私用ありで遅れて会場に入り、4つの出演者のうち、後半の二つを見る。渋谷・クラブクアトロ。なんか華やいでいたなー、皆たのしそうだったなー、お祭りキブンあったなー。ちょうど20回を数えるという、J-ウェイヴの人気ブラジル音楽番組名を冠するこのイヴェントがしっかりと積み上げて来ている無形の何かを感じてしまったりして……。

 カンタス村田とサンバマシーンズ(2010年12月27日、2011年2月11日、2011年5月8日、2012年6月8日、2012年10月27日、2013年2月11日、2013年8月24日、2014年5月3日、2014年6月15日)改めカルナヴァケイションは、3人のサンバ・ダンサー付き。そのダンサーの羽のついた煌びやかな纏い物を見て、先日のニューオーリンズのインディン・ファンク・グループのチャ・ワ(2016年2月4日)のフロント陣の衣装を思い出す。つながりあるのか、ないのか?

 グループ名が変わったのは昨年からだが、中身は変わらないわけで、つまりブラジル音楽要素を下敷きにする百花繚乱エンターテインメント・ポップを真っすぐに送り出す。途中で、3人のパーカション奏者たちをフィーチャーする場面があって、それは今回のイヴェントの主旨に沿ったものだろうが、楽しくも目新しかった。って、普段もそういうことやっているっけ? 新曲もあり。それは、いまだ週2でスタジオに練習で入っている彼らとしては当然か。

 最後の出演者は、Saigenji(2006年6月27日、2007年11月27日、2009年3月14日, 2009年8月9日、2012年6月13日、2013年1月7日、2013年2月11日 、2013年4月12日、2014年2月9日)。リズム・セクションがついたトリオでのパフォーマンスで、後のほうは続々、先に出た出演者たちが加わる。宴、じゃ。カルナヴァケイションの管アレンジもやっているトロンボーン奏者の山田翔一(2012年2月3日)のまっとうなソロに触れ、もっとジャズのほうで勝負できるといいなと思った。

 しかし、Saigenjiのオリジナル「ミュージック・ジャンキー」は奇跡的音楽讃歌曲だなあと、聞くたびに思う。話はズレるが、同様に降りて来たんだろうなあ、じい〜んとぼくがなってしまう名曲は、ANEIKY A GO GO!(2009年5月16日、2011年1月15日、2013年3月2日、2013年10月22日)の「星の下」であります。

▶過去の、カンタス村田とサンバマシーンズ関連
http://43142.diarynote.jp/201101061047294455/
http://43142.diarynote.jp/201102121002078478/
http://43142.diarynote.jp/201105140858559432/
http://43142.diarynote.jp/201206120854205300/
http://43142.diarynote.jp/201211151028209850/
http://43142.diarynote.jp/201302181123344904/
http://43142.diarynote.jp/201308281519499994/
http://43142.diarynote.jp/201405051105329639/
http://43142.diarynote.jp/201406161000365031/
▶過去の、チャ・ワ
http://43142.diarynote.jp/201602050904482191/
▶過去の、Saigenji
http://43142.diarynote.jp/?day=20060627
http://43142.diarynote.jp/200711290932200000/
http://43142.diarynote.jp/200903161734533723/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090809
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
http://43142.diarynote.jp/201301151819527787/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130211
http://43142.diarynote.jp/?day=20130412
http://43142.diarynote.jp/?day=20140209
http://43142.diarynote.jp/201502140823232703/
▶過去の、山田翔一
http://43142.diarynote.jp/201202091202153702/
▶過去の、アニーキー・ア・ゴーゴー
http://43142.diarynote.jp/200905181017287290/
http://43142.diarynote.jp/201101171218542943/
http://43142.diarynote.jp/201303070813599854/
http://43142.diarynote.jp/201310241000242214/

<今日の、MC>
 司会は、カルナヴァケイションの村田匠。少し前までリオに行っていたためもあるのか、なんか悪いモノ盛ったように元気だった(苦笑)。そんな彼の弟は、NECグリーンロケッツの有名ラグビー選手である村田穀さん。で、今ラグビーと言えば、ザ・インスペクター・クルーゾが頭に浮かぶ。彼らの新作『Rockfarmers』(Fuckthebassplayer,2016)に入っている「I’m A Japanese Mountain」というトホホな曲のヴィデオ・クリップ(https://youtu.be/cCHuiWf2ntY)には、本拠地が近くザ・インスペクター・クルーゾ(2010年5月7日、2012年10月4日、2014年7月25日、2014年11月20日)と懇意にしているスタド・モントワというラグビー・チームの選手たちが参加している。話はさらに飛ぶが、2007年から2012年にかけてそのチームの監督をやっていたのが元仏代表選手のマルク・ダル・マゾ。彼がスタド・モントワを離れたのは、日本代表ヘッドコーチについたエディ・ジョーンズから、スクラム専任コーチとして呼ばれたからだった。ようは、彼の尽力なくしては昨年のワールドカップの日本チームの快挙もなかったんじゃあ、なのですね。そして、代表に入っていたこともあるフランカーの村田弟もダル・マゾさんには世話になっているはずだ。
▶過去の、ザ・インスペクター・クルーゾ
http://43142.diarynote.jp/201005091451244918/
http://43142.diarynote.jp/201210061012387869/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140725
http://43142.diarynote.jp/201411211148399707/