ジョン・カウハード・マーシー・プロジェクト。ニック・ウェスト
2014年2月12日 音楽 <エスペランサ・スポルディングの幅広い行き方を、ネオ・ソウル傾向&電気ベースに絞るとニック・ウェストの音楽になる? なーんて。でも、ぼくはこのアリゾナ州フェニックス育ち(父親はギタリストだったそう)、現LA在住の22歳の女性に多大なまぶしさや可能性を感じてしまうのだ。デビュー作『Just in the Nick of Time』を聞けば分るように、骨太なベース(古風なスラッピングも多用)と可憐な歌声と豊かな歌心が綱引きする現代ソウルを彼女は凛として送り出す。ときには、ベースと一緒にスキャットしたりもしちゃうぞ。なお、現在フェンダーのエンドーサーである彼女はもともと左利きであった。かつ、将来を嘱望されるほど、俊足でもあったそう。>
手抜きになっちゃうが、以上は、ベース・マガジン誌の2012年12月号に書いた、ニック・ウェストの紹介。それは、同時代女性ベーシストを扱う特集原稿で、他にビヨンセ(2001年6月25日、2006年9月4日)の女性バンドに入り知名度を得たディヴィニティ・ロックス(よりヒップホップ&ロック臭が強いが、自らバンドを率い、ブーツィ・コリンズ〜2011年8月12日、2012年5月31日〜の覚えもめでたくスラッピング多様で、変な髪型をしているなど、ニック・ウェストとの共通項あり)、プリンス(2002年11月19日)・バンドに入っているデンマーク人のイーダ、縦と電気の両方を弾くオランダ人のフェイドラ(2011年9月3日)とともに、彼女のことを紹介している。
そんな、着目していた新進の担い手を南青山・ブルーノート東京(セカンド・ショウ)で見る。けっこう歌も歌うキーボーディスト、ギタリスト、豪腕な女性ドラマーという編成。そして、途中で百戦錬磨のセッション・ヴォーカリストのマクサン・ルイス(元、キャピリコーン発のマクサン、モータウン発のマンドレイの歌手)が出て来て、堂々歌う場面もあった。
約90分のショウ。そのデビュー作はとってもしなやか可憐な面を魅力的に出す事に成功していて、それゆえぼくは先の原稿でエスペランサ・スポルディング(2008年9月5日、2008年12月1日、2010年9月4日、2011年2月17日、2012年3月7日、2012年9月9日)を例に出して書いた。だが、その実演はまったく異なる行き方を示すもので、へーえ。一言で言えばネオ・ソウル的な部分は皆無で、もっと力づくでありオールド・スクール。いや、より伝統に則ったファンカティアの側面が全面に出ていた、と言えるもの。こっちのほうが、素に近いのだろうな。そんなノリは、氣志團のようなヤンキー臭ばりばりの髪型(色は、紫。かつてのものと全然違う)で増幅もされるし、スラッピング奏法ぶりぶりで、スライ曲やP-ファンク曲を繰り出す様には、ハイ黙って楽しまさせていただきます、という感じになっちゃう。なお、彼女は相当な海老ぞり体勢やステージに背をつけてベースを弾いたりもし、客をわかせる。
驚いたのは、MCで女性ミュージシャンをバンドに入れることが大好きなプリンス(2002年11月19日。もちろん、彼の家の隣に住むラリー・グラハム〜2009年9月29日、2010年9月9日、2012年11月24日〜の話も出てくる)との絡みの模様を延々と語ったこと。レコーディング/ツアー参加はないようだが、あなたも御大とやりとりがあったんですか。彼女はプリンスの「レッツ・ワーク」も披露したが、天衣無縫さがさあっと表れ、かなり良い。柔のアルバム作りと剛のライヴ遂行、という2本立てで進んでいってほしいな。アンコールは、AC/DC (2001年2月19日)のロック・スタンダード「バック・イン・ブラック」をがっつ〜ん。
アイク&ティナ・ターナーが歌った「愛しすぎて」(オーティス・レディング曲)やメリー・クレイトンが歌った「ギミー・シェルター」(ストーンズ曲)をがちんこで歌ったマクサン・ルイスの名前は出演メンバーに記されていなかったが、聞けて良かったァ感はバリバリ。ウェストのライヴ流儀とも乖離しないし。でも、一時は日本に住んでいたこともあったが、今は米国に戻っているはずで、何故にウェストさんとやることになったのか。
▶過去の、ビヨンセ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2001年6月25日
http://43142.diarynote.jp/200609070212050000/
▶過去の、プリンス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2002年11月19日
▶過去のフェイドラ
http://43142.diarynote.jp/201109121452527893/ (マイク・デル・フェロ・トリオ)
▶過去の、エスペランサ
http://43142.diarynote.jp/200809071430380000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20081201
http://43142.diarynote.jp/?day=20100904
http://43142.diarynote.jp/201102190814495504/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120307
http://43142.diarynote.jp/201209191229057579/
▶過去の、ブーツィ
http://43142.diarynote.jp/201108131129381378/
http://43142.diarynote.jp/201206011834355756/
▶過去の、ラリー・グラハム
http://43142.diarynote.jp/200910021138591223/
http://43142.diarynote.jp/201009171755535759/
http://43142.diarynote.jp/201211261639115632/
▶過去の、AC/DC
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2001年2月19日
書く順は逆になったが、その前は、丸の内・コットンクラブ(ファースト・ショウ)で、ブライアン・ブレイド&ザ・フェロウシップ・バンドをはじめとするコンテンポラリー・ジャズ表現からアダルト系歌もの(イギー・ポップやザ・ゴールデン・パロミノスなども含む)まで、いろんなものに幅広く関わっているピアニストのジョン・カウハード(2003年9月27日、2008年9月4日、2009年7月16日、2011年5月12日、2012年5月22日)のリーダー公演を見る。
“マーシー”というプロジェクト名は、アーティストシェア(2011年6月22日、参照)を通してリリースされるカウハードの初リーダー作の表題(ダウンロード販売はすでに成されているが、CDリリースはこの2月18日)で、そこで演奏していたドラマーのブライアン・ブレイド(2000年12月6日、2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月9日、2008年9月4日、2009年7月20日、2011年5月12日、2012年1月16日、2012年3月15日 、2012年5月22日)やベーシストのジョン・パティトゥッチ(2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月9日、2006年9月3日、2012年6月13日)が一緒に同行。あ、このリズム・セクションはウェイン・ショーター(2001年8月3~5日、2002年8月25日、2004年2月9日)の不動のそれでもあるな。彼ら、4月中旬にオーチャードホールであるショーター公演にももちろん同行します。また、さらにスタジオ録音ではビル・フリゼール(2000年7月21日、2006年5月14日、2009年5月8日、2011年1月30日)が弾いていたが、今回はNYで幅広く活動する好ギタリストのスティーヴ・カーディナスが来て、その4人でパフォーマンスをした。
カウハードは参加しているブライアン・ブレイドのザ・フェロウシップ・バンドにおける指裁きを聞けば分るように、ジャズ的な即興性(それは普通、”点”によって描かれる)を求めても、一方では表現の像を”面”で切り取ろうとするような清新な感覚を有する奏者だが、いろいろにして複雑(何気に難解でもある披露した曲はカウハードの自作だったのかな)な観点を抱えつつ、カウハードはジャズ・マンであることを生真面目に追求していると、ぼくには思えた。
カウハードはケンタッキー州出身ながら、ニューオーリンズのヨロラ大学を出ていて、卒業後の1993年からNYで活動するようになったみたい。ならば、ギャラクティック(2000年8月13日、2000年12月7日、2001年10月13日、2002年7月28日:触れていないが、ジョージ・クリントンが乱入、2004年2月5日、2007年12月11日、2010年3月29日)のスタントン・ムーア(2000年8月13日、2000年12月7日、2001年10月13日、2002年7月28日、2004年2月5日、2007年12月11日、2010年3月29日、2012年7月30日、2013年1月30日)や、元ネヴィル・ブラザースの鍵盤奏者のSayaは大学で重なっているのではないだろうか。追記:あ、ブレイドさんもヨロラ大学で音楽を学んでいますね。
▶過去の、カウハード
http://43142.diarynote.jp/200809071429250000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090716
http://43142.diarynote.jp/201105140859559227/
http://43142.diarynote.jp/201205301327209613/
▶過去の、アーティストシェア
http://43142.diarynote.jp/201106280315179045/
▶過去の、ブレイド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2000年12月6日、2001年8月3日、2002年8月25日
http://43142.diarynote.jp/200402091738240000/
http://43142.diarynote.jp/200809071429250000/
http://43142.diarynote.jp/200908061810483865/
http://43142.diarynote.jp/201105140859559227/
http://43142.diarynote.jp/201201171011033219/
http://43142.diarynote.jp/201203161146266803/
http://43142.diarynote.jp/201205301327209613/
▶過去の、パティトゥッチ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2001年8月3日、2002年8月25日
http://43142.diarynote.jp/200402091738240000/
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
▶過去の、ショーター
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2001年8月3~5日、2002年8月25日
http://43142.diarynote.jp/200402091738240000/
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2000年7月21日
http://43142.diarynote.jp/200605160543260000/
http://43142.diarynote.jp/200905101005501321/
http://43142.diarynote.jp/201102091715522875/
▶過去の、フリゼール
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200605160543260000/
http://43142.diarynote.jp/200905101005501321/
http://43142.diarynote.jp/201102091715522875/
▶過去の、ギャラクティック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2000年8月13日、2000年12月7日、2001年10月13日、触れてないが、2002年7月28日:ジョージ・クリントンが乱入
http://43142.diarynote.jp/?day=20040205
http://43142.diarynote.jp/200712161021270000/
http://43142.diarynote.jp/201004080749482839/
▶過去の、ムーア
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2000年8月13日、2000年12月7日、2001年10月13日、2002年7月28日
http://43142.diarynote.jp/?day=20040205
http://43142.diarynote.jp/200712161021270000/
http://43142.diarynote.jp/201004080749482839/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120730
http://43142.diarynote.jp/201301311053069360/
<今日の、覚え書き>
カウハードが深く関わるブライアン・ブレイドのザ・フェロウシップ・バンドの新作『ランドマークス』はブルーノートからこの4月にリリース。旧来の単位に加え、マーヴィン・スーウェル(1999年8月27日、1999年9月2日、 2001年2月12日、2008年8月11日、2010年6月13日、2011年5月5日)もそこには加わっているというが、そういえば、カウハードは(スーウェルも何かと関わる)サンドラ・ウィルソン(1999年8月27日、1999月9月2日、2001年2月12日、2004年9月7日、2008年8月11日、2010年6月13日、2011年5月5日、2011年12月8日、2013年5月31日)のこの1月のNYハイランド公演に参加したはすだ。カウハードが入ったウィルソンの新年ライヴの主旨は、彼女の大転機作『ブルーライト(Blue Light ‘Til Dawn)』(ブルーノート、1993年)の発表20周年を祝いつつ、そのアップデイト版を提供しましょうというもの。春には同作の拡大盤がリリースされる予定で、4〜5月はその単位で欧州/米国ツアーを行うことになっている。その<Blue Light To A New Dawn>と名付けられたプロジェクトの興味深いリハーサルの模様は、http://www.youtube.com/watch?v=5SzvQxT44Mo&feature=related で見ることができる。それで、日本にも来ないかな→可能性はおおいにあるよな。なお、彼女は3月には同ツアーにももちろん関与するブランドン・ロス(2004年9月7日、2005年6月8日、2005年6月9日、2006年9月2日、2011年5月5日、2011年12月8日、2011年12月14日)の狼藉トリオであるハリエット・タブマンと四つに組むブラック・サンなるプロジェクトで、NY近辺3カ所でギグすることにもなっている。そのロスは在NY日本人ベーシストのツトム・タケイシ(2004年6月6日、2005年6月8日、2005年6月9日、2006 年9月2日、2011年12月14日)とのデュオであるフォー・リヴィング・ラヴァーズというユニット名でのデュオ盤『Revealing Essence』(Sunnyside、2014年)を年明け早々にリリース。それ、ロス曲に加え、エリック・サティやオーネット・コールマン曲も取り上げた、研ぎすまされた“綾”満載の静謐作だ。なお、来年(2015年)はビリー・ホリデイ生誕100年、ウィルソンの新作はホリデイ絡みの内容になるようだ。
そっかー、ついにフォルラン来日したのかー。やんわり、ドキドキしている自分がいる。J・リーグ、盛り上がるといいなあ。
▶過去の、スーウェル
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 1999年8月27日、1999年9月2日、 2001年2月12日
http://43142.diarynote.jp/200808121357410000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100613
http://43142.diarynote.jp/201105101010399933/
▶過去の、カサンドラ
http://43142.diarynote.jp/200409070203440000/
http://43142.diarynote.jp/200808121357410000/
http://43142.diarynote.jp/201006181521416566/
http://43142.diarynote.jp/201105101010399933/
http://43142.diarynote.jp/201306060609052151/
▶過去の、ロス
http://43142.diarynote.jp/?day=20040907
http://43142.diarynote.jp/200506120643190000/
http://43142.diarynote.jp/200506120644360000/
http://43142.diarynote.jp/200609031313220000/
http://43142.diarynote.jp/?month=201105
http://43142.diarynote.jp/201112171635194708/
http://43142.diarynote.jp/201112201158055043/
▶過去の、タケイシ(ツトム)
http://43142.diarynote.jp/200406062249580000/
http://43142.diarynote.jp/200506120643190000/
http://43142.diarynote.jp/200506120644360000/
http://43142.diarynote.jp/200609031313220000/
http://43142.diarynote.jp/201112201158055043/
手抜きになっちゃうが、以上は、ベース・マガジン誌の2012年12月号に書いた、ニック・ウェストの紹介。それは、同時代女性ベーシストを扱う特集原稿で、他にビヨンセ(2001年6月25日、2006年9月4日)の女性バンドに入り知名度を得たディヴィニティ・ロックス(よりヒップホップ&ロック臭が強いが、自らバンドを率い、ブーツィ・コリンズ〜2011年8月12日、2012年5月31日〜の覚えもめでたくスラッピング多様で、変な髪型をしているなど、ニック・ウェストとの共通項あり)、プリンス(2002年11月19日)・バンドに入っているデンマーク人のイーダ、縦と電気の両方を弾くオランダ人のフェイドラ(2011年9月3日)とともに、彼女のことを紹介している。
そんな、着目していた新進の担い手を南青山・ブルーノート東京(セカンド・ショウ)で見る。けっこう歌も歌うキーボーディスト、ギタリスト、豪腕な女性ドラマーという編成。そして、途中で百戦錬磨のセッション・ヴォーカリストのマクサン・ルイス(元、キャピリコーン発のマクサン、モータウン発のマンドレイの歌手)が出て来て、堂々歌う場面もあった。
約90分のショウ。そのデビュー作はとってもしなやか可憐な面を魅力的に出す事に成功していて、それゆえぼくは先の原稿でエスペランサ・スポルディング(2008年9月5日、2008年12月1日、2010年9月4日、2011年2月17日、2012年3月7日、2012年9月9日)を例に出して書いた。だが、その実演はまったく異なる行き方を示すもので、へーえ。一言で言えばネオ・ソウル的な部分は皆無で、もっと力づくでありオールド・スクール。いや、より伝統に則ったファンカティアの側面が全面に出ていた、と言えるもの。こっちのほうが、素に近いのだろうな。そんなノリは、氣志團のようなヤンキー臭ばりばりの髪型(色は、紫。かつてのものと全然違う)で増幅もされるし、スラッピング奏法ぶりぶりで、スライ曲やP-ファンク曲を繰り出す様には、ハイ黙って楽しまさせていただきます、という感じになっちゃう。なお、彼女は相当な海老ぞり体勢やステージに背をつけてベースを弾いたりもし、客をわかせる。
驚いたのは、MCで女性ミュージシャンをバンドに入れることが大好きなプリンス(2002年11月19日。もちろん、彼の家の隣に住むラリー・グラハム〜2009年9月29日、2010年9月9日、2012年11月24日〜の話も出てくる)との絡みの模様を延々と語ったこと。レコーディング/ツアー参加はないようだが、あなたも御大とやりとりがあったんですか。彼女はプリンスの「レッツ・ワーク」も披露したが、天衣無縫さがさあっと表れ、かなり良い。柔のアルバム作りと剛のライヴ遂行、という2本立てで進んでいってほしいな。アンコールは、AC/DC (2001年2月19日)のロック・スタンダード「バック・イン・ブラック」をがっつ〜ん。
アイク&ティナ・ターナーが歌った「愛しすぎて」(オーティス・レディング曲)やメリー・クレイトンが歌った「ギミー・シェルター」(ストーンズ曲)をがちんこで歌ったマクサン・ルイスの名前は出演メンバーに記されていなかったが、聞けて良かったァ感はバリバリ。ウェストのライヴ流儀とも乖離しないし。でも、一時は日本に住んでいたこともあったが、今は米国に戻っているはずで、何故にウェストさんとやることになったのか。
▶過去の、ビヨンセ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2001年6月25日
http://43142.diarynote.jp/200609070212050000/
▶過去の、プリンス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2002年11月19日
▶過去のフェイドラ
http://43142.diarynote.jp/201109121452527893/ (マイク・デル・フェロ・トリオ)
▶過去の、エスペランサ
http://43142.diarynote.jp/200809071430380000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20081201
http://43142.diarynote.jp/?day=20100904
http://43142.diarynote.jp/201102190814495504/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120307
http://43142.diarynote.jp/201209191229057579/
▶過去の、ブーツィ
http://43142.diarynote.jp/201108131129381378/
http://43142.diarynote.jp/201206011834355756/
▶過去の、ラリー・グラハム
http://43142.diarynote.jp/200910021138591223/
http://43142.diarynote.jp/201009171755535759/
http://43142.diarynote.jp/201211261639115632/
▶過去の、AC/DC
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2001年2月19日
書く順は逆になったが、その前は、丸の内・コットンクラブ(ファースト・ショウ)で、ブライアン・ブレイド&ザ・フェロウシップ・バンドをはじめとするコンテンポラリー・ジャズ表現からアダルト系歌もの(イギー・ポップやザ・ゴールデン・パロミノスなども含む)まで、いろんなものに幅広く関わっているピアニストのジョン・カウハード(2003年9月27日、2008年9月4日、2009年7月16日、2011年5月12日、2012年5月22日)のリーダー公演を見る。
“マーシー”というプロジェクト名は、アーティストシェア(2011年6月22日、参照)を通してリリースされるカウハードの初リーダー作の表題(ダウンロード販売はすでに成されているが、CDリリースはこの2月18日)で、そこで演奏していたドラマーのブライアン・ブレイド(2000年12月6日、2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月9日、2008年9月4日、2009年7月20日、2011年5月12日、2012年1月16日、2012年3月15日 、2012年5月22日)やベーシストのジョン・パティトゥッチ(2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月9日、2006年9月3日、2012年6月13日)が一緒に同行。あ、このリズム・セクションはウェイン・ショーター(2001年8月3~5日、2002年8月25日、2004年2月9日)の不動のそれでもあるな。彼ら、4月中旬にオーチャードホールであるショーター公演にももちろん同行します。また、さらにスタジオ録音ではビル・フリゼール(2000年7月21日、2006年5月14日、2009年5月8日、2011年1月30日)が弾いていたが、今回はNYで幅広く活動する好ギタリストのスティーヴ・カーディナスが来て、その4人でパフォーマンスをした。
カウハードは参加しているブライアン・ブレイドのザ・フェロウシップ・バンドにおける指裁きを聞けば分るように、ジャズ的な即興性(それは普通、”点”によって描かれる)を求めても、一方では表現の像を”面”で切り取ろうとするような清新な感覚を有する奏者だが、いろいろにして複雑(何気に難解でもある披露した曲はカウハードの自作だったのかな)な観点を抱えつつ、カウハードはジャズ・マンであることを生真面目に追求していると、ぼくには思えた。
カウハードはケンタッキー州出身ながら、ニューオーリンズのヨロラ大学を出ていて、卒業後の1993年からNYで活動するようになったみたい。ならば、ギャラクティック(2000年8月13日、2000年12月7日、2001年10月13日、2002年7月28日:触れていないが、ジョージ・クリントンが乱入、2004年2月5日、2007年12月11日、2010年3月29日)のスタントン・ムーア(2000年8月13日、2000年12月7日、2001年10月13日、2002年7月28日、2004年2月5日、2007年12月11日、2010年3月29日、2012年7月30日、2013年1月30日)や、元ネヴィル・ブラザースの鍵盤奏者のSayaは大学で重なっているのではないだろうか。追記:あ、ブレイドさんもヨロラ大学で音楽を学んでいますね。
▶過去の、カウハード
http://43142.diarynote.jp/200809071429250000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090716
http://43142.diarynote.jp/201105140859559227/
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▶過去の、アーティストシェア
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▶過去の、パティトゥッチ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2001年8月3日、2002年8月25日
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▶過去の、フリゼール
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▶過去の、ギャラクティック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2000年8月13日、2000年12月7日、2001年10月13日、触れてないが、2002年7月28日:ジョージ・クリントンが乱入
http://43142.diarynote.jp/?day=20040205
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▶過去の、ムーア
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2000年8月13日、2000年12月7日、2001年10月13日、2002年7月28日
http://43142.diarynote.jp/?day=20040205
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<今日の、覚え書き>
カウハードが深く関わるブライアン・ブレイドのザ・フェロウシップ・バンドの新作『ランドマークス』はブルーノートからこの4月にリリース。旧来の単位に加え、マーヴィン・スーウェル(1999年8月27日、1999年9月2日、 2001年2月12日、2008年8月11日、2010年6月13日、2011年5月5日)もそこには加わっているというが、そういえば、カウハードは(スーウェルも何かと関わる)サンドラ・ウィルソン(1999年8月27日、1999月9月2日、2001年2月12日、2004年9月7日、2008年8月11日、2010年6月13日、2011年5月5日、2011年12月8日、2013年5月31日)のこの1月のNYハイランド公演に参加したはすだ。カウハードが入ったウィルソンの新年ライヴの主旨は、彼女の大転機作『ブルーライト(Blue Light ‘Til Dawn)』(ブルーノート、1993年)の発表20周年を祝いつつ、そのアップデイト版を提供しましょうというもの。春には同作の拡大盤がリリースされる予定で、4〜5月はその単位で欧州/米国ツアーを行うことになっている。その<Blue Light To A New Dawn>と名付けられたプロジェクトの興味深いリハーサルの模様は、http://www.youtube.com/watch?v=5SzvQxT44Mo&feature=related で見ることができる。それで、日本にも来ないかな→可能性はおおいにあるよな。なお、彼女は3月には同ツアーにももちろん関与するブランドン・ロス(2004年9月7日、2005年6月8日、2005年6月9日、2006年9月2日、2011年5月5日、2011年12月8日、2011年12月14日)の狼藉トリオであるハリエット・タブマンと四つに組むブラック・サンなるプロジェクトで、NY近辺3カ所でギグすることにもなっている。そのロスは在NY日本人ベーシストのツトム・タケイシ(2004年6月6日、2005年6月8日、2005年6月9日、2006 年9月2日、2011年12月14日)とのデュオであるフォー・リヴィング・ラヴァーズというユニット名でのデュオ盤『Revealing Essence』(Sunnyside、2014年)を年明け早々にリリース。それ、ロス曲に加え、エリック・サティやオーネット・コールマン曲も取り上げた、研ぎすまされた“綾”満載の静謐作だ。なお、来年(2015年)はビリー・ホリデイ生誕100年、ウィルソンの新作はホリデイ絡みの内容になるようだ。
そっかー、ついにフォルラン来日したのかー。やんわり、ドキドキしている自分がいる。J・リーグ、盛り上がるといいなあ。
▶過去の、スーウェル
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 1999年8月27日、1999年9月2日、 2001年2月12日
http://43142.diarynote.jp/200808121357410000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100613
http://43142.diarynote.jp/201105101010399933/
▶過去の、カサンドラ
http://43142.diarynote.jp/200409070203440000/
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http://43142.diarynote.jp/201006181521416566/
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http://43142.diarynote.jp/201306060609052151/
▶過去の、ロス
http://43142.diarynote.jp/?day=20040907
http://43142.diarynote.jp/200506120643190000/
http://43142.diarynote.jp/200506120644360000/
http://43142.diarynote.jp/200609031313220000/
http://43142.diarynote.jp/?month=201105
http://43142.diarynote.jp/201112171635194708/
http://43142.diarynote.jp/201112201158055043/
▶過去の、タケイシ(ツトム)
http://43142.diarynote.jp/200406062249580000/
http://43142.diarynote.jp/200506120643190000/
http://43142.diarynote.jp/200506120644360000/
http://43142.diarynote.jp/200609031313220000/
http://43142.diarynote.jp/201112201158055043/