ビッグ・ホーンズ・ビー。チャーリー・ハンター・トリオ
2006年4月17日 5人の管楽器奏者たちによるビッグ・ホーンズ・ビーを赤レンガ倉庫・モー
ション・ブルー・ヨコハマで見る。テナー、バリトン、トロンボーン、トラン
ペット、トランペットという布陣。全員の前に譜面台がおいてあったが、MC
によれば新しい曲中心のパフォーマンスであったよう。エリントン曲のオープ
ナーからJB調に写り、アンコール曲はもろのタワー・オブ・パワー調。ファ
ンキーなノリを基調に、管楽器が前面に出た滋養豊かな表現を聞かせるという
感じか。バッキング・バンドは沼澤尚や森俊之ら毎度の顔ぶれで固定してやっ
ているようで、ぬかりはない。ともあれ、フロント陣は長年の積み重ねだろう
アンサンブル等はこなれ、ビッグ・バンド風な絡みも上手い。ゆえに、一曲ぐ
らい5人だけの演奏も聞きたくなるところではあったけど。
その後、横浜・サムズアップに移動。「いいハコですよ」という話は聞いて
いて行きたいナと思っていたのだが、なるほどいい感じで見れるヴェニュー。
天井がもうちょっと高ければとは思うが。お客さんにぜんぜん、サラリーマン
風の人がいずへえっと思う。ハコ自体の固定客が多そう。
で、特殊酔狂ギタリストのチャーリー・ハンター(1999年6月22日、2002
年1月24日)を見る。ドラマーがパワフルに叩ける人に変わったせいか、サ
バけた客/反応につられたせいもあるのか、これまでで一番飛ばした感じの実
演だったのは間違いない。よりストレートで、ときにロッキッシュでもあった
な。あと、なるほどなと思わせられたのは、過去にも同行しているテナー・サ
ックス奏者(一部、バスクラも吹く)のジョン・エリスがけっこうエレピ(と
きにはピアニカ)を弾いていたこと。かつてのハンターはオルガン風の加工音
で演奏することも多かったのだが、そんなこともあり、この晩はわりかし素直
なギター(とベース)の音で勝負していたことは、聞き手にその妙味をストレ
ートに働きかけることにつながっていたのではないか。やっぱり、ギターで過
剰にアクロバティックなことをするというのは、どこかに無理がある。
ところで、サムズ・アップはハコのディスプレイから食べ物まで、なにもか
もがアメリカン。で、途中から、空気が澄んでいて、誰も煙草を吸っていない
のに気づく。テーブルに灰皿もない。え、ノー・スモーキングもアメリカ流?
な〜んて半信半疑ながら思っていたら、それはアーティストの意向でこの日だ
けのよう。残念。
帰り際に、ハンターとちょい言葉を交わす。初来日時にインタヴューしたこ
とを覚えていたので、そのときの話題から(1999年6月22日の項、参照のこ
と)「今回もパンデイロを持ってきている?」と聞いたら、ちょいすまなそう
に「いや、もうずっと触ってないんだ」。ちょっと、寂しかった。
ション・ブルー・ヨコハマで見る。テナー、バリトン、トロンボーン、トラン
ペット、トランペットという布陣。全員の前に譜面台がおいてあったが、MC
によれば新しい曲中心のパフォーマンスであったよう。エリントン曲のオープ
ナーからJB調に写り、アンコール曲はもろのタワー・オブ・パワー調。ファ
ンキーなノリを基調に、管楽器が前面に出た滋養豊かな表現を聞かせるという
感じか。バッキング・バンドは沼澤尚や森俊之ら毎度の顔ぶれで固定してやっ
ているようで、ぬかりはない。ともあれ、フロント陣は長年の積み重ねだろう
アンサンブル等はこなれ、ビッグ・バンド風な絡みも上手い。ゆえに、一曲ぐ
らい5人だけの演奏も聞きたくなるところではあったけど。
その後、横浜・サムズアップに移動。「いいハコですよ」という話は聞いて
いて行きたいナと思っていたのだが、なるほどいい感じで見れるヴェニュー。
天井がもうちょっと高ければとは思うが。お客さんにぜんぜん、サラリーマン
風の人がいずへえっと思う。ハコ自体の固定客が多そう。
で、特殊酔狂ギタリストのチャーリー・ハンター(1999年6月22日、2002
年1月24日)を見る。ドラマーがパワフルに叩ける人に変わったせいか、サ
バけた客/反応につられたせいもあるのか、これまでで一番飛ばした感じの実
演だったのは間違いない。よりストレートで、ときにロッキッシュでもあった
な。あと、なるほどなと思わせられたのは、過去にも同行しているテナー・サ
ックス奏者(一部、バスクラも吹く)のジョン・エリスがけっこうエレピ(と
きにはピアニカ)を弾いていたこと。かつてのハンターはオルガン風の加工音
で演奏することも多かったのだが、そんなこともあり、この晩はわりかし素直
なギター(とベース)の音で勝負していたことは、聞き手にその妙味をストレ
ートに働きかけることにつながっていたのではないか。やっぱり、ギターで過
剰にアクロバティックなことをするというのは、どこかに無理がある。
ところで、サムズ・アップはハコのディスプレイから食べ物まで、なにもか
もがアメリカン。で、途中から、空気が澄んでいて、誰も煙草を吸っていない
のに気づく。テーブルに灰皿もない。え、ノー・スモーキングもアメリカ流?
な〜んて半信半疑ながら思っていたら、それはアーティストの意向でこの日だ
けのよう。残念。
帰り際に、ハンターとちょい言葉を交わす。初来日時にインタヴューしたこ
とを覚えていたので、そのときの話題から(1999年6月22日の項、参照のこ
と)「今回もパンデイロを持ってきている?」と聞いたら、ちょいすまなそう
に「いや、もうずっと触ってないんだ」。ちょっと、寂しかった。