ヴァイオリン奏者の川井郁子の、うわあという編成による公演を見る。南青山・ブルーノート東京、セカンド・ショウ。
和太鼓の吉井盛悟、ピアノとキーボードの林正樹(2013年9月6日、2015年9月27日、2015年12月17日、2016年7月16日、2018年5月13日 、2019年1月7日、2019年10月6日、2019年11月19日、2019年11月21日、2019年12月18日)、バンドネオンの鈴木崇朗、パーカッションのクリストファー・ハーディ、ダブル・ベースの早川哲也、尺八の小湊昭尚、ヴォーカルのtea (2017年10月10日、2019年10月30日)、ヴァイオリンの倉冨亮太と村尾隆人、ヴィオラの井上祐吾、チェロのクリストファー・聡・ギブソンという和洋の奏者12人がステージに位置する。
そして、背中をぐりんと出すタイトな黒光沢のドレス(身体はっているナと思う)川井が中央に位置するわけだが、なるほどうまい、雄弁だなと思う。だが、それとともにへえと思わせられるのは、先に書いたいろんな属性を持つ奏者たちを束ねて、音楽ジャンル軸と時代軸を交錯させたクロスオーヴァー音楽を提出しているところ。それ、なんかクリス・ボッティ(2015年7月9日)の欲張りなアルバム作りと重なるところがあるかもしれないが、いたってそれが自然で疑問なく聞けちゃった。
素材も、シャンソン、映画音楽、タンゴ、マヌーシュ・スウィング、クラシック、オリジナルといろいろ。そして、それらを多様なメンバーのもと曲趣を地に起きつつ、私が考えるポピュラー・ミュージックとして書き換えている様も興味深かった。クラシックの気の遠くなる経験に支えられたヴァイオリン演奏を根に置く、難解さを排した大人のハイパー・ミュージックという説明をぼくは用いたくなったかな。ブラジル音楽やケルト音楽などに発想の種を求める時期も来る? 4曲ほどだったが、teaの荘厳なスキャット・ヴォーカルも効果的。なるほど、こういう歌い方でも本領発揮する人なんですね。
優美にストーリー性豊かに、横断していくヴォイオリン音楽。MCによれば、彼女は旧店舗時代にシーラ・E( 2002年8月12日、2006年8月10日、2009年5月11日、2009年9月20日、2011年1月19日、2014年6月29日)の公演にゲストでブルーノート東京に出たことがあるそう。
▶過去の、林正樹
http://43142.diarynote.jp/201309121810294280/
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
http://43142.diarynote.jp/201512271306411506
http://43142.diarynote.jp/201607191312426603/
https://43142.diarynote.jp/201805150750157494/
https://43142.diarynote.jp/201901090933013218/
https://43142.diarynote.jp/201910070759405954/
https://43142.diarynote.jp/201911201705565775/
https://43142.diarynote.jp/201911230723444744/
https://43142.diarynote.jp/201912191314476679/
▶︎過去の、tea
https://43142.diarynote.jp/?day=20171010
https://43142.diarynote.jp/201910311450514339/
▶︎過去の、クリス・ボッティ
https://43142.diarynote.jp/201507110856518338/
▶過去の、シーラ・E
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm
http://43142.diarynote.jp/200608111021270000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090511
http://43142.diarynote.jp/?day=20090920
http://43142.diarynote.jp/201101231220535615/
https://43142.diarynote.jp/201407030943343160/
<今日の、見聞>
新春公演後、ブルーノート東京は2週間ほどメインテナンスのため閉まっていた。そして、今日から始まったわけだが、内装関係はほぼ変化無し。空調関係が刷新されたようだ。
和太鼓の吉井盛悟、ピアノとキーボードの林正樹(2013年9月6日、2015年9月27日、2015年12月17日、2016年7月16日、2018年5月13日 、2019年1月7日、2019年10月6日、2019年11月19日、2019年11月21日、2019年12月18日)、バンドネオンの鈴木崇朗、パーカッションのクリストファー・ハーディ、ダブル・ベースの早川哲也、尺八の小湊昭尚、ヴォーカルのtea (2017年10月10日、2019年10月30日)、ヴァイオリンの倉冨亮太と村尾隆人、ヴィオラの井上祐吾、チェロのクリストファー・聡・ギブソンという和洋の奏者12人がステージに位置する。
そして、背中をぐりんと出すタイトな黒光沢のドレス(身体はっているナと思う)川井が中央に位置するわけだが、なるほどうまい、雄弁だなと思う。だが、それとともにへえと思わせられるのは、先に書いたいろんな属性を持つ奏者たちを束ねて、音楽ジャンル軸と時代軸を交錯させたクロスオーヴァー音楽を提出しているところ。それ、なんかクリス・ボッティ(2015年7月9日)の欲張りなアルバム作りと重なるところがあるかもしれないが、いたってそれが自然で疑問なく聞けちゃった。
素材も、シャンソン、映画音楽、タンゴ、マヌーシュ・スウィング、クラシック、オリジナルといろいろ。そして、それらを多様なメンバーのもと曲趣を地に起きつつ、私が考えるポピュラー・ミュージックとして書き換えている様も興味深かった。クラシックの気の遠くなる経験に支えられたヴァイオリン演奏を根に置く、難解さを排した大人のハイパー・ミュージックという説明をぼくは用いたくなったかな。ブラジル音楽やケルト音楽などに発想の種を求める時期も来る? 4曲ほどだったが、teaの荘厳なスキャット・ヴォーカルも効果的。なるほど、こういう歌い方でも本領発揮する人なんですね。
優美にストーリー性豊かに、横断していくヴォイオリン音楽。MCによれば、彼女は旧店舗時代にシーラ・E( 2002年8月12日、2006年8月10日、2009年5月11日、2009年9月20日、2011年1月19日、2014年6月29日)の公演にゲストでブルーノート東京に出たことがあるそう。
▶過去の、林正樹
http://43142.diarynote.jp/201309121810294280/
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
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▶︎過去の、tea
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▶︎過去の、クリス・ボッティ
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▶過去の、シーラ・E
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<今日の、見聞>
新春公演後、ブルーノート東京は2週間ほどメインテナンスのため閉まっていた。そして、今日から始まったわけだが、内装関係はほぼ変化無し。空調関係が刷新されたようだ。
NY在住のセッション・ミュージシャンがつるんだトリオの公演を、丸の内・コットンクラブで見る。ファースト・ショウ。ギタリストのウェイン・クランツ(2010年2月19日、2016年10月29日)、電気ベースのティム・ルフェーブル(2010年2月19日、2014年2月11日、2016年4月1日、2017年2月2日、2019年2月8日)、ドラマーのキース・カーロック(2010年2月19日、2019年3月26日、2019年12月12日)という単位を見るのは、ちょうど10年ぶりだ。
前に見たときより、より印象が良い。いやあ、そうなんスかと頷いた。一応クランツが先頭に立った(数少ないMCも彼がした)三位一体表現とも言える演奏は、ジミ・ヘンドリックス・エキスペリエンスの現代ハード・ジャズ版と言えるところもあのではないか。まあ、かなり勢いを持つ一発調のロックっぽいインストとも言えるのだが、クランツのギターにまず感心する。基本ぐちゃぐちゃという質感の複音弾きを多用し〜そうすると単音のソロをちょい繰り出す際にも映える〜、流れていく様はなんかいい。ずらりとエフェクターを並べているわけではないのに、攻める音をごんごん差し出す様には快感を覚えた。なんかぼくの中で、今の過剰にエスタブリッシュされていないNY在住のギタリストのなかでトップ級にいけると思ったかもしれぬ。少し、ロッキッシュな際のスコフィールド(1999年5月11日、2001年1月11日、2002年1月24日、2004年3月11日、2006年3月1日、2007年5月10日、2008年10月8日、2009年9月5日、2012年10月10日、2013年10月21日、2015年5月26日、2018年9月2日、2019年5月30日)もいらないかと思った? いや、あの人はあの人で深いとこあるからな……。
いくつかの曲というかリフをつなげる感じで演奏し、4つぐらいの塊をやったか。一番短いやつは、AC/DC(2001年2月19日)の「バック・イン・ブラック」みたいなギター・リフから始めた。と、クランツのことばかり書いたが、結構、臨機応変に絡むリズムの2人もまた頼もしい。テデスキ・トラックス・バンド(2016年4月1日、2014年2月11日、2019年6月14日)を辞めちゃったルフェーブルはときに足元に置いたエフェクターを手でいじって音色を大きく変え、サウンド総体をプッシュ。この3人+で録られているクランツの自主リリースの2020年新作『Write Out Your Head』とも肌触りが異なる、甘さや潤いゼロのがちんこジャムのり演奏にぼくは酔った。そうなるのが分かっていたのか、観客の拍手もこういうの待っていましたという感じでどんどん熱を帯びていった。
年末にも来日しているカーロックは相変わらず機関銃のような(誇張していますね)ビートを楽々レギュラー・グリップでこなす。そんな彼はスネアをけっこう客席側に傾け(ようは、ヘッドがぼくたち観覧者から見える)て、叩く。そういうセッティングをするのはマーチング・バンドのスネア経験者だと聞いたことがあるが、なるほど。
▶︎過去の、ウェイン・クランツ
http://43142.diarynote.jp/201002211122268480/
https://43142.diarynote.jp/201610311234024646/
▶過去の、ティム・ルフェーヴル
http://43142.diarynote.jp/201002211122268480/
http://43142.diarynote.jp/201402121439433317/
http://43142.diarynote.jp/201604020743314542/
https://43142.diarynote.jp/201702081152242280/
https://43142.diarynote.jp/201902090716285574/
▶過去の、キース・カーロック
http://43142.diarynote.jp/201002211122268480/
https://43142.diarynote.jp/?day=20190326
https://43142.diarynote.jp/201912131809318090/
▶過去の、ジョン・スコフィールド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live2.htm 5.11
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-1.htm 1.11
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm 1.24
http://43142.diarynote.jp/200403111821250000/
http://43142.diarynote.jp/200603011148430000/
http://43142.diarynote.jp/200705181809270000/
http://43142.diarynote.jp/200810111558046727/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090905
http://43142.diarynote.jp/201210111837516874/
http://43142.diarynote.jp/201310210730403296/
http://43142.diarynote.jp/201505271549266046/
https://43142.diarynote.jp/201809071509481583/
https://43142.diarynote.jp/201905310800294940/
▶︎過去の、AC/DC
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-2.htm
▶過去の、テデスキ・トラックス・バンド
http://43142.diarynote.jp/201402121439433317/
https://43142.diarynote.jp/201604020743314542/
https://43142.diarynote.jp/201906151238565701/
その後は、代官山・晴れたら空に豆まいて に向かう。やっているのは、<Soul of BO GUMBOS >というボ・ガンボスの どんと の没後20年という節目を迎えての企画。そのメイン・アクトはROSA LUXEMBURG→ BO GUMBOSと どんと と行動を共にしたDr.toshこと永井利充のバンドであるHare Hare。この晩は、彼らの関東“祝祭ツアー〜 Hare Halation2020〜”の初日となるよう。
しかし、ミディが送り出したロック・バンドであるローザを経て、ボ・ガンボスが出てきたときには、その音楽性だけでなく、カラフルで自由な佇まいが本当に魅力的だった。ここには、扉を開けた、新しい気運があると思わされたもの。ぼくの知人にほぼおっかけ状態だったおねえちゃんがいたけど、彼らは本当に華々しく、フレッシュな態度を抱えていた。そして、BO GUMBOSは支持を集めた。エピック・ソニーの売り方もうまかったのかもしれないが、それはバブル期の開放感もプラスしたのかもしれない。とも、少し思う。面々、すぐにニューオーリンズに行ったりもしたしネ。そういえば、2007年のカーニヴァル・シーズンにニューオーリンズにぼくが行ったときゲットした、マルディグラ紹介のパンフレットの一つに どんととそっくりの化粧顔の人の写真が使われていてびっくりしたな。
遅れて会場入りすると、最初の出演者の越路姉妹(2006年3月6日、2006年8月22日、2009年10月12日、2013年2月17日、2019年2月21日)の出番は終わっていて、佐藤タイジ(2000年7月29日、2001年12月9日、2001年12月22日、2002年7月21日、2002年11月15日、2003年6月22日、2004年1月16日、2004年1月30日、2005年2月15日、2010年2月25日、2011年5月18日、2011年8月15日、2015年10月3日、2019年5月21日)がソロでパフォーマンス中。プリンスの曲も歌っていたが、アコースティック・ギターを少しループさせたりもしてて、喉力たっぷり。
そして、Hare Hare。20年前にDr.toshのライヴを見て(友人のバンドを赤坂のハコに見に行ったら〜そのときのベーシストはTOKIE:2001年3月19日、2001年5月29日、2003年12月18日、2004年11月7日、2005年7月30日、2006年1月9日、2006年3月23日 だったんじゃないか〜、そのあとに出てきたのが彼のバンドであまりの良さにびっくりした記憶が鮮明に残っている)以来だが、まずタッパのある当人が格好いいと思う。ものすごーくゆるいMCをするのだが、体は緩くない。もう、二の腕なんて鍛えている感じもあるものなあ。サム・ピックでぐつぐつベースを弾きながらう歌う彼にくわえて、ソウルフルな歌い方のできる女性シンガー(コントローラーを用い弦楽器的な音も担う)、フルート担当の外国人女性、キーボートとアコーディオン、ギター、とってもタイトに叩けるドラムという編成のバンドだ。
大昔に見たときはブーツィ・コリンズ(2011年8月12日、2012年5月31日)流れのファンクで攻めていたという印象があるが、Hare Hareはより間口が広がっている。もっとスピリチュアルだったり南国系の手触りがあったり、ほっと感じさせるメロディがあったり。何にせよ、Dr.toshの濃い歌が頼もしい。拍手! その後も用事ありで最後まで見れなかったが、先の出演者たちも彼らにまじったりしたのかな?
▶︎過去の、越路姉妹
https://43142.diarynote.jp/200603100919230000/
https://43142.diarynote.jp/200608271340380000/ https://43142.diarynote.jp/200910141731349364/
https://43142.diarynote.jp/201302191656063458/
https://43142.diarynote.jp/?day=20190221
▶過去の、佐藤タイジ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm シアターブルック(7月29日)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm マルコス・スザーノ+沼澤セッション(12月9日、12月22日)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm パウリーニョ・モスカ+スザーノ+沼澤 セッション(7月21日)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm シアターブルック(6月22日)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm サンパウロ(11月15日)
http://43142.diarynote.jp/200401160000000000/ 勝井、鬼怒、佐藤、沼澤セッション
http://43142.diarynote.jp/200402051858240000/ サンパウロ
http://43142.diarynote.jp/200502161844550000/ マルコス・スザーノ+沼澤 セッション
http://43142.diarynote.jp/?day=20100225 マイア・バルー
http://43142.diarynote.jp/201105191057129864/ ソロ
http://43142.diarynote.jp/?day=20110815 佐藤、高野、うつみ
https://43142.diarynote.jp/201510051403147675/ 中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2015 アフター・パーティ
https://43142.diarynote.jp/201905220902467859/ シアターブルック
▶過去の、TOKIE
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-5.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-12.htm
http://43142.diarynote.jp/200411141142200000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20050730
http://43142.diarynote.jp/200601111700180000/
http://43142.diarynote.jp/200603281351530000/
▶︎過去の、ブーツィ・コリンズ
http://43142.diarynote.jp/201108131129381378/
http://43142.diarynote.jp/201206011834355756/
▶︎2007年の、ニューオーリンズ
https://43142.diarynote.jp/200702090041480000/
https://43142.diarynote.jp/200702112125550000/
https://43142.diarynote.jp/200702121118370000/
https://43142.diarynote.jp/200702122331070000/
https://43142.diarynote.jp/200702122331460000/
<今日の、疑問>
今さらながら、ふと思った。エアコンの自動フィルター掃除機能は便利。だけど、それによって集められた埃はどこにいくのだろう?
前に見たときより、より印象が良い。いやあ、そうなんスかと頷いた。一応クランツが先頭に立った(数少ないMCも彼がした)三位一体表現とも言える演奏は、ジミ・ヘンドリックス・エキスペリエンスの現代ハード・ジャズ版と言えるところもあのではないか。まあ、かなり勢いを持つ一発調のロックっぽいインストとも言えるのだが、クランツのギターにまず感心する。基本ぐちゃぐちゃという質感の複音弾きを多用し〜そうすると単音のソロをちょい繰り出す際にも映える〜、流れていく様はなんかいい。ずらりとエフェクターを並べているわけではないのに、攻める音をごんごん差し出す様には快感を覚えた。なんかぼくの中で、今の過剰にエスタブリッシュされていないNY在住のギタリストのなかでトップ級にいけると思ったかもしれぬ。少し、ロッキッシュな際のスコフィールド(1999年5月11日、2001年1月11日、2002年1月24日、2004年3月11日、2006年3月1日、2007年5月10日、2008年10月8日、2009年9月5日、2012年10月10日、2013年10月21日、2015年5月26日、2018年9月2日、2019年5月30日)もいらないかと思った? いや、あの人はあの人で深いとこあるからな……。
いくつかの曲というかリフをつなげる感じで演奏し、4つぐらいの塊をやったか。一番短いやつは、AC/DC(2001年2月19日)の「バック・イン・ブラック」みたいなギター・リフから始めた。と、クランツのことばかり書いたが、結構、臨機応変に絡むリズムの2人もまた頼もしい。テデスキ・トラックス・バンド(2016年4月1日、2014年2月11日、2019年6月14日)を辞めちゃったルフェーブルはときに足元に置いたエフェクターを手でいじって音色を大きく変え、サウンド総体をプッシュ。この3人+で録られているクランツの自主リリースの2020年新作『Write Out Your Head』とも肌触りが異なる、甘さや潤いゼロのがちんこジャムのり演奏にぼくは酔った。そうなるのが分かっていたのか、観客の拍手もこういうの待っていましたという感じでどんどん熱を帯びていった。
年末にも来日しているカーロックは相変わらず機関銃のような(誇張していますね)ビートを楽々レギュラー・グリップでこなす。そんな彼はスネアをけっこう客席側に傾け(ようは、ヘッドがぼくたち観覧者から見える)て、叩く。そういうセッティングをするのはマーチング・バンドのスネア経験者だと聞いたことがあるが、なるほど。
▶︎過去の、ウェイン・クランツ
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▶過去の、ティム・ルフェーヴル
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▶過去の、キース・カーロック
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▶過去の、ジョン・スコフィールド
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http://43142.diarynote.jp/201505271549266046/
https://43142.diarynote.jp/201809071509481583/
https://43142.diarynote.jp/201905310800294940/
▶︎過去の、AC/DC
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-2.htm
▶過去の、テデスキ・トラックス・バンド
http://43142.diarynote.jp/201402121439433317/
https://43142.diarynote.jp/201604020743314542/
https://43142.diarynote.jp/201906151238565701/
その後は、代官山・晴れたら空に豆まいて に向かう。やっているのは、<Soul of BO GUMBOS >というボ・ガンボスの どんと の没後20年という節目を迎えての企画。そのメイン・アクトはROSA LUXEMBURG→ BO GUMBOSと どんと と行動を共にしたDr.toshこと永井利充のバンドであるHare Hare。この晩は、彼らの関東“祝祭ツアー〜 Hare Halation2020〜”の初日となるよう。
しかし、ミディが送り出したロック・バンドであるローザを経て、ボ・ガンボスが出てきたときには、その音楽性だけでなく、カラフルで自由な佇まいが本当に魅力的だった。ここには、扉を開けた、新しい気運があると思わされたもの。ぼくの知人にほぼおっかけ状態だったおねえちゃんがいたけど、彼らは本当に華々しく、フレッシュな態度を抱えていた。そして、BO GUMBOSは支持を集めた。エピック・ソニーの売り方もうまかったのかもしれないが、それはバブル期の開放感もプラスしたのかもしれない。とも、少し思う。面々、すぐにニューオーリンズに行ったりもしたしネ。そういえば、2007年のカーニヴァル・シーズンにニューオーリンズにぼくが行ったときゲットした、マルディグラ紹介のパンフレットの一つに どんととそっくりの化粧顔の人の写真が使われていてびっくりしたな。
遅れて会場入りすると、最初の出演者の越路姉妹(2006年3月6日、2006年8月22日、2009年10月12日、2013年2月17日、2019年2月21日)の出番は終わっていて、佐藤タイジ(2000年7月29日、2001年12月9日、2001年12月22日、2002年7月21日、2002年11月15日、2003年6月22日、2004年1月16日、2004年1月30日、2005年2月15日、2010年2月25日、2011年5月18日、2011年8月15日、2015年10月3日、2019年5月21日)がソロでパフォーマンス中。プリンスの曲も歌っていたが、アコースティック・ギターを少しループさせたりもしてて、喉力たっぷり。
そして、Hare Hare。20年前にDr.toshのライヴを見て(友人のバンドを赤坂のハコに見に行ったら〜そのときのベーシストはTOKIE:2001年3月19日、2001年5月29日、2003年12月18日、2004年11月7日、2005年7月30日、2006年1月9日、2006年3月23日 だったんじゃないか〜、そのあとに出てきたのが彼のバンドであまりの良さにびっくりした記憶が鮮明に残っている)以来だが、まずタッパのある当人が格好いいと思う。ものすごーくゆるいMCをするのだが、体は緩くない。もう、二の腕なんて鍛えている感じもあるものなあ。サム・ピックでぐつぐつベースを弾きながらう歌う彼にくわえて、ソウルフルな歌い方のできる女性シンガー(コントローラーを用い弦楽器的な音も担う)、フルート担当の外国人女性、キーボートとアコーディオン、ギター、とってもタイトに叩けるドラムという編成のバンドだ。
大昔に見たときはブーツィ・コリンズ(2011年8月12日、2012年5月31日)流れのファンクで攻めていたという印象があるが、Hare Hareはより間口が広がっている。もっとスピリチュアルだったり南国系の手触りがあったり、ほっと感じさせるメロディがあったり。何にせよ、Dr.toshの濃い歌が頼もしい。拍手! その後も用事ありで最後まで見れなかったが、先の出演者たちも彼らにまじったりしたのかな?
▶︎過去の、越路姉妹
https://43142.diarynote.jp/200603100919230000/
https://43142.diarynote.jp/200608271340380000/ https://43142.diarynote.jp/200910141731349364/
https://43142.diarynote.jp/201302191656063458/
https://43142.diarynote.jp/?day=20190221
▶過去の、佐藤タイジ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm シアターブルック(7月29日)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm マルコス・スザーノ+沼澤セッション(12月9日、12月22日)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm パウリーニョ・モスカ+スザーノ+沼澤 セッション(7月21日)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm シアターブルック(6月22日)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm サンパウロ(11月15日)
http://43142.diarynote.jp/200401160000000000/ 勝井、鬼怒、佐藤、沼澤セッション
http://43142.diarynote.jp/200402051858240000/ サンパウロ
http://43142.diarynote.jp/200502161844550000/ マルコス・スザーノ+沼澤 セッション
http://43142.diarynote.jp/?day=20100225 マイア・バルー
http://43142.diarynote.jp/201105191057129864/ ソロ
http://43142.diarynote.jp/?day=20110815 佐藤、高野、うつみ
https://43142.diarynote.jp/201510051403147675/ 中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2015 アフター・パーティ
https://43142.diarynote.jp/201905220902467859/ シアターブルック
▶過去の、TOKIE
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-5.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-12.htm
http://43142.diarynote.jp/200411141142200000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20050730
http://43142.diarynote.jp/200601111700180000/
http://43142.diarynote.jp/200603281351530000/
▶︎過去の、ブーツィ・コリンズ
http://43142.diarynote.jp/201108131129381378/
http://43142.diarynote.jp/201206011834355756/
▶︎2007年の、ニューオーリンズ
https://43142.diarynote.jp/200702090041480000/
https://43142.diarynote.jp/200702112125550000/
https://43142.diarynote.jp/200702121118370000/
https://43142.diarynote.jp/200702122331070000/
https://43142.diarynote.jp/200702122331460000/
<今日の、疑問>
今さらながら、ふと思った。エアコンの自動フィルター掃除機能は便利。だけど、それによって集められた埃はどこにいくのだろう?
ヴィンテージ・トラブル
2020年1月22日 音楽 うわー。もう、ショウの頭から場内盛り上がりまくり。この米国LAのロッキン・ソウルのビート・バンド(2012年8月20日、2014年8月20日、2015年8月20日)の真価を、ぼくは確認しまくり。撮影していたら、いいライヴDVDが出来上がったろうなあ、とも思う。でも、それって、毎度のことだったっけ? とは思いつつ、ヴォーカリストはよりいい感じにソウルフルに歌い、アクションも惹きつけるし、バンドの音もばっちりで、ライヴ・バンドとして進化しているかとも感じました。
1枚だけでブルーノートから離れた彼らは、2018年から2019年にかけて『Capter Ⅱ』と名付けた3種のEPをマギー・エンターテインメントというところ(彼らを仕切る、米国の大物マネージャーであるドン・マギーの個人レーベルか?)からリリース。その内訳は、1枚目/新曲5曲、2枚目/1枚目収録曲のアコースティック・ヴァージョン5曲、3作目/新曲5曲とライヴ曲5曲、というもの。しっかり、1枚分のマテリアルは発表しているんだよなあ。プロデュースは、サンタナ(2013年3月12日)の『シャーマン』のそれをやっているジーヴ。スタジオ曲群はケイマン諸島で2回に渡り録られた。
歌のタイ・テイラー、ギターのナル・コルト(1曲。スライド・バーも使用したが、ギターはそのままにオープン・チューニング使用風の音をきれいに出したのは??だった)、ベースのリック・バリオ・ディル、ドラムのリチャード・ダニエルソンという4人に加え、レッド・ホット・チリ・パッパーズ(2002年7月28日、2002年11月2日、2007年6月5日)やレニー・クラヴィッツの近作にコーラスで入っていたアフリカ系女性のケニア・ラムジーがバックグラウンド・ヴォーカルでつく。でも、彼女の声はあんまり目立たなかった。だって、テイラーの歌声が立派すぎる。また、ラムジー嬢の歌のPAのレヴェル、もう少し高くていいんじゃないか。
しかし、タイ・テイラーはすごいなあ。あんなに動いても、全然ヴォーカルに影響が出ない。とっても長いシールドのマイクを持って歌うが、シールドで縄跳びをしたりもした。また、1曲ワイヤレスのマイクに持ち替え、その際は1階フロアをと歌いながら練り回り、2階の前の席の長いテーブルの上を端から端まで歩き、さらには横の2階席のほうまで出張る。ぼくがここで見たアクトのなかで1番会場内を動いた人となるか。ステージにはトロンボーンが置いてあり、どうするのかと思ったら終盤テイラーが持ちながら歌ったが、結局吹かず。アンコールが終わったあと、面々は通常使われるのとは反対のほうからステージを降り、一階客席フロアを横切り、ファンと握手しながら帰っていった。いろいろな部分で、お見事でした。六本木・ビルボードライブ東京、ファースト・ショウ。
▶過去の、ヴィンテージ・トラブル
http://43142.diarynote.jp/201209121315025654/
http://43142.diarynote.jp/201408210931581467/
https://43142.diarynote.jp/201508210809254412/
▶︎過去の、カルロス・サンタナ/嫁のシンディ・ブラックマン・サンタナ
https://43142.diarynote.jp/200812281442184528/
https://43142.diarynote.jp/201303211531189619/
https://43142.diarynote.jp/201905100759197664/
▶︎過去の、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm フジ・ロック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200706061354020000/
<今日の、情報>
昨年夏に日本人のバンドとツアーをやったオーストラリア人R&B歌手のデニ・ハインズがただ今、来日している。今回は、前回サポートの人たちと曲作りをし、レコーディングをするという目的。それ、昨年の経験の覚えよろしい彼女の申し出でだそう。
1枚だけでブルーノートから離れた彼らは、2018年から2019年にかけて『Capter Ⅱ』と名付けた3種のEPをマギー・エンターテインメントというところ(彼らを仕切る、米国の大物マネージャーであるドン・マギーの個人レーベルか?)からリリース。その内訳は、1枚目/新曲5曲、2枚目/1枚目収録曲のアコースティック・ヴァージョン5曲、3作目/新曲5曲とライヴ曲5曲、というもの。しっかり、1枚分のマテリアルは発表しているんだよなあ。プロデュースは、サンタナ(2013年3月12日)の『シャーマン』のそれをやっているジーヴ。スタジオ曲群はケイマン諸島で2回に渡り録られた。
歌のタイ・テイラー、ギターのナル・コルト(1曲。スライド・バーも使用したが、ギターはそのままにオープン・チューニング使用風の音をきれいに出したのは??だった)、ベースのリック・バリオ・ディル、ドラムのリチャード・ダニエルソンという4人に加え、レッド・ホット・チリ・パッパーズ(2002年7月28日、2002年11月2日、2007年6月5日)やレニー・クラヴィッツの近作にコーラスで入っていたアフリカ系女性のケニア・ラムジーがバックグラウンド・ヴォーカルでつく。でも、彼女の声はあんまり目立たなかった。だって、テイラーの歌声が立派すぎる。また、ラムジー嬢の歌のPAのレヴェル、もう少し高くていいんじゃないか。
しかし、タイ・テイラーはすごいなあ。あんなに動いても、全然ヴォーカルに影響が出ない。とっても長いシールドのマイクを持って歌うが、シールドで縄跳びをしたりもした。また、1曲ワイヤレスのマイクに持ち替え、その際は1階フロアをと歌いながら練り回り、2階の前の席の長いテーブルの上を端から端まで歩き、さらには横の2階席のほうまで出張る。ぼくがここで見たアクトのなかで1番会場内を動いた人となるか。ステージにはトロンボーンが置いてあり、どうするのかと思ったら終盤テイラーが持ちながら歌ったが、結局吹かず。アンコールが終わったあと、面々は通常使われるのとは反対のほうからステージを降り、一階客席フロアを横切り、ファンと握手しながら帰っていった。いろいろな部分で、お見事でした。六本木・ビルボードライブ東京、ファースト・ショウ。
▶過去の、ヴィンテージ・トラブル
http://43142.diarynote.jp/201209121315025654/
http://43142.diarynote.jp/201408210931581467/
https://43142.diarynote.jp/201508210809254412/
▶︎過去の、カルロス・サンタナ/嫁のシンディ・ブラックマン・サンタナ
https://43142.diarynote.jp/200812281442184528/
https://43142.diarynote.jp/201303211531189619/
https://43142.diarynote.jp/201905100759197664/
▶︎過去の、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm フジ・ロック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200706061354020000/
<今日の、情報>
昨年夏に日本人のバンドとツアーをやったオーストラリア人R&B歌手のデニ・ハインズがただ今、来日している。今回は、前回サポートの人たちと曲作りをし、レコーディングをするという目的。それ、昨年の経験の覚えよろしい彼女の申し出でだそう。
映画「ヘヴィ・トリップ」。映画「フォードvsフェラーリ」
2020年1月21日 音楽 まず、ヒューマントラストシネマ渋谷で、2018年フィンランド/ノルウェー映画を見る。ここでの映画「ヘヴィ・トリップ」上映は、朝の9時25分からの回だけ。60席の場内はすんごい空いていたが、受け付け階にはそれなりに人がいた。少し遅れて別シアターで始まる映画版「ダウントン・アビー」を見る人たちなのだろうか。その元となる英国TVシリーズはシーズン1だけはさくっと見てよくできていると思ったが、その後も光TVチャンネルにおいてシーズン6まで見ることができるものの、見ていない。
フィンランド田舎のアマチュアのワケあり青年ヘヴィ・メタル・バンド、隣国のフェスを目指す。といった大筋の、破天荒なコメディ映画。もうヴァイキング愛好会まで出てくるものなあ。なんか、笑いの音楽映画として既知感はところどころあるものの、無理なく、ケラケラ見させる。
これを見て、ヘヴィ・メタルって、北欧版ヤンキー行為なの? と、ふと思う。とともに、その偽悪的な判を押したような喉を潰したヴォーカル・スタイルに俺はこれがダメなんだよなと確認しつつ(それがラップだったら、意外にいけるかもと主人公バンドのリハを見ながら思った)、ヘヴィ・メタルをやるのは真面目な青年たちが悪ぶりたいはけ口として邁進する行為なのかとも感じる。すると、ヘヴィ・メタラーの多い北欧は真面目な人が多いということになるナ。
続いては、TOHOシネマズ渋谷で、2019年アメリカ映画「フォードvsフェラーリ」を見る。映画「ヘヴィ・トリップ」終了後にチケットを買ったときはまだガラガラの席表示だったが、開演時間を少し過ぎて入ったとき(TOHOシネマズは本編上映前の宣伝告知が長すぎて、いい加減にしろとなる)には半分は埋まっていた。
1960年代中期の仏ル・マン24時間耐久レースのフォードとフェラーリの確執ありの攻防模様を描く映画だ。会社規模で言うと米国メジャーと欧州インディといった感じで話にならないのだが、こと自動車レースとなるとまた別。フェラーリもアコギなところもいろいろあったはずだが、フォードという悪車ばかり出して結局倒産寸前にまでなった米国を代表する虚栄心だけはデカいダメ企業(その認識は、映画の作り手にもあったかもしれない。レース結果の顛末の扱いに触れると、そうなのかもとふと思う)を話の中央に置き、タイアむき出しのワン・シーターのレーシング・カーではなくプロト・タイプながら屋根付き2シーターの自動車のレースを扱うというところに、かつて相当カー・レース(ま、F1ですが)にはまったことがあるぼくはいまいち醒めるところもありはするものの、それでも面白い。とにかく、カー・レースのシーンは本当に見入らせる。その際、音楽はハンス・ジマーとかを例に出したくなる浅薄なシンセサイザー・サウンドが使われるが、それもなんかあっているものなあ。2時間半という長めの映画だが、もうジレずに見とおせちゃう。本日、2本目の映画であったにも関わらず。
しかし、主人公レーサーであるケン・マイルス役の、実際のマイルスと同じ在米英国人であるクリスチャン・ベールはお得な役を得たなと、皆んな思うのではないか。ぼくは2013年米国映画「アメリカン・ハッスル」の演技に関心したことがあるが、こっちの方が好きかもしれない。そういえば、映画にはエンツォ・フェラーリ役やヘンリ-・フォード2世役や後にフォードの社長やクライスラーの会長にもなるリー・アイアコッカ役も出てくる。当時の米国国務長官は1960年にわずかながらフォードの社長を務めた分析くんのロバート・マクナマラだった。彼をホワイト・ハウスに引っ張ったのは、ジョン・F・ケネディでしたね。
ところで、映画「ヘヴィ・トリップ」にしても、映画「フォードvsフェラーリ」にしても男の映画であり、バカなところも含めて、男の素敵を描いた作品と言える。まあ、後者はそこに米国映画らしくファミリーも絡めてはいるものの。ともあれ、ヘヴィ・メタルにせよ、自動車レースにせよ、完全な男社会。やっぱり、オトコのほうが楽しみの選択肢は広いのか。一応、リベラルな態度を取りたい人なので、女性の方々ごめんなさいという気持ちに少しなった。でも、女性だって、女性だけの誉れがいろいろあるんだと思う。
<今日の、お日様>
朝起きて新聞を読んでいるうちに、燦々と日が部屋に差し込む。晴天の日は毎度のことだが、室内の温度がごんごん上がる。冬晴れの部屋のなかって、本当に快適だな。実は昨日少し発熱し飲みの用事をごめんなさいし、今日も安静かなと思っていたのだが、気持ちいいので、朝からで出かけちゃうことにした。ヒヒヒ。ル・マン24に関することことで、昔ぼくはこんなことを書いた(一番、最後のほう)。https://43142.diarynote.jp/201205080615346806/ 。今は、すっかりレースの知識は忘却のかなたとなった……。
フィンランド田舎のアマチュアのワケあり青年ヘヴィ・メタル・バンド、隣国のフェスを目指す。といった大筋の、破天荒なコメディ映画。もうヴァイキング愛好会まで出てくるものなあ。なんか、笑いの音楽映画として既知感はところどころあるものの、無理なく、ケラケラ見させる。
これを見て、ヘヴィ・メタルって、北欧版ヤンキー行為なの? と、ふと思う。とともに、その偽悪的な判を押したような喉を潰したヴォーカル・スタイルに俺はこれがダメなんだよなと確認しつつ(それがラップだったら、意外にいけるかもと主人公バンドのリハを見ながら思った)、ヘヴィ・メタルをやるのは真面目な青年たちが悪ぶりたいはけ口として邁進する行為なのかとも感じる。すると、ヘヴィ・メタラーの多い北欧は真面目な人が多いということになるナ。
続いては、TOHOシネマズ渋谷で、2019年アメリカ映画「フォードvsフェラーリ」を見る。映画「ヘヴィ・トリップ」終了後にチケットを買ったときはまだガラガラの席表示だったが、開演時間を少し過ぎて入ったとき(TOHOシネマズは本編上映前の宣伝告知が長すぎて、いい加減にしろとなる)には半分は埋まっていた。
1960年代中期の仏ル・マン24時間耐久レースのフォードとフェラーリの確執ありの攻防模様を描く映画だ。会社規模で言うと米国メジャーと欧州インディといった感じで話にならないのだが、こと自動車レースとなるとまた別。フェラーリもアコギなところもいろいろあったはずだが、フォードという悪車ばかり出して結局倒産寸前にまでなった米国を代表する虚栄心だけはデカいダメ企業(その認識は、映画の作り手にもあったかもしれない。レース結果の顛末の扱いに触れると、そうなのかもとふと思う)を話の中央に置き、タイアむき出しのワン・シーターのレーシング・カーではなくプロト・タイプながら屋根付き2シーターの自動車のレースを扱うというところに、かつて相当カー・レース(ま、F1ですが)にはまったことがあるぼくはいまいち醒めるところもありはするものの、それでも面白い。とにかく、カー・レースのシーンは本当に見入らせる。その際、音楽はハンス・ジマーとかを例に出したくなる浅薄なシンセサイザー・サウンドが使われるが、それもなんかあっているものなあ。2時間半という長めの映画だが、もうジレずに見とおせちゃう。本日、2本目の映画であったにも関わらず。
しかし、主人公レーサーであるケン・マイルス役の、実際のマイルスと同じ在米英国人であるクリスチャン・ベールはお得な役を得たなと、皆んな思うのではないか。ぼくは2013年米国映画「アメリカン・ハッスル」の演技に関心したことがあるが、こっちの方が好きかもしれない。そういえば、映画にはエンツォ・フェラーリ役やヘンリ-・フォード2世役や後にフォードの社長やクライスラーの会長にもなるリー・アイアコッカ役も出てくる。当時の米国国務長官は1960年にわずかながらフォードの社長を務めた分析くんのロバート・マクナマラだった。彼をホワイト・ハウスに引っ張ったのは、ジョン・F・ケネディでしたね。
ところで、映画「ヘヴィ・トリップ」にしても、映画「フォードvsフェラーリ」にしても男の映画であり、バカなところも含めて、男の素敵を描いた作品と言える。まあ、後者はそこに米国映画らしくファミリーも絡めてはいるものの。ともあれ、ヘヴィ・メタルにせよ、自動車レースにせよ、完全な男社会。やっぱり、オトコのほうが楽しみの選択肢は広いのか。一応、リベラルな態度を取りたい人なので、女性の方々ごめんなさいという気持ちに少しなった。でも、女性だって、女性だけの誉れがいろいろあるんだと思う。
<今日の、お日様>
朝起きて新聞を読んでいるうちに、燦々と日が部屋に差し込む。晴天の日は毎度のことだが、室内の温度がごんごん上がる。冬晴れの部屋のなかって、本当に快適だな。実は昨日少し発熱し飲みの用事をごめんなさいし、今日も安静かなと思っていたのだが、気持ちいいので、朝からで出かけちゃうことにした。ヒヒヒ。ル・マン24に関することことで、昔ぼくはこんなことを書いた(一番、最後のほう)。https://43142.diarynote.jp/201205080615346806/ 。今は、すっかりレースの知識は忘却のかなたとなった……。
Yasei Collective
2020年1月19日 音楽 広角型インストゥメンタル・バンドのYasei Collective(2013年8月22日)の特別性ライヴ(なんかの10周年を祝うという名目ナリ)を、六本木・ブルボードライブ(ファースト・ショウ)で見る。ファースト・ショウ。
ドラムの松下マサナオ(2017年6月21日、2017年7月8日)、エレクトリック・ベースと鍵盤の中西道彦 、ギターとヴォコーダーと鍵盤の斎藤拓郎 のメンバーに加え、エレクトリック・ピアノの宮川純(2015年10月15日、2016年8月10日、2018年9月28日、2019年1月21日)、鍵盤と打楽器のSakina、トランペットの類家心平 (2011年5月5日、2011年7月31日、2014年6月13日、2014年9月25日、2014年12月28日、2015年5月20日、2017年6月21日、2017年9月2日、2018年1月19日、2018年5月13日、2018年7月7日、2019年3月29日)、ラップのKid Fresino 、ピアノの古谷淳(2018年4月7日)、アルト・サックスとウィンド・シンセサイザー連動のヴォーコーダーの小西遼、ヴォーカルの吉田沙良(2014年2月20日、2016年8月10日、2018年5月13日 )と沖メイ、ギターの井上銘(2016年6月27日、2017年6月21日、2019年1月21日)、オルガンとピアノの宮川純(2015年10月15日、2016年8月10日、2018年9月28日、2019年1月21日)が曲によりいろいろ入る。進行役は松下が進めたが、ゆる〜いようでちゃんとゲスト陣と出し物が練られていて関心した。
まず、3人で演奏。昔見たときと比較すると、だいぶ見聞を広げ、現代的な志向を取っていることを認知する。そして、どの曲も松下のバラける感覚を抱えたドラミングが今っぽいと頷く。確かなジャズ素養をベースに様々な現代ドラマーの奏法を吟味しているのは間違いないと、それは思わせる。そんなに大きいキットを使っているわけではないが、スネア二つとパッドを松下は置いていた。
その後、そこにゲスト陣が様々に入る。ギター奏者同士のデュオあり、その曲と本編最後の曲はフリー・フォーム。徳永英明や山下達郎の曲のひねったカヴァーもあり。アンコールのまた3人でやったのはデビュー時の曲だそうだが、なんかクラブ時代のYMOみたいな聞き口があった。
すんごく、面白うございました。20日も別ゲストをいろいろ迎える公演を彼らはする。
▶︎過去の、松下マサナオ/Yasei Collective
http://43142.diarynote.jp/201308251333326263/
https://43142.diarynote.jp/?day=20170621
https://43142.diarynote.jp/?day=20170708
▶︎過去の、宮川純
http://43142.diarynote.jp/?day=20151015
http://43142.diarynote.jp/201608111103309626/
https://43142.diarynote.jp/201809290719113115/
https://43142.diarynote.jp/201901231045028294/
▶過去の、類家心平
http://43142.diarynote.jp/?day=20110505
http://43142.diarynote.jp/201108101624025366/
http://43142.diarynote.jp/201406160956273046/
http://43142.diarynote.jp/201409261635554506/
http://43142.diarynote.jp/201412301043067796/
http://43142.diarynote.jp/201505211022511238/
http://43142.diarynote.jp/201609201648546159/
http://43142.diarynote.jp/201610100849458472/
http://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
http://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
http://43142.diarynote.jp/201801200930278094/
http://43142.diarynote.jp/201805150750157494/
https://43142.diarynote.jp/201807080932266789/
https://43142.diarynote.jp/201903301004154036/
▶︎過去の、古谷淳
https://43142.diarynote.jp/201804081516393408/
▶︎過去の、吉田沙良/ものんくる
https://43142.diarynote.jp/201402210802184994/
http://43142.diarynote.jp/201608111103309626/
https://43142.diarynote.jp/201805150750157494/
▶︎過去の、井上銘
http://43142.diarynote.jp/201606281737237220/
https://43142.diarynote.jp/201706220952582448/
https://43142.diarynote.jp/201901231045028294/
<今日の、記事>
新聞にカラー記事で、なんとウガンダの時期大統領を目指すミュージシャン兼国会議員のボビ・ワインのことが載っている。彼の紹介にあわせて、アフリカの独裁長期政権の様を伝える記事。ワインは2年前に大統領側に投獄され、デイモン・アルバーン(2003年5月31日)らが抗議したことがニュースになったことがありしたね。彼の音楽はシンセサイザー多用のサウンドが味気なさを誘うが、ポップ。少しリンガラぽかったり、レゲエぽかったり、とかいろいろで、声にはさすが力がある。
▶過去の、デイモン・アルバーン/ブラー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm
ドラムの松下マサナオ(2017年6月21日、2017年7月8日)、エレクトリック・ベースと鍵盤の中西道彦 、ギターとヴォコーダーと鍵盤の斎藤拓郎 のメンバーに加え、エレクトリック・ピアノの宮川純(2015年10月15日、2016年8月10日、2018年9月28日、2019年1月21日)、鍵盤と打楽器のSakina、トランペットの類家心平 (2011年5月5日、2011年7月31日、2014年6月13日、2014年9月25日、2014年12月28日、2015年5月20日、2017年6月21日、2017年9月2日、2018年1月19日、2018年5月13日、2018年7月7日、2019年3月29日)、ラップのKid Fresino 、ピアノの古谷淳(2018年4月7日)、アルト・サックスとウィンド・シンセサイザー連動のヴォーコーダーの小西遼、ヴォーカルの吉田沙良(2014年2月20日、2016年8月10日、2018年5月13日 )と沖メイ、ギターの井上銘(2016年6月27日、2017年6月21日、2019年1月21日)、オルガンとピアノの宮川純(2015年10月15日、2016年8月10日、2018年9月28日、2019年1月21日)が曲によりいろいろ入る。進行役は松下が進めたが、ゆる〜いようでちゃんとゲスト陣と出し物が練られていて関心した。
まず、3人で演奏。昔見たときと比較すると、だいぶ見聞を広げ、現代的な志向を取っていることを認知する。そして、どの曲も松下のバラける感覚を抱えたドラミングが今っぽいと頷く。確かなジャズ素養をベースに様々な現代ドラマーの奏法を吟味しているのは間違いないと、それは思わせる。そんなに大きいキットを使っているわけではないが、スネア二つとパッドを松下は置いていた。
その後、そこにゲスト陣が様々に入る。ギター奏者同士のデュオあり、その曲と本編最後の曲はフリー・フォーム。徳永英明や山下達郎の曲のひねったカヴァーもあり。アンコールのまた3人でやったのはデビュー時の曲だそうだが、なんかクラブ時代のYMOみたいな聞き口があった。
すんごく、面白うございました。20日も別ゲストをいろいろ迎える公演を彼らはする。
▶︎過去の、松下マサナオ/Yasei Collective
http://43142.diarynote.jp/201308251333326263/
https://43142.diarynote.jp/?day=20170621
https://43142.diarynote.jp/?day=20170708
▶︎過去の、宮川純
http://43142.diarynote.jp/?day=20151015
http://43142.diarynote.jp/201608111103309626/
https://43142.diarynote.jp/201809290719113115/
https://43142.diarynote.jp/201901231045028294/
▶過去の、類家心平
http://43142.diarynote.jp/?day=20110505
http://43142.diarynote.jp/201108101624025366/
http://43142.diarynote.jp/201406160956273046/
http://43142.diarynote.jp/201409261635554506/
http://43142.diarynote.jp/201412301043067796/
http://43142.diarynote.jp/201505211022511238/
http://43142.diarynote.jp/201609201648546159/
http://43142.diarynote.jp/201610100849458472/
http://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
http://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
http://43142.diarynote.jp/201801200930278094/
http://43142.diarynote.jp/201805150750157494/
https://43142.diarynote.jp/201807080932266789/
https://43142.diarynote.jp/201903301004154036/
▶︎過去の、古谷淳
https://43142.diarynote.jp/201804081516393408/
▶︎過去の、吉田沙良/ものんくる
https://43142.diarynote.jp/201402210802184994/
http://43142.diarynote.jp/201608111103309626/
https://43142.diarynote.jp/201805150750157494/
▶︎過去の、井上銘
http://43142.diarynote.jp/201606281737237220/
https://43142.diarynote.jp/201706220952582448/
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<今日の、記事>
新聞にカラー記事で、なんとウガンダの時期大統領を目指すミュージシャン兼国会議員のボビ・ワインのことが載っている。彼の紹介にあわせて、アフリカの独裁長期政権の様を伝える記事。ワインは2年前に大統領側に投獄され、デイモン・アルバーン(2003年5月31日)らが抗議したことがニュースになったことがありしたね。彼の音楽はシンセサイザー多用のサウンドが味気なさを誘うが、ポップ。少しリンガラぽかったり、レゲエぽかったり、とかいろいろで、声にはさすが力がある。
▶過去の、デイモン・アルバーン/ブラー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm
五十嵐一生。ハディンコ
2020年1月17日 音楽 トランペッターの五十嵐一生(2000年3月12日、2000年5月9日)の55歳の誕生日を祝うライヴを、代官山・晴れたら空に豆まいて で見る。共演者はヴォーカルと(1曲ピアノ)のケイコ・リー、歌とフリューゲル・ホーンのTOKU、エレクトリック・ベースの日野JINO賢二とマーティー・ホロウベク、ピアノの後藤浩二、ドラムの石若駿。フロアには椅子がびしっと並べられていたが、満席。後ろのほうは立ち見客も出ていた。けっこう、淀みなくしゃべる人なんだな。自ら店に出演したいと申し出たと、五十嵐がMCで言っていた。
まず、プリセットのキーボード音を流して、1人で演奏。彼は、青色が入ったトランペットを吹く。一時のマイルス・デイヴィスは紅色のトランペットを吹いていたが(同じメイカーのもの?)、マイルスを好きなんだろうなという無形の何かを彼の演奏は抱える。その後、後藤が出てきて、「ノルウェーの森」をデュオで演奏。吹く口、いい感じ。そして、ケイコ・リー(1999年8月29日、2011年1月31日)が出てきてトリオで、「ナイト・アンド・デイ」。演目はスタンダード中心。4曲めには、在日豪州人のホロウベクと石若(2014年9月26日、2016年6月27日、2016年7月21日、2016年9月4日、2017年6月21日、2017年7月12日、2019年1月21日、2019年3月16日、2019年11月26日、2019年12月14日)が加わる。次の曲で、さらにTOKU(2000年2月25日、2001年9月6日、2004年3月10日、2006年2月16日、2008年8月19日、2011年3月16日、2012年6月19日、2013年9月22日、 2014年2月5日、2015年3月19日、2015年3月28日、2016年3月1日、2016年12月12日)とJINO(2006年1月9日、2011年7月25日、2012年3月24日、2014年4月22日、2018年11月6日)2019年8月7日)も出てきて、全員でことにあたる。あらー、仲がいい人を呼んだだけかもしれないが、エレクトリック・ベーシストが2人……。
1990年代にいろいろリーダー作も出し、若手ピカ一のジャズ・トランペッターなんても言われた御仁。病気とかもし、退場していた時期もあったようだが、素直に音楽に向き合っているという感想を得た。ファースト・ショウが終わったところで、移動。
▶︎過去の、五十嵐一生
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm オノセイゲン・アンサンブル
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-5.htm 本田珠也プラネットX
▶︎過去の、ケイコ・リー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
https://43142.diarynote.jp/201102091716363238/
▶過去の、TOKU
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-2.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-9.htm ロニー・プラキシコ
http://43142.diarynote.jp/200403101442170000/
http://43142.diarynote.jp/200602171950040000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20080819
http://43142.diarynote.jp/201103171354125352/
http://43142.diarynote.jp/201206210944302024/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130922
http://43142.diarynote.jp/201503211741478728/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150328
http://43142.diarynote.jp/?day=20160301
http://43142.diarynote.jp/201612171246253699/
https://43142.diarynote.jp/201804110754439999/
https://43142.diarynote.jp/201908080956036775/
▶過去の、日野賢二
http://43142.diarynote.jp/?day=20060109
http://43142.diarynote.jp/201107310727152406/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120324
https://43142.diarynote.jp/201404260858553785/
https://43142.diarynote.jp/201811071446015153/
▶︎過去の、石若駿
http://43142.diarynote.jp/201409291402101328/
http://43142.diarynote.jp/201607221000152412/
http://43142.diarynote.jp/201606281737237220/
http://43142.diarynote.jp/201609201052518160/
http://43142.diarynote.jp/?day=20170621
http://43142.diarynote.jp/201707130853185809/
https://43142.diarynote.jp/?day=20180404
https://43142.diarynote.jp/201901231045028294/
https://43142.diarynote.jp/201903171331065828/
https://43142.diarynote.jp/201911270846588562/
https://43142.diarynote.jp/201912161052582124/
人形町・元オムチャントーンで、エチオピアからやってきているハディンコのパフォーマンスを見る。彼は同国の伝統弦楽器であるマシンコを弾きなら、歌う。小さな会場だが、超満員。そして、すぐに日本に住むエチオピア人も集まっているというのを了解。
1本の弦を1本の弓で弾くマシンコはプラグドされているのだが、いい音だしていた。いろんな音も出していて、中国の胡弓を思わせるものから、ノコギリをギーコギーコやっているような太い濁音系のものまで、多彩。楽器の成り立ちや奏法はシンプルそうであり、それで幅の広い音を出すハディンコはすごいマスターなのだと思う。彼は、エチオピアの伝統楽器である細長い笛を吹いたりもした。その際、竹製で日本にも同様の伝統楽器があるよねと彼は言う。歌はアムハラ語で、MCは英語。いかにもナイス・ガイ臭のする彼は20代後半らしい。
彼はときにスマホをいじり、プリセットのビート音を出して、それに合わせて演奏し、歌う。歌声は太く、味あり。その際、リアーナだかの米国R&B曲もやったようだ。他はトラッドとかエチオピアの有名曲だかをやったろう(オリジナルもあったのかな?)が、その際の同胞の反応がすごい。一緒に歌ったり、アウアウアウアウという印象的な嬌声をあげたり。もう、ココハドコてな感興をごんごん覚えてしまった。
簡潔に書けば、エチオピアすごいっ。考えてみれば、ぼくはエチオピア人をシンガーに置く豪州のデレブ・ザ・アンバサダー(2013年9月7日、2018年10月21日)のような存在には触れているが、ちゃんとエチオピアに住むミュージシャンの実演には初めて触れるのではないか。エチオ歌謡というと日本の演歌との親和性が語られるが、彼は1曲日本の童謡(だったよな?)をやり、また沖縄民謡を思い出させるような曲も歌う。面白すぎる。ラスタ思想のコアでもあるし、エチオピア興味深すぎます。なにより、ライヴはすごい生理的に豊かで、超楽しかった!
▶︎過去の、デレブ・ザ・アンバサダー
http://43142.diarynote.jp/201309161507226186/
https://43142.diarynote.jp/201810221139492314/
<今日の、アフター>
終演後、お店に来ていたエチオ女性陣と少しお話する。日本人と結婚している人もいて、皆日本語はすらすら。そんなにこっちに住むエチオピア人は多くないと言っていたが、今エチオピア航空による直行便が週4便あるんだそう。ところで、初人形町駅下車であり、初めて行くお店。1階がバー・カウンターなどがり、2階ライヴやDJをやったりするようだ。レジデントDJのどいちゃんがドーナツ盤中心で回していてマル。帰りは、一本で帰れる水天宮駅へ。ここからタクシー帰りはちょいきつい。駅への広い道に提灯がずらりディスプレイされていた。
まず、プリセットのキーボード音を流して、1人で演奏。彼は、青色が入ったトランペットを吹く。一時のマイルス・デイヴィスは紅色のトランペットを吹いていたが(同じメイカーのもの?)、マイルスを好きなんだろうなという無形の何かを彼の演奏は抱える。その後、後藤が出てきて、「ノルウェーの森」をデュオで演奏。吹く口、いい感じ。そして、ケイコ・リー(1999年8月29日、2011年1月31日)が出てきてトリオで、「ナイト・アンド・デイ」。演目はスタンダード中心。4曲めには、在日豪州人のホロウベクと石若(2014年9月26日、2016年6月27日、2016年7月21日、2016年9月4日、2017年6月21日、2017年7月12日、2019年1月21日、2019年3月16日、2019年11月26日、2019年12月14日)が加わる。次の曲で、さらにTOKU(2000年2月25日、2001年9月6日、2004年3月10日、2006年2月16日、2008年8月19日、2011年3月16日、2012年6月19日、2013年9月22日、 2014年2月5日、2015年3月19日、2015年3月28日、2016年3月1日、2016年12月12日)とJINO(2006年1月9日、2011年7月25日、2012年3月24日、2014年4月22日、2018年11月6日)2019年8月7日)も出てきて、全員でことにあたる。あらー、仲がいい人を呼んだだけかもしれないが、エレクトリック・ベーシストが2人……。
1990年代にいろいろリーダー作も出し、若手ピカ一のジャズ・トランペッターなんても言われた御仁。病気とかもし、退場していた時期もあったようだが、素直に音楽に向き合っているという感想を得た。ファースト・ショウが終わったところで、移動。
▶︎過去の、五十嵐一生
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm オノセイゲン・アンサンブル
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-5.htm 本田珠也プラネットX
▶︎過去の、ケイコ・リー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
https://43142.diarynote.jp/201102091716363238/
▶過去の、TOKU
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-2.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-9.htm ロニー・プラキシコ
http://43142.diarynote.jp/200403101442170000/
http://43142.diarynote.jp/200602171950040000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20080819
http://43142.diarynote.jp/201103171354125352/
http://43142.diarynote.jp/201206210944302024/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130922
http://43142.diarynote.jp/201503211741478728/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150328
http://43142.diarynote.jp/?day=20160301
http://43142.diarynote.jp/201612171246253699/
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https://43142.diarynote.jp/201908080956036775/
▶過去の、日野賢二
http://43142.diarynote.jp/?day=20060109
http://43142.diarynote.jp/201107310727152406/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120324
https://43142.diarynote.jp/201404260858553785/
https://43142.diarynote.jp/201811071446015153/
▶︎過去の、石若駿
http://43142.diarynote.jp/201409291402101328/
http://43142.diarynote.jp/201607221000152412/
http://43142.diarynote.jp/201606281737237220/
http://43142.diarynote.jp/201609201052518160/
http://43142.diarynote.jp/?day=20170621
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https://43142.diarynote.jp/201903171331065828/
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https://43142.diarynote.jp/201912161052582124/
人形町・元オムチャントーンで、エチオピアからやってきているハディンコのパフォーマンスを見る。彼は同国の伝統弦楽器であるマシンコを弾きなら、歌う。小さな会場だが、超満員。そして、すぐに日本に住むエチオピア人も集まっているというのを了解。
1本の弦を1本の弓で弾くマシンコはプラグドされているのだが、いい音だしていた。いろんな音も出していて、中国の胡弓を思わせるものから、ノコギリをギーコギーコやっているような太い濁音系のものまで、多彩。楽器の成り立ちや奏法はシンプルそうであり、それで幅の広い音を出すハディンコはすごいマスターなのだと思う。彼は、エチオピアの伝統楽器である細長い笛を吹いたりもした。その際、竹製で日本にも同様の伝統楽器があるよねと彼は言う。歌はアムハラ語で、MCは英語。いかにもナイス・ガイ臭のする彼は20代後半らしい。
彼はときにスマホをいじり、プリセットのビート音を出して、それに合わせて演奏し、歌う。歌声は太く、味あり。その際、リアーナだかの米国R&B曲もやったようだ。他はトラッドとかエチオピアの有名曲だかをやったろう(オリジナルもあったのかな?)が、その際の同胞の反応がすごい。一緒に歌ったり、アウアウアウアウという印象的な嬌声をあげたり。もう、ココハドコてな感興をごんごん覚えてしまった。
簡潔に書けば、エチオピアすごいっ。考えてみれば、ぼくはエチオピア人をシンガーに置く豪州のデレブ・ザ・アンバサダー(2013年9月7日、2018年10月21日)のような存在には触れているが、ちゃんとエチオピアに住むミュージシャンの実演には初めて触れるのではないか。エチオ歌謡というと日本の演歌との親和性が語られるが、彼は1曲日本の童謡(だったよな?)をやり、また沖縄民謡を思い出させるような曲も歌う。面白すぎる。ラスタ思想のコアでもあるし、エチオピア興味深すぎます。なにより、ライヴはすごい生理的に豊かで、超楽しかった!
▶︎過去の、デレブ・ザ・アンバサダー
http://43142.diarynote.jp/201309161507226186/
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<今日の、アフター>
終演後、お店に来ていたエチオ女性陣と少しお話する。日本人と結婚している人もいて、皆日本語はすらすら。そんなにこっちに住むエチオピア人は多くないと言っていたが、今エチオピア航空による直行便が週4便あるんだそう。ところで、初人形町駅下車であり、初めて行くお店。1階がバー・カウンターなどがり、2階ライヴやDJをやったりするようだ。レジデントDJのどいちゃんがドーナツ盤中心で回していてマル。帰りは、一本で帰れる水天宮駅へ。ここからタクシー帰りはちょいきつい。駅への広い道に提灯がずらりディスプレイされていた。
レイ・パーカーJr. &レイディオ
2020年1月16日 音楽 けっこうゆるい感じで進められているのに、途中から下のフロアの客が次々に立つ。それ、「ア・ウーマン・ニーズ・ラヴ」をはじめ曲のパワーですね。間違いなくギターの名手であるとともに、秀でたソングライターやプロデューサーでもある彼のワーキング・グループのショウは、鉄板な感じで進められた。六本木・ビルボードライブ東京、ファースト・ショウ。
歌とギターのレイ・パーカー Jr. (2005年3月8日、2011年5月17日、2012年9月8日、2018年3月28日)に加え、歌とパーカッションのアーネル・カーマイケル 、鍵盤のマイク・ローガン、歌と鍵盤のドミニク・トニー、アルト・サックスやフルートや鍵盤のチャールズ・グリーン、ギターのロブ・ベイコン、ベースのレディー・フレディー ・ワシントン、ドラムのドネル・スペンサー Jr. 。カーマイケル、トニー、グリーン、ワシントン、スペンサーJr.は、前回のザ・レイディオ公演にも同行。今回一緒に来るのがうれしいロブ・ベイコン(2012年12月9日、2014年9月6日、2014年9月10日)は右利きだが、ネックを左利き用のそれに代えている。それもまた、ジミ・ヘンドリックス憧憬の表れですね。ヘンドリックス調の演奏はしなかったが、硬軟併せ持つ彼のギター演奏はさすがなり。いいギタリストは良いギタリストを知る、ですね。
余裕たっぷり。そうかと頷いてしまったのは、メンバーたちそれぞれにスポットを当てるパートを設けていたこと。リズム・セクションにもそれぞれソロの演奏パートを設け、アルト・サックス奏者をフィーチャーするパートでは、JBの「パス・ザ・ピース」とパーラメントの「P-ファンク(ウォンツ・トゥ・ゲット・ファンクド・アップ)」も繰り出される。その際、メンバーが携帯のライトをかざし、一部の客はお返しもする。わあ、「フラッシュライト」(ファンカデリックの大ヒット曲)合戦? 自分のヒット曲もファンク偉人の曲群もみな大きな輪っかのなかにあるフリカン・アメリカンの誇るべきレガシーなり。なんか、そんな思いをぼくはばっちり受けてしまい、その山ほどの娯楽性を抱えたショウにある本意に頷いてしまった。毎日新聞25日夕刊に、この晩の公演評が出ます。
▶︎過去の、レイ・パーカーJr.
http://43142.diarynote.jp/200503120546520000/
http://43142.diarynote.jp/201105181052427410/
http://43142.diarynote.jp/201209191209186663/ ジョー・サンプル&ザ・クリオール・ジョー・バンド
https://43142.diarynote.jp/201803290839504415/
▶過去の、ロブ・ベイコン
http://43142.diarynote.jp/?day=20121209
http://43142.diarynote.jp/201409100929108025/
https://43142.diarynote.jp/201409111424501752/
https://43142.diarynote.jp/201409111424501752/
<今日の、その後>
ライヴを見た後に、昨年転職し六本木に職場が変わった知人と会う。<あるある、転職こんなじゃずじゃなかった>がサカナ? それで、少しでも気が紛れれば←と、いい子ぶりっこ。いいところで移動し河岸を代えたら、行った先に知り合いが2組。1人はヘタすると15年ぶりぐらい? なんか世界が狭い感じもしちゃうが、こういうヤアヤアがずっとできるといいな。
歌とギターのレイ・パーカー Jr. (2005年3月8日、2011年5月17日、2012年9月8日、2018年3月28日)に加え、歌とパーカッションのアーネル・カーマイケル 、鍵盤のマイク・ローガン、歌と鍵盤のドミニク・トニー、アルト・サックスやフルートや鍵盤のチャールズ・グリーン、ギターのロブ・ベイコン、ベースのレディー・フレディー ・ワシントン、ドラムのドネル・スペンサー Jr. 。カーマイケル、トニー、グリーン、ワシントン、スペンサーJr.は、前回のザ・レイディオ公演にも同行。今回一緒に来るのがうれしいロブ・ベイコン(2012年12月9日、2014年9月6日、2014年9月10日)は右利きだが、ネックを左利き用のそれに代えている。それもまた、ジミ・ヘンドリックス憧憬の表れですね。ヘンドリックス調の演奏はしなかったが、硬軟併せ持つ彼のギター演奏はさすがなり。いいギタリストは良いギタリストを知る、ですね。
余裕たっぷり。そうかと頷いてしまったのは、メンバーたちそれぞれにスポットを当てるパートを設けていたこと。リズム・セクションにもそれぞれソロの演奏パートを設け、アルト・サックス奏者をフィーチャーするパートでは、JBの「パス・ザ・ピース」とパーラメントの「P-ファンク(ウォンツ・トゥ・ゲット・ファンクド・アップ)」も繰り出される。その際、メンバーが携帯のライトをかざし、一部の客はお返しもする。わあ、「フラッシュライト」(ファンカデリックの大ヒット曲)合戦? 自分のヒット曲もファンク偉人の曲群もみな大きな輪っかのなかにあるフリカン・アメリカンの誇るべきレガシーなり。なんか、そんな思いをぼくはばっちり受けてしまい、その山ほどの娯楽性を抱えたショウにある本意に頷いてしまった。毎日新聞25日夕刊に、この晩の公演評が出ます。
▶︎過去の、レイ・パーカーJr.
http://43142.diarynote.jp/200503120546520000/
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http://43142.diarynote.jp/201209191209186663/ ジョー・サンプル&ザ・クリオール・ジョー・バンド
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▶過去の、ロブ・ベイコン
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<今日の、その後>
ライヴを見た後に、昨年転職し六本木に職場が変わった知人と会う。<あるある、転職こんなじゃずじゃなかった>がサカナ? それで、少しでも気が紛れれば←と、いい子ぶりっこ。いいところで移動し河岸を代えたら、行った先に知り合いが2組。1人はヘタすると15年ぶりぐらい? なんか世界が狭い感じもしちゃうが、こういうヤアヤアがずっとできるといいな。
Heartful★Funks
2020年1月15日 音楽 秋葉原・クラブグッドマンに行き、大阪のソウル・バンドのHeartful★Funksを見る。ヴォーカル、ギター、ベース、ドラム、パーカッション、そしてサポートのキーボードという布陣。本当はアルト・サックス奏者もメンバーにいるが、今回の東京遠征は欠席とのこと。
オーダーメイドの、オフではよほどスカしていないと着ることができないだろうスーツ(ピンプ風ともいう?)をそれぞれ別デザインで着ていたりして、つかみはOK。ぼくはファンクはある意味ヤクザで人でなしが音楽に向かうときだけ一気に正のヴェクトルを得る表現だと思っているので、ハートフルであることを謳う必要はないと思うが、さすがそれをバンド名に出すだけあって“音楽への純情”をすうっと出す連中だな。チームワークも良さそう。
面々は、テンダーな情緒を抱える曲を基本やる。出て間もない最新EP「WONDERLAND」(URBAN RENEWAL URHF-1001)の2曲はともにE.W.&F. (2006年1月19日、2012年5月17 日)のメロディアス曲のノリを自分たちの領域に持ってこようとする意思をたたえていますね。1曲はアース的パヤパヤ調のコーラスも入っており、それはショウのときも耳に残った。ともあれ、シンガーの声質もダーティではなくメロウ目なのでその指針はあっているし、それは他の同型バンドとの差別化を図れるはず。とかなんとか、曲作りは確か。パーカッション奏者もいるので1曲はワシントン・ゴー・ゴーふうにうねる曲もやり、ずっと刻み中心だったギタリストがソロをとった曲はほんのりP-ファンク的に広がる箇所もあった。
▶過去の、E.W.&.F.関連
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-10.htm フィリップ・ベイリー
http://43142.diarynote.jp/200601271855390000/ E.W.&.F.
http://43142.diarynote.jp/200803051002560000/ モーリス・プレジャー
http://43142.diarynote.jp/200804030045430000/ アル・マッケイ
http://43142.diarynote.jp/200910021138591223/ ラリー・ダン シェルドン・レイノルズ
http://43142.diarynote.jp/201011140051119042/ フィリップ・ベイリー モーリス・プレジャー
http://43142.diarynote.jp/201109171048385669/ アル・マッケイ
http://43142.diarynote.jp/201207031311348277/ モーリス・プレジャー
http://43142.diarynote.jp/201209191235365909/ アル・マッケイ
http://43142.diarynote.jp/201301051329276221/ アル・マッケイ
http://43142.diarynote.jp/201205301252113538/ E.W.&.F.
http://43142.diarynote.jp/201412011305372891/ アル・マッケイ
https://43142.diarynote.jp/201602290953239524/ アル・マッケイ
<今日の、あらー>
岩本町駅からグッドマンに向かう際、コンビニ前で外飲みする集団あり。寒いのに元気だなーと思いつつ、すれ違いかけたら1人から声をかけられる。お、旧知のキーボードのおねいちゃんじゃないか。聞けば、先にグッドマンに出演し和んでいるのだそう。そういう、予期せぬ邂逅って好き。この日は、4バンドの出演であったのか。
オーダーメイドの、オフではよほどスカしていないと着ることができないだろうスーツ(ピンプ風ともいう?)をそれぞれ別デザインで着ていたりして、つかみはOK。ぼくはファンクはある意味ヤクザで人でなしが音楽に向かうときだけ一気に正のヴェクトルを得る表現だと思っているので、ハートフルであることを謳う必要はないと思うが、さすがそれをバンド名に出すだけあって“音楽への純情”をすうっと出す連中だな。チームワークも良さそう。
面々は、テンダーな情緒を抱える曲を基本やる。出て間もない最新EP「WONDERLAND」(URBAN RENEWAL URHF-1001)の2曲はともにE.W.&F. (2006年1月19日、2012年5月17 日)のメロディアス曲のノリを自分たちの領域に持ってこようとする意思をたたえていますね。1曲はアース的パヤパヤ調のコーラスも入っており、それはショウのときも耳に残った。ともあれ、シンガーの声質もダーティではなくメロウ目なのでその指針はあっているし、それは他の同型バンドとの差別化を図れるはず。とかなんとか、曲作りは確か。パーカッション奏者もいるので1曲はワシントン・ゴー・ゴーふうにうねる曲もやり、ずっと刻み中心だったギタリストがソロをとった曲はほんのりP-ファンク的に広がる箇所もあった。
▶過去の、E.W.&.F.関連
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-10.htm フィリップ・ベイリー
http://43142.diarynote.jp/200601271855390000/ E.W.&.F.
http://43142.diarynote.jp/200803051002560000/ モーリス・プレジャー
http://43142.diarynote.jp/200804030045430000/ アル・マッケイ
http://43142.diarynote.jp/200910021138591223/ ラリー・ダン シェルドン・レイノルズ
http://43142.diarynote.jp/201011140051119042/ フィリップ・ベイリー モーリス・プレジャー
http://43142.diarynote.jp/201109171048385669/ アル・マッケイ
http://43142.diarynote.jp/201207031311348277/ モーリス・プレジャー
http://43142.diarynote.jp/201209191235365909/ アル・マッケイ
http://43142.diarynote.jp/201301051329276221/ アル・マッケイ
http://43142.diarynote.jp/201205301252113538/ E.W.&.F.
http://43142.diarynote.jp/201412011305372891/ アル・マッケイ
https://43142.diarynote.jp/201602290953239524/ アル・マッケイ
<今日の、あらー>
岩本町駅からグッドマンに向かう際、コンビニ前で外飲みする集団あり。寒いのに元気だなーと思いつつ、すれ違いかけたら1人から声をかけられる。お、旧知のキーボードのおねいちゃんじゃないか。聞けば、先にグッドマンに出演し和んでいるのだそう。そういう、予期せぬ邂逅って好き。この日は、4バンドの出演であったのか。
ジェイソン・イズベル。田村夏樹、藤井郷子「あれもこれも」
2020年1月13日 音楽 夫婦による出し物を、二つはしごする。
まず、ビルボードライブ東京(ファースト・ショウ)で、サザン・ロック/オルタナ・カントリー傾向にあるシンガー・ソングライターのジェイソン・イズベルを見る。かつては、南部ロック・バンドのドライヴ・バイ・タッカーズのメンバーでもありましたね。通常は自己バンドであるザ・400ユニットとともに活動しているが、今回の初来日公演は奥さんで、ザ・400ユニットの構成員でもあるシンガー/フィドラーのアマンダ・シャイアズとのデュオによる。彼女、個人アーティストとしてもBMG他から何作もリーダー作を出している。
まっすぐ、朗々。アコースティック・ギターをつま弾きながら歌うイズベルを、シャイアズが過不足なくコーラスと合いの手音を加える。息の合い方はぴったり、2人はかなり仲が良さそうだった。南部生まれ〜育ちではあるが、イズベルはそれほどアーシーさを聞く者に与えず。かといって、カントリー臭もあまり感じさせず、奥行きあるニュートラルな“アメリカ歌い”という像をぼくは受けた。グラミー賞を何度か受けている彼の米国での人気はそういう部分もプラスに働いているのかなとも、ふと思う。
途中で1曲、シャイアズがリード・ヴォーカルを取る。うわあ、巧みなコーラスとはまた別の陰影を帯びた堂々の歌唱。ニコっとなれた。
その後は、新宿ピットインへ。わあ、こんなに笑ったライヴも久しぶりのような。
新春恒例の、田村夏樹(1999年8月16日、2000年6月2日、2000年10月1日、2002年8月5日、2003年1月21日、2003年4月7日、2004年7月27日、2010年8月6日、2012年7月1日、2005年2月10日、2005年11月28日、2005年12月11日、2006年7月3日、2008年8月24日、2008年12月17日、2010年1月9日、2010年6月7日、2016年1月28日、2017年1月9日、2017年9月13日、2018年1月8日、2019年1月13日、2019年3月22日) と藤井郷子(1999年8月16日、2000年6月2日、2000年10月1日、2002年8月5日、2003年1月21日、2003年4月7日、2004年7月27日、2005年2月10日、2005年11月28日、2005年12月11日、2006年7月3日、2008年8月24日、2008年12月17日、2010年1月9日、2010年6月7日、2010年8月6日、2012年7月1日、2016年1月28日、2017年1月9日、2017年9月13日、2018年1月8日、2019年1月13日、2019年1月13日、2019年6月29日、2019年12月20日 )夫妻とその周辺にいる冒険ゴコロに富む人たちの、昼の部/夜の部を通す酔狂公演に行く。今年は、夜のほうの2部だけを見る。
最初の出し物は、トランペットの田村夏樹とピアノの藤井郷子とヴァイオリンの太田惠資(2001年3月24日、2003年5月22日、2004年10月10日、2005年2月19日、2016年9月27日、2018年7月7日、2019年10月16日)とドラムの本田珠也(2000年5月9日、2002年9月22日、2003年6月10日、2004年10月13日、2007年12月4日、2011年5月5日、2012年7月16日、2013年7月27日、2015年5月20日、2018年1月19日、2018年4月7日、2019年3月29日、2019年7月16日、2018年9月30日)という編成による。40分ぐらいのやつを一発。そして、短めのをもう1曲。どちらにせよ、多少の口頭での意思統一はあったのかもしれないが、フリー・フォームな1発もの。
驚いたのは、田村夏樹がけっこう肉声を出していたこと。あんなにヴォイス・パフォーマンスを見せる彼は初めて接するような。1曲目が終わり男性陣はこれでお終いにしていいかと思ったようだが、藤井の希望でもう1曲やる。バラードをやりますと藤井が言ってしっとり弾きだしたのは、スタンダードの「ミスティ」。ただし、断続的に異物演奏をインサート。そのまま「ミスティ」基調で丁々発止していくのかと思ったら、太田や田村が他の有名目のしっとり曲を入れて、演奏は動いていった。
休憩を挟んだあとは、先ほどの4人に、テルミンとヴォイスの巻上公一(2004年11月6日、2013年8月11日、2015年9月28日、2016年7月12日、2017年9月13日、2018年1月8日)、テナー・サックスの広瀬淳二(2018年1月8日)、琵琶の与之乃、エレクトリック・ベースのナスノミツル(2002年1月5日、2005年9月6日、2007年4月21日、2007年6月3日、2014年9月7日、2018年1月8日)、ドラムの吉田達也(2006年1月21日、2013年2月11日、2019年7月16日)と井谷享志(2017年1月9日、2018年1月8日、2019年1月13日)が加わる。おお、3ドラム編成じゃ。
こちらは、田村はトランペットを吹かず、指揮=交通整理役に徹する。みんな譜面を置いていて、まず複雑なテーマを演奏する(途中にも、譜面ありきの全体演奏をしたときが1度)のだが、すぐに自由演奏。で、そこからが田村の腕の見せどころ、次々にパフォーマーを指名する。1人パートが次々に披露されたり、誰かと誰かが一緒にやったり、全員で音を出したり、キブン一発。もういろんな組み合わせで、場は回る。で、はちゃめちゃな歌パートの部分が結構あり、その様がとっても笑いを誘った。
ナスノと田村以外は、皆んな肉声を出した。巻上や太田主導で、なんちゃってワールド・ミュージック合戦という趣があった場合もあり。ホーミィが得意な巻上に太田がホーミィ調で歌い出して挑む場面もあり。あるときは、(肉声を出す予定がなかった?)井谷も場につられて声を出し始めたら、それを目ざとく田村が察知して突然彼単独のディクションを出し、井谷は「調子に乗ってしまいましたあ」とほうほうの体で歌う。また、皆んなで肉声を出し合っていた際に演奏を止め、田村は唐突に本田に肉声を出すことを促す。すると、本田は指名に困惑しつつも、アフリカ、アフリカと息絶え絶え調で繰り返す。そして、その際、誰かがその様を受けて「こんな子に育てた覚えはない」と合いの手を入れる。もう、笑いまくるしかないじゃないか。
こちらも一本長尺もので、1時間弱の演奏。すぐにアンコールを求める拍手が上がった。田村は今のと同じ演奏をまたやるぞと言って笑いを誘ったあと、(本田)珠也が「アフリカ」をやりますと無茶振り。で、情けなく本田は、「ア、フ、リ、カ」と言う。一番最後の、「カ」の部分は他の人も発声。バカですねえ、大人の研ぎ澄まされた演奏家は。それにて、幕!
▶過去の田村夏樹
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-6.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-1.htm 藤井4
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-4.htm 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200407271618520000/ 藤井3+1
http://43142.diarynote.jp/?day=20040820 板橋オーケストラ
http://43142.diarynote.jp/200410162220330000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20050210 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200512020244540000/ ザ・レイモンド・マクドナルド・トウキョウ・インプロヴァイザーズ・オーケストラ
http://43142.diarynote.jp/200512140951100000/ エリオット・シャープ
http://43142.diarynote.jp/?day=20060703 藤井オーケストラ名古屋/同東京
http://43142.diarynote.jp/?day=20080824 レイモンド・マクドナルド・インターナショナル・ビッグ・バンド
http://43142.diarynote.jp/200812281445103402/ 藤井4
http://43142.diarynote.jp/201001101203088126/ ガトー・リブレ、ファースト・ミーティング、ma-do、オーケストラ東京
http://43142.diarynote.jp/?day=20100607 ファースト・ミーティング
http://43142.diarynote.jp/201601301017037781/ KAZE
http://43142.diarynote.jp/201701101136544400/ Quartet Maho。Maho、 Satoko Fujii Orchestra Tokyo、Tobira―one、Satoko Fujii Quartet
http://43142.diarynote.jp/201709141146381271/ 藤井オーケストラ東京
https://43142.diarynote.jp/201801100512178732/ あれもこれも
https://43142.diarynote.jp/201901141236416025/ あれもこれも
https://43142.diarynote.jp/201903231350548821/ モリイクエ
▶過去の、藤井郷子
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-6.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-1.htm 藤井4
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-4.htm 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200407271618520000/ 藤井3+1
http://43142.diarynote.jp/?day=20050210 田村カルテット
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https://43142.diarynote.jp/201801100512178732/ あれもこれも
https://43142.diarynote.jp/201901141236416025/ あれもこれも
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https://43142.diarynote.jp/201906280923527705/ 2019年ダウンビート誌クリティクス・ポール
https://43142.diarynote.jp/201906301115529387/ +齊藤貿子
https://43142.diarynote.jp/201912220907352341/ 藤井東京トリオ
▶︎過去の、太田恵資
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-3.htm シカラムータ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm ハシケン
http://43142.diarynote.jp/?day=20041010
http://43142.diarynote.jp/200502232040290000/
http://43142.diarynote.jp/201610100849458472/
https://43142.diarynote.jp/201807080932266789/
https://43142.diarynote.jp/201910170731042901/
▶過去の、本田珠也
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-5.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm 菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm 菊地雅章
http://43142.diarynote.jp/200410162306570000/
http://43142.diarynote.jp/200712151621260000/
http://43142.diarynote.jp/201105101010399933/
http://43142.diarynote.jp/201207180824136323/
http://43142.diarynote.jp/201307291053021427/
http://43142.diarynote.jp/201505211022511238/
http://43142.diarynote.jp/201801200930278094/
https://43142.diarynote.jp/201804081516393408/
https://43142.diarynote.jp/201903301004154036/
https://43142.diarynote.jp/201907180809371988/
▶︎過去の、巻上公一
http://43142.diarynote.jp/200411071407550000/
http://43142.diarynote.jp/201308130851402454/
http://43142.diarynote.jp/201510021143165760/
http://43142.diarynote.jp/201709141146381271/
https://43142.diarynote.jp/201810031028426328/
▶︎過去の、広瀬淳二
https://43142.diarynote.jp/201801100512178732/
▶過去の、ナスノミツル
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.ht
http://43142.diarynote.jp/?day=20050906
http://43142.diarynote.jp/200704251227010000/
http://43142.diarynote.jp/200706061351450000/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/
https://43142.diarynote.jp/201801100512178732/
▶︎過去の、吉田達也
http://43142.diarynote.jp/200601271857530000/
http://43142.diarynote.jp/201302181123344904/
https://43142.diarynote.jp/201907180809371988/
▶︎過去の、井谷享志
http://43142.diarynote.jp/201701101136544400/
https://43142.diarynote.jp/201801100512178732/
https://43142.diarynote.jp/201901141236416025/
<今日の、定義>
ビルボードライブのほう、シャイアズの発言を受けて、イズベルがヴァイオリンとフォドルの違いを言う。けど、聞き取れず。なんか彼のMC、訛っている感じもないのに普段以上に分かりづらく感じた。悲しいのお。ピッチが甘くてもグルーヴがあれば許されるのがフィドルで、ピッチが悪いときついのがヴァイオリンと、ぼくは解釈しております。
まず、ビルボードライブ東京(ファースト・ショウ)で、サザン・ロック/オルタナ・カントリー傾向にあるシンガー・ソングライターのジェイソン・イズベルを見る。かつては、南部ロック・バンドのドライヴ・バイ・タッカーズのメンバーでもありましたね。通常は自己バンドであるザ・400ユニットとともに活動しているが、今回の初来日公演は奥さんで、ザ・400ユニットの構成員でもあるシンガー/フィドラーのアマンダ・シャイアズとのデュオによる。彼女、個人アーティストとしてもBMG他から何作もリーダー作を出している。
まっすぐ、朗々。アコースティック・ギターをつま弾きながら歌うイズベルを、シャイアズが過不足なくコーラスと合いの手音を加える。息の合い方はぴったり、2人はかなり仲が良さそうだった。南部生まれ〜育ちではあるが、イズベルはそれほどアーシーさを聞く者に与えず。かといって、カントリー臭もあまり感じさせず、奥行きあるニュートラルな“アメリカ歌い”という像をぼくは受けた。グラミー賞を何度か受けている彼の米国での人気はそういう部分もプラスに働いているのかなとも、ふと思う。
途中で1曲、シャイアズがリード・ヴォーカルを取る。うわあ、巧みなコーラスとはまた別の陰影を帯びた堂々の歌唱。ニコっとなれた。
その後は、新宿ピットインへ。わあ、こんなに笑ったライヴも久しぶりのような。
新春恒例の、田村夏樹(1999年8月16日、2000年6月2日、2000年10月1日、2002年8月5日、2003年1月21日、2003年4月7日、2004年7月27日、2010年8月6日、2012年7月1日、2005年2月10日、2005年11月28日、2005年12月11日、2006年7月3日、2008年8月24日、2008年12月17日、2010年1月9日、2010年6月7日、2016年1月28日、2017年1月9日、2017年9月13日、2018年1月8日、2019年1月13日、2019年3月22日) と藤井郷子(1999年8月16日、2000年6月2日、2000年10月1日、2002年8月5日、2003年1月21日、2003年4月7日、2004年7月27日、2005年2月10日、2005年11月28日、2005年12月11日、2006年7月3日、2008年8月24日、2008年12月17日、2010年1月9日、2010年6月7日、2010年8月6日、2012年7月1日、2016年1月28日、2017年1月9日、2017年9月13日、2018年1月8日、2019年1月13日、2019年1月13日、2019年6月29日、2019年12月20日 )夫妻とその周辺にいる冒険ゴコロに富む人たちの、昼の部/夜の部を通す酔狂公演に行く。今年は、夜のほうの2部だけを見る。
最初の出し物は、トランペットの田村夏樹とピアノの藤井郷子とヴァイオリンの太田惠資(2001年3月24日、2003年5月22日、2004年10月10日、2005年2月19日、2016年9月27日、2018年7月7日、2019年10月16日)とドラムの本田珠也(2000年5月9日、2002年9月22日、2003年6月10日、2004年10月13日、2007年12月4日、2011年5月5日、2012年7月16日、2013年7月27日、2015年5月20日、2018年1月19日、2018年4月7日、2019年3月29日、2019年7月16日、2018年9月30日)という編成による。40分ぐらいのやつを一発。そして、短めのをもう1曲。どちらにせよ、多少の口頭での意思統一はあったのかもしれないが、フリー・フォームな1発もの。
驚いたのは、田村夏樹がけっこう肉声を出していたこと。あんなにヴォイス・パフォーマンスを見せる彼は初めて接するような。1曲目が終わり男性陣はこれでお終いにしていいかと思ったようだが、藤井の希望でもう1曲やる。バラードをやりますと藤井が言ってしっとり弾きだしたのは、スタンダードの「ミスティ」。ただし、断続的に異物演奏をインサート。そのまま「ミスティ」基調で丁々発止していくのかと思ったら、太田や田村が他の有名目のしっとり曲を入れて、演奏は動いていった。
休憩を挟んだあとは、先ほどの4人に、テルミンとヴォイスの巻上公一(2004年11月6日、2013年8月11日、2015年9月28日、2016年7月12日、2017年9月13日、2018年1月8日)、テナー・サックスの広瀬淳二(2018年1月8日)、琵琶の与之乃、エレクトリック・ベースのナスノミツル(2002年1月5日、2005年9月6日、2007年4月21日、2007年6月3日、2014年9月7日、2018年1月8日)、ドラムの吉田達也(2006年1月21日、2013年2月11日、2019年7月16日)と井谷享志(2017年1月9日、2018年1月8日、2019年1月13日)が加わる。おお、3ドラム編成じゃ。
こちらは、田村はトランペットを吹かず、指揮=交通整理役に徹する。みんな譜面を置いていて、まず複雑なテーマを演奏する(途中にも、譜面ありきの全体演奏をしたときが1度)のだが、すぐに自由演奏。で、そこからが田村の腕の見せどころ、次々にパフォーマーを指名する。1人パートが次々に披露されたり、誰かと誰かが一緒にやったり、全員で音を出したり、キブン一発。もういろんな組み合わせで、場は回る。で、はちゃめちゃな歌パートの部分が結構あり、その様がとっても笑いを誘った。
ナスノと田村以外は、皆んな肉声を出した。巻上や太田主導で、なんちゃってワールド・ミュージック合戦という趣があった場合もあり。ホーミィが得意な巻上に太田がホーミィ調で歌い出して挑む場面もあり。あるときは、(肉声を出す予定がなかった?)井谷も場につられて声を出し始めたら、それを目ざとく田村が察知して突然彼単独のディクションを出し、井谷は「調子に乗ってしまいましたあ」とほうほうの体で歌う。また、皆んなで肉声を出し合っていた際に演奏を止め、田村は唐突に本田に肉声を出すことを促す。すると、本田は指名に困惑しつつも、アフリカ、アフリカと息絶え絶え調で繰り返す。そして、その際、誰かがその様を受けて「こんな子に育てた覚えはない」と合いの手を入れる。もう、笑いまくるしかないじゃないか。
こちらも一本長尺もので、1時間弱の演奏。すぐにアンコールを求める拍手が上がった。田村は今のと同じ演奏をまたやるぞと言って笑いを誘ったあと、(本田)珠也が「アフリカ」をやりますと無茶振り。で、情けなく本田は、「ア、フ、リ、カ」と言う。一番最後の、「カ」の部分は他の人も発声。バカですねえ、大人の研ぎ澄まされた演奏家は。それにて、幕!
▶過去の田村夏樹
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-6.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-1.htm 藤井4
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-4.htm 田村カルテット
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http://43142.diarynote.jp/?day=20040820 板橋オーケストラ
http://43142.diarynote.jp/200410162220330000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20050210 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200512020244540000/ ザ・レイモンド・マクドナルド・トウキョウ・インプロヴァイザーズ・オーケストラ
http://43142.diarynote.jp/200512140951100000/ エリオット・シャープ
http://43142.diarynote.jp/?day=20060703 藤井オーケストラ名古屋/同東京
http://43142.diarynote.jp/?day=20080824 レイモンド・マクドナルド・インターナショナル・ビッグ・バンド
http://43142.diarynote.jp/200812281445103402/ 藤井4
http://43142.diarynote.jp/201001101203088126/ ガトー・リブレ、ファースト・ミーティング、ma-do、オーケストラ東京
http://43142.diarynote.jp/?day=20100607 ファースト・ミーティング
http://43142.diarynote.jp/201601301017037781/ KAZE
http://43142.diarynote.jp/201701101136544400/ Quartet Maho。Maho、 Satoko Fujii Orchestra Tokyo、Tobira―one、Satoko Fujii Quartet
http://43142.diarynote.jp/201709141146381271/ 藤井オーケストラ東京
https://43142.diarynote.jp/201801100512178732/ あれもこれも
https://43142.diarynote.jp/201901141236416025/ あれもこれも
https://43142.diarynote.jp/201903231350548821/ モリイクエ
▶過去の、藤井郷子
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm 藤井カルテット
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https://43142.diarynote.jp/201906280923527705/ 2019年ダウンビート誌クリティクス・ポール
https://43142.diarynote.jp/201906301115529387/ +齊藤貿子
https://43142.diarynote.jp/201912220907352341/ 藤井東京トリオ
▶︎過去の、太田恵資
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-3.htm シカラムータ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm ハシケン
http://43142.diarynote.jp/?day=20041010
http://43142.diarynote.jp/200502232040290000/
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▶過去の、本田珠也
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-5.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm 菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm 菊地雅章
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▶︎過去の、広瀬淳二
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▶過去の、ナスノミツル
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<今日の、定義>
ビルボードライブのほう、シャイアズの発言を受けて、イズベルがヴァイオリンとフォドルの違いを言う。けど、聞き取れず。なんか彼のMC、訛っている感じもないのに普段以上に分かりづらく感じた。悲しいのお。ピッチが甘くてもグルーヴがあれば許されるのがフィドルで、ピッチが悪いときついのがヴァイオリンと、ぼくは解釈しております。
渋谷・ショーゲート試写室で、中国の長春を舞台にする〜アタマと最後には、ニューヨークの場面も入る〜2019年米国映画を見る。監督と脚本は6歳のときに中国から米国に渡ったという、女性監督のルル・ワン。ガンで余命まもない中国に住むおばあちゃんに親戚が一堂にかいするために、その1組の息子の結婚式を皆んなで集まる口実にしたという、実際に監督の身に起こったことをネタにしている。なんでも、中国ではいまだ当人に癌を告知しない習慣があるということが、そんな思いやりの虚偽慶事計画を生んだらしい。冒頭には、実際にあった嘘をベースにする、というクレジットが入る。
おばあちゃんにとっての孫となる主役(それは、監督の境遇が元になる)は、中国と韓国の両親を持つ米国人ラッパー/俳優のオークワフィナ。西欧的な価値観を持つ彼女はおばあちゃんに告知しないことを疑問に思って悩み、それは東洋と西洋の倫理観の違いを浮かび上がらせる。ラッパーとしてはビッチな表情を出しつつも、パっと見うだつの上がらない30歳の主人公役を無理なく演じた彼女は、この映画でゴールデングローヴ賞のミュージカル/コメディ部門の主演女優賞を獲得したという。ときにハスキーな低めの声は存在感があって、さすがラッパーですね。旧満州の首都であった長春は北朝鮮とロシアの間にある内陸の大都市ゆえにとっても寒そうだが、夏場の撮影のため、発展する希望に満ちた中国の地方都市という感じに映されている。同市の、実際の監督のおばあちゃんの家で撮影はなされたという。
音楽はアレックス・ウェストンというNY在住者がしているようだが、クラシカルなヴォーカルや弦音を介するものが多いが、クラシック系歌唱を使いたいというのはワン監督の意向であったよう。けっこう、音楽は映像にあっていて、それは冴えたディレクションと思う。結婚パーティで主人公と父親がカラオケで歌う「優しく歌って」(cf.ロバータ・フラック:2008年3月5日)のアレンジは脳みそとろけそう? エンドロールにはハリー・ニルソンのカヴァーでなにより知られるバッドフィンガーの「ウィズアウト・ユー」が流されるが、この非英語曲のヴァージョンは誰のものなんだろう? 日本は4月に公開となる。
▶︎過去の、ロバータ・フラック
https://43142.diarynote.jp/200803051002560000/
夜は、代官山・晴れたら空に豆まいて で、すんごく久しぶりにメタルチックスを見た。海外進出をたっぷりしているバッファーロー・ドーター(2002年1月13日、2003年11月8日、2006年6月22日、2015年7月30日、2016年9月1日)のギタリストのシュガー吉永とDMBQ(1999年8月31日)やOOIOO(2000年2月16日、2003年10月24日、2008年5月24日)のドラマーの吉村由加の2人によるユニット。昨年5月いらいのギグだそう。多くの場合、下敷き音の上で、ギター音とドラム音がじゃれる。吉永は部分的に詠唱したり、鍵盤ベースを弾く場合も。彼女、多くの曲でレスポールを弾いていたがボディが厚く、重たそうと見ていて思う。1曲目のピコピコ音に粗雑に楽器音を投げ出す曲が一番好みだった。ところどころ、吉村ってビル・ブラフォードが好きなのかなと思えた場合あり。そうか、MCによれば、彼女たちも50代なのか。
その後、トランペットとキーボードの中村卓也(2007年4月12日、2012年6月25日、2016年11月18日)と鍵盤や装置の外池満広のデュオのパフォーマンス。外池は日本屈指のレゲエ・ダブ・バンドのドライ&ヘヴィにいただけに、なるほどレゲエ・ビート基調のトラックが採用されるのか。堂にいったトラックのもと、ジャジー要素や飛躍要素が舞う。前半見て、次のお座敷に移動。
▶過去の、バッファロー・ドーター
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200606270001320000/
http://43142.diarynote.jp/201508051544452721/
https://43142.diarynote.jp/201609200958472477/
▶︎過去の、DNBQ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
▶︎過去の、OOIOO
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http://43142.diarynote.jp/200805281150320000/
▶︎過去の、中村卓也
https://43142.diarynote.jp/200704151310110000/
https://43142.diarynote.jp/201207031323242844/
https://43142.diarynote.jp/201611211530147646/
<今日の、なるほど>
“yoko ono-ing”って、知ってるけ? と、海外の知人からメール。へえ、降って湧いた英国王室の軋轢を語るさいに、ヨーコ・オノ(2009年1月21日)の名が出されているのか。ザ・ビートルズのファンを混乱に陥れたのは50年以上も前のことであり、ジョン・レノンが亡くなって40年もたとうとしているのに、いまだ彼女のご威光(?)ありということか。“ヨーコ・オノる”、すごいなあ。そういえば、友達の小野くんは海外の人からすぐに、小野洋子の名前を出されるとむかし言っていたことがあった。
▶︎過去の、ヨーコ・オノ関連
http://43142.diarynote.jp/200901221504141906/
http://43142.diarynote.jp/201105282358273180/ 映画やショーンへのインタヴュー抜粋
http://43142.diarynote.jp/201411101736494912/ ショーンのギグ
https://43142.diarynote.jp/201809121745334226/ ヨーコの新作
おばあちゃんにとっての孫となる主役(それは、監督の境遇が元になる)は、中国と韓国の両親を持つ米国人ラッパー/俳優のオークワフィナ。西欧的な価値観を持つ彼女はおばあちゃんに告知しないことを疑問に思って悩み、それは東洋と西洋の倫理観の違いを浮かび上がらせる。ラッパーとしてはビッチな表情を出しつつも、パっと見うだつの上がらない30歳の主人公役を無理なく演じた彼女は、この映画でゴールデングローヴ賞のミュージカル/コメディ部門の主演女優賞を獲得したという。ときにハスキーな低めの声は存在感があって、さすがラッパーですね。旧満州の首都であった長春は北朝鮮とロシアの間にある内陸の大都市ゆえにとっても寒そうだが、夏場の撮影のため、発展する希望に満ちた中国の地方都市という感じに映されている。同市の、実際の監督のおばあちゃんの家で撮影はなされたという。
音楽はアレックス・ウェストンというNY在住者がしているようだが、クラシカルなヴォーカルや弦音を介するものが多いが、クラシック系歌唱を使いたいというのはワン監督の意向であったよう。けっこう、音楽は映像にあっていて、それは冴えたディレクションと思う。結婚パーティで主人公と父親がカラオケで歌う「優しく歌って」(cf.ロバータ・フラック:2008年3月5日)のアレンジは脳みそとろけそう? エンドロールにはハリー・ニルソンのカヴァーでなにより知られるバッドフィンガーの「ウィズアウト・ユー」が流されるが、この非英語曲のヴァージョンは誰のものなんだろう? 日本は4月に公開となる。
▶︎過去の、ロバータ・フラック
https://43142.diarynote.jp/200803051002560000/
夜は、代官山・晴れたら空に豆まいて で、すんごく久しぶりにメタルチックスを見た。海外進出をたっぷりしているバッファーロー・ドーター(2002年1月13日、2003年11月8日、2006年6月22日、2015年7月30日、2016年9月1日)のギタリストのシュガー吉永とDMBQ(1999年8月31日)やOOIOO(2000年2月16日、2003年10月24日、2008年5月24日)のドラマーの吉村由加の2人によるユニット。昨年5月いらいのギグだそう。多くの場合、下敷き音の上で、ギター音とドラム音がじゃれる。吉永は部分的に詠唱したり、鍵盤ベースを弾く場合も。彼女、多くの曲でレスポールを弾いていたがボディが厚く、重たそうと見ていて思う。1曲目のピコピコ音に粗雑に楽器音を投げ出す曲が一番好みだった。ところどころ、吉村ってビル・ブラフォードが好きなのかなと思えた場合あり。そうか、MCによれば、彼女たちも50代なのか。
その後、トランペットとキーボードの中村卓也(2007年4月12日、2012年6月25日、2016年11月18日)と鍵盤や装置の外池満広のデュオのパフォーマンス。外池は日本屈指のレゲエ・ダブ・バンドのドライ&ヘヴィにいただけに、なるほどレゲエ・ビート基調のトラックが採用されるのか。堂にいったトラックのもと、ジャジー要素や飛躍要素が舞う。前半見て、次のお座敷に移動。
▶過去の、バッファロー・ドーター
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200606270001320000/
http://43142.diarynote.jp/201508051544452721/
https://43142.diarynote.jp/201609200958472477/
▶︎過去の、DNBQ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
▶︎過去の、OOIOO
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-2.htm ステレオラブ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-10.htm
http://43142.diarynote.jp/200805281150320000/
▶︎過去の、中村卓也
https://43142.diarynote.jp/200704151310110000/
https://43142.diarynote.jp/201207031323242844/
https://43142.diarynote.jp/201611211530147646/
<今日の、なるほど>
“yoko ono-ing”って、知ってるけ? と、海外の知人からメール。へえ、降って湧いた英国王室の軋轢を語るさいに、ヨーコ・オノ(2009年1月21日)の名が出されているのか。ザ・ビートルズのファンを混乱に陥れたのは50年以上も前のことであり、ジョン・レノンが亡くなって40年もたとうとしているのに、いまだ彼女のご威光(?)ありということか。“ヨーコ・オノる”、すごいなあ。そういえば、友達の小野くんは海外の人からすぐに、小野洋子の名前を出されるとむかし言っていたことがあった。
▶︎過去の、ヨーコ・オノ関連
http://43142.diarynote.jp/200901221504141906/
http://43142.diarynote.jp/201105282358273180/ 映画やショーンへのインタヴュー抜粋
http://43142.diarynote.jp/201411101736494912/ ショーンのギグ
https://43142.diarynote.jp/201809121745334226/ ヨーコの新作
映画「黒い司法 0%からの奇跡」
2020年1月8日 音楽 虎ノ門・ワーナー・ブラザース映画神屋町試写室で、2019年米国映画「黒い司法 0%からの奇跡」を見る。
来月末から日本公開される映画で、原題「Just Mercy」。まあ、法廷シーンもあり、内容を反映してはいるのだが、この邦題はその本質からは離れる。だって、この映画、完全なブラック・ムーヴィだもの。音楽担当者は西海岸白人のジョエル・P・ロス。彼が作るいかにもな映画音楽的断片とともに、随所に黒人霊歌/ゴスペル曲が使われる。それは彼が少し白く翻訳したものか、そういうメロウなゴスペル・ヴァージョンを集めたのかは、エンド・ロールの曲クレジットがちゃんと見ることができず判別がつかなかったが、それはなかなかに映画の動きにフィット。でもって、「Just Mercy」という原題のポケットの在処にも気づかされるというわけですね。
冤罪や不条理な審議のもと死刑囚となってしまった黒人がたくさんいる、人種差別が色濃い南部のアラバマ州が舞台となる映画。時代は1988年から約5年間で、この映画は事実に基づくというクレジットが冒頭に出される。ハーヴァード大学を出たばかりのアフリカ系新進弁護士の理想に燃えた弁護活動を追うストーリーを持ち、主人公の弁護士役のマイケル・B・ジョーダンが共同プロデューサーを兼ね、もう1人の主役となる囚人はジェイミー・フォックス(2004年11月15日、2009年3月13日、2007年1月18日)。監督と共同脚本は、ハワイ出身でアイルランドやチェコや日本の血をひくディスティン・ダニエル・クレットンがしている。
2時間10分超えの作品。そして、もーゲロ真面な映画。一切笑いの要素もなく扇情的なところもなく、逆境100%の状況下での黒人弁護士のドン・キホーテ的活動の様が描かれるのだが、その高潔な戦いがいかにもありそうな話ばかり。なんか既知感たっぷりと感じてしまい、多少冷めて映画を見ている自分が途中まではいた。
だが、真ん中過ぎての、1人の囚人に死刑執行がなされるシーンで、もうぐぐぐいっと引き込まれる。そのころから、多大な黒人霊歌効果も出てきて、こりゃすごいと頷く。で、あとは一気にクライマックスへ。事実を並べる最後のシークエンスもとてもパワフルだ。しかし、30年前にも南部には酷い黒人差別が残っていたということをストレートに示すこの映画は、それは今もいまだに、という含みも感じさせるものとなっているか。あれれと思ったのは、アラバマ州の死刑囚が集められる刑務所は皆独房だが、TVやラジオを部屋に置くことができること……。
▶︎過去の、ジェイミー・フォックスが出演する映画
http://43142.diarynote.jp/200411170827380000/
https://43142.diarynote.jp/200701211122480000/
https://43142.diarynote.jp/200903141236392080/
<今日の、ポカ>
15時半からの試写であったのだが、15時開始と勘違い。まだ、試写場が空いておらず、その施設が入っている城山ガーデン周辺を散策。すぐそばにオークラやカナダ大使館もあるハイソ目の地区だが、すぐ真向かいに大手スーパー(100円ショップ併設)や牛丼店があって、あらら。試写後は、馴染みの店回り也。書き初めもやった。
来月末から日本公開される映画で、原題「Just Mercy」。まあ、法廷シーンもあり、内容を反映してはいるのだが、この邦題はその本質からは離れる。だって、この映画、完全なブラック・ムーヴィだもの。音楽担当者は西海岸白人のジョエル・P・ロス。彼が作るいかにもな映画音楽的断片とともに、随所に黒人霊歌/ゴスペル曲が使われる。それは彼が少し白く翻訳したものか、そういうメロウなゴスペル・ヴァージョンを集めたのかは、エンド・ロールの曲クレジットがちゃんと見ることができず判別がつかなかったが、それはなかなかに映画の動きにフィット。でもって、「Just Mercy」という原題のポケットの在処にも気づかされるというわけですね。
冤罪や不条理な審議のもと死刑囚となってしまった黒人がたくさんいる、人種差別が色濃い南部のアラバマ州が舞台となる映画。時代は1988年から約5年間で、この映画は事実に基づくというクレジットが冒頭に出される。ハーヴァード大学を出たばかりのアフリカ系新進弁護士の理想に燃えた弁護活動を追うストーリーを持ち、主人公の弁護士役のマイケル・B・ジョーダンが共同プロデューサーを兼ね、もう1人の主役となる囚人はジェイミー・フォックス(2004年11月15日、2009年3月13日、2007年1月18日)。監督と共同脚本は、ハワイ出身でアイルランドやチェコや日本の血をひくディスティン・ダニエル・クレットンがしている。
2時間10分超えの作品。そして、もーゲロ真面な映画。一切笑いの要素もなく扇情的なところもなく、逆境100%の状況下での黒人弁護士のドン・キホーテ的活動の様が描かれるのだが、その高潔な戦いがいかにもありそうな話ばかり。なんか既知感たっぷりと感じてしまい、多少冷めて映画を見ている自分が途中まではいた。
だが、真ん中過ぎての、1人の囚人に死刑執行がなされるシーンで、もうぐぐぐいっと引き込まれる。そのころから、多大な黒人霊歌効果も出てきて、こりゃすごいと頷く。で、あとは一気にクライマックスへ。事実を並べる最後のシークエンスもとてもパワフルだ。しかし、30年前にも南部には酷い黒人差別が残っていたということをストレートに示すこの映画は、それは今もいまだに、という含みも感じさせるものとなっているか。あれれと思ったのは、アラバマ州の死刑囚が集められる刑務所は皆独房だが、TVやラジオを部屋に置くことができること……。
▶︎過去の、ジェイミー・フォックスが出演する映画
http://43142.diarynote.jp/200411170827380000/
https://43142.diarynote.jp/200701211122480000/
https://43142.diarynote.jp/200903141236392080/
<今日の、ポカ>
15時半からの試写であったのだが、15時開始と勘違い。まだ、試写場が空いておらず、その施設が入っている城山ガーデン周辺を散策。すぐそばにオークラやカナダ大使館もあるハイソ目の地区だが、すぐ真向かいに大手スーパー(100円ショップ併設)や牛丼店があって、あらら。試写後は、馴染みの店回り也。書き初めもやった。
ジョン・カウハード&マーシー・プロジェクト。スタンリー・クラーク・トリオ
2020年1月5日 音楽 オトナと、コドモ。思慮/含みと、あっけらかんとした直情。ジャズの素養やテクニックを根に起きつつも、対照的なアプローチを持つ2人の米国人のリーダー・グループのショウを続けて見る。丸の内・コットンクラブ(ファースト・ショウ)、そして南青山・ブルーノート東京(セカンド・ショウ)。
最初は、ブライアン・ブレイド(2000年12月6日、2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月9日、2008年9月4日、2009年7月20日、2011年5月12日、2012年1月16日、2012年3月15日 、2012年5月22日、2014年2月12日、2014年4月14日、2015年5月27日、2016年5月18日、2017年12月16日、2018年5月22日 )のザ・フェロウシップ・バンドのキー・メンバーをずっと勤め、ブレイドと一緒にジョニ・ミッチェルの75歳の誕生日を祝う特別公演実況作『JONI 75~ジョニ・ミッチェル・バースデイ・セレブレーション』(デッカ、2019年)を共同でプロデュースしてもいるピアニストのジョン・カウハード(2003年9月27日、2008年9月4日、2009年7月16日、2011年5月12日、2012年5月22日、2014年2月12日)のグループ公演。その両人に加え、ギターのスティーヴ・カーディナス(2015年5月27日、2016年5月18日)とダブル・ベースのトニー・シェアー(2005年12月31日、2009年05月8日)の4人にてパフォーマンスされた。
うわあ、練れている。熟している。もう十全にジャズの美点を通りつつ、ポップ・インストゥルメタル(と書いてしまうと語弊があるが)要素も趣味良く介し、カウハード一流の即興性に長けた風景画を4人が一致団結して描いていく様にはため息。好き嫌いはあるだろうが、オルタナティヴな現代メロウ・ジャズとして、とても高い水準にあるとおおいに頷く。けっこうだまし絵的に表情を交錯させてもいるが、4人は同じ完成図を見据え、すいすいと音を重ね合う。遠近法に長けた表現、そんな曖昧な形容も使いたくなるかな。けっこう、カーディナスが前に出てくる局面があり、へえ。ジョン・パティトゥッチ(2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月9日、2006年9月3日、2012年6月13日、2014年2月12日、2014年4月14日、2015年5月27日、2015年9月6日、2016年5月18日、2018年5月22日、2019年8月6日、2019年12月12日)・バンドでの演奏よりも断然いい。彼はストラト型のギターを使用。今のジャズ・ギタリストは本当にストラト好きが多いなあ。
▶過去の、ジョン・カウハード
http://43142.diarynote.jp/200809071429250000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090716
http://43142.diarynote.jp/201105140859559227/
http://43142.diarynote.jp/201205301327209613/
https://43142.diarynote.jp/201402140843255048/
▶︎過去の、スティーヴ・カーディナス
https://43142.diarynote.jp/201505281537538677/
https://43142.diarynote.jp/201605240831421865/
▶︎過去の、トニー・シェアー
https://43142.diarynote.jp/200512311225410000/
https://43142.diarynote.jp/200905101005501321/
▶過去の、ブライアン・ブレイド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm
http://43142.diarynote.jp/200402091738240000/
http://43142.diarynote.jp/200809071429250000/
http://43142.diarynote.jp/200908061810483865/
http://43142.diarynote.jp/201105140859559227/
http://43142.diarynote.jp/201201171011033219/
http://43142.diarynote.jp/201203161146266803/
http://43142.diarynote.jp/201205301327209613/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140212
http://43142.diarynote.jp/201404161959228005/
http://43142.diarynote.jp/201505281537538677/
http://43142.diarynote.jp/201605240831421865/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160803
http://43142.diarynote.jp/201712181015052794/
https://43142.diarynote.jp/201805230726481296/
▶過去の、ジョン・パティトゥッチ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm 2001年8月3日
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 2002年8月25日
http://43142.diarynote.jp/200402091738240000/
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
http://43142.diarynote.jp/201402140843255048/
http://43142.diarynote.jp/201404161959228005/
http://43142.diarynote.jp/201505281537538677/
http://43142.diarynote.jp/201509220833541918/
http://43142.diarynote.jp/201605240831421865/
https://43142.diarynote.jp/201805230726481296/
https://43142.diarynote.jp/201908071557182844/
https://43142.diarynote.jp/201912131809318090/
その後は、大御所ベーシストのスタンリー・クラーク(2008年9月8日、2010年12月3日、2012年12月5日、2015年9月30日)のトリオ公演で、その2角をなすのはキーボードとピアノのキャメロン・グレイヴス(2015年9月30日 )、そして近年のクラーク作に入っているタブラ奏者のサラー・ナダー。変則、なり。しゃがんで演奏するナダーは、タブラ、シンバル類、パッド、スネアなどを並べている。なんか、彼の演奏を聞きながら、チャールズ・ロイド(2005年5月11日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日、2019年9月2日、2019年9月3日)の『サンガム』(ECM、2006年)というアルバムはタブラのザキール・フセイン(2004年9月5日、2005年1月31日)とドラムやピアノのエリック・ハーランド(2005年5月11日、2007年10月3日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日、2019年9月2日、2019年9月3日)の3人で録音した異色作であったのを思い出す。また、1970年前半から活動し、ECM他からアルバムを出しているオレゴンはタブラ&シタール奏者(ECMからリーダー作も出していた故コリン・ウォルコット。彼はポール・ウィンターのコンソートにも入っていた)入りの編成であったなあ、とも。
御大、前半部は4弦のエレクトリック・ベースを弾き、後半はダブル・ベースを弾く。後者もクラークはエフェクターをかまし、音色や聞き味は双方近い。ダブル・ベースの場合は素直な音色を採用した方が絶対に“横”と“縦”の差別化も図れるし、ヴァーサタイルな彼の持ち味も明解に出ると思うのだが、そういうことを笑顔のクラークはまったく考慮にいれない。まあ、ダブル・ベースのほうがでかいだけ、表現の幅は広いのは間違いない。バカでかい手で自在の奏法を見せる彼に接して、さすが個性あるなと思った。
チャールズ・ミンガスのジャズ・スタンダード「グッバイ・ポーク・パイ・ハット」や自身の20代のころの当たり曲「スクール・デイズ」や彼がかつて在籍したチック・コリア(2006年9月3日、2007年10月1日、2016年9月16日、2017年9月2日、2019年8月31日)のザ・リターン・トゥ・フォーエヴァーの曲(曲名までは知らん)もやる。だが、それらは出だしのテーマ部を担うだけで、途中からはアバウトな音の出し合いに流れ、テーマに戻ることなく終わるというカタチを取る。変わった編成、変わった楽器音のもと、伸び伸びと音を重ね、ソロ・パートを持つというのが、このトリオが求めるところだろう。曲を終えると、3人はやったネ、うまくいったネとアイ・コンタクトを交わしたりもして、今回がこのユニットの初ギグなのかと思わせられたがどうなのだろう。子供っぽいんだが、確かに野放しで、定石外しのトリオ表現にはなっていて、本人たちのかような所作には 納得した。
キーボードで多少“電波”系の音もつけるキャメロン・グレイヴスは、後半はピアノも多用し、ハっとさせる演奏も。彼のリーダー作『Planetary Prince』(Mack Avenue、2017)はカマシ・ワシントン(2014年5月28日、2015年10月31日、2016年12月6日、2018年8月19日、2019年9月2日)系の奏者が関与していますね。そんな彼は2月にここで、ギター入りカルテットでリーダー公演を行う。一方、中東系の風貌を持つサラー・ナダーは前半(つまり、クラークが電気ベースを弾いているとき)は左手でパーカッション・パッドを叩く場合が多く、それと右手のタブラ演奏の重なりはプログラム・ビートっぽい感じに聞こえる。後半はタブラ演奏濃度が高まり、“口タブラ”も少し披露した。
▶過去の、スタンリー・クラーク
http://43142.diarynote.jp/?day=20080908
http://43142.diarynote.jp/201012051906481605/
http://43142.diarynote.jp/201212131141531884/
https://43142.diarynote.jp/201510021221454336/
▶︎過去の、キャメロン・グレイヴス
https://43142.diarynote.jp/201510021221454336/
▶︎過去の、ザキール・フセイン
https://43142.diarynote.jp/200409050916440000/
https://43142.diarynote.jp/200502041825460000/
▶︎過去の、チャールス・ロイド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
https://43142.diarynote.jp/201909071014576603/
▶過去の、エリック・ハーランド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20071003
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
https://43142.diarynote.jp/201909071014576603/
▶過去の、チック・コリア
http://43142.diarynote.jp/?day=20060903
http://43142.diarynote.jp/200710121726160000/
http://43142.diarynote.jp/201609201820427313/
https://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
https://43142.diarynote.jp/201909011034527807/
▶︎過去の、カマシ・ワシントン
http://43142.diarynote.jp/?day=20140528
http://43142.diarynote.jp/201511040742444324/
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
https://43142.diarynote.jp/201808211635045064/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
<今日の、なんじゃらほい>
師走は早めに休みに入ったりもし、だいぶのんびりもし楽しい時間も過ごしたのだが、それが可能になったのは、あまりCDを聞かなかったため。実は今年買ったものの未聴のアルバムが100枚ぐらいはあり、それを多少は片付けようとも思っていたのだが、軽く諦めてしまった・(>_<)・。そんななか聞いた数少ないブツがリトル・スティーヴン(スティーヴン・ヴァン・ザント)が主演したネットフリックスのドラマ「リリハマー」のサントラのVOL.1(Universal,2019 )と、彼の最新作『Summer of Sorcery』(Universal,2019 )。スティーヴンのことをブルース・スプリングスティーンの側近みたいな言い方をする人もいるが、ずっとスプじじい嫌いのぼくにとってはどうでもいい項目で、ぼくの中ではキース・リチャーズ(2003年3月15日)耽溺流れの外見を持つ真性ロッカーであり、<サン・シティ>(1985年)の首謀者。同時期のチャリティ曲「ウィ・アー・ザ・ワールド」より断然ぼくはリトル・スティーヴンの巨大プロジェクトに夢中になった。ときが流れ、そんな彼はネットフリックスのドラマに主演かあ。なんでも、それは見ていてほのぼしちゃう北欧リレハンメルを舞台とするヒューマン・ドラマらしい。そして、彼はその好評を受けて(?)、アルバム・リリースも活発なんだよなあ。そのサウンドトラックのカヴァーを見ると、オールバックでスーツ姿の彼がいて、音楽的にはニューヨーク・ドールズにいたデイヴィッド・ヨハンセンのバスター・ポインデクスターみたいな感じかと想像したのだが、確かなジャズ調サウンドが付いていて当たらずも遠からず。13曲中9曲がスティーヴン曲で、他はスタンダード。インスト主体だが、なかにはフランク・シナトラあたりを気取る彼がぶっとい声で歌っている曲もある。あら、すんごく上手く歌が録られている。しかし、ネットフリックスもダゾーンも入らず(時間がなく、それなりに見ることができる自信がまったくない)、ましてやゲームなどは興味が持てず一切しないし、本も読まないぼくなのに、どうしてこうも時間がなく、聞けないCDがたまってしまうのか。幸いにも原稿はかなり早いので、机に向かっている時間も長くないはずなんだけど。夜遊びかなあ。ともあれ、購入音源を聞く余暇がないと認知しちゃうと快適ではないので、未聴のCDやアナログを聞くのはやめっとなってしまった。。。年初にどうこう思うことはしないが、やはり人生は長くはないと少し思うことにする。たまに会っていた大学のゼミの友達が突然亡くなってしまったし。とはいえ、<求、負荷のない生活>……。やっぱ、ファンキン・ロック心で行きたい。
▶過去の、ザ・ローリング・ストーンズ/キース・リチャーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm
最初は、ブライアン・ブレイド(2000年12月6日、2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月9日、2008年9月4日、2009年7月20日、2011年5月12日、2012年1月16日、2012年3月15日 、2012年5月22日、2014年2月12日、2014年4月14日、2015年5月27日、2016年5月18日、2017年12月16日、2018年5月22日 )のザ・フェロウシップ・バンドのキー・メンバーをずっと勤め、ブレイドと一緒にジョニ・ミッチェルの75歳の誕生日を祝う特別公演実況作『JONI 75~ジョニ・ミッチェル・バースデイ・セレブレーション』(デッカ、2019年)を共同でプロデュースしてもいるピアニストのジョン・カウハード(2003年9月27日、2008年9月4日、2009年7月16日、2011年5月12日、2012年5月22日、2014年2月12日)のグループ公演。その両人に加え、ギターのスティーヴ・カーディナス(2015年5月27日、2016年5月18日)とダブル・ベースのトニー・シェアー(2005年12月31日、2009年05月8日)の4人にてパフォーマンスされた。
うわあ、練れている。熟している。もう十全にジャズの美点を通りつつ、ポップ・インストゥルメタル(と書いてしまうと語弊があるが)要素も趣味良く介し、カウハード一流の即興性に長けた風景画を4人が一致団結して描いていく様にはため息。好き嫌いはあるだろうが、オルタナティヴな現代メロウ・ジャズとして、とても高い水準にあるとおおいに頷く。けっこうだまし絵的に表情を交錯させてもいるが、4人は同じ完成図を見据え、すいすいと音を重ね合う。遠近法に長けた表現、そんな曖昧な形容も使いたくなるかな。けっこう、カーディナスが前に出てくる局面があり、へえ。ジョン・パティトゥッチ(2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月9日、2006年9月3日、2012年6月13日、2014年2月12日、2014年4月14日、2015年5月27日、2015年9月6日、2016年5月18日、2018年5月22日、2019年8月6日、2019年12月12日)・バンドでの演奏よりも断然いい。彼はストラト型のギターを使用。今のジャズ・ギタリストは本当にストラト好きが多いなあ。
▶過去の、ジョン・カウハード
http://43142.diarynote.jp/200809071429250000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090716
http://43142.diarynote.jp/201105140859559227/
http://43142.diarynote.jp/201205301327209613/
https://43142.diarynote.jp/201402140843255048/
▶︎過去の、スティーヴ・カーディナス
https://43142.diarynote.jp/201505281537538677/
https://43142.diarynote.jp/201605240831421865/
▶︎過去の、トニー・シェアー
https://43142.diarynote.jp/200512311225410000/
https://43142.diarynote.jp/200905101005501321/
▶過去の、ブライアン・ブレイド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm
http://43142.diarynote.jp/200402091738240000/
http://43142.diarynote.jp/200809071429250000/
http://43142.diarynote.jp/200908061810483865/
http://43142.diarynote.jp/201105140859559227/
http://43142.diarynote.jp/201201171011033219/
http://43142.diarynote.jp/201203161146266803/
http://43142.diarynote.jp/201205301327209613/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140212
http://43142.diarynote.jp/201404161959228005/
http://43142.diarynote.jp/201505281537538677/
http://43142.diarynote.jp/201605240831421865/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160803
http://43142.diarynote.jp/201712181015052794/
https://43142.diarynote.jp/201805230726481296/
▶過去の、ジョン・パティトゥッチ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm 2001年8月3日
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 2002年8月25日
http://43142.diarynote.jp/200402091738240000/
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
http://43142.diarynote.jp/201402140843255048/
http://43142.diarynote.jp/201404161959228005/
http://43142.diarynote.jp/201505281537538677/
http://43142.diarynote.jp/201509220833541918/
http://43142.diarynote.jp/201605240831421865/
https://43142.diarynote.jp/201805230726481296/
https://43142.diarynote.jp/201908071557182844/
https://43142.diarynote.jp/201912131809318090/
その後は、大御所ベーシストのスタンリー・クラーク(2008年9月8日、2010年12月3日、2012年12月5日、2015年9月30日)のトリオ公演で、その2角をなすのはキーボードとピアノのキャメロン・グレイヴス(2015年9月30日 )、そして近年のクラーク作に入っているタブラ奏者のサラー・ナダー。変則、なり。しゃがんで演奏するナダーは、タブラ、シンバル類、パッド、スネアなどを並べている。なんか、彼の演奏を聞きながら、チャールズ・ロイド(2005年5月11日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日、2019年9月2日、2019年9月3日)の『サンガム』(ECM、2006年)というアルバムはタブラのザキール・フセイン(2004年9月5日、2005年1月31日)とドラムやピアノのエリック・ハーランド(2005年5月11日、2007年10月3日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日、2019年9月2日、2019年9月3日)の3人で録音した異色作であったのを思い出す。また、1970年前半から活動し、ECM他からアルバムを出しているオレゴンはタブラ&シタール奏者(ECMからリーダー作も出していた故コリン・ウォルコット。彼はポール・ウィンターのコンソートにも入っていた)入りの編成であったなあ、とも。
御大、前半部は4弦のエレクトリック・ベースを弾き、後半はダブル・ベースを弾く。後者もクラークはエフェクターをかまし、音色や聞き味は双方近い。ダブル・ベースの場合は素直な音色を採用した方が絶対に“横”と“縦”の差別化も図れるし、ヴァーサタイルな彼の持ち味も明解に出ると思うのだが、そういうことを笑顔のクラークはまったく考慮にいれない。まあ、ダブル・ベースのほうがでかいだけ、表現の幅は広いのは間違いない。バカでかい手で自在の奏法を見せる彼に接して、さすが個性あるなと思った。
チャールズ・ミンガスのジャズ・スタンダード「グッバイ・ポーク・パイ・ハット」や自身の20代のころの当たり曲「スクール・デイズ」や彼がかつて在籍したチック・コリア(2006年9月3日、2007年10月1日、2016年9月16日、2017年9月2日、2019年8月31日)のザ・リターン・トゥ・フォーエヴァーの曲(曲名までは知らん)もやる。だが、それらは出だしのテーマ部を担うだけで、途中からはアバウトな音の出し合いに流れ、テーマに戻ることなく終わるというカタチを取る。変わった編成、変わった楽器音のもと、伸び伸びと音を重ね、ソロ・パートを持つというのが、このトリオが求めるところだろう。曲を終えると、3人はやったネ、うまくいったネとアイ・コンタクトを交わしたりもして、今回がこのユニットの初ギグなのかと思わせられたがどうなのだろう。子供っぽいんだが、確かに野放しで、定石外しのトリオ表現にはなっていて、本人たちのかような所作には 納得した。
キーボードで多少“電波”系の音もつけるキャメロン・グレイヴスは、後半はピアノも多用し、ハっとさせる演奏も。彼のリーダー作『Planetary Prince』(Mack Avenue、2017)はカマシ・ワシントン(2014年5月28日、2015年10月31日、2016年12月6日、2018年8月19日、2019年9月2日)系の奏者が関与していますね。そんな彼は2月にここで、ギター入りカルテットでリーダー公演を行う。一方、中東系の風貌を持つサラー・ナダーは前半(つまり、クラークが電気ベースを弾いているとき)は左手でパーカッション・パッドを叩く場合が多く、それと右手のタブラ演奏の重なりはプログラム・ビートっぽい感じに聞こえる。後半はタブラ演奏濃度が高まり、“口タブラ”も少し披露した。
▶過去の、スタンリー・クラーク
http://43142.diarynote.jp/?day=20080908
http://43142.diarynote.jp/201012051906481605/
http://43142.diarynote.jp/201212131141531884/
https://43142.diarynote.jp/201510021221454336/
▶︎過去の、キャメロン・グレイヴス
https://43142.diarynote.jp/201510021221454336/
▶︎過去の、ザキール・フセイン
https://43142.diarynote.jp/200409050916440000/
https://43142.diarynote.jp/200502041825460000/
▶︎過去の、チャールス・ロイド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
https://43142.diarynote.jp/201909071014576603/
▶過去の、エリック・ハーランド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20071003
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
https://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
https://43142.diarynote.jp/201909071014576603/
▶過去の、チック・コリア
http://43142.diarynote.jp/?day=20060903
http://43142.diarynote.jp/200710121726160000/
http://43142.diarynote.jp/201609201820427313/
https://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
https://43142.diarynote.jp/201909011034527807/
▶︎過去の、カマシ・ワシントン
http://43142.diarynote.jp/?day=20140528
http://43142.diarynote.jp/201511040742444324/
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
https://43142.diarynote.jp/201808211635045064/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
<今日の、なんじゃらほい>
師走は早めに休みに入ったりもし、だいぶのんびりもし楽しい時間も過ごしたのだが、それが可能になったのは、あまりCDを聞かなかったため。実は今年買ったものの未聴のアルバムが100枚ぐらいはあり、それを多少は片付けようとも思っていたのだが、軽く諦めてしまった・(>_<)・。そんななか聞いた数少ないブツがリトル・スティーヴン(スティーヴン・ヴァン・ザント)が主演したネットフリックスのドラマ「リリハマー」のサントラのVOL.1(Universal,2019 )と、彼の最新作『Summer of Sorcery』(Universal,2019 )。スティーヴンのことをブルース・スプリングスティーンの側近みたいな言い方をする人もいるが、ずっとスプじじい嫌いのぼくにとってはどうでもいい項目で、ぼくの中ではキース・リチャーズ(2003年3月15日)耽溺流れの外見を持つ真性ロッカーであり、<サン・シティ>(1985年)の首謀者。同時期のチャリティ曲「ウィ・アー・ザ・ワールド」より断然ぼくはリトル・スティーヴンの巨大プロジェクトに夢中になった。ときが流れ、そんな彼はネットフリックスのドラマに主演かあ。なんでも、それは見ていてほのぼしちゃう北欧リレハンメルを舞台とするヒューマン・ドラマらしい。そして、彼はその好評を受けて(?)、アルバム・リリースも活発なんだよなあ。そのサウンドトラックのカヴァーを見ると、オールバックでスーツ姿の彼がいて、音楽的にはニューヨーク・ドールズにいたデイヴィッド・ヨハンセンのバスター・ポインデクスターみたいな感じかと想像したのだが、確かなジャズ調サウンドが付いていて当たらずも遠からず。13曲中9曲がスティーヴン曲で、他はスタンダード。インスト主体だが、なかにはフランク・シナトラあたりを気取る彼がぶっとい声で歌っている曲もある。あら、すんごく上手く歌が録られている。しかし、ネットフリックスもダゾーンも入らず(時間がなく、それなりに見ることができる自信がまったくない)、ましてやゲームなどは興味が持てず一切しないし、本も読まないぼくなのに、どうしてこうも時間がなく、聞けないCDがたまってしまうのか。幸いにも原稿はかなり早いので、机に向かっている時間も長くないはずなんだけど。夜遊びかなあ。ともあれ、購入音源を聞く余暇がないと認知しちゃうと快適ではないので、未聴のCDやアナログを聞くのはやめっとなってしまった。。。年初にどうこう思うことはしないが、やはり人生は長くはないと少し思うことにする。たまに会っていた大学のゼミの友達が突然亡くなってしまったし。とはいえ、<求、負荷のない生活>……。やっぱ、ファンキン・ロック心で行きたい。
▶過去の、ザ・ローリング・ストーンズ/キース・リチャーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm
オハイオ州の名ファンク・グループであるザップ(2010年2月11日、2011年4月24日、2013年1月18日、2015年8月13日)をまた見る。テリー“ザップ”トラウトマン、レスター・トラウトマン、バート・トーマス、デイル・デグロート、ロナルド・フロスト、アンソニー・アリントンという6人にて、面々は華あるパフォーマンスを繰り広げる。六本木・ビルボードライブ東京、セカンド・ショウ。やっぱし、超ウフフなライヴ。もう、故あり疲れ切っていたのだけど、高揚しました、魅せられました、堪能しました。米国黒人音楽ばんさい!
持ち楽器をかえたり、リード・ヴォーカルやフロントに立つ者を次々と変えるなど、バンドのフォーメイションを終始動かしながら(サッカー的にいえば、1トップもあれば3トップあるし、えぐいサイド・アタックをしたかと思うと中央突破もあり、ディフェンダーの数もいろいろ……)、また衣装を代え。今回は、キーボードの人だったか、ブルース・ハープ(←これも、故ロジャー・トラウトマンが生きていたオリジナル期の重要要素)を延々吹く局面もあり。うれしい。機を見るに敏といった感じで2台のトーク・ボックス(昔からある、奇特なロボ声発生装置ですね)を使うのはこれまで通りだが、それは今までで重用度数は一番低かったか。かわりに、プリセット音の度合いは高かったかもしれないが、いろんな設定による構成員の絡みの妙はもう彼らならではの専売特許と言うしかない。
頭からドラムと歌のレスター・トラウトマンが一人で出てきて場内を回って客をわかせてからドラムの前に座り叩き出したり、途中でギター奏者とキーボード奏者が2階席に出張って演奏したり、最後はメンバーが次々に客席に降りて、観客を巻き込み送り手も担い手も一緒に1列になってフロアを周り、そのまま皆んなでステージ上に上がっちゃう。それ、これまでのあらゆるビルボード東京公演のなかで一番お客がステージに上がったのではなかったか。
ほぼ、90分のショウ。今回、長めだったな。もうあの曲もこの曲も、見せ方のヴァリエイションにしても、なにもかも出し惜しみなし。客とのコール&レスポンスも、いろいろ。演奏力もしっかり。肉声の力もあり。そして、つきるところ、尊いエンターテインメント性や米国ブラック・ミュージックの言葉にならない凄さや味わいふかさをぽっかり浮かび上がる。
それから今回思ったのは、後半P-ファンクぽいと思えるリフのもと、ダイナミックなアクションやダンス、所作を展開していたこと。1980年デビュー作『ZAPP』はブーツィ・コリンズ(2011年8月12日、2012年5月31日)とロジャー・トラウトマンのプロデュースであったから、それも不思議はないのであるが。制作名義には入っていないが、結成して間もなくワーナー・ブラーズからアルバムを出すことができたのは、ジョージ・クリントン(2002年7月28日、2009年9月5日、2011年1月22日、2013年4月12日、2015年4月12日、2016年11月29日、2019年4月30日)の口利きがあったからだ。あと、ヒップホップ・ビートやラップも加えているのは、ブルース〜R+B〜ファンク〜エレクトロ・ファンクといった黒人音楽のヴェリエイションを俯瞰するような志向を取っていたザップの過去の財産プラスと言えるものですね。
それから、途中ですんごく歌える長い黒髪のアフリカ系女性シンガーがちょい出てきた。その破格な歌声や佇まいはもしかしてシャーリ・マードック(2010年2月11日、2011年4月24日)? という、感じもあったがどうなのか。だったら、もうすこしフィーチャーして欲しかったのだけれど。
来日したら、必ず受け止めたい存在。そのうれしい事実をかみしめた。
▶過去の、ザップ
http://43142.diarynote.jp/201002150514277396/
http://43142.diarynote.jp/201104270528378826/
http://43142.diarynote.jp/201301211143292478/
https://43142.diarynote.jp/201508140947547631/
▶︎過去の、ブーツィ・コリンズ
http://43142.diarynote.jp/201108131129381378/
http://43142.diarynote.jp/201206011834355756/
▶過去の、ジョージ・クリントン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm 触れていないが、フジ・ロック
http://43142.diarynote.jp/?day=20090905
http://43142.diarynote.jp/201102081256005311/
http://43142.diarynote.jp/201304150853287353/
http://43142.diarynote.jp/201504131109395934/
https://43142.diarynote.jp/201612011925201175/
https://43142.diarynote.jp/201905010724461038/
▶過去の、シャーリー・マードック
http://43142.diarynote.jp/201002150514277396/
http://43142.diarynote.jp/201104270528378826/
<今日の、奉仕>
降雨のなか朝9時に家を出て母親宅に行き、一緒にでっかい病院に行き、唖然とするほど待たされつつ検査やなんやを付き合う。一緒にご飯を食べたりもし、19時過ぎにまた家まで届ける。今日急に飛び込み、予定を飛ばしての、今年最後の親孝行なり。今日乗ったタクシーの運転手はみんな親切で、話好きの人たちだった。都下だと、そういう傾向が強まるのかな。大晦日の明日は、昼間20度近くになるよう。多くの人が陽光を浴び、年越しを迎えられますように。
持ち楽器をかえたり、リード・ヴォーカルやフロントに立つ者を次々と変えるなど、バンドのフォーメイションを終始動かしながら(サッカー的にいえば、1トップもあれば3トップあるし、えぐいサイド・アタックをしたかと思うと中央突破もあり、ディフェンダーの数もいろいろ……)、また衣装を代え。今回は、キーボードの人だったか、ブルース・ハープ(←これも、故ロジャー・トラウトマンが生きていたオリジナル期の重要要素)を延々吹く局面もあり。うれしい。機を見るに敏といった感じで2台のトーク・ボックス(昔からある、奇特なロボ声発生装置ですね)を使うのはこれまで通りだが、それは今までで重用度数は一番低かったか。かわりに、プリセット音の度合いは高かったかもしれないが、いろんな設定による構成員の絡みの妙はもう彼らならではの専売特許と言うしかない。
頭からドラムと歌のレスター・トラウトマンが一人で出てきて場内を回って客をわかせてからドラムの前に座り叩き出したり、途中でギター奏者とキーボード奏者が2階席に出張って演奏したり、最後はメンバーが次々に客席に降りて、観客を巻き込み送り手も担い手も一緒に1列になってフロアを周り、そのまま皆んなでステージ上に上がっちゃう。それ、これまでのあらゆるビルボード東京公演のなかで一番お客がステージに上がったのではなかったか。
ほぼ、90分のショウ。今回、長めだったな。もうあの曲もこの曲も、見せ方のヴァリエイションにしても、なにもかも出し惜しみなし。客とのコール&レスポンスも、いろいろ。演奏力もしっかり。肉声の力もあり。そして、つきるところ、尊いエンターテインメント性や米国ブラック・ミュージックの言葉にならない凄さや味わいふかさをぽっかり浮かび上がる。
それから今回思ったのは、後半P-ファンクぽいと思えるリフのもと、ダイナミックなアクションやダンス、所作を展開していたこと。1980年デビュー作『ZAPP』はブーツィ・コリンズ(2011年8月12日、2012年5月31日)とロジャー・トラウトマンのプロデュースであったから、それも不思議はないのであるが。制作名義には入っていないが、結成して間もなくワーナー・ブラーズからアルバムを出すことができたのは、ジョージ・クリントン(2002年7月28日、2009年9月5日、2011年1月22日、2013年4月12日、2015年4月12日、2016年11月29日、2019年4月30日)の口利きがあったからだ。あと、ヒップホップ・ビートやラップも加えているのは、ブルース〜R+B〜ファンク〜エレクトロ・ファンクといった黒人音楽のヴェリエイションを俯瞰するような志向を取っていたザップの過去の財産プラスと言えるものですね。
それから、途中ですんごく歌える長い黒髪のアフリカ系女性シンガーがちょい出てきた。その破格な歌声や佇まいはもしかしてシャーリ・マードック(2010年2月11日、2011年4月24日)? という、感じもあったがどうなのか。だったら、もうすこしフィーチャーして欲しかったのだけれど。
来日したら、必ず受け止めたい存在。そのうれしい事実をかみしめた。
▶過去の、ザップ
http://43142.diarynote.jp/201002150514277396/
http://43142.diarynote.jp/201104270528378826/
http://43142.diarynote.jp/201301211143292478/
https://43142.diarynote.jp/201508140947547631/
▶︎過去の、ブーツィ・コリンズ
http://43142.diarynote.jp/201108131129381378/
http://43142.diarynote.jp/201206011834355756/
▶過去の、ジョージ・クリントン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm 触れていないが、フジ・ロック
http://43142.diarynote.jp/?day=20090905
http://43142.diarynote.jp/201102081256005311/
http://43142.diarynote.jp/201304150853287353/
http://43142.diarynote.jp/201504131109395934/
https://43142.diarynote.jp/201612011925201175/
https://43142.diarynote.jp/201905010724461038/
▶過去の、シャーリー・マードック
http://43142.diarynote.jp/201002150514277396/
http://43142.diarynote.jp/201104270528378826/
<今日の、奉仕>
降雨のなか朝9時に家を出て母親宅に行き、一緒にでっかい病院に行き、唖然とするほど待たされつつ検査やなんやを付き合う。一緒にご飯を食べたりもし、19時過ぎにまた家まで届ける。今日急に飛び込み、予定を飛ばしての、今年最後の親孝行なり。今日乗ったタクシーの運転手はみんな親切で、話好きの人たちだった。都下だと、そういう傾向が強まるのかな。大晦日の明日は、昼間20度近くになるよう。多くの人が陽光を浴び、年越しを迎えられますように。
ボブ・ジェイムズ&カーク・ウェイラム “ジョインド・アット・トップ”ツアー
2019年12月29日 音楽 ピアノ主体でキーボードも少し弾くボブ・ジェイムズ(2013年9月3日、2015年3月5日、2015年9月5日、2018年10月12日)とテナーとソプラノ・サックスとフルートのカーク・ウェイラム(2013年4月22日)の双頭名義作『ジョインド・アット・ザ・ヒップ』(ワーナー・ブラザーズ、1996年)を題材に置くショウ。なはずだったが、「タッチダウン」とか「マプート」とかジェイムズの代表曲をオープナーやハイライト部分で演奏したりもしたな。南青山・ブルーノート東京、ファースト・ショウ。
もともとテキサス州ヒューストンで演奏していたウェイラムをジェイムズが見染め、自己バンドに入れるとともに、デビュー作のお膳立てをしてあげたりという重なり合いを持つ両者をサポートするのは、ギターのウィル・パトリック(若い彼、初来日と紹介された)、ベースのクリス・ウォーカー(2003年3月13日、2009年6月15日、2014年11月19日、2019年5月6日)、ドラムのビリー・キルソン(2017年12月7日 、2018年10月12日、2018年11月26日)。お、弦楽器奏者は2人とも左利きだ。ウォーカーとキルソンは、ギターの故ハイラム・ブロック(2000年6月21日、2003年6月12日、他)も弾いていたオリジナルに参加していた奏者ですね。1970年代からジェイムズはハイラム・ブロックやドラマーのヨギ・ホートンとか、アフリカ系属性をうまく演奏に転嫁する個性派奏者を好んでレコーディング・セッション呼んでいたな。
キルソン側のほうから見たのだが、シンプル目のセットを叩く彼の強くもしなやかなリスト使い含む身体能力の高さあふれるドラミングに頷く。3曲目にしてドラム・ソロのパートを得ていたが、そこにジェイムズの厚い信任が見て取れる。彼、横においた長方形の機材と自分の腰あたりを細いシールドでつないでいたが、それは何? 正確なBPMを得るためのもの? この顔ぶれのなかで一番親近感を持つヒューストン・ネイティヴのウォーカーは変わらずスタインバーガー型のそれを弾く。そりゃ演奏はお手のものだが、ボディが小さいぶん、エフェクターを駆使してもいないので出音は弱い。雑なオレでもバンマスだったら、普通のベースで弾いてと要求するかなー。
ジェイムズは、通常はここに入っているピアノとは別のものに替えて弾いていた。また、ファースト・ショウが終わると、調律師が出てきてポーンポーンと調整を始める。でも、ジェイムスのピアノは出音をそこそこいじっており、それだとそこまで神経質にならなくてもいいのではないかとも思ってしまうが、秀でた耳を持つとそう鷹揚には構えられないのか。在NYのイメージも強い彼だが、もう15年以上ミシガン州トラヴァースシティの自然豊かな土地に住んでいる。彼はミズーリ州生まれで、ミシガン大学を出ているが、最初は避暑地として出向いていたら気に入ってしまい、住むようになってしまったのだそう。とはいえ、冬場は雪も降り寒すぎるので、1〜4月はジョージア州のサヴァンナに今は居住している。年明けまたぎで日本に滞在する彼だが、終わると南部の家に戻るのかしら。
『ジョインド・アット・ザ・ヒップ』にはザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ(1999年8月2日、2010年2月22日、2013年9月18日、2014年10月23日、2017年2月9日、2019年8月11日)のカヴァーも著名な、マリア・マルダー(2006年8月23日、2010年6月18日)で知られる「ミッドナイト・アット・ザ・オアシス」も入っていた。歌も得意なウォーカーがそのポップ・スタンダードを歌わないかなあと期待したのだが、それはなし。でも、アンコールでは彼のテンダーな歌は悠々披露された。アル・ジェロウ・バンドの重鎮でもあった彼は、今年『We’re in This Love Together: Celebrating Al Jarreau 』(CCW Global)というアルバムを出している。
▶過去の、ボブ・ジェイムス
http://43142.diarynote.jp/201309051241384602/
http://43142.diarynote.jp/201503060912185943/
http://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
https://43142.diarynote.jp/201810170926249130/
▶︎過去の、カーク・ウェイラム
https://43142.diarynote.jp/201304230829465253/
▶過去の、クリス・ウォーカー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm
http://43142.diarynote.jp/200906160735045241/
http://43142.diarynote.jp/?day=20141119
https://43142.diarynote.jp/201905071241413367/ 過去のインタヴューも
▶︎過去の、ビリー・キルソン
https://43142.diarynote.jp/201712081715389473/
https://43142.diarynote.jp/201810170926249130/
https://43142.diarynote.jp/201811271055049781/
▶︎過去の、ハイラム・ブロック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-6.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm
▶過去の、ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
http://43142.diarynote.jp/201002280939559070/
http://43142.diarynote.jp/201309201841355632/
http://43142.diarynote.jp/201410251056112035/
http://43142.diarynote.jp/201702100924466798/
https://43142.diarynote.jp/201804121236407352/
https://43142.diarynote.jp/201908131131046854/
▶︎過去の、マリア・マルダー
https://43142.diarynote.jp/200608271341340000/
https://43142.diarynote.jp/201006200650338483/
<今日の、惚け>
荷物をがらがら引く人が散見された。その様で、仕事納まりや年末を感じる。そして、ライヴ後に流れようとすると、けっこう店が閉まっている。うわあ、もう本当に年末なんだと思ってしまったが、それらは年末というよりも、日曜ゆえのお休みだったのね。
もともとテキサス州ヒューストンで演奏していたウェイラムをジェイムズが見染め、自己バンドに入れるとともに、デビュー作のお膳立てをしてあげたりという重なり合いを持つ両者をサポートするのは、ギターのウィル・パトリック(若い彼、初来日と紹介された)、ベースのクリス・ウォーカー(2003年3月13日、2009年6月15日、2014年11月19日、2019年5月6日)、ドラムのビリー・キルソン(2017年12月7日 、2018年10月12日、2018年11月26日)。お、弦楽器奏者は2人とも左利きだ。ウォーカーとキルソンは、ギターの故ハイラム・ブロック(2000年6月21日、2003年6月12日、他)も弾いていたオリジナルに参加していた奏者ですね。1970年代からジェイムズはハイラム・ブロックやドラマーのヨギ・ホートンとか、アフリカ系属性をうまく演奏に転嫁する個性派奏者を好んでレコーディング・セッション呼んでいたな。
キルソン側のほうから見たのだが、シンプル目のセットを叩く彼の強くもしなやかなリスト使い含む身体能力の高さあふれるドラミングに頷く。3曲目にしてドラム・ソロのパートを得ていたが、そこにジェイムズの厚い信任が見て取れる。彼、横においた長方形の機材と自分の腰あたりを細いシールドでつないでいたが、それは何? 正確なBPMを得るためのもの? この顔ぶれのなかで一番親近感を持つヒューストン・ネイティヴのウォーカーは変わらずスタインバーガー型のそれを弾く。そりゃ演奏はお手のものだが、ボディが小さいぶん、エフェクターを駆使してもいないので出音は弱い。雑なオレでもバンマスだったら、普通のベースで弾いてと要求するかなー。
ジェイムズは、通常はここに入っているピアノとは別のものに替えて弾いていた。また、ファースト・ショウが終わると、調律師が出てきてポーンポーンと調整を始める。でも、ジェイムスのピアノは出音をそこそこいじっており、それだとそこまで神経質にならなくてもいいのではないかとも思ってしまうが、秀でた耳を持つとそう鷹揚には構えられないのか。在NYのイメージも強い彼だが、もう15年以上ミシガン州トラヴァースシティの自然豊かな土地に住んでいる。彼はミズーリ州生まれで、ミシガン大学を出ているが、最初は避暑地として出向いていたら気に入ってしまい、住むようになってしまったのだそう。とはいえ、冬場は雪も降り寒すぎるので、1〜4月はジョージア州のサヴァンナに今は居住している。年明けまたぎで日本に滞在する彼だが、終わると南部の家に戻るのかしら。
『ジョインド・アット・ザ・ヒップ』にはザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ(1999年8月2日、2010年2月22日、2013年9月18日、2014年10月23日、2017年2月9日、2019年8月11日)のカヴァーも著名な、マリア・マルダー(2006年8月23日、2010年6月18日)で知られる「ミッドナイト・アット・ザ・オアシス」も入っていた。歌も得意なウォーカーがそのポップ・スタンダードを歌わないかなあと期待したのだが、それはなし。でも、アンコールでは彼のテンダーな歌は悠々披露された。アル・ジェロウ・バンドの重鎮でもあった彼は、今年『We’re in This Love Together: Celebrating Al Jarreau 』(CCW Global)というアルバムを出している。
▶過去の、ボブ・ジェイムス
http://43142.diarynote.jp/201309051241384602/
http://43142.diarynote.jp/201503060912185943/
http://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
https://43142.diarynote.jp/201810170926249130/
▶︎過去の、カーク・ウェイラム
https://43142.diarynote.jp/201304230829465253/
▶過去の、クリス・ウォーカー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm
http://43142.diarynote.jp/200906160735045241/
http://43142.diarynote.jp/?day=20141119
https://43142.diarynote.jp/201905071241413367/ 過去のインタヴューも
▶︎過去の、ビリー・キルソン
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▶︎過去の、ハイラム・ブロック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-6.htm
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▶過去の、ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ
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https://43142.diarynote.jp/201804121236407352/
https://43142.diarynote.jp/201908131131046854/
▶︎過去の、マリア・マルダー
https://43142.diarynote.jp/200608271341340000/
https://43142.diarynote.jp/201006200650338483/
<今日の、惚け>
荷物をがらがら引く人が散見された。その様で、仕事納まりや年末を感じる。そして、ライヴ後に流れようとすると、けっこう店が閉まっている。うわあ、もう本当に年末なんだと思ってしまったが、それらは年末というよりも、日曜ゆえのお休みだったのね。
藤井郷子 東京トリオ。ティル・ブレナー“ベター・ザン・クリスマス”
2019年12月20日 音楽 藤井郷子が新たに日本人リズム・セクションと組んだ新トリオを、渋谷・公園通りクラシックスで見る。今回が2度目のショウとかで、ぼくが見たファースト・セットのうち(4曲やったんだっけか?)、2曲は初めてやる曲と言っていた。そりゃ、まず当事者が何よりワクワクだろうな。そして、そういう場に立ち会える我々もウキウキだ。うち1曲は、複雑な締めのパートがうまく行き、当人たちがとても喜んでおった。曲名はまだどれも付けていないとも、作者である藤井はMCで言っていた。
ピアニストの藤井郷子(1999年8月16日、2000年6月2日、2000年10月1日、2002年8月5日、2003年1月21日、2003年4月7日、2004年7月27日、2005年2月10日、2005年11月28日、2005年12月11日、2006年7月3日、2008年8月24日、2008年12月17日、2010年1月9日、2010年6月7日、2010年8月6日、2012年7月1日、2016年1月28日、2017年1月9日、2017年9月13日、2018年1月8日、2019年1月13日、2019年1月13日、2019年6月29日)、ダブル・ベースの須川崇志(2010年3月14日、2011年7月25日、2016年6月27日、2017年6月21日、2018年1月19日、2018年4月7日)、そしてドラムの竹村一哲(2016年9月27日、2018年9月2日、2019年10月6日)という陣容。
オープナーは、まずテーマを一回りやるが、こりゃ何拍子じゃい(たぶん、合わせワザなんだろうな)というトリッキーなそれで、その後、3人が様々な重なり方〜それぞれがソロでやる部分もあるし、3分の2人で重なるところもあるなど、その方策がまったく一筋縄でいかなく、新奇。よくもまあこんな構成が出来上がるよなあ、譜面はどうなっているんだろうとか、接していていろんな思いにとらわれてしまう。いやー、この凝った構成と鮮やかな即興の交錯の様に、ピアノ・トリオというフォーマットはまだまだフレッシュな行き方ができると思わずにはいられなかった。そして、それを成り立たせているのは、須川と竹村のジャズの本懐をしっかり知りつつ、そこに個を相乗させた清新な演奏であるとも思わせる。彼ら、いろんな奏法のもと、いろんな音を出していたよなー。
いやー、よくこのメンツで、この表現……。平伏しました。今年見たピアノ・トリオ表現のなかで1番個性あり、新味あり。であったのは、間違いない。
▶過去の、藤井郷子
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-6.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-1.htm 藤井4
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-4.htm 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200407271618520000/ 藤井3+1
http://43142.diarynote.jp/?day=20050210 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200512020244540000/ ザ・レイモンド・マクドナルド・トウキョウ・インプロヴァイザーズ・オーケストラ
http://43142.diarynote.jp/200512140951100000/ エリオット・シャープ
http://43142.diarynote.jp/?day=20060703 藤井オーケストラ名古屋/同東京
http://43142.diarynote.jp/?day=20080824 レイモンド・マクドナルド・インターナショナル・ビッグ・バンド
http://43142.diarynote.jp/200812281445103402/ 藤井4
http://43142.diarynote.jp/201001101203088126/ ガトー・リブレ、ファースト・ミーティング、ma-do、オーケストラ東京
http://43142.diarynote.jp/?day=20100607 ファースト・ミーティング
http://43142.diarynote.jp/201008261616172628/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120701
http://43142.diarynote.jp/201601301017037781/ KAZE
http://43142.diarynote.jp/201701101136544400/ Quartet Maho。Maho、 Satoko Fujii Orchestra Tokyo、Tobira―one、Satoko Fujii Quartet
http://43142.diarynote.jp/201709141146381271/ 藤井オーケストラ東京
https://43142.diarynote.jp/201801100512178732/ あれもこれも
https://43142.diarynote.jp/201901141236416025/ あれもこれも
https://43142.diarynote.jp/201903231350548821/ モリ・イクエ
https://43142.diarynote.jp/201906280923527705/ 2019年ダウンビート誌クリティクス・ポール
https://43142.diarynote.jp/201906301115529387/ +齊藤貿子
▶︎過去の、須川崇志
http://43142.diarynote.jp/201003191715113498/
http://43142.diarynote.jp/201107310727152406/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160627
http://43142.diarynote.jp/201706220952582448/
http://43142.diarynote.jp/201801200930278094/
https://43142.diarynote.jp/201804081516393408/
https://43142.diarynote.jp/201903301004154036/
https://43142.diarynote.jp/201912161052582124/
▶︎過去の、竹村一哲
http://43142.diarynote.jp/201610100849458472/
https://43142.diarynote.jp/201809071509481583/
https://43142.diarynote.jp/201910070759405954/
それをファースト・セットだけを見て、南青山・ブルーノート東京に移動。近年は欧州ソニーと契約しているドイツ人トランペッター/シンガーのティル・ブレナー(2006年1月18日)の公演を見る。ノーネクタイのスーツ姿(でもジャケットとパンツは微妙に色合いが違っていたか)に赤いポケット・チーフのブレナーさん、何気に格好いい。やはり、それもステージに立つものとしては重要な要件になりますね。
フリューゲルホーンとトランペットと歌のブレナー、ピアノとキーボードのオラフ・プーツシーン、キーボードのヤン・ミゼーレ、ギターのブルーノ・ミュラー、ダブル・ベースと電気ベースと鍵盤ベースを曲により操り音楽ディレクターとも紹介されたクリスチャン・フォン・カプヘンクスト、ドラムのデイヴィッド・ヘインズ。キレのいい演奏を効かせたヘインズはスタンリー・ジョーダン(2008年8月6日)やジャマラディーン・タクーマ(2014年7月28日)やヴィクター・ウッテン(2000年8月12日、2004年3月24日、2008年9月8日、2015年6月5日 )らの作品に名前が見られる。彼は米国人ながらベルリン在住で、ドラム・パッド扱いの名手としても知られますね。そして、その陣容にスペシャル・ゲストとして歌と鍵盤のフランク・マッコム(2004年4月15日、2004年5月10日、2006年9月3日、2006年12月7日、2007年12月28日、2011年3月4日 、2012年3月5日、2015年6月26日)が加わる。彼は3分の2近くで美声をふるまう。ゆえに、歌も歌うブレナーだが、ここではコーラスをするのにとどまった。
“ベター・ザン・クリスマス”という名前がツアー名につけられており、なるほどその表題に偽りなし。演目がホリデイ・シーズンにちなむものが多くて、へ〜え。クリスマス絡み曲をやられると痒いと感じる部分もあるが、そこはジャズの洒脱さを介してうまく開く。とともに、エンターテインしている懐の広さもおおいに出てくるわけで、なかなかに頷く。おねーゃんと師走の気分をいい感じで持ち合いたいという向きには、もうぴったりの出し物ではないか。ヒネたぼくでも肯定できる、お金の取れる、いいクリスマスを題材に置く公演であったと思うし、これは毎年繰り返されてもいいプログラムだと思った。
▶︎過去の、ティル・ブレナー
https://43142.diarynote.jp/200601191505200000/
▶過去の、フランコ・マッコム
http://43142.diarynote.jp/200404150934460000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20040510
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000/
http://43142.diarynote.jp/200612090150310000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20071228
http://43142.diarynote.jp/201103091608158507/
http://43142.diarynote.jp/201203062006429595/
https://43142.diarynote.jp/201506270755127907/
▶︎過去の、スタンリー・ジョーダン
https://43142.diarynote.jp/200808090220540000/
▶︎過去の、ジャマラディーン・タクーマ
http://43142.diarynote.jp/201408051026553769/
▶過去の、ヴィクター・ウッテン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-8.htm バークシャー・フェスティヴァル 8/12
http://43142.diarynote.jp/200403241554160000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20080908
https://43142.diarynote.jp/?day=20150605
<今日の、欧州案件>
3軒目に流れたバーで、数学の大学教授をしているベルギー人のラルフと意気投合。トロンボーンやトランペットを吹き本来はジャズ・マン志望であったらしい彼(弟はピアニストをしていると言っていたな)、近年ジャズの話が一番合う、いや話を丁々発止できる人だった。ところで、元セレッソ大阪出身で現ザルツブルグの南野拓実の、英リバプールへの移籍が発表された。今年のチャンピオンズ・リーグで奇跡的な経緯を経て優勝したビッグ・クラブの英リヴァプールとは、本当にすごい。若い選手だとステップ・アップすることが是となるオーストリアのリーグに5年間もとどまることをしいられ(ちゃんと活躍していたのに、サブっぽい使われかたがされたりもしたな)、なかなか日本代表チームにも選ばれなかった(実質、選ばれるようになったのはロシアW杯のあとの、昨年秋からだ)ところを腐らず、よく頑張ったなー。とっても、そんな芯の強い24歳の青年をぼくは尊敬します。
追記:翌日の世界クラブ選手権の決勝でブラジルのフラメンゴに勝利し、リヴァプールは名目上は現在世界1位のサッカー・クラブとなった。
ピアニストの藤井郷子(1999年8月16日、2000年6月2日、2000年10月1日、2002年8月5日、2003年1月21日、2003年4月7日、2004年7月27日、2005年2月10日、2005年11月28日、2005年12月11日、2006年7月3日、2008年8月24日、2008年12月17日、2010年1月9日、2010年6月7日、2010年8月6日、2012年7月1日、2016年1月28日、2017年1月9日、2017年9月13日、2018年1月8日、2019年1月13日、2019年1月13日、2019年6月29日)、ダブル・ベースの須川崇志(2010年3月14日、2011年7月25日、2016年6月27日、2017年6月21日、2018年1月19日、2018年4月7日)、そしてドラムの竹村一哲(2016年9月27日、2018年9月2日、2019年10月6日)という陣容。
オープナーは、まずテーマを一回りやるが、こりゃ何拍子じゃい(たぶん、合わせワザなんだろうな)というトリッキーなそれで、その後、3人が様々な重なり方〜それぞれがソロでやる部分もあるし、3分の2人で重なるところもあるなど、その方策がまったく一筋縄でいかなく、新奇。よくもまあこんな構成が出来上がるよなあ、譜面はどうなっているんだろうとか、接していていろんな思いにとらわれてしまう。いやー、この凝った構成と鮮やかな即興の交錯の様に、ピアノ・トリオというフォーマットはまだまだフレッシュな行き方ができると思わずにはいられなかった。そして、それを成り立たせているのは、須川と竹村のジャズの本懐をしっかり知りつつ、そこに個を相乗させた清新な演奏であるとも思わせる。彼ら、いろんな奏法のもと、いろんな音を出していたよなー。
いやー、よくこのメンツで、この表現……。平伏しました。今年見たピアノ・トリオ表現のなかで1番個性あり、新味あり。であったのは、間違いない。
▶過去の、藤井郷子
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-6.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-1.htm 藤井4
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-4.htm 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200407271618520000/ 藤井3+1
http://43142.diarynote.jp/?day=20050210 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200512020244540000/ ザ・レイモンド・マクドナルド・トウキョウ・インプロヴァイザーズ・オーケストラ
http://43142.diarynote.jp/200512140951100000/ エリオット・シャープ
http://43142.diarynote.jp/?day=20060703 藤井オーケストラ名古屋/同東京
http://43142.diarynote.jp/?day=20080824 レイモンド・マクドナルド・インターナショナル・ビッグ・バンド
http://43142.diarynote.jp/200812281445103402/ 藤井4
http://43142.diarynote.jp/201001101203088126/ ガトー・リブレ、ファースト・ミーティング、ma-do、オーケストラ東京
http://43142.diarynote.jp/?day=20100607 ファースト・ミーティング
http://43142.diarynote.jp/201008261616172628/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120701
http://43142.diarynote.jp/201601301017037781/ KAZE
http://43142.diarynote.jp/201701101136544400/ Quartet Maho。Maho、 Satoko Fujii Orchestra Tokyo、Tobira―one、Satoko Fujii Quartet
http://43142.diarynote.jp/201709141146381271/ 藤井オーケストラ東京
https://43142.diarynote.jp/201801100512178732/ あれもこれも
https://43142.diarynote.jp/201901141236416025/ あれもこれも
https://43142.diarynote.jp/201903231350548821/ モリ・イクエ
https://43142.diarynote.jp/201906280923527705/ 2019年ダウンビート誌クリティクス・ポール
https://43142.diarynote.jp/201906301115529387/ +齊藤貿子
▶︎過去の、須川崇志
http://43142.diarynote.jp/201003191715113498/
http://43142.diarynote.jp/201107310727152406/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160627
http://43142.diarynote.jp/201706220952582448/
http://43142.diarynote.jp/201801200930278094/
https://43142.diarynote.jp/201804081516393408/
https://43142.diarynote.jp/201903301004154036/
https://43142.diarynote.jp/201912161052582124/
▶︎過去の、竹村一哲
http://43142.diarynote.jp/201610100849458472/
https://43142.diarynote.jp/201809071509481583/
https://43142.diarynote.jp/201910070759405954/
それをファースト・セットだけを見て、南青山・ブルーノート東京に移動。近年は欧州ソニーと契約しているドイツ人トランペッター/シンガーのティル・ブレナー(2006年1月18日)の公演を見る。ノーネクタイのスーツ姿(でもジャケットとパンツは微妙に色合いが違っていたか)に赤いポケット・チーフのブレナーさん、何気に格好いい。やはり、それもステージに立つものとしては重要な要件になりますね。
フリューゲルホーンとトランペットと歌のブレナー、ピアノとキーボードのオラフ・プーツシーン、キーボードのヤン・ミゼーレ、ギターのブルーノ・ミュラー、ダブル・ベースと電気ベースと鍵盤ベースを曲により操り音楽ディレクターとも紹介されたクリスチャン・フォン・カプヘンクスト、ドラムのデイヴィッド・ヘインズ。キレのいい演奏を効かせたヘインズはスタンリー・ジョーダン(2008年8月6日)やジャマラディーン・タクーマ(2014年7月28日)やヴィクター・ウッテン(2000年8月12日、2004年3月24日、2008年9月8日、2015年6月5日 )らの作品に名前が見られる。彼は米国人ながらベルリン在住で、ドラム・パッド扱いの名手としても知られますね。そして、その陣容にスペシャル・ゲストとして歌と鍵盤のフランク・マッコム(2004年4月15日、2004年5月10日、2006年9月3日、2006年12月7日、2007年12月28日、2011年3月4日 、2012年3月5日、2015年6月26日)が加わる。彼は3分の2近くで美声をふるまう。ゆえに、歌も歌うブレナーだが、ここではコーラスをするのにとどまった。
“ベター・ザン・クリスマス”という名前がツアー名につけられており、なるほどその表題に偽りなし。演目がホリデイ・シーズンにちなむものが多くて、へ〜え。クリスマス絡み曲をやられると痒いと感じる部分もあるが、そこはジャズの洒脱さを介してうまく開く。とともに、エンターテインしている懐の広さもおおいに出てくるわけで、なかなかに頷く。おねーゃんと師走の気分をいい感じで持ち合いたいという向きには、もうぴったりの出し物ではないか。ヒネたぼくでも肯定できる、お金の取れる、いいクリスマスを題材に置く公演であったと思うし、これは毎年繰り返されてもいいプログラムだと思った。
▶︎過去の、ティル・ブレナー
https://43142.diarynote.jp/200601191505200000/
▶過去の、フランコ・マッコム
http://43142.diarynote.jp/200404150934460000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20040510
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000/
http://43142.diarynote.jp/200612090150310000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20071228
http://43142.diarynote.jp/201103091608158507/
http://43142.diarynote.jp/201203062006429595/
https://43142.diarynote.jp/201506270755127907/
▶︎過去の、スタンリー・ジョーダン
https://43142.diarynote.jp/200808090220540000/
▶︎過去の、ジャマラディーン・タクーマ
http://43142.diarynote.jp/201408051026553769/
▶過去の、ヴィクター・ウッテン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-8.htm バークシャー・フェスティヴァル 8/12
http://43142.diarynote.jp/200403241554160000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20080908
https://43142.diarynote.jp/?day=20150605
<今日の、欧州案件>
3軒目に流れたバーで、数学の大学教授をしているベルギー人のラルフと意気投合。トロンボーンやトランペットを吹き本来はジャズ・マン志望であったらしい彼(弟はピアニストをしていると言っていたな)、近年ジャズの話が一番合う、いや話を丁々発止できる人だった。ところで、元セレッソ大阪出身で現ザルツブルグの南野拓実の、英リバプールへの移籍が発表された。今年のチャンピオンズ・リーグで奇跡的な経緯を経て優勝したビッグ・クラブの英リヴァプールとは、本当にすごい。若い選手だとステップ・アップすることが是となるオーストリアのリーグに5年間もとどまることをしいられ(ちゃんと活躍していたのに、サブっぽい使われかたがされたりもしたな)、なかなか日本代表チームにも選ばれなかった(実質、選ばれるようになったのはロシアW杯のあとの、昨年秋からだ)ところを腐らず、よく頑張ったなー。とっても、そんな芯の強い24歳の青年をぼくは尊敬します。
追記:翌日の世界クラブ選手権の決勝でブラジルのフラメンゴに勝利し、リヴァプールは名目上は現在世界1位のサッカー・クラブとなった。
TRIBALISM 3 +秋山徹次、蜂谷真紀
2019年12月19日 音楽 タイ、中国、台湾と回り、日本にやってきたフランスのインダストリアル・ロックならぬインダストリアル・ジャズのトリオに、日本の即興音楽家が二人重なる出し物。秋山徹次はノイズ系ギター、蜂谷真紀(2008年8月24日、2009年1月8日、2010年9月11日、2014年7月22日、2014年9月25日、2015年5月20日、2015年6月15日、2016年11月2日、2018年1月19日、2019年3月29日、2019年9月12日)はヴォイスやキーボードや鳴り物で対応する。阿佐ヶ谷・Yellow Vision。
少し年長で曲も作るドラムのヤン、シンセサイザーのルカ、エレクトリック・ベースのオリヴィアからなるトリバリズム3はまだデビュー作『トライバリズム』(原語表題表記がカタカナなの)を出したばかりの新しいバンド。リーダーはリールだかトゥールーズだか(地名、まったく忘れちゃった)の地方都市に住み、リズム隊はパリやパリ近郊在住とか。ルカはイタリア出身で、音大の打楽器課の出でヴァイブラフォンも演奏するよう。オリヴォア嬢は普段、ダブル・ベースも弾くらしい。そんな面々の拾えたユーチューブ映像の印象は、楽器編成は違うけど、“フランスのコメット・イズ・カミング(cf.シャバカ・ハッチングス)”というもの。それは、跳ねたビートにのるルカの翔んだシンセ使いが導く。また、そのビートの感覚から先日来日ツアーを行ったフランスのクインテットであるオクシード(2019年11月9日)を思い出す。彼らに、オクシードのことを聞いたら、よく知っているとのこと。
一席をこなした後に遅れて会場入りしたら、5人がフリーフォームでやっている。あらら。最初から、自由に5人にてお手合わせ演奏をしたよう。で、休憩を挟んでは、まずトリバリズム3の面々が整合感の高いオリジナル曲を演奏しはじめ、それに秋山と蜂谷が茶々狼藉を入れるような感じで加わっていき、総体はどんどんあらぬ方向に流れていく。一期一会、自由な音楽のゆくえ……。トライバル3と蜂谷は、20日も入谷・なってるハウスで共演。今日の邂逅をふまえ、また違った“羽”をもったパフォーマンスになるんじゃないだろうか。蜂谷は、長い知己であるかっ飛び仏チェロ奏者であるユーグ・ヴァンサンと(2014年10月30日)の紹介で、3人とやることになったという。
▶過去の、蜂谷真紀
http://43142.diarynote.jp/200808260821260000/
http://43142.diarynote.jp/200901091437341082/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100911
http://43142.diarynote.jp/201407231341189225/
http://43142.diarynote.jp/201409261635554506/
http://43142.diarynote.jp/201410310931316189/
http://43142.diarynote.jp/201505211022511238/
http://43142.diarynote.jp/?day=20161102
http://43142.diarynote.jp/201707111737453393/
https://43142.diarynote.jp/201801200930278094/
https://43142.diarynote.jp/201903301004154036/
https://43142.diarynote.jp/201909141634343903/
▶︎過去の、ユーグ・ヴァンサン
https://43142.diarynote.jp/201410310931316189/
<今日の、お初>
大友良英(2002年3月17日、2003年6月28日、2004年2月6日、2004年10月10日、2004年11月7日、2005年4月26日、2006年1月21日、2006年4月18日、2007年4月21日、2009年5月31日、2011年6月8日、2012年3月21日、2013年7月13日、2016年9月4日、2016年10月27日、2019年11月12日)のあとを負うようにシーンに出てきたという印象をぼくは持つ秋山徹次(もう、関連作の数はめちゃ多いです)のパフォーマンスに触れるのはもしや初めてか。うれしい。横と足元にイフェクターを置き、SG型のギターを自在に扱う。話したら、穏やかな紳士であった。Yellow Visionにも初めて行く。というか、オフィシャルでは(?。酔っ払って、タクシーでこの近辺に来たことがあるやいなや)、初めての阿佐ヶ谷駅下車でもある。駅からたいそう近いハコ。ドラマーでもある店主が、11年前から持っているという。蜂谷、加藤崇之(2005年11月28日、2005年12月11日、2012年11月24日、2017年1月9日、2019年8月29日)、林頼我(2019年3月16日)のトリオによるフリーフォーム盤『Parhelion 三つの太陽』(Fulldesign、FDR-1041)は2曲入りの完全即興を収めていて、それはここの5月のギグをソースとする。カヴァーとバック・カヴァーの素敵な絵は、加藤画伯による。
▶︎過去の、大友良英
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm
http://43142.diarynote.jp/200402061359140000/
http://43142.diarynote.jp/200410162220330000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20041107
http://43142.diarynote.jp/200504301042210000/
http://43142.diarynote.jp/200601271857530000/
http://43142.diarynote.jp/200604210538510000/
http://43142.diarynote.jp/200704251227010000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090531
http://43142.diarynote.jp/201106141341111340/
http://43142.diarynote.jp/201203260805006088/
http://43142.diarynote.jp/201307160735048974/
http://43142.diarynote.jp/201609201052518160/
https://43142.diarynote.jp/201610310943306583/
https://43142.diarynote.jp/201911131405562579/
▶︎過去の、加藤崇之
http://43142.diarynote.jp/amp/200512020244540000/
http://43142.diarynote.jp/200512140951100000/
http://43142.diarynote.jp/201211261639115632
http://43142.diarynote.jp/?day=20170109
https://43142.diarynote.jp/201908310944135574/
▶︎過去の、林頼我
https://43142.diarynote.jp/201903171331065828/
少し年長で曲も作るドラムのヤン、シンセサイザーのルカ、エレクトリック・ベースのオリヴィアからなるトリバリズム3はまだデビュー作『トライバリズム』(原語表題表記がカタカナなの)を出したばかりの新しいバンド。リーダーはリールだかトゥールーズだか(地名、まったく忘れちゃった)の地方都市に住み、リズム隊はパリやパリ近郊在住とか。ルカはイタリア出身で、音大の打楽器課の出でヴァイブラフォンも演奏するよう。オリヴォア嬢は普段、ダブル・ベースも弾くらしい。そんな面々の拾えたユーチューブ映像の印象は、楽器編成は違うけど、“フランスのコメット・イズ・カミング(cf.シャバカ・ハッチングス)”というもの。それは、跳ねたビートにのるルカの翔んだシンセ使いが導く。また、そのビートの感覚から先日来日ツアーを行ったフランスのクインテットであるオクシード(2019年11月9日)を思い出す。彼らに、オクシードのことを聞いたら、よく知っているとのこと。
一席をこなした後に遅れて会場入りしたら、5人がフリーフォームでやっている。あらら。最初から、自由に5人にてお手合わせ演奏をしたよう。で、休憩を挟んでは、まずトリバリズム3の面々が整合感の高いオリジナル曲を演奏しはじめ、それに秋山と蜂谷が茶々狼藉を入れるような感じで加わっていき、総体はどんどんあらぬ方向に流れていく。一期一会、自由な音楽のゆくえ……。トライバル3と蜂谷は、20日も入谷・なってるハウスで共演。今日の邂逅をふまえ、また違った“羽”をもったパフォーマンスになるんじゃないだろうか。蜂谷は、長い知己であるかっ飛び仏チェロ奏者であるユーグ・ヴァンサンと(2014年10月30日)の紹介で、3人とやることになったという。
▶過去の、蜂谷真紀
http://43142.diarynote.jp/200808260821260000/
http://43142.diarynote.jp/200901091437341082/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100911
http://43142.diarynote.jp/201407231341189225/
http://43142.diarynote.jp/201409261635554506/
http://43142.diarynote.jp/201410310931316189/
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http://43142.diarynote.jp/?day=20161102
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https://43142.diarynote.jp/201801200930278094/
https://43142.diarynote.jp/201903301004154036/
https://43142.diarynote.jp/201909141634343903/
▶︎過去の、ユーグ・ヴァンサン
https://43142.diarynote.jp/201410310931316189/
<今日の、お初>
大友良英(2002年3月17日、2003年6月28日、2004年2月6日、2004年10月10日、2004年11月7日、2005年4月26日、2006年1月21日、2006年4月18日、2007年4月21日、2009年5月31日、2011年6月8日、2012年3月21日、2013年7月13日、2016年9月4日、2016年10月27日、2019年11月12日)のあとを負うようにシーンに出てきたという印象をぼくは持つ秋山徹次(もう、関連作の数はめちゃ多いです)のパフォーマンスに触れるのはもしや初めてか。うれしい。横と足元にイフェクターを置き、SG型のギターを自在に扱う。話したら、穏やかな紳士であった。Yellow Visionにも初めて行く。というか、オフィシャルでは(?。酔っ払って、タクシーでこの近辺に来たことがあるやいなや)、初めての阿佐ヶ谷駅下車でもある。駅からたいそう近いハコ。ドラマーでもある店主が、11年前から持っているという。蜂谷、加藤崇之(2005年11月28日、2005年12月11日、2012年11月24日、2017年1月9日、2019年8月29日)、林頼我(2019年3月16日)のトリオによるフリーフォーム盤『Parhelion 三つの太陽』(Fulldesign、FDR-1041)は2曲入りの完全即興を収めていて、それはここの5月のギグをソースとする。カヴァーとバック・カヴァーの素敵な絵は、加藤画伯による。
▶︎過去の、大友良英
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
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http://43142.diarynote.jp/?day=20090531
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http://43142.diarynote.jp/201203260805006088/
http://43142.diarynote.jp/201307160735048974/
http://43142.diarynote.jp/201609201052518160/
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https://43142.diarynote.jp/201911131405562579/
▶︎過去の、加藤崇之
http://43142.diarynote.jp/amp/200512020244540000/
http://43142.diarynote.jp/200512140951100000/
http://43142.diarynote.jp/201211261639115632
http://43142.diarynote.jp/?day=20170109
https://43142.diarynote.jp/201908310944135574/
▶︎過去の、林頼我
https://43142.diarynote.jp/201903171331065828/
ECMレコーディング・アーティストである韓国人リード奏者のソンジェ・ソン(『Sungjae Son Near East Quartet』:2017年)、ギターの藤本一馬(2011年8月22日、2012年6月17日 、2013年4月19日、2019年7月6日)、ピアノの林正樹(2013年9月6日、2015年9月27日、2015年12月17日、2016年7月16日、2018年5月13日 、2019年1月7日、2019年10月6日、2019年11月19日、2019年11月21日)、ダブル・ベースの西嶋徹(2012年11月21日、2017年6月27日、2018年12月10日)、在ミュンヘンのドラマーである福盛 進也 (2018年1月7日、2018年4月7日、2019年1月5日、2019年6月14日)からなるクインテット表現を、永福町・sonoriumで見る。え〜、藤本一馬の自己カルテットが今こんな豪華な顔ぶれになっているとは知らなかった。
セミ・アコースティック型のエレクトリック・ギターとプラグするガッド・ギターを弾く藤本以外は、皆生音にて。で、各人がとっても個を出しながら、バランスに留意しつつハっとするような音を出していて、まずは感銘。林はときにポーンと空気の膜を浮き上らせるような音をだしたりして快感以外の何者でもないし、福盛の多彩なドラムさばきにもえ〜こんな風情を出せちゃうのという驚きあり。主役となるソンジェ・ソンはテナー・サックスだけを演奏していたが、スモーキーというかくぐもった音色を介して文様を描きていくようなブロウにもうなづく。そして、藤本はエレクトリック・ギターを弾く場合はギターのつまみを細くいじりつつ響くベール音を繰り出す。
曲は各メンバーのオリジナルを取り上げる。ソンと福盛の二人がECMからアルバムを出しているだけにECM流れの間と奥行きを抱えた演奏が繰り広げられたと指摘することは可能だろう。その水面下には多大な技量や、パッションと緊張も一面では抱える。そうしたアーティストとして正統なストラグルや自己鍛錬を抱えた先に、魅力的な歌心や詩情があふれ出しているのだ。
▶︎過去の、藤本一馬
https://43142.diarynote.jp/201109100857091783/
https://43142.diarynote.jp/201206210942136482/
https://43142.diarynote.jp/201304211111189539/
https://43142.diarynote.jp/201907071754237718/
▶過去の、林正樹
http://43142.diarynote.jp/201309121810294280/
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
http://43142.diarynote.jp/201512271306411506
http://43142.diarynote.jp/201607191312426603/
https://43142.diarynote.jp/201805150750157494/
https://43142.diarynote.jp/201901090933013218/
https://43142.diarynote.jp/201910070759405954/
https://43142.diarynote.jp/201911201705565775/
https://43142.diarynote.jp/201911230723444744/
▶︎過去の、西嶋徹
http://43142.diarynote.jp/?day=20121121
https://43142.diarynote.jp/201706281510173316/
https://43142.diarynote.jp/201812111218404525/
▶︎過去の、福盛 進也
http://43142.diarynote.jp/201801081118162617/
https://43142.diarynote.jp/201804081516393408/
https://43142.diarynote.jp/201804081516393408/
https://43142.diarynote.jp/201906151238565701/
<今日の、認知>
行き帰りに、<本日、満席>という張り紙を出している店を二つ見る。同様の掲示をしている飲食店を、この師走は他にも見ているよナ。経営者側に、<本日、貸し切り>よりも<本日、満席>と表示したほうがいいという感覚が今あるのだろうか。そういえば、クリスマス・シーズンのイルミネーションだが、数年前は青色発光ダイオードによるそれが大流行であったが、近年はまた昼光色によるものが主流であるような、、、。寒がりのぼくは、後者のほうが好き。知人に、家に飾るツリーの飾り付けに12月アタマは心血を注いている人を知っている。でも、その後も手を加えたくなり2週間はそわそわしちゃうんだそう。人、それぞれ。今日、心意気のベーシストであるヴォイテク・マゾレフスキ(2016年9月19日、2019年9月2日、2019年9月3日)から5月に米国ライヴをいくつかやったあと、日本に飛びたいけど、なんかいいフェスとかないかなあという連絡をもらう。「わかった。難しいかもしんないけど、トライする」と、少ししょっぱい返事。だって、過剰な期待は持たせられない。ライヴを見るのが好きなくせに、興行のほうの知識や知り合いはあまりないというのも再認識。どなたか、なにか糸口あれば教えてください。
▶︎過去の、ヴォイテク・マゾレフスキ
https://43142.diarynote.jp/201609211101391997/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
https://43142.diarynote.jp/201909071014576603/
セミ・アコースティック型のエレクトリック・ギターとプラグするガッド・ギターを弾く藤本以外は、皆生音にて。で、各人がとっても個を出しながら、バランスに留意しつつハっとするような音を出していて、まずは感銘。林はときにポーンと空気の膜を浮き上らせるような音をだしたりして快感以外の何者でもないし、福盛の多彩なドラムさばきにもえ〜こんな風情を出せちゃうのという驚きあり。主役となるソンジェ・ソンはテナー・サックスだけを演奏していたが、スモーキーというかくぐもった音色を介して文様を描きていくようなブロウにもうなづく。そして、藤本はエレクトリック・ギターを弾く場合はギターのつまみを細くいじりつつ響くベール音を繰り出す。
曲は各メンバーのオリジナルを取り上げる。ソンと福盛の二人がECMからアルバムを出しているだけにECM流れの間と奥行きを抱えた演奏が繰り広げられたと指摘することは可能だろう。その水面下には多大な技量や、パッションと緊張も一面では抱える。そうしたアーティストとして正統なストラグルや自己鍛錬を抱えた先に、魅力的な歌心や詩情があふれ出しているのだ。
▶︎過去の、藤本一馬
https://43142.diarynote.jp/201109100857091783/
https://43142.diarynote.jp/201206210942136482/
https://43142.diarynote.jp/201304211111189539/
https://43142.diarynote.jp/201907071754237718/
▶過去の、林正樹
http://43142.diarynote.jp/201309121810294280/
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
http://43142.diarynote.jp/201512271306411506
http://43142.diarynote.jp/201607191312426603/
https://43142.diarynote.jp/201805150750157494/
https://43142.diarynote.jp/201901090933013218/
https://43142.diarynote.jp/201910070759405954/
https://43142.diarynote.jp/201911201705565775/
https://43142.diarynote.jp/201911230723444744/
▶︎過去の、西嶋徹
http://43142.diarynote.jp/?day=20121121
https://43142.diarynote.jp/201706281510173316/
https://43142.diarynote.jp/201812111218404525/
▶︎過去の、福盛 進也
http://43142.diarynote.jp/201801081118162617/
https://43142.diarynote.jp/201804081516393408/
https://43142.diarynote.jp/201804081516393408/
https://43142.diarynote.jp/201906151238565701/
<今日の、認知>
行き帰りに、<本日、満席>という張り紙を出している店を二つ見る。同様の掲示をしている飲食店を、この師走は他にも見ているよナ。経営者側に、<本日、貸し切り>よりも<本日、満席>と表示したほうがいいという感覚が今あるのだろうか。そういえば、クリスマス・シーズンのイルミネーションだが、数年前は青色発光ダイオードによるそれが大流行であったが、近年はまた昼光色によるものが主流であるような、、、。寒がりのぼくは、後者のほうが好き。知人に、家に飾るツリーの飾り付けに12月アタマは心血を注いている人を知っている。でも、その後も手を加えたくなり2週間はそわそわしちゃうんだそう。人、それぞれ。今日、心意気のベーシストであるヴォイテク・マゾレフスキ(2016年9月19日、2019年9月2日、2019年9月3日)から5月に米国ライヴをいくつかやったあと、日本に飛びたいけど、なんかいいフェスとかないかなあという連絡をもらう。「わかった。難しいかもしんないけど、トライする」と、少ししょっぱい返事。だって、過剰な期待は持たせられない。ライヴを見るのが好きなくせに、興行のほうの知識や知り合いはあまりないというのも再認識。どなたか、なにか糸口あれば教えてください。
▶︎過去の、ヴォイテク・マゾレフスキ
https://43142.diarynote.jp/201609211101391997/
https://43142.diarynote.jp/201909031830055314/
https://43142.diarynote.jp/201909071014576603/
渋谷・O’nest。忘年会を抜けて行ったのだが正解、とっても良かった。いい年末だとも、なんか思えた。
スイスの情緒豊かなギター・バンドであるYOKKO(2019年12月3日 )を、渋谷・O’estで見る。ステージ前面に、ヴォーカルのアディ(一部、ギターも手にする)、ギターのフィリップ、ベースのマッツ(一部、鍵盤ベースも触る)、サポートのキーボードが並び、後ろにドラマーのドメニックが位置する。
ほぼパーフェクトな音質と音像を送出、さすがエンジニア同行であると思わされる。その音を聞いて、U2(2006年12月4日)を思い出す人は多いだろう。エレクトロ度が高くなる前あたりの……。彼らの起点の奥の最たる存在が彼らではないのか。歌の多大な存在感、よく整合された立体感を持つサウンドや曲調、その総体から浮かび上がる壮大な風景のようなものはまさしくあの巨大グループの流れにある。それをもっと、手作り感覚を介してやっている感じ。そんな個々の能力が高いとも痛感させられる面々に触れていて、YOKKOが英米のバンドであったなら、もっとインターナショナルなグループであったろうなあと思う。いや、ほんとに素晴らしい実力派バンドですよ。
そして、そんな面々は誠心誠意ミュージック・ラヴァーとして振る舞い、観客に働きかける。アンコールの3曲めは、メンバーの4人が客席に降りてきて生ギター一本(ドラマーはギターのハード・ケースを抱えて、それを叩く)にて歌を重ねた。
そのあと行った席で、なんかうれしそうな顔をしているねと言われる。そりゃ、そうとも!
▶︎過去の、YOKKO
https://43142.diarynote.jp/201912040823286223/
▶過去の、U2
http://43142.diarynote.jp/200612070141170000/
<今日の、ナイス・ガイたち>
そのオープニング・アクトは、ゆるゆるモ!という女性3人組のアイドル系〜けっこうアジア進出しているらしい〜のブループ。会場入りしたときはまだ彼女たちがパフォーマンスしており、別フロアのホワイエでそのとっても盛り上がった様をモニターで見たら、怖くなって(?)階下の会場入りできず。なんでも、YOKKOのギタリストが加わった曲も一つあったそう。そして、YOKKOのアンコールの2曲めには逆に3人がコーラスとして入った。どういう関係を持つのかは謎だが、悪くない“図”でありました。YOKKOは先にスイス大使館公邸でアコースティック・ライヴ&懇談会を持っており、スイスから援助を受けての日本ツアーなのかなと思えば〜スカンジナヴィア圏をはじめ、あちらの公的機関のサポートを受けて来日公演をする欧州圏アーティストは散見される〜、まったく自分たちだけで来日公演を実現させているのだという。そして、その姿勢にほだされて、大使館側がプレス向けに一席設けたということらしい。
スイスの情緒豊かなギター・バンドであるYOKKO(2019年12月3日 )を、渋谷・O’estで見る。ステージ前面に、ヴォーカルのアディ(一部、ギターも手にする)、ギターのフィリップ、ベースのマッツ(一部、鍵盤ベースも触る)、サポートのキーボードが並び、後ろにドラマーのドメニックが位置する。
ほぼパーフェクトな音質と音像を送出、さすがエンジニア同行であると思わされる。その音を聞いて、U2(2006年12月4日)を思い出す人は多いだろう。エレクトロ度が高くなる前あたりの……。彼らの起点の奥の最たる存在が彼らではないのか。歌の多大な存在感、よく整合された立体感を持つサウンドや曲調、その総体から浮かび上がる壮大な風景のようなものはまさしくあの巨大グループの流れにある。それをもっと、手作り感覚を介してやっている感じ。そんな個々の能力が高いとも痛感させられる面々に触れていて、YOKKOが英米のバンドであったなら、もっとインターナショナルなグループであったろうなあと思う。いや、ほんとに素晴らしい実力派バンドですよ。
そして、そんな面々は誠心誠意ミュージック・ラヴァーとして振る舞い、観客に働きかける。アンコールの3曲めは、メンバーの4人が客席に降りてきて生ギター一本(ドラマーはギターのハード・ケースを抱えて、それを叩く)にて歌を重ねた。
そのあと行った席で、なんかうれしそうな顔をしているねと言われる。そりゃ、そうとも!
▶︎過去の、YOKKO
https://43142.diarynote.jp/201912040823286223/
▶過去の、U2
http://43142.diarynote.jp/200612070141170000/
<今日の、ナイス・ガイたち>
そのオープニング・アクトは、ゆるゆるモ!という女性3人組のアイドル系〜けっこうアジア進出しているらしい〜のブループ。会場入りしたときはまだ彼女たちがパフォーマンスしており、別フロアのホワイエでそのとっても盛り上がった様をモニターで見たら、怖くなって(?)階下の会場入りできず。なんでも、YOKKOのギタリストが加わった曲も一つあったそう。そして、YOKKOのアンコールの2曲めには逆に3人がコーラスとして入った。どういう関係を持つのかは謎だが、悪くない“図”でありました。YOKKOは先にスイス大使館公邸でアコースティック・ライヴ&懇談会を持っており、スイスから援助を受けての日本ツアーなのかなと思えば〜スカンジナヴィア圏をはじめ、あちらの公的機関のサポートを受けて来日公演をする欧州圏アーティストは散見される〜、まったく自分たちだけで来日公演を実現させているのだという。そして、その姿勢にほだされて、大使館側がプレス向けに一席設けたということらしい。
ドラム名人、スティーヴ・ガッド((2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9月3日、2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9月3日、2016年2月19日、2016年12月6日、2017年6月12日、2019年8月6日)のリーダー公演を南青山・ブルーノート東京で見る。セカンド・ショウ。
彼にくわえ、電気ピアノとピアノのギターのケヴィン・ヘイズ(2016年12月6日、2017年2月7日、2018年9月6日)、トランペットとフリューゲルホーンのウォルト・フォウラー(2016年12月6日、2018年9月6日)、エレクトリック・ギターのデイヴィッド・スピノザ、エレクトリック・ベースのジミー・ジョンソン(2016年12月6日、2018年9月6日)。なんと、ギタリストがマイケル・ランドウからデイヴィッド・スピノザに今回は変更。どちらも、米国黄金ロック期の人気セッション・マンだが、ぼくはNYベースのスピノザの演奏の方により触れていたのは間違いない。
1曲ごとに、ガッドは演奏する曲名と作者を紹介。マイケル・ランドウとケヴィン・ヘイズの曲が多く、ウォルト・フォウラーやデイヴィッド・スピノザの曲も一つづつ。スピノザ曲はブルースだった。それらの曲はわりとくすんだ印象を与える曲で、それほどぼくの好みではないのだが、腕自慢たちによる腹八分目演奏は訴求力あり。ヤマハ+ジルジャンを用いるガッドの演奏は音色がとっても良好で、ちょっとしたアクセントのつけ方が格好いいと再確認。
本編最後の曲は、1980年代下半期のガッドのリーダー・バンドであるザ・ガッド・ギャングのレパートリーでもあったボブ・ディランの「ウォッチ・リヴァー・フロウ」。ただし、インストではなく、ケヴィン・ヘイズのヴォーカル付きでそれを披露。また、アンコールではドラマーのバディ・マイルズのロック・スタンダード「ゼム・チェンジズ」を少しひねり、緩やか目に送り出した。
▶過去の、スティーヴ・ガッド
http://43142.diarynote.jp/200402051855170000/
http://43142.diarynote.jp/201012051903113851/
http://43142.diarynote.jp/201212101904379741/
http://43142.diarynote.jp/201312171510083393/
http://43142.diarynote.jp/201410220711345595/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160219
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
http://43142.diarynote.jp/201706130913351348/
https://43142.diarynote.jp/201908071557182844/
▶︎過去の、ケヴィン・ヘイズ
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
http://43142.diarynote.jp/201702090925559534/
https://43142.diarynote.jp/201809081804431343/
▶︎過去の、ウォルト・ファウラー
https://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
https://43142.diarynote.jp/201809081804431343/
▶︎過去の、ジミー・ジョンソン
https://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
https://43142.diarynote.jp/201809081804431343/
<今日の、働き者>
ガッドはすでに、来年の3つの来日公演が決まっている。3月19日にビルボードライブ東京(同大阪は16日)で、サックス奏者のミカエル・ブリッチャーとハオルガンの ダン・ヘマー 、二人のデンマーク人奏者と組んでいるブリッチャー・ヘマー・ガッド。彼らすでに3枚のアルバムを出している、ハード・ドライヴィングなソウル・ジャズ・オルガン・トリオだ。そして、今年は渋谷・オーチャードホールで3月28日と29日に3公演もたれる“EAST MEETS WEST 2020”。こちらは、ウィル・リー(2008年12月7日、2009年8月19日、2012年8月21日、2012年11月26日、2013年12月5日、2014年8月7日、2015年8月20日、2018年8月27日、2019年4月26日、2018年11月22日、2019年4月26日、2019年4月27日、2019年4月28日)とのリズム・セクションで細野晴臣(2009年10月12日、2010年4月15日、2010年11月21日、2011年8月7日ち2012年8月12日、2012年9月5日、2013年1月29日、2013年8月7日、2013年8月11日、2014年10月25日、2017年11月13日)やイヴァン・リンス(2002年5月1日、2009年3月17日、2010年3月9日、2012年4月12日、2016年8月28日)らをサポートする。そして、12月には渡辺貞夫(2002年12月14日、2003年5月6日、2004年12月17日、2005年12月18日、2006年8月8日、2006年9月3日、2006年10月4日、2007年12月16日、2008年12月14日、2009年7月22日、2009年9月3日、2011年7月4日、2012年6月29日、2012年12月15日、2013年4月1日、2013年7月27日、2013年9月29日、2014年7月8日、2014年10月5日、2014年12月14日、2015年12月12日、2016年7月3日、2016年12月11日、2017年10月8日、2017年12月16日、2018年5月28日、2018年9月2日、2018年10月6日、2018年12月15日、2019年8月6日、2019年11月12日、2019年12月15日)のツアー。ちなみに、3月はビルボードライブ公演のあと、そのまま日本に滞在し、“EAST MEETS WEST 2020”にのぞむ。ガッドとはちらり楽屋で会ったが、お元気そう。横にいたスピノザさんとも言葉をかわしたが、来日は7度目と言っていた。
▶過去の、ウィル・リー
http://43142.diarynote.jp/200812150312308154/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090819
http://43142.diarynote.jp/201209180912154167/
http://43142.diarynote.jp/201212101904379741/
http://43142.diarynote.jp/201312171510083393/
http://43142.diarynote.jp/201408091058201133/
http://43142.diarynote.jp/201508210809254412/
https://43142.diarynote.jp/201808291108033102/
https://43142.diarynote.jp/201811251043143983/
https://43142.diarynote.jp/201904271153238361/
https://43142.diarynote.jp/201904281151232549/
https://43142.diarynote.jp/201904291825347224/
▶過去の、細野晴臣
http://43142.diarynote.jp/200910141731349364/
http://43142.diarynote.jp/201004180836405961/
http://43142.diarynote.jp/201011250550109951/
http://43142.diarynote.jp/201208201258419318/
http://43142.diarynote.jp/201209181238434594/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130129
http://43142.diarynote.jp/?day=20130807
http://43142.diarynote.jp/201108101635051749/
http://43142.diarynote.jp/201308130851402454/
http://43142.diarynote.jp/201410301511243448/
http://43142.diarynote.jp/201711141337544172/
▶︎過去の、イヴァン・リンス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-5.htm
http://43142.diarynote.jp/200903191857117123/
http://43142.diarynote.jp/201003101342028780/
http://43142.diarynote.jp/201204150908588685/
http://43142.diarynote.jp/201608291403509244/
▶過去の、渡辺貞夫
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm 6日
http://43142.diarynote.jp/20041221210502000
http://43142.diarynote.jp/200512231955480000/
http://43142.diarynote.jp/200608091255180000/
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000/
http://43142.diarynote.jp/200610080946310000/
http://43142.diarynote.jp/200712171350530000/
http://43142.diarynote.jp/200812281440093394/
http://43142.diarynote.jp/200907310048137248/
http://43142.diarynote.jp/200909120646397236/
http://43142.diarynote.jp/201107111008176019/
http://43142.diarynote.jp/201207031353196616/
http://43142.diarynote.jp/201212171647134119/
http://43142.diarynote.jp/201304031026406106/
http://43142.diarynote.jp/201307291053021427/
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彼にくわえ、電気ピアノとピアノのギターのケヴィン・ヘイズ(2016年12月6日、2017年2月7日、2018年9月6日)、トランペットとフリューゲルホーンのウォルト・フォウラー(2016年12月6日、2018年9月6日)、エレクトリック・ギターのデイヴィッド・スピノザ、エレクトリック・ベースのジミー・ジョンソン(2016年12月6日、2018年9月6日)。なんと、ギタリストがマイケル・ランドウからデイヴィッド・スピノザに今回は変更。どちらも、米国黄金ロック期の人気セッション・マンだが、ぼくはNYベースのスピノザの演奏の方により触れていたのは間違いない。
1曲ごとに、ガッドは演奏する曲名と作者を紹介。マイケル・ランドウとケヴィン・ヘイズの曲が多く、ウォルト・フォウラーやデイヴィッド・スピノザの曲も一つづつ。スピノザ曲はブルースだった。それらの曲はわりとくすんだ印象を与える曲で、それほどぼくの好みではないのだが、腕自慢たちによる腹八分目演奏は訴求力あり。ヤマハ+ジルジャンを用いるガッドの演奏は音色がとっても良好で、ちょっとしたアクセントのつけ方が格好いいと再確認。
本編最後の曲は、1980年代下半期のガッドのリーダー・バンドであるザ・ガッド・ギャングのレパートリーでもあったボブ・ディランの「ウォッチ・リヴァー・フロウ」。ただし、インストではなく、ケヴィン・ヘイズのヴォーカル付きでそれを披露。また、アンコールではドラマーのバディ・マイルズのロック・スタンダード「ゼム・チェンジズ」を少しひねり、緩やか目に送り出した。
▶過去の、スティーヴ・ガッド
http://43142.diarynote.jp/200402051855170000/
http://43142.diarynote.jp/201012051903113851/
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https://43142.diarynote.jp/201908071557182844/
▶︎過去の、ケヴィン・ヘイズ
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
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▶︎過去の、ウォルト・ファウラー
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https://43142.diarynote.jp/201809081804431343/
▶︎過去の、ジミー・ジョンソン
https://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
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<今日の、働き者>
ガッドはすでに、来年の3つの来日公演が決まっている。3月19日にビルボードライブ東京(同大阪は16日)で、サックス奏者のミカエル・ブリッチャーとハオルガンの ダン・ヘマー 、二人のデンマーク人奏者と組んでいるブリッチャー・ヘマー・ガッド。彼らすでに3枚のアルバムを出している、ハード・ドライヴィングなソウル・ジャズ・オルガン・トリオだ。そして、今年は渋谷・オーチャードホールで3月28日と29日に3公演もたれる“EAST MEETS WEST 2020”。こちらは、ウィル・リー(2008年12月7日、2009年8月19日、2012年8月21日、2012年11月26日、2013年12月5日、2014年8月7日、2015年8月20日、2018年8月27日、2019年4月26日、2018年11月22日、2019年4月26日、2019年4月27日、2019年4月28日)とのリズム・セクションで細野晴臣(2009年10月12日、2010年4月15日、2010年11月21日、2011年8月7日ち2012年8月12日、2012年9月5日、2013年1月29日、2013年8月7日、2013年8月11日、2014年10月25日、2017年11月13日)やイヴァン・リンス(2002年5月1日、2009年3月17日、2010年3月9日、2012年4月12日、2016年8月28日)らをサポートする。そして、12月には渡辺貞夫(2002年12月14日、2003年5月6日、2004年12月17日、2005年12月18日、2006年8月8日、2006年9月3日、2006年10月4日、2007年12月16日、2008年12月14日、2009年7月22日、2009年9月3日、2011年7月4日、2012年6月29日、2012年12月15日、2013年4月1日、2013年7月27日、2013年9月29日、2014年7月8日、2014年10月5日、2014年12月14日、2015年12月12日、2016年7月3日、2016年12月11日、2017年10月8日、2017年12月16日、2018年5月28日、2018年9月2日、2018年10月6日、2018年12月15日、2019年8月6日、2019年11月12日、2019年12月15日)のツアー。ちなみに、3月はビルボードライブ公演のあと、そのまま日本に滞在し、“EAST MEETS WEST 2020”にのぞむ。ガッドとはちらり楽屋で会ったが、お元気そう。横にいたスピノザさんとも言葉をかわしたが、来日は7度目と言っていた。
▶過去の、ウィル・リー
http://43142.diarynote.jp/200812150312308154/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090819
http://43142.diarynote.jp/201209180912154167/
http://43142.diarynote.jp/201212101904379741/
http://43142.diarynote.jp/201312171510083393/
http://43142.diarynote.jp/201408091058201133/
http://43142.diarynote.jp/201508210809254412/
https://43142.diarynote.jp/201808291108033102/
https://43142.diarynote.jp/201811251043143983/
https://43142.diarynote.jp/201904271153238361/
https://43142.diarynote.jp/201904281151232549/
https://43142.diarynote.jp/201904291825347224/
▶過去の、細野晴臣
http://43142.diarynote.jp/200910141731349364/
http://43142.diarynote.jp/201004180836405961/
http://43142.diarynote.jp/201011250550109951/
http://43142.diarynote.jp/201208201258419318/
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http://43142.diarynote.jp/?day=20130807
http://43142.diarynote.jp/201108101635051749/
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http://43142.diarynote.jp/201410301511243448/
http://43142.diarynote.jp/201711141337544172/
▶︎過去の、イヴァン・リンス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-5.htm
http://43142.diarynote.jp/200903191857117123/
http://43142.diarynote.jp/201003101342028780/
http://43142.diarynote.jp/201204150908588685/
http://43142.diarynote.jp/201608291403509244/
▶過去の、渡辺貞夫
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm 6日
http://43142.diarynote.jp/20041221210502000
http://43142.diarynote.jp/200512231955480000/
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御大、すんげえ気持ち良さそうに吹いていた。いい、吹き口。この設定、大正解だったんじゃないかな。いわゆるフュージョン期にある名曲群と近年の愛奏曲をまたがらせ、バンド編成はここのところはアコースティック/わりと純ジャズ傾向にあったなか、奏者たちには電気ピアノやエレクトリック・ベースを曲によっては弾かせ、またエレクトリック・ギタリストも久しぶりにコンボに加える。そして、御大はアルト・サックスだけでなく、一部の曲ではオリジナル同様にソプラニーノも吹く。いつだったか、近年はアルト・サックスだけを吹いていますねとインタヴューで聞いたことがあったのだが、「いい楽器(ソプラニーノ)がなくてね」というのが、その答え。その演奏を披露したのは久しぶりではなかったか。それゆえ、久しぶりに「マイ・ディア・ライフ」もセット・リストに加えていた。渋谷・オーチャードホール。例によって、きっちり2部制。
渡辺貞夫(2002年12月14日、2003年5月6日、2004年12月17日、2005年12月18日、2006年8月8日、2006年9月3日、2006年10月4日、2007年12月16日、2008年12月14日、2009年7月22日、2009年9月3日、2011年7月4日、2012年6月29日、2012年12月15日、2013年4月1日、2013年7月27日、2013年9月29日、2014年7月8日、2014年10月5日、2014年12月14日、2015年12月12日、2016年7月3日、2016年12月11日、2017年10月8日、2017年12月16日、2018年5月28日、2018年9月2日、2018年10月6日、2018年12月15日、2019年8月6日、2019年11月12日)にくわえ、ピアノとのラッセル・フェランテ(2007年12月16日、2009年3月23日、2012年6月21日、2014年1月15日、2014年12月14日、2016年12月11日、2018年5月28日、2018年12月15日、2019年8月6日)、ギターの養父貴(2012年12月15日、2013年7月27日)、ベースのベン・ウィリアムズ(2009年5月18日、2009年9月3日、2010年5月30日、2012年3月3日、2012年5月28日、2013年4月1日、2013年5月21日、2015年1月22日、2015年12月12日、2016年7月3日、2016年9月1日、2016年12月11日、2017年12月7日、2018年2月21日、2018年5月28日、2018年11月1日 、2018年11月26日、2018年12月15日 )、ドラムのピーター・アースキン(2012年6月21日、2013年6月26日、2014年12月14日、2016年3月9日、2017年5月10日、2018年12月15日)。そういえば、メンバー紹介の際のMCが普段よりも少し長めであったか。
「ラウンド・トリップ」と「パストラル」、頭の2曲であがる。もともと1960年代後期には作っていたオリジナルで、チック・コリア(2006年9月3日、2007年10月1日、2016年9月16日、2017年9月2日)、ミロスラフ・ヴィトウシュ(2019年3月6日、ジャック・ディジョネット(2001年4月30日、2003年8月23日、2007年5月8日、2014年5月22日、2015年9月5日)という当時の先端を行く奏者を起用したカルテットでNYで録音された『ラウンド・トリップ』(CBSソニー、1970年)にも収録(全4曲中の、2曲)されていた曲だが、当然今回のは1987年LA録音作『バーズ・オブ・パッセージ』流れのアレンジで披露される。それは、ラッセル・フェランテ関与の同作の冒頭2曲の並び順序でもある。蛇足だが、渡辺の1980年代のベストは『バーズ・オブ・パッセージ』(エレクトラ)だとぼくは思っている。多少の仕掛けを持つサウンドのもと、メロディ性を持つテーマやソロが浮き上がる。それが今回公演のキモであり、その設定に渡辺貞夫はとってもフィット。ソリストとしては、なにげにベン・ウィリアムスがフィーチャーされていた。先日ほめていたジャズメイア・ホーン(2019年12月6日)の既発の2作品に、ウィリアムスは唯一ともに参加していた。
▶過去の、渡辺貞夫
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm 6日
http://43142.diarynote.jp/20041221210502000
http://43142.diarynote.jp/200512231955480000/
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▶過去の、ラッセル・フェランテ
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▶︎過去の、養父貴
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▶過去の、ベン・ウィリアムズ
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http://43142.diarynote.jp/201802221538438234/
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https://43142.diarynote.jp/201811021046075049/
https://43142.diarynote.jp/201811271055049781/
https://43142.diarynote.jp/201812201004266842/
▶過去の、ピーター・アースキン
http://43142.diarynote.jp/201207031311348277/
http://43142.diarynote.jp/201306271617516710/
http://43142.diarynote.jp/201412281017371613/
http://43142.diarynote.jp/201603111218495183/
https://43142.diarynote.jp/201705100944346055/
https://43142.diarynote.jp/201812201004266842/
▶︎過去の、チック・コリア
http://43142.diarynote.jp/?day=20060903
http://43142.diarynote.jp/200710121726160000/
http://43142.diarynote.jp/201609201820427313/
https://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
▶︎過去の、ミロスフ・ヴィトウシュ
https://43142.diarynote.jp/201903071110239629/
▶過去の、ジャック・ディジョネット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200705181807060000/
http://43142.diarynote.jp/201405231458349566/
http://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
▶︎過去の、ジャズメイア・ホーン
https://43142.diarynote.jp/201912070741544808/
<今日の、付記>
今年の8月のブルーノート東京公演に参加したこともあり、いま自己グループで来日中のスティーヴ・ガッド(2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9月3日、2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9月3日、2016年2月19日、2016年12月6日、2017年6月12日、2019年8月6日))が楽屋に来て、彼の来年のクリスマス・ツアーに参加することが決定したとのこと。そういえば、大友良英(2002年3月17日、2003年6月28日、2004年2月6日、2004年10月10日、2004年11月7日、2005年4月26日、2006年1月21日、2006年4月18日、2007年4月21日、2009年5月31日、2011年6月8日、2012年3月21日、2013年7月13日、2016年9月4日、2016年10月27日、2019年11月12日)が音楽を担当する大河ドラマ「いだてん」終盤はもっと渡辺貞夫をフィーチャーする予定であったらしい。サントラに注目したい。
▶過去の、スティーヴ・ガッド
http://43142.diarynote.jp/200402051855170000/
http://43142.diarynote.jp/201012051903113851/
http://43142.diarynote.jp/201212101904379741/
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http://43142.diarynote.jp/201410220711345595/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160219
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
http://43142.diarynote.jp/201706130913351348/
https://43142.diarynote.jp/201908071557182844/
▶︎過去の、大友良英
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm
http://43142.diarynote.jp/200402061359140000/
http://43142.diarynote.jp/200410162220330000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20041107
http://43142.diarynote.jp/200504301042210000/
http://43142.diarynote.jp/200601271857530000/
http://43142.diarynote.jp/200604210538510000/
http://43142.diarynote.jp/200704251227010000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090531
http://43142.diarynote.jp/201106141341111340/
http://43142.diarynote.jp/201203260805006088/
http://43142.diarynote.jp/201307160735048974/
http://43142.diarynote.jp/201609201052518160/
https://43142.diarynote.jp/201610310943306583/
https://43142.diarynote.jp/201911131405562579/
渡辺貞夫(2002年12月14日、2003年5月6日、2004年12月17日、2005年12月18日、2006年8月8日、2006年9月3日、2006年10月4日、2007年12月16日、2008年12月14日、2009年7月22日、2009年9月3日、2011年7月4日、2012年6月29日、2012年12月15日、2013年4月1日、2013年7月27日、2013年9月29日、2014年7月8日、2014年10月5日、2014年12月14日、2015年12月12日、2016年7月3日、2016年12月11日、2017年10月8日、2017年12月16日、2018年5月28日、2018年9月2日、2018年10月6日、2018年12月15日、2019年8月6日、2019年11月12日)にくわえ、ピアノとのラッセル・フェランテ(2007年12月16日、2009年3月23日、2012年6月21日、2014年1月15日、2014年12月14日、2016年12月11日、2018年5月28日、2018年12月15日、2019年8月6日)、ギターの養父貴(2012年12月15日、2013年7月27日)、ベースのベン・ウィリアムズ(2009年5月18日、2009年9月3日、2010年5月30日、2012年3月3日、2012年5月28日、2013年4月1日、2013年5月21日、2015年1月22日、2015年12月12日、2016年7月3日、2016年9月1日、2016年12月11日、2017年12月7日、2018年2月21日、2018年5月28日、2018年11月1日 、2018年11月26日、2018年12月15日 )、ドラムのピーター・アースキン(2012年6月21日、2013年6月26日、2014年12月14日、2016年3月9日、2017年5月10日、2018年12月15日)。そういえば、メンバー紹介の際のMCが普段よりも少し長めであったか。
「ラウンド・トリップ」と「パストラル」、頭の2曲であがる。もともと1960年代後期には作っていたオリジナルで、チック・コリア(2006年9月3日、2007年10月1日、2016年9月16日、2017年9月2日)、ミロスラフ・ヴィトウシュ(2019年3月6日、ジャック・ディジョネット(2001年4月30日、2003年8月23日、2007年5月8日、2014年5月22日、2015年9月5日)という当時の先端を行く奏者を起用したカルテットでNYで録音された『ラウンド・トリップ』(CBSソニー、1970年)にも収録(全4曲中の、2曲)されていた曲だが、当然今回のは1987年LA録音作『バーズ・オブ・パッセージ』流れのアレンジで披露される。それは、ラッセル・フェランテ関与の同作の冒頭2曲の並び順序でもある。蛇足だが、渡辺の1980年代のベストは『バーズ・オブ・パッセージ』(エレクトラ)だとぼくは思っている。多少の仕掛けを持つサウンドのもと、メロディ性を持つテーマやソロが浮き上がる。それが今回公演のキモであり、その設定に渡辺貞夫はとってもフィット。ソリストとしては、なにげにベン・ウィリアムスがフィーチャーされていた。先日ほめていたジャズメイア・ホーン(2019年12月6日)の既発の2作品に、ウィリアムスは唯一ともに参加していた。
▶過去の、渡辺貞夫
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm 6日
http://43142.diarynote.jp/20041221210502000
http://43142.diarynote.jp/200512231955480000/
http://43142.diarynote.jp/200608091255180000/
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000/
http://43142.diarynote.jp/200610080946310000/
http://43142.diarynote.jp/200712171350530000/
http://43142.diarynote.jp/200812281440093394/
http://43142.diarynote.jp/200907310048137248/
http://43142.diarynote.jp/200909120646397236/
http://43142.diarynote.jp/201107111008176019/
http://43142.diarynote.jp/201207031353196616/
http://43142.diarynote.jp/201212171647134119/
http://43142.diarynote.jp/201304031026406106/
http://43142.diarynote.jp/201307291053021427/
http://43142.diarynote.jp/201310050701201281/
http://43142.diarynote.jp/201407091243129270/
http://43142.diarynote.jp/201410061850124929/
http://43142.diarynote.jp/201412281017371613/
http://43142.diarynote.jp/201512151504068292/
http://43142.diarynote.jp/201607100827363436/
http://43142.diarynote.jp/201609201032322395/
http://43142.diarynote.jp/201610141747514263/
http://43142.diarynote.jp/201612171245154424/
http://43142.diarynote.jp/201710121700178187/
http://43142.diarynote.jp/201712181015052794/
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http://43142.diarynote.jp/201806130948515941/
http://43142.diarynote.jp/201809071509481583/
https://43142.diarynote.jp/201810090958036278/
https://43142.diarynote.jp/201812201004266842/
https://43142.diarynote.jp/201908071557182844/
▶過去の、ラッセル・フェランテ
http://43142.diarynote.jp/200712171350530000/
http://43142.diarynote.jp/200903260425159549/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120621
http://43142.diarynote.jp/201401171005571275/
http://43142.diarynote.jp/201412281017371613/
http://43142.diarynote.jp/201612171245154424/
https://43142.diarynote.jp/201805290906425481/
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https://43142.diarynote.jp/201908071557182844/
▶︎過去の、養父貴
https://43142.diarynote.jp/201212171647134119/
https://43142.diarynote.jp/201307291053021427/
▶過去の、ベン・ウィリアムズ
http://43142.diarynote.jp/200905191118258984/
http://43142.diarynote.jp/200909120646397236/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100530
http://43142.diarynote.jp/?day=20120303
http://43142.diarynote.jp/201205301445023004/
http://43142.diarynote.jp/201304031026406106/
http://43142.diarynote.jp/201305260927026044/
http://43142.diarynote.jp/201501230914317086/
http://43142.diarynote.jp/201607100827363436/
https://43142.diarynote.jp/201609201032322395/
http://43142.diarynote.jp/201612171245154424/
http://43142.diarynote.jp/201712081715389473/
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▶過去の、ピーター・アースキン
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▶︎過去の、チック・コリア
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今年の8月のブルーノート東京公演に参加したこともあり、いま自己グループで来日中のスティーヴ・ガッド(2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9月3日、2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9月3日、2016年2月19日、2016年12月6日、2017年6月12日、2019年8月6日))が楽屋に来て、彼の来年のクリスマス・ツアーに参加することが決定したとのこと。そういえば、大友良英(2002年3月17日、2003年6月28日、2004年2月6日、2004年10月10日、2004年11月7日、2005年4月26日、2006年1月21日、2006年4月18日、2007年4月21日、2009年5月31日、2011年6月8日、2012年3月21日、2013年7月13日、2016年9月4日、2016年10月27日、2019年11月12日)が音楽を担当する大河ドラマ「いだてん」終盤はもっと渡辺貞夫をフィーチャーする予定であったらしい。サントラに注目したい。
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