オースティン・シティ・リミッツ・ミュージック・フェスティヴァル
2004年9月19日 最終日となる、3日目。
●ザ・ルーツ(SBC)
この少し前に日本公演をやっているはずだし(なんかここのところ、半年お
きに来日している感じはないか。2003年12月2日、他)、ほんと働きものだね
。ヒップホップ・ビヨンドでゴー。娯楽性の高いステージ運びで、彼らはフェ
ス向けであるなあと痛感。
●ノース・ミシシッピー・オールスターズ(ハイネケン)
大層、楽しみにしていたんだけどなあ。2年前にはメンバーになったはずの
、R.L.バーンサイドの息子はステージに登場せずに、旧メンバーの3人で演奏
。悪くはないけど、なんか温いと感じた。
●アンティバラス・アフロビート・オーケストラ(CM)
NYベースのフェラ・クティ表現再現バンド。実演を見るとドレッド黒人の
肉声担当者が前面に出ていて、印象的。また、別の持ち味、彼らなりのノリが
出る。
●エルヴィス・コステロ(シンギュラー)
南部録音でロスト・ハイウェイを通した新作を出したコステロが、米国深層
部(?)のフェスに登場。本人がそれに意義を感じていたかどうかは知らない
が、すごく気張っていたのは確か。くそ暑いなか、紫のスーツに同色のギター
をもって、彼は疾走しまくった。新作からは2曲、あとは昔の曲を連発。ふふ
ふ。
●オラベル(CM)
今年ソニーからデビュー作を出した、ザ・バンドのリヴォン・ヘルムの娘も
メンバーの、NYベースの男女混合バンド。ブルース、ゴスペル他、いろんな
アーシーなルーツ・ミュージックを都会生活者の視点で拾いなおし、軽妙洒脱
なロックとして送り出す。らしくも、非常にあり。レコードの数倍、良かった
な。
●ウィルコ(SBC)
あたまのほうを見る。彼らの実演を見ていると、もっと今という時を引っか
いてくれと言いたくなる。アコースティック・ギターを使わなければ、ぼくは
彼らをもっともっと好きになれるのに。後半、キャレキシコ(2001年12月18日
、2004年2月25日)のメンバーがホーン隊として加わったという。
●メデスキ・マーティン・ウッド(ハイネケン)
このフェス出演者でジャズ系は彼らだけだったのかな。飄々、人を喰ったラ
イヴを展開。2004年9月5日の来日公演ときより良かった。
●デイヴィッド・ガーザ(AV)
え、なんでこんなに味がいいの? もっとしょぼいシンガー・ソングライタ
ーという感じだったのに。一言で言えば、<チカーノ・ロック界のJB>なん
て言いたくなるパフォーマンスを展開。もう歌もギターもなんか癖があってし
ぶとくてひっかかりまくり、バンドもゴツゴツとそれについていく感じ、ぼく
はしびれまくった。おかげで、超楽しみにしていたケイク(良かったみたい
)のライヴをパスしたぐらいだから。
このフェス、出演者の登場時間はかなり正確だ。だから、余計にタイムテー
ブルを見て、やりくりしたくなる。で、客の99パーセントは非黒人。年齢層は
まんべんなく、平均年齢はかなり高めのはず。それは、日本の地方でやるジャ
ズ祭や、メルス・ニュー・ジャズ・フェス(2004年5月28日〜6月1日)のそ
れとも重なる。どーにもこーにも、地元の人の、ハレの娯楽享受の場なんだよ
ね。
水やソフト・ドリンク2ドル、ビールは4ドル。食い物は3〜5ドル。ゴミ
はペット・ボトルだけ分別していたが、守らない人も多い。初日の明るいうち
はけっこうみんなマナーがいいなと思っていたが、暗くなったころの会場はゴ
ミだらけ。辟易。あれ、みんな不快じゃないのかな。駄目なアメリカ人。
繰り返し書くが、ジョージ・ブッシュの本拠地にいて(それでも、オーステ
ィンはブッシュ支持率がテキサス州で一番低いそうだが)、いいフェスだなあ
と思いつつ、どこかで俺はここにいていいのかと感じるところはいつもあった
。それから、今回アメリカはやばいと思ったのは冷房。もう行き返りのコンテ
ィネインタルの機内のそれをはじめ、本当に容赦なく効きまくり。NYにして
も、テキサスにしても。本当に上着が欠かせなかった。なんで、あんなに効か
せる。なぜ、皆それが当然のような顔をしている。電力消費量、冷房に伴う熱
放出量はものすごいはず。地球温暖化の幾ばくかはアメリカの冷房のせいだと
マジに思いました。
それから、テキサスってメキシコ文化がかなり入ってますね。フェス終了翌
日に寄った、サンアントニオという、なかなか気分の良い観光都市は特にそう
だったけど、なるほどメキやんのもろもろは強いのだなと、今回痛感させられ
ました。
●ザ・ルーツ(SBC)
この少し前に日本公演をやっているはずだし(なんかここのところ、半年お
きに来日している感じはないか。2003年12月2日、他)、ほんと働きものだね
。ヒップホップ・ビヨンドでゴー。娯楽性の高いステージ運びで、彼らはフェ
ス向けであるなあと痛感。
●ノース・ミシシッピー・オールスターズ(ハイネケン)
大層、楽しみにしていたんだけどなあ。2年前にはメンバーになったはずの
、R.L.バーンサイドの息子はステージに登場せずに、旧メンバーの3人で演奏
。悪くはないけど、なんか温いと感じた。
●アンティバラス・アフロビート・オーケストラ(CM)
NYベースのフェラ・クティ表現再現バンド。実演を見るとドレッド黒人の
肉声担当者が前面に出ていて、印象的。また、別の持ち味、彼らなりのノリが
出る。
●エルヴィス・コステロ(シンギュラー)
南部録音でロスト・ハイウェイを通した新作を出したコステロが、米国深層
部(?)のフェスに登場。本人がそれに意義を感じていたかどうかは知らない
が、すごく気張っていたのは確か。くそ暑いなか、紫のスーツに同色のギター
をもって、彼は疾走しまくった。新作からは2曲、あとは昔の曲を連発。ふふ
ふ。
●オラベル(CM)
今年ソニーからデビュー作を出した、ザ・バンドのリヴォン・ヘルムの娘も
メンバーの、NYベースの男女混合バンド。ブルース、ゴスペル他、いろんな
アーシーなルーツ・ミュージックを都会生活者の視点で拾いなおし、軽妙洒脱
なロックとして送り出す。らしくも、非常にあり。レコードの数倍、良かった
な。
●ウィルコ(SBC)
あたまのほうを見る。彼らの実演を見ていると、もっと今という時を引っか
いてくれと言いたくなる。アコースティック・ギターを使わなければ、ぼくは
彼らをもっともっと好きになれるのに。後半、キャレキシコ(2001年12月18日
、2004年2月25日)のメンバーがホーン隊として加わったという。
●メデスキ・マーティン・ウッド(ハイネケン)
このフェス出演者でジャズ系は彼らだけだったのかな。飄々、人を喰ったラ
イヴを展開。2004年9月5日の来日公演ときより良かった。
●デイヴィッド・ガーザ(AV)
え、なんでこんなに味がいいの? もっとしょぼいシンガー・ソングライタ
ーという感じだったのに。一言で言えば、<チカーノ・ロック界のJB>なん
て言いたくなるパフォーマンスを展開。もう歌もギターもなんか癖があってし
ぶとくてひっかかりまくり、バンドもゴツゴツとそれについていく感じ、ぼく
はしびれまくった。おかげで、超楽しみにしていたケイク(良かったみたい
)のライヴをパスしたぐらいだから。
このフェス、出演者の登場時間はかなり正確だ。だから、余計にタイムテー
ブルを見て、やりくりしたくなる。で、客の99パーセントは非黒人。年齢層は
まんべんなく、平均年齢はかなり高めのはず。それは、日本の地方でやるジャ
ズ祭や、メルス・ニュー・ジャズ・フェス(2004年5月28日〜6月1日)のそ
れとも重なる。どーにもこーにも、地元の人の、ハレの娯楽享受の場なんだよ
ね。
水やソフト・ドリンク2ドル、ビールは4ドル。食い物は3〜5ドル。ゴミ
はペット・ボトルだけ分別していたが、守らない人も多い。初日の明るいうち
はけっこうみんなマナーがいいなと思っていたが、暗くなったころの会場はゴ
ミだらけ。辟易。あれ、みんな不快じゃないのかな。駄目なアメリカ人。
繰り返し書くが、ジョージ・ブッシュの本拠地にいて(それでも、オーステ
ィンはブッシュ支持率がテキサス州で一番低いそうだが)、いいフェスだなあ
と思いつつ、どこかで俺はここにいていいのかと感じるところはいつもあった
。それから、今回アメリカはやばいと思ったのは冷房。もう行き返りのコンテ
ィネインタルの機内のそれをはじめ、本当に容赦なく効きまくり。NYにして
も、テキサスにしても。本当に上着が欠かせなかった。なんで、あんなに効か
せる。なぜ、皆それが当然のような顔をしている。電力消費量、冷房に伴う熱
放出量はものすごいはず。地球温暖化の幾ばくかはアメリカの冷房のせいだと
マジに思いました。
それから、テキサスってメキシコ文化がかなり入ってますね。フェス終了翌
日に寄った、サンアントニオという、なかなか気分の良い観光都市は特にそう
だったけど、なるほどメキやんのもろもろは強いのだなと、今回痛感させられ
ました。