp/200802212249200000/
http://43142.diarynote.jp/201103171347055826/
http://43142.diarynote.jp/201311230757159421/
http://43142.diarynote.jp/201411101736494912/
▶︎過去の、ケヴィン・ユーバンクス
https://43142.diarynote.jp/201902071836593799/
▶過去の、カート・ローゼンウィンケル
http://43142.diarynote.jp/200903031751323247/
http://43142.diarynote.jp/201003131221091991/
http://43142.diarynote.jp/201311230757159421/
http://43142.diarynote.jp/201403051230433466/
http://43142.diarynote.jp/201606281737237220/
http://43142.diarynote.jp/201704170805443358/
http://43142.diarynote.jp/201801140944229876/
▶過去の、カーラ・ブレイ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live1.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
▶過去の、ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
http://43142.diarynote.jp/201002280939559070/
http://43142.diarynote.jp/201309201841355632/
http://43142.diarynote.jp/201410251056112035/
http://43142.diarynote.jp/201702100924466798/
https://43142.diarynote.jp/201804121236407352/
https://43142.diarynote.jp/201908131131046854/
▶過去の、ジュリアン・ラージ
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/200906300951327850/
http://43142.diarynote.jp/201107230819362417/
http://43142.diarynote.jp/201702021523283237/
https://43142.diarynote.jp/201711141337544172/
https://43142.diarynote.jp/201812121252088734/
▶︎過去の、オーネット・コールマン
http://43142.diarynote.jp/200603281335030000/
▶過去の、キース・ジャレット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://43142.diarynote.jp/200705181807060000/
▶︎過去の、チャールス・ロイド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
この2人は『Temporary Kings』というデュオ・アルバムを2018年にECMからリリースしていて、クールなかみ合いに留意した同作を基に置くパフォーマンスを見せる。青白い火花がちろちろと顔を出す、とその様は形容できよう。けっこう臨機応変に次の曲を決めていた感じもあり、同作のオープナーだったアイヴァーソンの自作「ルガーノ」から、ジョン・コルトレーンやウォーン・マーシュらの曲まで材料はいろいろ。どこか神経質そうなところもあるターナーと神経質そうな指さばきながらMCはかなり愛嬌を持つアイヴァーソンの重なりは、どちらかというとターナーのほうを前に置くという印象も得たか。その比率は、6,5と3,5といった感じ? なんにせよ、抑制を持つ2人の調べはくっきり。いやあ、余計な音のないデュオ公演は楽器音と技量のありかが良く受け手に届くと思うことしきり。
▶︎過去の、ビリー・ハート
https://43142.diarynote.jp/201402071150071550/
https://43142.diarynote.jp/201908221131088459/
▶︎過去の、マーク・ターナー
http://43142.diarynote.jp/201506251047401015/
http://43142.diarynote.jp/201704200801169451/
https://43142.diarynote.jp/201908221131088459/
▶過去の、ザ・バッド・プラス/イーサン・アイヴァーソン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200405101355540000/
http://43142.diarynote.jp/200509011126570000/
http://43142.diarynote.jp/200802212249200000/
http://43142.diarynote.jp/201103171347055826/
http://43142.diarynote.jp/201311230757159421/
http://43142.diarynote.jp/201411101736494912/
https://43142.diarynote.jp/201908221131088459/
<今日の、追記>
イーサン・アイヴァーソンは2016年作『Temporary Kings』(Okeh)をもってザ・バッド・プラス(2003年8月1〜2日、2004年5月13日、2005年8月29日、2008年2月20日、2011年3月9日、2013年11月20日、2014年10月31日)を辞したが、当然残されたダブル・ベースのリード・アンダーソンとドラムのデイヴィッド・キングは個別活動をしつつ、ザ・バッド・プラスの活動を維持。新作『Never Stop II』(Legbreaker)はクリス・クロス他からいろいろなリーダー・アルバムを出しているオリン・エヴァンス(ザ・バッド・プラス初のアフリカ系のメンバーとなる)を新ピアニストに据えている。そこでエヴァンスはアイヴァーソン流儀の不安定さを引き継ぐ部分もある指さばきをしている。へえ〜。いろんなことをやる人だが、セロニアス・モンクに影響を受けているのは間違いない人ではありますよね。エヴァンスがギタリスト(ケヴィン・ユーバンクス〜2019年2月6日〜とカート・ローゼンウィケル〜2009年3月1日、2010年3月12日、2013年11月20日、2014年3月4日、2016年6月27日、2017年4月15日、2018年1月13日〜)を雇うことに意味を見出した『 #knowingishalfthebattle』(Smoke Sessions、2016年)は自作曲にまじえデイヴィッド・ボウイやカーラ・ブレイ(1999年4月13日、 2000年3月25日)の曲をいい感じで開きもし、印象に残っている。ともあれ、やはり良い折り合いを見せる新作でのオリジナル・メンバーのやりとりを確認し、今後ザ・バッド・プラスはこのリズム隊を土台に、次々に新しいピアニストを選んでいくのもアリではないかと思った。中央に立つ女性シンガーを固定せずにフレッシュさを宿そうとしているザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ(1999年8月2日、2010年2月22日、2013年9月18日、2014年10月23日、2017年2月9日、2019年8月11日)のように……。
ところで、デイヴィッド・キングはジュリアン・ラージ(2005年8月21日、2009年6月24日、2011年7月20日、2017年2月1日)、2017年11月13日、2018年12月11日)の2019年トリオ作『Love Hurts』(Mack Avenue)に参加。それ、ピーター・アイヴァースやロイ・オービソンの曲とともに、ジミー・ジュフリーやオーネット・コールマン(2006年3月27日)やキース・ジャレット(2001年4月30日、2007年5月8日)の曲も取り上げている。ラージの次のリーダー来日公演にデイヴィッド・キングが同行したらうれしいが。当のラージは、来週にはチャールズ・ロイド(2005年5月11日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日)のサポートでやってくることになっている。
▶過去の、ザ・バッド・プラス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200405101355540000/
http://43142.diarynote.jp/200509011126570000/
http://43142.diarynote.jp/200802212249200000/
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http://43142.diarynote.jp/201311230757159421/
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▶︎過去の、ケヴィン・ユーバンクス
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▶過去の、カート・ローゼンウィンケル
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http://43142.diarynote.jp/201606281737237220/
http://43142.diarynote.jp/201704170805443358/
http://43142.diarynote.jp/201801140944229876/
▶過去の、カーラ・ブレイ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live1.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
▶過去の、ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
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▶過去の、ジュリアン・ラージ
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http://43142.diarynote.jp/201107230819362417/
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▶︎過去の、オーネット・コールマン
http://43142.diarynote.jp/200603281335030000/
▶過去の、キース・ジャレット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
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▶︎過去の、チャールス・ロイド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
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https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
ビリー・ハート・カルテット。エドマール・カスタネーダ・ミーツ・ヤマンドゥ・コスタ
2019年8月21日 音楽 1940年生まれのドラマーであるビリー・ハート(2014年2月5日)は、まさにジャズ・ジャイアンツ。ロフト・ジャズの流れにある鋭敏系奏者(1970年前後のワーナー時代のハービー・ハンコック〜2000年3月14日、2001年12月27日、2003年8月23日、2005年8月21日、2012年3月3日、2014年9月7日、2015年9月6日、2016年9月3日、2018年9月1日〜のアブストラクト路線における諸演奏も忘れがたい)からメインストリームにいた人まで、まさに広い範囲でキャラクタスティックなドラミングを見せてきた偉人と言える。リーダー作も、グラマヴィジョンからECMまで各所からたくさんリリース。どっちかと言うとどこか左側にいたそんな彼の信奉者の1人が、エスペランザ・スポルティング(2008年9月5日、2008年12月1日、2010年9月4日、2011年2月17日、2012年3月7日、2012年9月9日、2015年9月5日、2016年5月31日、2017年3月27日)。彼女は2012年作『ラジオ・ミュージック・ソサエティ』で意味もなくハートをゲスト入りさせていた。そのことを彼女に聞いたら、「それが、今作の私の自慢なの」と彼女は微笑んだっけ。
アフリカ系アメリカ人ヤッピー然としていて何気に格好いいテナー・サックスのマーク・ターナー(2015年6月23日、2017年4月18日)、かつてザ・バッド・プラスにいて何度も日本にきている菊地雅章(1999年11月3日、2002年9月22日、2003年6月10日、2004年11月3日、2012年6月24日、2012年6月25日、2012年10月26日)研究家でもあるピアノのイーサン・アイヴァーソン(2003年8月1〜2日、2004年5月13日、2005年8月29日、2008年2月20日、2011年3月9日、2013年11月20日、2014年10月31日)、ダブル・ベースのジョー・マーティンという顔ぶれによる。ギラッド・ヘクセルマン(2012年3月12日、2016年7月3日、2019年6月9日)やアナット・コーエンやクリス・ポッター(2012年5月28日、2013年5月21日)作、そしてターナーのECM2014年作に参加していたりする(ドナルド・フェイゲンの『サンケン・コンドス』にも)マーティン以外はレギュラーですね。
さすが御大、目のつけどころがイケてるという実力者たちと、思索的というか、どこか幾何学的な心持ちを与える曲群を、淡々と繰り出す。とはいえ、ハートは俺様ノリで個性的に歌うがことく自在にスティックさばき音を出していて、そこからはなんか人間的な所作をしているという感じもえることができるだろう。ときにとっても他ジャズ・ドラマーとは異なるアクセントを入れていた彼は部分的にはマッチド・グリップでも叩き、パールのドラムを使用していた。曲はターナーやアイヴァーソンも提供している。
リアル・ジャズの醍醐味の一面を、見事に伝えるライヴ。御大は一曲ごとにマイクを取り、ドラムの前方横に立って訥々MCをした。
▶︎過去の、ビリー・ハート
https://43142.diarynote.jp/201402071150071550/
▶︎過去の、マーク・ターナー
http://43142.diarynote.jp/201506251047401015/
http://43142.diarynote.jp/201704200801169451/
▶過去の、ザ・バッド・プラス/イーサン・アイヴァーソン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200405101355540000/
http://43142.diarynote.jp/200509011126570000/
http://43142.diarynote.jp/200802212249200000/
http://43142.diarynote.jp/201103171347055826/
http://43142.diarynote.jp/201311230757159421/
http://43142.diarynote.jp/201411101736494912/
▶過去の、ハービー・ハンコック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/
http://43142.diarynote.jp/201509220833541918/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160903
https://43142.diarynote.jp/201809051532324111/
▶過去の、エスペランサ・スポルディング
http://43142.diarynote.jp/200809071430380000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20081201
http://43142.diarynote.jp/?day=20100904
http://43142.diarynote.jp/201102190814495504/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120307
http://43142.diarynote.jp/201209191229057579/
http://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
http://43142.diarynote.jp/201606101027587993/
https://43142.diarynote.jp/201703281829079078/
▶過去の、菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20041103
http://43142.diarynote.jp/201207031322126509/
http://43142.diarynote.jp/201207031323242844/
http://43142.diarynote.jp/201210271744294415/
http://43142.diarynote.jp/201507091044561526/ インタヴュー
http://43142.diarynote.jp/?day=20160611 遺作について
▶過去の、クリス・ポッター
http://43142.diarynote.jp/201205301445023004/
http://43142.diarynote.jp/201305260927026044/
続いては、コロンビア生まれでNY在住のハープ奏者であるエドマール・カスタネーダ(2014年1月12日、2017年9月28日)とブラジル人7弦ギターを弾くブラジル人奏者のヤマンドゥ・コスタ(2017年2月4日、2018年10月27日)という、それぞれの持ち楽器で驚愕するしかないパフォーマンスを見せてきた超実力者のデュオ公演を見る。だいぶ前からフェスで顔を合わせて顔見知りながら、今回が世界で初のデュオ公演となる。
お互いの国の曲や自作曲加え、チャーリー・ヘイデン(2001年11月20日、2005年3月16日、2009年9月10日)の「アワ・スパニッシュ・ラヴ・ソング」も演奏。途中一曲づつソロ演奏を披露したが、あとはずっと一緒にパフォーマンスをする。ニコニコ感、ありあり。実は両者の重なりは熟しきっていないところもあり、1人演奏の際には各人の演奏力のハンパなさがより直裁に浮かび上がるという部分はあった。だが、<コロンビアの天真爛漫>と<ブラジルの天衣無縫>が重なり合う様は興味深いし、やはり面白い。たとえば、コスタの演奏はソロ演奏のときより一緒にやっていると相乗で演奏がラフというか熱を帯び、また口笛やスキャットを繰り出す比率が高くなる。技量や発想の高さと相入れない、両者の人の良さがほんわか出てくるのも魅力で、会場内にはとってもいい感じのヴァイブに満ちていた。
▶︎過去の、エドマール・カスタネーダ
http://43142.diarynote.jp/201401171004104264/
https://43142.diarynote.jp/201709291218574592/
▶︎過去の、ヤマンドウ・コスタ
http://43142.diarynote.jp/201702081153548285/
https://43142.diarynote.jp/201810281058039311/
▶過去の、チャーリー・ヘイデン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/LIVE-2001-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200503240453290000/
http://43142.diarynote.jp/200909120650273142/
<今日の、憂鬱>
夏の真っ盛りになると、嫌なことがひとつ。新聞の記事においてハンパなく高校野球のスペースが増大すること。野球に興味がもてないうえに、高校野球というものがぼくは嫌い。なので、新聞めくっていてイラっとくる。それも、明後日までか。まあ、ワールドカップ期間中にサッカーの記事が増えて冗談じゃねーぞという人もいるんだろうけど。そういえば、かつてぼくは高校野球についてこんなことを書いていた。
→https://43142.diarynote.jp/200808232144040000/
アフリカ系アメリカ人ヤッピー然としていて何気に格好いいテナー・サックスのマーク・ターナー(2015年6月23日、2017年4月18日)、かつてザ・バッド・プラスにいて何度も日本にきている菊地雅章(1999年11月3日、2002年9月22日、2003年6月10日、2004年11月3日、2012年6月24日、2012年6月25日、2012年10月26日)研究家でもあるピアノのイーサン・アイヴァーソン(2003年8月1〜2日、2004年5月13日、2005年8月29日、2008年2月20日、2011年3月9日、2013年11月20日、2014年10月31日)、ダブル・ベースのジョー・マーティンという顔ぶれによる。ギラッド・ヘクセルマン(2012年3月12日、2016年7月3日、2019年6月9日)やアナット・コーエンやクリス・ポッター(2012年5月28日、2013年5月21日)作、そしてターナーのECM2014年作に参加していたりする(ドナルド・フェイゲンの『サンケン・コンドス』にも)マーティン以外はレギュラーですね。
さすが御大、目のつけどころがイケてるという実力者たちと、思索的というか、どこか幾何学的な心持ちを与える曲群を、淡々と繰り出す。とはいえ、ハートは俺様ノリで個性的に歌うがことく自在にスティックさばき音を出していて、そこからはなんか人間的な所作をしているという感じもえることができるだろう。ときにとっても他ジャズ・ドラマーとは異なるアクセントを入れていた彼は部分的にはマッチド・グリップでも叩き、パールのドラムを使用していた。曲はターナーやアイヴァーソンも提供している。
リアル・ジャズの醍醐味の一面を、見事に伝えるライヴ。御大は一曲ごとにマイクを取り、ドラムの前方横に立って訥々MCをした。
▶︎過去の、ビリー・ハート
https://43142.diarynote.jp/201402071150071550/
▶︎過去の、マーク・ターナー
http://43142.diarynote.jp/201506251047401015/
http://43142.diarynote.jp/201704200801169451/
▶過去の、ザ・バッド・プラス/イーサン・アイヴァーソン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200405101355540000/
http://43142.diarynote.jp/200509011126570000/
http://43142.diarynote.jp/200802212249200000/
http://43142.diarynote.jp/201103171347055826/
http://43142.diarynote.jp/201311230757159421/
http://43142.diarynote.jp/201411101736494912/
▶過去の、ハービー・ハンコック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
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http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/
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http://43142.diarynote.jp/201509220833541918/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160903
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▶過去の、エスペランサ・スポルディング
http://43142.diarynote.jp/200809071430380000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20081201
http://43142.diarynote.jp/?day=20100904
http://43142.diarynote.jp/201102190814495504/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120307
http://43142.diarynote.jp/201209191229057579/
http://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
http://43142.diarynote.jp/201606101027587993/
https://43142.diarynote.jp/201703281829079078/
▶過去の、菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
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http://43142.diarynote.jp/?day=20041103
http://43142.diarynote.jp/201207031322126509/
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http://43142.diarynote.jp/201507091044561526/ インタヴュー
http://43142.diarynote.jp/?day=20160611 遺作について
▶過去の、クリス・ポッター
http://43142.diarynote.jp/201205301445023004/
http://43142.diarynote.jp/201305260927026044/
続いては、コロンビア生まれでNY在住のハープ奏者であるエドマール・カスタネーダ(2014年1月12日、2017年9月28日)とブラジル人7弦ギターを弾くブラジル人奏者のヤマンドゥ・コスタ(2017年2月4日、2018年10月27日)という、それぞれの持ち楽器で驚愕するしかないパフォーマンスを見せてきた超実力者のデュオ公演を見る。だいぶ前からフェスで顔を合わせて顔見知りながら、今回が世界で初のデュオ公演となる。
お互いの国の曲や自作曲加え、チャーリー・ヘイデン(2001年11月20日、2005年3月16日、2009年9月10日)の「アワ・スパニッシュ・ラヴ・ソング」も演奏。途中一曲づつソロ演奏を披露したが、あとはずっと一緒にパフォーマンスをする。ニコニコ感、ありあり。実は両者の重なりは熟しきっていないところもあり、1人演奏の際には各人の演奏力のハンパなさがより直裁に浮かび上がるという部分はあった。だが、<コロンビアの天真爛漫>と<ブラジルの天衣無縫>が重なり合う様は興味深いし、やはり面白い。たとえば、コスタの演奏はソロ演奏のときより一緒にやっていると相乗で演奏がラフというか熱を帯び、また口笛やスキャットを繰り出す比率が高くなる。技量や発想の高さと相入れない、両者の人の良さがほんわか出てくるのも魅力で、会場内にはとってもいい感じのヴァイブに満ちていた。
▶︎過去の、エドマール・カスタネーダ
http://43142.diarynote.jp/201401171004104264/
https://43142.diarynote.jp/201709291218574592/
▶︎過去の、ヤマンドウ・コスタ
http://43142.diarynote.jp/201702081153548285/
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▶過去の、チャーリー・ヘイデン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/LIVE-2001-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200503240453290000/
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<今日の、憂鬱>
夏の真っ盛りになると、嫌なことがひとつ。新聞の記事においてハンパなく高校野球のスペースが増大すること。野球に興味がもてないうえに、高校野球というものがぼくは嫌い。なので、新聞めくっていてイラっとくる。それも、明後日までか。まあ、ワールドカップ期間中にサッカーの記事が増えて冗談じゃねーぞという人もいるんだろうけど。そういえば、かつてぼくは高校野球についてこんなことを書いていた。
→https://43142.diarynote.jp/200808232144040000/
ネナ・チェリー。ナオ・ヨシオガ
2019年8月19日 音楽 さすが、キュートな姉御。すべてが、素晴らしすぎた。パンチ・ブラザース(2016年8月4日、2019年7月10日)を抜いて、今のところ2019年No.1公演となった。
変わらない魅力的な彼女の姿に触れながら、二十歳ちょいだったリップ・リグ+パニック(ローランド・カークの曲/アルバム名からきていますね)以来の来日になるのかとふと思う。来ていたら見ているはずだが、彼女を見た記憶がまったくないもの。その83年だかのリップスの公演には、ぼくのなかではマイルズ・デイヴィス以上に燦然と輝く自由ジャズ・トランペッターである義父のドン・チェリーも同行していたんだよなー。小さい頃からドン・チェリーにくっついて世界中を旅した彼女のしなやか枠超えスタンスはすべからく彼に負っている。で、この公演はサマーソニック出演を介してのもの。六本木・ビルボードライブ東京、ファースト・ショウ。熱心なファンが来ていて、最初から拍手が熱かった。
会場に入り、ステージを見て驚く。いろんな機材からヴァイブラフォンやハープなどの普通のポップ・ミュージックのバンドには入らない楽器まで、数々のブツがどばーあと置かれている。事前の紹介HPでは同行メンバーの記載がなされていなかったので、どーいうライヴをやるのか皆目見当がつかなかったのだが、それだけでもうぼくの期待メーターは上がる。サポートのメンバーは6人で、うち女性が2人。マニュピレート専任の人もいる(多い時は、3人ほどエレクトロ機器と向き合っていた)が、結構みんな自在に楽器を持ち変える。その様も、本当にいい感じだ。
そして、皆さん何人なのかわからないが(英国人が多いのかなあ?)、腕と感性もいける。いくら電気音が幅をきかせようとプリセット音源を流していますという感じがなく、ちゃんと皆んなでオペレートしあいエクレクティック(その際、生楽器の音がモノを言う)なデジタル・ビヨンドの音を送出していて、それにはうなる。ある曲でプリセットのアルト・サックス・ソロが挿入されもしたのが、サウンドの全体像がとても有機的なので、一瞬誰かがサックスを手に取り吹き出したのかとぼくは思ってしまった。
そうした面々の先頭に彼女がいて、ゆうゆうと肉声を出す。もう態度が違う、位置する場所が常人とはまったく異なるという感じはアリアリ。かといって、物腰はフランクかつファンキーな余裕に満ちているのだから、これはタマが違うと悟らずにはいられない。義父バンザイ、とも。肝心の歌も、ぼくが想像していた以上に歌えていた。いい、シンガー。実は彼女の曲って、曲調だけをとると内省的と言えるようなものが多いのだが、それが様々な現代的な造形を身にまとい鮮やかに宙を舞う様にはほんと誘いに満ち魅力的。旧人気曲の「7セカンズ」や「バッファロー・スタンス」も衣替えして送り出される。後者はもともとラップ曲だが、ラップも堂にいったものだった。
▶︎過去の、パンチ・ブラザース
http://43142.diarynote.jp/201608100931466329/
https://43142.diarynote.jp/201907110708425985/
その後は気持ちを整え直し、南青山・ブルーノート東京で、日本人R&Bシンガーのナオ・ヨシオカのショウを見る。もともとあちらの奏者を使うなど本場を見据えた活動を標榜しているという印象があるが、現在はNYに住み、3年ぶりのアルバムのリリースをフォロウするものとなる。こちらのお客さんも熱い反応を示していて、コアなファンがついていることがわかる。
サポート陣はフィラデルフィアやNYに住んでいる人たちか。キンドレッド・ファミリー・ソウルのアルバムにも名を出すダイ・ミヤザキ(ギター)、ビラル(2001年8月18日、2017年1月24日)のアルバムで弾いてもいるコーリー・バーンハード(キーボード)、ウィル・ダウニングらのアルバムに参加しているシェルトン・グレイ(電気ベース)、透明アクリル板で囲まれたマーク・トーマス(ドラム)、ジル・スコットやザ・ルーツ(2002年12月29日、 2003年12月2日、2004年9月19日、2007年1月15日、2013年12月19日)のプロデュースをしているカーリ・マティーン(パーカッション、コーラス、チェロ)という面々。ミヤザキはいろんなソウル系演奏を的確にマスターしていますという音をテレキャターで出し、5弦のフレットレス・ベーズを弾くグレイは鍵盤のそれもいけた。パーカッションはあまり効いていないマーティンは、ピアノだけをバックにする曲でなんとエレクトリック・チェロを十全に弾いてびっくり。ソング・ライティングからオーディオ・プロダクションまで、裏方として有能な御仁なんだろうな。
そんな面々が出す音がでかくて、最初びっくり。小柄なナオ・ヨシオカがそれに負けず、透明感はあるものの声量ある歌唱で渡り合い、それにもへえと頷く。もうR&Bに対する純真だけに終わらぬパフォーマンスを彼女はちゃんと出していた。曲はそこそこ難しいものもあるが、それも歌い手としての向上心が導くものだろう。今年一番感激したショウの後に接するのはきついかなとふと思ったりもしたのだが、楽しめました。
▶︎過去の、ビラル
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm サマーソニック
https://43142.diarynote.jp/201701251128533335/
▶過去の、ザ・ルーツ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-12.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20040919
http://43142.diarynote.jp/200701201415300000/
http://43142.diarynote.jp/201312200917503345/
<今日の、サーヴィス>
ビルボードからブルーノートに向かう際、カミナリが光るのを確認。雨降るのかあ、そういえば天気予報の今日の夜の降水確率は40パーセントだったよなーとか思いつつ、入店。ライヴ終了後、上階に出ると入り口で店員さんがビニール傘をたくさん持っている。ドアの外を見ると、雨が降っている。傘を差し出され、「いただいちゃっていいんですか?」と尋ねる。「どうぞ、お持ち帰りください」。濡れずにすみ、とってもありがたかった。
ところで、今日の二つの出し物は本日1日限りのもの。大昔取材したこともある、豪州出身のダンス系R&Bシンガーのデニ・ハインズの公演も今日あった。新婚の知人がサポートをしているし、見たかったなー。
変わらない魅力的な彼女の姿に触れながら、二十歳ちょいだったリップ・リグ+パニック(ローランド・カークの曲/アルバム名からきていますね)以来の来日になるのかとふと思う。来ていたら見ているはずだが、彼女を見た記憶がまったくないもの。その83年だかのリップスの公演には、ぼくのなかではマイルズ・デイヴィス以上に燦然と輝く自由ジャズ・トランペッターである義父のドン・チェリーも同行していたんだよなー。小さい頃からドン・チェリーにくっついて世界中を旅した彼女のしなやか枠超えスタンスはすべからく彼に負っている。で、この公演はサマーソニック出演を介してのもの。六本木・ビルボードライブ東京、ファースト・ショウ。熱心なファンが来ていて、最初から拍手が熱かった。
会場に入り、ステージを見て驚く。いろんな機材からヴァイブラフォンやハープなどの普通のポップ・ミュージックのバンドには入らない楽器まで、数々のブツがどばーあと置かれている。事前の紹介HPでは同行メンバーの記載がなされていなかったので、どーいうライヴをやるのか皆目見当がつかなかったのだが、それだけでもうぼくの期待メーターは上がる。サポートのメンバーは6人で、うち女性が2人。マニュピレート専任の人もいる(多い時は、3人ほどエレクトロ機器と向き合っていた)が、結構みんな自在に楽器を持ち変える。その様も、本当にいい感じだ。
そして、皆さん何人なのかわからないが(英国人が多いのかなあ?)、腕と感性もいける。いくら電気音が幅をきかせようとプリセット音源を流していますという感じがなく、ちゃんと皆んなでオペレートしあいエクレクティック(その際、生楽器の音がモノを言う)なデジタル・ビヨンドの音を送出していて、それにはうなる。ある曲でプリセットのアルト・サックス・ソロが挿入されもしたのが、サウンドの全体像がとても有機的なので、一瞬誰かがサックスを手に取り吹き出したのかとぼくは思ってしまった。
そうした面々の先頭に彼女がいて、ゆうゆうと肉声を出す。もう態度が違う、位置する場所が常人とはまったく異なるという感じはアリアリ。かといって、物腰はフランクかつファンキーな余裕に満ちているのだから、これはタマが違うと悟らずにはいられない。義父バンザイ、とも。肝心の歌も、ぼくが想像していた以上に歌えていた。いい、シンガー。実は彼女の曲って、曲調だけをとると内省的と言えるようなものが多いのだが、それが様々な現代的な造形を身にまとい鮮やかに宙を舞う様にはほんと誘いに満ち魅力的。旧人気曲の「7セカンズ」や「バッファロー・スタンス」も衣替えして送り出される。後者はもともとラップ曲だが、ラップも堂にいったものだった。
▶︎過去の、パンチ・ブラザース
http://43142.diarynote.jp/201608100931466329/
https://43142.diarynote.jp/201907110708425985/
その後は気持ちを整え直し、南青山・ブルーノート東京で、日本人R&Bシンガーのナオ・ヨシオカのショウを見る。もともとあちらの奏者を使うなど本場を見据えた活動を標榜しているという印象があるが、現在はNYに住み、3年ぶりのアルバムのリリースをフォロウするものとなる。こちらのお客さんも熱い反応を示していて、コアなファンがついていることがわかる。
サポート陣はフィラデルフィアやNYに住んでいる人たちか。キンドレッド・ファミリー・ソウルのアルバムにも名を出すダイ・ミヤザキ(ギター)、ビラル(2001年8月18日、2017年1月24日)のアルバムで弾いてもいるコーリー・バーンハード(キーボード)、ウィル・ダウニングらのアルバムに参加しているシェルトン・グレイ(電気ベース)、透明アクリル板で囲まれたマーク・トーマス(ドラム)、ジル・スコットやザ・ルーツ(2002年12月29日、 2003年12月2日、2004年9月19日、2007年1月15日、2013年12月19日)のプロデュースをしているカーリ・マティーン(パーカッション、コーラス、チェロ)という面々。ミヤザキはいろんなソウル系演奏を的確にマスターしていますという音をテレキャターで出し、5弦のフレットレス・ベーズを弾くグレイは鍵盤のそれもいけた。パーカッションはあまり効いていないマーティンは、ピアノだけをバックにする曲でなんとエレクトリック・チェロを十全に弾いてびっくり。ソング・ライティングからオーディオ・プロダクションまで、裏方として有能な御仁なんだろうな。
そんな面々が出す音がでかくて、最初びっくり。小柄なナオ・ヨシオカがそれに負けず、透明感はあるものの声量ある歌唱で渡り合い、それにもへえと頷く。もうR&Bに対する純真だけに終わらぬパフォーマンスを彼女はちゃんと出していた。曲はそこそこ難しいものもあるが、それも歌い手としての向上心が導くものだろう。今年一番感激したショウの後に接するのはきついかなとふと思ったりもしたのだが、楽しめました。
▶︎過去の、ビラル
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm サマーソニック
https://43142.diarynote.jp/201701251128533335/
▶過去の、ザ・ルーツ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-12.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20040919
http://43142.diarynote.jp/200701201415300000/
http://43142.diarynote.jp/201312200917503345/
<今日の、サーヴィス>
ビルボードからブルーノートに向かう際、カミナリが光るのを確認。雨降るのかあ、そういえば天気予報の今日の夜の降水確率は40パーセントだったよなーとか思いつつ、入店。ライヴ終了後、上階に出ると入り口で店員さんがビニール傘をたくさん持っている。ドアの外を見ると、雨が降っている。傘を差し出され、「いただいちゃっていいんですか?」と尋ねる。「どうぞ、お持ち帰りください」。濡れずにすみ、とってもありがたかった。
ところで、今日の二つの出し物は本日1日限りのもの。大昔取材したこともある、豪州出身のダンス系R&Bシンガーのデニ・ハインズの公演も今日あった。新婚の知人がサポートをしているし、見たかったなー。
最初、六本木・ビルボードライブ東京で、新進ラッパーのトパーズ・ジョーンズを見る。サマーソニック出演に先駆けてのもので、ファースト・ショウ。
長身で長髪のブレイズ、別にたいした格好はしていないのだが、なかなか格好いい。彼のお父さんはオハイオ・ファンクの系譜にきっちりと位置をしめるスレイヴやオウラのギタリスト/シンガーのカート・ジョーンズ(彼もブレイズ頭をしている)だそうだが、トパーズのPV を見るとそれなりに楽器ができそうな感じもあるがどうなんだろう? あと、なんかおぼっちゃまくんぽい感じはかなりある。
日本人と思しき女性DJ(彼女は20分ほど冒頭で、単独で音を流す)の音出しのもと、ステージを縦横に動きながら、彼はパフォーマンス。ほんのちょい歌ったりもするが、なんにせよ地声はデカそう。とともに、すげえMCが早口なんだが、ときにラップでもそう。そんな彼のポイントはヤサグレた感じがなく、なんかと健やかなムードを受け手に与えること。これでギャングスタなネタを扱っていたら大笑いだが(←ちゃんと、チェックしろというハナシですね)、その総体に暗さやヤバさはなし。そういう人がいてもいいだろうし、もっとオレ様乗りは出してほしと思わなくもないが、本当に善人そうな感じで観客に接しつつ、彼はエンターテインメント性の高いショウを繰り広げていた。ファースト作を出したのが2016年なので、新曲も披露した。
その後は、南青山・ブルーノート東京に回る。いろんなことをやってきているが、ぼくのなかではマーカス・ギルモア(2007年11月21日、2010年7月24日、2010年8月22日、2014年5月15日、2014年6月19日、2014年6月20日、2015年4月7日、2016年9月16日、2017年4月18日)他を擁するあまりにストロングで研ぎ澄まされた現代ジャズ・クインテット表現の作り手という像があまりにデカい、キューバ出身で在NYのピアニスト(2005年3月16日、2007年11月21日、2010年8月22日、2014年1月10日、2014年1月12日、2015年4月7日)のキューバン・ラテンのプロジェクトが、今回の出し物。彼、サルサ歌手のイサック・デルガードとは米国に渡った時期が同じでとても仲良し、プロデュースから客演まで数枚のイサックのアルバムに関与している。
そんな彼の相手役シンガーはルバルカバとは後輩ながら同じ学校区で育ったという、亡命後はマイアミに居住し、芯の強いリーダー作群(一部、ルバルカバが参加したアルバムもあり)を出しているアイメー・ヌビオラ。おお、その場にいるだけで、立った好ましい個をアピールする人で大きく頷く。そのヌビオラ姐さんは、すごいアフロ・ヘアー。そして、キンキラのドレス。うひょー。でも、それがまったく本人のキャラクターと合い、その存在感ある歌唱と相まって、美味しい華を出す。一方のルバルバカの格好も真っ白のスーツに真っ赤なネクタイ、彼も普段のジャズのパフォーマンスとは離れたことをすることをそれできっぱり示す。
実はゴンサロとヌビオラがステージを共にするのは初めてで、この“風と天気”というプロジェクトは今回が世界初お披露目となるらしい。他の構成員は、クリストバル・ベルデシア(ベース)、レイニエル・ゲーラ(ドラムス)、ホセ “マヒート” アギレラ(パーカッション)、ルルデス・ヌビオラ(バックグラウンド・ヴォーカル)、アルフレド・ルーゴ(バックグラウンド・ヴォーカル)、そして日本から参加のソプラノ・サックスとアルト・サックスの近藤和彦(2011年3月28日、2011年8月6日 、2014年9月7日、2015年9月27日、2016年1月7日、2016年10月28日、2017年11月8日、2017年12月5日、2018年6月8日、2018年9月2日、2019年1月7日)。セリア・クルーズの遺作などこのなかで一番レコーディング参加の多いホセ “マヒート” アギレラはベネズエラ出身と紹介され、あとはキューバ出身者だろう。近藤は問題なく合いの手を入れ、ときにソロを取る。かつて熱帯ジャズ楽団にいたことがあったが(それで、インタヴューしたことがあって、そしたらしばらくして彼は脱退した)、どういう経緯で実力者の彼に声がかかったのだろう。
コーラスが二人いることを見ても分かるように、これは歌ものプロジェクト。もう、キューバの蓄積が生む歌心が、進歩的なところも持つ絶妙の重なりを持つサウンドに乗って溢れ出る様にぼくは降参。もちろん、リズムのかみ合いをはじめサウンドも耳を弾き、ときにとんでもない技術と審美眼を下敷きにするルバルカバのちょっとした指さばきにもおおぅ。キューバ出身のジャズ・ピアニストは少なくないが、(かつては道をあやまったアルバムを出したこともあった)彼がその頂点にいるということも、ぼくは再確認した。
ともあれ、今年有数の歌力にあふれていたショウであったのは疑いがない。また来てほしいし、ルバルカバの別プロジェクトにもいろいろ触れたい。
▶過去の、マーカス・ギルモア
http://43142.diarynote.jp/200711290930350000/
http://43142.diarynote.jp/201007261045442770/
http://43142.diarynote.jp/201008261620103318/
http://43142.diarynote.jp/201405171309186867/
http://43142.diarynote.jp/201406201008164250/
http://43142.diarynote.jp/201406210910441716/
http://43142.diarynote.jp/201504081451142675/
http://43142.diarynote.jp/201609201820427313/
https://43142.diarynote.jp/201704200801169451/
▶過去の、ゴンサロ・ルバルカバ
http://43142.diarynote.jp/200503240453290000/
http://43142.diarynote.jp/200711290930350000/
http://43142.diarynote.jp/201008261620103318/
http://43142.diarynote.jp/201401161534392423/
http://43142.diarynote.jp/201401171004104264/
http://43142.diarynote.jp/201504081451142675/
▶︎過去の、近藤和彦
http://43142.diarynote.jp/201104041100266528/
http://43142.diarynote.jp/201108101632022013/ ノー・ネーム・ホーセズ
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/ ノー・ネーム・ホーセズ
http://43142.diarynote.jp/201501131019359012/
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
http://43142.diarynote.jp/201601090750252990/
https://43142.diarynote.jp/201610311054183284/
http://43142.diarynote.jp/201711091333526195/ マシュー・ハーバーツ・ビッグ・バンド
https://43142.diarynote.jp/201712061006171627/
https://43142.diarynote.jp/201806130948515941/
https://43142.diarynote.jp/201809071509481583
https://43142.diarynote.jp/201901090933013218/
<今日の、認知>
お盆中、禁酒している。ピロリ菌撲滅(発見されてしもうた)のための薬を飲んでいるため。ゆえに、今日の二つのライヴ会場ではスパークリング・ウォーターとミネラル・ウォーターをそれぞれにオーダー。飲まなくても、なんとかなるものなのだな。アフターも含め、飲まないと安上がり。ところで、朝夕に分けて1日10 粒服用を1週間続けなけらばならないのだが、処方されるときけっこう副作用が出やすい由を医者から告げられた。だが、まったくなんともねえ。さすがアレルギー0、花粉症なしのオトコ。とっても疲れやすい、ヘタレだけど……。
長身で長髪のブレイズ、別にたいした格好はしていないのだが、なかなか格好いい。彼のお父さんはオハイオ・ファンクの系譜にきっちりと位置をしめるスレイヴやオウラのギタリスト/シンガーのカート・ジョーンズ(彼もブレイズ頭をしている)だそうだが、トパーズのPV を見るとそれなりに楽器ができそうな感じもあるがどうなんだろう? あと、なんかおぼっちゃまくんぽい感じはかなりある。
日本人と思しき女性DJ(彼女は20分ほど冒頭で、単独で音を流す)の音出しのもと、ステージを縦横に動きながら、彼はパフォーマンス。ほんのちょい歌ったりもするが、なんにせよ地声はデカそう。とともに、すげえMCが早口なんだが、ときにラップでもそう。そんな彼のポイントはヤサグレた感じがなく、なんかと健やかなムードを受け手に与えること。これでギャングスタなネタを扱っていたら大笑いだが(←ちゃんと、チェックしろというハナシですね)、その総体に暗さやヤバさはなし。そういう人がいてもいいだろうし、もっとオレ様乗りは出してほしと思わなくもないが、本当に善人そうな感じで観客に接しつつ、彼はエンターテインメント性の高いショウを繰り広げていた。ファースト作を出したのが2016年なので、新曲も披露した。
その後は、南青山・ブルーノート東京に回る。いろんなことをやってきているが、ぼくのなかではマーカス・ギルモア(2007年11月21日、2010年7月24日、2010年8月22日、2014年5月15日、2014年6月19日、2014年6月20日、2015年4月7日、2016年9月16日、2017年4月18日)他を擁するあまりにストロングで研ぎ澄まされた現代ジャズ・クインテット表現の作り手という像があまりにデカい、キューバ出身で在NYのピアニスト(2005年3月16日、2007年11月21日、2010年8月22日、2014年1月10日、2014年1月12日、2015年4月7日)のキューバン・ラテンのプロジェクトが、今回の出し物。彼、サルサ歌手のイサック・デルガードとは米国に渡った時期が同じでとても仲良し、プロデュースから客演まで数枚のイサックのアルバムに関与している。
そんな彼の相手役シンガーはルバルカバとは後輩ながら同じ学校区で育ったという、亡命後はマイアミに居住し、芯の強いリーダー作群(一部、ルバルカバが参加したアルバムもあり)を出しているアイメー・ヌビオラ。おお、その場にいるだけで、立った好ましい個をアピールする人で大きく頷く。そのヌビオラ姐さんは、すごいアフロ・ヘアー。そして、キンキラのドレス。うひょー。でも、それがまったく本人のキャラクターと合い、その存在感ある歌唱と相まって、美味しい華を出す。一方のルバルバカの格好も真っ白のスーツに真っ赤なネクタイ、彼も普段のジャズのパフォーマンスとは離れたことをすることをそれできっぱり示す。
実はゴンサロとヌビオラがステージを共にするのは初めてで、この“風と天気”というプロジェクトは今回が世界初お披露目となるらしい。他の構成員は、クリストバル・ベルデシア(ベース)、レイニエル・ゲーラ(ドラムス)、ホセ “マヒート” アギレラ(パーカッション)、ルルデス・ヌビオラ(バックグラウンド・ヴォーカル)、アルフレド・ルーゴ(バックグラウンド・ヴォーカル)、そして日本から参加のソプラノ・サックスとアルト・サックスの近藤和彦(2011年3月28日、2011年8月6日 、2014年9月7日、2015年9月27日、2016年1月7日、2016年10月28日、2017年11月8日、2017年12月5日、2018年6月8日、2018年9月2日、2019年1月7日)。セリア・クルーズの遺作などこのなかで一番レコーディング参加の多いホセ “マヒート” アギレラはベネズエラ出身と紹介され、あとはキューバ出身者だろう。近藤は問題なく合いの手を入れ、ときにソロを取る。かつて熱帯ジャズ楽団にいたことがあったが(それで、インタヴューしたことがあって、そしたらしばらくして彼は脱退した)、どういう経緯で実力者の彼に声がかかったのだろう。
コーラスが二人いることを見ても分かるように、これは歌ものプロジェクト。もう、キューバの蓄積が生む歌心が、進歩的なところも持つ絶妙の重なりを持つサウンドに乗って溢れ出る様にぼくは降参。もちろん、リズムのかみ合いをはじめサウンドも耳を弾き、ときにとんでもない技術と審美眼を下敷きにするルバルカバのちょっとした指さばきにもおおぅ。キューバ出身のジャズ・ピアニストは少なくないが、(かつては道をあやまったアルバムを出したこともあった)彼がその頂点にいるということも、ぼくは再確認した。
ともあれ、今年有数の歌力にあふれていたショウであったのは疑いがない。また来てほしいし、ルバルカバの別プロジェクトにもいろいろ触れたい。
▶過去の、マーカス・ギルモア
http://43142.diarynote.jp/200711290930350000/
http://43142.diarynote.jp/201007261045442770/
http://43142.diarynote.jp/201008261620103318/
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http://43142.diarynote.jp/201504081451142675/
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▶過去の、ゴンサロ・ルバルカバ
http://43142.diarynote.jp/200503240453290000/
http://43142.diarynote.jp/200711290930350000/
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http://43142.diarynote.jp/201401171004104264/
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▶︎過去の、近藤和彦
http://43142.diarynote.jp/201104041100266528/
http://43142.diarynote.jp/201108101632022013/ ノー・ネーム・ホーセズ
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/ ノー・ネーム・ホーセズ
http://43142.diarynote.jp/201501131019359012/
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http://43142.diarynote.jp/201711091333526195/ マシュー・ハーバーツ・ビッグ・バンド
https://43142.diarynote.jp/201712061006171627/
https://43142.diarynote.jp/201806130948515941/
https://43142.diarynote.jp/201809071509481583
https://43142.diarynote.jp/201901090933013218/
<今日の、認知>
お盆中、禁酒している。ピロリ菌撲滅(発見されてしもうた)のための薬を飲んでいるため。ゆえに、今日の二つのライヴ会場ではスパークリング・ウォーターとミネラル・ウォーターをそれぞれにオーダー。飲まなくても、なんとかなるものなのだな。アフターも含め、飲まないと安上がり。ところで、朝夕に分けて1日10 粒服用を1週間続けなけらばならないのだが、処方されるときけっこう副作用が出やすい由を医者から告げられた。だが、まったくなんともねえ。さすがアレルギー0、花粉症なしのオトコ。とっても疲れやすい、ヘタレだけど……。
100チェロとは、その名称通り、100人ものチェロ奏者を擁するオーケストラの名前。世界的なチェリスト/作曲家であるというイタリア人ジョヴァンニ・ソッリマ(1962年、シチリア州パレルモ生まれ)が、2012年以降持っているというという大勢のチェロ奏者だけでアンサンブルするプロジェクトだ。まあ、その編成だけで、とても酔狂ですね。錦糸町・すみだトリフォニーホール 。
ぎょわー、ステージ上にはチェロと奏者がマジいまくり。壮観。あちらからはソッマリをはじめ6人のチェロ奏者がやってきてコアを担い、残りは公募に応じた老若男女の日本人たち。結局、ステージ上には計120人強のチェロ奏者があがり、ソッマリともどもお揃いの黒色のT-シャツ(下は皆、黒色のパンツ)をカジュアルに身につける。ショウの進行は、変な絵柄のチェロを持ったエンリコ・メロッツィ(1977年生まれ)がやはり中央にいて共同でする。彼は創設いらいからのパートナーであるようだ。何でも面々、一昨日、昨日、本日とリハーサルを重ねて集合表現+α(仕草など)をまとめたようだ。
型破り、定石外し。冒頭、クラシックの有名フレーズらしきものが繰り返されるなか、親分は客席後方からチェロを抱え弾きながら出てきて(そんな姿勢で弾くので、ピッチは正確とは言えない。普通のクラシック奏者だったら、絶対にそんなことしないよなあ)、ステージに上がり、ソロを弾き続ける。バカ。その後はディープ・パープル(2005年8月13日、2006年5月21日)の「スモーク・オン・ザ・ウォーター」他のロック有名リフのメドレー。てな感じで、馬鹿パフォーマンスが続々と続く。
かようなリフを総力戦で繰り返しそこにチェロのソロが乗るものから、パート分けしてちゃんとアンサンブルを取るものまで、手を変え品を変えつつ、パフォーマンスは持たれる。演目はバッハやワーグナーらのクラシック曲から、デイヴィッド・ボウイやニルヴァーナらのロック曲、さらにはオリジナルやトラッドまで本当に散る。いや、散らせ、裾野を広げることを第一義に置いている。
でもって、その進行の仕方がくだけまくっている。MCは愛想よく日本語の単語を混ぜつつ両手を広げてお客にあたるだけでなく、ビートのある曲の際は手拍子を取ることを観客に促し、ときにオーケストラ員にも声を出させ、自分はと言えばときに奇声をあげ、寝っころがり体の上にチェロを置いて弾いたり他者のチェロもお茶目に横から弓を差し出し弾いてみたり、エンリコ・メロッツィは床に座ってギターのように抱えてピチカートでソロをとったりと、受け狙いの所作が満載。指揮をする場合の仕方も笑かし路線で、ある曲でのソッリマは自分の体の位置の高低で音の強弱を団員に伝える。それ、椅子の上に立ったときはマックスでしゃがんだときがピアニシモとなる。そして、一番狼藉(?)なのは何度も何度も自らチェロを頭上に抱え上げ、他の100人を超えるチェリストたちにも同様の所作をさせること。もー、バカバカしいながら、それは見た目にとってもアトラクティヴ。
もう、権威や品格なんかどうでもいいじゃんと、お茶らけまくりで枠超えを図る。クラシックの素養がなければできないながら完全にクラシックから離れたエンターテインメント行為を次から次に繰り出す様に、なかば呆れつつ接する。これ、首謀者がきっちりエスタブリッシュされているからこそ、意味を持つクロスオーヴァー行為であるのは間違いない。
あまりに、チャラすぎないか? どこか生真面目なところを持つぼくは頭の片隅でそう感じなくもなかったが、会場入場時に渡された解説紙片を見て納得。この100チェロ・プロジェクトは、数多くのオペラをやっていたローマのテアトロ・ヴァッレが政府の予算削減により閉鎖の憂き目にあったことが引き金という。ようは、受けてナンボ、お金を取れてこその出しものであり、普段劇場に来ることがなかった門外漢を惹きつけることが主目的だったのだろうから。
様々な音楽ジャンル、プロとアマチュア、アートと大衆的娯楽、演奏者と聞き手、様々な枠をガハハで超えていくしたたかさはすごい。これだけ捨て身のポピュリズムを掲げるジャズの担い手はなかなかないのではないか。もう、スパイク・ジョーンズとかクレイジー・キャッツとか、冗談音楽の系譜に並べたほうがしっくりくるともぼくには思えた。ともあれ、型を破ることを与えられた参加者たちは楽しかったろうなー。バック・ステージに置かれたケース群もすごい光景だったろうなー。
▶過去の、ディープ・パープル
http://43142.diarynote.jp/200508152007550000/
http://43142.diarynote.jp/200605231801250000/
<今日の、考察>
そうした100チェロの表現に接しつつ、ジャズの世界でこれだけ客に媚びた娯楽表現を見せる人たち? はと考えた。まず、思いつくのはゴードン・グッドウィンズ・ビッグ・ファット・バンド(2008年2月5日)。あと、ケニーGとかああいう人たちはすんごいそういう傾向を持つショウをしそうだが、見たことないから分からない。諧謔に富むということでぼくのなかで思い浮かぶのは、アート・アンサンブル・オブ・シカゴ、一時期のカーラ・ブレイ(1999年4月13日、 2000年3月25日)や藤井郷子(1999年8月16日、2000年6月2日、2000年10月1日、2002年8月5日、2003年1月21日、2003年4月7日、2004年7月27日、2005年2月10日、2005年11月28日、2005年12月11日、2006年7月3日、2008年8月24日、2008年12月17日、2010年1月9日、2010年6月7日、2010年8月6日、2012年7月1日、2016年1月28日、2017年1月9日、2017年9月13日、2018年1月8日、2019年1月13日、2019年1月13日、2019年6月29日)のオーケストラ、ICPオーケストラ(2014年9月6日)ら、フリー・ジャズ流れの人たち。それ以上に、渋さ知らズオーケストラ(2004年7月29日、2004年9月1日、2006年1月14日、2006年1月21日、2006年8月27日、2006年11月15日、2006年12月1日、2007年1月13日、2007年6月13日、2008年7月6日、2009年7月26日、2009年9月27日、2010年4月22日、2010年9月19日、2013年5月19日、2015年6月15日)にはいろんな破綻や越境を抱えているかもしれないが、彼らは皆どこかに悪くない意味で斜に構えたところ、その根底にどこか本能的な知性を横たわらせている。ところが、ジョヴァンニ・ソッリマはそういう知性も吹っ飛ばそうとしているようにも、ぼくは感じてしまったのだが。ソッリマは来年ソロで来日する。そんときは、正装ですんげえ硬いことやってほしい。けっこう作曲家としてはミニマリズムを抱える人でもあるようなのでそれはそれで興味を引くはずだし、純粋に綺麗なチェロ音を浴びる事ができるだけで身体はうれしがるはずだよな。ぼく、チェロの音色って大好き。
▶︎過去の、ゴードン・グッドウィンズ・ビッグ・ファット・バンド
https://43142.diarynote.jp/200802100022540000/
▶過去の、カーラ・ブレイ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live1.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
▶過去の、藤井郷子
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-6.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-1.htm 藤井4
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-4.htm 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200407271618520000/ 藤井3+1
http://43142.diarynote.jp/?day=20050210 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200512020244540000/ ザ・レイモンド・マクドナルド・トウキョウ・インプロヴァイザーズ・オーケストラ
http://43142.diarynote.jp/200512140951100000/ エリオット・シャープ
http://43142.diarynote.jp/?day=20060703 藤井オーケストラ名古屋/同東京
http://43142.diarynote.jp/?day=20080824 レイモンド・マクドナルド・インターナショナル・ビッグ・バンド
http://43142.diarynote.jp/200812281445103402/ 藤井4
http://43142.diarynote.jp/201001101203088126/ ガトー・リブレ、ファースト・ミーティング、ma-do、オーケストラ東京
http://43142.diarynote.jp/?day=20100607 ファースト・ミーティング
http://43142.diarynote.jp/201008261616172628/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120701
http://43142.diarynote.jp/201601301017037781/ KAZE
http://43142.diarynote.jp/201701101136544400/ Quartet Maho。Maho、 Satoko Fujii Orchestra Tokyo、Tobira―one、Satoko Fujii Quartet
http://43142.diarynote.jp/201709141146381271/ 藤井オーケストラ東京
https://43142.diarynote.jp/201801100512178732/ あれもこれも
https://43142.diarynote.jp/201901141236416025/ あれもこれも
https://43142.diarynote.jp/201903231350548821/ モリ・イクエ
https://43142.diarynote.jp/201906280923527705/ 2019年ダウンビート誌クリティクス・ポール
https://43142.diarynote.jp/201906301115529387/ w. 齊藤貿子
▶︎過去の、ICPオーケストラ
http://43142.diarynote.jp/201409100929108025/
▶過去の、渋さ知らズ
http://43142.diarynote.jp/200407290730290000/
http://43142.diarynote.jp/200409010713470000/
http://43142.diarynote.jp/200601161256540000/
http://43142.diarynote.jp/200601271857530000/
http://43142.diarynote.jp/200609031311580000/
http://43142.diarynote.jp/200611190320370000/
http://43142.diarynote.jp/200612060135390000/
http://43142.diarynote.jp/200701141431470000/
http://43142.diarynote.jp/200706162321180000/
http://43142.diarynote.jp/200807081247190000/
http://43142.diarynote.jp/200908180046187200/
http://43142.diarynote.jp/200910071809361076/
http://43142.diarynote.jp/201004231559516550/
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http://43142.diarynote.jp/201506161247423392/
ぎょわー、ステージ上にはチェロと奏者がマジいまくり。壮観。あちらからはソッマリをはじめ6人のチェロ奏者がやってきてコアを担い、残りは公募に応じた老若男女の日本人たち。結局、ステージ上には計120人強のチェロ奏者があがり、ソッマリともどもお揃いの黒色のT-シャツ(下は皆、黒色のパンツ)をカジュアルに身につける。ショウの進行は、変な絵柄のチェロを持ったエンリコ・メロッツィ(1977年生まれ)がやはり中央にいて共同でする。彼は創設いらいからのパートナーであるようだ。何でも面々、一昨日、昨日、本日とリハーサルを重ねて集合表現+α(仕草など)をまとめたようだ。
型破り、定石外し。冒頭、クラシックの有名フレーズらしきものが繰り返されるなか、親分は客席後方からチェロを抱え弾きながら出てきて(そんな姿勢で弾くので、ピッチは正確とは言えない。普通のクラシック奏者だったら、絶対にそんなことしないよなあ)、ステージに上がり、ソロを弾き続ける。バカ。その後はディープ・パープル(2005年8月13日、2006年5月21日)の「スモーク・オン・ザ・ウォーター」他のロック有名リフのメドレー。てな感じで、馬鹿パフォーマンスが続々と続く。
かようなリフを総力戦で繰り返しそこにチェロのソロが乗るものから、パート分けしてちゃんとアンサンブルを取るものまで、手を変え品を変えつつ、パフォーマンスは持たれる。演目はバッハやワーグナーらのクラシック曲から、デイヴィッド・ボウイやニルヴァーナらのロック曲、さらにはオリジナルやトラッドまで本当に散る。いや、散らせ、裾野を広げることを第一義に置いている。
でもって、その進行の仕方がくだけまくっている。MCは愛想よく日本語の単語を混ぜつつ両手を広げてお客にあたるだけでなく、ビートのある曲の際は手拍子を取ることを観客に促し、ときにオーケストラ員にも声を出させ、自分はと言えばときに奇声をあげ、寝っころがり体の上にチェロを置いて弾いたり他者のチェロもお茶目に横から弓を差し出し弾いてみたり、エンリコ・メロッツィは床に座ってギターのように抱えてピチカートでソロをとったりと、受け狙いの所作が満載。指揮をする場合の仕方も笑かし路線で、ある曲でのソッリマは自分の体の位置の高低で音の強弱を団員に伝える。それ、椅子の上に立ったときはマックスでしゃがんだときがピアニシモとなる。そして、一番狼藉(?)なのは何度も何度も自らチェロを頭上に抱え上げ、他の100人を超えるチェリストたちにも同様の所作をさせること。もー、バカバカしいながら、それは見た目にとってもアトラクティヴ。
もう、権威や品格なんかどうでもいいじゃんと、お茶らけまくりで枠超えを図る。クラシックの素養がなければできないながら完全にクラシックから離れたエンターテインメント行為を次から次に繰り出す様に、なかば呆れつつ接する。これ、首謀者がきっちりエスタブリッシュされているからこそ、意味を持つクロスオーヴァー行為であるのは間違いない。
あまりに、チャラすぎないか? どこか生真面目なところを持つぼくは頭の片隅でそう感じなくもなかったが、会場入場時に渡された解説紙片を見て納得。この100チェロ・プロジェクトは、数多くのオペラをやっていたローマのテアトロ・ヴァッレが政府の予算削減により閉鎖の憂き目にあったことが引き金という。ようは、受けてナンボ、お金を取れてこその出しものであり、普段劇場に来ることがなかった門外漢を惹きつけることが主目的だったのだろうから。
様々な音楽ジャンル、プロとアマチュア、アートと大衆的娯楽、演奏者と聞き手、様々な枠をガハハで超えていくしたたかさはすごい。これだけ捨て身のポピュリズムを掲げるジャズの担い手はなかなかないのではないか。もう、スパイク・ジョーンズとかクレイジー・キャッツとか、冗談音楽の系譜に並べたほうがしっくりくるともぼくには思えた。ともあれ、型を破ることを与えられた参加者たちは楽しかったろうなー。バック・ステージに置かれたケース群もすごい光景だったろうなー。
▶過去の、ディープ・パープル
http://43142.diarynote.jp/200508152007550000/
http://43142.diarynote.jp/200605231801250000/
<今日の、考察>
そうした100チェロの表現に接しつつ、ジャズの世界でこれだけ客に媚びた娯楽表現を見せる人たち? はと考えた。まず、思いつくのはゴードン・グッドウィンズ・ビッグ・ファット・バンド(2008年2月5日)。あと、ケニーGとかああいう人たちはすんごいそういう傾向を持つショウをしそうだが、見たことないから分からない。諧謔に富むということでぼくのなかで思い浮かぶのは、アート・アンサンブル・オブ・シカゴ、一時期のカーラ・ブレイ(1999年4月13日、 2000年3月25日)や藤井郷子(1999年8月16日、2000年6月2日、2000年10月1日、2002年8月5日、2003年1月21日、2003年4月7日、2004年7月27日、2005年2月10日、2005年11月28日、2005年12月11日、2006年7月3日、2008年8月24日、2008年12月17日、2010年1月9日、2010年6月7日、2010年8月6日、2012年7月1日、2016年1月28日、2017年1月9日、2017年9月13日、2018年1月8日、2019年1月13日、2019年1月13日、2019年6月29日)のオーケストラ、ICPオーケストラ(2014年9月6日)ら、フリー・ジャズ流れの人たち。それ以上に、渋さ知らズオーケストラ(2004年7月29日、2004年9月1日、2006年1月14日、2006年1月21日、2006年8月27日、2006年11月15日、2006年12月1日、2007年1月13日、2007年6月13日、2008年7月6日、2009年7月26日、2009年9月27日、2010年4月22日、2010年9月19日、2013年5月19日、2015年6月15日)にはいろんな破綻や越境を抱えているかもしれないが、彼らは皆どこかに悪くない意味で斜に構えたところ、その根底にどこか本能的な知性を横たわらせている。ところが、ジョヴァンニ・ソッリマはそういう知性も吹っ飛ばそうとしているようにも、ぼくは感じてしまったのだが。ソッリマは来年ソロで来日する。そんときは、正装ですんげえ硬いことやってほしい。けっこう作曲家としてはミニマリズムを抱える人でもあるようなのでそれはそれで興味を引くはずだし、純粋に綺麗なチェロ音を浴びる事ができるだけで身体はうれしがるはずだよな。ぼく、チェロの音色って大好き。
▶︎過去の、ゴードン・グッドウィンズ・ビッグ・ファット・バンド
https://43142.diarynote.jp/200802100022540000/
▶過去の、カーラ・ブレイ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live1.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
▶過去の、藤井郷子
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-6.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-1.htm 藤井4
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-4.htm 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200407271618520000/ 藤井3+1
http://43142.diarynote.jp/?day=20050210 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200512020244540000/ ザ・レイモンド・マクドナルド・トウキョウ・インプロヴァイザーズ・オーケストラ
http://43142.diarynote.jp/200512140951100000/ エリオット・シャープ
http://43142.diarynote.jp/?day=20060703 藤井オーケストラ名古屋/同東京
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http://43142.diarynote.jp/201008261616172628/
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http://43142.diarynote.jp/201701101136544400/ Quartet Maho。Maho、 Satoko Fujii Orchestra Tokyo、Tobira―one、Satoko Fujii Quartet
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▶︎過去の、ICPオーケストラ
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▶過去の、渋さ知らズ
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http://43142.diarynote.jp/200701141431470000/
http://43142.diarynote.jp/200706162321180000/
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http://43142.diarynote.jp/201506161247423392/
ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ
2019年8月11日 音楽 ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ(1999年8月2日、2010年2月22日、2013年9月18日、2014年10月23日、2017年2月9日)の公演を今年も見る。演奏陣の顔ぶれも安定しているし、そんなに演目やノリは変わらないと思ったが、ここに来てシンガーがまた交代。いくらグループにフィットしても、彼らは新鮮さを保つためにリード歌手を定期的に替えようとしているんだろうな。また、彼らはその名も『TBNH』という、なんとマーク・ロンソン(2016年8月21日)制作の新作が作ったばかりで、意気も上がっているはず。もともと憎からず思う連中であるし(1990年代の話だが、複数回海外でインタヴューしたことがあるのは、彼らだけ。その一つは、http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm 2日)、これは見に行きたくなる。南青山・ブルーノート東京、セカンド・ショウ。めっちゃ、混んでいた。彼らのここで持たれたショウのなか一番かと思えた。
サイモン・バーソロミュー(ギター、ヴォーカル)とアンドリュー・レヴィ(ベース)のオリジナル・メンバーに加え、アンジェラ・リッチ(ヴォーカル)、ブライアン・コルベット(トランペット)、リチャード・ビーズリー(テナー・サックス)、マット・スティール(キーボード)、ミム・グレイ(パーカッション、バックグラウンド・ヴォーカル)、ルーク・ハリス(ドラムス)という面々。新作の曲からもやったが、基本は「ドント・ストップ」から「ユー・アー・ザ・ユニヴァース」や「ドリーム・カム・トゥルー」まで黄金の旧曲のオン・パレード。新加入のリッチは歌のうまさということにかけては前任者には負けるが、見た目や佇まいだとOK。適任者であると、思わせる。“ビッグ・ヘア・ラヴァー”という肩書きをトゥィッターに載せている彼女はイタリアのベローナ音楽院を経て、ロンドンのゴールドスミス大学で演劇を学んだという経歴の持ち主。ユーチューブには彼女のソロ歌唱のpvがいくつか出されており、それらは魅力的だ。
カチっとやるところはやり、奔放というか乱暴に行く場合はタガが外れ気味に行く。とくに、サイモン・バーソロミューはときにやりたい放題。とても、60男とは思えないほど若々しく、やんちゃにして軽い。5年ぐらい前だか単独でインタヴューしたときに、一番好きなギタリストはジミ・ヘンドリックスと言っていてアレそうなのと意表を突かれたことがあったが、その趣味を感じさせられたというのも今回が一番だった。
▶過去の、ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
http://43142.diarynote.jp/201002280939559070/
http://43142.diarynote.jp/201309201841355632/
http://43142.diarynote.jp/201410251056112035/
http://43142.diarynote.jp/201702100924466798/
https://43142.diarynote.jp/201804121236407352/
▶︎過去の、マーク・ロンソン
https://43142.diarynote.jp/201608241301049887/
https://43142.diarynote.jp/201202090942324966/ ロンソンねた
<彼らの、新作>
5年ぶりのリリースとなるミック・ロンソン御大プロデュースのザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ新作(なんと、アシッド・ジャズ・レーベルから!)は、新加入のアンジェラ・リッチ(2曲)をはじめ、ビヴァリー・ナイトやアンジー・ストーン(2005年3月22日、2007年7月18日、2011年2月10日)や旧メンバーのサイーダ・ギャレットらいろんな歌手をフィーチャーしている。うち、3曲とフィーチャーされる曲が一番多いのはオリジナル・シンガーで今は日本在住なはずのエンディア・ダヴェンポート(2010年2月22日、2015年8月18日、2017年3月29日、2019年4月26日、2019年4月27日、2019年4月28日)。やっぱり、ぼくも彼女の印象が一番強いか。もし、ここに彼女がサプライズ登場したりしたら、と一瞬思った。他の日は、あったりして……。
▶︎過去のアンジー・ストーン
https://43142.diarynote.jp/200503240458070000/
https://43142.diarynote.jp/200707232251010000/
https://43142.diarynote.jp/201102121001091213/
▶過去の、エンディア・ダヴェンポート
http://43142.diarynote.jp/201002280939559070/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150818
http://43142.diarynote.jp/201704031056083140/
https://43142.diarynote.jp/201904271153238361/
https://43142.diarynote.jp/201904281151232549/
https://43142.diarynote.jp/201904291825347224/
R.I.P.)
作編曲にも長けたアンダーレイテッドと言える、在NYの鍵盤も弾くシンガーのカトリース・バーンズの9日の訃報を知った。ガンであったようで、56才。彼女は兄弟であるベーシストのジェリー・バーンズ(2006年4月11日、2008年3月5日)、トランペットのロイ・ハーグローヴ(2003年2月18日、2003年9月21日、2004年12月2日、2007年9月10日、2008年9月16日、2009年6月24日、2011年2月22日、2012年3月23日、2014年2月19日、2016年1月27日、2017年3月2日、2018年3月1日、訃報は2018年11月5日)、ギターのジェフ・リー・ジョンソン(2004年10月28日、2012年9月9日。その訃報に触れているのは、2013年1月30日)、ドラムの沼澤尚(1999年8月11日、2000年2月14日、2000年7月29日、2001年2月18日、2001年6月29日、2001年12月9日、2001年12月22日、2002年7月21日、2002年11月15日、2003年2月11日、2003年3月13日、2003年6月22日、2004年1月16日、2004年1月30日、2004年2月21日、2005年2月15日、2005年4月11日、2005年7月30日、2005年9月14日、2005年10月30日、2006年4月17日、2006年5月30日、2006年8月11日、2006年8月24日、2006年12月28日、2007年1月26日,2007年6月3日、2008年1月30日、2008年1月31日、2010年1月12日、2011年10月8日、2012年10月10日、2013年1月6、2013年1月7日、2014年9月2日、2015年10月3日、2016年9月27日、2016年11月18日、2017年7月14日、2017年9月22日)らと、ザ・バーンズ・プロジェクトという名前のユニットを組み録音をしていた。ぼくは沼澤からその音を聞かせてもらい、日本のレコード会社に興味はないかと打診したことがあった。うち、5分の3が鬼籍入りしてしまったわけか……。今更ながら、その音出ないものか。彼女は、ダリル・ホール(2005年3月21日、2011年2月28日)のように自宅セッションを少し配信もしていた。それ、すべてストリングス付きでした。→http://welcome2myhouse.co
▶︎過去の、ジェリー・バーンズ
https://43142.diarynote.jp/200803051002560000/
https://43142.diarynote.jp/200604141318090000/
▶過去の、ロイ・ハーグローヴ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-2.htm 18日、ディレクションズ・イン・ミュージック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-9.htm 21日
http://43142.diarynote.jp/200412111742300000/
http://43142.diarynote.jp/200709171108570000/
http://43142.diarynote.jp/200809171409066704/
http://43142.diarynote.jp/200906300951327850/
http://43142.diarynote.jp/201102240921561671/
http://43142.diarynote.jp/201203260806527228/
http://43142.diarynote.jp/201402201343247604/
http://43142.diarynote.jp/201601301016081732/
http://43142.diarynote.jp/201703081443314613/
https://43142.diarynote.jp/201803031242579295/
https://43142.diarynote.jp/201811061433166182/ R.I.P.
▶︎過去の、ジェフ・リー・ジョンソン
http://43142.diarynote.jp/?day=20041028
http://43142.diarynote.jp/201209191229057579/ エスペランサ
http://43142.diarynote.jp/201301311053069360/ R.I.P.
▶︎過去の、沼澤尚
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm wマルコス・スザーノ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-2.htm ナッシン・バット・ザ・ファンク
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm シアターブルック 7.29フジ・ロック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-2.htm スガシカオ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-6.htm ナッシン・バット・ザ・ファンク
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm wマルコス・スザーノ 12/9
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm シアターブルック+マルコス・スザーノ12/22
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm W.パウリーニョ・モスカ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm サンパウロ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-2.htm ナッシン・バット・ザ・ファンク
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm バーナード・ファウラー、ブロンディ・チャップリン、リサ・フィッシャー、ダリル・ジョーンズ、奥田民生、小原礼
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm シアターブルック
http://43142.diarynote.jp/200401160000000000/ w.勝井、鬼怒、佐藤
http://43142.diarynote.jp/200402051858240000/ サンパウロ
http://43142.diarynote.jp/200402211239510000/ アズ・ウィー・スピーク
http://43142.diarynote.jp/?day=20050215 wマルコス・スザーノ
http://43142.diarynote.jp/200504151004040000/ w勝井
http://43142.diarynote.jp/?day=20050730 ザ・ブルース・パワー
http://43142.diarynote.jp/200509161722260000/ 大貫妙子
http://43142.diarynote.jp/200511130013450000/ wマルコス・スザーノ
http://43142.diarynote.jp/?day=20060417 ビッグ・ホーンズ・ビー
http://43142.diarynote.jp/200606071931300000/ w.勝井
http://43142.diarynote.jp/?day=20060811 wマルコス・スザーノ
http://43142.diarynote.jp/200608271342350000/ wマルコス・スザーノ
http://43142.diarynote.jp/200612291257400000/ wマルコス・スザーノ
http://43142.diarynote.jp/?day=20070126 OKI DUB AINU BAND
http://43142.diarynote.jp/200706061351450000/ ナスノ、不破、他
http://43142.diarynote.jp/200802051634040000/ w.勝井
http://43142.diarynote.jp/200802051630130000/ TOYONO
http://43142.diarynote.jp/201001131101085950/ blues.the-butcher-590213
http://43142.diarynote.jp/201110091300039780/ ナッシン・バット・ザ・ファンク
http://43142.diarynote.jp/201210111837516874/ OKI DUB AINU BAND
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/ ナッシン・バット・ザ・ファンク
http://43142.diarynote.jp/201301151819527787/ w.マルコス・スザーノ
http://43142.diarynote.jp/?day=20140902 blues.the-butcher-590213
http://43142.diarynote.jp/201510051403147675/ シアターブルック
http://43142.diarynote.jp/?day=20160927 大貫妙子
http://43142.diarynote.jp/?day=20161118 OKI AINU DUB BAND
http://43142.diarynote.jp/201707151654245284/ After School Hangout
http://43142.diarynote.jp/?day=20170922 ナッシン・バット・ザ・ファンク
▶過去の、ホール&オーツ
http://43142.diarynote.jp/200503240456350000/
http://43142.diarynote.jp/201103031015296753/
サイモン・バーソロミュー(ギター、ヴォーカル)とアンドリュー・レヴィ(ベース)のオリジナル・メンバーに加え、アンジェラ・リッチ(ヴォーカル)、ブライアン・コルベット(トランペット)、リチャード・ビーズリー(テナー・サックス)、マット・スティール(キーボード)、ミム・グレイ(パーカッション、バックグラウンド・ヴォーカル)、ルーク・ハリス(ドラムス)という面々。新作の曲からもやったが、基本は「ドント・ストップ」から「ユー・アー・ザ・ユニヴァース」や「ドリーム・カム・トゥルー」まで黄金の旧曲のオン・パレード。新加入のリッチは歌のうまさということにかけては前任者には負けるが、見た目や佇まいだとOK。適任者であると、思わせる。“ビッグ・ヘア・ラヴァー”という肩書きをトゥィッターに載せている彼女はイタリアのベローナ音楽院を経て、ロンドンのゴールドスミス大学で演劇を学んだという経歴の持ち主。ユーチューブには彼女のソロ歌唱のpvがいくつか出されており、それらは魅力的だ。
カチっとやるところはやり、奔放というか乱暴に行く場合はタガが外れ気味に行く。とくに、サイモン・バーソロミューはときにやりたい放題。とても、60男とは思えないほど若々しく、やんちゃにして軽い。5年ぐらい前だか単独でインタヴューしたときに、一番好きなギタリストはジミ・ヘンドリックスと言っていてアレそうなのと意表を突かれたことがあったが、その趣味を感じさせられたというのも今回が一番だった。
▶過去の、ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
http://43142.diarynote.jp/201002280939559070/
http://43142.diarynote.jp/201309201841355632/
http://43142.diarynote.jp/201410251056112035/
http://43142.diarynote.jp/201702100924466798/
https://43142.diarynote.jp/201804121236407352/
▶︎過去の、マーク・ロンソン
https://43142.diarynote.jp/201608241301049887/
https://43142.diarynote.jp/201202090942324966/ ロンソンねた
<彼らの、新作>
5年ぶりのリリースとなるミック・ロンソン御大プロデュースのザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ新作(なんと、アシッド・ジャズ・レーベルから!)は、新加入のアンジェラ・リッチ(2曲)をはじめ、ビヴァリー・ナイトやアンジー・ストーン(2005年3月22日、2007年7月18日、2011年2月10日)や旧メンバーのサイーダ・ギャレットらいろんな歌手をフィーチャーしている。うち、3曲とフィーチャーされる曲が一番多いのはオリジナル・シンガーで今は日本在住なはずのエンディア・ダヴェンポート(2010年2月22日、2015年8月18日、2017年3月29日、2019年4月26日、2019年4月27日、2019年4月28日)。やっぱり、ぼくも彼女の印象が一番強いか。もし、ここに彼女がサプライズ登場したりしたら、と一瞬思った。他の日は、あったりして……。
▶︎過去のアンジー・ストーン
https://43142.diarynote.jp/200503240458070000/
https://43142.diarynote.jp/200707232251010000/
https://43142.diarynote.jp/201102121001091213/
▶過去の、エンディア・ダヴェンポート
http://43142.diarynote.jp/201002280939559070/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150818
http://43142.diarynote.jp/201704031056083140/
https://43142.diarynote.jp/201904271153238361/
https://43142.diarynote.jp/201904281151232549/
https://43142.diarynote.jp/201904291825347224/
R.I.P.)
作編曲にも長けたアンダーレイテッドと言える、在NYの鍵盤も弾くシンガーのカトリース・バーンズの9日の訃報を知った。ガンであったようで、56才。彼女は兄弟であるベーシストのジェリー・バーンズ(2006年4月11日、2008年3月5日)、トランペットのロイ・ハーグローヴ(2003年2月18日、2003年9月21日、2004年12月2日、2007年9月10日、2008年9月16日、2009年6月24日、2011年2月22日、2012年3月23日、2014年2月19日、2016年1月27日、2017年3月2日、2018年3月1日、訃報は2018年11月5日)、ギターのジェフ・リー・ジョンソン(2004年10月28日、2012年9月9日。その訃報に触れているのは、2013年1月30日)、ドラムの沼澤尚(1999年8月11日、2000年2月14日、2000年7月29日、2001年2月18日、2001年6月29日、2001年12月9日、2001年12月22日、2002年7月21日、2002年11月15日、2003年2月11日、2003年3月13日、2003年6月22日、2004年1月16日、2004年1月30日、2004年2月21日、2005年2月15日、2005年4月11日、2005年7月30日、2005年9月14日、2005年10月30日、2006年4月17日、2006年5月30日、2006年8月11日、2006年8月24日、2006年12月28日、2007年1月26日,2007年6月3日、2008年1月30日、2008年1月31日、2010年1月12日、2011年10月8日、2012年10月10日、2013年1月6、2013年1月7日、2014年9月2日、2015年10月3日、2016年9月27日、2016年11月18日、2017年7月14日、2017年9月22日)らと、ザ・バーンズ・プロジェクトという名前のユニットを組み録音をしていた。ぼくは沼澤からその音を聞かせてもらい、日本のレコード会社に興味はないかと打診したことがあった。うち、5分の3が鬼籍入りしてしまったわけか……。今更ながら、その音出ないものか。彼女は、ダリル・ホール(2005年3月21日、2011年2月28日)のように自宅セッションを少し配信もしていた。それ、すべてストリングス付きでした。→http://welcome2myhouse.co
▶︎過去の、ジェリー・バーンズ
https://43142.diarynote.jp/200803051002560000/
https://43142.diarynote.jp/200604141318090000/
▶過去の、ロイ・ハーグローヴ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-2.htm 18日、ディレクションズ・イン・ミュージック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-9.htm 21日
http://43142.diarynote.jp/200412111742300000/
http://43142.diarynote.jp/200709171108570000/
http://43142.diarynote.jp/200809171409066704/
http://43142.diarynote.jp/200906300951327850/
http://43142.diarynote.jp/201102240921561671/
http://43142.diarynote.jp/201203260806527228/
http://43142.diarynote.jp/201402201343247604/
http://43142.diarynote.jp/201601301016081732/
http://43142.diarynote.jp/201703081443314613/
https://43142.diarynote.jp/201803031242579295/
https://43142.diarynote.jp/201811061433166182/ R.I.P.
▶︎過去の、ジェフ・リー・ジョンソン
http://43142.diarynote.jp/?day=20041028
http://43142.diarynote.jp/201209191229057579/ エスペランサ
http://43142.diarynote.jp/201301311053069360/ R.I.P.
▶︎過去の、沼澤尚
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm wマルコス・スザーノ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-2.htm ナッシン・バット・ザ・ファンク
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm シアターブルック 7.29フジ・ロック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-2.htm スガシカオ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-6.htm ナッシン・バット・ザ・ファンク
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm wマルコス・スザーノ 12/9
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm シアターブルック+マルコス・スザーノ12/22
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm W.パウリーニョ・モスカ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm サンパウロ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-2.htm ナッシン・バット・ザ・ファンク
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm バーナード・ファウラー、ブロンディ・チャップリン、リサ・フィッシャー、ダリル・ジョーンズ、奥田民生、小原礼
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm シアターブルック
http://43142.diarynote.jp/200401160000000000/ w.勝井、鬼怒、佐藤
http://43142.diarynote.jp/200402051858240000/ サンパウロ
http://43142.diarynote.jp/200402211239510000/ アズ・ウィー・スピーク
http://43142.diarynote.jp/?day=20050215 wマルコス・スザーノ
http://43142.diarynote.jp/200504151004040000/ w勝井
http://43142.diarynote.jp/?day=20050730 ザ・ブルース・パワー
http://43142.diarynote.jp/200509161722260000/ 大貫妙子
http://43142.diarynote.jp/200511130013450000/ wマルコス・スザーノ
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http://43142.diarynote.jp/?day=20140902 blues.the-butcher-590213
http://43142.diarynote.jp/201510051403147675/ シアターブルック
http://43142.diarynote.jp/?day=20160927 大貫妙子
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http://43142.diarynote.jp/201707151654245284/ After School Hangout
http://43142.diarynote.jp/?day=20170922 ナッシン・バット・ザ・ファンク
▶過去の、ホール&オーツ
http://43142.diarynote.jp/200503240456350000/
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映画「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」
2019年8月9日 音楽 六本木・アスミック試写室で、本国で大ヒットしたという2018年ロシア映画を見る。“T-34”(原題はこれ)とは第2次世界大戦から冷戦時代までソ連で大量に作られた戦車の名称で、映画は第二次世界大戦におけるソ連とナチス・ドイツの戦いをフォーマットに置く。規模はデカいが、フィーチャーされる人は少なく、いかにも映画的なライヴァル的な心理にある露独軍人の闘争心を介しており、言葉は素直にロシア語とドイツ語が使われ、ドイツ側の重要人物にはちゃんとドイツ人俳優が起用されている。
ナチスはいつも悪者に描かれるが、かつてのソ連も西側映画では悪者側にあるので、ソ連兵が正の側に描かれるストーリーに最初しっくり行かず。おお、オレものすごく久しぶりにソ連映画を見ているか? 戦闘場面ではCGもおおいに使われる(それ、ちょい雑な気もする)スリリングな、情の綾も介する戦車アクション映画。ちゃんと113分をすんなり見させるので、娯楽映画としては成功しているのだと思う。10月下旬から、ロードショー公開。シンセ主体の紋切り型な音楽はまさしく大ハッタリ傾向にある。
争いごとが嫌いなぼくは戦争やミリタリー関連モノの類が大っ嫌いだが、戦車が主役のこの映画を見て、少し甘酸っぱいキブンになった。というのも、小学生のころ、結構プラモデル好きで、なかでもタミヤの戦車を作るのが好きだったのだ。当時、マンガも好きでしょっちゅう貸本屋に行って立ち見していたが、けっこう足繁くプラモデル屋にも出向いたのではないかなあ。よく行くそのお店には、丁寧なつや消しの色付けがなされたでっかい戦車の完成模型が飾ってあった。ぼくは入店するたびにそれを嬉々として眺めていたのか、ある日店主がこれあげるよと唐突に言って来たことがあった。もう、両手でそれを大切に抱えて帰宅するときの足取りの軽さは今もほんのり覚えている。そういえば、20代のとき、実家が模型屋なんですという女のコと知り合い、ルックス以上に萌えた記憶があるなあ。
<今日の、大手町>
試写を見る前に、ブルーノート東京が経営するレストランの大手町・Lady Blueにちょい顔を出す。一等地駅前の立派なオフィス・ビルの一階、テナントは高そうだなー。バー・スペース(天井には、たくさんの管楽器を重ねたオブジェを設置)の方で、ギブソン(昨年倒産というニュースが流れたが無事再興されているよう)とコラボをしての“ギブソン・バー”というのを期間限定でやっている。その間、ギブソンの各種ギターやアンプなどが飾られ、一方レストラン・スペース(天井に大小のシンバルを繋いだものが吊るされる)ではギブソン・ギター使用者であるラリー・カールトン(2007年9月19日、2009年10月6日、2011年4月12日)や小沼ようすけ(2004年11月30日、2010年10月12日、2011年3月28日、2011年3月31日、2011年7月25日、2013年7月1日、2014年2月5日、2017年4月29日)他の出し物が日替わりで持たれるそう。ギブソン・ジャパンの広報職にある山本さんから、今のギブソン・ギター状況をいろいろ聞く。バーの方ではギブソン・ギター使用曲が流されていたが、選曲はギター・マガジンの河原編集長がやっているそう。世には、ぼくのプラモデルの戦車の位置にギブソンがあったという方もいるに違いない。ぼくはギブソンというと、SGに一番憧れた。が、所有したことはなし。ちゃんと自力で購入した最初のエレクトリック・ギターは、ヤマハのSGタイプ。それは地方の楽器店で買いやすかったのにくわえ、ギブソンSGへの思慕がどこかに働いていた。それ、4万円代だったかな? もちろん、消費税はなかった。
▶︎過去の、ラリー・カールトン
https://43142.diarynote.jp/200709201052530000/
https://43142.diarynote.jp/200910140950452362/
https://43142.diarynote.jp/201104142209393004/
▶過去の、小沼ようすけ
http://43142.diarynote.jp/200412111738540000/
http://43142.diarynote.jp/201010191156412288/
http://43142.diarynote.jp/201104041100266528/
http://43142.diarynote.jp/201104041101072561/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110725
http://43142.diarynote.jp/?day=20130701
http://43142.diarynote.jp/201402071150071550/
https://43142.diarynote.jp/201704300807298823/
ナチスはいつも悪者に描かれるが、かつてのソ連も西側映画では悪者側にあるので、ソ連兵が正の側に描かれるストーリーに最初しっくり行かず。おお、オレものすごく久しぶりにソ連映画を見ているか? 戦闘場面ではCGもおおいに使われる(それ、ちょい雑な気もする)スリリングな、情の綾も介する戦車アクション映画。ちゃんと113分をすんなり見させるので、娯楽映画としては成功しているのだと思う。10月下旬から、ロードショー公開。シンセ主体の紋切り型な音楽はまさしく大ハッタリ傾向にある。
争いごとが嫌いなぼくは戦争やミリタリー関連モノの類が大っ嫌いだが、戦車が主役のこの映画を見て、少し甘酸っぱいキブンになった。というのも、小学生のころ、結構プラモデル好きで、なかでもタミヤの戦車を作るのが好きだったのだ。当時、マンガも好きでしょっちゅう貸本屋に行って立ち見していたが、けっこう足繁くプラモデル屋にも出向いたのではないかなあ。よく行くそのお店には、丁寧なつや消しの色付けがなされたでっかい戦車の完成模型が飾ってあった。ぼくは入店するたびにそれを嬉々として眺めていたのか、ある日店主がこれあげるよと唐突に言って来たことがあった。もう、両手でそれを大切に抱えて帰宅するときの足取りの軽さは今もほんのり覚えている。そういえば、20代のとき、実家が模型屋なんですという女のコと知り合い、ルックス以上に萌えた記憶があるなあ。
<今日の、大手町>
試写を見る前に、ブルーノート東京が経営するレストランの大手町・Lady Blueにちょい顔を出す。一等地駅前の立派なオフィス・ビルの一階、テナントは高そうだなー。バー・スペース(天井には、たくさんの管楽器を重ねたオブジェを設置)の方で、ギブソン(昨年倒産というニュースが流れたが無事再興されているよう)とコラボをしての“ギブソン・バー”というのを期間限定でやっている。その間、ギブソンの各種ギターやアンプなどが飾られ、一方レストラン・スペース(天井に大小のシンバルを繋いだものが吊るされる)ではギブソン・ギター使用者であるラリー・カールトン(2007年9月19日、2009年10月6日、2011年4月12日)や小沼ようすけ(2004年11月30日、2010年10月12日、2011年3月28日、2011年3月31日、2011年7月25日、2013年7月1日、2014年2月5日、2017年4月29日)他の出し物が日替わりで持たれるそう。ギブソン・ジャパンの広報職にある山本さんから、今のギブソン・ギター状況をいろいろ聞く。バーの方ではギブソン・ギター使用曲が流されていたが、選曲はギター・マガジンの河原編集長がやっているそう。世には、ぼくのプラモデルの戦車の位置にギブソンがあったという方もいるに違いない。ぼくはギブソンというと、SGに一番憧れた。が、所有したことはなし。ちゃんと自力で購入した最初のエレクトリック・ギターは、ヤマハのSGタイプ。それは地方の楽器店で買いやすかったのにくわえ、ギブソンSGへの思慕がどこかに働いていた。それ、4万円代だったかな? もちろん、消費税はなかった。
▶︎過去の、ラリー・カールトン
https://43142.diarynote.jp/200709201052530000/
https://43142.diarynote.jp/200910140950452362/
https://43142.diarynote.jp/201104142209393004/
▶過去の、小沼ようすけ
http://43142.diarynote.jp/200412111738540000/
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映画「サウナのあるところ」
2019年8月8日 音楽 アップリンク渋谷で、2010年フィンランド映画の試写を見る。フィンランドと日本の外交関係樹立100周年という名目のもと、9年前に本国公開された映画が9月中旬から日本でも上映される。監督と脚本は、ヨーナス・バリヘルとミカ・ホタイネン。音楽は控え目にニュー・エイジ・ミュージックやライト・クラシックふうなものが使われ、それはヨーナス・ボーリンという人が担当している。
サウナ発祥の地でバカみたいにサウナの数を持ち、日常生活とサウナが密接にあるというフィンランドならではのドキュメンタリー映画だ。老夫婦が仲睦まじくサウナに入っているシーンから始まるが、あとはずっと男同士がサウナに入り、語り合うシーンで映画は埋められる。と書くと、日本における銭湯や湯治場でのくつろいだ裸の付き合いとそれが生む素の会話のようなものを収めたほのぼの人情作であるように思われるだろうが……。実際、それぞれの人生のようなものは浮き上がるのだが、とにもかくにも、出演者たちが語る話が暗い。なかには、8年間だかの“お勤め”の後に女性と巡り会えこんな俺でも3児に恵まれ幸せという人やデカい熊と仲良く暮らしている老人(その様はサイコーだな)もいたが、もう多くは辛いハナシ。語っていて、自ら涙ぐむ人も複数いるもんなあ。うーむ、フィンランド……。まあ、サウナは知人同士によるセラピー的な場であるということを、映画では語っている。
描かれる季節は夏場だろう。ときどき、自然の風景もインサートされる。ほんの一瞬だけ、雪が積もった時期、サンタクロースの格好をした人たちの映像も出てくるが、これが全面的に冬場の映像だったらまたまったく異なるトーンの映画になったと思われる。日本でサウナというと木でできた立派なハコというイメージもあるが、あちらはトレーラー・ハウスや掘っ建て小屋やテント型のものや電話ボックスのようなガラス製の細い長方体に一人で入っているものまでいろいろ。サウナの一角に置かれた熱された石群に水をかけ蒸気を発生させる〜それ、ロウリュと呼ぶらしい〜があちらでは一般的のよう。それ、儀式みたいとも思わせる。書き遅れたが、映画の原題は「Miesten Vuoro」、英題だと「Steam of Life」となる。それから、サウナのシーンが大半なので、きれいとはいいがたいおっさんや老人の裸は山ほど。R-15指定映画であるのは、そのせい? そっちのほうのフェチの方は必見ですね。
<今日の、ボケ>
オレ、考えてみれば、ちゃんとサウナの恩恵を享受したことがないのではないか。行った先の施設にあり、サウナ室のなかに入ったことはあるが、我慢とかが嫌いで快感は最後にとっておこうとかいう性癖もないために、すぐに外に出てしまっているよな。そんなぼくなのでこの場合、ほとんど米国黒人音楽を聞かない人がブルース映画を見るような感じもあるかと。この映画を見て、猛烈にサウナに行きてえと思ったりはまったくなかった。それ、今の気候のせいもあるのかもしれないが。どうして、かの北の国であんなにサウナが普及したかといったら、普段接せない高温多湿な、日常と一線を画した場をなんとか作り出したかったからじゃないかと、この映画を見て思えたりもした。出演者たちが普段の作業着を来て歌(トラッドなのかな?)を歌うシーンが繋がれるエンディングがなんかとっともいい感じ。ネタばれ、すみません。それにしても、フィンランド語はまったくわからない。北欧系の言葉は本当に難しそうと思わずにはいられないナ。映画を見た後、日も暮れつつあったので少し”渋谷パトロール”。ああ、今学校は夏休みなんだなと、肌で感じる。本を読まないのに本を買っちゃったり、電気屋で余分な機器を思わず買ってしまったり。だめだ、頭の判断機能が鈍っている……。
サウナ発祥の地でバカみたいにサウナの数を持ち、日常生活とサウナが密接にあるというフィンランドならではのドキュメンタリー映画だ。老夫婦が仲睦まじくサウナに入っているシーンから始まるが、あとはずっと男同士がサウナに入り、語り合うシーンで映画は埋められる。と書くと、日本における銭湯や湯治場でのくつろいだ裸の付き合いとそれが生む素の会話のようなものを収めたほのぼの人情作であるように思われるだろうが……。実際、それぞれの人生のようなものは浮き上がるのだが、とにもかくにも、出演者たちが語る話が暗い。なかには、8年間だかの“お勤め”の後に女性と巡り会えこんな俺でも3児に恵まれ幸せという人やデカい熊と仲良く暮らしている老人(その様はサイコーだな)もいたが、もう多くは辛いハナシ。語っていて、自ら涙ぐむ人も複数いるもんなあ。うーむ、フィンランド……。まあ、サウナは知人同士によるセラピー的な場であるということを、映画では語っている。
描かれる季節は夏場だろう。ときどき、自然の風景もインサートされる。ほんの一瞬だけ、雪が積もった時期、サンタクロースの格好をした人たちの映像も出てくるが、これが全面的に冬場の映像だったらまたまったく異なるトーンの映画になったと思われる。日本でサウナというと木でできた立派なハコというイメージもあるが、あちらはトレーラー・ハウスや掘っ建て小屋やテント型のものや電話ボックスのようなガラス製の細い長方体に一人で入っているものまでいろいろ。サウナの一角に置かれた熱された石群に水をかけ蒸気を発生させる〜それ、ロウリュと呼ぶらしい〜があちらでは一般的のよう。それ、儀式みたいとも思わせる。書き遅れたが、映画の原題は「Miesten Vuoro」、英題だと「Steam of Life」となる。それから、サウナのシーンが大半なので、きれいとはいいがたいおっさんや老人の裸は山ほど。R-15指定映画であるのは、そのせい? そっちのほうのフェチの方は必見ですね。
<今日の、ボケ>
オレ、考えてみれば、ちゃんとサウナの恩恵を享受したことがないのではないか。行った先の施設にあり、サウナ室のなかに入ったことはあるが、我慢とかが嫌いで快感は最後にとっておこうとかいう性癖もないために、すぐに外に出てしまっているよな。そんなぼくなのでこの場合、ほとんど米国黒人音楽を聞かない人がブルース映画を見るような感じもあるかと。この映画を見て、猛烈にサウナに行きてえと思ったりはまったくなかった。それ、今の気候のせいもあるのかもしれないが。どうして、かの北の国であんなにサウナが普及したかといったら、普段接せない高温多湿な、日常と一線を画した場をなんとか作り出したかったからじゃないかと、この映画を見て思えたりもした。出演者たちが普段の作業着を来て歌(トラッドなのかな?)を歌うシーンが繋がれるエンディングがなんかとっともいい感じ。ネタばれ、すみません。それにしても、フィンランド語はまったくわからない。北欧系の言葉は本当に難しそうと思わずにはいられないナ。映画を見た後、日も暮れつつあったので少し”渋谷パトロール”。ああ、今学校は夏休みなんだなと、肌で感じる。本を読まないのに本を買っちゃったり、電気屋で余分な機器を思わず買ってしまったり。だめだ、頭の判断機能が鈍っている……。
マイク・モレーノ・カルテット。TOKU
2019年8月7日 音楽 1978年テキサス州ヒューストン生まれで、逸材を山ほど排出している同地の名門音楽高校(Kinder High School for the Performing and Visual Arts)→NYのニュー・スクール大学という経歴の持ち主。最近ではジェイムズ・フランシーズ(2017年1月16日、2019年1月16日、2019年1月21日、2019年2月19日)から起用されるなど、現代ジャズのあり方を模索するアーティストたちにいろいろ起用されるとともに、一方ではビラル(2001年8月18日、2017年1月24日)やQ-ティップ(2005年8月13日)の過去作に入っていたりもする俊英ギタリストであるマイク・モレーノ(2008年11月22日、2013年9月11日、2015年11月10日、2016年2月3日、2017年1月23日、2018年9月11日、2019年5月16日) のリーダー公演を見る。丸ノ内・コットンクラブ。ちょっとした客からの反応も返され、ちゃんと支持者を得ているんだなと思わせる。ファースト・ショウ。
ピアノのテイラー・アイグスティ(2009年6月24日、2013年2月2日、2013年3月19日、2013年9月11日、2015年11月10日、2016年2月3日、2017年1月23日、2017年3月10日、2019年5月16日)、ベースのマット・ブルーワー(2007年11月21日、2015年4月7日)、スネア2つ起きドラマーのオベド・カルヴェール(2012年3月20日、2012年6月29日、2012年12月15日、2015年4月16日)を擁する。
冒頭、ボトル・ネックをはめて演奏を始め、びっくり。それ、効果音ぽい音を出した一瞬だけで、あとは通常の奏法を見せたが。2010年代ジャズの立ちや流麗さ(それは、とくにアイグスティが巧みに出していた)を持つコンボ音を介し、彼はギター音を泳がせる。やはり、とても達者なのは間違いない。ちょい変則的なピックの持ち方をするらしいが、たまに指弾きする場合もあり。端正な顔つきの御仁だが、破綻しないというか、なんか優等生的なところを、ぼくは感じもした。彼はテキサスの高額ギター・ブランドの“マルキオーネ”使用者として知られるが、セミ・アコースティックのそれにはやはり目を向けてしまいました。曲はウェイン・ショーター(2001年8月3~5日、2002年8月25日、2004年2月9日、2014年9月7日、2015年9月6日)の曲をやったりも。
▶過去の、マイク・モレノ
http://43142.diarynote.jp/?day=20081122 アーロン・パークス
http://43142.diarynote.jp/?day=20130911 ケンドリック・スコット
http://43142.diarynote.jp/?day=20151110 ケンドリック・スコット
http://43142.diarynote.jp/?day=20160203 ローガン・リチャードソン
http://43142.diarynote.jp/201701240949045953/ ケンドリック・スコット
https://43142.diarynote.jp/201809121745334226/ ヨッケン・リュッカート
https://43142.diarynote.jp/201905170753294992/ ケンドリック・スコット
▶︎過去の、ビラル
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm サマーソニック
https://43142.diarynote.jp/201701251128533335/
▶過去の、Q・ティップ
http://43142.diarynote.jp/200508152007550000/
▶過去の、テイラー・アイグスティ
http://43142.diarynote.jp/200906300951327850/
http://43142.diarynote.jp/201302041827243806/
http://43142.diarynote.jp/201303221327416224/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130911
http://43142.diarynote.jp/?day=20151110
http://43142.diarynote.jp/?day=20160203
http://43142.diarynote.jp/201701240949045953/
https://43142.diarynote.jp/201703111128438897/
https://43142.diarynote.jp/201905170753294992/
▶過去の、マット・ブリューワー
http://43142.diarynote.jp/200711290930350000/
http://43142.diarynote.jp/201504081451142675/
https://43142.diarynote.jp/201504180959027600/
▶︎過去の、オベド・カルヴェール
https://43142.diarynote.jp/201203260803216950/
https://43142.diarynote.jp/201207031353196616/
https://43142.diarynote.jp/201212171647134119/
▶過去の、ウェイン・ショーター
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm
http://43142.diarynote.jp/200402091738240000/
http://43142.diarynote.jp/201404161959228005/
http://43142.diarynote.jp/201509220833541918/
その後は、シンガー/フリューゲルホーン奏者のTOKU(2000年2月25日、2001年9月6日、2004年3月10日、2006年2月16日、2008年8月19日、2011年3月16日、2012年6月19日、2013年9月22日、 2014年2月5日、2015年3月19日、2015年3月28日、2016年3月1日、2016年12月12日)のリーダー・ライヴを、代官山・晴れたら空に豆まいて で、セカンド・セットから見る。<TOKU Meets Cuba>と題されたもの。TOKU とラテン・ジャズはあまり結びつかないが、昨年彼はキューバに行ったりもしており、今回は彼がラテンに強い仲間たちと一緒に臨む2回目のギグとなるという。
サポートはパーッカションとヴォーカルの佐々木誠、ヴァイオリンの香月さやか(2011年1月21日、2011年6月7日、2018年4月10日)、ダブル・ベースの鈴木正人(2003年12月4日、2004年7月6日、2004年11月30日、2005年6月9日、2005年10月30日、2005年11月15日、2007年1月27日、2007年10月17日、2008年1月31日、2009年1月16日、2009年10月31日、2011年3月2日、2011年5月22日、2013年1月29日、2013年2月19日、2013年8月29日、2014年2月20日、2014年4月3日、2014年12月28日、2016年9月27日、2018年6月2日、2019年8月5日)、ドラムの守真人( 2018年6月4日)、ピアノの瀬田創太。そして、途中にヴォーカルの◯◯さんも加わる。二十歳までペルーにいらっしゃったそうで、話したら快活な青年。名前を忘れてしまってごめんなさい。
キューバン・ラテンの抑揚のもと、TOKUが悠々と歌い、ラッパを吹き、他の奏者にも臨機応変にソロは振られる。曲はTOKUの英語の持ち歌や有名なスペイン語曲など。本人は「ソンもいいけど、ルンバが好き」という発言をしていたような気もするが、エキゾチカというか、どこか官能的な南国ムードのなかでジャズで培ったメロウな歌やソロが乗るというのはかなり味わいよし。この行き方も積み上げていってほしい。
▶過去の、TOKU
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-2.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-9.htm ロニー・プラキシコ
http://43142.diarynote.jp/200403101442170000/
http://43142.diarynote.jp/200602171950040000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20080819
http://43142.diarynote.jp/201103171354125352/
http://43142.diarynote.jp/201206210944302024/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130922
http://43142.diarynote.jp/201503211741478728/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150328
http://43142.diarynote.jp/?day=20160301
http://43142.diarynote.jp/201612171246253699/
https://43142.diarynote.jp/201804110754439999/
▶過去の、香月さやか
http://43142.diarynote.jp/201101231224498510/
http://43142.diarynote.jp/201106202134077974/
▶︎過去の、鈴木正人
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-12.htm コンボ・ピアノ
http://43142.diarynote.jp/200407062149440000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20041130
http://43142.diarynote.jp/?day=20050609
http://43142.diarynote.jp/?day=20051030
http://43142.diarynote.jp/200511221816310000/
http://43142.diarynote.jp/200702010112550000/
http://43142.diarynote.jp/200710181835010000/
http://43142.diarynote.jp/200802051630130000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090116
http://43142.diarynote.jp/?day=20091031
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http://43142.diarynote.jp/201105230926029205/
http://43142.diarynote.jp/201301311032072367/
http://43142.diarynote.jp/201302201720351212/
http://43142.diarynote.jp/201309021134211584/
http://43142.diarynote.jp/201402210802184994/
http://43142.diarynote.jp/201404050818444425/
http://43142.diarynote.jp/201412301043067796/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160927
http://43142.diarynote.jp/201709110843278416/
https://43142.diarynote.jp/201806051311346158/
https://43142.diarynote.jp/201908071555289133/
▶︎過去の、守真人
https://43142.diarynote.jp/201806060708363548/
<今日の、もやもや>
コットンクラブから晴れたら空に豆まいてには、“日比谷線日比谷駅→中目黒で東横線に乗り換えて一駅”というルートが一番早いのだが、中目黒駅のホームで東横線上り電車を待っている際に、ありゃ。すぐ横のビルがダンス学校のようで、たくさんの人がワサワサと踊っている。これが優雅に社交ダンスを踊っていたらまさに映画「Shall we ダンス?」の1シーンだなと思ったりもしたんだが、そのダンス・スタジオの看板には<Hip Hop,Jazz Hip Hop、House,Lock>と記してあってあれれ。一瞬Rockの誤植かと思ったが、どう考えてもそんな大きな間違いがあるはずがない。ふむ、Lockというダンスのスタイルがあるんだろうなという解釈に落ち着いたが、はたしてそのLockとはどんなものなのか? 一駅分、Lock な踊りについて頭を悩ませました。
ピアノのテイラー・アイグスティ(2009年6月24日、2013年2月2日、2013年3月19日、2013年9月11日、2015年11月10日、2016年2月3日、2017年1月23日、2017年3月10日、2019年5月16日)、ベースのマット・ブルーワー(2007年11月21日、2015年4月7日)、スネア2つ起きドラマーのオベド・カルヴェール(2012年3月20日、2012年6月29日、2012年12月15日、2015年4月16日)を擁する。
冒頭、ボトル・ネックをはめて演奏を始め、びっくり。それ、効果音ぽい音を出した一瞬だけで、あとは通常の奏法を見せたが。2010年代ジャズの立ちや流麗さ(それは、とくにアイグスティが巧みに出していた)を持つコンボ音を介し、彼はギター音を泳がせる。やはり、とても達者なのは間違いない。ちょい変則的なピックの持ち方をするらしいが、たまに指弾きする場合もあり。端正な顔つきの御仁だが、破綻しないというか、なんか優等生的なところを、ぼくは感じもした。彼はテキサスの高額ギター・ブランドの“マルキオーネ”使用者として知られるが、セミ・アコースティックのそれにはやはり目を向けてしまいました。曲はウェイン・ショーター(2001年8月3~5日、2002年8月25日、2004年2月9日、2014年9月7日、2015年9月6日)の曲をやったりも。
▶過去の、マイク・モレノ
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▶︎過去の、ビラル
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▶過去の、Q・ティップ
http://43142.diarynote.jp/200508152007550000/
▶過去の、テイラー・アイグスティ
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▶過去の、マット・ブリューワー
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▶︎過去の、オベド・カルヴェール
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▶過去の、ウェイン・ショーター
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その後は、シンガー/フリューゲルホーン奏者のTOKU(2000年2月25日、2001年9月6日、2004年3月10日、2006年2月16日、2008年8月19日、2011年3月16日、2012年6月19日、2013年9月22日、 2014年2月5日、2015年3月19日、2015年3月28日、2016年3月1日、2016年12月12日)のリーダー・ライヴを、代官山・晴れたら空に豆まいて で、セカンド・セットから見る。<TOKU Meets Cuba>と題されたもの。TOKU とラテン・ジャズはあまり結びつかないが、昨年彼はキューバに行ったりもしており、今回は彼がラテンに強い仲間たちと一緒に臨む2回目のギグとなるという。
サポートはパーッカションとヴォーカルの佐々木誠、ヴァイオリンの香月さやか(2011年1月21日、2011年6月7日、2018年4月10日)、ダブル・ベースの鈴木正人(2003年12月4日、2004年7月6日、2004年11月30日、2005年6月9日、2005年10月30日、2005年11月15日、2007年1月27日、2007年10月17日、2008年1月31日、2009年1月16日、2009年10月31日、2011年3月2日、2011年5月22日、2013年1月29日、2013年2月19日、2013年8月29日、2014年2月20日、2014年4月3日、2014年12月28日、2016年9月27日、2018年6月2日、2019年8月5日)、ドラムの守真人( 2018年6月4日)、ピアノの瀬田創太。そして、途中にヴォーカルの◯◯さんも加わる。二十歳までペルーにいらっしゃったそうで、話したら快活な青年。名前を忘れてしまってごめんなさい。
キューバン・ラテンの抑揚のもと、TOKUが悠々と歌い、ラッパを吹き、他の奏者にも臨機応変にソロは振られる。曲はTOKUの英語の持ち歌や有名なスペイン語曲など。本人は「ソンもいいけど、ルンバが好き」という発言をしていたような気もするが、エキゾチカというか、どこか官能的な南国ムードのなかでジャズで培ったメロウな歌やソロが乗るというのはかなり味わいよし。この行き方も積み上げていってほしい。
▶過去の、TOKU
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http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-9.htm ロニー・プラキシコ
http://43142.diarynote.jp/200403101442170000/
http://43142.diarynote.jp/200602171950040000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20080819
http://43142.diarynote.jp/201103171354125352/
http://43142.diarynote.jp/201206210944302024/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130922
http://43142.diarynote.jp/201503211741478728/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150328
http://43142.diarynote.jp/?day=20160301
http://43142.diarynote.jp/201612171246253699/
https://43142.diarynote.jp/201804110754439999/
▶過去の、香月さやか
http://43142.diarynote.jp/201101231224498510/
http://43142.diarynote.jp/201106202134077974/
▶︎過去の、鈴木正人
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-12.htm コンボ・ピアノ
http://43142.diarynote.jp/200407062149440000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20041130
http://43142.diarynote.jp/?day=20050609
http://43142.diarynote.jp/?day=20051030
http://43142.diarynote.jp/200511221816310000/
http://43142.diarynote.jp/200702010112550000/
http://43142.diarynote.jp/200710181835010000/
http://43142.diarynote.jp/200802051630130000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090116
http://43142.diarynote.jp/?day=20091031
http://43142.diarynote.jp/?day=20110302
http://43142.diarynote.jp/201105230926029205/
http://43142.diarynote.jp/201301311032072367/
http://43142.diarynote.jp/201302201720351212/
http://43142.diarynote.jp/201309021134211584/
http://43142.diarynote.jp/201402210802184994/
http://43142.diarynote.jp/201404050818444425/
http://43142.diarynote.jp/201412301043067796/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160927
http://43142.diarynote.jp/201709110843278416/
https://43142.diarynote.jp/201806051311346158/
https://43142.diarynote.jp/201908071555289133/
▶︎過去の、守真人
https://43142.diarynote.jp/201806060708363548/
<今日の、もやもや>
コットンクラブから晴れたら空に豆まいてには、“日比谷線日比谷駅→中目黒で東横線に乗り換えて一駅”というルートが一番早いのだが、中目黒駅のホームで東横線上り電車を待っている際に、ありゃ。すぐ横のビルがダンス学校のようで、たくさんの人がワサワサと踊っている。これが優雅に社交ダンスを踊っていたらまさに映画「Shall we ダンス?」の1シーンだなと思ったりもしたんだが、そのダンス・スタジオの看板には<Hip Hop,Jazz Hip Hop、House,Lock>と記してあってあれれ。一瞬Rockの誤植かと思ったが、どう考えてもそんな大きな間違いがあるはずがない。ふむ、Lockというダンスのスタイルがあるんだろうなという解釈に落ち着いたが、はたしてそのLockとはどんなものなのか? 一駅分、Lock な踊りについて頭を悩ませました。
南青山・ブルーノート東京、ファースト・ショウ。2ショウで4日間持たれるなかの、最初の回。
渡辺貞夫(2002年12月14日、2003年5月6日、2004年12月17日、2005年12月18日、2006年8月8日、2006年9月3日、2006年10月4日、2007年12月16日、2008年12月14日、2009年7月22日、2009年9月3日、2011年7月4日、2012年6月29日、2012年12月15日、2013年4月1日、2013年7月27日、2013年9月29日、2014年7月8日、2014年10月5日、2014年12月14日、2015年12月12日、2016年7月3日、2016年12月11日、2017年10月8日、2017年12月16日、2018年5月28日、2018年9月2日、2018年10月6日、2018年12月15日)、ピアノのラッセル・フェランテ(2007年12月16日、2009年3月23日、2012年6月21日、2014年1月15日、2014年12月14日、2016年12月11日、2018年5月28日、2018年12月15日)、ダブル・ベースのジョン・パティトゥッチ(2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月9日、2006年9月3日、2012年6月13日、2014年2月12日、2014年4月14日、2015年5月27日、2015年9月6日、2016年5月18日、2018年5月22日)、ドラムのスティーヴ・ガッド(2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9月3日、2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9月3日、2016年2月19日、2016年12月6日、2017年6月12日)という編成による。で、今回はスティーヴ・ガッドとジョン・パティトゥッチというリズム・セクションの起用が刮目すべき点ですね。
ガッドと渡辺貞夫は渡辺のフュージョン期には共演しているはずだが、本当に久しぶりに一緒になる(また、その間にガッドは進化し、本当にいい感じのドラミングをするようになっているんだよなあ!)だろうし、渡辺貞夫とパティトゥッチはおそらく初顔合わせではなかったか。そして、ガッドとパティトゥッチがリズム・セクションを組むと言うのも稀有なことではないのか? 本編が終わったあと、ガッドとパティトゥッチは嬉しそうに抱擁していたが、それがこの組み合わせの耳に新しい感興をあらわしていた。ガッドとのかみ合いで結構ストロングな指さばきを見せるパティトゥッチは興味深かった。それたとえば、彼がブライアン・ブレイド(2000年12月6日、2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月9日、2008年9月4日、2009年7月20日、2011年5月12日、2012年1月16日、2012年3月15日 、2012年5月22日、2014年2月12日、2014年4月14日、2015年5月27日、2016年5月18日、2017年12月16日、2018年5月22日 )と組むときとはだいぶ違う。
そんな新しい組み合わせの間をつなぐフェランテは、本当に渡辺貞夫の分身と言う感じ。そんな陣容による演奏は“立ち”を持つアコースティック・ジャズというものだが、一部そのノリでかつてのポップな曲をやったのも新鮮だった。
▶過去の、渡辺貞夫
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm 6日
http://43142.diarynote.jp/20041221210502000
http://43142.diarynote.jp/200512231955480000/
http://43142.diarynote.jp/200608091255180000/
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000/
http://43142.diarynote.jp/200610080946310000/
http://43142.diarynote.jp/200712171350530000/
http://43142.diarynote.jp/200812281440093394/
http://43142.diarynote.jp/200907310048137248/
http://43142.diarynote.jp/200909120646397236/
http://43142.diarynote.jp/201107111008176019/
http://43142.diarynote.jp/201207031353196616/
http://43142.diarynote.jp/201212171647134119/
http://43142.diarynote.jp/201304031026406106/
http://43142.diarynote.jp/201307291053021427/
http://43142.diarynote.jp/201310050701201281/
http://43142.diarynote.jp/201407091243129270/
http://43142.diarynote.jp/201410061850124929/
http://43142.diarynote.jp/201412281017371613/
http://43142.diarynote.jp/201512151504068292/
http://43142.diarynote.jp/201607100827363436/
http://43142.diarynote.jp/201609201032322395/
http://43142.diarynote.jp/201610141747514263/
http://43142.diarynote.jp/201612171245154424/
http://43142.diarynote.jp/201710121700178187/
http://43142.diarynote.jp/201712181015052794/
http://43142.diarynote.jp/201805290906425481/
http://43142.diarynote.jp/201712061006171627/
http://43142.diarynote.jp/201806130948515941/
http://43142.diarynote.jp/201809071509481583/
https://43142.diarynote.jp/201810090958036278/
https://43142.diarynote.jp/201812201004266842/
▶過去の、ラッセル・フェランテ
http://43142.diarynote.jp/200712171350530000/
http://43142.diarynote.jp/200903260425159549/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120621
http://43142.diarynote.jp/201401171005571275/
http://43142.diarynote.jp/201412281017371613/
http://43142.diarynote.jp/201612171245154424/
https://43142.diarynote.jp/201805290906425481/
https://43142.diarynote.jp/201812201004266842/
▶過去の、ジョン・パティトゥッチ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm 2001年8月3日
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 2002年8月25日
http://43142.diarynote.jp/200402091738240000/
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
http://43142.diarynote.jp/201402140843255048/
http://43142.diarynote.jp/201404161959228005/
http://43142.diarynote.jp/201505281537538677/
http://43142.diarynote.jp/201509220833541918/
http://43142.diarynote.jp/201605240831421865/
https://43142.diarynote.jp/201805230726481296/
▶過去の、スティーヴ・ガッド
http://43142.diarynote.jp/200402051855170000/
http://43142.diarynote.jp/201012051903113851/
http://43142.diarynote.jp/201212101904379741/
http://43142.diarynote.jp/201312171510083393/
http://43142.diarynote.jp/201410220711345595/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160219
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
http://43142.diarynote.jp/201706130913351348/
▶過去の、ブライアン・ブレイド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm
http://43142.diarynote.jp/200402091738240000/
http://43142.diarynote.jp/200809071429250000/
http://43142.diarynote.jp/200908061810483865/
http://43142.diarynote.jp/201105140859559227/
http://43142.diarynote.jp/201201171011033219/
http://43142.diarynote.jp/201203161146266803/
http://43142.diarynote.jp/201205301327209613/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140212
http://43142.diarynote.jp/201404161959228005/
http://43142.diarynote.jp/201505281537538677/
http://43142.diarynote.jp/201605240831421865/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160803
http://43142.diarynote.jp/201712181015052794/
https://43142.diarynote.jp/201805230726481296/
その後は、渋谷に向かう。キーボードと歌の田中綾美(2012年6月8日、2012年10月27日、2013年2月11日、2013年8月24日、2014年6月15日、2015年7月12日、2018年6月17日)とドラムの小久保里沙、その2人よるFishというユニットを、Under Deer Loungeで見る。それぞれの仕事がいろいろ入ってしまうことでなかなか都合がつかず、Fishとしては1年半ぶりのライヴとなるんだそう。でも、そうMCされなければ、それは全然わからないなあ。まずは仲良しという関係があり、それが無邪気にユニットに発展し、実を結んでいるという好例ですね。
こんな変則編成だとやさぐれたガレージっぽいことをやりそうと思うが、基調となるのはちゃんと洋楽を聞いていることを知らせる日本語のポップ曲。田中の弾き語りに、小久保が線の太いビートを加えることで、表現は出来上がる。田中は歌う合間にそこそこソロも取り、その際はより小久保の語調も多様になるか。かつてCD-Rをもらったことがあったが、その時よりポップ・ミュージックとしての剛性感が強くなっていると感じた。ボサっぽい叩き方も見せることもあった小久保だが、基本はロック・ドラマー。でもって、気っ風がよく音がとってもデカい。これは、目と耳を引く。聞けば、好きなドラマーは河村"カースケ"智康(2017年10月9日)、あちらだとジョン・ボーナムやスティーヴ・ジョーダン(2005年11月13日、2006年11月20日、2006年12月22日、2010年10月26日)やリッキー・ロウソン(2012年12月9日)がお好みとか。
▶︎過去の、田中綾美
http://43142.diarynote.jp/201206120854205300/
http://43142.diarynote.jp/201211151028209850/
http://43142.diarynote.jp/201302181123344904/
http://43142.diarynote.jp/201308281519499994/
http://43142.diarynote.jp/201405051105329639/
http://43142.diarynote.jp/201406161000365031/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160211
http://43142.diarynote.jp/201605240833401202/
▶︎過去の、河村"カースケ"智康
https://43142.diarynote.jp/201710121702369819/
▶過去の、スティーヴ・ジョーダン
http://43142.diarynote.jp/200511130413390000/
http://43142.diarynote.jp/200611221236140000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20061222
http://43142.diarynote.jp/201010301012548114/
▶︎過去の、リッキー・ロウソン
https://43142.diarynote.jp/201212140959573710/
<今日の、渋谷とか>
街を歩いていると、やはり外国人観光客と思しき人は多い。このサイアクの気候のとき、わざわざ日本に来なくてもいいんじゃね〜のと思わずにはいられないが、かの人たち、気候に辟易しているように見受けられるのはなによりだ。だけど、来年はこんなおり五輪をやるのは狂気の沙汰としか思えない。実はブルーノート東京を出たときに、ゆるやかに風が吹いているような気もして、渋谷の会場も駅からは遠いし、下手に地下鉄一駅乗るなら駅を外して斜めに歩いていくことができる徒歩のほうが楽なんではないかと思い、運動不足も感じていたので歩いて次のヴェニューに向かいだしたのだが。……だめだ、やっぱ暑い、ダルい。青山通りに出るころには降参、右手をあげてしまったワタシでした。ところで、Fishのライヴの他の出演者で、自作曲のトラックを流しながら一人ステージに立ち堂々熱唱している女性がいた。そういうのに、初めて接する。へえ、今はこういうスタイルでショウをする人もいるのか。カラオケに親しんでいる人だと、別に違和感を感じないのかな。今、PCでDJをする人は少なくなくないはずで、DJと名乗るんだったらアナログ回せと思う人が少数派になってきているように、、、、。先の小久保嬢、今出ているリズム&ドラム・マガジンのカラー3頁のコーナーで紹介されているそうです。
渡辺貞夫(2002年12月14日、2003年5月6日、2004年12月17日、2005年12月18日、2006年8月8日、2006年9月3日、2006年10月4日、2007年12月16日、2008年12月14日、2009年7月22日、2009年9月3日、2011年7月4日、2012年6月29日、2012年12月15日、2013年4月1日、2013年7月27日、2013年9月29日、2014年7月8日、2014年10月5日、2014年12月14日、2015年12月12日、2016年7月3日、2016年12月11日、2017年10月8日、2017年12月16日、2018年5月28日、2018年9月2日、2018年10月6日、2018年12月15日)、ピアノのラッセル・フェランテ(2007年12月16日、2009年3月23日、2012年6月21日、2014年1月15日、2014年12月14日、2016年12月11日、2018年5月28日、2018年12月15日)、ダブル・ベースのジョン・パティトゥッチ(2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月9日、2006年9月3日、2012年6月13日、2014年2月12日、2014年4月14日、2015年5月27日、2015年9月6日、2016年5月18日、2018年5月22日)、ドラムのスティーヴ・ガッド(2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9月3日、2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9月3日、2016年2月19日、2016年12月6日、2017年6月12日)という編成による。で、今回はスティーヴ・ガッドとジョン・パティトゥッチというリズム・セクションの起用が刮目すべき点ですね。
ガッドと渡辺貞夫は渡辺のフュージョン期には共演しているはずだが、本当に久しぶりに一緒になる(また、その間にガッドは進化し、本当にいい感じのドラミングをするようになっているんだよなあ!)だろうし、渡辺貞夫とパティトゥッチはおそらく初顔合わせではなかったか。そして、ガッドとパティトゥッチがリズム・セクションを組むと言うのも稀有なことではないのか? 本編が終わったあと、ガッドとパティトゥッチは嬉しそうに抱擁していたが、それがこの組み合わせの耳に新しい感興をあらわしていた。ガッドとのかみ合いで結構ストロングな指さばきを見せるパティトゥッチは興味深かった。それたとえば、彼がブライアン・ブレイド(2000年12月6日、2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月9日、2008年9月4日、2009年7月20日、2011年5月12日、2012年1月16日、2012年3月15日 、2012年5月22日、2014年2月12日、2014年4月14日、2015年5月27日、2016年5月18日、2017年12月16日、2018年5月22日 )と組むときとはだいぶ違う。
そんな新しい組み合わせの間をつなぐフェランテは、本当に渡辺貞夫の分身と言う感じ。そんな陣容による演奏は“立ち”を持つアコースティック・ジャズというものだが、一部そのノリでかつてのポップな曲をやったのも新鮮だった。
▶過去の、渡辺貞夫
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm 6日
http://43142.diarynote.jp/20041221210502000
http://43142.diarynote.jp/200512231955480000/
http://43142.diarynote.jp/200608091255180000/
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000/
http://43142.diarynote.jp/200610080946310000/
http://43142.diarynote.jp/200712171350530000/
http://43142.diarynote.jp/200812281440093394/
http://43142.diarynote.jp/200907310048137248/
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http://43142.diarynote.jp/201107111008176019/
http://43142.diarynote.jp/201207031353196616/
http://43142.diarynote.jp/201212171647134119/
http://43142.diarynote.jp/201304031026406106/
http://43142.diarynote.jp/201307291053021427/
http://43142.diarynote.jp/201310050701201281/
http://43142.diarynote.jp/201407091243129270/
http://43142.diarynote.jp/201410061850124929/
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▶過去の、ブライアン・ブレイド
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その後は、渋谷に向かう。キーボードと歌の田中綾美(2012年6月8日、2012年10月27日、2013年2月11日、2013年8月24日、2014年6月15日、2015年7月12日、2018年6月17日)とドラムの小久保里沙、その2人よるFishというユニットを、Under Deer Loungeで見る。それぞれの仕事がいろいろ入ってしまうことでなかなか都合がつかず、Fishとしては1年半ぶりのライヴとなるんだそう。でも、そうMCされなければ、それは全然わからないなあ。まずは仲良しという関係があり、それが無邪気にユニットに発展し、実を結んでいるという好例ですね。
こんな変則編成だとやさぐれたガレージっぽいことをやりそうと思うが、基調となるのはちゃんと洋楽を聞いていることを知らせる日本語のポップ曲。田中の弾き語りに、小久保が線の太いビートを加えることで、表現は出来上がる。田中は歌う合間にそこそこソロも取り、その際はより小久保の語調も多様になるか。かつてCD-Rをもらったことがあったが、その時よりポップ・ミュージックとしての剛性感が強くなっていると感じた。ボサっぽい叩き方も見せることもあった小久保だが、基本はロック・ドラマー。でもって、気っ風がよく音がとってもデカい。これは、目と耳を引く。聞けば、好きなドラマーは河村"カースケ"智康(2017年10月9日)、あちらだとジョン・ボーナムやスティーヴ・ジョーダン(2005年11月13日、2006年11月20日、2006年12月22日、2010年10月26日)やリッキー・ロウソン(2012年12月9日)がお好みとか。
▶︎過去の、田中綾美
http://43142.diarynote.jp/201206120854205300/
http://43142.diarynote.jp/201211151028209850/
http://43142.diarynote.jp/201302181123344904/
http://43142.diarynote.jp/201308281519499994/
http://43142.diarynote.jp/201405051105329639/
http://43142.diarynote.jp/201406161000365031/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160211
http://43142.diarynote.jp/201605240833401202/
▶︎過去の、河村"カースケ"智康
https://43142.diarynote.jp/201710121702369819/
▶過去の、スティーヴ・ジョーダン
http://43142.diarynote.jp/200511130413390000/
http://43142.diarynote.jp/200611221236140000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20061222
http://43142.diarynote.jp/201010301012548114/
▶︎過去の、リッキー・ロウソン
https://43142.diarynote.jp/201212140959573710/
<今日の、渋谷とか>
街を歩いていると、やはり外国人観光客と思しき人は多い。このサイアクの気候のとき、わざわざ日本に来なくてもいいんじゃね〜のと思わずにはいられないが、かの人たち、気候に辟易しているように見受けられるのはなによりだ。だけど、来年はこんなおり五輪をやるのは狂気の沙汰としか思えない。実はブルーノート東京を出たときに、ゆるやかに風が吹いているような気もして、渋谷の会場も駅からは遠いし、下手に地下鉄一駅乗るなら駅を外して斜めに歩いていくことができる徒歩のほうが楽なんではないかと思い、運動不足も感じていたので歩いて次のヴェニューに向かいだしたのだが。……だめだ、やっぱ暑い、ダルい。青山通りに出るころには降参、右手をあげてしまったワタシでした。ところで、Fishのライヴの他の出演者で、自作曲のトラックを流しながら一人ステージに立ち堂々熱唱している女性がいた。そういうのに、初めて接する。へえ、今はこういうスタイルでショウをする人もいるのか。カラオケに親しんでいる人だと、別に違和感を感じないのかな。今、PCでDJをする人は少なくなくないはずで、DJと名乗るんだったらアナログ回せと思う人が少数派になってきているように、、、、。先の小久保嬢、今出ているリズム&ドラム・マガジンのカラー3頁のコーナーで紹介されているそうです。
Orquesta Libre、Wuja Bin Bin
2019年8月5日 音楽 両グループの人員を合わせると、20人以上。しかも、ともに管楽器奏者が4〜5人いて、ヴァイブラフォン奏者やパーカッション奏者もいるという編成。うーむ、これは楽屋や楽器の置き場を考えると大変だろうなーと思ってしまう。そんなラージ・アンサンブルが集った夕べは、代官山・晴れたら空に豆まいて。
まず、先発は芳垣安洋率いるOrquesta Libre (2013年2月19日)。
ドラムの芳垣安洋(2004年2月6日、2004年10月10日、2004年11月7日、2005年4月26日、2006年1月21日、2006年4月18日、2007年4月21日、2009年5月31日、2011年6月8日、2012年3月21日、2013年2月19日、2013年7月13日、2016年9月4日、2016年10月27日、2017年8月24日、2018年1月8日)、トロンボーンの青木タイセイ(2005年2月19日、2007年1月27日、2006年11月14日、2011年7月27日、2013年2月19日、2013年11月27日、他)、トランペットの渡辺隆雄(2010年12月28日、2013年2月19日,2017年1月9日、2017年9月13日)、テナー・サックスの藤原大輔(2000年9月14日、2001年2月15日,2003年3月6日、2003年6月28日、2003年8月8日、2006年10月19日、2013年2月19日、2014年10月22日)、クラリネットとソプラノ・サックスの塩谷博之(2007年1月27日、2013年2月19日)、ギターの椎谷求(2013年2月19日)、ベースの鈴木正人(2003年12月4日、2004年7月6日、2004年11月30日、2005年6月9日、2005年10月30日、2005年11月15日、2007年1月27日、2007年10月17日、2008年1月31日、2009年1月16日、2009年10月31日、2011年3月2日、2011年5月22日、2013年1月29日、2013年2月19日、2013年8月29日、2014年2月20日、2014年4月3日、2014年12月28日、2016年9月27日、2018年6月2日)、ヴァイブラフォンの高良久美子(2004年10月10日、2005年2月19日、2005年9月17日、2006年12月13日、2013年2月11日、2013年2月19日、2014年9月7日)、パーカッションの岡部 洋一(2000年7月29日、2000年9月14日、2004年5月28日、2004年6月2~3日、2004年6月9日、2004年11月19日、2005年2月19日、2006年7月7日、2006年8月27日、2006年12月3日、2008年1月31日、2011年2月10日、2010年12月28日、2011年8月22日、2013年2月11日、2013年2月19日、2014年2月9日、2015年4月24日、2015年6月17日、2015年10月19日、2017年12月5日、2018年1月8日) という陣容なり。演奏が始まり、音がでかいなあという感想をすぐに持つ。
変調曲/キメたっぷりのWuja Bin Bin表現にあわせて、変なのやりますみたいなMCのもと、ザ・フー(2008年11月17日)の『トミー』収録曲や鬼怒無月(2003年3月6日、2003年6月30日、2004年1月16日、2005年4月11日、2006年1月21日、2009年10月8日 、2010年3月20日、2012年2月10日、2012年6月13日、2012年6月28日、2012年11月21日、2013年2月11日、2014年2月9日、2014年2月22日、2014年6月16日、2015年8月31日、2017年7月31日、2019年7月12日)の曲もやる。最後に披露した曲はエルヴィス・プレスリーの有名スロウ曲「キャント・ヘルプ・フォーリン・イン・ラヴ」。へええという感じの膨らませ具合。普段はシンガーを入れたりもするOrquesta Libreだが、演奏陣だけでのぞむギグももう一つの音楽のロマンが出てオツなもんではないかと思った。
▶︎過去の、Orquesta Libre
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▶過去の、芳垣安洋
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▶︎過去の、渡辺隆雄
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▶過去の、高良久美子
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▶過去の、岡部洋一
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▶過去の、ザ・フー
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http://www.myagent.ne.jp/~newswave/LIVE-2001-11.htm ジョン・リントウィッスル 2001年11月9日
その後は、ケイタイモ率いるWuja Bin Bin(2014年6月13日、2016年9月7日)。
この晩は、ベースと歌のケイタイモ(2014年6月13日、2016年9月7日)、ヴォーカルのBa(2014年6月13日、2016年9月7日)と高橋瞳(2014年6月13日、2016年9月7日)、キーボードの中村圭作(2014年6月13日、2016年9月7日)、トランペットの掘京太郎、トロンボーンの湯浅佳代子(2014年6月13日、2016年9月7日、2017年2月12日)、テナー・サックスの後関好宏(2010年9月25日、2014年6月13日、2015年7月12日,2016年9月7日、2017年6月21日)、クラリネットの上運天 淳市(2014年6月13日、2016年9月7日)、フルートとアルト・サックスの沼尾木錦香(2010年12月27日、2011年2月11日、2011年5月8日、2012年6月8日、2012年10月27日、2013年2月11日、2013年8月24日、2014年6月15日、2015年7月12日、2017年9月24日、019年7月6日)、ヴァイブラフォンの山田 あずさ(2013年5月19日、2014年6月13日、2014年6月15日、2014年10月19日、2014年11月21日、2015年4月17日、2015年5月2日、2015年5月6日、2015年5月22日、2015年5月28日、2015年6月15日、2015年9月13日、2015年11月11日、2016年5月22日、2016年6月13日、2016年9月7日、2017年1月17日、2017年4月27日、2017年9月17日、2018年4月8日、2018年6月7日、2018年11月17日、2019年7月6日)、ドラムの池澤龍作(2014年6月13日、2014年10月19日、2015年5月22日、2016年9月7日、2017年2月12日)、スティール・パンと打楽器の高田陽平(2014年6月13日、2016年9月7日)。見事に起伏に富む山あり谷ありの大活劇的プログ・サウンドをしっかり確立しているなと実感。スキャット、菅音、ビート音などが渾然一体離散集合しながら、ある種の諧謔を抱えて流れていく様はスリリングにして楽しい。個性も持つ。
▶︎過去の、WUJA BIN BIN /ケイタイモ/Ba/高橋瞳/中村圭作/上運天 淳市/高田陽平
http://43142.diarynote.jp/?day=20140613
https://43142.diarynote.jp/201609201648546159/
▶︎過去の、湯浅佳代子
http://43142.diarynote.jp/201609201648546159/ Wuja
http://43142.diarynote.jp/?day=20140613 Wuja
https://43142.diarynote.jp/201702141642011828/
▶︎過去の、後関好宏
http://43142.diarynote.jp/201009261258386231/
http://43142.diarynote.jp/201406160956273046/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150712
http://43142.diarynote.jp/201609201648546159/
https://43142.diarynote.jp/201706220952582448/
▶過去の、沼尾木綿香
http://43142.diarynote.jp/201101061047294455/
http://43142.diarynote.jp/201102121002078478/
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http://43142.diarynote.jp/201206120854205300/
http://43142.diarynote.jp/201211151028209850/
http://43142.diarynote.jp/201302181123344904/
http://43142.diarynote.jp/201308281519499994/
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http://43142.diarynote.jp/201406161000365031/
http://43142.diarynote.jp/201507190815468497/
https://43142.diarynote.jp/?day=20170924
https://43142.diarynote.jp/201907071754237718/
▶過去の、山田あずさ
http://43142.diarynote.jp/201305260923241736/ 渋さ知らズ
http://43142.diarynote.jp/201406160956273046/ WUJA BIN BIN
http://43142.diarynote.jp/201406161000365031/ 蝉丸
http://43142.diarynote.jp/201407261220126653/ ダモ鈴木
http://43142.diarynote.jp/201410251052527799/ Down’s Workshop
http://43142.diarynote.jp/201411221353274586/ アトラス
http://43142.diarynote.jp/201504181000432127/ nouon
http://43142.diarynote.jp/201505071132034325/ w.パール・アレキサンダー
http://43142.diarynote.jp/201505240923518276/ MoMo
http://43142.diarynote.jp/201505310957076398/ タクシー・サウダージ
http://43142.diarynote.jp/201506161247423392/ 渋さ知らズ
http://43142.diarynote.jp/201509231111454665/ ヒュー・ロイド
http://43142.diarynote.jp/201510141817129055/ nouon
http://43142.diarynote.jp/201511120722274234/ タクシー・サウダージ
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http://43142.diarynote.jp/201605240833401202/ w.パール・アレキサンダー
http://43142.diarynote.jp/?day=20160613 QUOLOFUNE
http://43142.diarynote.jp/201609201648546159/ WUJA BIN BIN
http://43142.diarynote.jp/?day=20170117 TNT
http://43142.diarynote.jp/201704280745098662/ BLOW UP
http://43142.diarynote.jp/201705081232023349/ w.パール・アレキサンダー
http://43142.diarynote.jp/201708240028435013/ nouon
http://43142.diarynote.jp/201709180648097389/ 松本治Musica Immaginaria
https://43142.diarynote.jp/201804090916338526/ w.林栄一、相川瞳
https://43142.diarynote.jp/201806081020157759/ nouon
https://43142.diarynote.jp/201907071754237718/ nouon
https://43142.diarynote.jp/201811191728519787/ nouon
https://43142.diarynote.jp/201907071754237718/ nouon Unplugged
▶過去の、池澤龍作
http://43142.diarynote.jp/201406160956273046/ Wuja
http://43142.diarynote.jp/201410251052527799/ Downs Workshop
http://43142.diarynote.jp/?day=20150522 MoMo
http://43142.diarynote.jp/201609201648546159/ Wuja
https://43142.diarynote.jp/201702141642011828/
<今日の、出演者たちとのお話>
久しぶりに芳垣安洋の演奏を聞き、現代的にいい感じにバラけた叩き口を出すなあと思い、素直にそれを本人に伝えたら、昔からそうですよと笑顔で言われた。あ、すまみせん。ROVOでも芳垣と絶妙のコンビを見せる岡部にはずっと聞きたいと思っていたことを質問。オールラウンドなんですけど、最初はどちらの方からパーカッションに入ったんですか? 答えは、ブラジル。サンバに強い早稲田大学ラテンアメリカ研究会の出であるんだとか。Saigenji (2006年6月27日、2007年11月27日、2009年3月14日, 2009年8月9日、2012年6月13日、2013年1月7日、2013年2月11日 、2013年4月12日、2014年2月9日、2016年2月11日、2016年11月30日、2017年2月11日、2018年5月8日、2019年7月12日)や青栁智里(2010年12月27日、2011年2月11日、2011年5月8日、2012年6月8日、2012年10月27日、2013年2月11日、2013年8月24日、2014年6月15日、2015年7月12日、2016年2月11日、2016年5月22日、2018年6月17日、2019年7月6日)他の先輩ですね。Wuja Bin Binにも入ったアルト・サックスがメインの沼尾木錦香はここではほとんどフルートを吹いていてあらら。そしたら、在籍するたをやめオルケスタ(2011年4月8日、2019年7月6日)では、テナー・サックス奏者と持ち楽器を交換するカタチで、今そちらではテナーを吹いているのだという。そんなことあるんだー。
立派な髭を蓄えベン・ハーパー(2001年6月18日、2004年3月4日、2006年6月3日、2007年4月5日)のような風貌になっていた藤原大輔からはこの5月にリリースした新作『Comala』(DKR)をいただく。で、これが過去の彼のトレードマークとも言える電気回路を通さぬ(ほんのすこしだけ、シンセサイザーも使っているよう)、生一本のテナー・サックス(とフルート)を中央においた、正々堂々の、正しい左側にいるとも思わせるトリオ作。ベースは井野信義(2004年8月20日、2004年10月10日、2005年8月19日、2006年10月25日、2010年9月14日)で、ドラムは外山明(2004年8月20日、2005 年12月20日、2006年10月25日、2007年1月27日、2011年6月23日、2011年12月14日、2016年9月27日)。ぼくにとってはうれしいロフト・ジャズ的な残り香も感じさせ、これは今ブラック・セイントやインディア・ナヴィゲーションがあったら、そこから出ていてもまったく違和感を持たないだろう1作と思う。やるじゃん&推奨。このトリオは2012年から活動しているようで、パっと聞いたぶんには実況盤とは気づかない本作は昨年の8月に神保町の楽屋で、ジョータリア(2017年9月2日、2017年9月5日)の手によりライヴ録音されている。ときに思索的でもあると言いたく曲は、ガルシア・マルケスやファン・ルルフォら南米スペイン語圏の小説からインスパイアされているという。そして、それは日本人的な間の感覚にも転嫁されていると思った。そういえば、山田あずさは年末予定のアルゼンチン行きにそなえ、いろいろ鋭意準備中とのこと。
▶過去の、ROVO
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http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-7.htm
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http://43142.diarynote.jp/200406100011020000/
http://43142.diarynote.jp/200406111859060000/
http://43142.diarynote.jp/200411231717590000/
http://43142.diarynote.jp/200607100307170000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20060827
http://43142.diarynote.jp/200612060136540000/
▶過去の、Saigenji
http://43142.diarynote.jp/?day=20060627
http://43142.diarynote.jp/200711290932200000/
http://43142.diarynote.jp/200903161734533723/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090809
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
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http://43142.diarynote.jp/?day=20130211
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http://43142.diarynote.jp/201702120725278375/
https://43142.diarynote.jp/201805091613022617/
https://43142.diarynote.jp/201907130803488810/
▶過去の、青栁智里
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http://43142.diarynote.jp/201102121002078478/
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http://43142.diarynote.jp/201206120854205300/
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http://43142.diarynote.jp/201302181123344904/
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https://43142.diarynote.jp/201806181751451387/
https://43142.diarynote.jp/201907071754237718/
▶過去の、たをやめオルケスタ
http://43142.diarynote.jp/201104101221012622/
https://43142.diarynote.jp/201907071754237718/
▶︎過去の、ベン・ハーパー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-6.htm
https://43142.diarynote.jp/200403041444130000/
https://43142.diarynote.jp/200407290730290000/ フジ・ロック 触れてないが出演し、ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマのショウにもとびいり
https://43142.diarynote.jp/200606111735540000/
https://43142.diarynote.jp/200704112101130000/
https://43142.diarynote.jp/200806121400260000/
ドラ
▶︎過去の、井野信義
https://43142.diarynote.jp/200408202133070000/
https://43142.diarynote.jp/200611020833520000/
https://43142.diarynote.jp/201610100849458472/
▶︎過去の、ジョー・タリア
http://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
https://43142.diarynote.jp/201709110824329582/
まず、先発は芳垣安洋率いるOrquesta Libre (2013年2月19日)。
ドラムの芳垣安洋(2004年2月6日、2004年10月10日、2004年11月7日、2005年4月26日、2006年1月21日、2006年4月18日、2007年4月21日、2009年5月31日、2011年6月8日、2012年3月21日、2013年2月19日、2013年7月13日、2016年9月4日、2016年10月27日、2017年8月24日、2018年1月8日)、トロンボーンの青木タイセイ(2005年2月19日、2007年1月27日、2006年11月14日、2011年7月27日、2013年2月19日、2013年11月27日、他)、トランペットの渡辺隆雄(2010年12月28日、2013年2月19日,2017年1月9日、2017年9月13日)、テナー・サックスの藤原大輔(2000年9月14日、2001年2月15日,2003年3月6日、2003年6月28日、2003年8月8日、2006年10月19日、2013年2月19日、2014年10月22日)、クラリネットとソプラノ・サックスの塩谷博之(2007年1月27日、2013年2月19日)、ギターの椎谷求(2013年2月19日)、ベースの鈴木正人(2003年12月4日、2004年7月6日、2004年11月30日、2005年6月9日、2005年10月30日、2005年11月15日、2007年1月27日、2007年10月17日、2008年1月31日、2009年1月16日、2009年10月31日、2011年3月2日、2011年5月22日、2013年1月29日、2013年2月19日、2013年8月29日、2014年2月20日、2014年4月3日、2014年12月28日、2016年9月27日、2018年6月2日)、ヴァイブラフォンの高良久美子(2004年10月10日、2005年2月19日、2005年9月17日、2006年12月13日、2013年2月11日、2013年2月19日、2014年9月7日)、パーカッションの岡部 洋一(2000年7月29日、2000年9月14日、2004年5月28日、2004年6月2~3日、2004年6月9日、2004年11月19日、2005年2月19日、2006年7月7日、2006年8月27日、2006年12月3日、2008年1月31日、2011年2月10日、2010年12月28日、2011年8月22日、2013年2月11日、2013年2月19日、2014年2月9日、2015年4月24日、2015年6月17日、2015年10月19日、2017年12月5日、2018年1月8日) という陣容なり。演奏が始まり、音がでかいなあという感想をすぐに持つ。
変調曲/キメたっぷりのWuja Bin Bin表現にあわせて、変なのやりますみたいなMCのもと、ザ・フー(2008年11月17日)の『トミー』収録曲や鬼怒無月(2003年3月6日、2003年6月30日、2004年1月16日、2005年4月11日、2006年1月21日、2009年10月8日 、2010年3月20日、2012年2月10日、2012年6月13日、2012年6月28日、2012年11月21日、2013年2月11日、2014年2月9日、2014年2月22日、2014年6月16日、2015年8月31日、2017年7月31日、2019年7月12日)の曲もやる。最後に披露した曲はエルヴィス・プレスリーの有名スロウ曲「キャント・ヘルプ・フォーリン・イン・ラヴ」。へええという感じの膨らませ具合。普段はシンガーを入れたりもするOrquesta Libreだが、演奏陣だけでのぞむギグももう一つの音楽のロマンが出てオツなもんではないかと思った。
▶︎過去の、Orquesta Libre
https://43142.diarynote.jp/201302201720351212/
▶過去の、芳垣安洋
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm 29日、ROVO
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-9.htm オーガニック・グルーヴ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm ONJQ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm ONJQ
http://43142.diarynote.jp/?day=20040121
http://43142.diarynote.jp/?day=20040206
http://43142.diarynote.jp/?day=20040610
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▶過去の、藤原大輔
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▶︎過去の、椎谷求
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▶過去の、高良久美子
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▶過去の、岡部洋一
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▶過去の、鬼怒無月
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▶過去の、ザ・フー
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http://www.myagent.ne.jp/~newswave/LIVE-2001-11.htm ジョン・リントウィッスル 2001年11月9日
その後は、ケイタイモ率いるWuja Bin Bin(2014年6月13日、2016年9月7日)。
この晩は、ベースと歌のケイタイモ(2014年6月13日、2016年9月7日)、ヴォーカルのBa(2014年6月13日、2016年9月7日)と高橋瞳(2014年6月13日、2016年9月7日)、キーボードの中村圭作(2014年6月13日、2016年9月7日)、トランペットの掘京太郎、トロンボーンの湯浅佳代子(2014年6月13日、2016年9月7日、2017年2月12日)、テナー・サックスの後関好宏(2010年9月25日、2014年6月13日、2015年7月12日,2016年9月7日、2017年6月21日)、クラリネットの上運天 淳市(2014年6月13日、2016年9月7日)、フルートとアルト・サックスの沼尾木錦香(2010年12月27日、2011年2月11日、2011年5月8日、2012年6月8日、2012年10月27日、2013年2月11日、2013年8月24日、2014年6月15日、2015年7月12日、2017年9月24日、019年7月6日)、ヴァイブラフォンの山田 あずさ(2013年5月19日、2014年6月13日、2014年6月15日、2014年10月19日、2014年11月21日、2015年4月17日、2015年5月2日、2015年5月6日、2015年5月22日、2015年5月28日、2015年6月15日、2015年9月13日、2015年11月11日、2016年5月22日、2016年6月13日、2016年9月7日、2017年1月17日、2017年4月27日、2017年9月17日、2018年4月8日、2018年6月7日、2018年11月17日、2019年7月6日)、ドラムの池澤龍作(2014年6月13日、2014年10月19日、2015年5月22日、2016年9月7日、2017年2月12日)、スティール・パンと打楽器の高田陽平(2014年6月13日、2016年9月7日)。見事に起伏に富む山あり谷ありの大活劇的プログ・サウンドをしっかり確立しているなと実感。スキャット、菅音、ビート音などが渾然一体離散集合しながら、ある種の諧謔を抱えて流れていく様はスリリングにして楽しい。個性も持つ。
▶︎過去の、WUJA BIN BIN /ケイタイモ/Ba/高橋瞳/中村圭作/上運天 淳市/高田陽平
http://43142.diarynote.jp/?day=20140613
https://43142.diarynote.jp/201609201648546159/
▶︎過去の、湯浅佳代子
http://43142.diarynote.jp/201609201648546159/ Wuja
http://43142.diarynote.jp/?day=20140613 Wuja
https://43142.diarynote.jp/201702141642011828/
▶︎過去の、後関好宏
http://43142.diarynote.jp/201009261258386231/
http://43142.diarynote.jp/201406160956273046/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150712
http://43142.diarynote.jp/201609201648546159/
https://43142.diarynote.jp/201706220952582448/
▶過去の、沼尾木綿香
http://43142.diarynote.jp/201101061047294455/
http://43142.diarynote.jp/201102121002078478/
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▶過去の、山田あずさ
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http://43142.diarynote.jp/201406160956273046/ WUJA BIN BIN
http://43142.diarynote.jp/201406161000365031/ 蝉丸
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http://43142.diarynote.jp/201505240923518276/ MoMo
http://43142.diarynote.jp/201505310957076398/ タクシー・サウダージ
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http://43142.diarynote.jp/201509231111454665/ ヒュー・ロイド
http://43142.diarynote.jp/201510141817129055/ nouon
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http://43142.diarynote.jp/201605240833401202/ w.パール・アレキサンダー
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http://43142.diarynote.jp/201709180648097389/ 松本治Musica Immaginaria
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▶過去の、池澤龍作
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http://43142.diarynote.jp/201410251052527799/ Downs Workshop
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http://43142.diarynote.jp/201609201648546159/ Wuja
https://43142.diarynote.jp/201702141642011828/
<今日の、出演者たちとのお話>
久しぶりに芳垣安洋の演奏を聞き、現代的にいい感じにバラけた叩き口を出すなあと思い、素直にそれを本人に伝えたら、昔からそうですよと笑顔で言われた。あ、すまみせん。ROVOでも芳垣と絶妙のコンビを見せる岡部にはずっと聞きたいと思っていたことを質問。オールラウンドなんですけど、最初はどちらの方からパーカッションに入ったんですか? 答えは、ブラジル。サンバに強い早稲田大学ラテンアメリカ研究会の出であるんだとか。Saigenji (2006年6月27日、2007年11月27日、2009年3月14日, 2009年8月9日、2012年6月13日、2013年1月7日、2013年2月11日 、2013年4月12日、2014年2月9日、2016年2月11日、2016年11月30日、2017年2月11日、2018年5月8日、2019年7月12日)や青栁智里(2010年12月27日、2011年2月11日、2011年5月8日、2012年6月8日、2012年10月27日、2013年2月11日、2013年8月24日、2014年6月15日、2015年7月12日、2016年2月11日、2016年5月22日、2018年6月17日、2019年7月6日)他の先輩ですね。Wuja Bin Binにも入ったアルト・サックスがメインの沼尾木錦香はここではほとんどフルートを吹いていてあらら。そしたら、在籍するたをやめオルケスタ(2011年4月8日、2019年7月6日)では、テナー・サックス奏者と持ち楽器を交換するカタチで、今そちらではテナーを吹いているのだという。そんなことあるんだー。
立派な髭を蓄えベン・ハーパー(2001年6月18日、2004年3月4日、2006年6月3日、2007年4月5日)のような風貌になっていた藤原大輔からはこの5月にリリースした新作『Comala』(DKR)をいただく。で、これが過去の彼のトレードマークとも言える電気回路を通さぬ(ほんのすこしだけ、シンセサイザーも使っているよう)、生一本のテナー・サックス(とフルート)を中央においた、正々堂々の、正しい左側にいるとも思わせるトリオ作。ベースは井野信義(2004年8月20日、2004年10月10日、2005年8月19日、2006年10月25日、2010年9月14日)で、ドラムは外山明(2004年8月20日、2005 年12月20日、2006年10月25日、2007年1月27日、2011年6月23日、2011年12月14日、2016年9月27日)。ぼくにとってはうれしいロフト・ジャズ的な残り香も感じさせ、これは今ブラック・セイントやインディア・ナヴィゲーションがあったら、そこから出ていてもまったく違和感を持たないだろう1作と思う。やるじゃん&推奨。このトリオは2012年から活動しているようで、パっと聞いたぶんには実況盤とは気づかない本作は昨年の8月に神保町の楽屋で、ジョータリア(2017年9月2日、2017年9月5日)の手によりライヴ録音されている。ときに思索的でもあると言いたく曲は、ガルシア・マルケスやファン・ルルフォら南米スペイン語圏の小説からインスパイアされているという。そして、それは日本人的な間の感覚にも転嫁されていると思った。そういえば、山田あずさは年末予定のアルゼンチン行きにそなえ、いろいろ鋭意準備中とのこと。
▶過去の、ROVO
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▶過去の、Saigenji
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https://43142.diarynote.jp/201907130803488810/
▶過去の、青栁智里
http://43142.diarynote.jp/201101061047294455/
http://43142.diarynote.jp/201102121002078478/
http://43142.diarynote.jp/201105140858559432/
http://43142.diarynote.jp/201206120854205300/
http://43142.diarynote.jp/201211151028209850/
http://43142.diarynote.jp/201302181123344904/
http://43142.diarynote.jp/201308281519499994/
http://43142.diarynote.jp/201405051105329639/
http://43142.diarynote.jp/201406161000365031/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160211
http://43142.diarynote.jp/201605240833401202/
https://43142.diarynote.jp/201806181751451387/
https://43142.diarynote.jp/201907071754237718/
▶過去の、たをやめオルケスタ
http://43142.diarynote.jp/201104101221012622/
https://43142.diarynote.jp/201907071754237718/
▶︎過去の、ベン・ハーパー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-6.htm
https://43142.diarynote.jp/200403041444130000/
https://43142.diarynote.jp/200407290730290000/ フジ・ロック 触れてないが出演し、ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマのショウにもとびいり
https://43142.diarynote.jp/200606111735540000/
https://43142.diarynote.jp/200704112101130000/
https://43142.diarynote.jp/200806121400260000/
ドラ
▶︎過去の、井野信義
https://43142.diarynote.jp/200408202133070000/
https://43142.diarynote.jp/200611020833520000/
https://43142.diarynote.jp/201610100849458472/
▶︎過去の、ジョー・タリア
http://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
https://43142.diarynote.jp/201709110824329582/
モモコモーション+アニーキー・ア・ゴーゴー
2019年8月3日 音楽 渋谷・Li-Poでの、催し。出演者は、ここ備え付けのかなり古いヤマハの茶色のアップライト・ピアノを弾きながら歌う。<モモコモーションの マナツのJアイランド>という表題付き。
まず露払い役で、アニーキー・ア・ゴーゴー(2009年5月16日、2011年1月15日、2013年3月2日、2013年10月22日、2016年9月23日)がパフォーマンス。始まってすぐに、勢いあるじゃん、質量感あるじゃん、とアガる。ファン心がムクムクと湧き、歓びををおおいに覚える。正統なロックとソウルを通過した男っぽいメロディと歌心が、存在感のあるヴァーカルとアタック感の強いピアノ演奏の噛み合いのもとあふれまくる。グルーヴィ、でもあるよな。そして、適切な場の掴み方(今回はモモコモーションが主役ゆえ、自分を知らない聞き手が多いということを前提においたらしい)を介するパフォーマンス能力が段違いに高いとも痛感。彼は年の半分は自ら車を運転しロードに出ているわけだが、ますますそのスキルが上がっていると思わずにはいられず。秀でた音楽的才能と優れた実演能力、まったくすごすぎるじゃないか! これは、彼のことを知らない人、音楽趣味が重ならない人が接したとしても、アニーキーの実演を見たとたん実力ある音楽家であると頷いちゃうだろうなあと思った。
少し休憩をおいて、元FUTONのモモコモーションのライヴ。フトンはタイですんごく人気だったバンドで、高校卒業後にサンフランシスコの美大に留学した日本人のモモちゃんがそのままタイに渡ったことでオリジナル・メンバーとしてそこに参画。タイ人、日本人、英国人(スウェードのドラマーもいた)らの多国籍編成によるそのパンキッシュでキッチュなエレクトロ表現は一時日本でも話題を呼び、来日公演や日本盤リリースもされた。2000代の中頃に渋谷でライヴ見た記憶があるのだが、過去のここには書いてないなあ。見つけられない、なぜなんだろう。二日酔いとか続き、思わず書くのパスしちゃったのかなー?
ピアノを弾きなら歌うモモコモーションを、エレクトリック・ギターの小山和朗がサポート。頭のほうは、ええここからこのコード展開とも思わせる部分もある不思議ちゃん的要素も持つ曲をやる。本人曰く“もやもや”することを歌った曲が続けられたようだが、それはメロディにもきっちり出ている? フトン解散後にタイで出したリーダー作に入っていたという曲などもやるが、かなりポップなひっかかりのある、チャーミングな好曲をいろいろもっているのを再確認。昨日作ったという「バナナ」という曲もお茶目に歌った。とにかく、歌う姿には独自の佇まいがあり、あの沢田穣治(2002年3月24日、2010年4月19日、2011年7月24日、2012年5月15日、2012年5月16日、2013年9月6日、2014年8月27日、2017年4月29日、2017年7月8日)が彼女の歌声を見初め、ときどき一緒に彼女が昭和歌謡を歌うライヴを一緒にやっているというのにも納得。そういえば、ギターのサポートはいわゆる歌モノのバッキングにはまったくあらずというのも、彼女らしい。もう、アヴァンなノリでこちょこちょとほつれる音や効果音的響きを入れたりしていた。だが、彼女の個性はそんなインプロ調ギター音にも壊されず、聞き手に届けられる。今、そんなギタリストと一緒に新作を制作中で、年内には出される見込みだ。
最後にアニーキーとモモコモーションが一緒に、マーヴィン・ゲイ有名曲の日本語版「どないなってんねん」を一緒に歌う。おもろしろうございました。
▶過去の、アニーキー・ア・ゴーゴー
http://43142.diarynote.jp/200905181017287290/
http://43142.diarynote.jp/201101171218542943/
http://43142.diarynote.jp/201303070813599854/
http://43142.diarynote.jp/201310241000242214/
https://43142.diarynote.jp/201609260928001576/
▶︎過去の、元スウェードのブレット・アンダーソン
https://43142.diarynote.jp/200812150314442047/
https://43142.diarynote.jp/201010110933003812/
▶過去の、沢田穣治
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://43142.diarynote.jp/201004211621084144/
http://43142.diarynote.jp/201107310726159855/
http://43142.diarynote.jp/201205301229093694/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120516
http://43142.diarynote.jp/201309121810294280/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140827
http://43142.diarynote.jp/201704300807298823/
https://43142.diarynote.jp/201707101243147840/
<今日の、アフター>
今日の公演はモモちゃんが作ったタイ料理、カオマンガイ・セット付き。そんなこともあり、ショウの最中もほのぼの満たされた雰囲気あり。いい音楽と食は、皆んなを幸せにさせますね。ところで、アニーキーは〜https://43142.diarynote.jp/201906301115529387/の項 で触れているように、新作『LAUGH IN LIFE』(Spy)を出して間もない。もちろん悪いはずはないが、どこか曲調に既知感があるような気がして、過去のアルバムほどぼくの評価は高くない。とそれを、彼の熱心なファンに伝えたら、「ちゃんと聞いてください。すごいいい出来だと思います」と反駁を受ける。いろいろ話すと、彼女たちは相当に音楽の造詣が深い。お見事、と言いたくなる。翌日アニーキーは高円寺でソロ・ライヴがあるそうだが、二人はそれにももちろん行くと言う。そういう熱心な聞き手が担い手を支えているのは、頭の片隅に留めておかなくてはいけないな。まずはオレの耳ありきで、書きたいことは書くが。『LAUGH IN LIFE』のリリースをちゃんとフォロウするライヴを、バンドで11月だか12月だかにやるそう。それには、絶対に行く。そして、もっと『LAUGH IN LIFE』を聞き込んでおこう。
まず露払い役で、アニーキー・ア・ゴーゴー(2009年5月16日、2011年1月15日、2013年3月2日、2013年10月22日、2016年9月23日)がパフォーマンス。始まってすぐに、勢いあるじゃん、質量感あるじゃん、とアガる。ファン心がムクムクと湧き、歓びををおおいに覚える。正統なロックとソウルを通過した男っぽいメロディと歌心が、存在感のあるヴァーカルとアタック感の強いピアノ演奏の噛み合いのもとあふれまくる。グルーヴィ、でもあるよな。そして、適切な場の掴み方(今回はモモコモーションが主役ゆえ、自分を知らない聞き手が多いということを前提においたらしい)を介するパフォーマンス能力が段違いに高いとも痛感。彼は年の半分は自ら車を運転しロードに出ているわけだが、ますますそのスキルが上がっていると思わずにはいられず。秀でた音楽的才能と優れた実演能力、まったくすごすぎるじゃないか! これは、彼のことを知らない人、音楽趣味が重ならない人が接したとしても、アニーキーの実演を見たとたん実力ある音楽家であると頷いちゃうだろうなあと思った。
少し休憩をおいて、元FUTONのモモコモーションのライヴ。フトンはタイですんごく人気だったバンドで、高校卒業後にサンフランシスコの美大に留学した日本人のモモちゃんがそのままタイに渡ったことでオリジナル・メンバーとしてそこに参画。タイ人、日本人、英国人(スウェードのドラマーもいた)らの多国籍編成によるそのパンキッシュでキッチュなエレクトロ表現は一時日本でも話題を呼び、来日公演や日本盤リリースもされた。2000代の中頃に渋谷でライヴ見た記憶があるのだが、過去のここには書いてないなあ。見つけられない、なぜなんだろう。二日酔いとか続き、思わず書くのパスしちゃったのかなー?
ピアノを弾きなら歌うモモコモーションを、エレクトリック・ギターの小山和朗がサポート。頭のほうは、ええここからこのコード展開とも思わせる部分もある不思議ちゃん的要素も持つ曲をやる。本人曰く“もやもや”することを歌った曲が続けられたようだが、それはメロディにもきっちり出ている? フトン解散後にタイで出したリーダー作に入っていたという曲などもやるが、かなりポップなひっかかりのある、チャーミングな好曲をいろいろもっているのを再確認。昨日作ったという「バナナ」という曲もお茶目に歌った。とにかく、歌う姿には独自の佇まいがあり、あの沢田穣治(2002年3月24日、2010年4月19日、2011年7月24日、2012年5月15日、2012年5月16日、2013年9月6日、2014年8月27日、2017年4月29日、2017年7月8日)が彼女の歌声を見初め、ときどき一緒に彼女が昭和歌謡を歌うライヴを一緒にやっているというのにも納得。そういえば、ギターのサポートはいわゆる歌モノのバッキングにはまったくあらずというのも、彼女らしい。もう、アヴァンなノリでこちょこちょとほつれる音や効果音的響きを入れたりしていた。だが、彼女の個性はそんなインプロ調ギター音にも壊されず、聞き手に届けられる。今、そんなギタリストと一緒に新作を制作中で、年内には出される見込みだ。
最後にアニーキーとモモコモーションが一緒に、マーヴィン・ゲイ有名曲の日本語版「どないなってんねん」を一緒に歌う。おもろしろうございました。
▶過去の、アニーキー・ア・ゴーゴー
http://43142.diarynote.jp/200905181017287290/
http://43142.diarynote.jp/201101171218542943/
http://43142.diarynote.jp/201303070813599854/
http://43142.diarynote.jp/201310241000242214/
https://43142.diarynote.jp/201609260928001576/
▶︎過去の、元スウェードのブレット・アンダーソン
https://43142.diarynote.jp/200812150314442047/
https://43142.diarynote.jp/201010110933003812/
▶過去の、沢田穣治
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://43142.diarynote.jp/201004211621084144/
http://43142.diarynote.jp/201107310726159855/
http://43142.diarynote.jp/201205301229093694/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120516
http://43142.diarynote.jp/201309121810294280/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140827
http://43142.diarynote.jp/201704300807298823/
https://43142.diarynote.jp/201707101243147840/
<今日の、アフター>
今日の公演はモモちゃんが作ったタイ料理、カオマンガイ・セット付き。そんなこともあり、ショウの最中もほのぼの満たされた雰囲気あり。いい音楽と食は、皆んなを幸せにさせますね。ところで、アニーキーは〜https://43142.diarynote.jp/201906301115529387/の項 で触れているように、新作『LAUGH IN LIFE』(Spy)を出して間もない。もちろん悪いはずはないが、どこか曲調に既知感があるような気がして、過去のアルバムほどぼくの評価は高くない。とそれを、彼の熱心なファンに伝えたら、「ちゃんと聞いてください。すごいいい出来だと思います」と反駁を受ける。いろいろ話すと、彼女たちは相当に音楽の造詣が深い。お見事、と言いたくなる。翌日アニーキーは高円寺でソロ・ライヴがあるそうだが、二人はそれにももちろん行くと言う。そういう熱心な聞き手が担い手を支えているのは、頭の片隅に留めておかなくてはいけないな。まずはオレの耳ありきで、書きたいことは書くが。『LAUGH IN LIFE』のリリースをちゃんとフォロウするライヴを、バンドで11月だか12月だかにやるそう。それには、絶対に行く。そして、もっと『LAUGH IN LIFE』を聞き込んでおこう。