石若駿クリーンアップ・トリオ・ミーツ・カート・ローゼンウィンケル
2016年6月27日 音楽 ドラマーの石若駿(2014年9月26日)、ギタリストの井上銘、縦ベーシストの須川崇志(2010年3月14日、2011年7月25日)からなるトリオに、コットンクラブで今週末に自己トリオ公演をやる在NYギタリストのカート・ローゼンウィンケル(2009年3月1日、2010年3月12日、2013年11月20日、2014年3月4日)が加わるという出し物。南青山・ブルーノート東京、セカンド・ショウ。
やはりこの晩の主役だし、若手ピカ一ドラマーとの定評高い石若駿(1992年生まれ)の一挙一動に注目してしまう。で、なるほどォ。ちゃんと地とつながった確かなタイム感という軸を持っていて(←秀でたドラマーはすべからく、ぶっといそれを持つ)、それを対峙する音楽との相乗で思うまま多彩なドラム音を繰り出す様にはニッコリ。だから、彼のドラミングはうねりを持つし、歌う。こりゃあ、見ていて面白くてたまらない。とともに、本当にジャズが大好きで、ジャズをよく知っているとも思わされた。
ピアノレスで、ギター2本とともに進んでいく、今のジャズ表現。根暗というか、複雑なテーマを取り、ソロ展開部ではその曲を構成する縦糸と横糸を自在に編み直していくようなグループ表現と言えるだろうか。日本人3人とローゼンウィンケルは前日3時間ほどお手合わせしたようだが、そつなく絡む。それは石若たちのローゼンウィックルへの敬愛と、ローゼンウィンケルの高いミュージシャンシップゆえだろう。しかし、すでにメジャー作を2枚出している井上は高校生時代からの付き合いというし、ローゼンウィンケルのことは大好きみたいだし、石若ってギター好きなんだな。
かつて、日本人と外国人(ジャズの場合は主に米国人となるか)が一緒にやるという情報や事実にドキドキしたことがあったが、この晩はそんなことも思い出したかな。情報の伝播も人のつながりもグローバルに密となる現代だが、やはりこういう(特に若手の)邂逅の場はジャズの場合持たれるべき。そう、しっかり思った。
▶︎過去の、石若駿
http://43142.diarynote.jp/201409291402101328/
▶︎過去の、須川崇志
http://43142.diarynote.jp/201003191715113498/
http://43142.diarynote.jp/201107310727152406/
▶過去の、カート・ローゼンウィンケル
http://43142.diarynote.jp/200903031751323247/
http://43142.diarynote.jp/201003131221091991/
http://43142.diarynote.jp/201311230757159421/
http://43142.diarynote.jp/201403051230433466/
<今日は涼しく、湿度も高くない>
もうすぐ1年の半分が終わる…..。今日は、ボビー・ウォマック(1944〜2014年)が亡くなった日とか。2年、たつのか。そういうこと、詳しい人は詳しい。常々、チェックしているのだろうか。最初に死去を報じたのは、彼の遺作『ザ・ブレイヴェスト・マン・イン・ザ・ユニヴァース』(2012年)を出した英国XLレコーディングだった。で、けっこう新作レコーディングは進んでいて、それがXLからリリースされるという話もあったが、それは出ていない。
▶過去の、ボビー・ウォマック
http://43142.diarynote.jp/201305141107016872/
やはりこの晩の主役だし、若手ピカ一ドラマーとの定評高い石若駿(1992年生まれ)の一挙一動に注目してしまう。で、なるほどォ。ちゃんと地とつながった確かなタイム感という軸を持っていて(←秀でたドラマーはすべからく、ぶっといそれを持つ)、それを対峙する音楽との相乗で思うまま多彩なドラム音を繰り出す様にはニッコリ。だから、彼のドラミングはうねりを持つし、歌う。こりゃあ、見ていて面白くてたまらない。とともに、本当にジャズが大好きで、ジャズをよく知っているとも思わされた。
ピアノレスで、ギター2本とともに進んでいく、今のジャズ表現。根暗というか、複雑なテーマを取り、ソロ展開部ではその曲を構成する縦糸と横糸を自在に編み直していくようなグループ表現と言えるだろうか。日本人3人とローゼンウィンケルは前日3時間ほどお手合わせしたようだが、そつなく絡む。それは石若たちのローゼンウィックルへの敬愛と、ローゼンウィンケルの高いミュージシャンシップゆえだろう。しかし、すでにメジャー作を2枚出している井上は高校生時代からの付き合いというし、ローゼンウィンケルのことは大好きみたいだし、石若ってギター好きなんだな。
かつて、日本人と外国人(ジャズの場合は主に米国人となるか)が一緒にやるという情報や事実にドキドキしたことがあったが、この晩はそんなことも思い出したかな。情報の伝播も人のつながりもグローバルに密となる現代だが、やはりこういう(特に若手の)邂逅の場はジャズの場合持たれるべき。そう、しっかり思った。
▶︎過去の、石若駿
http://43142.diarynote.jp/201409291402101328/
▶︎過去の、須川崇志
http://43142.diarynote.jp/201003191715113498/
http://43142.diarynote.jp/201107310727152406/
▶過去の、カート・ローゼンウィンケル
http://43142.diarynote.jp/200903031751323247/
http://43142.diarynote.jp/201003131221091991/
http://43142.diarynote.jp/201311230757159421/
http://43142.diarynote.jp/201403051230433466/
<今日は涼しく、湿度も高くない>
もうすぐ1年の半分が終わる…..。今日は、ボビー・ウォマック(1944〜2014年)が亡くなった日とか。2年、たつのか。そういうこと、詳しい人は詳しい。常々、チェックしているのだろうか。最初に死去を報じたのは、彼の遺作『ザ・ブレイヴェスト・マン・イン・ザ・ユニヴァース』(2012年)を出した英国XLレコーディングだった。で、けっこう新作レコーディングは進んでいて、それがXLからリリースされるという話もあったが、それは出ていない。
▶過去の、ボビー・ウォマック
http://43142.diarynote.jp/201305141107016872/