会場の代官山・晴れたら空に豆まいて に着くと、Reggaelation IndependAnceのショウは終わっていた。残念。で、OKI DUB AINU BANDの演奏が始める。けっこう。混んでいた。

 トンコリと歌のOKI(2004年8月27日。2006年8月11日、2006年9月24日、2007年1月26日、2012年10月10日、2014年12月10日)、トンコリとコーラスの居壁太、ドラムの沼澤尚、沼澤とTHEATRE BROOKやblues.the-butcherでリズム・セクションを組む中條卓、キーボードのHAKASE-SUN、ダブ・ミックスの内田直之という面々。

 自らのルーツに向かう方向性と様々な興味に向かって拡がる方向性を通しての、彼らだけの地に足をつけたビート・ミュージックを展開。なかにはシャッフルっぽいビートの曲もあり、blues.the-butcherの曲が始まるのかと思ったと終演後に沼澤に告げると、それOKIが作ったデモの段階でスリム・ハーポのリズムを用いており、それに準じているという。なるほどォ。

 なんとなく、外国人客が目に付いたのは、OKIたちらしい。来年初春には豪州のWOMADにも行くよう。彼ら、前も出ているよナ。会場の客は、綺麗ではない親父と割と若い目の女性が多かったような気がした。OKIのMCによれば、女性客は先に出たReggaelation IndependAnceが呼んだ人たちであるとのことだが。

▶過去の、OKI
http://43142.diarynote.jp/?day=20040827
http://43142.diarynote.jp/200608141732470000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20060924
http://43142.diarynote.jp/200702010111560000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20121010
http://43142.diarynote.jp/201412241025308207/

 その後、続けざまにここで持たれた深夜出し物も見る。その帯では、NYに住んだことがある日本人3人がからなるマリアンヌが、まずパフォーマンスした。湘南在住のギタリストの伊藤覚、今もNYに住むキーボードやトランペットを担当する中村卓也(2007年4月12日、2012年6月25日)、サンディエゴに住むドラムのヒラノタダユキがその構成員。丁々発止する部分も多分に持つ、ロッキッシュだったりダンサブルだったりするところもある、都会派インスト主体表現と説明できるか。最後はギタリストが歌うロックンロール曲。ココロにロックを持つ、見聞多彩なおじさんの闊達な意見表出がそこにあった。

 続いて出てきたのは、豪州出身でNYにずっと住むらしいドリット・クライスラー。その格好はホームセンターで15ドル特売で買った赤いツナギと書きたくなるものをラフに身にまといそっけないが、それでもいい感じを放つ。ぼくはエレン・フォーリーを思い出した。昔のマリアンヌ・フェイスフルに近くないかと言う人もいるかもしれない。クラシックとパンク・ロックを内にかかえる御仁のようだが、プリセット音に乗せて、両手をいろいろ動かし、とってもコントロールされたテルミン音を繰り出す。1曲目はクラシックの曲で、有名なロック曲のときは歌ったったけ? この頃になると、酔っ払っていて、記憶が曖昧ナリ。

▶︎過去の、中村卓也
http://43142.diarynote.jp/?day=20070412
http://43142.diarynote.jp/?day=20120625

<今日の、会場>
 ここは、会場に畳を敷き詰めて、靴を脱ぐ会場になる時がある。この晩もそうだったのだが、混んでいる場合は、いささか勝手が良くない。ある種の風情が出るのは間違いがないが、いちいち靴を脱ぐのは面倒臭いし、入り口付近の混雑を招く。逆にすいているときには、気ままにだらしなく座ることができていい塩梅かもしれぬが、手にビニール袋に入れた靴を持つのがちと面倒。だが、畳敷きのときのほうが音をいい感じで吸収するのか、その際のほうが音響はいい。うーむ。魅力的なライヴ・ヴェニューたらんとして、いろいろ企業努力しているナとは痛感させられます。