国際交流基金による日本とブラジルを音楽でつなごうとする出し物で、場所は品川・Club eX。品川プリンスホテル内にある円形のハコ、ホテル流れの手際の悪い親父たちがサーヴするビールやワインは量はイマイチなのに800円も取りやがる。1杯ですまない自分が悲しい。

 先発は、Saigenji (2006年6月27日、2007年11月27日、2009年3月14日, 2009年8月9日、2012年6月13日、2013年1月7日、2013年2月11日 、2013年4月12日、2014年2月9日、2016年2月11日)。ギターを達者に弾きながら歌う本人とベースの小泉P丈人とドラム斉藤良というワーキング・バンドに加え、打楽器の南条レオ(2016年10月22日)も加わる。最終曲は皆ニッコリの彼の十八番曲「ミュージック・ジャンキー」。この際、エミシーダも加わり、延々とフリー・スタイルで絡む。美味しい。やっぱり、力かなりあるな。

 休憩を挟んで、サンパウロ出身の31歳ラッパーであるエミシーダがバンドとともに登場。DJ、ギター/カヴァコ、パーカッションというバンドを率いての実演で、当人やDJ、ギター奏者も時に打楽器を手にする。という記載で、勘ののいい方は分かるかもしれないが、米国流儀に則った盤の音と異なりライヴの音は全面的にブラジル属性を入れたことをやっていた! 我々の視点のもと言い換えれば、それはまさに“ワールド・ミュージックとしてのヒップホップ”というものであり、これは興味引かれるとともに、浮かれずにはいられないではないか。当然のことながら、ポルトガル語によるラップも映える。MCでは日本語も巧みに交えるエミシーダはナイス・ガイ光線も放出しまくり。無料招待制の公演だったが密度濃く、大満足でした。

▶過去の、Saigenji
http://43142.diarynote.jp/?day=20060627
http://43142.diarynote.jp/200711290932200000/
http://43142.diarynote.jp/200903161734533723/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090809
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
http://43142.diarynote.jp/201301151819527787/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130211
http://43142.diarynote.jp/?day=20130412
http://43142.diarynote.jp/?day=20140209
http://43142.diarynote.jp/201502140823232703/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160211
▶︎過去の、南条レオ
http://43142.diarynote.jp/?day=20161022 ジョー・バターン

<今日の、装飾>
 あちこち、発光ダイオードのイルミネーションを張り切って施している。年末だな。きれい、楽しい、もっとやれえというはしゃぐ自分を感じる中、経費と資源の無駄遣い=もっと別なところにお金を回せばと思う自分も少しいる。葛藤と書いてしまえば、大げさだが。今年はちゃんと紅葉見物してないなー。