“センス・オブ・クワイエット”
2012年5月16日 音楽 赤坂・草月ホールでの、南米のオルタナティヴな何かを持つ担い手が複数出るイヴェント。
1部は、アルゼンチン勢の巻。まず、ギタリストのキケ・シネシが出て来て、複数のギター系楽器(7弦生ギター、チャンゴなど)を演奏する。フォークロアからクラシックやジャズまでを超然とした俯瞰するような演奏。シネシはアルゼンチン人バンドネオン奏者のディノ・サルーシのECM盤なんかにも入っている。ピッキングやフィンガリングとか、彼は妙なひっかかりや抑揚を持っていたりもする。数曲やったあとは、やはり同様のジャンル超越性を持つピアニスト(部分的には詠唱も入れる)のカルロス・アギーレ(2010年10月16日)が加わり、ほんわか協調。さあっと控え目ながら美味しい誘いがさらに場内に舞う。
そして2部には、ブラジル人男女デュオのヘナート・モタ&パトリシア・ロバートの登場。ブラジル的柔和さとインドのマントラの間をしなやかに行き来する、不思議の国の彼らのアコースティック・ポップ表現もまた聞き手を別の地平へと導く。こちらには、ハーモニウム他を演奏する外国人男性(ちらしには、Mayaとある)とコントラバスの沢田譲治(2012 年5月15日、他)が格調高く寄り添う。しかし、昨日は電気ベースをぺにゃぺにゃ弾いて奇声を上げていた人と同一人物とは思えない。それゆえ、ぼくは彼の深い才とスタンスをより実感するものだが。
そして、最後はみんな一緒にアギーレの優美曲を和気あいあいパフォーマンスする。ほんと自然で、いい感じ。国籍も言葉もバックグラウンドも違うながら、今のある種の南米のミュージシャンたちのボーダーレスな持ち味や姿勢の親和性が興味深かった。あと、やっぱ、サッカーの強い国は音楽もおもしろい。と、ふと思った? なお、いつもより音量は低い公演なはずなのに、なぜか横を通る地下鉄の音が聞こえるというこのホールの欠点があまり気にならなかったのは不思議。やはり確固とした静寂は騒音を駆逐するのか? なあんて、ね。
<今日の、Jリーグ>
プロ・スポーツ(ま、マチュアも含めてか)ではサッカーが一番好きであるのだが、久しぶりに今年はJ・リーグをわりとマメにチェックしている。理由は、スポーツ・チャンネルでイングランドのプレミア・リーグ(やロシアやオランダやフランスのリーグも一部は見れるナ)だけじゃなく、かなり多くのJ1とJ2の試合を放映していることをやっと認知し、今年はけっこうその番組を見ているのだ。Jリーグより海外リーグのほうが面白いとし、あまりJリーグを相手にしない人もいるが、とにかく今年はいっぱしのJウォッチャーでいたいと思っている。そして、できるなら、すこしでもスタジアムに足を運びたいとも。←それはあまり実現できなかなー。だが、そう心がけると、試合の組み方の不備が気になる。首都圏に住んでいれば一試合ぐらいは週末に試合が見れて然るべきである(地方の人には申し訳ないが、それは人口の多い所に住んでいるものの特権だ)のに、すべて地方の試合になってしまっているときがあるのだ。それじゃ、人も入らなくなるよな。そのぐらいのやりくり、PCでできないのか。ともあれ、やっぱり足元のリーグを大切にしたい。……耳に入るものは拒否してはこなかったけど、基本はずっと洋楽を主に聞いてきているぼく。それ、サッカー享受に置き換えるなら、Jリーグをないがしろにし、リーガ・エスパニョーラやプレミアを熱心に追っている人となるのだろうか。うーむ。
1部は、アルゼンチン勢の巻。まず、ギタリストのキケ・シネシが出て来て、複数のギター系楽器(7弦生ギター、チャンゴなど)を演奏する。フォークロアからクラシックやジャズまでを超然とした俯瞰するような演奏。シネシはアルゼンチン人バンドネオン奏者のディノ・サルーシのECM盤なんかにも入っている。ピッキングやフィンガリングとか、彼は妙なひっかかりや抑揚を持っていたりもする。数曲やったあとは、やはり同様のジャンル超越性を持つピアニスト(部分的には詠唱も入れる)のカルロス・アギーレ(2010年10月16日)が加わり、ほんわか協調。さあっと控え目ながら美味しい誘いがさらに場内に舞う。
そして2部には、ブラジル人男女デュオのヘナート・モタ&パトリシア・ロバートの登場。ブラジル的柔和さとインドのマントラの間をしなやかに行き来する、不思議の国の彼らのアコースティック・ポップ表現もまた聞き手を別の地平へと導く。こちらには、ハーモニウム他を演奏する外国人男性(ちらしには、Mayaとある)とコントラバスの沢田譲治(2012 年5月15日、他)が格調高く寄り添う。しかし、昨日は電気ベースをぺにゃぺにゃ弾いて奇声を上げていた人と同一人物とは思えない。それゆえ、ぼくは彼の深い才とスタンスをより実感するものだが。
そして、最後はみんな一緒にアギーレの優美曲を和気あいあいパフォーマンスする。ほんと自然で、いい感じ。国籍も言葉もバックグラウンドも違うながら、今のある種の南米のミュージシャンたちのボーダーレスな持ち味や姿勢の親和性が興味深かった。あと、やっぱ、サッカーの強い国は音楽もおもしろい。と、ふと思った? なお、いつもより音量は低い公演なはずなのに、なぜか横を通る地下鉄の音が聞こえるというこのホールの欠点があまり気にならなかったのは不思議。やはり確固とした静寂は騒音を駆逐するのか? なあんて、ね。
<今日の、Jリーグ>
プロ・スポーツ(ま、マチュアも含めてか)ではサッカーが一番好きであるのだが、久しぶりに今年はJ・リーグをわりとマメにチェックしている。理由は、スポーツ・チャンネルでイングランドのプレミア・リーグ(やロシアやオランダやフランスのリーグも一部は見れるナ)だけじゃなく、かなり多くのJ1とJ2の試合を放映していることをやっと認知し、今年はけっこうその番組を見ているのだ。Jリーグより海外リーグのほうが面白いとし、あまりJリーグを相手にしない人もいるが、とにかく今年はいっぱしのJウォッチャーでいたいと思っている。そして、できるなら、すこしでもスタジアムに足を運びたいとも。←それはあまり実現できなかなー。だが、そう心がけると、試合の組み方の不備が気になる。首都圏に住んでいれば一試合ぐらいは週末に試合が見れて然るべきである(地方の人には申し訳ないが、それは人口の多い所に住んでいるものの特権だ)のに、すべて地方の試合になってしまっているときがあるのだ。それじゃ、人も入らなくなるよな。そのぐらいのやりくり、PCでできないのか。ともあれ、やっぱり足元のリーグを大切にしたい。……耳に入るものは拒否してはこなかったけど、基本はずっと洋楽を主に聞いてきているぼく。それ、サッカー享受に置き換えるなら、Jリーグをないがしろにし、リーガ・エスパニョーラやプレミアを熱心に追っている人となるのだろうか。うーむ。