さいとうりょうじ(2013年2月3日、2013年8月19日、2015年4月22日)が中心となるアーシー目なアメリカン・ロックのテイストを持つバンドの公演を、渋谷・UNDER DEER LOUNGEで見る。ここから10分のところでやるホセ・ゴンザレスのショウを捨ててこっちに来た。オレ、さいとうのファンだから。で、2部構成にてパフォーマンス。渋谷職安の側にあるこのヴェニューには初めて行くが、わりと好印象。それなりに天井は高く、元々はレストランだったのか厨房が広そう。

 とても声が通る&地声がデカそうな女性歌手/生ギター、ヴォーカル/ギター、ギター/ヴォーカル、キーボード、ベース、ドラム、パーカッションという編成の7人組。多くの曲を書くさいとうは33歳だそうだが、他のメンバーも同年代か歳下だろう。デレク・トラックス(2004年5月20日、2006年11月20日、2014年2月11日、2016年4月1日)が弾くギターと同じものを手にしたさいとうはテデスキ・トラックス・バンドへの憧憬のもとこのバンドを始めたようだが、50代以上の人間が志向しそうなタイプの音楽を面々はソツなくやる。いや、何気にぼくも大昔はいろいろ聞いたタイプの音楽をやるゆえ、厳しい目で見るところはあるはずなのに、ルンルンと接することができたので、彼らはかなりの実力を備えると判断していいのではないか。

 曲はブルージーだったりソウルぽかったりする部分も持つ日本語のオリジナル。人によっては、その先にデレク&ザ・ドミノズを見る人もいる? なかにはザ・バンドの「アイ・シャル・ビー・リリースト」みたいな曲もあり。女性歌手との掛け合い漫才みたいなMCは話の内容はつまらなくはないのだが(でも、オヤジくさくもある)、長すぎ。後でさいとうにそれを指摘したら、本人も長いなあと思っていたという。

▶過去の、さいとうりょうじ_
http://43142.diarynote.jp/201302041828146553/
http://43142.diarynote.jp/201308201205053116/
http://43142.diarynote.jp/201504241016038747/
http://43142.diarynote.jp/201611272021361705/
▶過去の、テデスキ・トラックス・バンド
http://43142.diarynote.jp/201402121439433317/
http://43142.diarynote.jp/201604020743314542/
▶過去のデレク・トラックス・バンド
http://43142.diarynote.jp/200405200442460000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20061120

<今日の、アウトドア>
 今年は寒くなるのが早いと悲しい思いを持っていたのだが。ここ2、3日はかなり暖かい。昼間なんては陽光燦燦でポカポカ。ライヴ見た後、若い知人にそそのかされて、12月なのになんと外飲みをやっちゃった←コンビニで酒を買って、外で飲むことナリ。全然寒くもなく、楽しい〜。

 毎年恒例の12月の音楽イヴェント、錦糸町・すみだトリフォニーホール 大ホール。

 アイルランド人アコーディオン奏者のシャロン・シャノン(2003年12月20日、2013年12月7日)のグループ、米国で組まれたの女性トラッド・グループのチェリッシュ・ザ・レディース、デンマークの格調高いトラッド3人組であるドリーマーズ・サーカスが出演する。そして、シャロン・シャノンやチェリッシュ・ザ・レディースのパフォーマンスには、アイルランド発祥のステップダンスの名手であるカナダ人女性ジュリー・フィッツジェラルドが入り、変化もつける。彼女は過去、ザ・ステップクルー(2011年12月3日、2011年12月10日)で来日している。

 先発は、ヴァイオリンのルネ・トンスゴー・ソレンセン、ブズーキや生ギターのアレ・カー、アコーディオンやピアノのニコライ・バスクからなる北欧のご三方。面々は、ほぼ正装と言える格好。だが、クラシックの素養/教育も交えた格調高い手作り表現を聞かされると、それも納得いく。なんか、元気だったころのウィンダム・ヒルが契約しても不思議はないと思わされたか。もっと突き抜けて、ノンサッチから声のかかるような存在になってほしな。

 次は、フルートとホイッスルのジョニー・マッデン 率いるチェルシー・ザ・レディース。アイルランドからやってきた両親のもと米国で生まれた彼女がグループを組んで、32年になるとか。MCもするマッデンはコテコテの大阪のおばちゃんという感じ。当然、観客への呼びかけ濃度はいろいろな部分で濃い。今回の来日構成員はアメリカン・アイリッシュ2人、アイリッシュ2人、スコティッシュ1人。何曲かで歌った若めの歌手であるハンナ・ラリティはアイルランド人のよう。当初、彼女たちの来日メンバーにシンガーの存在はなかったが、後から歌手も同行させたいと、マッデンが言ってきたという。

 休憩を挟んで、シャロン・シャノンのグループが出てくる。ギターのジム・マレイとジャック・マハー、フィドルの
ショーン・リーガンという男性陣を従えて、動的感覚の高いアイリッシュ・トラッドを颯爽と展開。この項には、来日中のウォリス・バード(2015年5月30日)も出てきて、凛とした歌唱を聞かせる。

 そして、最後には全出演者が出てきて、2曲を演奏し、歌う。培ってきた伝統に歩み寄り、思いや技量をシェアしあう。音楽をする悦びが溢れ出ていた、いい図なり。ウォリス・バード(なんか、うれしそうだったな)も含め過半数以上が女性。それについても、なんとも印象的ではあったな。毎日新聞8日夕刊の評は、どう書きましょうか。

▶︎過去の、ザ・ステップクルー
http://43142.diarynote.jp/201112091411311547/
http://43142.diarynote.jp/?day=20111210
▶過去のシャロン・シャノン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-12.htm
http://43142.diarynote.jp/201312171612117786/
▶︎過去の、ウォリス・バード
http://43142.diarynote.jp/201505310957591440/

<今日の、車内広告 >
 トリフォニーホールは家から電車一本で行けるものの、東京斜め縦断といった感じもあり乗車時間は長め。しかも、毎年途中からは座って行くことができていたような気がするのだが、今回車内は混んでいて、降りるまでずっと立っていたこともあり、車内広告をじっくり見てしまった。で、気になったのは、地方都市が出した<ふるさと納税>広告が散見されたこと。ぼくの知識においては、納税という表記には大きな違和感がある。お金を寄付した分、税金控除がされるだけでしょ?(←これ、違っていたら、恥ずかしい)。クラウド・ファウンディングと書いてしまった方が、今は通りが良いのではないか。ともあれ、拠金見返りとなる特産品の魅力をアピールする湖南市、岸和田市、八女市、栃木市のそれを、まじまじ見ちゃいました。
 テナー・サックス奏者のカマシ・ワシントン(2014年5月28日、2015年10月31日)のグループ公演は、六本木・ビルボードライブ東京にて。ファースト・ショウを見る。カマシ・ワシントン 、ヴォーカルのパトリス・ピットマン・キン、 キーボードのブランドン・コールマン 、トロンボーンのライアン・ポーター、カマシの父親であるソプラノ・サックスとフルートのリッキー・ワシントン、ダブル・ベースのマイルズ・モスリー、ドラムのロナルド・ブルーナー・ジュニア(2009年9月15日、2014年9月10日、2015年9月30日、2016年5月20日)とトニー・オースティンという顔ぶれ。

 まず、ほう思ったのは、2015年ブルーノート東京公演のときと全く同じ8人でショウを持ったこと。けっこうおうように自己表現を持つ感じもあるのだが、ことメインとなる事に関してはじっくりと表現を育みたいということであるのだろうか? 1970年代アフロ・ジャズを下敷きにする活劇的なエモ・ジャズという路線は踏襲しつつ、よりストロングに仁王立ち。それを支えるのは、闊達なツイン・ドラムとコントラバスを持ちつつも多彩な奏法や音色を駆使する(足元には、エレクトリック・ベース奏者のようにイフェクターをいろいろ並べていた)べース音の存在。主と従の役割がはっきりしたドラムの噛み合いはJB(2000年8月5日)流れとと指摘したい自分もいるが、はてどうだろう。また、後者のアルコ音を聞いて、僕はアーサー・ブライスの名作『イリュージョン』期のチェロ奏者であるアブドゥル・ワダドの演奏を思い出したりした。彼の息子はネオ・ソウル系才人のラヒーム・デヴォーン(2007年6月17日)ですね。

 そのリズム陣に比べると、フロントに立つお父さんとトロンボーン奏者は少し弱いと感じるか。また、カマシ・ワシントンはサックス音にイフェクトをかける時があったが、それは陳腐に感じた。ロボ声があるならサックスのそれもあっていいぢゃんと思わせるような効果のかけ方ではないんだよなー。

 構成員は全員、アフリカ系。白人奏者をごんごん自分のバンドに入れるクリスチャン・スコット(2008年7月23日、2008年9月10日、2009年1月31日、2009年9月15日、2010年9月3日、2011年12月17日、2015年10月8日、2016年11月1日)と違い、そこにはこだわっているように思える。そして、あまり活躍する部分のない女性シンガーをずっとステージ上にいさせるのもまたこだわりか。彼女、場が持たなそうなところ、よくぞずっとステージにいたなあ。また、父親がいることもあり、そのバンドのあり方はアレステッド・ディヴェロップメント(2000年4月27日、2000年8月5日、2001年2月3日、 2002年4月17日、2013年4月19日)みたいなところもあると言いたくなっちゃう? 強引だが、ワシントンは過去の積み重ねを受けたリヴィング・ミュージックを作ろうとしているように、ぼくには思えた。最後にやったヴォーカル曲は例えに出すものがちょっとない、なんかユニヴァーサルな感じもある曲でおもしろい。

▶︎過去の、カマシ・ワシントン
http://43142.diarynote.jp/?day=20140528
http://43142.diarynote.jp/201511040742444324/
▶過去の、ロナルド・ブルーナーJr.
http://43142.diarynote.jp/200909181206531984/
http://43142.diarynote.jp/201409111424501752/
http://43142.diarynote.jp/201510021221454336/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160520
▶︎過去の、ラヒーム・デヴォーン
http://43142.diarynote.jp/200706181217540000/
▶過去の、JB
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-8.htm サマーソニック初日
▶過去の、ザ・ローリング・ストーンズ/ミック・ジャガー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm
▶︎過去の、映画「ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男」
http://43142.diarynote.jp/201503041619591535/
▶過去の、クリスチャン・スコット
http://43142.diarynote.jp/200807241546500000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20080910
http://43142.diarynote.jp/200902030206339619/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100903
http://43142.diarynote.jp/?day=20100903
http://43142.diarynote.jp/201112201159168538/
http://43142.diarynote.jp/201510091112494150/
http://43142.diarynote.jp/201611030803017474/
▶過去の、アレステッド・ディヴェロップメント/スピーチ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-4.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-8.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-2.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-4.htm
http://43142.diarynote.jp/201304211111189539/

 その後は、南青山・ブルーノート東京で、人気ドラマーのスティーヴ・ガッド(2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9 月3日、2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9 月3日、2016年2月19日)のリーダー・バンドを見る。ロック系セッション・ギタリストの代表格であるブルース・マンの様な手弾き多用のマイケル・ランドウ(2004年4月21日、2012年11月12日)、キーボードやピアノのケヴィン・ヘイズ、西海岸スタジオ界の電気べース大家のジミー・ジョンソン、大昔はフランク・ザッパのバンドにいたウォルト・フォウラー(トランペット、フリューゲルホーン)という面々。少し前に出たライヴ盤とは鍵盤奏者だけが違う顔ぶれによるもので、もともとはシンガー・ソングライターのジェイムス・テイラーのサポート・バンド派生なんだっけっか。

 ぼくはフュージョン愛好家ではないということは別としても、カマシ・ワシントンの後だと柔く、オールド・スクールに聞こえるところもあるかと思って接したら、これが全然そんなことはなかったのに少し驚く。やっぱりガッド、すげえ。今に通用する生きたビートを細い腕(今回、本当にそう思いました)から叩き出す様には頷く。きっちり自分の身体のなかの軸に精緻なタイム感をもち、そこから揺れるパルスやアクセントを彼は存分に繰り出している! 他のバンド員も腕が立つし、そのコンビネーションも抜群。もうシャキっとしているのにグルーヴィで、冒頭2曲なんてほんとうにドキドキしちゃった。

 なんか、二つの公演をはしごして、今日はドラマーの美味しい1日だったのだなあと思った。

▶過去の、スティーヴ・ガッド
http://43142.diarynote.jp/200402051855170000/
http://43142.diarynote.jp/201012051903113851/
http://43142.diarynote.jp/201212101904379741/
http://43142.diarynote.jp/201312171510083393/
http://43142.diarynote.jp/201410220711345595/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160219
▶︎過去の、マイケル・ランドウ
http://43142.diarynote.jp/200404212355490000/
http://43142.diarynote.jp/201211170928285333/

<今日の、営業>
 ブルーノート終演後、ガッドさんほか5人の面々がずらりと並び、延々と熱心にサイン会をやっておった。聞けば、ケヴィン・ヘイズは2月にコットンクラブで自分のトリオ公演をやるそう。スティープル・チェイスやブルーノート、アクトなどにいろんなリーダー作を残すヘイズは秀英ジャズ・ピアニストという感じの御仁だが、サニーサイド発の近作2作品は来年の来日リズム隊と同じ顔ぶれで録っている。ちなみに2015 年作は美味しい音色の電気ピアノを弾くアルバムで、当人も何曲かで歌ったりしている。そして、2016年作はいろんな行き方を見せるアコースティック・ピアノ・トリオ作だ。来日は後者の路線で行くと推測できるが……。でも、ちょいエレピ弾いたり、歌ったりしないかなあ。

 若手ジャズ・ピアニストの桑原あい(2013年9月8日)の実演を、赤坂・サントリーホールのブルーローズで見る。クラシック用途の会場でやるのは、クラシック側の弦楽器奏者たちとやるノーPA公演であるからだろう。桑原にくわえ、須原杏(ヴァイオリン)、島内晶子(ヴィオラ)、林田順平(チェロ)、森田悠介(エレクトリック・ベース。彼のみ、プラグド)という面々。森田は、桑原のワーキング・トリオの一角をずっと担っている人物だ。彼女は昨年も同様の設定で、この会場でライヴをしているよう。

 自作(オープナーはけっこう現代音楽っぽいものだった)や、レナード・バーンスタイン、ビル・エヴァンス、ラヴェルらの曲を取り上げ、瀟洒に開く。森田と林田の男性陣とだけで演奏する曲もあれば、ヴァイオンリンとヴィオラとチェロの3人がサポートする曲もあり、そこらへんは臨機応変。ピアノと弦音の絡みもいろんな重なり方を楽しんで聞き手に提示するといった感じ。弦音のアレンジは作曲家をしている桑原の二人の姉がやっているそう。なるほど、そこには姉妹愛と書くと薄っぺらいものになってしまうが、血の通った人間関係の利点が横たわるものとなっていた。

▶︎過去の、桑原あい
http://43142.diarynote.jp/?day=20130908

 1時間ちょい見て、渋谷に移動する。大通りに出たらちょうどタクシーが来て、次の会場に行くには便利なメトロ溜池山王駅はそれなりに距離があるので、思わず手を上げてしまう。この時期、夜にタクシーに乗るとかなりの確率で運転手さんは忘年会の話を振ってくる。師走だなあ。

 渋谷・O-Eastでは、御年62歳のマイケル・ギラ率いる、NYアンダーグラウンド・ロックの雄という言い方もあるだろうスワンズ(2015年1月27日)を見る。ギターとヴォーカルのギラに加え、今のライン・アップはギター、ベース、キーボード、スティール・ギター(彼と逆側のサイドで聞いていたのだが、音は聞こえなかった)、ドラム(タムの位置に手叩き用のバスドラをセットしていた)という編成。結構、皆んなそれなりに齢を重ねていて、いい味あり。今回のツアーで現行メンバーでやるのは打ち止めと発表されている。

 会場入りした途端、生理的に屈強と言いたくなる音の波で場内が満ちていると感ずる。とともに、立派なオヤジたちが生理的にとぐろを巻きまくる様に、キャハハハとなる。ロックが酔狂で吹っきれ、我が道を行く音楽行為であり続けるための儀式を彼らは悠々と遂行。なんて書き方も、その音と振る舞いからはしたくなる。

 コロンブスの卵的な部分もいろいろあるが、結構やっていることは単純とも言えるか。変拍子ではない重量感のあるリフを重ね、ノイズや悪意ある奥行きをどんどん増幅させていく……。楽器音の絡みや決めの取り方は、ギラならでは流儀が溢れる。あまりジャジーなところはないが、マイルス・デイヴィスのワイト島の「コール・イット・エニシング」みたいなベースのリフの曲もあったな。

 超然。マイケル・ギラのアクションは、相当に大時代的。でも、その所作は素晴らしく澄んでいる。インスト部の方が長いが、それと対峙し、ときにそれを乗り越える感覚を持つギラのヴォーカルは朗々。時になぜか、お経みたいとぼくは思った。それは、世俗の諸々から解き放たれているからでもある。

 一番年齢が若そうなキーボード奏者は大昔のマイケル・ベインホーンのシルエットに似ていた。そういえば、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(2002年7月28日、2002年11月2日、2007年6月5日)やマリリン・マンソン(2001年3月11日、2005年2月6日)の制作でも知られるベインホーンとマテリアルというユニットを組んでいたビル・ラズウェル(2004年9月5日、2005年7月30日、2005年8 月20日、2005年8月21日、2006年1月21日、2006年11月26日、2007年8月3日、2011年3月7日)は、スワンズの1989年ユニ/MCA盤『The Burning World』をプロデュースしたことがあった。そこで、ラズウェルはスティーヴ・ウィンウッド(2003年7月27日)/ブラインド・フェイスの「キャント・ファインド・マイ・ウェイ・ホーム」のカヴァーをさせていたよなあ。

 最後の、皆んな前に並んでの挨拶の風情はとても良かった。やる方も見る方もとても満足という公演ではなかったか。しかし、僕は100分ぐらいスワンズの実演を見たはず。一体、彼らは何分演奏したのだ?

▶︎過去の、スワンズ
http://43142.diarynote.jp/201501281100378819/
▶過去の、ビル・ラズウェル
http://43142.diarynote.jp/200409050916440000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20050730
http://43142.diarynote.jp/200508230544440000/
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20060121
http://43142.diarynote.jp/200611271213510000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20070803
http://43142.diarynote.jp/201103101345364557/
▶過去の、スティーヴ・ウィンウッド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-7.htm フジ・ロック
▶︎過去の、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm フジ・ロック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200706061354020000/
▶︎過去の、マリリン・マンソン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-3.htm
http://43142.diarynote.jp/200502101615560000/

<今日の、会場>
 最初に行ったサントリーホールは、本当に久しぶりに行く。記憶が曖昧で、そんな難しい道程ではないものの少し戸惑いを覚えつつ会場に着く。このホテルの宴会場を想起させる内観を持つハコはブルーローズではなくまだ小ホールと呼ばれていた時代、1997年に来て以来となる。その際は菊地雅章(1999年11月3日(2002年9月22日、2003年6月10日、2004年11月3日、2012年6月24日、2012年6月25日、2012年10月26日、2015年7月8日、2016年6月11日)のテザート・ムーンの公演で、その演奏は『プレイズ・ジミ・ヘンドリックス+』(ポリドール)としてリリースされた。渋谷会場の方は終了後に外に出ると、向かいにあるライヴ・ハウスから出た客でその辺りがとても混雑。誰のライヴ〜邦楽であったのは間違いないだろう〜だったのだろうか。
▶過去の、菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20041103
http://43142.diarynote.jp/201207031322126509/
http://43142.diarynote.jp/201207031323242844/
http://43142.diarynote.jp/201210271744294415/
http://43142.diarynote.jp/201507091044561526/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160611

 現代美術の分野で名高い、在仏ベルギー人であるピエール・アレシンスキーの展覧会に行く。渋谷・bunkamuraザ・ミュージアム。10月半ばから持たれていたおり、最終日にやっと駆け込んだ。1927年の生まれで、89歳になった今も彼は元気に創作活動を続けている。かつて、MoMaで彼の作品展を偶然見たことがあった。

 展示は大まかには年代順に並んでいて、画材や作風の動きが分かる。それに接して、楽器や機材の変化とともに表現が変化していったミュージシャンのことを想起するのは容易なことで、とても親近感を持つ。コブラ(それは、コペンハーゲン、ブリュッセル、アムステルダムという構成員の出身地をつなげたもののよう)という前衛美術集団に所属し、枠にとらわれない流儀を身につけるとともに、20代の頃から日本の前衛習字にも着目し多大な影響を受けもした御仁。それが縁で1956年には京都に出向いたりもし、滞日時に彼は「日本の書」というモノクロの短編ドキュメンタリー映画も撮った。それも場内で見ることができるが、面白い。彼は、日本の街角は文字に満ちていると報告しているが、それは映画を見ると納得できる。また、この展覧会のために作ったと思われる、彼のことを伝える映像も流していて、彼の最小限の情報は受け取ることができよう。そこで映された制作の現場を見ると、結構偶然性に頼っていることもわかる。彼、若いころはアクション・ペインティングの旗手だったジャクソン・ポロックに影響を受けたそうだ。

 その後NYに行った時はアクリル絵の具を知り、以降は油絵の具を捨てたりするなど臨機応変。前衛風絵画から書道経由タイポグラフィの重層表現、格調高い漫画調と言えるものまで、いろいろ。もちろん、色使いも様々。でもって、枠を効果的に用いた作風を時に取ったり、和紙のようなものや古い葉書や大きな航空図といったものに絵を描いたり、丸型のキャンヴァスを用いたり……。本当に、見ていてワクワク。そして、総じてはポップというのとも少し違うんだが、とても勢いがあり、イケている。展示作品点数は結構あり。ベルギー王立美術館と作家蔵のもが多いなか、いわき市立美術館蔵の大きめの作品も2点展示されていた。へえ〜。

 いやはや、普段買わないのに(どうせ、その後、ほとんど見ないしね)、場内で図録も買ってしまった。僕にしてみれば、トップ級に示唆を受けた美術展と言えるのかもしれぬ。開館して間もなく入り、人がそれほど多くなかったためもあるが、こんなにゆったりとぼくが美術館の中にいたのも珍しいかもしれない。

<今日の、お調子者>
 というわけで、かなり刺激を受けた。そして、当然のことながら、絵や書をやりたくなった。単純、短絡、なり〜。


ウォリス・バード

2016年12月10日 音楽
 在ベルリンの、アイルランド人シンガー・ソングライター(2015年5月30日)の公演を、吉祥寺・スターパインズカフェで見る。1年強ぶりの、来日公演。規格外の、心意気の担い手がいると強く思わせるソロ・パーフォーマンスの大枠に大きな変化はない。でも、5作目となる新作『ホーム』を出しており、そこから披露する曲も多く、演目は大きく異なっていたか。あと、ピアノを弾きながら、歌う曲もあり。前回、その設定はなく、新鮮味もありうれしれい。じきに、日経新聞電子版にライヴ評がのります。

▶︎過去の、ウォリス・バード
http://43142.diarynote.jp/201505310957591440/

<今日の、CD>
 曲によっては、エフェクターを用い音響的指針も求めるバードだが、その行き方を支えていたのが、エンジニアとして同行したエイダン・フローティングホーム。彼はショウの最中に何度もコソール卓の外に出て場内の音をチェックし、また数曲ではステージに上がりコーラスを朗々とつけたり、クラリネットを吹いたりもした。そんな彼と話す機会を持ったら、柔和な、ほんといい人。その名前が示唆するようにアイルランド生まれであり、欧州各地を動き、今はベルリンに居住している。あなた自身の音楽を聞いてみたいと伝えると、aidan名義の『le grand discours』(All/Hazelwood、2014年)というリーダー作をにっこり手渡してくれた。2002年から2010年にかけてアイルランド、スペイン、ベルギー、ドイツで録られた11曲を収録。エイダンは歌とギターを中心に担当し、いろんなサポートの人たちが入り、本人は曲によってはキーボードやクラリネットやベースも弾く。年度や録音場所が散っているゆえ、もちろん曲趣も散っているが、魅力的な奥行きを持つ歌を中央に置く風のある、密やかなロック表現を認めることができる。やはり、実力者。そのトレイラー映像は、https://www.youtube.com/watch?v=0aLBAjSnaT。また、http://www.floatinghome.org/releases/ で、アルバム全曲を聞くことができます。

 渡辺貞夫(2002年12月14日、2003年5月6日、2004年12月17日、2005年12月18日、2006年8月8日、2006年9月3日、2006年10月4日、2007年12月16日、2008年12月14日、2009年7月22日、2009年9月3日、2011年7月4日、2012年6月29日、2012年12月15日、2013年4月1日、2013年7月27日、2013年9月29日、2014年7月8日、2014年10月5日、2014年12月14日、2015年12月12日、2016年7月3日)がフュージョン表現の高人気と共に最大級の動員を集めていた時期、日本武道館での3日間(!)もの公演をソースとするライヴ盤『ハウズ・エヴィリシング』(ソニー、1980年)を今のノリで開きましょうという公演。渋谷・bunkamuraオーチャードホール。

 ピアノとキーボードのデイヴ・グルーシン(2015年11月4日)、キーボードのラッセル・フェランテ(2007年12月16日、2009年3月23日、2012年6月21日、2014年1月15日、2014年12月14日)、ギターのロビン・フォード(1999年8月28日、2004年4月21日、2004年10月22日、2004年12月17日、2008年8月31日、2013年5月10日、2014年4月23日)、電気と縦のベースのベン・ウィリアムズ(2009年5月18日、2009年9月3日、2010年5月30日、2012年3月3日、2012年5月28日、2013年4月1日、2013年5月21日、2015年1月22日、2015年12月12日、2016年7月3日、2016年9月1日)、ドラムのウィリアム・ケネディ(2014年1月15日、2015年11月4日)、パーカッションのスティーヴ・ソーントンとンジャセ・ニャンがサポート。オリジナルではデイヴ・グルーシン(2015年11月4日)が指揮する東京フィル・ハーモニックオーケストラが付いていたが、今回は村田陽一(2005年1月7日、2006年1月21日、2010年3月9日、2011年12月20日、2012年9月8日、2014年12月14日、2015年9月27日)が仕切る全13人のホーン陣が入った。

 『ハウズ・エヴィリシング』と同じ曲順、さらにアルバムでは端折られた曲を加える形で、ショウは進む。わりとコンパクトにまとめられているなという感想を得たが、それはオリジナルもそうだったのだろう。大きな編成を従え、なんかキラキラした佇まいとともに振る舞う渡辺貞夫の様を見ながら、なんか千両役者という形容を思い浮かべた。

 最後は、アンコールのアコールに応え、無伴奏演奏と(客席にいた)ピアニストの小野塚晃を呼び込んでデュオ演奏もした。

▶過去の、渡辺貞夫
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm
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▶︎過去の、デイヴ・グルーシン
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▶過去の、ラッセル・フェランテ
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▶過去の、ロベン・フォード
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▶過去の、ベン・ウィリアムズ
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▶過去の、ウィリアム・ケネディ
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▶過去の、村田陽一
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http://43142.diarynote.jp/?day=20120908 ベン・E・キング
http://43142.diarynote.jp/?day=20141214
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<今日の、ヴェテラン>
 原点回帰のブルーズ・アルバムという触れ込みのザ・ローリング・ストーンズ(2003年3月15日)の『ブルー&ロンサム』を遅ればせながら聞く。ふむ、気張ったな。サウンドが割と生っぽい感じになっているのが良い。やれば、できるじゃん。想像していた以上に純ブルース・コード進行曲が多いのに驚く。まあ、既存のブルース曲を取り上げているので、当然かもしれぬが。1コードで突っ走る曲も一つ、この手の曲はもう1、2曲あっても良かったか。それから。ブルース・ハープがけっこう活躍、全体のトーンを規定しているゾと思える部分もあってへえ。それ、ミック・ジャガーが吹いているのか。ダテに、ここに来て父親になったりしていない?
▶過去の、ザ・ローリング・ストーンズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm
 レイラ・ハサウェイ(1999年7月14日、2002年5月13日、2003年8月19日、2004年5月10日、2008年5月13日、2010年7月13日、2012年1月5日、2013年1月25日)のショウを、南青山・ブルーノート東京で見る。セカンド・ショウ、フル・ハウス。

 キーボードのリネット・ウィリアムス、ギターのアイザイア・シャーキー(2012年9月21日、2013年9月28日、2015年8月18日、2016年1月25日)、ベースのエリック・スミス、ドラムのチャールズ・ストリーター、バックグラウンド・ヴォーカルのジェイソン・モラレス(2010年7月13日)とデニス・クラークという面々がサポートをつける。

 悠々と、ジャジーな大人ソウルを開く。歌のラインをかなり崩し、自在にスキャットもかますためか、なんかチャカ・カーンに近づいている部分もあるか。とともに、低音が出ることを再認識。二人の男性コーラスより低い声が出るもの。と、思えば高い方にも行くわけで、唸る。ふふふ。彼女の場合、カヴァーが大半だが、これだけ歌唱が自分であれば、何の疑問も抱かせない。ジャズ・ヴォーカルとソウル・シンギングの幸福な出会いがここにはあった、とも書けるか。最後はTOKU(2000年2月25日、2001年9月6日、2004年3月10日、2006年2月16日、2008年8月19日、2011年3月16日、2012年6月19日、2013年9月22日、 2014年2月5日、2015年3月19日、2015年3月28日、2016年3月1日)が出てきて、スキャット合戦。TOKUもグッド・ジョブ!

▶過去の、レイラ・ハサウェイ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/julylive.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-5.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm マーカス・ミラー
http://43142.diarynote.jp/200405101355540000/
http://43142.diarynote.jp/200805181145040000/
http://43142.diarynote.jp/201007141512402845/
http://43142.diarynote.jp/201201131544153279/
http://43142.diarynote.jp/201301270742196778/
▶過去の、アイザイア・シャーキー
http://43142.diarynote.jp/?day=20120921
http://43142.diarynote.jp/?day=20130928
http://43142.diarynote.jp/201508200741137207/
http://43142.diarynote.jp/201601260728484520/
▶︎︎過去の、ジェイソン・モラレス
http://43142.diarynote.jp/201007141512402845/
▶過去の、TOKU
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-2.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-9.htm ロニー・プラキシコ
http://43142.diarynote.jp/200403101442170000/
http://43142.diarynote.jp/200602171950040000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20080819
http://43142.diarynote.jp/201103171354125352/
http://43142.diarynote.jp/201206210944302024/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130922
http://43142.diarynote.jp/201503211741478728/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150328
http://43142.diarynote.jp/?day=20160301

<今日の、うわあ>
 なんと、ステージに登場したハサウェイは着物を着ていた。それなりに着つけてあって、歌い難いんじゃないかと思ったら、平然と着物姿のままショウをこなす。1部は普通の服装だったようで、これは最終日最終セットのサプライズであったようだ。しかし、アフリカン・アメリカンが着物を着ていること、そしてその着物姿の女性が超然と堂にいったR&Bを歌っている図はなかなかシュール。なんか、脳みそとろけそいうな感覚を覚えた。おう、着物の持つイメージって強いんだなあ。なお、彼女は足袋を履き、それだけですたすた歩き、テージに上がっていました。

 1979年ポーランド生まれのジャズ・ピアニストを、目黒・ポーランド大使館で見る。ソロで、ゆったりと美意識溢れる、サウンド・スケープのようなものを描く。1時間20分ほどの尺の中で、何曲演奏したろうか。30年前だったら、ニュー・エイジ・ミュージックというカテゴリーに入れられたであろうタイプの音楽とも指摘できよう。だが、当時のその手の担い手と異なるのは、雰囲気に流れたところで表現を作っていた彼らと異なり、ヤスクウケの表現にはまず厳格として秀でたピアノ流儀が存在すること。それ、生で触れると、余計に手に取るように分かる。うまい、かゆいところに手が届くといった感じの指さばき、響きには唸らされた。そんな彼はきっちりと譜面を置いて、演奏していた。空で弾けないはずはない。だが、それは作曲家であるという強いこだわりから発する所作であるように思わされた。

<ここのところの、話題>
 夜の社交の場で話題に出るのが、車あぶねーということ。高齢者の操作ミスやタクシーのあっと驚く事故が相次いでいて、要はのうのうと歩道を歩いていても危ないゾ、と。特にオレなんか、ほんと無防備にポカーンと歩いているもの。知っている人と会っても気づかず、ほんと知らんふりだもんなー。

ザ・ネックス

2016年12月14日 音楽
 クリス・エイブラハムズ(ピアノ)、トニー・バック(ドラム)、ロイド・スワントン(ベース)からなるザ・ネックスはシドニーで結成されたオーストラリア人のトリオ。すでに30年近いキャリアを重ねる特殊ジャズ・バンドだが、まさかここに来て彼らを聞くことができるようになるとは。NHKが、彼らのことを招聘した。

 最小限のフレイズ〜シークエンスを延々と重ねあっていく。そんな1時間弱の尺の曲を、休憩を挟み2曲。超然と、我が道を行く。いやー、こりゃすごいな。墨絵のよう、粛々と流れると書くこともできるかもしれないが、内在するテンションや動的呼応感覚は高い。そういえば、この前に見たメラニー・デ・ビラシオ(2016年10月8日)の様式は、ザ・ネックスのひたひた盛り上げ回路と重なる部分があるかもしれない。ポスト・ロック的な流れ方を、純ピアノ・トリオ編成でやっているという言い方もできよう。なら、ポスト・ジャズという言い方も可能か。彼らのやっていることは最新のジャズ・モードとは言い難いかもしれないが、十二分に独創的であり、訴求力は大きい。会場は、渋谷・WWW X。

▶︎過去の、メラニー・デ・ビラシオ
http://43142.diarynote.jp/201610140945007657/

<今日の、会場>
 この9月に開いた、このハコにやっと来た。映画施設を元とするビルの地下にできたWWWの、2階にできた2号店。1号店と異なり、フラットな床を持ち、広さはこちらの方が少し上か。天井はそれなりに高く、この日は折りたたみ椅子を並べていたが、スタンディングの会場だ。WWWのように斜めの段差がついているより、フラットな床の方が落ち着くなと思えたかも。この晩、聞いた限り、音響は良好なように思えた。ところで、WWWと同様、なんかバーの感じは気に入らない。こんなもんだろって感じで、お酒好きの人が関与している感じ、美味しいお酒を提供しようという感じがしないんだよなあ。収入源の一つだろうし、もう少し企業努力をしてもいいのではないか。ま、他の多くのハコも不十分きわまりないんだが。こういうノリのバーを作るなら、既存の缶を売る(専用コインを用いる)自動販売機を置いた方が人件費の節約になるし、いいと思う。



平安隆。黒田卓也

2016年12月16日 音楽
 1952年沖縄生まれ、洋楽系音楽の造詣も深いギタリスト/シンガーのタワーレコード渋谷店でのインストア・ライヴを見る。喜納昌吉&チャンプルーズのメンバーだったこともある彼の18年ぶりのソロ『悠』(coco←musika)をフォロウするもので、同作のプロデュースを務めた広角型三味線奏者のゲレン大島もサポートに入った。その新作は沖縄民謡曲を題材に、しなやかな広がりを持たせたディレクションを取る。

 平安がギターを弾きながら歌い、大島が三線を手にする曲もあったが、多くの曲で平安は三線を手にし人懐こく歌い、大島がギターを弾く。基本は沖縄民謡ながら重なるギターがハワイアン・スラック・キー・ギター調であるなど、もう一つの伸長をそれらは持っていた。

 続いて、南青山・ブルーノート東京のセカンド・ショウ。在NYのトランペッターの黒田卓也(2012年2月18日、2012年9月13日、2013年2月15日、2014年5月25日、2015年1月30日、2015年2月15日、2016年9月17日)の実演を見るが、2年前のリーダー公演よりもずっと良い。新作『ジグザガー』はブルーノートからコンコードに移籍してのリリースとなったが、そのリーダー作の進化を裏付ける実演だったと言えるだろう。

 テナー・サックスのクレイグ・ヒル(2016年9月17日)、キーボードとピアノの大林武司(2014年5月25日、2015年9月5日、2016年2月16日、2016年9月4日)、エレクトリック・ベースのラシャーン・カーター(2014年5月25日、2015年6月16日、2016年9月17日)、ドラムのアダム・ジャクソン(2014年5月25日、2016年9月17日)という、現在のワーキング・バンドににてパフォーマンス。まず、黒田にせよカーターにせよ、ソロ力あり。ジャズ愛も大いに溢れる。カーターは時に電気効果をかますが、それも妙味あり。でもって、その二管の重なりもとてもグルーヴィで、ジャズたる醍醐味を感じさせる。一方、二人を支えるビートは今の立った前線R&B経由の伸縮性を持つ立ったもの。そして、それらフロント管音とバッキング音の重なりは、とっても雄々しいくもエネルギッシュなものになっていて、これは今のジャズの見事なあり方だと思わされちゃう。

 また、今回驚いたのは、大林の鍵盤さばき。これまで主に彼のアコースティック・ピアノ演奏に触れてきたが、こんなに素晴らしい電気キーボードの使い手だったのか。今回はよりキーボードを主に弾き、しかもその際に左右で別のキーボードを弾く場合が多かったのが、音色設定の妙も介してのその演奏は実にヒップにして、クール。彼がキーボードを弾けば、前線にあるNYサウンドが現れる! という手応えも、ぼくは得てしまった。また、カーターの重さと流動性を併せ持つ演奏には、今回ポール・ジャクソン(2002 年3月12日、2008年6月12日)的と思える部分も感じた。

 1時間半はやったかな。意欲と精気、あり。いいライヴだった。

▶過去の、黒田卓也
http://43142.diarynote.jp/201202200901013744/
http://43142.diarynote.jp/201209191239346073/
http://43142.diarynote.jp/201302181044151204/
http://43142.diarynote.jp/201405271755563079/
http://43142.diarynote.jp/201501310942048841/
http://43142.diarynote.jp/201502170939564537/
http://43142.diarynote.jp/201609201835285184/
▶過去の大林武司
http://43142.diarynote.jp/?day=20140525
http://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160216
http://43142.diarynote.jp/201609201052518160/
▶過去の、ラシャーン・カーター
http://43142.diarynote.jp/201405271755563079
http://43142.diarynote.jp/201506180954176007/
http://43142.diarynote.jp/201609201835285184/
▶︎過去の、アダム・ジャクソン
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▶過去の、ポール・ジャクソン
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http://43142.diarynote.jp/?day=20080612

<今日の、ネタ>
 よく進んだなー、鹿島アントラーズ。浦和だったら、無理だったろう。クラブ・ワールド・カップの決勝がレアル・マドリードと鹿島、か。何気に、昨日からこの話題が会話に上がる。試合のある日曜まで、ほんのわずかな幻想を見ようか。蛇足だが、ぼくは本田が現役だったころのアントラーズが嫌いだった。

 ロバート・グラスパー(2007年10月3日、2009年4月13日、2009年12月19日2010年12月16日、2012年6月12日、2013年1月25日、2014年8月20日、2015年6月8日)に加え、ダブル・ベースのヴィセンテ・アーチャー(2007年10月3日、2009年4月13日、2010年7月24日、2013年2月2日、2013年6月4日)とドラムのダミアン・リード。同名義の新作『カヴァード』と同じ顔ぶれだが、それってグラスパーの『イン・マイ・エレメント』以来の同じ奏者がそろったトリオ作となる。ジャズ・ピアノとヒップホップ・ビートの鮮烈な相乗表現を具現したあのアルバムはグラスパーにとって最後のリアル・ジャズ・アルバムとなり、それ以降のグラスパー作品はポスト・ソウルの作り手として出したブツだと、ぼくは思っている。同エキスペリメントの2016年最新作『アート・サイエンス』の1部では見事な現代ジャズ曲を開陳しているものの。

 その3人に、ターンテーブルのDJシャヒ・サンダンス(2003年11月18、同22 日)が付いた4人で演奏。シャヒ・サンダンスはジャズ奏者との絡みを持ってきたヴェテランのDJで、2003年のミシェル・ンデゲオチェロ(2002年6月18日、2003年11月18日、2003年11月22日、2008年5月7日、2009年5月15日、2013年11月18日、2014年7月14日)公演に同行したことがる。今回、どんな様を繰り出すのかと思えば、かなり抑制されたノリで今様効果音をあっさり入れていた。

 オープナーは、プリンス(2002年11月19日)の「サイン・オブ・タイムス」。ひたひたという感じで、20分ぐらいは演奏したのではないか。その曲にも多大に現れていたように、ベースはエレクトリック・ベース的なフレイズを刻み(でも、音がアコースティックのそれで、縦を使う意義が出る)、ドラムはヒップホップ的なビートを通常のドラム・セットで叩き出す。クリス・デイヴ(2009年4月13日、2009年12月19日 、2010年12月16日、2012年9月21日、2013年9月28日、2015年8月18日、2016年1月25日、2016年10月11日)やマーク・ジュリアナ(2006年5月17日、2015年3月13日、2016年1月4日)らに代表される現代ジャズ・ドラマーのように二つのビートを並置して叩くようなねじれはなく、彼はひたすらタイトに人力ヒップホップ・ビートを連ねていく。そして、そこにグラスパーはアコースティック・ピアノ音をのせる。

 10年前のジャズ・ピアニスト時代と異なり、彼はエネルギッシュになったり、アウトする方向に出たりはしない。それは、技術を出すことに興味はなくなりより歌うように弾きたい、R&Bの聞き手に明快にジャズ様式を知らせたい(2015年にインタヴューした際、そういうことを言っていた)という思惑が働いての行き方だ。そんな彼の生の演奏を見てへえと思ったのは、大半を鍵盤の左半分、つまり低い方を弾いていたこと。そんなに極端なピアニストは稀のような気がする。

 ピアノをソロ演奏で披露する場面もあり、その際は「かつては右手と左手、違うフレイズを弾く練習をよくした」片鱗も出たか。もうちょい鮮烈に飛び出してと思う部分はなくはなかったが、それこそは彼の考えるクールネスの発露だろう。各曲は長め、今のおいらのピアノ美学を出すぞという気持ちは解き放たれていた。南青山・ブルーノート東京、ファースト・ショウ。

▶過去の、ロバート・グラスパー
http://43142.diarynote.jp/200710121727100000/
http://43142.diarynote.jp/200904150840164356/
http://43142.diarynote.jp/201001051625155901/
http://43142.diarynote.jp/201012171104366095/
http://43142.diarynote.jp/201206141342549869/
http://43142.diarynote.jp/201301270742196778/
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▶過去の、ヴィセンテ・アーチャー
http://43142.diarynote.jp/200710121727100000/
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http://43142.diarynote.jp/201306060730086224/
▶︎過去の、シャヒ・サンダンス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-11.htm 18日と22日。18日の方にオリヴァー・レイクの息子と記しているが、ジーン・レイクの息子のよう。
▶過去の、ミシェル・ンデゲオチェロ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-6.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200805090836380000/
http://43142.diarynote.jp/200905161026033788/
http://43142.diarynote.jp/201311191050581790/
http://43142.diarynote.jp/201407151135353688/
▶過去の、プリンス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2002年11月19日
▶過去の、クリス・デイヴ
http://43142.diarynote.jp/200904150840164356/
http://43142.diarynote.jp/201001051625155901/
http://43142.diarynote.jp/201012171104366095/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120921
http://43142.diarynote.jp/?day=20130928
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http://43142.diarynote.jp/201610141747514263/
▶過去の、マーク・ジュリアナ
http://43142.diarynote.jp/200605190943240000/
http://43142.diarynote.jp/201503150906115048/
http://43142.diarynote.jp/?month=201601

<今日の、期待>
 そういえば、昨日の飲みの席で、バークリー音楽大学はボストンという地理的な不利さもあり、今後は苦戦するのではないか。。。。という、余計なお世話な話題が出た。やはり、NYこそが音楽享受&活動に最大級に優れた都市であるから。その伏線となるのが、ロバート・グラスパーが出ているNYのニュー・スクール大学の躍進。ジェイソン・モラン(2007年1月16日、2007年1月17日、2008年4月6日、2013年1月6日、2015年1月20日、2015年1月21日)、ホセ・ジェイムズ(2008年9月18日、2010年11月11日、2011年1月12日、2012年2月18日、2012年9月13日、2013年2月15日、2014年7月27日、2015年2月15日、2016年2月16日)、ベッカ・スティーヴンス(2015年1月29日、2016年3月27日)、黒田卓也(2012年2月18日、2012年9月13日、2013年2月15日、2014年5月25日、2015年1月30日、2015年2月15日、2016年9月17日、2016年12月16日)とコーリー・キング(2013年2月15日、2013年6月4日、2014年5月25日、2014年8月7日、2016年5月31日)、ローガン・リチャードソン(2016年2月3日)など、現在シーンで名を出している人物を同大は輩出している。キングなんて、進学のために音大めぐりをした際にその自由な雰囲気に触れ、進学先はそこしかないと思ったなんて、インタヴューで言っていたものな。⇨http://www.cdjournal.com/main/cdjpush/corey-king/1000001221
 大雑把に見るとニュー・スクールの方が今のNYの新しい動きを担う奏者を出しているという印象もあるが、もちろん同大卒のメインストリーム系のミュージシャンもいる。その代表格が、新年早々にコットンクラブで自己トリオ(そのベース奏者は、大林武司〜2014年5月25日、2015年9月5日、2016年2月16日、2016年9月4日、2016年12月16日〜や黒田と仲良しの在NYの中村恭士〜2009年10月15日、2015年9月5日〜)の公演を持つドラマーのアリ・ジャクソン(2012年6月8日、2014年4月24日)。1976年デトロイト生まれの彼は2歳年下のグラスパーとは顔見知りだったわけだが、ジャクソンの場合は基本メインストリーム・ジャズの道を歩んでいる御仁。米国ジャズ界大御所のウィントン・マルサリス(2000年3月9日)の信頼が厚く、ジェフ・テイン・ワッツ(2007年12月18日、2010年10月21日、2012年1月13日、2015年3月10日、2016年9月3日)の席を受けるようにマルサリス・ファミリー入りし、当然のことならマルサリスが仕切るリンカーン・センター・ジャズ・オーケストラの主任ドラマーにも収まっている。そんなわけなので、ジャクソンはエリック・クラプトン(2006年11月20日)とマルサリスの協調作『プレイ・ザ・ブルース』(ライノ)やリンカーン・オーケスラが入ったサッチェル・ジャズ・アンサンブル(2016年9月3日)の映画『ソング・オブ・ラホール』にも入っているわけだ。“ジャズは4ビート”という言い方は今や過去の話で、非4ビートの現代的な跳ねのもとインプロヴィゼーションや脈々と受け継がれてきたジャズの飛躍感覚を露わにするというのが、今の前線にあるジャズの図式とも言える。先日の黒田卓也や今日のグラスパー・トリオもそうした線上にある。そうしたなか、ジャクソンにはちゃんとした4ビートを今のジャズ表現として成り立たせる方策を示すことを期待したい。基本はコンサヴァ路線だろうが、アルト奏者を擁するカルテットにて15年前に出した彼のライヴ盤『Groove at Jazz Entete』(Blue Geodesics)の最終曲「Groove for Clermont-Ferrand」はパンデイロも(ブラジル的ではなく)用いた、かなり面白い構造を持つグルーヴィな曲だった。
▶過去の、ジェイソン・モラン
http://43142.diarynote.jp/200701201417260000/
http://43142.diarynote.jp/200701201418210000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201501210901575140/
http://43142.diarynote.jp/201501220923108418/
▶過去の、ホセ・ジェイムズ
http://43142.diarynote.jp/200809191051472579/
http://43142.diarynote.jp/201011140051119042/
http://43142.diarynote.jp/201101131336421886/
http://43142.diarynote.jp/201202200901013744/
http://43142.diarynote.jp/201209191239346073/
http://43142.diarynote.jp/201302181044151204/
http://43142.diarynote.jp/201408051020111821/
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http://43142.diarynote.jp/201602181207326029/
▶過去の、ベッカ・スティーヴンス
http://43142.diarynote.jp/201501301446383781/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160327
▶過去の、黒田卓也
http://43142.diarynote.jp/201202200901013744/
http://43142.diarynote.jp/201209191239346073/
http://43142.diarynote.jp/201302181044151204/
http://43142.diarynote.jp/201405271755563079/
http://43142.diarynote.jp/201501310942048841/
http://43142.diarynote.jp/201502170939564537/
http://43142.diarynote.jp/201609201835285184/
http://43142.diarynote.jp/201612181010384754/
▶過去の、コリー・キング
http://43142.diarynote.jp/201302181044151204/
http://43142.diarynote.jp/201306060730086224
http://43142.diarynote.jp/201405271755563079/
http://43142.diarynote.jp/201408091058201133/
http://43142.diarynote.jp/201606101027587993/
▶過去の、ローガン・リチャードソン
http://43142.diarynote.jp/?day=20160203
▶︎過去の、アリ・ジャクソン
http://43142.diarynote.jp/?day=20120608
http://43142.diarynote.jp/201404260901127573/
▶過去の大林武司
http://43142.diarynote.jp/?day=20140525
http://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160216
http://43142.diarynote.jp/201609201052518160/
http://43142.diarynote.jp/201612181010384754/
▶過去の、中村恭士
http://43142.diarynote.jp/200910161214535124/
http://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
▶過去の、ウィントン・マルサリス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
▶過去の、ジャフ・テイン・ワッツ
http://43142.diarynote.jp/200712190953140000/
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http://43142.diarynote.jp/?day=20150310
http://43142.diarynote.jp/201609201032322395/
▶過去の、エリック・クラプトン
http://43142.diarynote.jp/200611221236140000/
▶︎過去の、サッチャル・ジャズ・アンサンブル
http://43142.diarynote.jp/?day=20160903

 丸の内・コットンクラブ、ファースト・ショウ。ジョン・ダヴァーサというトランペット奏者(1972年カリフォルニア州生まれ)については、米国では大手ジャズ系メネージメントに所属しているらしいものの寡聞にして何も知らなかった。だが、知人に誘われて見に行く。アレンジャーとしての技量もアピールせんとしている人のようで、普段はその才も活かす大きな編成で活動しているよう。それゆえ、コンボで実演に当たる今回はスモール・バンドと名乗っているようだ。スタジオ仕事もしている彼、どういう流れか知らないが、ムーンチャイルド(2016年7月22日)の菅音にも関与している。

 EWI(エレクトリック・ウィンド・インストゥルメント)ならぬEVI(エレクトリック・ヴァルブ・インヅトゥルメント。やはり、全面却下と言いたくなるとほほな音)も多様する本人に加え、西海岸のスタジオ界で活躍するテナー・サックス/フルートのカティッセ・バッキンガム、ピアノ・キーボードのジョシュ・ケリー、1980年代から西海岸フュージョン/スタジオ界で活躍するベースのジェリー・ワッツJr.(昔、ウィッシュフル・シンキングのメンバーでもあった)、ネルス・クライン(2010年1月9日、2010年4月23日、2013年4月13日、2014年8月14日、2015年6月2日)とも懇意にするアルト・サックス奏者のギャヴィン・テンプルトンやフライング・ロータス(2014年12月5日)などLA進歩派の作品にも名前が見られるドラマーのジーン・コイという陣容にてことに当たる。

 ディヴァーサ自身おいらは作編曲の能力に長けているという自負があるためだろう、時に聞き手を置いていくような才気走ったパートも持ちつつ、ショウは進む。とはいえ、基本にあるのは、例えばゴードン・グッドウィンズ・ビッグ・バンド(2008年2月5日)にあるようなちゃらさを感じさせる、時に聞き手に媚びた所も持つエンターテインメント性。だから、リード奏者はソツなくラップも担当していた。何をやるにせよ、構成員たちの腕が立つのはすぐに了解でき、とくにアフリカ系ドラマーの腕の立つ具合にはびっくり。もー、ほんとあちこちに名手はいるなあ。

 途中から、サンタさん帽子をかぶったレネー・オルステッドが出てきて、華を添える。北欧名を持つが1989年ヒューストン生まれのジャズ・シンガーで、当初は女優として活躍していたという痩身のお綺麗さん。2004年と2009年にデイヴィッド・フォスター(2011年10月19日)のプロデュースでワーナー系列からリーダー作を出してもいる彼女は地声もデカく、問題なく歌えた。

▶︎過去の、ムーンチャイルド
http://43142.diarynote.jp/201607251308054775/
▶︎過去の、ゴードン・グッドウィンズ・ビッグバンド
http://43142.diarynote.jp/200802100022540000/
▶過去の、ネルス・クライン
http://43142.diarynote.jp/?day=20100109
http://43142.diarynote.jp/201004250658039897/
http://43142.diarynote.jp/201304150854159566/
http://43142.diarynote.jp/201408161131356136/
http://43142.diarynote.jp/201506070750376864/
▶︎過去の、フライング・ロータス
http://43142.diarynote.jp/201412151251045801/
▶︎過去の、デイヴィッド・フォスター
http://43142.diarynote.jp/201111141208525234/

<今日は、10月の気候?>
 ここ数日、けっこう暖かい。今日は特にという感じで、外テラスで飲むことも可能だったのではないか。もう、各所で汗ばみました。昼下がりにはフィンランド人にインタヴューしたのだが、日本は暖かいと喜んでおった。でも、夜半の降雨はかなりのもので、靴がびしょびしょ也。さすが、タクシーも拾いにくかった。
 昨年の東京ジャズに出演時における、このポーランド人シンガー(2015年9月5日)の才気表出の様に触れてびっくり、これは単独公演も見なきゃ、と向かう。南青山・ブルーノート東京、セカンド・ショウ。

 ピアノ/キーボード/フルート/リコーダー/親指ピアノを担当するクシシュトフ・ヘルジン、アコースティック・ギター型の6弦ベースをいろんな感じで弾くロベルト・クビシン、ドラムやパーカッション(カホンやタブラ、など)のパヴェウ・ドブロヴォスルキからなるトリオを率いる。一応、ピアノ・トリオという形を取るが、その伴奏は、ジャズという様式を知らないと現れえないものだが、ジャズをしなやかに、大幅に超える様相を出す。

 それは、主役のヨペックも同様。ポーランド語で歌う(MCは英語)彼女の味も、ジャズやフォークロアやポップスなどとのつながりを色々と持つ。主ヴォーカルとハーモナイザーを介しコーラス調の歌声が出る2種のマイクを用い、もう一つの、でも絶対アリの私の表現を、彼女は悠々と開く。シンプルなシークエンス伴奏にのって日本語による謝辞やメンバー紹介をするのは、とても彼女らしい、ただし、前回見た時のような手元で装置をいじって声質を変えるという場面はなし。今回はもっと歌心を持って、整合感の高い表現を送り出したいという気持ちが前に出ていたは間違いない。

 私情も滋味もある、そんなパフォーマンスに接して、僕は往年のスティング(その新作『57th & 9th』は一回目と二回目とで印象が異なり、評価保留なり〜)表現の手作りに満ちた発展系という所感を得ずにはいられず。と、思ったら、ここのところ、彼女はスティングと交流を持っているらしい。ピアノを弾く場合、クシシュトフ・ヘルジンはブリリアントな指さばきを見せてオっとなってしまう好奏者だが、そう思うと、彼の演奏からザ・ブルー・タートル・バンドのケニー・カークランドを思い浮かべずにはいられなかった。

▶︎過去の、アンナ・マリア・ヨペック
http://43142.diarynote.jp/?day=20150905

<今日の、思い出し>
 スティングの活動というと、1980年台半ば、ザ・ポリスをやめてソロとなって作ったザ・ブルー・タートル・バンドのことが鮮烈だ。ザ・ブルー・タートル・バンドとは、スティング(2000年10月16日)がジャズ・ミュージシャンを使いスケールの大きな大人ロックを作り上げたと多大な評判を呼んだ『ブルー・タートルの夢』(A&M、1985年)の際に起用した面々のことで、リードのブランフォード・マルサリス、ピアノの故ケニー・カークランド、ストーンズ加入前の電気ベースのダリル・ジョーンズ(2003年3月13日、2003 年3月15日、2013年3月8日)、ドラムのオマー・ハキム(2006年4月16日、2010年9月1日、2010年9月5日、2013年3月8日)。皆、アフリカ系ですね。同作をフォロウするツアーはライヴ盤『ブリング・オン・ザ・ナイト』(A&M、1986年)にもまとめられたが、あのアルバムのカークランドのピアノ演奏に影響を受けたジャズ・ピアニストは少なからずいたはず。それにしても、その頃のスティングの人気は凄まじかった。1987年1月の同バンドを率いての東京公演は東京ドーム(確か、キリンのビールのTV-CFにも出ていました)、開演前に楽屋にてイクスクルーシヴのインタヴューしたので、よく覚えている。スティングには2度目の取材となったのだけど、その環境も含め本当にいろんなことが新鮮だった。マッサージ担当の人もいたし、バックグラウンド・コーラスのジャニス・ペンダーヴィスはありゃあという格好で歩っていたな。
 蛇足だが、スティングの“ザ・ドリーム・オブ・ブルー・タートル”路線はロックの範疇を超える影響をいろいろな人々に与えたが、それを元に置く最良の流動性あるアダルト音楽を作ったのが、NYダウンタウン系チェロ奏者のハンク・ロバーツだと、ぼくは思っている。D.K.ダイソンをシンガーに起用した、彼の1991年作『Birds of Prey』(JMT)はその証拠品だ。あ、ザ・ブルー・タートル・バンドでブランフォード・マルサリスの後に入ったのは、スティーヴ・コールマン。スティングは自分のレーベル”パンジア”から、コールマンのグループ作を出したりもしました。
▶過去の、スティング
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm
▶過去の、ブランフォード・マルサリス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-10.htm
http://43142.diarynote.jp/201003101340038868/
http://43142.diarynote.jp/201010221631583852/
▶︎過去の、ザ・ローリング・ストーンズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm 
▶過去の、ダリル・ジョーンズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm 13日、バーナード・ファウラー他のセッション。15日、ストーンズ
http://43142.diarynote.jp/201303110415585115/
▶過去の、オマー・ハキム
http://43142.diarynote.jp/200604141318090000/
http://43142.diarynote.jp/201009030955539620/
http://43142.diarynote.jp/201009171511588216/
http://43142.diarynote.jp/201303110415585115/
 良かった。いろんな意味で、ちょっと驚きもした。渋谷・O-east。生理的にきらびやかで豪華、尺も長かったし、これはこのシーズンにふさわしい出し物であり、これで今年のライヴが打ち止めになるのも美しいゾとも思う。まだ、ライヴを見に行く予定は入っているものの。。。

 DJミュージック時代のMFSB(⇨サルソウル・オーケストラ)やバリー・ホワイトのラヴ・アンリミテッド・オーケストラなるものを求めていると書けそうな、DJ YOKUが仕切る大阪ベースの大所帯集団の結成20周年を祝うスペシャル・ライヴ。おお、弦や菅奏者がずらり。コーラスや打楽器奏者もいろいろ、40人ほどステージにいたんじゃないか。ドラマーは2人いて、うち1人は沼澤尚(1999年8月11日、2000年2月14日、2000年7月29日、2001年2月18日、2001年6月29日、2001年12月9日、2001年12月22日、2002年7月21日、2002年11月15日、2003年2月11日、2003年3月13日、2003年6月22日、 2004年1月16日、2004年1月30日、2004年2月21日、2005年2月15日、2005年4月11日、2005年7月30日、2005年9月14日、2005年10月30日、2006年4月17日、2006年5月30日、2006年8月11日、2006年8月24日、2006年12月28日、2007年1月26日,2007年6月3日、2008年1月30日、2008年1月31日、2010年1月12日、2011年10月8日、2012年10月10日、2013年1月6、2013年1月7日、2014年9月2日、2015年10月3日、2016年9月27日、2016年11月18日)。ドラマーは交互に叩く、という様式を取っていた。

 まず、大きく頷いたのは確かなアンサンブル音。頭の方は不揃いな部分もあるかと思えたが、すぐにその印象も消え、頷く。大阪でショウをやった後の東京公演だったようだが、どのぐらいリハをやっているのか。うわーすげえなと思えたのは、DJミュージックのように大所帯生演奏が延々とつなげられていること。1曲ごとに途切れると、仕切り直しができて、気持ちを新たにすることもでき演奏しやすいだろうが、ノンストップでずっと行くのは相当な鍛錬と技が必要とされよう。曲の構成や流れもちゃんと覚えなきゃいけないよな。途中、ヴァイオリン奏者がクラシック曲のソロを披露したのだが、門外漢ながら上手いと思えた。また、演奏や重なりがいいと思えたのは、音の良さもあったろう。こんなに人数がいたら絶対に埋もれそうなヴァイブラフォンの音も随時ちゃんと聞こえたのだから。マイクの置き方から、モニター音までいろいろと大変だったろうが、これは拍手だ。そして、それをちゃんとできていたという事実は、ア・ハンドレッド・バーズは(音質/音像が重要なファクターとなる)今を生きるオーケストラであるということも示唆していたろう。また、これまでの活動で培った経験もいろいろと活かされているだろう。

 4人のシンガーや1人のラッパーも、出たり入ったり。そして、途中には30分ぐらい歌手が入らない演奏陣だけのパートもあり。やはり、面白いことを、ちゃんと実演でやっている。弦のアレンジとかは誰がやっているのか。DJ感覚に沿ってザクッと弦音が差し込まれる箇所とか本当に格好いい。そうした生音群に重なるシンセサイザー音やDJ音も気持ちいい。過剰に即興性を持ってはいない(というか、即興性を軸に置くことを志向していない、と書いた方が適切だろう)が、ぼくは過去見たどのジャズのビッグ・バンドよりもドキドキできたか。筆が滑っているかもしれないが、ぼくは本当に高揚を覚えた。

 最後に、NYのハウス・ミュージック・ディーヴァであるバーバラ・タッカー(10年ほど前に、ポニーキャニオンが彼女のアルバムを出したような)が登場。うわー。鉄砲喉、歌える。大きなサウンドにぐい乗りし、その上にきっちり歌のエンパイアを築ける卓越したR&Bシンガーと言うしかないな。髪型、格好もちゃんと決めた彼女、これは無敵じゃないか。彼女が歌うときだけは、サウンドはメドレー調を取らなかったが、それは名シンガーに対する敬意と取れる。NYにもこんなオーケストラはいないわ、という彼女のMCもお世辞ではないだろう。

▶︎過去の、バリー・ホワイト・ショウ&ザ・プレジャー・アンリミッテッド・オーケストラ
http://43142.diarynote.jp/201203062006429595/
▶︎過去の、沼澤尚
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http://43142.diarynote.jp/?day=20070126 OKI DUB AINU BAND
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http://43142.diarynote.jp/201110091300039780/ ナッシン・バット・ザ・ファンク
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<今日の、所感>
 昼下がり、矢野顕子と上原ひろみのインタヴューに出かける。お二人、本当に仲がいいなあ。今年、最後の取材なり。原稿仕事は年内は粛粛とこなし(来年早々の締め切り物件も片付け)、明けてからははできるだけPCに向かわないでいたいと思っている。12日仕事始めとしたいが、無理かな? 今日の取材地は銀座だったが、いろんな外国人で溢れていた。また、師走感も流れる。
 さあ原稿を書くゾと道草せずに家に戻ると、ドアにビニール袋が掛けてある。隣りの家もそう。その中には、缶入りのお粥や真空パックのビスケットが入っている。マンションの管理組合が配布した、来年期限切れになる防災用食品のおすそ分けだった。少し災害のリアリティを感じる。夜のライヴの後に寄ったなじみのお店で、何度も行ったことがある食事にも力を入れていた飲み屋が25日深夜に火事になったことを、店主から聞かされる。ええっ。本当、火事にも気をつけなきゃ。
追記;矢野顕子のデビュー40周年のオールタイム・ベスト盤『矢野山脈』(ビクター)、もう聞いていてうれしくなっちゃってしょうがない。彼女のデビュー作『ジャパニーズ・ガール』は僕の邦楽アルバムのベスト3に入るんじゃないかなと思ってしまう大好き盤だが、あの頃から矢野は歌のスタイルやピアノの流儀は確立されていた。日本トラッドの奔放カヴァーの「丘を越えて」も入っているしね。その天衣無縫さも含め、最初から完成〜突き抜けた場所に立っていた彼女の40年間、美しく、壮絶でもある。

朝日美穂

2016年12月29日 音楽
 十条・soto。十条駅下車初体験、駅前ローターリーに面したところにあるハコで、行くのは楽。渋谷からだと埼京線で4駅で着くし。ステージとなった部分の背後にはちゃんとしたデカい映写機が置いてあり、映画放映もできるようだ。

 朝日(2013年3月23日)にとって、1年ぶりとなる単独のライヴとか。ただ、子供を得たこととつながると推測されるが、今は子供を対象とするパフォーマンスを時々やっているらしい。サポートはギターの高橋健太郎、ベースの千ヶ崎学、ドラムの楠均、キーボードのエマーソン北村(2003年3月11日、2005年2月15日、2006年8月24日、2010年9月19日、2015年7月27日、2015年10月3日)という面々。皆、長い付き合いを持っており、ほんわかファミリアなサポート具合。キーボードを弾きながら歌う彼女はエマーソン北村が入るときはキーボードを弾かずに、マイクを持って歌う。弾き語りも1曲披露したっけ?(この後、3軒ハシゴして、もう忘れてしまった)

 デビュー20周年を祝う公演で1996年リリースのミニ・アルバム『Apeiron』から2013年作『ひつじ雲』収録曲まで、いろんなものを喜々として歌う。朝日が仕切ったいろんな人が入った岡村靖幸(2012年8月12日)トリビュード作『どんなものでも君にかないやしない』(bounce、2002年)で彼女が歌っていた「だいすき」も軽やかに歌う。どの曲も“ピアノ⇆歌う”みずみずしい才覚がしなやかに表れるもので、ニコニコ接せる。難を言えば、音程が不安程に感じる部分もあり、ヴォイス・トレーニングを受けるなどしてもいいか。

 新曲もやったが、それは途中でプリンス曲(「コントラヴァシー」だったっけ?)のリフが入るような曲。最後の方のリフレインの歌詞は聞き取れたが、それはサッカーの曲? 現在ダンス・モードにあるということで、新しい曲はダンサブルなものが多いみたいだ。

 そういえば、子供に童話を音読したり、子供たちの前で歌う機会を持っていることで、ラップに目覚める〜自分としてのラップができるんじゃないかと今感じているそうで、彼女はバック・トラックを流しながら、子供の前で披露することを前提とするラップ曲を1人で、コール&レスポンスすることを客に求めつつ披露する。一部、ピコ太郎「ペンパイナッポーペン」の一節挿入もあり。へえ、声も出ていて、何気に堂に入っているし、楽しい。そして、そのお茶目な肉声使いに触れて、なぜか矢野顕子(2004年7月20日、2008年8月3日、2008年12月14日、2009年8月19日、2009年9月4日、2009年12月13日、2010年12月12日、2011年9月9日、2011年12月11日、2012年8月21日、2013年8月11日、2013年11月30日、2014年8月7日、2015年8月20日)と上原ひろみ(2004年11月25日、2005年7月31日、2006年9月3日、2009年9月4日、2010年12月3日、2011年9月3日、2011年9月9日、2011年12月11日、2012年7月25日、2012年12月9日、2014年9月6日、2014年9月7日、2016年9月4日、2016年9月15日)を思い出した。普通の曲を聞いた時には全然、想起したことはなかったのに。とかなんとか、次のアルバムが楽しみになった。

▶︎過去の、朝日美穂、高橋健太郎、千ヶ崎学、楠均
http://43142.diarynote.jp/201303260919193369/
▶過去の、エマーソン北村
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▶︎過去の、岡村靖幸
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▶過去の、矢野顕子
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<今日の、訃報>
 わわ、フランスの粋を体現し続けたピエール・バルー(2010年7月11日、2016年10月27日)が12月28日にパリの病院で心臓発作お亡くなりになったという報道が飛び込んできた。ぼくとしてはそんなに入り込んだアーティストではなかったが、その雄姿を10月下旬にトリビュート公演で拝見できて本当によかった。ブラジル滞在から得たその魔法の形而上を介して飛躍した創作物を作り出した、フランスの最たる人でもあったか。……同年代の母を、気持ちだけでももっと大切にしよう。1人で実家を処分して、東京に出てきた彼女に正月に会うと問うたら昨年も今年も、別にいいんじゃないとのこと。佐藤家は妙なところクールであります。
▶︎過去の、ピエール・バルー
http://43142.diarynote.jp/201007130731368326/
http://43142.diarynote.jp/?day=20161027
 マイルス・デイヴィスを扱った実写映画(2015年、米国映画)を見る。日比谷・TOHOシネマズシャンテ。2004年映画「ホテル・ルワンダ」の主演で名をあげたドン・チードルがデイヴィス役を担うだけでなく、監督も務める。
 
 こんな映画だったのかいっ。全然、想像していたものと違っていた。チードルが着目したのは、デイヴィスがライヴからもアルバム作りからも離れていた1975年から5年間の時期。チードルはそのあまり公になっていない隠匿期に着目し、事実と虚構がないまぜになった変てこなストーリーをこさえている。また、主舞台となる1970年代後期と1950年代の過去を何度も交錯させる。その昔の映像部で取り上げられるのは、『サムバデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム』(1961年)や『ESP』(1965年)のジャケットにも写し出されている奥さんだったフランシス・テイラーとのいろんな場面、さらには有名な1959年の白人警官によるバードランド・クラブ前での殴打不当逮捕事件、ギル・エヴァンスとの『ポーギー&ペス』(1958年)のレコーディングの場など……。

 現在と過去の場面、さらには真実と嘘が交錯しまくるため、それなりにデイヴィスの歩みや逸話を知っていないと、けっこう分かりづらい映画になっているか。また、生真面目なデイヴィス・エンスージアストであるなら怒ってしまうかもしれない。だって、一言で言うならこの妄想ストーリーが描くのは、デイヴィスがいかに女と薬に汚く、フランシス・テイラーへの思いを断ち切れない女々しい男であったかということなのだから。いや、チードルさん、デイヴィスのファンではあったのだろうけど、何を描きたかったのか。5年間をネタにする自分の発想の飛躍を問いたかったのか? そうすることで、マイルスを自分だけの存在にしたかったのか? しかし、当初は自主制作的に始まったらしいこの映画を、デイヴィスのカタログを主に持つソニー、その映画部門がよくぞ配給することに決めたよなと、変なところにも感心してしまう。

 ミュージシャンを素材とする実写映画って最初は似ていなくても役者がうまく対象の癖をモノにしているためか途中からはなかなか似ているなあと感心するものだが、この映画の場合は最後までチードルの演じるデイヴィスがそれほどデイヴィスに見えなかった。チードルってフェラ・クティの役をやったら似ているかもと思わせる顔つきなんだが、眼光の鋭さとかお相撲さん声の喋り(やはり、マイルスのそれには途方もない虚無感というか、ブラックホールがあった)とか、違うなあと思ってしまう。そういう意味において、この映画はデイヴィスの個性の立ち方を再確認させるとは間違いなく言えるはず。でもって、ディヴィスは相当なハンサム君であった事実を、この映画は伝えていない。ボブ・ディランもそうだが(両者ともCBSコロムビアの最たるアーティストですね)、彼らは音楽的才能を持つとともにルックスが良かった! やはり、それは商業音楽の成功には基本不可欠なことなのだと思う。

 空白の時期、彼は徐々にプライヴェイトなリハーサルを始めもしていて、その事実は映画の虚構の最たるプロットとなるセッション録音テープの盗難に結びつくわけだ。だったら、菊地雅章(1999年11月3日(2002年9月22日、2003年6月10日、2004年11月3日、2012年6月24日、2012年6月25日、2012年10月26日、2015年7月8日、2016年6月11日)やT.M.スティーヴンス(2001年10月31日、2011年8月12日、2012年5月31日)らも参加していたその模様も実写化して欲しかった。いや、もっと書いてしまえば、映画でこのストーリーを展開するなら隠匿期のセッション・テープを発掘しなければならなかった。それは、いまだ一切表に出ていない。もし、それが叶ったなら、この映画の持つ話題性と評価は大幅に変わったはずだ。

 劇中には、1950年代から70年代上半期にかけての、マイルスの音楽が使われるとともに、ロバート・グラスパー(2007年10月3日、2009年4月13日、2009年12月19日2010年12月16日、2012年6月12日、2013年1月25日、2014年8月20日、2015年6月8日、2016年12月20日)が関与したトラックもいろいろ用いられる。最後のシーンは、スペシャル編成によるライヴ映像が登場。キーボードはロバート・グラスパーとハービー・ハンコック(2000年3月14日、2001年12月27日、2003年8月23日、2005年8月21日、2012年3月3日、2014年9月7日、2015年9月6日、2016年9月3日)、リードはウェイン・ショーター(2001年8月3~5日、2002年8月25日、2004年2月9日、2014年9月7日、2015年9月6日)、ギターはゲイリー・クラーク・ジュニア(2013年3月18日)、電気ベースはエスペランサ・スポルディング(2008年9月5日、2008年12月1日、2010年9月4日、2011年2月17日、2012年3月7日、2012年9月9日、2015年9月5日、2016年5月31日)、ドラムはアントニオ・サンチェス(2011年7月20日、2013年5月21日、2015年4月16日)という面々。そこにチードルが演じるデイヴィスがいるわけだが、トランペット音はキーヨン・ハロルド(2014年1月10日、2016年1月25日)が担った。

▶過去の、菊地雅章
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http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm
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http://43142.diarynote.jp/201507091044561526/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160611
▶︎過去の、T.M.スティーヴンス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-10.htm
http://43142.diarynote.jp/201108131129381378/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120531
▶過去の、ロバート・グラスパー
http://43142.diarynote.jp/200710121727100000/
http://43142.diarynote.jp/200904150840164356/
http://43142.diarynote.jp/201001051625155901/
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▶過去の、ハービー・ハンコック
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▶過去の、ウェイン・ショーター
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▶過去の、ゲイリー・クラーク・ジュニア
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▶過去の、エスペランサ・スポルディング
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▶過去の、アントニオ・サンチェス
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http://43142.diarynote.jp/201504180959027600/
▶過去の、キーヨン・ハロルド
http://43142.diarynote.jp/201401161534392423/
http://43142.diarynote.jp/201601260728484520/

 その後、旧スタックス発のファンク・バンド、バーケイズ(2006年10月18日、2008年7月29日)のショウを見る。サポートを務めていたオーティス・レディングのツアー中の飛行機事故の際、事故った飛行機に乗っていなかったベーシストのジェイムズ・アレキサンダーや1973〜4年ごろから所属するシンガーのラリー・ドットソンやキーボード奏者のウィンストン・スチュワートを含む編成で実演に臨む。他の構成員は二人のバックグラウンド・ヴォーカル、ギター(メンフィス周辺の録音に色々参加しているアンジェロ・アール)、ドラマーがつく。コーラス担当の1/2アーチー・ラヴは元ソウル・ヴルドレンの名シンガーの故J.ブラックフット(2001年3月18日)と仲良しだった人物。とかなんとか、メンフィスR&B界のかけらのようなものを運ぶ公演と指摘できなくもない? 六本木・ビルボードライブ、ファースト・ショウ。

 開演時刻2分前に面々は登場するが、その際の満場のお客の反応は薄い。だが、演奏が始まって間もなく下部フロアは総立ち。パフォーマンスの力あり、だ。実のところ、ドットソンの歌はそれほどディープではなく、二人のバックグラウンド・ヴォーカリストたちも薄口。だが、猛烈に叩くドラマーの演奏を下敷きにする演奏はなんともファンクで、聞く者を鼓舞する。イエイ。往々にしてバンドでちゃんと演奏する担い手でも時にプリセット音を併用しているのかと思わせる部分があったりもするのだが、彼らの場合は100%人力による表現だと徹底徹尾思わせる。アレキサンダーは一切イフェクターをつなぐことなく、シールドをアンプにつなぐ。

 ときにやったスロウもよし。オーディエンスへの働きかけもよし。メンバーの出で立ちもかなりよし。熟達した名人芸を、ぼくは堪能。アレキサンダーは赤基調で、他の面々は白基調の服を着ていた。それぞれに、デザインやアクセントとなる模様が少し異なっている。それ、確かな現役感も醸し出すものでもあったな。そういえば、皆んな同じ格好ではなく、統一性を持たせつつ少しづつ変化を出す衣装でステージに立つのは、この手のグループのステイタスなんだと聞いたことがある。我々はちゃんと手の込んだオーダーメイドのコスチュームを発注できる金回りのいいグループなんですよということを誇示するのに、それはつながるのだそう。

 そんな彼らは、少し前に“ザ・マスターズ・オブ・ファンク”ツアーというのをやっているはず。それには、他にキャミオ(2010年9月17日)、ワン・ウェイ、ザ・ダズ・バンド(2006年7月24日、2007年11月9日、2013年5月16日)、ザ・メアリー・ジェーン・ガールズ、ミッドナイト・スター(2009年1月31日)が参加している。

▶︎過去の、バーケイズ
http://43142.diarynote.jp/200610211631360000/
http://43142.diarynote.jp/200807311115150000/
▶︎過去の、J.ブラックフット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-3.htm
▶︎過去の、キャミオ
http://43142.diarynote.jp/201009231551043308/
▶︎過去の、ザ・ダズ・バンド
http://43142.diarynote.jp/200607281033420000/
http://43142.diarynote.jp/200711101237270000/
http://43142.diarynote.jp/201305260917114078/
▶︎過去の、ミッドナイト・スター
http://43142.diarynote.jp/200902030206339619/

<今日は、珍しい>
 映画館はすいていた。それ、大晦日だからなのか、映画の評判がいまいちなのかは判断がつかない。もともと映画をそれほど見る人ではないんだけど、ぼくが大晦日に映画館に行くのは初めてではないか? なんか大昔、ストーンズ(2003年3月15日)の映画「レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー」(1983年)をオールナイト上映にて見たことがあって、一瞬それは年末年始の時期ではないかと思ったが、違っているかな。そのとき行った渋谷の映画館は今のビック・カメラがある場所にあり、夜中に車で行き明治通りに止めたのは覚えている。まだ、駐禁取り締まりは過剰にキビしくなかった。あのとき乗っていたのは古いスカイラインだったか、シヴィックであったか。そういえば、ストーンズは今年行った南米ツアー(チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル、ペルー、コロンビア、メキシコ、キューバ)を行っていて、その模様は『The Rolling Stones Olé Olé Olé! : A Trip Across Latin America』という映画に、ポール・ダグテールの手によってまとめられている。そのダグデールはストーンズの2013年ハイド・パーク公演のドキュメンタリーを撮った人物。また、今南米ツアーのハバナ公演に特化した『Havana Moon – The Rolling Stones Live in Cuba』というのもあって、それも彼が作っていると報じられている。それらの、日本公開はいつになるのだろう。ミック・ジャガーが初ソロ・アルバム『シーズ・ザ・ボス』(コロムビア、1984年)を作った際に、同作収録曲をフィーチャーするために作った映画「ラニング・アウト・オブ・ザ・ラック」(監督は、ジュリアン・テンプル。ジャガーは脚本にも関与)はブラジルを舞台にしたものだったが、その頃からミック“クール”ジャガーには南米興味があったということか。
 また、少なくても1999年から<ライヴ三昧>を書くようになって以降、大晦日にライヴを見るのは初めてだろう。もしかして、2016年は例年以上にライヴに行ったかもしれない。ライヴ後に飲み屋に流れると、今日は何と何のライヴだったのと聞かれたりとか、ぼくがライヴをハシゴするのが当然と思っている人もいるしなー。ま、元気でけっこうけっこう。
▶︎過去の、ザ・ローリング・ストーンズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm 
追記:スペースシャワーから出ている隔月刊誌”BLUES & SOUL RECORDS”の最新刊No.133(表紙はストーンズ)の雑誌付録CDは、彼らの新作『ブルー&ロンサム』収録曲のオリジナルを12曲収録。その原盤は、チェス、デルマーク、ヴィージェイ、他。ぼくの、ザ・たこさん のインタヴューも読めます。