ケンドリック・スコット・オラクル
2013年9月11日 音楽 1ヶ月弱前にテレンス・ブランチャード公演(2013年8月18日)で来日したばかりの、テキサス州育ち在NYの俊英ジャズ・ドラマーの、今年2度目になる自己バンド公演は丸の内・コットンクラブにて。ファースト・ショウ。ただ前回公演(2013年2月2日)はトリオ編成によるもの、今回は新作『コンヴィクション』(コンコード)に参加している正メンバーを引き連れてのものだ。
当人に加え、テナー・サックスやバス・クラリネットのジョン・エリス(2006年4月17日、他)、ピアノのテイラー・アイグスティ(2009年6月24日、2013年2月2日)、ギターのマイク・モレーノ(2008年11月22日)、ベースのジョー・サンダースという面々。ジェラルド・クレイトン(2011年10月6日、他)のお気に入りであるサンダースは電気ベースを弾いたほうが似合うような風体の持ち主だが、とても堅実なアコースティック・ベース演奏を聞かせる。
そんな顔ぶれゆえ、2月のリーダー公演とはまったく別モノと言えるだろう、新作に準じた、いろんな興味の差し込みを持つ、現代ジャズ表現を披露する。息があいまくる5人の演奏に触れていると、今に生きるジャズ・マンの矜持をじわじわと紡ぐ、という説明もしたくなるか。それからおもしろかったのは、スコットのドラム・ソロがコンサヴァな前回公演のほうが定石外しの演奏を聞かせ、今回は地味であったこと。ただし、今回はPCを横に置き、一部効果をかける部分もあった。
<今日の、関係な〜い>
今、原価率が低い最たる商品がイアー・フォンなのだそうだ。食事の席での他愛ない話で出たので真偽のほどは知らないが、なるほど、いま広告はよく見かけるような気もする。イアー/ヘッド・フォン嫌い、スピーカーからどすんと音を出さないと気が済まないぼくには、あまり関係のない話なのであるが。ともあれ、現在のイアー・フォンの音の良さを力説する知人が散見されるのも事実ではあるなー。
当人に加え、テナー・サックスやバス・クラリネットのジョン・エリス(2006年4月17日、他)、ピアノのテイラー・アイグスティ(2009年6月24日、2013年2月2日)、ギターのマイク・モレーノ(2008年11月22日)、ベースのジョー・サンダースという面々。ジェラルド・クレイトン(2011年10月6日、他)のお気に入りであるサンダースは電気ベースを弾いたほうが似合うような風体の持ち主だが、とても堅実なアコースティック・ベース演奏を聞かせる。
そんな顔ぶれゆえ、2月のリーダー公演とはまったく別モノと言えるだろう、新作に準じた、いろんな興味の差し込みを持つ、現代ジャズ表現を披露する。息があいまくる5人の演奏に触れていると、今に生きるジャズ・マンの矜持をじわじわと紡ぐ、という説明もしたくなるか。それからおもしろかったのは、スコットのドラム・ソロがコンサヴァな前回公演のほうが定石外しの演奏を聞かせ、今回は地味であったこと。ただし、今回はPCを横に置き、一部効果をかける部分もあった。
<今日の、関係な〜い>
今、原価率が低い最たる商品がイアー・フォンなのだそうだ。食事の席での他愛ない話で出たので真偽のほどは知らないが、なるほど、いま広告はよく見かけるような気もする。イアー/ヘッド・フォン嫌い、スピーカーからどすんと音を出さないと気が済まないぼくには、あまり関係のない話なのであるが。ともあれ、現在のイアー・フォンの音の良さを力説する知人が散見されるのも事実ではあるなー。