ギタリストの助川太郎と、ドラム/パーカッションの芳垣安洋(2000年7月29日、2000年9月14日、2002年3月17日、2003年6月28日、2004年1月21日、2004年2月6日、2004年5月28日、2004年5月31日、2004年6月2〜3日、2004年10月10日、2004年11月17日、2004年11月19日、2005年2月19日、2005年7月29日,2005年9月6日、2005年9月17日、2005年11月15日、2006年7月7日,2006年12月3日、2007年1月27日、2009年7月26日,2006年8月27日、2007年10月17日、2009年10月8日、2011年3月2日、2013年2月19日、2013年8月29日、他)のデュオの演奏を聞く。 青山・プラッサオンゼ。
「ブラジルの抽象画」という表題がつけられる。が、ファースト・セットは、アルゼンチン曲、キューバの曲、ジャズ曲(セロニアス・モンクの「エヴィデンス」)と、まず続けられる。……なるほど、2人の演奏の流儀がブラジル音楽の襞を通っているということか。「エヴィデンス」は曲名聞かされないと、別のエッジの立った曲と思うよな。
横に鳴り物をいろいろ並べる芳垣はけっこう手でドラムを叩く場合もあり、マレットも用いる。けっこう、新鮮だな。結構、曲種、曲の流れで叩き方や手にする楽器をかえたりして、このデュオがそれなりの積み重ねを持つことが分る。
一方、助川はガット・ギターを手にしているのだが、要所では響く音をさーとインサートさせたり、ギター音にエフェクトをかけたり(それで、ビリンバウのような音を出したりもした)。そこらへん、それほど足でエフェクターをコントロールしている感じもなく、かなり不思議。そのオペレーションにはに小さな任天堂のゲーム器を用いていたようだが、いろいろと試行錯誤した末の、このパフォーマンスなのだろうな。
引き出し豊富にして、多彩。2人で変テコな口琴合戦になる場合もあり。笑った。
▶過去の、芳垣安洋
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm 29日、ROVO
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-9.htm オーガニック・グルーヴ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm ONJQ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm ONJQ
http://43142.diarynote.jp/?day=20040121
http://43142.diarynote.jp/?day=20040206
http://43142.diarynote.jp/?day=20040610
http://43142.diarynote.jp/?day=20040611
http://43142.diarynote.jp/200411141142200000/
http://43142.diarynote.jp/200411231717590000/
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http://43142.diarynote.jp/?day=20091008
http://43142.diarynote.jp/201103040841482385/
http://43142.diarynote.jp/201302201720351212/
http://43142.diarynote.jp/201309021134211584/
<今日の、書籍>
デイヴィッド・リッツ渾身のアレサ・フランクリン評伝書の翻訳本「リスペクト」がシンコーミュージックから出た。立派(カヴァー写真を変えたのは、正解だな)、ものすごい文字量。こりゃ、うなる。昼間、脱臼しそうになりながら持ち運び、移動の際に読んだら、読むの夢中になり2度も電車を乗り過ごしてしまった。そう、もともと本を読まないが、だからぼくは本を持ち歩いてはいけないのだ。
「ブラジルの抽象画」という表題がつけられる。が、ファースト・セットは、アルゼンチン曲、キューバの曲、ジャズ曲(セロニアス・モンクの「エヴィデンス」)と、まず続けられる。……なるほど、2人の演奏の流儀がブラジル音楽の襞を通っているということか。「エヴィデンス」は曲名聞かされないと、別のエッジの立った曲と思うよな。
横に鳴り物をいろいろ並べる芳垣はけっこう手でドラムを叩く場合もあり、マレットも用いる。けっこう、新鮮だな。結構、曲種、曲の流れで叩き方や手にする楽器をかえたりして、このデュオがそれなりの積み重ねを持つことが分る。
一方、助川はガット・ギターを手にしているのだが、要所では響く音をさーとインサートさせたり、ギター音にエフェクトをかけたり(それで、ビリンバウのような音を出したりもした)。そこらへん、それほど足でエフェクターをコントロールしている感じもなく、かなり不思議。そのオペレーションにはに小さな任天堂のゲーム器を用いていたようだが、いろいろと試行錯誤した末の、このパフォーマンスなのだろうな。
引き出し豊富にして、多彩。2人で変テコな口琴合戦になる場合もあり。笑った。
▶過去の、芳垣安洋
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm 29日、ROVO
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-9.htm オーガニック・グルーヴ
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http://43142.diarynote.jp/200612060136540000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20070127
http://43142.diarynote.jp/?day=20090726
http://43142.diarynote.jp/200710181835010000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20091008
http://43142.diarynote.jp/201103040841482385/
http://43142.diarynote.jp/201302201720351212/
http://43142.diarynote.jp/201309021134211584/
<今日の、書籍>
デイヴィッド・リッツ渾身のアレサ・フランクリン評伝書の翻訳本「リスペクト」がシンコーミュージックから出た。立派(カヴァー写真を変えたのは、正解だな)、ものすごい文字量。こりゃ、うなる。昼間、脱臼しそうになりながら持ち運び、移動の際に読んだら、読むの夢中になり2度も電車を乗り過ごしてしまった。そう、もともと本を読まないが、だからぼくは本を持ち歩いてはいけないのだ。
ローガン・リチャードソン。ピー・ウィー・エリス・ファンク・アセンブリー
2016年2月3日 音楽 まず、南青山・ブルーノート東京で、1980年ミズーリ州カンザス・シテイ生まれで、現在はパリに住むアルト・サックス奏者のリーダー・グループの実演を見る。この2月から、ブルーノート東京は開演時間が30分早まった。
ニュー・スクールでグレッグ・オズビーに教えをこい(すると、新作『シフト』へのジェイソン・モラン〜2007年1月16日、2007年1月17日、2015年1月20日〜参加も納得。モランはオズビーのことを大恩人と感謝しているから)、その過去のアルバムを聞くと、かなり勇ましい音色のもと吹っ切れたジャズ・マンぶりを出しているが、リチャードソンの実演を聞いて再確認したのは、ジャズの担い手として実にまっとうな飛躍を抱えた演奏の手応え。しかも、そこには確かな技術に裏打ちされた美も持つのだから、これは大きくうなずく。こりゃ、彼の不伴奏のソロのパフォーマンスに接しても1時間弱はつき合えるかもなと思った。そんなわけなので、比較的普通のサウンドのもとブロウしても彼は輝けるとも思うのだが、このアフリカ系アメリカ人はそっちのほうにも、完全に成功しているとは言えないが自分のツっぱりやストラグルを投影しようとする。
バンドはいちおう純ピアノ・トリオ+エレクトリック・ギターという編成で、皆非アフリカ系の在ニューヨーカー。リチャードソンの『シフト』はパット・メセニー(1999年12月15日、2002年9月19日、2010年6月12日、2012年1月25日、2012年3月3日、2013年5月21日、2015年9月27日)がギターを弾いていたが、その代役はマイク・モレーノ(2008年11月22日、2013年9月11日、2015年11月10日)。他に、おタク学生風情で昨年の狭間美帆(2014年7月10日、2015年10月15日)のアルバムにも参加していたサム・ハリス(ピアノ)、テイラー・アイグスティ(2009年6月24日、2013年2月2日、2013年3月19日、2013年9月11日、2015年11月10日)やウォルター・スミスⅢ(2009年3月26日、2015年11月10日)のリーダー作に関与しているアコースティック・ベーシストのハリッシュ・ラグハヴァン、外見が生理的に汚いドラマーのトミー・クラインという面々。みんな、若手というに相応しい顔つきなり。
で、一致団結して、なんでこんなに暗い、難しいブツをやるのかあーと思わずにはいられない曲の土台をだす。拍子もとっても拾いにくいもので、よくもまあ……。逆引き的にそれはサイドマンの腕のたち具合や、リチャードソンの確かな奏者鑑定眼を伝えもするのだが、モレノのぼくの好みからは離れる響き系ギターの利き具合もあって、根暗なほうに行き過ぎではないかとぼくは思った。が、存分に今のもう一つのリアル・ジャズを求める澄んだ気持ちは望外にあふれていたわけで、やはり注視はしたいな。
▶過去の、ジェイソン・モラン
http://43142.diarynote.jp/200701201417260000/
http://43142.diarynote.jp/200701201418210000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150120
▶過去の、マイク・モレーノ
http://43142.diarynote.jp/?day=20081122
http://43142.diarynote.jp/?day=20130911
http://43142.diarynote.jp/?day=20151110
▶過去の、パット・メセニー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/december1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://43142.diarynote.jp/201006181520054406/
http://43142.diarynote.jp/201201271245417497/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/
http://43142.diarynote.jp/201305260927026044/
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
▶過去の、狭間美帆
http://43142.diarynote.jp/201407111305232157/
http://43142.diarynote.jp/201510181000334516/
▶過去の、ウォルター・スミスⅢ
http://43142.diarynote.jp/?day=20090326
http://43142.diarynote.jp/?day=20151110
▶過去の、テイラー・アイグスティ
http://43142.diarynote.jp/200906300951327850/
http://43142.diarynote.jp/201302041827243806/
http://43142.diarynote.jp/201303221327416224/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130911
http://43142.diarynote.jp/?day=20151110
そしたら、次はゆるゆる〜。深刻さゼロで、寛ぎ度100%。JBズやP-ファンク(2002年7月28日、2009年9月5日、2011年1月22日、2013年4月12日、2015年4月12日)の得難いブラス・セクション音を担い、いろんなリーダー作を出しているテナー・サックス奏者のピー・ウィ・エリス(2005年9月24日、2007年9月13日、2008年4月1日、2012年4月9日、2012年11月21日、2013年7月4日)のショウを丸の内・コットンクラブで見る。
こちらの同行者は、英国人と米国人のちゃんぽん。1990 年代にUKジャズが話題になったころ、米国GRPからリーダー作を出したこともあるギタリストのトニー・レミー(2013年8月24日)、そしてギャレス・ウィリアムス(電気ピアノ、オルガン)の2人は英国人。ベースはラッド(2007年9月6日、2008年4月1日、2012年10月29日)のバンドにいたこともあるドゥエイン・ピート。そして、ドラマーのジョン・メイダーはオークランド生まれなので、リズム・セクションはベイ・エリア・ファンク系と言っていいのかもしれない。レミー、ウィリアムス、メイダーはエリスの過去作に入っていたことがる。
難しいことは考えず、大雑把にくくればファンク・フュージョンを悠々送り出す。今回はシンガーが同行していないこともあり、最後のほうはエリスは歌う。カリビアンぽい曲ではいろいろとお客の唱和を促し、最後の2曲はJB(2000年8月5日)のカヴァーで、エリスは歌う。そしたら、味はあるけど、とっても下手でどっひゃーとなる。メイシオ・パーカー1999年8月6~8日、1999年10月28日、2001年4月17日、2002年11月19日、2005年9月6日、2007年9月13日、2009年1月21日、2010年2月16日、2010年9月3日、2013年2月2日。2015年7月27日)とはえらい違いだあ。彼は延々とパーラメントの「P-ファンク」の歌詞を呪文のように唱える箇所もあり。
▶過去の、ピー・ウィー・エリス
http://43142.diarynote.jp/?day=20050924
http://43142.diarynote.jp/200709171112310000/
http://43142.diarynote.jp/200804030050390000/
http://43142.diarynote.jp/201204150858456025/
http://43142.diarynote.jp/?day=20121121
http://43142.diarynote.jp/201307071319405650/
▶過去の、JB
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-8.htm サマーソニック初日
▶過去の、ジョージ・クリントン/P-ファンク
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm 触れていないが、フジ・ロック
http://43142.diarynote.jp/?day=20090905
http://43142.diarynote.jp/201102081256005311/
http://43142.diarynote.jp/201304150853287353/
http://43142.diarynote.jp/201504131109395934/
▶過去の、トニー・レミー
http://43142.diarynote.jp/201308281519499994/
▶過去の、ラッド
http://43142.diarynote.jp/200709131136190000/
http://43142.diarynote.jp/200804030050390000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20121029
▶過去の、メイシオ・パーカー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/octber1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200509130313320000/
http://43142.diarynote.jp/200709171112310000/
http://43142.diarynote.jp/200901221504141906/
http://43142.diarynote.jp/201002171552164447/
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http://43142.diarynote.jp/201302041827243806/
http://43142.diarynote.jp/201508050852067247/
▶過去の、JB
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-8.htm サマーソニック初日
<数日前の、メール>
昨年取材したフランスのオーウェル(2015年10月13日)のジェロームからメールが来る。彼の日本での模様を収めたショート・フィルムの案内で、ちょっとしたお土産とか書いてあるのだが、なんとぼくもちょい出て来た。ひゃは。。。
▶過去の、オーウェル
http://43142.diarynote.jp/201510180818151387/
ニュー・スクールでグレッグ・オズビーに教えをこい(すると、新作『シフト』へのジェイソン・モラン〜2007年1月16日、2007年1月17日、2015年1月20日〜参加も納得。モランはオズビーのことを大恩人と感謝しているから)、その過去のアルバムを聞くと、かなり勇ましい音色のもと吹っ切れたジャズ・マンぶりを出しているが、リチャードソンの実演を聞いて再確認したのは、ジャズの担い手として実にまっとうな飛躍を抱えた演奏の手応え。しかも、そこには確かな技術に裏打ちされた美も持つのだから、これは大きくうなずく。こりゃ、彼の不伴奏のソロのパフォーマンスに接しても1時間弱はつき合えるかもなと思った。そんなわけなので、比較的普通のサウンドのもとブロウしても彼は輝けるとも思うのだが、このアフリカ系アメリカ人はそっちのほうにも、完全に成功しているとは言えないが自分のツっぱりやストラグルを投影しようとする。
バンドはいちおう純ピアノ・トリオ+エレクトリック・ギターという編成で、皆非アフリカ系の在ニューヨーカー。リチャードソンの『シフト』はパット・メセニー(1999年12月15日、2002年9月19日、2010年6月12日、2012年1月25日、2012年3月3日、2013年5月21日、2015年9月27日)がギターを弾いていたが、その代役はマイク・モレーノ(2008年11月22日、2013年9月11日、2015年11月10日)。他に、おタク学生風情で昨年の狭間美帆(2014年7月10日、2015年10月15日)のアルバムにも参加していたサム・ハリス(ピアノ)、テイラー・アイグスティ(2009年6月24日、2013年2月2日、2013年3月19日、2013年9月11日、2015年11月10日)やウォルター・スミスⅢ(2009年3月26日、2015年11月10日)のリーダー作に関与しているアコースティック・ベーシストのハリッシュ・ラグハヴァン、外見が生理的に汚いドラマーのトミー・クラインという面々。みんな、若手というに相応しい顔つきなり。
で、一致団結して、なんでこんなに暗い、難しいブツをやるのかあーと思わずにはいられない曲の土台をだす。拍子もとっても拾いにくいもので、よくもまあ……。逆引き的にそれはサイドマンの腕のたち具合や、リチャードソンの確かな奏者鑑定眼を伝えもするのだが、モレノのぼくの好みからは離れる響き系ギターの利き具合もあって、根暗なほうに行き過ぎではないかとぼくは思った。が、存分に今のもう一つのリアル・ジャズを求める澄んだ気持ちは望外にあふれていたわけで、やはり注視はしたいな。
▶過去の、ジェイソン・モラン
http://43142.diarynote.jp/200701201417260000/
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▶過去の、マイク・モレーノ
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▶過去の、パット・メセニー
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▶過去の、狭間美帆
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▶過去の、ウォルター・スミスⅢ
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▶過去の、テイラー・アイグスティ
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そしたら、次はゆるゆる〜。深刻さゼロで、寛ぎ度100%。JBズやP-ファンク(2002年7月28日、2009年9月5日、2011年1月22日、2013年4月12日、2015年4月12日)の得難いブラス・セクション音を担い、いろんなリーダー作を出しているテナー・サックス奏者のピー・ウィ・エリス(2005年9月24日、2007年9月13日、2008年4月1日、2012年4月9日、2012年11月21日、2013年7月4日)のショウを丸の内・コットンクラブで見る。
こちらの同行者は、英国人と米国人のちゃんぽん。1990 年代にUKジャズが話題になったころ、米国GRPからリーダー作を出したこともあるギタリストのトニー・レミー(2013年8月24日)、そしてギャレス・ウィリアムス(電気ピアノ、オルガン)の2人は英国人。ベースはラッド(2007年9月6日、2008年4月1日、2012年10月29日)のバンドにいたこともあるドゥエイン・ピート。そして、ドラマーのジョン・メイダーはオークランド生まれなので、リズム・セクションはベイ・エリア・ファンク系と言っていいのかもしれない。レミー、ウィリアムス、メイダーはエリスの過去作に入っていたことがる。
難しいことは考えず、大雑把にくくればファンク・フュージョンを悠々送り出す。今回はシンガーが同行していないこともあり、最後のほうはエリスは歌う。カリビアンぽい曲ではいろいろとお客の唱和を促し、最後の2曲はJB(2000年8月5日)のカヴァーで、エリスは歌う。そしたら、味はあるけど、とっても下手でどっひゃーとなる。メイシオ・パーカー1999年8月6~8日、1999年10月28日、2001年4月17日、2002年11月19日、2005年9月6日、2007年9月13日、2009年1月21日、2010年2月16日、2010年9月3日、2013年2月2日。2015年7月27日)とはえらい違いだあ。彼は延々とパーラメントの「P-ファンク」の歌詞を呪文のように唱える箇所もあり。
▶過去の、ピー・ウィー・エリス
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http://43142.diarynote.jp/?day=20121121
http://43142.diarynote.jp/201307071319405650/
▶過去の、JB
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-8.htm サマーソニック初日
▶過去の、ジョージ・クリントン/P-ファンク
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm 触れていないが、フジ・ロック
http://43142.diarynote.jp/?day=20090905
http://43142.diarynote.jp/201102081256005311/
http://43142.diarynote.jp/201304150853287353/
http://43142.diarynote.jp/201504131109395934/
▶過去の、トニー・レミー
http://43142.diarynote.jp/201308281519499994/
▶過去の、ラッド
http://43142.diarynote.jp/200709131136190000/
http://43142.diarynote.jp/200804030050390000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20121029
▶過去の、メイシオ・パーカー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/octber1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200509130313320000/
http://43142.diarynote.jp/200709171112310000/
http://43142.diarynote.jp/200901221504141906/
http://43142.diarynote.jp/201002171552164447/
http://43142.diarynote.jp/201009111624281899/
http://43142.diarynote.jp/201302041827243806/
http://43142.diarynote.jp/201508050852067247/
▶過去の、JB
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-8.htm サマーソニック初日
<数日前の、メール>
昨年取材したフランスのオーウェル(2015年10月13日)のジェロームからメールが来る。彼の日本での模様を収めたショート・フィルムの案内で、ちょっとしたお土産とか書いてあるのだが、なんとぼくもちょい出て来た。ひゃは。。。
▶過去の、オーウェル
http://43142.diarynote.jp/201510180818151387/
ニューオーリンズは、いよいよマルディグラ期間の到来。それを伝えるかのように、マルディグラ・インディアンのチーフ筋を中央に立てたニューオーリンズ・ミュージックを聞かせるグループがやってきた。南青山・ブルーノート東京、ファースト・ショウ。
のっけから、セカンド・ラインのドラミング で始まり、わーい。主にMCを勤めていたドラムのジョー・ジェリーニがリーダーシップを取るグループで、例のマルディグラ・インディアンのアトラクティヴな衣装を身につけた2人をフロントに置く。リード・ヴォーカルとタンバリンのスパイボーイ・ジャーワン・ブードローとパーカッションとサブのヴォーカルを担当するビッグ・チーフ・ケントレル・ワトソン。もう少し歌えればなあと思わせるまだ二十歳のスパイボーイは、ザ・ワイルド・マグノリアスに入っていたモンク・ブードローの孫だそう。おお。
他に、スーザホン奏者のウェス・アンダーソンとオルガンのステフィン・マリノワスキ(彼も、まだ20代)、そしてニューオーリンズ在住歴20年のギタリストの山岸潤史(1999年8月5日、2000年12月7日、2001年7月16日、2004年3月30日、2005年7月30日、2005年7月31日、2007年2月3日、2007年2月4日、2007年2月5日、2008年9月11日、2009年5月19日、2009年7月27日、2010年8月4日、2011年5月17日、2012年9月8日、2013年6月13日、2014年7月29日、2015年1月29日、2016年1月15日)が入る。かつて、その道の代表グループ、ザ・ワイルド・マグノリアスの音楽監督をしていた山岸(彼はザ・ワイルド・マグノリアスのお陰で、彼らが一時所属したブルーノートを通してグリーン・カードを取得できた)は時々チャ・ワのライヴに入っている順構成員なのだとか。だが、彼がいなければ日本公演は実現しなかったはずで、メンバー紹介のときは真打ちという感じでドラマーが彼を紹介する。
「アイコ・アイコ」、「シュー・フライ」、「ビッグ・チーフ」などザ・ワイルド・マグノリアスもやっていたニューオーリンズ・トラッディショナル系曲を笑顔でかます。楽しい。とともに、エンターテインメント性の奥からニューオーリンズたる普通じゃない流儀や味が押し寄せてくるわけであり……。
▶過去の、山岸潤史
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm ザ・ワイルド・マグノリアス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm ギャラクティック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-7.htm ザ・ワイルド・マグノリス
http://43142.diarynote.jp/?day=20040330 パパ・グロウズ・ファンク
http://43142.diarynote.jp/200508060616450000/ 永井隆&ザ・ブルース・パワー(のゲスト)
http://43142.diarynote.jp/200508060622480000/ ウェスト・ロード・ブルーズ・バンド
http://43142.diarynote.jp/200702112125550000/ ザ・ワイルド・マグノリアス
http://43142.diarynote.jp/200702121118370000/ ジョニー・ヴィダコヴィッチ主導子供音楽教室
http://43142.diarynote.jp/200702122331070000/ パパ・グロウズ・ファンク
http://43142.diarynote.jp/200809160030188727/ 山岸潤史&塩次伸二
http://43142.diarynote.jp/?day=20090519 KANKAWA主体セッション
http://43142.diarynote.jp/?day=20090727 パパ・グロウズ・ファンク
http://43142.diarynote.jp/?day=20100804 ザ・ワイルド・マグノリアス
http://43142.diarynote.jp/201105181052427410/ ジョー・サンプル&ザ・クリオール・ジョー・バンド
http://43142.diarynote.jp/?day=20120908 ジョー・サンプル&ザ・クリオール・ジョー・バンド、セッション
http://43142.diarynote.jp/201306171646424744/ チキンシャック
http://43142.diarynote.jp/201408051721103640/ シル・ジョンソン
http://43142.diarynote.jp/201501301446383781/ チキンシャック
http://43142.diarynote.jp/201601190806343491/ バンド・オブ・プレジャー
<今日の、会場>
会場に入ると、マルディグラの光りモノ、飾りモノを店員が思い思いに付けている。←マルディグラの期間中、ニューオーリンズではそれを付けた人であふれる。お店の人たちも、なんかみんな楽しそう。お客さんもネックレスとかつけている人がけっこういて、早めに来店した人にはくばっていたのかな。そして、ショウの終わりには、出演者がステージからそれらをお客に投げる。前にも書いたことがあるが、それはマルディグラのパレードのならわし。かつて、光りモノを受け取った女性のパレード観覧者はおっぱいを出さなくてはいけなかった。
▶過去の、マルディグラ期間のニューオーリンズ
http://43142.diarynote.jp/200702090041480000/
http://43142.diarynote.jp/200702112125550000/
http://43142.diarynote.jp/200702121118370000/
http://43142.diarynote.jp/200702122331070000/
http://43142.diarynote.jp/200702122331460000/
▶過去の、マルディグラ・インディアンについて(ドナルド・ハリソン)
http://43142.diarynote.jp/201408260930269988/
のっけから、セカンド・ラインのドラミング で始まり、わーい。主にMCを勤めていたドラムのジョー・ジェリーニがリーダーシップを取るグループで、例のマルディグラ・インディアンのアトラクティヴな衣装を身につけた2人をフロントに置く。リード・ヴォーカルとタンバリンのスパイボーイ・ジャーワン・ブードローとパーカッションとサブのヴォーカルを担当するビッグ・チーフ・ケントレル・ワトソン。もう少し歌えればなあと思わせるまだ二十歳のスパイボーイは、ザ・ワイルド・マグノリアスに入っていたモンク・ブードローの孫だそう。おお。
他に、スーザホン奏者のウェス・アンダーソンとオルガンのステフィン・マリノワスキ(彼も、まだ20代)、そしてニューオーリンズ在住歴20年のギタリストの山岸潤史(1999年8月5日、2000年12月7日、2001年7月16日、2004年3月30日、2005年7月30日、2005年7月31日、2007年2月3日、2007年2月4日、2007年2月5日、2008年9月11日、2009年5月19日、2009年7月27日、2010年8月4日、2011年5月17日、2012年9月8日、2013年6月13日、2014年7月29日、2015年1月29日、2016年1月15日)が入る。かつて、その道の代表グループ、ザ・ワイルド・マグノリアスの音楽監督をしていた山岸(彼はザ・ワイルド・マグノリアスのお陰で、彼らが一時所属したブルーノートを通してグリーン・カードを取得できた)は時々チャ・ワのライヴに入っている順構成員なのだとか。だが、彼がいなければ日本公演は実現しなかったはずで、メンバー紹介のときは真打ちという感じでドラマーが彼を紹介する。
「アイコ・アイコ」、「シュー・フライ」、「ビッグ・チーフ」などザ・ワイルド・マグノリアスもやっていたニューオーリンズ・トラッディショナル系曲を笑顔でかます。楽しい。とともに、エンターテインメント性の奥からニューオーリンズたる普通じゃない流儀や味が押し寄せてくるわけであり……。
▶過去の、山岸潤史
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm ザ・ワイルド・マグノリアス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm ギャラクティック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-7.htm ザ・ワイルド・マグノリス
http://43142.diarynote.jp/?day=20040330 パパ・グロウズ・ファンク
http://43142.diarynote.jp/200508060616450000/ 永井隆&ザ・ブルース・パワー(のゲスト)
http://43142.diarynote.jp/200508060622480000/ ウェスト・ロード・ブルーズ・バンド
http://43142.diarynote.jp/200702112125550000/ ザ・ワイルド・マグノリアス
http://43142.diarynote.jp/200702121118370000/ ジョニー・ヴィダコヴィッチ主導子供音楽教室
http://43142.diarynote.jp/200702122331070000/ パパ・グロウズ・ファンク
http://43142.diarynote.jp/200809160030188727/ 山岸潤史&塩次伸二
http://43142.diarynote.jp/?day=20090519 KANKAWA主体セッション
http://43142.diarynote.jp/?day=20090727 パパ・グロウズ・ファンク
http://43142.diarynote.jp/?day=20100804 ザ・ワイルド・マグノリアス
http://43142.diarynote.jp/201105181052427410/ ジョー・サンプル&ザ・クリオール・ジョー・バンド
http://43142.diarynote.jp/?day=20120908 ジョー・サンプル&ザ・クリオール・ジョー・バンド、セッション
http://43142.diarynote.jp/201306171646424744/ チキンシャック
http://43142.diarynote.jp/201408051721103640/ シル・ジョンソン
http://43142.diarynote.jp/201501301446383781/ チキンシャック
http://43142.diarynote.jp/201601190806343491/ バンド・オブ・プレジャー
<今日の、会場>
会場に入ると、マルディグラの光りモノ、飾りモノを店員が思い思いに付けている。←マルディグラの期間中、ニューオーリンズではそれを付けた人であふれる。お店の人たちも、なんかみんな楽しそう。お客さんもネックレスとかつけている人がけっこういて、早めに来店した人にはくばっていたのかな。そして、ショウの終わりには、出演者がステージからそれらをお客に投げる。前にも書いたことがあるが、それはマルディグラのパレードのならわし。かつて、光りモノを受け取った女性のパレード観覧者はおっぱいを出さなくてはいけなかった。
▶過去の、マルディグラ期間のニューオーリンズ
http://43142.diarynote.jp/200702090041480000/
http://43142.diarynote.jp/200702112125550000/
http://43142.diarynote.jp/200702121118370000/
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▶過去の、マルディグラ・インディアンについて(ドナルド・ハリソン)
http://43142.diarynote.jp/201408260930269988/
SAUDE! SAUDADE...CARNAVAL2016
2016年2月11日 音楽 私用ありで遅れて会場に入り、4つの出演者のうち、後半の二つを見る。渋谷・クラブクアトロ。なんか華やいでいたなー、皆たのしそうだったなー、お祭りキブンあったなー。ちょうど20回を数えるという、J-ウェイヴの人気ブラジル音楽番組名を冠するこのイヴェントがしっかりと積み上げて来ている無形の何かを感じてしまったりして……。
カンタス村田とサンバマシーンズ(2010年12月27日、2011年2月11日、2011年5月8日、2012年6月8日、2012年10月27日、2013年2月11日、2013年8月24日、2014年5月3日、2014年6月15日)改めカルナヴァケイションは、3人のサンバ・ダンサー付き。そのダンサーの羽のついた煌びやかな纏い物を見て、先日のニューオーリンズのインディン・ファンク・グループのチャ・ワ(2016年2月4日)のフロント陣の衣装を思い出す。つながりあるのか、ないのか?
グループ名が変わったのは昨年からだが、中身は変わらないわけで、つまりブラジル音楽要素を下敷きにする百花繚乱エンターテインメント・ポップを真っすぐに送り出す。途中で、3人のパーカション奏者たちをフィーチャーする場面があって、それは今回のイヴェントの主旨に沿ったものだろうが、楽しくも目新しかった。って、普段もそういうことやっているっけ? 新曲もあり。それは、いまだ週2でスタジオに練習で入っている彼らとしては当然か。
最後の出演者は、Saigenji(2006年6月27日、2007年11月27日、2009年3月14日, 2009年8月9日、2012年6月13日、2013年1月7日、2013年2月11日 、2013年4月12日、2014年2月9日)。リズム・セクションがついたトリオでのパフォーマンスで、後のほうは続々、先に出た出演者たちが加わる。宴、じゃ。カルナヴァケイションの管アレンジもやっているトロンボーン奏者の山田翔一(2012年2月3日)のまっとうなソロに触れ、もっとジャズのほうで勝負できるといいなと思った。
しかし、Saigenjiのオリジナル「ミュージック・ジャンキー」は奇跡的音楽讃歌曲だなあと、聞くたびに思う。話はズレるが、同様に降りて来たんだろうなあ、じい〜んとぼくがなってしまう名曲は、ANEIKY A GO GO!(2009年5月16日、2011年1月15日、2013年3月2日、2013年10月22日)の「星の下」であります。
▶過去の、カンタス村田とサンバマシーンズ関連
http://43142.diarynote.jp/201101061047294455/
http://43142.diarynote.jp/201102121002078478/
http://43142.diarynote.jp/201105140858559432/
http://43142.diarynote.jp/201206120854205300/
http://43142.diarynote.jp/201211151028209850/
http://43142.diarynote.jp/201302181123344904/
http://43142.diarynote.jp/201308281519499994/
http://43142.diarynote.jp/201405051105329639/
http://43142.diarynote.jp/201406161000365031/
▶過去の、チャ・ワ
http://43142.diarynote.jp/201602050904482191/
▶過去の、Saigenji
http://43142.diarynote.jp/?day=20060627
http://43142.diarynote.jp/200711290932200000/
http://43142.diarynote.jp/200903161734533723/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090809
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
http://43142.diarynote.jp/201301151819527787/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130211
http://43142.diarynote.jp/?day=20130412
http://43142.diarynote.jp/?day=20140209
http://43142.diarynote.jp/201502140823232703/
▶過去の、山田翔一
http://43142.diarynote.jp/201202091202153702/
▶過去の、アニーキー・ア・ゴーゴー
http://43142.diarynote.jp/200905181017287290/
http://43142.diarynote.jp/201101171218542943/
http://43142.diarynote.jp/201303070813599854/
http://43142.diarynote.jp/201310241000242214/
<今日の、MC>
司会は、カルナヴァケイションの村田匠。少し前までリオに行っていたためもあるのか、なんか悪いモノ盛ったように元気だった(苦笑)。そんな彼の弟は、NECグリーンロケッツの有名ラグビー選手である村田穀さん。で、今ラグビーと言えば、ザ・インスペクター・クルーゾが頭に浮かぶ。彼らの新作『Rockfarmers』(Fuckthebassplayer,2016)に入っている「I’m A Japanese Mountain」というトホホな曲のヴィデオ・クリップ(https://youtu.be/cCHuiWf2ntY)には、本拠地が近くザ・インスペクター・クルーゾ(2010年5月7日、2012年10月4日、2014年7月25日、2014年11月20日)と懇意にしているスタド・モントワというラグビー・チームの選手たちが参加している。話はさらに飛ぶが、2007年から2012年にかけてそのチームの監督をやっていたのが元仏代表選手のマルク・ダル・マゾ。彼がスタド・モントワを離れたのは、日本代表ヘッドコーチについたエディ・ジョーンズから、スクラム専任コーチとして呼ばれたからだった。ようは、彼の尽力なくしては昨年のワールドカップの日本チームの快挙もなかったんじゃあ、なのですね。そして、代表に入っていたこともあるフランカーの村田弟もダル・マゾさんには世話になっているはずだ。
▶過去の、ザ・インスペクター・クルーゾ
http://43142.diarynote.jp/201005091451244918/
http://43142.diarynote.jp/201210061012387869/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140725
http://43142.diarynote.jp/201411211148399707/
カンタス村田とサンバマシーンズ(2010年12月27日、2011年2月11日、2011年5月8日、2012年6月8日、2012年10月27日、2013年2月11日、2013年8月24日、2014年5月3日、2014年6月15日)改めカルナヴァケイションは、3人のサンバ・ダンサー付き。そのダンサーの羽のついた煌びやかな纏い物を見て、先日のニューオーリンズのインディン・ファンク・グループのチャ・ワ(2016年2月4日)のフロント陣の衣装を思い出す。つながりあるのか、ないのか?
グループ名が変わったのは昨年からだが、中身は変わらないわけで、つまりブラジル音楽要素を下敷きにする百花繚乱エンターテインメント・ポップを真っすぐに送り出す。途中で、3人のパーカション奏者たちをフィーチャーする場面があって、それは今回のイヴェントの主旨に沿ったものだろうが、楽しくも目新しかった。って、普段もそういうことやっているっけ? 新曲もあり。それは、いまだ週2でスタジオに練習で入っている彼らとしては当然か。
最後の出演者は、Saigenji(2006年6月27日、2007年11月27日、2009年3月14日, 2009年8月9日、2012年6月13日、2013年1月7日、2013年2月11日 、2013年4月12日、2014年2月9日)。リズム・セクションがついたトリオでのパフォーマンスで、後のほうは続々、先に出た出演者たちが加わる。宴、じゃ。カルナヴァケイションの管アレンジもやっているトロンボーン奏者の山田翔一(2012年2月3日)のまっとうなソロに触れ、もっとジャズのほうで勝負できるといいなと思った。
しかし、Saigenjiのオリジナル「ミュージック・ジャンキー」は奇跡的音楽讃歌曲だなあと、聞くたびに思う。話はズレるが、同様に降りて来たんだろうなあ、じい〜んとぼくがなってしまう名曲は、ANEIKY A GO GO!(2009年5月16日、2011年1月15日、2013年3月2日、2013年10月22日)の「星の下」であります。
▶過去の、カンタス村田とサンバマシーンズ関連
http://43142.diarynote.jp/201101061047294455/
http://43142.diarynote.jp/201102121002078478/
http://43142.diarynote.jp/201105140858559432/
http://43142.diarynote.jp/201206120854205300/
http://43142.diarynote.jp/201211151028209850/
http://43142.diarynote.jp/201302181123344904/
http://43142.diarynote.jp/201308281519499994/
http://43142.diarynote.jp/201405051105329639/
http://43142.diarynote.jp/201406161000365031/
▶過去の、チャ・ワ
http://43142.diarynote.jp/201602050904482191/
▶過去の、Saigenji
http://43142.diarynote.jp/?day=20060627
http://43142.diarynote.jp/200711290932200000/
http://43142.diarynote.jp/200903161734533723/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090809
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
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http://43142.diarynote.jp/?day=20130412
http://43142.diarynote.jp/?day=20140209
http://43142.diarynote.jp/201502140823232703/
▶過去の、山田翔一
http://43142.diarynote.jp/201202091202153702/
▶過去の、アニーキー・ア・ゴーゴー
http://43142.diarynote.jp/200905181017287290/
http://43142.diarynote.jp/201101171218542943/
http://43142.diarynote.jp/201303070813599854/
http://43142.diarynote.jp/201310241000242214/
<今日の、MC>
司会は、カルナヴァケイションの村田匠。少し前までリオに行っていたためもあるのか、なんか悪いモノ盛ったように元気だった(苦笑)。そんな彼の弟は、NECグリーンロケッツの有名ラグビー選手である村田穀さん。で、今ラグビーと言えば、ザ・インスペクター・クルーゾが頭に浮かぶ。彼らの新作『Rockfarmers』(Fuckthebassplayer,2016)に入っている「I’m A Japanese Mountain」というトホホな曲のヴィデオ・クリップ(https://youtu.be/cCHuiWf2ntY)には、本拠地が近くザ・インスペクター・クルーゾ(2010年5月7日、2012年10月4日、2014年7月25日、2014年11月20日)と懇意にしているスタド・モントワというラグビー・チームの選手たちが参加している。話はさらに飛ぶが、2007年から2012年にかけてそのチームの監督をやっていたのが元仏代表選手のマルク・ダル・マゾ。彼がスタド・モントワを離れたのは、日本代表ヘッドコーチについたエディ・ジョーンズから、スクラム専任コーチとして呼ばれたからだった。ようは、彼の尽力なくしては昨年のワールドカップの日本チームの快挙もなかったんじゃあ、なのですね。そして、代表に入っていたこともあるフランカーの村田弟もダル・マゾさんには世話になっているはずだ。
▶過去の、ザ・インスペクター・クルーゾ
http://43142.diarynote.jp/201005091451244918/
http://43142.diarynote.jp/201210061012387869/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140725
http://43142.diarynote.jp/201411211148399707/
シンガー/シンセシザー・ヴァイブラフォン奏者のロイ・エアーズ((2000年3月23日、2002年8月11日2004年3月10日2008年7月10日、2014年7月19日)は今回、とっても元気だった。実は彼、モーリス・ホワイトより1歳年上なのか。少なくても前回より、歌声がよく出ていて、シンセサイザー・ヴァイブラフォンを弾く頻度も高かった。サイド・ヴォーカル、キーボード、エレクトリック・ベース、ドラムというバンドの演奏陣もいい感じで御大を盛り上げていました。南青山・ブルーノート青山、ファースト・ショウ。
▶過去の、エアーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm
http://43142.diarynote.jp/200403101442170000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20080710
http://43142.diarynote.jp/201407221705302936/
<今日の、考察>
少し大雑把になりすぎてはいるが。ロイ・エアーズは米国ジャズ/ジャズ・マンの底知れなさを、どこか出し続けていると思う。1963年のアルバム・デビュー当初はまっとうな西海岸の純ジャズ・ヴァイヴ奏者。それがジャズのカタチがだいぶ変わってきた1960年代下半期に入ると、彼も動き始める。かなりポップ&サイケ情緒も持つ『Stoned Soul Picnic』(アトランティック、1968年)のジャケットはまるで当時のスライ&ザ・ファミリー・ストーンだと言うのはともかく、自己バンドのユキビティを名乗るようになった1971年作以降はヴォーカルも偏重し、かなりソウル/ファンクに近づいた表現(そこにうっすらとジャジー気分が入るのが気持ちいい)を志向するようになる。彼の場合、モダン・ジャズの世界において傍系の楽器であったヴァイブラフォンが持ち楽器であったというのは変化の志向しやすさを導いたとは言えるわけだが。その路線の完成曲の一つがインコニート(2002年12月20日、2006年9月3日、2011年3月31日、2015年9月27日)のカヴァーでも知られる1976年曲「エヴリバディ・ラヴズ・ザ・サンシャイン」であったろう。また、彼は1980年にはフェラ・クティとの双頭名義作もきっちり作っているのだから、(レスター・ボウイは1977年ぐらいにクティに興味を持ちラゴスに出向いたりもしているが)そのアンテナの持ちようには舌をまいてしまう。そして、ぼくはその奥に、一部のジャズ・マンが抱えていた不思議なスケール感や好奇心の在り処を見て、頷いてしまうのだ。
そして、2月3日に亡くなったE.W.&F.(2006年1月19日、2012年5月17日)を率いたモーリス・ホワイト(彼は1941年生まれ)にも同様の得体の知れないジャズ・マンの宇宙のようなものを見てしまう。ジャズ・ドラマーを志向した彼のシカゴ時代の一番大きな仕事はラムゼイ・ルイス・トリオだった。だが、1960年代後半に彼は新たな時代を見据え、ジャジー・ソウル・バンドであるE.W.&F.を結成し、1972年には更なる音楽性の飛躍を求めて彼はLAに拠点を移す。うぬ、そこらあたりの勘のあり様はすごい。で、ホワイトの場合もっとすごいのは、ジャズがかつてのアフリカン・アメリカンにとって一番の創造性発揮の結果であることをふまえ、1970年代に同様のことをとげるためにはと考えた結果、あの洗練の塊のような精緻にしてスケールの大きなポップ表現を求めたこと。1970 年代中期のあの常規を逸した構築感やメロディアスさに触れると、ぼくはモーリスが黒人の優位性を知らしめるためにはザ・ビートルズに匹敵するようなビート・ポップを作り上げなくてはならないと考えていたとしか思えない。そして、そのクールな動きを導いたのは彼が内に抱えていたリアルな、全盛期のジャズを知る一部の人だけが持ち得た飛躍力であったと思う。そんな彼には、個人的な思い出もいくつかある。まだ健在だった1995年の日本ツアーに同行したり(http://43142.diarynote.jp/200601271855390000/ 参照)、その何年か後にLAの彼のスタジオで取材したり。どうぞ、安らかに。あなたはあまりにデカいものを米国音楽界に残した。
2月6日には、洒脱ジャジー・ポッパーのダン・ヒックスも亡くなった。ああ、彼もホワイトと同じ1941年生まれだ。ヒックスが12月9日生まれで、ホワイトが12月19日生まれか。ヒックスのライヴを見たのは3回(2001年2月14日、2009年5月27日、2010年6月18日)、やはり見たライヴのことをこうして書き溜めておくのはアリだと思う。ここのとろ、鬼籍入りする有名ミュージシャンが続いているが多いが、前にも書いたことがあるように、それだけ今に連なるポップ・ミュージックが出て来て時間が経つ(やはり、都合良く解釈すれば20世紀はポップ・ミュージックの世紀であったのかな)ようになったのだから、それは避けられないことであるのだと思う。
▶過去の、インコグニート/ブルーイ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20060903
http://43142.diarynote.jp/201104041101072561/
http://43142.diarynote.jp/201306190743528192/
http://43142.diarynote.jp/201507110856518338/
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
▶過去の、E.W.&.F.
http://43142.diarynote.jp/200601271855390000/
http://43142.diarynote.jp/201205301252113538/
▶過去の、ダン・ヒックス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-2.htm
http://43142.diarynote.jp/200906051613277417/
http://43142.diarynote.jp/201006200650338483/
▶過去の、エアーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm
http://43142.diarynote.jp/200403101442170000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20080710
http://43142.diarynote.jp/201407221705302936/
<今日の、考察>
少し大雑把になりすぎてはいるが。ロイ・エアーズは米国ジャズ/ジャズ・マンの底知れなさを、どこか出し続けていると思う。1963年のアルバム・デビュー当初はまっとうな西海岸の純ジャズ・ヴァイヴ奏者。それがジャズのカタチがだいぶ変わってきた1960年代下半期に入ると、彼も動き始める。かなりポップ&サイケ情緒も持つ『Stoned Soul Picnic』(アトランティック、1968年)のジャケットはまるで当時のスライ&ザ・ファミリー・ストーンだと言うのはともかく、自己バンドのユキビティを名乗るようになった1971年作以降はヴォーカルも偏重し、かなりソウル/ファンクに近づいた表現(そこにうっすらとジャジー気分が入るのが気持ちいい)を志向するようになる。彼の場合、モダン・ジャズの世界において傍系の楽器であったヴァイブラフォンが持ち楽器であったというのは変化の志向しやすさを導いたとは言えるわけだが。その路線の完成曲の一つがインコニート(2002年12月20日、2006年9月3日、2011年3月31日、2015年9月27日)のカヴァーでも知られる1976年曲「エヴリバディ・ラヴズ・ザ・サンシャイン」であったろう。また、彼は1980年にはフェラ・クティとの双頭名義作もきっちり作っているのだから、(レスター・ボウイは1977年ぐらいにクティに興味を持ちラゴスに出向いたりもしているが)そのアンテナの持ちようには舌をまいてしまう。そして、ぼくはその奥に、一部のジャズ・マンが抱えていた不思議なスケール感や好奇心の在り処を見て、頷いてしまうのだ。
そして、2月3日に亡くなったE.W.&F.(2006年1月19日、2012年5月17日)を率いたモーリス・ホワイト(彼は1941年生まれ)にも同様の得体の知れないジャズ・マンの宇宙のようなものを見てしまう。ジャズ・ドラマーを志向した彼のシカゴ時代の一番大きな仕事はラムゼイ・ルイス・トリオだった。だが、1960年代後半に彼は新たな時代を見据え、ジャジー・ソウル・バンドであるE.W.&F.を結成し、1972年には更なる音楽性の飛躍を求めて彼はLAに拠点を移す。うぬ、そこらあたりの勘のあり様はすごい。で、ホワイトの場合もっとすごいのは、ジャズがかつてのアフリカン・アメリカンにとって一番の創造性発揮の結果であることをふまえ、1970年代に同様のことをとげるためにはと考えた結果、あの洗練の塊のような精緻にしてスケールの大きなポップ表現を求めたこと。1970 年代中期のあの常規を逸した構築感やメロディアスさに触れると、ぼくはモーリスが黒人の優位性を知らしめるためにはザ・ビートルズに匹敵するようなビート・ポップを作り上げなくてはならないと考えていたとしか思えない。そして、そのクールな動きを導いたのは彼が内に抱えていたリアルな、全盛期のジャズを知る一部の人だけが持ち得た飛躍力であったと思う。そんな彼には、個人的な思い出もいくつかある。まだ健在だった1995年の日本ツアーに同行したり(http://43142.diarynote.jp/200601271855390000/ 参照)、その何年か後にLAの彼のスタジオで取材したり。どうぞ、安らかに。あなたはあまりにデカいものを米国音楽界に残した。
2月6日には、洒脱ジャジー・ポッパーのダン・ヒックスも亡くなった。ああ、彼もホワイトと同じ1941年生まれだ。ヒックスが12月9日生まれで、ホワイトが12月19日生まれか。ヒックスのライヴを見たのは3回(2001年2月14日、2009年5月27日、2010年6月18日)、やはり見たライヴのことをこうして書き溜めておくのはアリだと思う。ここのとろ、鬼籍入りする有名ミュージシャンが続いているが多いが、前にも書いたことがあるように、それだけ今に連なるポップ・ミュージックが出て来て時間が経つ(やはり、都合良く解釈すれば20世紀はポップ・ミュージックの世紀であったのかな)ようになったのだから、それは避けられないことであるのだと思う。
▶過去の、インコグニート/ブルーイ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20060903
http://43142.diarynote.jp/201104041101072561/
http://43142.diarynote.jp/201306190743528192/
http://43142.diarynote.jp/201507110856518338/
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
▶過去の、E.W.&.F.
http://43142.diarynote.jp/200601271855390000/
http://43142.diarynote.jp/201205301252113538/
▶過去の、ダン・ヒックス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-2.htm
http://43142.diarynote.jp/200906051613277417/
http://43142.diarynote.jp/201006200650338483/
ホセ・ジェイムズ。レジーナ・ベル
2016年2月16日 音楽 順調に(?)に来日しているホセ・ジェイムズ(2008年9月18日、2010年11月11日、2011年1月12日、2012年2月18日、2012年9月13日、2013年2月15日、2014年7月27日、2015年2月15日)の今回の同行者は、キーボード(フェンダー・ローズとノード・エレクトロ)の大林武(2014年5月25日、2015年9月5日)とエレクトリック・ベースのソロモン・ドーシー(2012年2月18日、2013年2月15日、2014年7月27日、2015年2月15日)、ドラムのネイト・スミス(2012年5月28日、2015年8月5日)という面々。ザ・ニュー・センチュリー・ジャズ・クインテットというコリーダー・コンボをやっている大林武司はジェイムズのビリー・ホリデイ・トリビュート2015年盤ツアーの途中からアーロン・パークス(2002年7月3日、2005年8月21日、2008年11月22日、2009年2月3日、2012年5月31日、2014年2月5日)に代わってピアノを弾くようになったはず。懐深いハーモニー・ヴォーカルも取るドーシーはジェイムズ表現に欠かせない奏者で、スミスは過去ジェイムズ表現に関わったことがないはずだ。
ジェイムズのカジュアルな格好(変な模様のパンツを履き、ヘア・スタイルは金正日ふう)からも分かるように、今回は非ジャズ志向にあるパフォーマスを披露。ただし、近年の彼のクロスオーヴァー傾向にあるライヴはギター奏者や管奏者が入るなど華やかさを導く編成であったため、今回のシンプルな編成によるライヴはジェイムズの個体を直截に仁王立ちさせていたと書けるか。初期のライヴのあり方に近いとも書けるが、一つだけ大きく異なるのは、彼の出声がかなり大き目となり、堂々悠々感をおおいに出していたこと。経験や自信を積んでいることもあるだろうが、この部分でこれまでよりも進歩していた。何度か、伴奏音に合わせて口(くち)スクラッチもやったが、そういうことは前もやっていたっけ?
次作『Love in a Time of Madness』(Blue Note)の録音をけっこう終えたようだが、3曲だか新曲も披露。ポップ路線にあるアルバムであるよう。うち、1曲はこの2、3日で歌詞が完成したという曲だった。六本木・ビルボードライブ東京、ファースト・ショウ。
▶過去の、ホセ・ジェイムズ
http://43142.diarynote.jp/200809191051472579/
http://43142.diarynote.jp/201011140051119042/
http://43142.diarynote.jp/201101131336421886/
http://43142.diarynote.jp/201202200901013744/
http://43142.diarynote.jp/201209191239346073/
http://43142.diarynote.jp/201302181044151204/
http://43142.diarynote.jp/201408051020111821/
http://43142.diarynote.jp/201502170939564537/
▶過去の大林武司
http://43142.diarynote.jp/?day=20140525
http://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
▶ソロモン・ドーシー
http://43142.diarynote.jp/201202200901013744/
http://43142.diarynote.jp/201302181044151204/
http://43142.diarynote.jp/201408051020111821/
http://43142.diarynote.jp/201502170939564537/
▶過去の、ネイト・スミス
http://43142.diarynote.jp/201205301445023004/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150805
▶過去の、アーロン・パークス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm テレンス・ブランチャード
http://43142.diarynote.jp/?day=20050821
http://43142.diarynote.jp/200811241224271906/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090203
http://43142.diarynote.jp/?day=20120531
http://43142.diarynote.jp/201402071150071550/
その後、南青山ブルーノートへ、レジーナ・ベルのショウを見に行く。
http://43142.diarynote.jp/201001291748093787/
http://43142.diarynote.jp/201502051100298160/
上のはURLは、レジーナ・ベル(2008年1月28日、2010年1月28日、2015年2月4日)の過去(1999年以降の)の来日公演に触れた記載だ。それらは、共にピーボ・プライソン(2006年2月9日、2008年1月28日、2010年1月28日 、2012年1月30日、2015年2月4日)の公演に同行してのもの。その際、ぼくは常規を逸したベルのエモーショナルな様に大感激し、単独公演を切望していただけに、彼女の単独公演は待ってました!という感じ。
ん? ちょっと喉を痛めていたかな? そのパフォーマンスに触れると、R&Bという名の真実がもわもわと立ち上がる思いを即得てしまうのだが、今回はそれが少し薄い。声量はあったが、少し声が嗄れているとともに、声の伸びの濃密さが減じているように感じたのだ。だが、凡百のシンガーから見れどうしようもなく大切な精神と流儀を抱えているのは間違いがないが。掛け声一つだけで、グっと来る。そんな人、そうはいません。
今、52歳。彼女の人気や注目度のピークはCBSコロムビアからアルバムを出していた四半世紀前(1989年作『Stay With Me』はR&Bチャート1位で、そこからは2枚のR&Bチャート1位シングル曲も生まれた。そのアルバムは都会派ソウルで引く手あまたのバリー・イーストモンドの制作。かつて、彼女は少し猫をかぶることをディレクションされたんだと思う)と言っていいのだろうが、ソウル・シンガーとして酸いも甘いも知り熟した今もまたピークと言っていいのではないか。昨年も、ザ・ヘヴィウェイツ制作の『The Day Life Began』(Shanchie)を出している。
そしたら、途中でザ・ヘヴィウェイツの一員にして、もう20年強のキャリアを持つヴォーカル・グループのオール・フォー・ワンの一員でもあるジェイミー・ジョーンズが出て来て、数曲自分の歌を歌う。高めの声を持つ巨漢(ばしっと黒いスーツに身を固める)で、本当にいい人そうに見えた。自分が作ったなかで一番お気に入りと言って歌ったソフトな曲は途中でアイリッシュ調の味付けあり。1994年全米1位曲「アイ・スウェアー」はさすがに場内が湧く。
バンドは2キーボード、ギター、ベース、ドラムという編成で、どうやらジョーンズが組んだバンドのよう。前半のほうで、ベルは敬愛する2人の女性歌手であるアレサ・フランクリンの「ロック・ステディ」とチャカ・カーン(2003年10月10日、2008年6月5日、2012年1月10日、2014年9月6日、2014年9月10日)の「テル・ミー・サムシング・グッド」を続けて歌う。こりゃ、いいぞ。とともに、彼女は本当にこの2人が持つ言葉を超える宝を引き継いでいると思わずにはいられず。1コード基調の「ロック・ステディ」のとき、バンドが上手くなったように聞こえた。
最後に、彼女は場内をくまなく回る。これは、ピーボ・ブライソンのサーヴィス所作を受け継いだものか。誠心誠意、1時間45分ぐらいのショウでした。
▶︎過去の、レジーナ・ベル
http://43142.diarynote.jp/201001291748093787/
http://43142.diarynote.jp/201502051100298160/
▶︎過去の、ピーボ・ブライソン
http://43142.diarynote.jp/200602101812050000/
http://43142.diarynote.jp/200801290949320000/
http://43142.diarynote.jp/201001291748093787/
http://43142.diarynote.jp/201202071446266092/
http://43142.diarynote.jp/201502051100298160/
▶過去の、チャカ・カーン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-10.htm
http://43142.diarynote.jp/200806121525370000/
http://43142.diarynote.jp/201201131546344144/
http://43142.diarynote.jp/201409100929108025/
http://43142.diarynote.jp/201409111424501752/
<今日の、映像>
ホセ・ジェイムズはパフォーマンスをする前に、前回公演の最後に歌ってもいるサム・クックの「ア・チェンジ・イズ・ゴン・カム」をかけて、一遍の映像を流す。人々(ミュージシャンもいたな)が思い思いの言葉(それは総じて、人と人の繋がりの大切さを示唆するもの)を記したボードを持つ絵が繋がっているもの。次作のテーマはそれに重なるのだろうか。
ジェイムズのカジュアルな格好(変な模様のパンツを履き、ヘア・スタイルは金正日ふう)からも分かるように、今回は非ジャズ志向にあるパフォーマスを披露。ただし、近年の彼のクロスオーヴァー傾向にあるライヴはギター奏者や管奏者が入るなど華やかさを導く編成であったため、今回のシンプルな編成によるライヴはジェイムズの個体を直截に仁王立ちさせていたと書けるか。初期のライヴのあり方に近いとも書けるが、一つだけ大きく異なるのは、彼の出声がかなり大き目となり、堂々悠々感をおおいに出していたこと。経験や自信を積んでいることもあるだろうが、この部分でこれまでよりも進歩していた。何度か、伴奏音に合わせて口(くち)スクラッチもやったが、そういうことは前もやっていたっけ?
次作『Love in a Time of Madness』(Blue Note)の録音をけっこう終えたようだが、3曲だか新曲も披露。ポップ路線にあるアルバムであるよう。うち、1曲はこの2、3日で歌詞が完成したという曲だった。六本木・ビルボードライブ東京、ファースト・ショウ。
▶過去の、ホセ・ジェイムズ
http://43142.diarynote.jp/200809191051472579/
http://43142.diarynote.jp/201011140051119042/
http://43142.diarynote.jp/201101131336421886/
http://43142.diarynote.jp/201202200901013744/
http://43142.diarynote.jp/201209191239346073/
http://43142.diarynote.jp/201302181044151204/
http://43142.diarynote.jp/201408051020111821/
http://43142.diarynote.jp/201502170939564537/
▶過去の大林武司
http://43142.diarynote.jp/?day=20140525
http://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
▶ソロモン・ドーシー
http://43142.diarynote.jp/201202200901013744/
http://43142.diarynote.jp/201302181044151204/
http://43142.diarynote.jp/201408051020111821/
http://43142.diarynote.jp/201502170939564537/
▶過去の、ネイト・スミス
http://43142.diarynote.jp/201205301445023004/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150805
▶過去の、アーロン・パークス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm テレンス・ブランチャード
http://43142.diarynote.jp/?day=20050821
http://43142.diarynote.jp/200811241224271906/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090203
http://43142.diarynote.jp/?day=20120531
http://43142.diarynote.jp/201402071150071550/
その後、南青山ブルーノートへ、レジーナ・ベルのショウを見に行く。
http://43142.diarynote.jp/201001291748093787/
http://43142.diarynote.jp/201502051100298160/
上のはURLは、レジーナ・ベル(2008年1月28日、2010年1月28日、2015年2月4日)の過去(1999年以降の)の来日公演に触れた記載だ。それらは、共にピーボ・プライソン(2006年2月9日、2008年1月28日、2010年1月28日 、2012年1月30日、2015年2月4日)の公演に同行してのもの。その際、ぼくは常規を逸したベルのエモーショナルな様に大感激し、単独公演を切望していただけに、彼女の単独公演は待ってました!という感じ。
ん? ちょっと喉を痛めていたかな? そのパフォーマンスに触れると、R&Bという名の真実がもわもわと立ち上がる思いを即得てしまうのだが、今回はそれが少し薄い。声量はあったが、少し声が嗄れているとともに、声の伸びの濃密さが減じているように感じたのだ。だが、凡百のシンガーから見れどうしようもなく大切な精神と流儀を抱えているのは間違いがないが。掛け声一つだけで、グっと来る。そんな人、そうはいません。
今、52歳。彼女の人気や注目度のピークはCBSコロムビアからアルバムを出していた四半世紀前(1989年作『Stay With Me』はR&Bチャート1位で、そこからは2枚のR&Bチャート1位シングル曲も生まれた。そのアルバムは都会派ソウルで引く手あまたのバリー・イーストモンドの制作。かつて、彼女は少し猫をかぶることをディレクションされたんだと思う)と言っていいのだろうが、ソウル・シンガーとして酸いも甘いも知り熟した今もまたピークと言っていいのではないか。昨年も、ザ・ヘヴィウェイツ制作の『The Day Life Began』(Shanchie)を出している。
そしたら、途中でザ・ヘヴィウェイツの一員にして、もう20年強のキャリアを持つヴォーカル・グループのオール・フォー・ワンの一員でもあるジェイミー・ジョーンズが出て来て、数曲自分の歌を歌う。高めの声を持つ巨漢(ばしっと黒いスーツに身を固める)で、本当にいい人そうに見えた。自分が作ったなかで一番お気に入りと言って歌ったソフトな曲は途中でアイリッシュ調の味付けあり。1994年全米1位曲「アイ・スウェアー」はさすがに場内が湧く。
バンドは2キーボード、ギター、ベース、ドラムという編成で、どうやらジョーンズが組んだバンドのよう。前半のほうで、ベルは敬愛する2人の女性歌手であるアレサ・フランクリンの「ロック・ステディ」とチャカ・カーン(2003年10月10日、2008年6月5日、2012年1月10日、2014年9月6日、2014年9月10日)の「テル・ミー・サムシング・グッド」を続けて歌う。こりゃ、いいぞ。とともに、彼女は本当にこの2人が持つ言葉を超える宝を引き継いでいると思わずにはいられず。1コード基調の「ロック・ステディ」のとき、バンドが上手くなったように聞こえた。
最後に、彼女は場内をくまなく回る。これは、ピーボ・ブライソンのサーヴィス所作を受け継いだものか。誠心誠意、1時間45分ぐらいのショウでした。
▶︎過去の、レジーナ・ベル
http://43142.diarynote.jp/201001291748093787/
http://43142.diarynote.jp/201502051100298160/
▶︎過去の、ピーボ・ブライソン
http://43142.diarynote.jp/200602101812050000/
http://43142.diarynote.jp/200801290949320000/
http://43142.diarynote.jp/201001291748093787/
http://43142.diarynote.jp/201202071446266092/
http://43142.diarynote.jp/201502051100298160/
▶過去の、チャカ・カーン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-10.htm
http://43142.diarynote.jp/200806121525370000/
http://43142.diarynote.jp/201201131546344144/
http://43142.diarynote.jp/201409100929108025/
http://43142.diarynote.jp/201409111424501752/
<今日の、映像>
ホセ・ジェイムズはパフォーマンスをする前に、前回公演の最後に歌ってもいるサム・クックの「ア・チェンジ・イズ・ゴン・カム」をかけて、一遍の映像を流す。人々(ミュージシャンもいたな)が思い思いの言葉(それは総じて、人と人の繋がりの大切さを示唆するもの)を記したボードを持つ絵が繋がっているもの。次作のテーマはそれに重なるのだろうか。
ピーター・マーティン。Skoop On Somebody
2016年2月18日 音楽 テリ・リン・キャリントン+リズ・ライト(2014年9月16日)の公演ときに、ノーマークだったピアニストのピーター・マーティン(2008年9月22日、2010年3月23日、2014年9月16日)の指さばきに触れ、ついでにソロ・ピアノ公演をやったら見に行くのにみたいなことをここで書いていたら、彼のリーダー公演が組まれてうれC。彼のHPのスケジュールを見たら、11日のダイアン・リーヴスのサンフランシスコ公演を終えて渡日し、16〜18日と丸の内・コットンクラブで公演をやり、すぐに戻って19日サンディエゴでのリーヴス公演にまた合流するようだ。しびれる日程だなー。
いいリズム隊を伴っての、トリオ公演。ベースのルーベン・ロジャース(2005年5月11日、2008年9月22日、2009年4月21日、2011年11月15日、2013年1月6日、2014年5月15日)とドラムのグレゴリー・ハッチンソン(2008年9月29日、2009年4月21日、2010年9月5日)が付く。
ニューオーリンズ出身のようで一曲その手のリズムを持つ曲もやったが、その本質はビル・エヴァンスとかを愛好する正統的ジャズ・ピアニストと言えるだろう。感知していた以上に端正すぎるとも思えたが、達者で丹精な指さばきはもっと愛好されていいものと思う。それからへえと思ったのは、地味なイメージがある割には話好きで、社交性ありのMCをやっていたこと也。
▶過去の、ピーター・マーティン
http://43142.diarynote.jp/200809240100515549/
http://43142.diarynote.jp/201003261236189984/
http://43142.diarynote.jp/201111210320292366/
http://43142.diarynote.jp/201409171722239857/
▶過去の、ルーベン・ロジャース
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200809240100515549/
http://43142.diarynote.jp/200904221307055009/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201405171309186867/
▶グレゴリー・ハッチンソン
http://43142.diarynote.jp/200809240100515549/
http://43142.diarynote.jp/200904221307055009/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100905 ジョシュア・レッドマン
その後は、六本木・ビルボードライブ東京で、R&B咀嚼の好2人組、Skoop On Somebody(2001年12月6日)を久しぶりに見る。ファーストとセカンドはきっちり内容を分けてやっていたよう。とともにハコに合わせ、かつて渋谷公会堂でライヴをシェアしたことがあるザ・アイズレー・ブラザース(2001年12月6日)曲他のメドレーも彼らはやった。
フロントに立つTAKEはいい風情のもと、地声とファルセットを使い分けつつ情感豊かに歌い、鍵盤のKO-ICHIROは自在にフェンダー・ローズ他を扱い、コーラスも付ける。そのメンバーの2人に加え、磯貝サイモン(ギター、コーラス)、GAKUSHI(キーボード。ベース音も担当)、坂東慧(ドラム)の3人がサポートで付く。とにもかくにも、よく出来た、手触りの良い和ソウル表現が悠々と……。なんか、ワクワク見れた。TAKEのMCも節度を持つ入れ方で、痒いところゼロで大マル。良かった。望外に堪能しました。
▶過去の、Skoop On Somebody
www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm
<今日の、気持ち>
今から15年強前に、Skoop On Somebodyのことを何度も取材したことがあった。洋楽雑誌の編集をしていたO君が邦楽系雑誌に移ったことがきっかけだったか。彼から頼まれ、上手なソウル咀嚼をしているぢゃんと思い、インタヴューをしたら、面々(当時は3人組だった)が滅茶ナイス・ガイで、ぼくはファンになっちゃったんだよなー。そういえば、そのころなぜか自然発生的に邦楽の仕事が増えて、ちょっとビビったっけ。彼ら、そして平井堅、シアターブルック(2000年7月29日、2003年6月22日、2015年10月3日)、ナンバーガールが、むかし何度も取材した邦楽アーティスト四傑か。で、しばらくぶりに聞いた彼らはとっても良かった。昔よりもグっときて、驚いた。それは、ぼくが大人になり、よりソウル好きになったこと、またスクープの面々も成長していることもあるだろう。なんか、幸せな気持ちになりました。
▶過去の、シアターブルック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm(7月29日)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm(6月22日)
http://43142.diarynote.jp/201510051403147675/
いいリズム隊を伴っての、トリオ公演。ベースのルーベン・ロジャース(2005年5月11日、2008年9月22日、2009年4月21日、2011年11月15日、2013年1月6日、2014年5月15日)とドラムのグレゴリー・ハッチンソン(2008年9月29日、2009年4月21日、2010年9月5日)が付く。
ニューオーリンズ出身のようで一曲その手のリズムを持つ曲もやったが、その本質はビル・エヴァンスとかを愛好する正統的ジャズ・ピアニストと言えるだろう。感知していた以上に端正すぎるとも思えたが、達者で丹精な指さばきはもっと愛好されていいものと思う。それからへえと思ったのは、地味なイメージがある割には話好きで、社交性ありのMCをやっていたこと也。
▶過去の、ピーター・マーティン
http://43142.diarynote.jp/200809240100515549/
http://43142.diarynote.jp/201003261236189984/
http://43142.diarynote.jp/201111210320292366/
http://43142.diarynote.jp/201409171722239857/
▶過去の、ルーベン・ロジャース
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200809240100515549/
http://43142.diarynote.jp/200904221307055009/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201405171309186867/
▶グレゴリー・ハッチンソン
http://43142.diarynote.jp/200809240100515549/
http://43142.diarynote.jp/200904221307055009/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100905 ジョシュア・レッドマン
その後は、六本木・ビルボードライブ東京で、R&B咀嚼の好2人組、Skoop On Somebody(2001年12月6日)を久しぶりに見る。ファーストとセカンドはきっちり内容を分けてやっていたよう。とともにハコに合わせ、かつて渋谷公会堂でライヴをシェアしたことがあるザ・アイズレー・ブラザース(2001年12月6日)曲他のメドレーも彼らはやった。
フロントに立つTAKEはいい風情のもと、地声とファルセットを使い分けつつ情感豊かに歌い、鍵盤のKO-ICHIROは自在にフェンダー・ローズ他を扱い、コーラスも付ける。そのメンバーの2人に加え、磯貝サイモン(ギター、コーラス)、GAKUSHI(キーボード。ベース音も担当)、坂東慧(ドラム)の3人がサポートで付く。とにもかくにも、よく出来た、手触りの良い和ソウル表現が悠々と……。なんか、ワクワク見れた。TAKEのMCも節度を持つ入れ方で、痒いところゼロで大マル。良かった。望外に堪能しました。
▶過去の、Skoop On Somebody
www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm
<今日の、気持ち>
今から15年強前に、Skoop On Somebodyのことを何度も取材したことがあった。洋楽雑誌の編集をしていたO君が邦楽系雑誌に移ったことがきっかけだったか。彼から頼まれ、上手なソウル咀嚼をしているぢゃんと思い、インタヴューをしたら、面々(当時は3人組だった)が滅茶ナイス・ガイで、ぼくはファンになっちゃったんだよなー。そういえば、そのころなぜか自然発生的に邦楽の仕事が増えて、ちょっとビビったっけ。彼ら、そして平井堅、シアターブルック(2000年7月29日、2003年6月22日、2015年10月3日)、ナンバーガールが、むかし何度も取材した邦楽アーティスト四傑か。で、しばらくぶりに聞いた彼らはとっても良かった。昔よりもグっときて、驚いた。それは、ぼくが大人になり、よりソウル好きになったこと、またスクープの面々も成長していることもあるだろう。なんか、幸せな気持ちになりました。
▶過去の、シアターブルック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm(7月29日)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm(6月22日)
http://43142.diarynote.jp/201510051403147675/
南青山・ブルーノート東京、セカンド・ショウ。会場の受け付け階に降りると、沼澤尚(17日に、彼はここでリーダー・ライヴをやっている)が「英輔さん、すごいよ。(あ、ファースト見たの?)うん。いいんで、セカンドも見る」と高揚しているのがありありな感じで話かけてくる。「これは、ニューヨークの音!」だそう。こりゃ、期待が高まるよなあ。南青山・ブルーノート東京、セカンド・ショウ。
ヴェテランのスタジオ系ギタリスト(2004年1月27日、2007年10月9日。そういえば、イヴェント用に選曲していていたんだが、ヒップホップ初期の人気ラッパーであるカーティス・ブロウのマーキュリー発1980年盤の大半の曲で弾いていて、驚いた)のリーダー公演だが、テナー・サックスのルー・マリーニ(2004年1月27日、2009年7月14日)、トロンボーンのラリー・ファレル、バリトン・サックスのロニー・キューバー(2010年8月31日)、トランペットのランディ・ブレッカー(2009年6月18日、2010年6月6日、2012年6月13日。電気エフェクトをかけない“素音”の彼の延々ペット音を初めて聞いたような?)。かように、同行する管楽器奏者が4人もいる。これはギタリストのリーダー公演としては異色だなあ。
リズム隊は電気4弦ベースのニール・ジェイソンとドラムのスティーヴ・ガッド(2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9 月3日、2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9 月3日)、どすこいロック畑のオルガンのラスティ・クラウドと言う面々。トロペイとマリーニとファレルとクラウドは3月下旬にあるスティーヴ・クロッパー(2008年11月24日、2009年7月14日、2009年7月25日、2012年5月11日)がリーダーシップをとるザ・オリジナル・ブラザース・バンド(2009年7月14日)のショウにも参加する。なんにせよ、これは顔ぶれ、編成だけで、少しワクワクしちゃう公演ではあるな。
全8人(その平均年齢は70歳近くなる?)この大型編成はトロペイの2014年作のそれに則ったもので、演目はそこからの曲が多かったはずだが(マーヴィン・ゲイの「レツ・ゲット・イット・オン」もやった)、きわめてブラス・セクションのアンサンブルやソロは利いていて、その総体はいかにも真正イースト・コースト・フュージョンといった手応えあり。とともに、面々が団結して、気持ちのいい音を追い求めているという風情が良い。音をまとめあげたトロペイさん、なんか男をあげたね。
▶過去の、ジョン・トロペイ
http://43142.diarynote.jp/200402051855170000/
http://43142.diarynote.jp/200710131957390000/
▶過去の、ルー・マリーニ
http://43142.diarynote.jp/200402051855170000/
http://43142.diarynote.jp/200907161729269209/
▶過去の、ロニー・キューバー
http://43142.diarynote.jp/?day=20100831
▶過去の、ランディ・ブレッカー
http://43142.diarynote.jp/200906190812191379/
http://43142.diarynote.jp/201006071818281946/
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
▶過去の、スティーヴ・ガッド
http://43142.diarynote.jp/200402051855170000/
http://43142.diarynote.jp/201012051903113851/
http://43142.diarynote.jp/201212101904379741/
http://43142.diarynote.jp/201312171510083393/
http://43142.diarynote.jp/201410220711345595/
▶過去の、スティーヴ・クロッパー
http://43142.diarynote.jp/200812110456078867/
http://43142.diarynote.jp/200907161729269209/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090725
http://43142.diarynote.jp/201205131715485366/
▶過去の、ザ・ブルース・ブラザース・バンド
http://43142.diarynote.jp/200907161729269209/
<今日の、電車>
今日のった東急電鉄の車両は、“東急でんき”と全面ペイントされている。電力自由化に伴い、東急も電力供給に参入するんだよなあ。少し研究しなきゃと思う。値段がどうこうより、生理として今の東電と取り引きしたままなのはキブンが悪い。第一候補は、東京ガスかな?
ヴェテランのスタジオ系ギタリスト(2004年1月27日、2007年10月9日。そういえば、イヴェント用に選曲していていたんだが、ヒップホップ初期の人気ラッパーであるカーティス・ブロウのマーキュリー発1980年盤の大半の曲で弾いていて、驚いた)のリーダー公演だが、テナー・サックスのルー・マリーニ(2004年1月27日、2009年7月14日)、トロンボーンのラリー・ファレル、バリトン・サックスのロニー・キューバー(2010年8月31日)、トランペットのランディ・ブレッカー(2009年6月18日、2010年6月6日、2012年6月13日。電気エフェクトをかけない“素音”の彼の延々ペット音を初めて聞いたような?)。かように、同行する管楽器奏者が4人もいる。これはギタリストのリーダー公演としては異色だなあ。
リズム隊は電気4弦ベースのニール・ジェイソンとドラムのスティーヴ・ガッド(2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9 月3日、2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9 月3日)、どすこいロック畑のオルガンのラスティ・クラウドと言う面々。トロペイとマリーニとファレルとクラウドは3月下旬にあるスティーヴ・クロッパー(2008年11月24日、2009年7月14日、2009年7月25日、2012年5月11日)がリーダーシップをとるザ・オリジナル・ブラザース・バンド(2009年7月14日)のショウにも参加する。なんにせよ、これは顔ぶれ、編成だけで、少しワクワクしちゃう公演ではあるな。
全8人(その平均年齢は70歳近くなる?)この大型編成はトロペイの2014年作のそれに則ったもので、演目はそこからの曲が多かったはずだが(マーヴィン・ゲイの「レツ・ゲット・イット・オン」もやった)、きわめてブラス・セクションのアンサンブルやソロは利いていて、その総体はいかにも真正イースト・コースト・フュージョンといった手応えあり。とともに、面々が団結して、気持ちのいい音を追い求めているという風情が良い。音をまとめあげたトロペイさん、なんか男をあげたね。
▶過去の、ジョン・トロペイ
http://43142.diarynote.jp/200402051855170000/
http://43142.diarynote.jp/200710131957390000/
▶過去の、ルー・マリーニ
http://43142.diarynote.jp/200402051855170000/
http://43142.diarynote.jp/200907161729269209/
▶過去の、ロニー・キューバー
http://43142.diarynote.jp/?day=20100831
▶過去の、ランディ・ブレッカー
http://43142.diarynote.jp/200906190812191379/
http://43142.diarynote.jp/201006071818281946/
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
▶過去の、スティーヴ・ガッド
http://43142.diarynote.jp/200402051855170000/
http://43142.diarynote.jp/201012051903113851/
http://43142.diarynote.jp/201212101904379741/
http://43142.diarynote.jp/201312171510083393/
http://43142.diarynote.jp/201410220711345595/
▶過去の、スティーヴ・クロッパー
http://43142.diarynote.jp/200812110456078867/
http://43142.diarynote.jp/200907161729269209/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090725
http://43142.diarynote.jp/201205131715485366/
▶過去の、ザ・ブルース・ブラザース・バンド
http://43142.diarynote.jp/200907161729269209/
<今日の、電車>
今日のった東急電鉄の車両は、“東急でんき”と全面ペイントされている。電力自由化に伴い、東急も電力供給に参入するんだよなあ。少し研究しなきゃと思う。値段がどうこうより、生理として今の東電と取り引きしたままなのはキブンが悪い。第一候補は、東京ガスかな?
リオネール・ルエケ・トリオ
2016年2月22日 音楽 アンジェリーク・キジョー(2002年8月4〜5日、2004年8月5日、2007年12月12日)と同じベニン出身のギタリストであるNY在住のリオーネル・ルエケ(2002年7月3日、2005年8月21日、2007年7月24日、2012年3月3日、2014年9月7日)の久しぶりのリーダー公演はトリオによるもの。それ、ブルーノートからの2015年新作『Gaia』のレコーディング・メンバーとまったく同じ。エレクトリック・ベースはイタリア/スウェーデンのミックスのマッシモ・ビオルカティ、ドラムはハンガリー出身のフェレンク・ネメス。その3人はバークリー音楽大学時代からの仲間で、3人はかつてギルフェマというトリオ名で活動していたことがあり、その2人はブルーノート移籍後のルエケ作2枚にも参加している。ルエケに言わせれば、それは“ホーム”のような単位なのだという。そんなわけなので、ルエケはビオルカディのリーダー作の『Persona』(HBD/ObliqSound,2008)、メネスのリーダー作『Night Songs』(ObliqSound/Dreamers Collective,2007)にも入っている。丸の内・コットンクラブ。
新作はなんと歌(詠唱)なしのインストゥメンタルのアルバムだったが、実演ではギターと相乗して、歌もいろいろ入れる。「アフリカの者にとって、楽器を弾くことと歌うことは同義なんだ」という、リチャード・ボナ(2000年12月6日、2002年1月9日、2002年9月19日、2002年12月14日、2004年12月15日、2006年2月16日、2008年10月19日、2010年2月5日、2010年6月6日、2011年1月25日、2012年5月14日、2012年12月15日、2013年12月2日、2015年1月9日、2015年1月11日)のインタヴュー発言を、彼もまた地で行きますね。
何気に変拍子もあり。エフェクトをかなり通したときもあり。ベニンと西欧的都会環境がメビウスの環でつながったような、ギター・トリオ表現を聞かせる。翌日インタヴューをしたら、笑っちゃうぐらいにベニン〜アフリカ愛をなくさず持っている人で驚いた。キジョーさんともNYでご近所さんの超仲良しで、もともとはベニン時代からの顔見知り。ルエケの父親はキジョーが通う学校のディレクターをしており、彼にギターを教えてくれた兄はキジョーと一緒にバンドをやっていたことがあるそう。彼はピックを用いず指弾きするが、それは2002年からだ。
▶過去の、アンジェリーク・キジョー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 斑尾ジャズ・フェスティヴァル
http://43142.diarynote.jp/200408051551440000/
http://43142.diarynote.jp/200712161022150000/
▶過去の、ルエケ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm テレンス・ブランチャード
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/ テレンス・ブランチャード
http://43142.diarynote.jp/200708051737070000/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/ ハービー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/ ハーボー・ハンコック
▶過去の、リチャード・ボナ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm
http://43142.diarynote.jp/200412212102130000/
http://43142.diarynote.jp/200602171950040000/
http://43142.diarynote.jp/200810211839169096/
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http://43142.diarynote.jp/201501131648401181/
<今日の、認知>
坂道を涼しい顔をして、自転車で登るおまわりさんを見る。お、脚力あるなと思ったら、電動自転車だった。今はそれが標準備品なのかな。
新作はなんと歌(詠唱)なしのインストゥメンタルのアルバムだったが、実演ではギターと相乗して、歌もいろいろ入れる。「アフリカの者にとって、楽器を弾くことと歌うことは同義なんだ」という、リチャード・ボナ(2000年12月6日、2002年1月9日、2002年9月19日、2002年12月14日、2004年12月15日、2006年2月16日、2008年10月19日、2010年2月5日、2010年6月6日、2011年1月25日、2012年5月14日、2012年12月15日、2013年12月2日、2015年1月9日、2015年1月11日)のインタヴュー発言を、彼もまた地で行きますね。
何気に変拍子もあり。エフェクトをかなり通したときもあり。ベニンと西欧的都会環境がメビウスの環でつながったような、ギター・トリオ表現を聞かせる。翌日インタヴューをしたら、笑っちゃうぐらいにベニン〜アフリカ愛をなくさず持っている人で驚いた。キジョーさんともNYでご近所さんの超仲良しで、もともとはベニン時代からの顔見知り。ルエケの父親はキジョーが通う学校のディレクターをしており、彼にギターを教えてくれた兄はキジョーと一緒にバンドをやっていたことがあるそう。彼はピックを用いず指弾きするが、それは2002年からだ。
▶過去の、アンジェリーク・キジョー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 斑尾ジャズ・フェスティヴァル
http://43142.diarynote.jp/200408051551440000/
http://43142.diarynote.jp/200712161022150000/
▶過去の、ルエケ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm テレンス・ブランチャード
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/ テレンス・ブランチャード
http://43142.diarynote.jp/200708051737070000/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/ ハービー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/ ハーボー・ハンコック
▶過去の、リチャード・ボナ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm
http://43142.diarynote.jp/200412212102130000/
http://43142.diarynote.jp/200602171950040000/
http://43142.diarynote.jp/200810211839169096/
http://43142.diarynote.jp/201002072246423695/
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http://43142.diarynote.jp/201501131648401181/
<今日の、認知>
坂道を涼しい顔をして、自転車で登るおまわりさんを見る。お、脚力あるなと思ったら、電動自転車だった。今はそれが標準備品なのかな。
クール&ザ・ギャング。アル・マッケイ・オールスターズ
2016年2月23日 音楽 米国の名ファンク・バンドの公演を二つはしご。南青山・ブルーノート東京→六本木・ビルボードライブ東京。とっても、幸せ……。
1970年代中期までイースト・コースト・ファンクの雄だった(その後はもっとポップ化して、より広い人気をえる)クール&ザ・ギャング(2014年12月26日)は、リーダーのロバート“クール”ベル(ベース)に加え、ヴォーカル/ギター、ヴォーカル、キーボード/パーカッション(ティンパニー付き)、キーボード、2トランペット(マイケル・レイはまた同行)、サックス、トロンボーン、ギター、ドラム。前回とそんなに変わっていない感じかな。けっこう、皆、うれしそうにコーラスも取る。
残念ながら、ポップ化してからの曲が中心にショウは進む。が、「70年代に戻ろう」というMCで始まった、「ファンキー・スタッフ」、「ハリウッド・スウィンギン」、「ジャングル・ブギー」(3曲とも、1973年作『ワイルド&ピースフル』に収録)の3連発には悶絶。うぎー。少し前に故あり、彼らの1971年ディライト発の2枚のライヴ盤を聞いたら、インスト主体のもろなジャズ・ファンクをやっていておおおとなりました。
▶過去の、クール&ザ・ギャング/J.T.テイラー
http://43142.diarynote.jp/200611281428510000/ J.T.テイラー
http://43142.diarynote.jp/201403051230433466/ J.T.テイラー
http://43142.diarynote.jp/201412291146465218/
http://43142.diarynote.jp/201508051544452721/ J.T.テイラー
アース・ウィンド&ファイア(2006年1月19日、2012年5月17 日)の全盛期を支えた左利きギタリスト(2008年3月21日、2011年9月15日、2012年9月12日、2012年12月28日、2014年11月27日)、毎度の全13人編成のショウは大“鉄板”。もう、すごい。聞かせる、興奮させる! 彼らのショウにおける演目は毎度大体同じなのだが、今回は「エヴリバディ・ゲット・アップ」という新曲をやったこと、そして中盤でじっくりマッケイが亡くなったモーリス・ホワイトへの謝辞を述べたこと。脱退時、両者の間にはかなりの軋轢があるとも伝えられたが、マッケイさん、きちっとしていたな。
それから、なんか今回はマッケイのリズム・ギターが良く聞こえた。「マジック・ウィンドウズ」のそれはなんかフェラ・クティー表現のギターぽくてウキウキ。って、クティ表現のギターの刻みはJBから来ているところも大なわけだが。
▶過去の、E.W.&.F.
http://43142.diarynote.jp/200601271855390000/
http://43142.diarynote.jp/201205301252113538/
▶過去の、アル・マッケイ
http://43142.diarynote.jp/200804030045430000/
http://43142.diarynote.jp/201109171048385669/
http://43142.diarynote.jp/201209191235365909/
http://43142.diarynote.jp/201301051329276221/
http://43142.diarynote.jp/201412011305372891/
<昨日と今日の、ギタリスト>
昨日はマッケイ(オフ日で、夜はクール&ザ・ギャングの公演に顔を出したよう)に、今日はリオーネル・ルエケにインタヴュー。立ち話はしたことがあるが、ちゃんと取材するのはともに初めて。円満というと違うかもしれないが、2人ともいい感じの受け答え。マッケイは大昔、LAの自宅に沼澤尚に連れて行かれたことを覚えていたよう。ルエケは、<ギター・アフリカ>というアプリを作っていて、それ見せてもらったら、凝っている。とくに、実際に演奏する人なら、かなり活用できるはず。
1970年代中期までイースト・コースト・ファンクの雄だった(その後はもっとポップ化して、より広い人気をえる)クール&ザ・ギャング(2014年12月26日)は、リーダーのロバート“クール”ベル(ベース)に加え、ヴォーカル/ギター、ヴォーカル、キーボード/パーカッション(ティンパニー付き)、キーボード、2トランペット(マイケル・レイはまた同行)、サックス、トロンボーン、ギター、ドラム。前回とそんなに変わっていない感じかな。けっこう、皆、うれしそうにコーラスも取る。
残念ながら、ポップ化してからの曲が中心にショウは進む。が、「70年代に戻ろう」というMCで始まった、「ファンキー・スタッフ」、「ハリウッド・スウィンギン」、「ジャングル・ブギー」(3曲とも、1973年作『ワイルド&ピースフル』に収録)の3連発には悶絶。うぎー。少し前に故あり、彼らの1971年ディライト発の2枚のライヴ盤を聞いたら、インスト主体のもろなジャズ・ファンクをやっていておおおとなりました。
▶過去の、クール&ザ・ギャング/J.T.テイラー
http://43142.diarynote.jp/200611281428510000/ J.T.テイラー
http://43142.diarynote.jp/201403051230433466/ J.T.テイラー
http://43142.diarynote.jp/201412291146465218/
http://43142.diarynote.jp/201508051544452721/ J.T.テイラー
アース・ウィンド&ファイア(2006年1月19日、2012年5月17 日)の全盛期を支えた左利きギタリスト(2008年3月21日、2011年9月15日、2012年9月12日、2012年12月28日、2014年11月27日)、毎度の全13人編成のショウは大“鉄板”。もう、すごい。聞かせる、興奮させる! 彼らのショウにおける演目は毎度大体同じなのだが、今回は「エヴリバディ・ゲット・アップ」という新曲をやったこと、そして中盤でじっくりマッケイが亡くなったモーリス・ホワイトへの謝辞を述べたこと。脱退時、両者の間にはかなりの軋轢があるとも伝えられたが、マッケイさん、きちっとしていたな。
それから、なんか今回はマッケイのリズム・ギターが良く聞こえた。「マジック・ウィンドウズ」のそれはなんかフェラ・クティー表現のギターぽくてウキウキ。って、クティ表現のギターの刻みはJBから来ているところも大なわけだが。
▶過去の、E.W.&.F.
http://43142.diarynote.jp/200601271855390000/
http://43142.diarynote.jp/201205301252113538/
▶過去の、アル・マッケイ
http://43142.diarynote.jp/200804030045430000/
http://43142.diarynote.jp/201109171048385669/
http://43142.diarynote.jp/201209191235365909/
http://43142.diarynote.jp/201301051329276221/
http://43142.diarynote.jp/201412011305372891/
<昨日と今日の、ギタリスト>
昨日はマッケイ(オフ日で、夜はクール&ザ・ギャングの公演に顔を出したよう)に、今日はリオーネル・ルエケにインタヴュー。立ち話はしたことがあるが、ちゃんと取材するのはともに初めて。円満というと違うかもしれないが、2人ともいい感じの受け答え。マッケイは大昔、LAの自宅に沼澤尚に連れて行かれたことを覚えていたよう。ルエケは、<ギター・アフリカ>というアプリを作っていて、それ見せてもらったら、凝っている。とくに、実際に演奏する人なら、かなり活用できるはず。
スガダイロー。コロリダス
2016年2月28日 音楽 まず、渋谷・WWWで、ジャズ・ピアニストのスガダイロー(2009年1月8日、2009年7月3日、2013年2月19日)を見る。<独奏>と名付けられているショウで、ピアノ・ソロによる公演なり。置いてあるピアノは、ヤマハだったのかな?
45分と40分ぐらいの演奏を休憩を挟んで2つ。そして、短いアンコール曲。いくつかの曲モチーフのもと、それを広げたブロックを繋げてノンストップで演奏する。ぼくは彼があまり黒っぽさを通らないで自己ピアノ表現をまっとうする人と印象をもっていたが、ラグタイム的な指さばきを見せるなど黒っぽいイディオムを出す場合もあると再確認。まあ、ジャズ自体がアフリカン・アメリカンが持つリズムやハーモニーの感覚を芯におくだけに、それはあまりに当然なことではあるのだが。その種をどう自分の中でどう昇華するかが、ジャズ・マンのそれぞれの真価なり。それから、けっこうメロディアスな指さばきもしていた。アヴァン/マージャン牌かき回し度はセカンドのほうが高し。そのセカンドでは。童謡「ふるさと」をモチーフとする箇所もあり。
▶過去の、スガダイロー
http://43142.diarynote.jp/200901091437341082/
http://43142.diarynote.jp/200907131158382767/
http://43142.diarynote.jp/201302201720351212/
その後は、中南米音楽要素をほんわか巧みに日本語のポッポスに編み上げるコロリダス(2013年2月3日、2014年1月18日)のセカンド作『Coloridas』(トロップ)リリースお祝いライヴにかけつける。南青山・月見ル君想フ。
歌と生ギターのしみずけんた、ウッド・ベースとコーラスの宇都ぽん良太郎、打楽器とコーラスの渡辺英心(英心&The Meditationalies)と宮本仁(元オルケスタ・デ・ラ・ルース)、クラリネットの近藤哲平という、現在は5人組。そこに曲により、最初メンバーだったという達者な鍵盤奏者や女性鍵盤奏者、ギター奏者らが入ったりもする。
なんでこんなに佇まいがいいのという、もうひとつの地域性や文化を介する、音楽する悦びが鮮やかに舞う、手作り音楽集団。日本人が好奇心旺盛に洋楽文化に対峙した後の、無理のないハッピーな足元への落とし方を見事に成就させていると思う。見ている知人たちともそう言っていたんだが、しみずけんたのヴォーカルは生のほうがずっといい。
▶過去の、コロリダス
http://43142.diarynote.jp/201302041828146553/
http://43142.diarynote.jp/201401200835094139/
<今日の、公演>
そうか、ジャンルは違っていても、2月最後の日曜日は日本人アクトのショウをハシゴしたのか。ともに、会場は大盛況。前者公演はこの手のものとしては女性比率は少し高めで”ダイ様ギャル”もいるのかと思わされ、後者公演は出演者たちの性格の良さが導くものかシンパの仲間が大挙おしかけたと言う感じで、本当に心温まるホットな場が出来上がっていた。その一員でいられることが、なんかうれしい。って、そう感じさせる公演もそうはない。その2組に共通していたのは、語りがすくなく、ちゃんと音楽で自らのすべてを語ろうとしていたこと。スガはそれこそ一言もしゃべらなかったし、コロリダスはその和み&パーティ感覚の強い音楽性を鑑みるにペラペラMCかましそうなものだが、実は必要最小限のことしか言葉を発しない。それは、基本洋楽マインドでライヴをやっているとも思わせるものですね。
45分と40分ぐらいの演奏を休憩を挟んで2つ。そして、短いアンコール曲。いくつかの曲モチーフのもと、それを広げたブロックを繋げてノンストップで演奏する。ぼくは彼があまり黒っぽさを通らないで自己ピアノ表現をまっとうする人と印象をもっていたが、ラグタイム的な指さばきを見せるなど黒っぽいイディオムを出す場合もあると再確認。まあ、ジャズ自体がアフリカン・アメリカンが持つリズムやハーモニーの感覚を芯におくだけに、それはあまりに当然なことではあるのだが。その種をどう自分の中でどう昇華するかが、ジャズ・マンのそれぞれの真価なり。それから、けっこうメロディアスな指さばきもしていた。アヴァン/マージャン牌かき回し度はセカンドのほうが高し。そのセカンドでは。童謡「ふるさと」をモチーフとする箇所もあり。
▶過去の、スガダイロー
http://43142.diarynote.jp/200901091437341082/
http://43142.diarynote.jp/200907131158382767/
http://43142.diarynote.jp/201302201720351212/
その後は、中南米音楽要素をほんわか巧みに日本語のポッポスに編み上げるコロリダス(2013年2月3日、2014年1月18日)のセカンド作『Coloridas』(トロップ)リリースお祝いライヴにかけつける。南青山・月見ル君想フ。
歌と生ギターのしみずけんた、ウッド・ベースとコーラスの宇都ぽん良太郎、打楽器とコーラスの渡辺英心(英心&The Meditationalies)と宮本仁(元オルケスタ・デ・ラ・ルース)、クラリネットの近藤哲平という、現在は5人組。そこに曲により、最初メンバーだったという達者な鍵盤奏者や女性鍵盤奏者、ギター奏者らが入ったりもする。
なんでこんなに佇まいがいいのという、もうひとつの地域性や文化を介する、音楽する悦びが鮮やかに舞う、手作り音楽集団。日本人が好奇心旺盛に洋楽文化に対峙した後の、無理のないハッピーな足元への落とし方を見事に成就させていると思う。見ている知人たちともそう言っていたんだが、しみずけんたのヴォーカルは生のほうがずっといい。
▶過去の、コロリダス
http://43142.diarynote.jp/201302041828146553/
http://43142.diarynote.jp/201401200835094139/
<今日の、公演>
そうか、ジャンルは違っていても、2月最後の日曜日は日本人アクトのショウをハシゴしたのか。ともに、会場は大盛況。前者公演はこの手のものとしては女性比率は少し高めで”ダイ様ギャル”もいるのかと思わされ、後者公演は出演者たちの性格の良さが導くものかシンパの仲間が大挙おしかけたと言う感じで、本当に心温まるホットな場が出来上がっていた。その一員でいられることが、なんかうれしい。って、そう感じさせる公演もそうはない。その2組に共通していたのは、語りがすくなく、ちゃんと音楽で自らのすべてを語ろうとしていたこと。スガはそれこそ一言もしゃべらなかったし、コロリダスはその和み&パーティ感覚の強い音楽性を鑑みるにペラペラMCかましそうなものだが、実は必要最小限のことしか言葉を発しない。それは、基本洋楽マインドでライヴをやっているとも思わせるものですね。
わあ。ジャスティン・ヴァーノンの個人的プロジェクトたるボン・イヴェールって、こんな感じのライヴ・パフォーマンスをするのか。もともとエンジニアリングやプロデューシングもできるマルチ派ミュージシャンなので、なんの不思議もないと納得もできるわけだけど。新木場・スタジオコースト。ソールド・アウトが報じられていたが、なるほど混んでいた。これまで発表したアルバムは2枚で、近作がリリースされてから、すでに4年。うーぬ、日本のロック・マーケットは米国ものに弱いとも言われるなか、この盛況はすごい。
ステージ美術の設定のされ方を見ても、これは普段デカい会場でやっているのがよく分る。2人のドラム(一人は、キーボードも弾く)や3人の女性コーラス(一人は、曲によっては生ギターも弾く)は中段、および高い位置にいて、その配置は立体的。そして、前のほうにはギターや鍵盤を弾きながら歌うヴァーノン、そしてギターやベースや鍵盤やサックスを扱う男性が2人がいて全8人。でもって、バリ・ライトもばりばり使用する。何気に、派手やんけー。そういえば、ジャスティン・ヴァーノンが8月中旬に地元ウィスコンシン州オウクレアで持つフェスティヴァル“Eaux Claires”の出演者って果てはエリカ・バドゥ(2000年11月19日、2006年4月2日、2015年9月30日)までいろいろ揃えられていてすごいんだよなあ。
でっかいヘッドフォンをモニター用につけた(声の返しを受けるためイヤフォンをする人はときどき見るが、ヘッドフォンを堂々つける人は初めてかも)バーノンのサウンド/構成員の把握の仕方がすごい。フォーク・ロックを根に持ちつつ拡大しちゃっているサウンド回路は、どんどん構成員をふやしてかっとばしているウィルコ(2003年2月9日、2004年9月19日、2010年4月23日、2013年4月13日)みたいなものかともふと思う。あ、違うか。レディオヘッド(2001年10月4日、2004年4月18日、2008年10月4日)の愛好者とかもボン・イヴェールの方に流れてきているという話もあるが(レディオヘッド好きの働き盛りジャズ・マンが集ったネクスト・コレクティヴがボン・イヴェールの「パース」をカヴァーしていることも、その親和性の証左となるかな)、往年のプログ・ロックのファンが来たとしても、壮大かつ起伏に富んだ音楽性に触れると不思議はないなと思ってしまう。そこには、大昔のジェネシスとかを想起させるものはあった? そういえば、そのリーダーだったピーター・ゲイブリエルもジャスティン・ヴァーノンと2012年作で絡んでいるなー。
新作がどうして出ないかというと、ヴァーノンがザ・ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマ(2004年9月17日、他)とか、英国の3姉妹フォーク・ユニットのザ・ステイヴズとかのプロデュースをやっているのも一因と思われるが、けっこうシンプル目に作っているザ・ステイヴスの2作目『If I Was』(Atlantic,2015)は相当な傑作。で、今回のアジア・ツアーに参加している女性コーラスの3人が実はザ・ステイヴズの面々。彼女たち、ブルガリアン・ヴォイスみたいな重なり方をするときもあり、個が立っていた。
アコースティックな感触を持つものから、かなり電気的な手触りを持つものまで自由自在。いろんな行き方をしたいというヴァーノンの意志は生ギター弾き語り曲を披露したり、ハーモナイザーを用いての一人電気歌声パフォーマンスを見せるあたりにも表われる。彼はファルセット多用(でも、地声歌唱も力あり)、アルバム ではファルセット・ヴォーカルを重ねてもいるが、それがある種の幻想感、浮世離れした感じを出しているのは間違いない。ぽわっと、表現総体は浮かび上がっていた。テクノロジーや他の音楽様式を見渡した末の、我が道を行くアメリカン・ロック表現……。そのめくるめく実演に触れるのは、まさに体験だった。
▶過去の、エリカ・バドゥ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200604050124430000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120302
▶過去の、ウィルコ
http://www.myagent.ne.jp/%7Enewswave/live-2003-2.htm
http://43142.diarynote.jp/200410121003440000/
http://43142.diarynote.jp/201004250658039897/
http://43142.diarynote.jp/201304150854159566/
▶過去の、レディオヘッド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-10.htm
http://43142.diarynote.jp/200404180058130000/
http://43142.diarynote.jp/200810061856366600/
▶過去の、ザ・ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマ
http://43142.diarynote.jp/?day=20040917
<今日の、徒労>
朝起きてから昼一まで、いろいろなメールの返信なりなんなりで時間をついやす。4月のホテルの予約なんてことも、してしまった。同業諸氏が頭を痛める申告作業は、例年どおり支払い調書と領収書の束を税理士に送付済みで、オッケ〜。しかし、今年は明けてからずっと忙しい。別に単行本仕事を受けているわけでもないのに、けっこう根を詰めて原稿を書いている。すごいゾ、オレ。3月いっぱいはそういう感じになっちゃうかなー。
ステージ美術の設定のされ方を見ても、これは普段デカい会場でやっているのがよく分る。2人のドラム(一人は、キーボードも弾く)や3人の女性コーラス(一人は、曲によっては生ギターも弾く)は中段、および高い位置にいて、その配置は立体的。そして、前のほうにはギターや鍵盤を弾きながら歌うヴァーノン、そしてギターやベースや鍵盤やサックスを扱う男性が2人がいて全8人。でもって、バリ・ライトもばりばり使用する。何気に、派手やんけー。そういえば、ジャスティン・ヴァーノンが8月中旬に地元ウィスコンシン州オウクレアで持つフェスティヴァル“Eaux Claires”の出演者って果てはエリカ・バドゥ(2000年11月19日、2006年4月2日、2015年9月30日)までいろいろ揃えられていてすごいんだよなあ。
でっかいヘッドフォンをモニター用につけた(声の返しを受けるためイヤフォンをする人はときどき見るが、ヘッドフォンを堂々つける人は初めてかも)バーノンのサウンド/構成員の把握の仕方がすごい。フォーク・ロックを根に持ちつつ拡大しちゃっているサウンド回路は、どんどん構成員をふやしてかっとばしているウィルコ(2003年2月9日、2004年9月19日、2010年4月23日、2013年4月13日)みたいなものかともふと思う。あ、違うか。レディオヘッド(2001年10月4日、2004年4月18日、2008年10月4日)の愛好者とかもボン・イヴェールの方に流れてきているという話もあるが(レディオヘッド好きの働き盛りジャズ・マンが集ったネクスト・コレクティヴがボン・イヴェールの「パース」をカヴァーしていることも、その親和性の証左となるかな)、往年のプログ・ロックのファンが来たとしても、壮大かつ起伏に富んだ音楽性に触れると不思議はないなと思ってしまう。そこには、大昔のジェネシスとかを想起させるものはあった? そういえば、そのリーダーだったピーター・ゲイブリエルもジャスティン・ヴァーノンと2012年作で絡んでいるなー。
新作がどうして出ないかというと、ヴァーノンがザ・ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマ(2004年9月17日、他)とか、英国の3姉妹フォーク・ユニットのザ・ステイヴズとかのプロデュースをやっているのも一因と思われるが、けっこうシンプル目に作っているザ・ステイヴスの2作目『If I Was』(Atlantic,2015)は相当な傑作。で、今回のアジア・ツアーに参加している女性コーラスの3人が実はザ・ステイヴズの面々。彼女たち、ブルガリアン・ヴォイスみたいな重なり方をするときもあり、個が立っていた。
アコースティックな感触を持つものから、かなり電気的な手触りを持つものまで自由自在。いろんな行き方をしたいというヴァーノンの意志は生ギター弾き語り曲を披露したり、ハーモナイザーを用いての一人電気歌声パフォーマンスを見せるあたりにも表われる。彼はファルセット多用(でも、地声歌唱も力あり)、アルバム ではファルセット・ヴォーカルを重ねてもいるが、それがある種の幻想感、浮世離れした感じを出しているのは間違いない。ぽわっと、表現総体は浮かび上がっていた。テクノロジーや他の音楽様式を見渡した末の、我が道を行くアメリカン・ロック表現……。そのめくるめく実演に触れるのは、まさに体験だった。
▶過去の、エリカ・バドゥ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200604050124430000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120302
▶過去の、ウィルコ
http://www.myagent.ne.jp/%7Enewswave/live-2003-2.htm
http://43142.diarynote.jp/200410121003440000/
http://43142.diarynote.jp/201004250658039897/
http://43142.diarynote.jp/201304150854159566/
▶過去の、レディオヘッド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-10.htm
http://43142.diarynote.jp/200404180058130000/
http://43142.diarynote.jp/200810061856366600/
▶過去の、ザ・ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマ
http://43142.diarynote.jp/?day=20040917
<今日の、徒労>
朝起きてから昼一まで、いろいろなメールの返信なりなんなりで時間をついやす。4月のホテルの予約なんてことも、してしまった。同業諸氏が頭を痛める申告作業は、例年どおり支払い調書と領収書の束を税理士に送付済みで、オッケ〜。しかし、今年は明けてからずっと忙しい。別に単行本仕事を受けているわけでもないのに、けっこう根を詰めて原稿を書いている。すごいゾ、オレ。3月いっぱいはそういう感じになっちゃうかなー。