会場は、渋谷・NHKホール。<昼の部>と<夜の部>の出演者を素直に、二つづつ見る。
+コーネリアス
国際派の最たる日本人ポッパーである小山田圭吾(2009年1月21日、2009年10月31日、2011年8月7日、2012年8月12日、2013年8月7日、2013年8月11日、2014年3月31日、2014年10月26日、2015年6月9日、2016年8月21日、2018年4月26日)はライヴ客演したときだとどってことないが、やはりすごい。歌とギターとテルミンの当人に、ギターと鍵盤と少しトランペットを吹いた堀江博久(2009年1月21日、2009年10月31日)、鍵盤とベースの大野由美子(2002年1月13日、2003年11月8日、2004年12月12日、2006年6月22日、2011年9月16日、2012年6月1日、2015年6月9日、2015年7月30日、2016年9月1日、2017年3月24日、2018年4月26日)、ドラマーのあらきゆうこ(2009年1月21日、2014年1月22日、2014年8月14日)という編成。そんな4人にて、音楽と映像と照明が一体化したショウが繰り広げられた。
ステージ前方ではなくだいぶ後方に4人は並び、歌以外に発した小山田の言葉は、最後の「どうもありがとう」のみ。すべては高次元でパッケージされた実演が雄弁に音楽とその創意を語る。それで十分、それ以上なにが必要であるというのか。ぼくのなかの彼の頂点は2001年発表の『ポイント』だが、その鮮烈さは色あせていない。
▶過去の、小山田圭吾
http://43142.diarynote.jp/?day=20090121
http://43142.diarynote.jp/200911010931589797/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110807
http://43142.diarynote.jp/?day=20120812
http://43142.diarynote.jp/?day=20130807
http://43142.diarynote.jp/201308130851402454/
http://43142.diarynote.jp/201404031700136483/
http://43142.diarynote.jp/?page=2&month=201410
http://43142.diarynote.jp/?day=20150609
http://43142.diarynote.jp/201608241301049887/
https://43142.diarynote.jp/201804271733498350/
▶︎過去の、堀江博久
http://43142.diarynote.jp/?day=20090121
http://43142.diarynote.jp/200911010931589797/
▶過去の、バッファロー・ドーター/大野由美子
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200606270001320000/
http://43142.diarynote.jp/200412212058580000/
http://43142.diarynote.jp/201109171049342536/
http://43142.diarynote.jp/?month=201206
http://43142.diarynote.jp/?day=20150609
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http://43142.diarynote.jp/201708141221583726/
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▶過去の、あらきゆうこ
http://43142.diarynote.jp/200901221504141906/
http://43142.diarynote.jp/201401251205076037/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140814
+ R+R=NOW
鍵盤のロバート・グラスパー(2007年10月3日、2009年4月13日、2009年12月19日2010年12月16日、2012年6月12日、2013年1月25日、2014年8月20日、2015年6月8日、2016年12月20日、2017年6月5日)、鍵盤/ヴォコーダーとアルト・サックスのテラス・マーティン(2016年6月2日、2016年9月3日、2017年9月26日)、トランペットのクリスチャン・スコット(2008年7月23日、2008年9月10日、2009年1月31日、2009年9月15日、2010年9月3日、2011年12月17日、2015年10月8日、2016年11月1日、2017年10月31日)、電気ベースのデリック・ホッジ(2002年7月3日。2005年8月21日、2009年3月26日、2009年12月19日、2010年12月16日、2012年6月12日、2013年1月25日、2014年1月10日)、効果音のテイラー・マクフェリン(2012年3月2日、2012年2月18日、2014年9月26日)、ドラムのジャスティン・タイソン(2015年9月5日、2016年5月31日、2017年3月27日、2017年6月5日)という、今の広角型ジャズ前線に名を置く奏者たちが集ったグループ。
オールスターなお祭り顔見せグループゆえ(もともと、オースティンのフェス”サウス・バイ・サウス・ウェスト”出演のために組まれたよう)、そんなに期待せずに見たのだが、実演は健闘していたのではないか。彼ら、プロだった。曲はそれぞれに長かったが、ただリフで突っ走るのではなく、ちゃんと起承転結が図られており、その折々で面々がソロを繰り出す。テイラー・マクフェリンは途中でお得意のヒューマン・ビート・ボックスのソロを3分ぐらいとったが、あとはほとんど見せ場がなくかわいそうだった。
▶過去の、ロバート・グラスパー
http://43142.diarynote.jp/200710121727100000/
http://43142.diarynote.jp/200904150840164356/
http://43142.diarynote.jp/201001051625155901/
http://43142.diarynote.jp/201012171104366095/
http://43142.diarynote.jp/201206141342549869/
http://43142.diarynote.jp/201301270742196778/
http://43142.diarynote.jp/201408210931581467/
http://43142.diarynote.jp/201506070919133558/
http://43142.diarynote.jp/201506091124003170/
http://43142.diarynote.jp/201612211059578863/
http://43142.diarynote.jp/201706061756141899/
http://43142.diarynote.jp/201801042046591963/
▶過去の、︎テラス・マーティン
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http://43142.diarynote.jp/201609201032322395/
http://43142.diarynote.jp/201709271304386855/
▶過去の、クリスチャン・スコット
http://43142.diarynote.jp/200807241546500000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20080910
http://43142.diarynote.jp/200902030206339619/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100903
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http://43142.diarynote.jp/201510091112494150/
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▶過去の、デリック・ホッジ
http://43142.diarynote.jp/?day=20050821
http://43142.diarynote.jp/?day=20090326
http://43142.diarynote.jp/200903271727246000/
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http://43142.diarynote.jp/201206141342549869/
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http://43142.diarynote.jp/201401161534392423/
▶過去の、テイラー・マクフェリン
http://43142.diarynote.jp/201202200901013744/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120302
http://43142.diarynote.jp/201409291402101328/
▶︎過去の、ジャスティン・タイソン
http://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
http://43142.diarynote.jp/201606101027587993/
http://43142.diarynote.jp/201506091124003170/
http://43142.diarynote.jp/?day=20170327
http://43142.diarynote.jp/201706061756141899/
+ティグラン・ハマシアン・トリオ
アルメニア人ピアニストの実演は、例によりトリオ編成による。あれ、ハマシアン(2015年10月12日)、進歩することを避けている? この日の映像を見たら、5年前のものと言われても信じそう。昔の曲も、(たぶん)やったしね。彼はどんどんルーツを見直す過程で、プログ・ロック、メロディアス度数を強めてきたが、この日の演奏は確実に奏者間のインターブレイ性が弱くなるとともに、前回ぼくが見た公演のようなエレクトリック音の淡い使用もなし。詠唱的な歌もテーマ部で少し入れるだけ。完成度は高いのだが、ジャズ・ビヨンドのポップ・ミュージックとしても現代ジャズとしても、退化しているとしかぼくには思えなかった。とはいえ、決まり切ったことをきっちりとやることに触れて喜びを感じるプログ・ロックを愛好する聞き手なら満足を得るものだったに違いない。
▶過去の、ティグラン・ハマシアン
http://43142.diarynote.jp/201409291402101328/
+ハービー・ハンコック and His Band
バンド員は、ジェイムス・ジナス(2012年1月13日、2012年3月3日 、2013年9月3日、2014年9月7日、2015年3月3日、2017年9月12日)、トレヴァー・ローレンス(2012年3月3日、2016年9月3日、2017年9月26日)、リオーネル・ルエケ (2002年7月3日、2005年8月21日、2007年7月24日、2012年3月3日、2014年9月7日、2016年2月22日 、2017年9月2日)、そしてテラス・マーティン(2016年6月2日、2016年9月3日、2017年9月26日)。2年前の同公演にルエケが加わった陣容と言えますね。面々は、山本耀司の衣服を身につけていたよう。
ハンコック(2000年3月14日、2001年12月27日、2003年8月23日、2005年8月21日、2012年3月3日、2014年9月7日、2015年9月6日、2016年9月3日)の新作はマーティンのプロデュースという話が流れて2年強たつが、一切音沙汰なし。それについてはボツになったのかとも思っていたのだが……。そしたら、御大は「次作のメインのプロデューサー」とマーティンのことを紹介。お、牛歩ながら、プロジェクトは生きていたのか。そして、今回のショウはずっと同じことをやってきていたハンコック・グループのそれから結構動く、要は新作の内容を示唆する曲(おそらく、未発表)をいろいろやってくれた。
まず、リズムがいい。ティグランのところのドラマーのグルーヴのない演奏の後だと、同じ手数多い型ながらローレンスのそれはすがりつきがいがある。とともに、ペラ男タイプのソロ演奏は勘弁となるが、それ以外ではぶっとい韻を踏むジナスの指さばきには唸る。そこに、テイラーはアルト・サックス音やヴォコーダー音を加えるのだが、とくに1曲目のアルトのソロには少し驚く。爆発感とひらめきがあって、R+R=NOWの際のソロよりずっといい。見直した。
リエケも先の彼のコットンクラブ公演でやっていたようにヴォイス加工のもと歌ったり、エフェクターを通した上でソロをとるが、それがふわりとアフリカ感覚をにじませるもので、それは新作の要点となるのかもしれないと思った。
総体は強靭なグルーヴあるビートを元に、結構いろんな仕掛けがなされ、ストーリー性を持つ流れのもと各人のソロ・パートが持たれるが、ハンコックはソロの場合はけっこうアコースティック・ピアノを弾いた。そして、それは跳ね返り気味で、過去の繰り返しをさけようという意思も見えた。いや、なんか新作期待できるな。
そして、終盤の「バタフライ」では、昼の部に出演したロバート・グラスパーも登場。多分出るなと思っていたが、そりゃ今でも散々ハンコックのヘッドハンターズ曲を素直にやっているグラスパーとしては誘われたら断る理由がないだろう。そしたら、二人はベタな小芝居(ハンコックがローズの前に座わりソロを取ろうとするグラスパーをピアノで邪魔し、これじゃ弾けんとグラスパーがステージをさろうとするという様に、ぼくはには見えた)までやった。ひゃは。
▶過去の、ハービー・ハンコック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/
http://43142.diarynote.jp/201509220833541918/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160903
▶過去の、ジャイムス・ジナス
http://43142.diarynote.jp/201201141645353138/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/ ハービー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201309051241384602/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/ ハービー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201503041619591535/
http://43142.diarynote.jp/201709130923483891/
▶︎過去の、トレヴァー・ローレンス
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/ ハービー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201609201032322395/ ハービー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201709271304386855/ テラス・マーティン
▶過去の、リオーネル・ルエケ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm テレンス・ブランチャード
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/ テレンス・ブランチャード
http://43142.diarynote.jp/200708051737070000/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/ ハービー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/ ハーボー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201602290950397465/
http://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
▶過去の、︎テラス・マーティン
http://43142.diarynote.jp/201606121215168031/
http://43142.diarynote.jp/201609201032322395/
http://43142.diarynote.jp/201709271304386855/
<今日の、他愛ないこと>
昼の部と夜の部の間、ホールから一番近い、バブル期のころはぶいぶい言わせていた飲食企業の3店舗が入っているビルに入る。そしたらすいているものの、従業員が少なくこちらに手が回らずずっとオーダーを取ってくれない。でもって、イタリアンなのにワインのボトル売りはなしで、クラスでしか販売しないというのは、どうしたことか。栄枯盛衰という言葉が思い浮かぶ(そのチェーンは深夜営業を売りにしていたが、それをやめた張り紙もなされているのを、帰り際に知る)。
夜の部が終わり、どこかに流れようかとちんたら歩いていたら、急に豪雨。思わず、さっき入ったビルの別の店に入る。そしたら、夕方前にはいったお店の女の子がいる。先ほどは人員補充のヘルプで初めて下の店でサーヴィスしていたのだという。愛想よく、ちゃんと接客のできる娘。で、同行者たちと彼女はいくつかという、失礼な話題になる。結構、予想が散りました。そしたら帰りがけに、同行者の一人が幾つと尋ねる。慌てる。いやー、紳士ぶるのが得意(?)なぼくにはそれはできない。彼女の答えは、ぼくの想像が一番近かった。
+コーネリアス
国際派の最たる日本人ポッパーである小山田圭吾(2009年1月21日、2009年10月31日、2011年8月7日、2012年8月12日、2013年8月7日、2013年8月11日、2014年3月31日、2014年10月26日、2015年6月9日、2016年8月21日、2018年4月26日)はライヴ客演したときだとどってことないが、やはりすごい。歌とギターとテルミンの当人に、ギターと鍵盤と少しトランペットを吹いた堀江博久(2009年1月21日、2009年10月31日)、鍵盤とベースの大野由美子(2002年1月13日、2003年11月8日、2004年12月12日、2006年6月22日、2011年9月16日、2012年6月1日、2015年6月9日、2015年7月30日、2016年9月1日、2017年3月24日、2018年4月26日)、ドラマーのあらきゆうこ(2009年1月21日、2014年1月22日、2014年8月14日)という編成。そんな4人にて、音楽と映像と照明が一体化したショウが繰り広げられた。
ステージ前方ではなくだいぶ後方に4人は並び、歌以外に発した小山田の言葉は、最後の「どうもありがとう」のみ。すべては高次元でパッケージされた実演が雄弁に音楽とその創意を語る。それで十分、それ以上なにが必要であるというのか。ぼくのなかの彼の頂点は2001年発表の『ポイント』だが、その鮮烈さは色あせていない。
▶過去の、小山田圭吾
http://43142.diarynote.jp/?day=20090121
http://43142.diarynote.jp/200911010931589797/
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▶︎過去の、堀江博久
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▶過去の、バッファロー・ドーター/大野由美子
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▶過去の、あらきゆうこ
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+ R+R=NOW
鍵盤のロバート・グラスパー(2007年10月3日、2009年4月13日、2009年12月19日2010年12月16日、2012年6月12日、2013年1月25日、2014年8月20日、2015年6月8日、2016年12月20日、2017年6月5日)、鍵盤/ヴォコーダーとアルト・サックスのテラス・マーティン(2016年6月2日、2016年9月3日、2017年9月26日)、トランペットのクリスチャン・スコット(2008年7月23日、2008年9月10日、2009年1月31日、2009年9月15日、2010年9月3日、2011年12月17日、2015年10月8日、2016年11月1日、2017年10月31日)、電気ベースのデリック・ホッジ(2002年7月3日。2005年8月21日、2009年3月26日、2009年12月19日、2010年12月16日、2012年6月12日、2013年1月25日、2014年1月10日)、効果音のテイラー・マクフェリン(2012年3月2日、2012年2月18日、2014年9月26日)、ドラムのジャスティン・タイソン(2015年9月5日、2016年5月31日、2017年3月27日、2017年6月5日)という、今の広角型ジャズ前線に名を置く奏者たちが集ったグループ。
オールスターなお祭り顔見せグループゆえ(もともと、オースティンのフェス”サウス・バイ・サウス・ウェスト”出演のために組まれたよう)、そんなに期待せずに見たのだが、実演は健闘していたのではないか。彼ら、プロだった。曲はそれぞれに長かったが、ただリフで突っ走るのではなく、ちゃんと起承転結が図られており、その折々で面々がソロを繰り出す。テイラー・マクフェリンは途中でお得意のヒューマン・ビート・ボックスのソロを3分ぐらいとったが、あとはほとんど見せ場がなくかわいそうだった。
▶過去の、ロバート・グラスパー
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http://43142.diarynote.jp/201801042046591963/
▶過去の、︎テラス・マーティン
http://43142.diarynote.jp/201606121215168031/
http://43142.diarynote.jp/201609201032322395/
http://43142.diarynote.jp/201709271304386855/
▶過去の、クリスチャン・スコット
http://43142.diarynote.jp/200807241546500000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20080910
http://43142.diarynote.jp/200902030206339619/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100903
http://43142.diarynote.jp/?day=20100903
http://43142.diarynote.jp/201112201159168538/
http://43142.diarynote.jp/201510091112494150/
http://43142.diarynote.jp/201611030803017474/
http://43142.diarynote.jp/201711020709222163/
▶過去の、デリック・ホッジ
http://43142.diarynote.jp/?day=20050821
http://43142.diarynote.jp/?day=20090326
http://43142.diarynote.jp/200903271727246000/
http://43142.diarynote.jp/201001051625155901/
http://43142.diarynote.jp/201012171104366095
http://43142.diarynote.jp/201206141342549869/
http://43142.diarynote.jp/201301270742196778/
http://43142.diarynote.jp/201401161534392423/
▶過去の、テイラー・マクフェリン
http://43142.diarynote.jp/201202200901013744/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120302
http://43142.diarynote.jp/201409291402101328/
▶︎過去の、ジャスティン・タイソン
http://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
http://43142.diarynote.jp/201606101027587993/
http://43142.diarynote.jp/201506091124003170/
http://43142.diarynote.jp/?day=20170327
http://43142.diarynote.jp/201706061756141899/
+ティグラン・ハマシアン・トリオ
アルメニア人ピアニストの実演は、例によりトリオ編成による。あれ、ハマシアン(2015年10月12日)、進歩することを避けている? この日の映像を見たら、5年前のものと言われても信じそう。昔の曲も、(たぶん)やったしね。彼はどんどんルーツを見直す過程で、プログ・ロック、メロディアス度数を強めてきたが、この日の演奏は確実に奏者間のインターブレイ性が弱くなるとともに、前回ぼくが見た公演のようなエレクトリック音の淡い使用もなし。詠唱的な歌もテーマ部で少し入れるだけ。完成度は高いのだが、ジャズ・ビヨンドのポップ・ミュージックとしても現代ジャズとしても、退化しているとしかぼくには思えなかった。とはいえ、決まり切ったことをきっちりとやることに触れて喜びを感じるプログ・ロックを愛好する聞き手なら満足を得るものだったに違いない。
▶過去の、ティグラン・ハマシアン
http://43142.diarynote.jp/201409291402101328/
+ハービー・ハンコック and His Band
バンド員は、ジェイムス・ジナス(2012年1月13日、2012年3月3日 、2013年9月3日、2014年9月7日、2015年3月3日、2017年9月12日)、トレヴァー・ローレンス(2012年3月3日、2016年9月3日、2017年9月26日)、リオーネル・ルエケ (2002年7月3日、2005年8月21日、2007年7月24日、2012年3月3日、2014年9月7日、2016年2月22日 、2017年9月2日)、そしてテラス・マーティン(2016年6月2日、2016年9月3日、2017年9月26日)。2年前の同公演にルエケが加わった陣容と言えますね。面々は、山本耀司の衣服を身につけていたよう。
ハンコック(2000年3月14日、2001年12月27日、2003年8月23日、2005年8月21日、2012年3月3日、2014年9月7日、2015年9月6日、2016年9月3日)の新作はマーティンのプロデュースという話が流れて2年強たつが、一切音沙汰なし。それについてはボツになったのかとも思っていたのだが……。そしたら、御大は「次作のメインのプロデューサー」とマーティンのことを紹介。お、牛歩ながら、プロジェクトは生きていたのか。そして、今回のショウはずっと同じことをやってきていたハンコック・グループのそれから結構動く、要は新作の内容を示唆する曲(おそらく、未発表)をいろいろやってくれた。
まず、リズムがいい。ティグランのところのドラマーのグルーヴのない演奏の後だと、同じ手数多い型ながらローレンスのそれはすがりつきがいがある。とともに、ペラ男タイプのソロ演奏は勘弁となるが、それ以外ではぶっとい韻を踏むジナスの指さばきには唸る。そこに、テイラーはアルト・サックス音やヴォコーダー音を加えるのだが、とくに1曲目のアルトのソロには少し驚く。爆発感とひらめきがあって、R+R=NOWの際のソロよりずっといい。見直した。
リエケも先の彼のコットンクラブ公演でやっていたようにヴォイス加工のもと歌ったり、エフェクターを通した上でソロをとるが、それがふわりとアフリカ感覚をにじませるもので、それは新作の要点となるのかもしれないと思った。
総体は強靭なグルーヴあるビートを元に、結構いろんな仕掛けがなされ、ストーリー性を持つ流れのもと各人のソロ・パートが持たれるが、ハンコックはソロの場合はけっこうアコースティック・ピアノを弾いた。そして、それは跳ね返り気味で、過去の繰り返しをさけようという意思も見えた。いや、なんか新作期待できるな。
そして、終盤の「バタフライ」では、昼の部に出演したロバート・グラスパーも登場。多分出るなと思っていたが、そりゃ今でも散々ハンコックのヘッドハンターズ曲を素直にやっているグラスパーとしては誘われたら断る理由がないだろう。そしたら、二人はベタな小芝居(ハンコックがローズの前に座わりソロを取ろうとするグラスパーをピアノで邪魔し、これじゃ弾けんとグラスパーがステージをさろうとするという様に、ぼくはには見えた)までやった。ひゃは。
▶過去の、ハービー・ハンコック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/
http://43142.diarynote.jp/201509220833541918/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160903
▶過去の、ジャイムス・ジナス
http://43142.diarynote.jp/201201141645353138/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/ ハービー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201309051241384602/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/ ハービー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201503041619591535/
http://43142.diarynote.jp/201709130923483891/
▶︎過去の、トレヴァー・ローレンス
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/ ハービー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201609201032322395/ ハービー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201709271304386855/ テラス・マーティン
▶過去の、リオーネル・ルエケ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm テレンス・ブランチャード
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/ テレンス・ブランチャード
http://43142.diarynote.jp/200708051737070000/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/ ハービー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/ ハーボー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201602290950397465/
http://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
▶過去の、︎テラス・マーティン
http://43142.diarynote.jp/201606121215168031/
http://43142.diarynote.jp/201609201032322395/
http://43142.diarynote.jp/201709271304386855/
<今日の、他愛ないこと>
昼の部と夜の部の間、ホールから一番近い、バブル期のころはぶいぶい言わせていた飲食企業の3店舗が入っているビルに入る。そしたらすいているものの、従業員が少なくこちらに手が回らずずっとオーダーを取ってくれない。でもって、イタリアンなのにワインのボトル売りはなしで、クラスでしか販売しないというのは、どうしたことか。栄枯盛衰という言葉が思い浮かぶ(そのチェーンは深夜営業を売りにしていたが、それをやめた張り紙もなされているのを、帰り際に知る)。
夜の部が終わり、どこかに流れようかとちんたら歩いていたら、急に豪雨。思わず、さっき入ったビルの別の店に入る。そしたら、夕方前にはいったお店の女の子がいる。先ほどは人員補充のヘルプで初めて下の店でサーヴィスしていたのだという。愛想よく、ちゃんと接客のできる娘。で、同行者たちと彼女はいくつかという、失礼な話題になる。結構、予想が散りました。そしたら帰りがけに、同行者の一人が幾つと尋ねる。慌てる。いやー、紳士ぶるのが得意(?)なぼくにはそれはできない。彼女の答えは、ぼくの想像が一番近かった。
NHKホール、二日目。
+マンハッタン・トランスファー
2014年にリーダーだったティム・ハウザーが亡くなって(代わりに、トゥリスト・カーレスが加入)以降、初のアルバムとなる『The Junction』(BMG、2018年)のオープナーだったハンコック曲が改題された「カンタループ」からスタート。そこでのスキャットをはじめ、シェリル・ベンティーンがソロを取る曲が一番多かったかも。マーヴィン・ウォーレン制作によるその新作はけっこうプラスティックな質感を持つサウンドが採用されているが、実演においてはピアノ/キーボード、ダブル・ベース/エレクトリック・ベース、ドラムの3人が自然な手触りを持つ伴奏をつける。で、この3人がかなり達者。ほう、と膝を叩いた。
さすがは、1970年代以降のジャズ・コーラス・グループの第一人者(2010年3月21日)。エンターテインメント性に留意する、サーヴィス精神に富んだショウは大受け。1階部の客は後半にけっこう立ち上がっていた。いろんな層の聞き手がやってくるジャズ・フェスティヴァルの出演者としてはトップ級に適な人たちだなとも頷く。後半には、やはり新作でやっていた「テキーラ」をよりラテン濃度を高めて披露。この後の出し物との繋がりもばっちり。歌の力量自体は落ちている部分はあるんだろうけど、4人は本当にプロフェッショナルでした。
▶︎過去の、マンハッタン・トランスファー
http://43142.diarynote.jp/201003261222016835/
+オマーラ・ポルトゥオンド from ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブmeets オルケスタ・デ・ラ・ルス (シンガーのノラをはじめ、全11人)featuringロベルト・フォンセカandバルバリート・トーレス、
↑と、フェスの盛り上がりを実感していたら、<昼の部>の二つ目の出演者群への反応はそれ以上だった。ステージに上がったのは、今年2度目の来日となるキューバの至宝的歌手のオマーラ・ポルトゥオンド(2001年2月9日、2012年5月1日、2013年9月7日、2018年3月20日)、一時は中南米制覇をなしとげた日本人サルサ・バンドのオルケスタ・デ・ラ・ルス (シンガーのノラをはじめ、全11人)、ピアニストのロベルト・フォンセカ(2003年10月14日、2010年1月26日、2013年1月12日、2014年3月19日、2017年9月19日)とキューバ人たちだろうベースとドラムと打楽器、ラウー(リュート)のバルバリート・トーレス、さらに日本人男性シンガーも部分加わる。と、書くとなんら平坦な感じになってしまう(?)が、1時間半はやっただろうその出し物は1曲として同じ陣容でやることがなかった!
上に書いた人たちが順列組み合わせ的に異なる顔ぶれのもと演目をこなしていったのだが、よく構成/リハーサルをしたと思うし、本番で進行役をきっちり務めたロベルト・フォンセカには本当に感心した。今ハービー・ハンコックなるものを弾かせたらハンコック当人以上にうまいんじゃないかと推測させる側面も持つ彼は、長身で格好もいいし、ぼくのフォンセカ株は改めて急騰しましたね。で、そうした多様さを通して、ラテン・ミュージックの面白みや親しみやすさや味わい深さ、属性の異なる音楽家たちが重なり合う素敵なんかがすうっと浮かび上がっていたのだから……。良い、フェスとしての出し物でした。あ、あとあれだけ人がいたのに、ちゃんと音が聞こえたなと思った。
▶︎過去の、オマーラ・ポルトゥオンド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-2.htm ブエナ・ビスタ
http://43142.diarynote.jp/201205080621274204/
http://43142.diarynote.jp/201309161507226186/
http://43142.diarynote.jp/201803230853439312/
▶過去の、ロベルト・フォンセカ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-10.htm
http://43142.diarynote.jp/201001291746252351/
http://43142.diarynote.jp/201301161544336447/
http://43142.diarynote.jp/201403240917556171/
http://43142.diarynote.jp/201509291629428595/ (最後のほう、ロベルト・フォンセカへのインタヴュー)
http://43142.diarynote.jp/201709240952511030/
+ジョン・スコフィールド 「Combo 66」
以下の二組は、<夜の部>の出演。
人気ギタリストのジョン・スコフィールド(1999年5月11日、2001年1月11日、2002年1月24日、2004年3月11日、2006年3月1日、2007年5月10日、2008年10月8日、2009年9月5日、2012年10月10日、2013年10月21日、2015年5月26日)がリーダーシップを取る公演は、ダブル・ベースのヴィセンテ・アーチャー(2007年10月3日、2009年4月13日、2010年7月24日、2012年6月29日、2013年2月2日、2013年6月4日、2016年12月20日、2018年1月3日)、ピアノのジェラルド・クレイトン(2007年9月10日、2008年9月16日、2009年6月7日、2009年9月3日、2011年10月6日、2017年1月18日、2017年6月7日)、ドラムのビル・スチュワート(2012年10月10日、2016年6月4日)を擁してのもの。アコースティック・コンボと言えるもので、「Combo 66」というのはこの4月にレコーディングされ近くリリースされるスコフィールドの新作タイトルだ。
実は、スコフィールドは昨年に、ジャック・ディジョネット(2001年4月30日、2003年8月23日、2007年5月8日、2014年5月22日、2015年9月5日)、ラリー・グラナディアー(1999年12月8日、2009年3月1日)、ジョン・メデスキ(1999年8月15日、2000年8月13日、2001年2月5日、2002年9月7日、2004年1月24日、2007年5月10日、2008年12月16日 、2012年3月2日)という名手4人連名リーダーにて『Hudson』(Motema Music)というアルバムを出していて、それはメンバーのオリジナルとともにボブ・ディラン、ザ・バンド、ジョニ・ミッチェルらのロック曲も取り上げるなど広がりある内容になっていて(グラナディアやメデスキが歌を差し込むものもある)、フェス運営側としては当初そちらを招聘したかったのではないかとも推測するがどうだろう?
でも、派手さはなかったが(当初、スコはけっこう自然な音色のギター音を採用しているなと思えたが、徐々にイフェクトもかけていった)、美味しい伸縮性を持つサウンド総体はなかなか。クレイトンはオルガンを弾く曲もあったが、それはヒラヒラした質感〜当然、従来のオルガンが与えるものとは離れる〜を持つもので興味深かった。
▶過去の、ジョン・スコフィールド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live2.htm 5.11
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-1.htm 1.11
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm 1.24
http://43142.diarynote.jp/200403111821250000/
http://43142.diarynote.jp/200603011148430000/
http://43142.diarynote.jp/200705181809270000/
http://43142.diarynote.jp/200810111558046727/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090905
http://43142.diarynote.jp/201210111837516874/
http://43142.diarynote.jp/201310210730403296/
http://43142.diarynote.jp/201505271549266046/
▶過去の、ヴィセンテ・アーチャー
http://43142.diarynote.jp/200710121727100000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090413
http://43142.diarynote.jp/?day=20100724
http://43142.diarynote.jp/201207031353196616/
http://43142.diarynote.jp/201302041827243806/
http://43142.diarynote.jp/201306060730086224/
http://43142.diarynote.jp/201612211059578863/
https://43142.diarynote.jp/201801042046591963/
▶過去の、ジェラルド・クレイトン
http://43142.diarynote.jp/200709171108570000/
http://43142.diarynote.jp/200809171409066704/
http://43142.diarynote.jp/200906091637138003/
http://43142.diarynote.jp/200909120646397236/
http://43142.diarynote.jp/201110091258307349/
http://43142.diarynote.jp/?day=20170118
http://43142.diarynote.jp/201706081034584863/
▶過去の、ビル・スチュワート
http://43142.diarynote.jp/201210111837516874/
http://43142.diarynote.jp/201606121224129353/
▶過去の、ジャック・ディジョネット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200705181807060000/
http://43142.diarynote.jp/201405231458349566/
http://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
▶︎過去の、ラリー・グラナディアー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/december1999live.htm パット・メセニー
http://43142.diarynote.jp/200903031751323247/
▶︎過去の、ジョン・メデスキ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-8.htm 8月13日
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm 9月7日
http://43142.diarynote.jp/200401240000000000/
http://43142.diarynote.jp/200705181809270000/
http://43142.diarynote.jp/200812281442184528/
http://43142.diarynote.jp/201203062004221304/
+渡辺貞夫オーケストラ
アルト・サックスの渡辺貞夫(2002年12月14日、2003年5月6日、2004年12月17日、2005年12月18日、2006年8月8日、2006年9月3日、2006年10月4日、2007年12月16日、2008年12月14日、2009年7月22日、2009年9月3日、2011年7月4日、2012年6月29日、2012年12月15日、2013年4月1日、2013年7月27日、2013年9月29日、2014年7月8日、2014年10月5日、2014年12月14日、2015年12月12日、2016年7月3日、2016年12月11日、2017年10月8日、2017年12月16日、2018年5月28日)は、ビッグ・バンドにて出演した。
例によってそのまとめ役は多くの曲のアレンジもするトロンボーンの村田陽一(2005年1月7日、2006年1月21日、2010年3月9日、2011年12月20日、2012年9月8日、2014年12月14日、2015年9月27日、2016年12月11日、2017年12月5日、2018年6月8日)がこなす。その構成員は、林正樹(p)、納浩一(b)、 竹村一哲(ds) 、 吉田治 と近藤和彦(as)、 小池修 と今尾敏道(ts) 、山本拓夫(bs)、 辻冬樹 と奥村晃(tb)。 山城純子(b、tb) 、 佐久間勲 / 奥村晶 / 松島啓之 / 二井田ひとみ(tp)であったよう。
自分のオリジナルとともに、ゲイリー・マクファーランドやオリヴァー・ネルソンやコルトレーン曲(アレンジは、60年代前半にバークリー音楽院に言った際に同級生がやったものと紹介)なども披露。とともに、アルト・サックスを吹かず、ディレクションに終始した曲もあった。そのオーケストラ表現の総体は保守的なそれからは一歩離れんとする意思も感じられるもので、それは通常のバンドによるドラマー選択に現れているようにどこか新しいモノ好きの渡辺貞夫らしいと思った。ここは村田の頑張り様にもよるが、定番のビッグ・バンド編成によらないはず・オーケストラに着手するのもアリではないかとぼくは思った。
▶過去の、渡辺貞夫
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm 6日
http://43142.diarynote.jp/20041221210502000
http://43142.diarynote.jp/200512231955480000/
http://43142.diarynote.jp/200608091255180000/
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000/
http://43142.diarynote.jp/200610080946310000/
http://43142.diarynote.jp/200712171350530000/
http://43142.diarynote.jp/200812281440093394/
http://43142.diarynote.jp/200907310048137248/
http://43142.diarynote.jp/200909120646397236/
http://43142.diarynote.jp/201107111008176019/
http://43142.diarynote.jp/201207031353196616/
http://43142.diarynote.jp/201212171647134119/
http://43142.diarynote.jp/201304031026406106/
http://43142.diarynote.jp/201307291053021427/
http://43142.diarynote.jp/201310050701201281/
http://43142.diarynote.jp/201407091243129270/
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http://43142.diarynote.jp/201806130948515941/
<今年の、注文>
去年のこの項で、ステージ前のオーケストラ・ピット部がぽっかり空けられていて上から見ると興ざめすることや、ステージ側から客席にバンバン光が当てられ眩しいのでやめてほしいというようなことを書いたのだが、それについては見事に改めれていた。だが、今年は新たに問題が一つ。プログラムにもHPにも、出演者のパーソネルがあまりのせられていない。ちゃんと出演者の名前がのせられていたのは、R+R=NOW、ハービー・ハンコック、ジョン・スコフィールドぐらい。他の出演者でここで名前を載せているのは、別なところで拾ったものに準じた。過去の東京ジャズのここでの記載を見るともう少しちゃんとパーソネルを記しているので、もっとまっとうに出演者名が報じられていたんじゃないのかなあ。ともあれ、主役に立つ人の名前さえわかればOKという歌謡ショウならともかく、サイドの助演者も重要なジャズの要件なのであり(他のジャンルのパフォーマンスも、ぼくはそう思うけど)、それをないがしろにするというのはいかがなものか。東京ジャズの指針が音楽ファン心を舐める方にシフトしたのか、それともそこらへんの出演者情報を担当する人がああ面倒くせえ誤植が増える危険性を増やすのもナンだしと今回はサボる方向に出たのか。なんにしても、大きな誤り。今年、出し物は充実していたのに残念至極。改めていただきたい。ところで、猛暑の疲れもあり、いろんな国の人が出た野外の無料ステージはあまり見ず。でも盛況だったようだし(ぼくの知人はそちらだけを見にきていた)、それはめでたしめでたし。
+マンハッタン・トランスファー
2014年にリーダーだったティム・ハウザーが亡くなって(代わりに、トゥリスト・カーレスが加入)以降、初のアルバムとなる『The Junction』(BMG、2018年)のオープナーだったハンコック曲が改題された「カンタループ」からスタート。そこでのスキャットをはじめ、シェリル・ベンティーンがソロを取る曲が一番多かったかも。マーヴィン・ウォーレン制作によるその新作はけっこうプラスティックな質感を持つサウンドが採用されているが、実演においてはピアノ/キーボード、ダブル・ベース/エレクトリック・ベース、ドラムの3人が自然な手触りを持つ伴奏をつける。で、この3人がかなり達者。ほう、と膝を叩いた。
さすがは、1970年代以降のジャズ・コーラス・グループの第一人者(2010年3月21日)。エンターテインメント性に留意する、サーヴィス精神に富んだショウは大受け。1階部の客は後半にけっこう立ち上がっていた。いろんな層の聞き手がやってくるジャズ・フェスティヴァルの出演者としてはトップ級に適な人たちだなとも頷く。後半には、やはり新作でやっていた「テキーラ」をよりラテン濃度を高めて披露。この後の出し物との繋がりもばっちり。歌の力量自体は落ちている部分はあるんだろうけど、4人は本当にプロフェッショナルでした。
▶︎過去の、マンハッタン・トランスファー
http://43142.diarynote.jp/201003261222016835/
+オマーラ・ポルトゥオンド from ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブmeets オルケスタ・デ・ラ・ルス (シンガーのノラをはじめ、全11人)featuringロベルト・フォンセカandバルバリート・トーレス、
↑と、フェスの盛り上がりを実感していたら、<昼の部>の二つ目の出演者群への反応はそれ以上だった。ステージに上がったのは、今年2度目の来日となるキューバの至宝的歌手のオマーラ・ポルトゥオンド(2001年2月9日、2012年5月1日、2013年9月7日、2018年3月20日)、一時は中南米制覇をなしとげた日本人サルサ・バンドのオルケスタ・デ・ラ・ルス (シンガーのノラをはじめ、全11人)、ピアニストのロベルト・フォンセカ(2003年10月14日、2010年1月26日、2013年1月12日、2014年3月19日、2017年9月19日)とキューバ人たちだろうベースとドラムと打楽器、ラウー(リュート)のバルバリート・トーレス、さらに日本人男性シンガーも部分加わる。と、書くとなんら平坦な感じになってしまう(?)が、1時間半はやっただろうその出し物は1曲として同じ陣容でやることがなかった!
上に書いた人たちが順列組み合わせ的に異なる顔ぶれのもと演目をこなしていったのだが、よく構成/リハーサルをしたと思うし、本番で進行役をきっちり務めたロベルト・フォンセカには本当に感心した。今ハービー・ハンコックなるものを弾かせたらハンコック当人以上にうまいんじゃないかと推測させる側面も持つ彼は、長身で格好もいいし、ぼくのフォンセカ株は改めて急騰しましたね。で、そうした多様さを通して、ラテン・ミュージックの面白みや親しみやすさや味わい深さ、属性の異なる音楽家たちが重なり合う素敵なんかがすうっと浮かび上がっていたのだから……。良い、フェスとしての出し物でした。あ、あとあれだけ人がいたのに、ちゃんと音が聞こえたなと思った。
▶︎過去の、オマーラ・ポルトゥオンド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-2.htm ブエナ・ビスタ
http://43142.diarynote.jp/201205080621274204/
http://43142.diarynote.jp/201309161507226186/
http://43142.diarynote.jp/201803230853439312/
▶過去の、ロベルト・フォンセカ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-10.htm
http://43142.diarynote.jp/201001291746252351/
http://43142.diarynote.jp/201301161544336447/
http://43142.diarynote.jp/201403240917556171/
http://43142.diarynote.jp/201509291629428595/ (最後のほう、ロベルト・フォンセカへのインタヴュー)
http://43142.diarynote.jp/201709240952511030/
+ジョン・スコフィールド 「Combo 66」
以下の二組は、<夜の部>の出演。
人気ギタリストのジョン・スコフィールド(1999年5月11日、2001年1月11日、2002年1月24日、2004年3月11日、2006年3月1日、2007年5月10日、2008年10月8日、2009年9月5日、2012年10月10日、2013年10月21日、2015年5月26日)がリーダーシップを取る公演は、ダブル・ベースのヴィセンテ・アーチャー(2007年10月3日、2009年4月13日、2010年7月24日、2012年6月29日、2013年2月2日、2013年6月4日、2016年12月20日、2018年1月3日)、ピアノのジェラルド・クレイトン(2007年9月10日、2008年9月16日、2009年6月7日、2009年9月3日、2011年10月6日、2017年1月18日、2017年6月7日)、ドラムのビル・スチュワート(2012年10月10日、2016年6月4日)を擁してのもの。アコースティック・コンボと言えるもので、「Combo 66」というのはこの4月にレコーディングされ近くリリースされるスコフィールドの新作タイトルだ。
実は、スコフィールドは昨年に、ジャック・ディジョネット(2001年4月30日、2003年8月23日、2007年5月8日、2014年5月22日、2015年9月5日)、ラリー・グラナディアー(1999年12月8日、2009年3月1日)、ジョン・メデスキ(1999年8月15日、2000年8月13日、2001年2月5日、2002年9月7日、2004年1月24日、2007年5月10日、2008年12月16日 、2012年3月2日)という名手4人連名リーダーにて『Hudson』(Motema Music)というアルバムを出していて、それはメンバーのオリジナルとともにボブ・ディラン、ザ・バンド、ジョニ・ミッチェルらのロック曲も取り上げるなど広がりある内容になっていて(グラナディアやメデスキが歌を差し込むものもある)、フェス運営側としては当初そちらを招聘したかったのではないかとも推測するがどうだろう?
でも、派手さはなかったが(当初、スコはけっこう自然な音色のギター音を採用しているなと思えたが、徐々にイフェクトもかけていった)、美味しい伸縮性を持つサウンド総体はなかなか。クレイトンはオルガンを弾く曲もあったが、それはヒラヒラした質感〜当然、従来のオルガンが与えるものとは離れる〜を持つもので興味深かった。
▶過去の、ジョン・スコフィールド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live2.htm 5.11
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-1.htm 1.11
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm 1.24
http://43142.diarynote.jp/200403111821250000/
http://43142.diarynote.jp/200603011148430000/
http://43142.diarynote.jp/200705181809270000/
http://43142.diarynote.jp/200810111558046727/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090905
http://43142.diarynote.jp/201210111837516874/
http://43142.diarynote.jp/201310210730403296/
http://43142.diarynote.jp/201505271549266046/
▶過去の、ヴィセンテ・アーチャー
http://43142.diarynote.jp/200710121727100000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090413
http://43142.diarynote.jp/?day=20100724
http://43142.diarynote.jp/201207031353196616/
http://43142.diarynote.jp/201302041827243806/
http://43142.diarynote.jp/201306060730086224/
http://43142.diarynote.jp/201612211059578863/
https://43142.diarynote.jp/201801042046591963/
▶過去の、ジェラルド・クレイトン
http://43142.diarynote.jp/200709171108570000/
http://43142.diarynote.jp/200809171409066704/
http://43142.diarynote.jp/200906091637138003/
http://43142.diarynote.jp/200909120646397236/
http://43142.diarynote.jp/201110091258307349/
http://43142.diarynote.jp/?day=20170118
http://43142.diarynote.jp/201706081034584863/
▶過去の、ビル・スチュワート
http://43142.diarynote.jp/201210111837516874/
http://43142.diarynote.jp/201606121224129353/
▶過去の、ジャック・ディジョネット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200705181807060000/
http://43142.diarynote.jp/201405231458349566/
http://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
▶︎過去の、ラリー・グラナディアー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/december1999live.htm パット・メセニー
http://43142.diarynote.jp/200903031751323247/
▶︎過去の、ジョン・メデスキ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-8.htm 8月13日
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm 9月7日
http://43142.diarynote.jp/200401240000000000/
http://43142.diarynote.jp/200705181809270000/
http://43142.diarynote.jp/200812281442184528/
http://43142.diarynote.jp/201203062004221304/
+渡辺貞夫オーケストラ
アルト・サックスの渡辺貞夫(2002年12月14日、2003年5月6日、2004年12月17日、2005年12月18日、2006年8月8日、2006年9月3日、2006年10月4日、2007年12月16日、2008年12月14日、2009年7月22日、2009年9月3日、2011年7月4日、2012年6月29日、2012年12月15日、2013年4月1日、2013年7月27日、2013年9月29日、2014年7月8日、2014年10月5日、2014年12月14日、2015年12月12日、2016年7月3日、2016年12月11日、2017年10月8日、2017年12月16日、2018年5月28日)は、ビッグ・バンドにて出演した。
例によってそのまとめ役は多くの曲のアレンジもするトロンボーンの村田陽一(2005年1月7日、2006年1月21日、2010年3月9日、2011年12月20日、2012年9月8日、2014年12月14日、2015年9月27日、2016年12月11日、2017年12月5日、2018年6月8日)がこなす。その構成員は、林正樹(p)、納浩一(b)、 竹村一哲(ds) 、 吉田治 と近藤和彦(as)、 小池修 と今尾敏道(ts) 、山本拓夫(bs)、 辻冬樹 と奥村晃(tb)。 山城純子(b、tb) 、 佐久間勲 / 奥村晶 / 松島啓之 / 二井田ひとみ(tp)であったよう。
自分のオリジナルとともに、ゲイリー・マクファーランドやオリヴァー・ネルソンやコルトレーン曲(アレンジは、60年代前半にバークリー音楽院に言った際に同級生がやったものと紹介)なども披露。とともに、アルト・サックスを吹かず、ディレクションに終始した曲もあった。そのオーケストラ表現の総体は保守的なそれからは一歩離れんとする意思も感じられるもので、それは通常のバンドによるドラマー選択に現れているようにどこか新しいモノ好きの渡辺貞夫らしいと思った。ここは村田の頑張り様にもよるが、定番のビッグ・バンド編成によらないはず・オーケストラに着手するのもアリではないかとぼくは思った。
▶過去の、渡辺貞夫
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm 6日
http://43142.diarynote.jp/20041221210502000
http://43142.diarynote.jp/200512231955480000/
http://43142.diarynote.jp/200608091255180000/
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000/
http://43142.diarynote.jp/200610080946310000/
http://43142.diarynote.jp/200712171350530000/
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http://43142.diarynote.jp/201307291053021427/
http://43142.diarynote.jp/201310050701201281/
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http://43142.diarynote.jp/201806130948515941/
<今年の、注文>
去年のこの項で、ステージ前のオーケストラ・ピット部がぽっかり空けられていて上から見ると興ざめすることや、ステージ側から客席にバンバン光が当てられ眩しいのでやめてほしいというようなことを書いたのだが、それについては見事に改めれていた。だが、今年は新たに問題が一つ。プログラムにもHPにも、出演者のパーソネルがあまりのせられていない。ちゃんと出演者の名前がのせられていたのは、R+R=NOW、ハービー・ハンコック、ジョン・スコフィールドぐらい。他の出演者でここで名前を載せているのは、別なところで拾ったものに準じた。過去の東京ジャズのここでの記載を見るともう少しちゃんとパーソネルを記しているので、もっとまっとうに出演者名が報じられていたんじゃないのかなあ。ともあれ、主役に立つ人の名前さえわかればOKという歌謡ショウならともかく、サイドの助演者も重要なジャズの要件なのであり(他のジャンルのパフォーマンスも、ぼくはそう思うけど)、それをないがしろにするというのはいかがなものか。東京ジャズの指針が音楽ファン心を舐める方にシフトしたのか、それともそこらへんの出演者情報を担当する人がああ面倒くせえ誤植が増える危険性を増やすのもナンだしと今回はサボる方向に出たのか。なんにしても、大きな誤り。今年、出し物は充実していたのに残念至極。改めていただきたい。ところで、猛暑の疲れもあり、いろんな国の人が出た野外の無料ステージはあまり見ず。でも盛況だったようだし(ぼくの知人はそちらだけを見にきていた)、それはめでたしめでたし。
タワー・オブ・パワー。エレン・ドーティ
2018年9月4日 音楽 まず、南青山・ブルーノート東京で、良い癖ありまくりの老舗ホワイト・ファンク・バンド(1999年11月4日、2002年8月11日、2004年1月19日、2008年5月18日、2008年5月19日、2010年5月11日、2011年3月10日、2012年9月9日、2014年5月6日、2016年7月10日)を見る。エミリオ・カスティーヨ(テナー・サックス、ヴォーカル)、スティーヴン “ドッグ” クプカ(バリトン・サックス)、デヴィッド・ガリバルディ(ドラム)、トム・ポリッツァー(テナー・サックス。ソロをとったら、バカみたいに上手くて笑うしかなかった)、サル・クラキオーロ(トランペット)、アドルフォ・アコスタ(トランペット)ジェリー・コルテス(ギター)、ロジャー・スミス(キーボード、オルガン、ヴォーカル)、マーク・ヴァン・ヴァーヘニンゲン(ベース)、マーカス・スコット(ヴォーカル)という陣容なり。
彼らは久しぶりのスタジオ録音作『ソウル・サイド・オブ・タウン』(Artistry Music)を今年出したが、このたび過去記憶あるなか一番上等とぼくには思えるパフォーマンスを彼らは披露。驚いたなあ。一つはアップ目中心で、“捨て曲”がぜんぜんなかったこと、そして2年前からリード・シンガーになったメンフィス出身のスコットがよりグループにフィットしいい味を出していたことがあげられるか。演奏もひきしまっていたよなー。いやあ、不滅のバケものグループ。降参でした。
▶過去の、タワー・オブ・パワー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm
http://43142.diarynote.jp/200401190000000000/
http://43142.diarynote.jp/200805201629180000/
http://43142.diarynote.jp/200805201631280000/
http://43142.diarynote.jp/201005121331016518/
http://43142.diarynote.jp/201103171348262145/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120909
http://43142.diarynote.jp/201405071616599721/
http://43142.diarynote.jp/201607111518214717/
その後、代官山・晴れたら空に豆まいて に行き、カナダの自作派シンガーのエレン・ドーティ(2018年2月7日)を見る。彼女は、東京ジャズの野外ステージに出演している。
白人ピアニストと白人ドラマーを従えて、しっとりと歌う。なるほど、今回じっくり接し息遣いが実に丁寧にして、それがいかにスポンテニアスなものかを知り、少し息を飲む。なるほど、これはジャズを知らないと出てこない歌唱であるとも思った。彼女のリーダー作『Come Fall』(Alma)と同様の無駄を削いだ、隙間の効用に最大限留意した二人の男性の伴奏にも大きく頷く。これは、甘いも酸いも知っている大人が、ポップとジャズの間にある綾のようなものを我が道を行く感覚とともに見事に出している。1曲、ドラマーとのデュエット曲もあり。これ(「フェイヴァリット・スウィーター」という曲か?)、おそらく2018年のベスト・デュエット曲になると勝手に認定した。
最後に、この晩先に出た市川愛(2018年5月13日)が出てきて、2曲二人で歌う。レナード・コーエンの「ハレルヤ」とモータウン曲「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」(だったっけ? もう忘れていて自信がない、そのあと、いっぱい飲んじゃったもので、、、、)。その際、市川のサポート陣だろう日本人ギタリストとベーシストも無理なく重なった。
▶︎過去の、市川愛
http://43142.diarynote.jp/201805150750157494/
<今日の、忘れモノ>
ライヴを見る前に購入したプリンターのトナーをブルーノートのクロークに預け、そのままピックアップするのを忘れる。どおりで、その後身が軽かったはずだ。しかし、この夏場とっても暑いなか細い忘れ物とかはいくつかしたが、大事はなくてよかった。取材の日時を間違えることもなかったし、受けた原稿仕事をうっかりということもなかったし。まあ、個人的にはオーライということにしておこう。
彼らは久しぶりのスタジオ録音作『ソウル・サイド・オブ・タウン』(Artistry Music)を今年出したが、このたび過去記憶あるなか一番上等とぼくには思えるパフォーマンスを彼らは披露。驚いたなあ。一つはアップ目中心で、“捨て曲”がぜんぜんなかったこと、そして2年前からリード・シンガーになったメンフィス出身のスコットがよりグループにフィットしいい味を出していたことがあげられるか。演奏もひきしまっていたよなー。いやあ、不滅のバケものグループ。降参でした。
▶過去の、タワー・オブ・パワー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm
http://43142.diarynote.jp/200401190000000000/
http://43142.diarynote.jp/200805201629180000/
http://43142.diarynote.jp/200805201631280000/
http://43142.diarynote.jp/201005121331016518/
http://43142.diarynote.jp/201103171348262145/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120909
http://43142.diarynote.jp/201405071616599721/
http://43142.diarynote.jp/201607111518214717/
その後、代官山・晴れたら空に豆まいて に行き、カナダの自作派シンガーのエレン・ドーティ(2018年2月7日)を見る。彼女は、東京ジャズの野外ステージに出演している。
白人ピアニストと白人ドラマーを従えて、しっとりと歌う。なるほど、今回じっくり接し息遣いが実に丁寧にして、それがいかにスポンテニアスなものかを知り、少し息を飲む。なるほど、これはジャズを知らないと出てこない歌唱であるとも思った。彼女のリーダー作『Come Fall』(Alma)と同様の無駄を削いだ、隙間の効用に最大限留意した二人の男性の伴奏にも大きく頷く。これは、甘いも酸いも知っている大人が、ポップとジャズの間にある綾のようなものを我が道を行く感覚とともに見事に出している。1曲、ドラマーとのデュエット曲もあり。これ(「フェイヴァリット・スウィーター」という曲か?)、おそらく2018年のベスト・デュエット曲になると勝手に認定した。
最後に、この晩先に出た市川愛(2018年5月13日)が出てきて、2曲二人で歌う。レナード・コーエンの「ハレルヤ」とモータウン曲「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」(だったっけ? もう忘れていて自信がない、そのあと、いっぱい飲んじゃったもので、、、、)。その際、市川のサポート陣だろう日本人ギタリストとベーシストも無理なく重なった。
▶︎過去の、市川愛
http://43142.diarynote.jp/201805150750157494/
<今日の、忘れモノ>
ライヴを見る前に購入したプリンターのトナーをブルーノートのクロークに預け、そのままピックアップするのを忘れる。どおりで、その後身が軽かったはずだ。しかし、この夏場とっても暑いなか細い忘れ物とかはいくつかしたが、大事はなくてよかった。取材の日時を間違えることもなかったし、受けた原稿仕事をうっかりということもなかったし。まあ、個人的にはオーライということにしておこう。
コートニー・パイン・ウィズ・オマー。スティーヴ・ガッド
2018年9月6日 音楽 英国No.1リード奏者であるコートニー・パイン(2000年5月30日、2001年3月12日、2003年10月31日、2004年9月26日、2012年12月17日、2013年11月13日、2015年1月15日)の今回の来日公演は、なんと28年前のデビュー時にUKのステーヴィー・ワンダー(2005年11月3日、2010年8月8日、2012年3月5日)的逸材になるになると各所から大絶賛を受けたオマー(2001年3月25日、2004年6月28日、2006年2月5日)を擁してのもの。しかも、オマーは途中から加わるのかと思ったら、最初から最後までずっとステージにいて、へ〜え。オマーあんまし年取っている感じがなかった。あ、それは腰の辺までブレイズの髪を伸ばしていたパインも同様か。
バンドはパインのもの。今回、ギターレスで毎度同行していたキャメロン・ピエールは欠席だが、ヴィダル・モンゴメリー(電気スタンダップ・ベース)とロバート・フォージョー(ドラム)というリズム・セクションはいつもの面々。そして、今回は4ヒーローとも繋がりを持つロバート・ミッチェル(ピアノ、キーボード)が一緒にやってきた。
多くの曲は、オマーをコートニー・パイン・バンドがサポートするというのり。パインはテナー・サックスだけでなくベース・フルートやウィンド・シンセサイザー(オマー曲に合わせてか、それを手にする頻度は過去一番高かった)も吹く。しなやかに躍動するようなポップ・ソウル曲を歌うオマーはやはり才人だよな。彼はおなじみのヘアー・スタイルに、赤色のジャケットと靴を身につける。
そして、2曲だけがインスト曲で、その際はパインはテナーで延々とソロをとる。イエイ。やはり、いいインプロヴァイザー! オマーはシェイカーやタンバリンを手にしていた。パイン主導による最後の客とのコール&レスポンスも無駄なく、実に適切。パインやオマーのことを知らなくても洋楽リスナーだったら、多くの人は大きな満足感を得るライヴではなかったのかと思う。最後の曲は、ハービー・ハンコックの「バタフライ」の歌詞付きヴァージョン。
▶過去の、コートニー・パイン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-5.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-10.htm
http://43142.diarynote.jp/200409280755420000/
http://43142.diarynote.jp/201212190844487864/
http://43142.diarynote.jp/201311161308131454/
http://43142.diarynote.jp/201501161004061742/
▶過去の、オマー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-3.htm
http://43142.diarynote.jp/200602081122350000/
http://43142.diarynote.jp/200406281801320000/
▶過去の、スティーヴィー・ワンダー
http://43142.diarynote.jp/200511130015240000/
http://43142.diarynote.jp/201008261618276388/
http://43142.diarynote.jp/201203062006429595/
そのあとは、南青山・ブルーノート東京でまったく力量が衰えていない化け物ドラマー(2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9月3日、2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9月3日、2016年2月19日、2016年12月6日、2017年6月12日)のリーダー・グループを見る。
マイケル・ランドウ(ギター)、ケヴィン・ヘイズ(キーボード)、ジミー・ジョンソン(ベース)、ウォルト・ファウラー(フリューゲルホーン、トランペット)という、おなじみのワーキング・バンドで、皆んなで和気藹々。基本、ミディアム・テンポ以下の曲(ジョミー・ジョンソンやケヴィン・ヘイズの曲と紹介されるものが多かったか)なんだが、どっちかというとアッパーな曲にひかれるぼくもおおいにいい味出しているなあと寛ぎつつ引き込まれる。変な説明になるが、各人の技量と妙味が無理なく重なるそのバンド・サウンドは、ぼくが嫌うところのフュージョン味が皆無なんだよなあ。かといって、やはり純粋なジャズではないし……とか、演奏に浸りつつ、ぼくは余計なことをちらり考えてしまった。
しかし、御大ただ今73歳。髪の毛もふさふさしているし、本当に元気だ。また、ここ数年でマジ、来日回数が増えているしなあ。もう、ひとつひとつのスティックや足さばきが雄弁にして、活きまくり。近年、こんなにガッド好きになろうとは思いもよりませんでした。
▶過去の、スティーヴ・ガッド
http://43142.diarynote.jp/200402051855170000/
http://43142.diarynote.jp/201012051903113851/
http://43142.diarynote.jp/201212101904379741/
http://43142.diarynote.jp/201312171510083393/
http://43142.diarynote.jp/201410220711345595/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160219
http://43142.diarynote.jp/201612091513593556/
http://43142.diarynote.jp/201706130913351348/
<今日の、人気者>
隣に座っていたのは、韓国から来ていた若い女の子ふたり。あれ、ブルーノート・ソウルってなかったけと聞いたら、ないそう。とても悲しそうだった。あったことなかったか? 彼女たち、まじスティーヴ・ガッドを見に来たようで、やんやの喝采を送っていた。そんなビッグ・Sはこのまま日本にいて、20日すぎからの桑原あいのツアーにウィル・リーとのコンビで加わる。そちらでは彼、ブラシを多用するはず。
バンドはパインのもの。今回、ギターレスで毎度同行していたキャメロン・ピエールは欠席だが、ヴィダル・モンゴメリー(電気スタンダップ・ベース)とロバート・フォージョー(ドラム)というリズム・セクションはいつもの面々。そして、今回は4ヒーローとも繋がりを持つロバート・ミッチェル(ピアノ、キーボード)が一緒にやってきた。
多くの曲は、オマーをコートニー・パイン・バンドがサポートするというのり。パインはテナー・サックスだけでなくベース・フルートやウィンド・シンセサイザー(オマー曲に合わせてか、それを手にする頻度は過去一番高かった)も吹く。しなやかに躍動するようなポップ・ソウル曲を歌うオマーはやはり才人だよな。彼はおなじみのヘアー・スタイルに、赤色のジャケットと靴を身につける。
そして、2曲だけがインスト曲で、その際はパインはテナーで延々とソロをとる。イエイ。やはり、いいインプロヴァイザー! オマーはシェイカーやタンバリンを手にしていた。パイン主導による最後の客とのコール&レスポンスも無駄なく、実に適切。パインやオマーのことを知らなくても洋楽リスナーだったら、多くの人は大きな満足感を得るライヴではなかったのかと思う。最後の曲は、ハービー・ハンコックの「バタフライ」の歌詞付きヴァージョン。
▶過去の、コートニー・パイン
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http://43142.diarynote.jp/201212190844487864/
http://43142.diarynote.jp/201311161308131454/
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▶過去の、オマー
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▶過去の、スティーヴィー・ワンダー
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そのあとは、南青山・ブルーノート東京でまったく力量が衰えていない化け物ドラマー(2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9月3日、2004年1月27日、2010年12月1日、2012年11月26日、2013年9月3日、2016年2月19日、2016年12月6日、2017年6月12日)のリーダー・グループを見る。
マイケル・ランドウ(ギター)、ケヴィン・ヘイズ(キーボード)、ジミー・ジョンソン(ベース)、ウォルト・ファウラー(フリューゲルホーン、トランペット)という、おなじみのワーキング・バンドで、皆んなで和気藹々。基本、ミディアム・テンポ以下の曲(ジョミー・ジョンソンやケヴィン・ヘイズの曲と紹介されるものが多かったか)なんだが、どっちかというとアッパーな曲にひかれるぼくもおおいにいい味出しているなあと寛ぎつつ引き込まれる。変な説明になるが、各人の技量と妙味が無理なく重なるそのバンド・サウンドは、ぼくが嫌うところのフュージョン味が皆無なんだよなあ。かといって、やはり純粋なジャズではないし……とか、演奏に浸りつつ、ぼくは余計なことをちらり考えてしまった。
しかし、御大ただ今73歳。髪の毛もふさふさしているし、本当に元気だ。また、ここ数年でマジ、来日回数が増えているしなあ。もう、ひとつひとつのスティックや足さばきが雄弁にして、活きまくり。近年、こんなにガッド好きになろうとは思いもよりませんでした。
▶過去の、スティーヴ・ガッド
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<今日の、人気者>
隣に座っていたのは、韓国から来ていた若い女の子ふたり。あれ、ブルーノート・ソウルってなかったけと聞いたら、ないそう。とても悲しそうだった。あったことなかったか? 彼女たち、まじスティーヴ・ガッドを見に来たようで、やんやの喝采を送っていた。そんなビッグ・Sはこのまま日本にいて、20日すぎからの桑原あいのツアーにウィル・リーとのコンビで加わる。そちらでは彼、ブラシを多用するはず。
ラウル・ミドン。FORESTS(森林)
2018年9月7日 音楽 まず、六本木・ビルボードライブ東京でラウル・ミドン(2003年7月20日、2005年10月24日、2007年9月1日、2007年11月26日、2009年10月8日、2011年9月2日、2013年12月2日、2014年12月11日、2017年4月4日)の公演を見る。今回は、久しぶりにソロによるパフォーマンスとなる。基本、彼は立ってパフォーマンスをしたが、かつてソロでやる際は座っていなかったか。
アコースティック・ギターをパーカッシヴに弾きながら、歌う。ときにボンゴも叩いたりもしつつ、声を踊らせる(あ、そういえば、アル・ジャロウ〜2003年3月13日、2012年3月2日、2014年11月19日〜・トリビュート作を作りたいそう。ギター・インスト作とか、いくつもやりたいことはあるようだが)。一時期ほどは、トランペットの口真似はしなくなったかな。わりと淡々と曲をこなしていく感じもありちょうど1時間ぐらいの尺のショウになるのかと思ったら、結果的にはアンコールを含めると80分越えぐらいやったのではないか。
サプライズもあり。まず、中盤で1曲、彼はピアノ弾き語りを披露した。これまで何度も彼を見て来ているが、鍵盤を抑える姿に触れるの初めてだ。彼の新作は蘭メトロポール・オーケストラを起用した大掛かり盤なのだが、彼はそのストリングスが入ったトラックを流し、ギターを弾き歌うものも2曲。この際、彼は座っており、その音出しも彼がやったはずだが、全然わからなかった。さすが、機材オタクにして、スタジオ籠もり大好き人間。そんな彼の自宅スタジオはメリーランドにある。
▶︎過去の、ラウル・ミドン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-7.htm ルイ・ヴェガ
http://43142.diarynote.jp/200511130010390000/
http://43142.diarynote.jp/200709041842400000/
http://43142.diarynote.jp/200711290931440000/
http://43142.diarynote.jp/200910140952248669/
http://43142.diarynote.jp/201109121438367147/
http://43142.diarynote.jp/201312171132096072/
http://43142.diarynote.jp/201412251103164767/
http://43142.diarynote.jp/201704071410522354/
▶過去の、アル・ジャロウ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm
http://43142.diarynote.jp/201203062004221304/
http://43142.diarynote.jp/201411201009066886/
その後、青山・月見る君想フに向かい、アンダーグラウンドな位置にいるらしい、台湾のFORESTS(森林)というバンドを見る。対バンはヤセイ・コレクティヴ(2013年8月22日)だったが、それには間に合わなかった。
ヴォイスとエレクトロニクスのJON、ベースの KUO、ドラムの ZLからなるトリオ。一切照明を当てず、それはニュー・ウェイヴ期のバンドを思い出させる。背後にモノクロの抽象的な映像が映される中、彼らは超然と演奏。その様を聞き、ぼくがまず思い出したのはスロビング・グリッスルとかPILとか。彼らの場合、プリセット音も併用しつつ(ドラムの音もイフェクトがかけられメタリックな響きをとり、ベースはずぼずぼな音を出す)、悪意や棘の記号を埋め込んだインダストリアル調サウンドを送り出す。音圧あり、曲は長め。呪文のような肉声は何語なのかまったく分からなかったが、堂に入り、はまっている。すでに何度か来日しているとも聞いたが、おやじにとってはどこか懐かしくも、心地よい出音のバンドだった。聞きながら体が揺れ、お酒も美味しく飲めた。
▶︎過去の、ヤセイ・コレクティヴ
http://43142.diarynote.jp/201308251333326263/
<昨日の、ほほえましい話>
昨日の夕方、ラウル・ミドンにインタヴューをした。右手の人差し指、中指、薬指の爪はきれいにマニュキアされていた。
先にふれているように、ミドンの新作『イフ・ユー・リアリー・ウォント』は、ヴィンス・メンドーサ指揮/共同制作のメトロポール・オーケストラを起用した大掛かり盤。それは、昨年作『バッド・アス・アンド・ブラインド』(マック・アヴェニュー)よりも前、2014年にオランダで録音した材料を磨いたものだ。きけば、奥さんにオーケストラ作を出している人がいろいろいるのに、あなたはどうして出さないのと言われ、それまでもやりたいという思いは持っていたものの、資金の面とかで無理だと彼は思っていたんだとか。が、それで一念発起、CD を出すレーベルのあてもないまま突っ走り録音にこぎつけ、マック・アヴェニューが認めてここに商品化されるのだという。同作には、挾間美帆(2014年7月10日、2015年10月15日、2016年10月28日、2017年9月3日、2017年10月27日、2018年2月8日)がアレンジしている曲も1曲おさめられる。
ところで、彼が身につけるハンチング、Tシャツ、ジャケット的にはおるシャツと、色あいや模様の統一性がとられていて、何気に趣味が良い。そこで、これらを選んでいるのは奥さんですかと尋ねると、うれしそうに頷く。彼はまったく格好に無頓着であったそうだが、3度目のデートのときに彼女が服を選んでくれ、後日その衣服を来て行ったら仲間たちが絶賛。それで、ミドンはその女性と結婚することを決めたそう。
▶過去の、挾間美帆
http://43142.diarynote.jp/201407111305232157/
http://43142.diarynote.jp/201510181000334516/
http://43142.diarynote.jp/201610311054183284/
http://43142.diarynote.jp/201709101639096076/
http://43142.diarynote.jp/201711020707155260/
http://43142.diarynote.jp/201802091845433242/
アコースティック・ギターをパーカッシヴに弾きながら、歌う。ときにボンゴも叩いたりもしつつ、声を踊らせる(あ、そういえば、アル・ジャロウ〜2003年3月13日、2012年3月2日、2014年11月19日〜・トリビュート作を作りたいそう。ギター・インスト作とか、いくつもやりたいことはあるようだが)。一時期ほどは、トランペットの口真似はしなくなったかな。わりと淡々と曲をこなしていく感じもありちょうど1時間ぐらいの尺のショウになるのかと思ったら、結果的にはアンコールを含めると80分越えぐらいやったのではないか。
サプライズもあり。まず、中盤で1曲、彼はピアノ弾き語りを披露した。これまで何度も彼を見て来ているが、鍵盤を抑える姿に触れるの初めてだ。彼の新作は蘭メトロポール・オーケストラを起用した大掛かり盤なのだが、彼はそのストリングスが入ったトラックを流し、ギターを弾き歌うものも2曲。この際、彼は座っており、その音出しも彼がやったはずだが、全然わからなかった。さすが、機材オタクにして、スタジオ籠もり大好き人間。そんな彼の自宅スタジオはメリーランドにある。
▶︎過去の、ラウル・ミドン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-7.htm ルイ・ヴェガ
http://43142.diarynote.jp/200511130010390000/
http://43142.diarynote.jp/200709041842400000/
http://43142.diarynote.jp/200711290931440000/
http://43142.diarynote.jp/200910140952248669/
http://43142.diarynote.jp/201109121438367147/
http://43142.diarynote.jp/201312171132096072/
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http://43142.diarynote.jp/201704071410522354/
▶過去の、アル・ジャロウ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm
http://43142.diarynote.jp/201203062004221304/
http://43142.diarynote.jp/201411201009066886/
その後、青山・月見る君想フに向かい、アンダーグラウンドな位置にいるらしい、台湾のFORESTS(森林)というバンドを見る。対バンはヤセイ・コレクティヴ(2013年8月22日)だったが、それには間に合わなかった。
ヴォイスとエレクトロニクスのJON、ベースの KUO、ドラムの ZLからなるトリオ。一切照明を当てず、それはニュー・ウェイヴ期のバンドを思い出させる。背後にモノクロの抽象的な映像が映される中、彼らは超然と演奏。その様を聞き、ぼくがまず思い出したのはスロビング・グリッスルとかPILとか。彼らの場合、プリセット音も併用しつつ(ドラムの音もイフェクトがかけられメタリックな響きをとり、ベースはずぼずぼな音を出す)、悪意や棘の記号を埋め込んだインダストリアル調サウンドを送り出す。音圧あり、曲は長め。呪文のような肉声は何語なのかまったく分からなかったが、堂に入り、はまっている。すでに何度か来日しているとも聞いたが、おやじにとってはどこか懐かしくも、心地よい出音のバンドだった。聞きながら体が揺れ、お酒も美味しく飲めた。
▶︎過去の、ヤセイ・コレクティヴ
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<昨日の、ほほえましい話>
昨日の夕方、ラウル・ミドンにインタヴューをした。右手の人差し指、中指、薬指の爪はきれいにマニュキアされていた。
先にふれているように、ミドンの新作『イフ・ユー・リアリー・ウォント』は、ヴィンス・メンドーサ指揮/共同制作のメトロポール・オーケストラを起用した大掛かり盤。それは、昨年作『バッド・アス・アンド・ブラインド』(マック・アヴェニュー)よりも前、2014年にオランダで録音した材料を磨いたものだ。きけば、奥さんにオーケストラ作を出している人がいろいろいるのに、あなたはどうして出さないのと言われ、それまでもやりたいという思いは持っていたものの、資金の面とかで無理だと彼は思っていたんだとか。が、それで一念発起、CD を出すレーベルのあてもないまま突っ走り録音にこぎつけ、マック・アヴェニューが認めてここに商品化されるのだという。同作には、挾間美帆(2014年7月10日、2015年10月15日、2016年10月28日、2017年9月3日、2017年10月27日、2018年2月8日)がアレンジしている曲も1曲おさめられる。
ところで、彼が身につけるハンチング、Tシャツ、ジャケット的にはおるシャツと、色あいや模様の統一性がとられていて、何気に趣味が良い。そこで、これらを選んでいるのは奥さんですかと尋ねると、うれしそうに頷く。彼はまったく格好に無頓着であったそうだが、3度目のデートのときに彼女が服を選んでくれ、後日その衣服を来て行ったら仲間たちが絶賛。それで、ミドンはその女性と結婚することを決めたそう。
▶過去の、挾間美帆
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ヨッケン・リュッカート・カルテット。ザ・インプレッションズ
2018年9月11日 音楽 1975年ケルン生まれで、 1990年代半ばからNYに居住するドラマーのヨッケン・リュッカート(2008年11月22日)のライヴを、丸の内・コットンクラブで見る。テナー・サックスのマーク・ターナー(2015年6月23日、2017年4月18日)、ギターのマイク・モレーノ(2008年11月22日、2013年9月11日、2015年11月10日、2016年2月3日、2017年1月23日) 、ベースのオーランド・レ・フレミング(2012年3月12日、2014年3月4日、2015年4月28日)を擁してのもので、それは2016年にリリースした独盤『Charm Offensive』(Pirouet) と同じ陣容となる。サイドの面々は皆譜面台をおいていたので、この東京公演のために結集したのではないかな。
1998年独リップスティック発リーダー作のジャケット写真とは全く別人といった感んじのヤレたおじさん風体のリュッカートはかつてNYのクロスオーヴァー・グループのワックス・ポエティックで叩いていたこともあったが、その叩き口はジャズ。持ち方もレギュラー・グリップで、4ビートのりを芯に起きつつしなやかに立ちを表出していく様は確か。彼はシンプルなカノウプスのセットを細心のスティックさばきのもと扱い、揺れを広げる。何気にハイハットは叩かず、足のみの操作に頼る場合が多く、またキック・ドラムも力を抜きつつけっこう連打する。ほとんど有名人のアルバムに参加していないのは謎だが、ショウが終わったあとに彼のドラム・セットを撮影しにいく入場者が散見されたのは、リュッカートの確かな演奏を語ってあまりある。サイド・マンは彼が作る土台で、淡々と少し根暗でもある〜それはなんとなく今様であるとも思わせる〜曲演奏を繰り広げた。そして、その奥にはリーダーに対する真心があったと感じた。
▶︎過去の、ヨッケン・リュッカート
http://43142.diarynote.jp/200811241224271906/
▶︎過去の、マーク・ターナー
http://43142.diarynote.jp/201506251047401015/
http://43142.diarynote.jp/201704200801169451/
▶過去の、マイク・モレーノ
http://43142.diarynote.jp/?day=20081122
http://43142.diarynote.jp/?day=20130911
http://43142.diarynote.jp/?day=20151110
http://43142.diarynote.jp/?day=20160203
http://43142.diarynote.jp/201701240949045953/
▶過去の、オーランド・レ・フレミング
http://43142.diarynote.jp/201403051230433466/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120312
http://43142.diarynote.jp/201504291258084057/
続いて、ジェリー・バトラーやカーティス・メイフィールドが在籍もしたシカゴの名コーラス・グループを、六本木・ビルボードライブ東京で見る。オリジナルのサム・グッデンや最初期だけいたジェリー・バトラーが脱退したころにグループ入りしたフレッド・キャッシュがいれば、OKだよなあ。実際、ばしっとスーツで固めた彼らは年輪ありで、かなり格好いい! ファルセットで主ヴォーカルのジャーメイン・ピュリフォリーは ここのところ老人二人にくわわったようだが、30代に見える。で、好漢ぽい。
伴奏陣は、トランペットのジョー・ヘレラ、トロンボーンのレジー・ペース、テナー・サックスのマット・リップトー、キーボードのビル・デンプシー、ギターのザック・カトラー、ベースのエリオット・セッパ、ドラムのマーティー・ブシャールからなるなる7人。彼らもちゃんとした格好をし、最初の音がでたときはいい音だと思ったら、徐々に聞いていくうちに並の力量であると了解。アフリカ系奏者は、トロンボーン奏者だけだった。
カーティス・メイフィールドの名声、財産によりかかった実演。途中ヴォーカルの3人が退き、「シャフトのテーマ」ほかメイフィールド曲メドレーをバンドだけでするときもあり。でも、それもよろしいんじゃないでしょうか。実際、メイフィールドあってのグループであったわけだし、普通にザ・インプレッションズ をしようとしても彼のもやもやは出てきてしまうだろう。それに、ぼくはグッデンとキャッシュの円満な様、サイド・ヴォーカルの彼らが導くソウル・ショウ流儀におおいに魅了されてしまったもの。ソウル好きで良かった! そうも、しっかり思いました。
<今日の、認知>
10月に出るヨーコ・オノ(2009年1月21日)の新作『ウォーゾーン』の音がソニーから届いた。各曲、ギンギンの社会的メッセージだらけの曲が並んでいるナと思ったら、1970〜2009年の間に出した曲のリメイク集だという。歌詞をきわだたせるためもあってか、伴奏は音数少なめの余韻重視のものがつけられているが、パンク・メッセージ音楽表出に力を今入れている(?)マーク・リーボウ(2001年1月19日、2008年8月3日、2008年12月14日、2009年12月13日、2010年12月12日、2011年8月4日、2014年7月28日、2017年5月18日、2018年7月24日)も録音には参加している。その新作の原盤はショーン・レノン(2009年1月21日、2014年10月31日)のキメラ・ミュージックからだが、息子のショーンは音作りには直接は関与していないよう。共同プロデューサーを務め主伴奏音を作っているのは、1981年生まれのトーマス・バートレット(←追記。この後、彼はノラ・ジョーンズの制作にも関わるようになった)。今年出たニコ・マーリーとの共同名義作『Peter Pearts:Balinese Ceremonial Music』(Nonesuch)を出している(今年のベスト10候補になるかと、ぼくは考えている)彼はダヴマンという個人プロジェクトで作品を出すほか、本田ユカ(2009年1月21日、2014年3月31日、2014年8月14日)、サム・アミドン、ザ・ナショナル、デイヴィッド・バーン(2009年1月27日)、ベベウ・ジルベルト(2014年11月28日)、マーサ・ウェインライト(2015年1月16日)、ザ・マグネティック・フィールズ、クリス・シーリー(2016年8月4日)、エド・シーラン(2014年8月8日)、ライ(2015年3月30日)など様々な人たちのアルバムに鍵盤奏者やプロデューサーとして関与している腕利き。本田流れだろう、過去のヨーコ作にも彼は一部関与していた。ボーナス曲として、ヨーコがきっぱり歌う「イマジン」も収録される。ところで、彼女は今、85歳。そんな彼女が今とっても危機感を持っている作品を出し、そうさせる現況が辛い。ちなみに、渡辺貞夫(2002年12月14日、2003年5月6日、2004年12月17日、2005年12月18日、2006年8月8日、2006年9月3日、2006年10月4日、2007年12月16日、2008年12月14日、2009年7月22日、2009年9月3日、2011年7月4日、2012年6月29日、2012年12月15日、2013年4月1日、2013年7月27日、2013年9月29日、2014年7月8日、2014年10月5日、2014年12月14日、2015年12月12日、2016年7月3日、2016年12月11日、2017年10月8日、2017年12月16日、2018年5月28日、2018年9月2日)と小野洋子はともに、1933年2月の生まれ。また、ヨーコの最初の旦那である作曲家の一柳慧も同じだ。
▶過去の、ヨーコ・オノ
http://43142.diarynote.jp/200901221504141906/
▶過去の、マーク・リーボウ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-1.htm
http://43142.diarynote.jp/200808090220110000/
http://43142.diarynote.jp/200812281440093394/
http://43142.diarynote.jp/201001051622194305/
http://43142.diarynote.jp/201012131714372906/
http://43142.diarynote.jp/201108101630438805/
http://43142.diarynote.jp/201408051026553769/
http://43142.diarynote.jp/201705191100017980/
http://43142.diarynote.jp/201807260047172162/
▶過去の、ショーン・レノン
http://43142.diarynote.jp/200901221504141906/
http://43142.diarynote.jp/201105282358273180/ インタヴュー抜粋
http://43142.diarynote.jp/201411101736494912/
▶過去の、本田ユカ
http://43142.diarynote.jp/200901221504141906/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140331
http://43142.diarynote.jp/201408161131356136/
▶︎過去の、デイヴィッド・バーン
http://43142.diarynote.jp/200901281359552953/
▶過去の、ジョアン・ジルベルト
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-9.htm
▶︎過去の、マーサ・ウェインライト
http://43142.diarynote.jp/201501171416468012/
▶過去の、クリス・シーリー/パンチ・ブラザース
http://43142.diarynote.jp/?day=20160804
▶︎過去の、エド・シーラン
http://43142.diarynote.jp/201408111158311684/
▶︎過去の、ライ
http://43142.diarynote.jp/201504041110546971/
▶過去の、渡辺貞夫
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm 6日
http://43142.diarynote.jp/20041221210502000
http://43142.diarynote.jp/200512231955480000/
http://43142.diarynote.jp/200608091255180000/
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000/
http://43142.diarynote.jp/200610080946310000/
http://43142.diarynote.jp/200712171350530000/
http://43142.diarynote.jp/200812281440093394/
http://43142.diarynote.jp/200907310048137248/
http://43142.diarynote.jp/200909120646397236/
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http://43142.diarynote.jp/201307291053021427/
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http://43142.diarynote.jp/201710121700178187/
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http://43142.diarynote.jp/201809071509481583/
1998年独リップスティック発リーダー作のジャケット写真とは全く別人といった感んじのヤレたおじさん風体のリュッカートはかつてNYのクロスオーヴァー・グループのワックス・ポエティックで叩いていたこともあったが、その叩き口はジャズ。持ち方もレギュラー・グリップで、4ビートのりを芯に起きつつしなやかに立ちを表出していく様は確か。彼はシンプルなカノウプスのセットを細心のスティックさばきのもと扱い、揺れを広げる。何気にハイハットは叩かず、足のみの操作に頼る場合が多く、またキック・ドラムも力を抜きつつけっこう連打する。ほとんど有名人のアルバムに参加していないのは謎だが、ショウが終わったあとに彼のドラム・セットを撮影しにいく入場者が散見されたのは、リュッカートの確かな演奏を語ってあまりある。サイド・マンは彼が作る土台で、淡々と少し根暗でもある〜それはなんとなく今様であるとも思わせる〜曲演奏を繰り広げた。そして、その奥にはリーダーに対する真心があったと感じた。
▶︎過去の、ヨッケン・リュッカート
http://43142.diarynote.jp/200811241224271906/
▶︎過去の、マーク・ターナー
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http://43142.diarynote.jp/201704200801169451/
▶過去の、マイク・モレーノ
http://43142.diarynote.jp/?day=20081122
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▶過去の、オーランド・レ・フレミング
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続いて、ジェリー・バトラーやカーティス・メイフィールドが在籍もしたシカゴの名コーラス・グループを、六本木・ビルボードライブ東京で見る。オリジナルのサム・グッデンや最初期だけいたジェリー・バトラーが脱退したころにグループ入りしたフレッド・キャッシュがいれば、OKだよなあ。実際、ばしっとスーツで固めた彼らは年輪ありで、かなり格好いい! ファルセットで主ヴォーカルのジャーメイン・ピュリフォリーは ここのところ老人二人にくわわったようだが、30代に見える。で、好漢ぽい。
伴奏陣は、トランペットのジョー・ヘレラ、トロンボーンのレジー・ペース、テナー・サックスのマット・リップトー、キーボードのビル・デンプシー、ギターのザック・カトラー、ベースのエリオット・セッパ、ドラムのマーティー・ブシャールからなるなる7人。彼らもちゃんとした格好をし、最初の音がでたときはいい音だと思ったら、徐々に聞いていくうちに並の力量であると了解。アフリカ系奏者は、トロンボーン奏者だけだった。
カーティス・メイフィールドの名声、財産によりかかった実演。途中ヴォーカルの3人が退き、「シャフトのテーマ」ほかメイフィールド曲メドレーをバンドだけでするときもあり。でも、それもよろしいんじゃないでしょうか。実際、メイフィールドあってのグループであったわけだし、普通にザ・インプレッションズ をしようとしても彼のもやもやは出てきてしまうだろう。それに、ぼくはグッデンとキャッシュの円満な様、サイド・ヴォーカルの彼らが導くソウル・ショウ流儀におおいに魅了されてしまったもの。ソウル好きで良かった! そうも、しっかり思いました。
<今日の、認知>
10月に出るヨーコ・オノ(2009年1月21日)の新作『ウォーゾーン』の音がソニーから届いた。各曲、ギンギンの社会的メッセージだらけの曲が並んでいるナと思ったら、1970〜2009年の間に出した曲のリメイク集だという。歌詞をきわだたせるためもあってか、伴奏は音数少なめの余韻重視のものがつけられているが、パンク・メッセージ音楽表出に力を今入れている(?)マーク・リーボウ(2001年1月19日、2008年8月3日、2008年12月14日、2009年12月13日、2010年12月12日、2011年8月4日、2014年7月28日、2017年5月18日、2018年7月24日)も録音には参加している。その新作の原盤はショーン・レノン(2009年1月21日、2014年10月31日)のキメラ・ミュージックからだが、息子のショーンは音作りには直接は関与していないよう。共同プロデューサーを務め主伴奏音を作っているのは、1981年生まれのトーマス・バートレット(←追記。この後、彼はノラ・ジョーンズの制作にも関わるようになった)。今年出たニコ・マーリーとの共同名義作『Peter Pearts:Balinese Ceremonial Music』(Nonesuch)を出している(今年のベスト10候補になるかと、ぼくは考えている)彼はダヴマンという個人プロジェクトで作品を出すほか、本田ユカ(2009年1月21日、2014年3月31日、2014年8月14日)、サム・アミドン、ザ・ナショナル、デイヴィッド・バーン(2009年1月27日)、ベベウ・ジルベルト(2014年11月28日)、マーサ・ウェインライト(2015年1月16日)、ザ・マグネティック・フィールズ、クリス・シーリー(2016年8月4日)、エド・シーラン(2014年8月8日)、ライ(2015年3月30日)など様々な人たちのアルバムに鍵盤奏者やプロデューサーとして関与している腕利き。本田流れだろう、過去のヨーコ作にも彼は一部関与していた。ボーナス曲として、ヨーコがきっぱり歌う「イマジン」も収録される。ところで、彼女は今、85歳。そんな彼女が今とっても危機感を持っている作品を出し、そうさせる現況が辛い。ちなみに、渡辺貞夫(2002年12月14日、2003年5月6日、2004年12月17日、2005年12月18日、2006年8月8日、2006年9月3日、2006年10月4日、2007年12月16日、2008年12月14日、2009年7月22日、2009年9月3日、2011年7月4日、2012年6月29日、2012年12月15日、2013年4月1日、2013年7月27日、2013年9月29日、2014年7月8日、2014年10月5日、2014年12月14日、2015年12月12日、2016年7月3日、2016年12月11日、2017年10月8日、2017年12月16日、2018年5月28日、2018年9月2日)と小野洋子はともに、1933年2月の生まれ。また、ヨーコの最初の旦那である作曲家の一柳慧も同じだ。
▶過去の、ヨーコ・オノ
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▶過去の、マーク・リーボウ
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▶過去の、ショーン・レノン
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▶過去の、本田ユカ
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▶︎過去の、デイヴィッド・バーン
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▶過去の、ジョアン・ジルベルト
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▶過去の、渡辺貞夫
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ジョーイ・カルデラッツォ・トリオ。ステイシー・ケント
2018年9月14日 音楽 まず、丸の内・コットンクラブ。ジョーイ・カルデラッツォ(2001年10月24日、2010年3月8日、2015年4月28日)って、あさっりした人なんだなあ。彼の出たばかりの新作ってここでのライヴ盤なのだが、ショウの最中それについては一切触れず。CDブックレットにはちゃんとコットンクラブ関係者への謝辞をつづっているのにというのはともかく、それで即売CDの販売数も違ってくるはずなのに。
フレイズの繰り返しからアウトしていく得意のパターンを散らすアップ目の曲から、キューバのダンソン様式を用いるエキゾ浪漫調まで、悠々と演奏。ベースはベン・ウォルフ、ドラムはドナルド・エドワーズ(2017年11月12日)がつく。
そして、今回じっくり見ることができたエドワーズの演奏にはけっこう目が点。右利きのものを割と普通目にセッティングしているのだが、叩き方が左利き(的)。要はスネアは左手でなく右手で叩き、カナモノ系は右手でなく左手で叩く。つまり通常のドラマーのように腕をクロスさせず、オープンで彼は叩いている。いやあ、いろいろな叩き方をする人がいるなあと思った次第。クリス・クロス・レーベル作品他でいろいろ叩いている彼がだが、実はかつてリーダー作でロバート・グラスパー(2001年8月18日、2007年10月3日、2009年4月13日、2009年12月19日2010年12月16日、2012年6月12日、2013年1月25日、2014年8月20日、2015年6月8日、2016年12月20日、2017年6月5日、2018年9月1日)に弾かせているときもあり、2003年にはグラスパーを伴うリーダー来日公演もやっているらしい。いやあ、人の繋がりもおもしろい。
▶過去の、ジョーイ・カルデラッツォ
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▶︎過去の、ドナルド・エドワーズ
http://43142.diarynote.jp/201711130924085796/ ミンガス・ビッグ・バンド
▶過去の、ロバート・グラスパー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm サマーソニックのビラル
http://43142.diarynote.jp/200710121727100000/
http://43142.diarynote.jp/200904150840164356/
http://43142.diarynote.jp/201001051625155901/
http://43142.diarynote.jp/201012171104366095/
http://43142.diarynote.jp/201206141342549869/
http://43142.diarynote.jp/201301270742196778/
http://43142.diarynote.jp/201408210931581467/
http://43142.diarynote.jp/201506070919133558/
http://43142.diarynote.jp/201506091124003170/
http://43142.diarynote.jp/201612211059578863/
http://43142.diarynote.jp/201706061756141899/
http://43142.diarynote.jp/201801042046591963/
http://43142.diarynote.jp/201809051532324111/
続いては、南青山・ブルーノート東京で、在UKジャズ歌手のステイシー・ケント(2012年3月12日、2014年4月22日 )を見る。旦那で彼女が歌うオリジナル曲も作るジム・トムリンソン (テナー・サックス、普通のと大きい2種のフルート、ソプラノ・サックス)率いるカルテットは皆イギリス人だろうか。場内盛況で、歓声やたら高し。ノーベル文学賞をとったカズオ・イシグロが彼女に歌詞を提供していることが、関係あったのか、なかったのか(http://43142.diarynote.jp/201710071225329957/、参照)。その「バレット・トレイン」もやりました。
ところで、過去みたときと少し違う印象を得た。まず、本人の歌声があんなに太かったか。そして、あんなにおきゃんな感じで客に接していたっけ。ちょい大味気味と感じさせもしたが、そいりゃ客はわく(ショウの後もサイン会もホワイエ階でしっかりやっていた)。また、前半は、ちょいジャズからも得意のボサからも距離を置く感じ、しっとりキャヴァレー調と言いたくなる感じの聞き方をとっていた。フランス語曲も歌いましたね。後半、ブラジル人気曲「ウッパ・ネギーニョ」をやった際は、トムリンソンとのデュエットで披露した。
▶過去の、ステイシー・ケント
http://43142.diarynote.jp/201203131840477844/
http://43142.diarynote.jp/201809151426371721/
<一昨日の、悲報>
在仏アルジェリアン移民ロッカーのラシッド・タハ(2001年10月3日)が、59歳で亡くなった(還暦間近であった)という報が届いた。就寝中に心臓発作で亡くなったという。かつては、カルト・ド・セジュールというバンドにいて、そのバンド名は“在住許可証”のことなんだよという説明とともに、1980年代中期には日本盤も出された。それは、“エキゾ、エキゾ”というフランス発のポップ・ミュージックを送り出すレーベルが日本で作られ、その配給を全面的にワーナー・パイオニアがやった。まだ、アナログの時代で、今でも家には『アラブ・マニア』(P-13229)と邦題付けされたアルバムをはじめ“エキゾ、エキゾ”発の盤がいくつもあるよなあ。なかには、<ルー・リードの名曲が、フレンチ・エスノのアーティストの手で現代に蘇った>という帯キャッチがつけられたコンピレーションもある。ぼくにとっては、フィッシュボーン(2000年7月28日、2007年4月5日、2007年4月6日、2009年11月25日、2010年7月31日、2011年8月8日、2013年6月3日)、マノ・ネグラ(→マヌ・チャオ〜2002年7月26日、2010年10月4日)、カルト・ド・セジュールらは横並びの、黄金のガラっぱち雑食混合ロック・バンドだった。1990年に『バルベス』を出したラシッッド・ター(当時は、そう表記された)がカルト・ド・セジュールのシンガーと聞いたときは本当に嬉しかった。←それオレ、ライナーノーツ書いてないよな? 雑誌のディスク・レヴューはもちろん、書いたアルバム解説も2、3年たつと忘れちゃうことが多々。ボケてても健康気味なら、ぼくはまだ生きていたい。だって、まだまだ楽しいことありそうだもん。ラシッドさん、とにかくありがとうございました。
▶︎過去の、ラシッド・タハ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-10.htm
▶過去の、フィッシュボーン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm フジ・ロック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm
http://43142.diarynote.jp/200704112101130000/ 豪バイロン・ベイ
http://43142.diarynote.jp/200806121400260000/ 豪ベイロン・ベイ
http://43142.diarynote.jp/200911281704335025/ アンジェロ単独
http://43142.diarynote.jp/?day=20100731 フジ・ロック
http://43142.diarynote.jp/201108101638376353/
http://43142.diarynote.jp/201306060729285922/
▶過去の、マヌ・チャオ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2002年7月26日
http://43142.diarynote.jp/201010110929417794/
フレイズの繰り返しからアウトしていく得意のパターンを散らすアップ目の曲から、キューバのダンソン様式を用いるエキゾ浪漫調まで、悠々と演奏。ベースはベン・ウォルフ、ドラムはドナルド・エドワーズ(2017年11月12日)がつく。
そして、今回じっくり見ることができたエドワーズの演奏にはけっこう目が点。右利きのものを割と普通目にセッティングしているのだが、叩き方が左利き(的)。要はスネアは左手でなく右手で叩き、カナモノ系は右手でなく左手で叩く。つまり通常のドラマーのように腕をクロスさせず、オープンで彼は叩いている。いやあ、いろいろな叩き方をする人がいるなあと思った次第。クリス・クロス・レーベル作品他でいろいろ叩いている彼がだが、実はかつてリーダー作でロバート・グラスパー(2001年8月18日、2007年10月3日、2009年4月13日、2009年12月19日2010年12月16日、2012年6月12日、2013年1月25日、2014年8月20日、2015年6月8日、2016年12月20日、2017年6月5日、2018年9月1日)に弾かせているときもあり、2003年にはグラスパーを伴うリーダー来日公演もやっているらしい。いやあ、人の繋がりもおもしろい。
▶過去の、ジョーイ・カルデラッツォ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-10.htm
http://43142.diarynote.jp/201003101340038868/
http://43142.diarynote.jp/201504291258084057/
http://43142.diarynote.jp/201809051532324111/
▶︎過去の、ドナルド・エドワーズ
http://43142.diarynote.jp/201711130924085796/ ミンガス・ビッグ・バンド
▶過去の、ロバート・グラスパー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm サマーソニックのビラル
http://43142.diarynote.jp/200710121727100000/
http://43142.diarynote.jp/200904150840164356/
http://43142.diarynote.jp/201001051625155901/
http://43142.diarynote.jp/201012171104366095/
http://43142.diarynote.jp/201206141342549869/
http://43142.diarynote.jp/201301270742196778/
http://43142.diarynote.jp/201408210931581467/
http://43142.diarynote.jp/201506070919133558/
http://43142.diarynote.jp/201506091124003170/
http://43142.diarynote.jp/201612211059578863/
http://43142.diarynote.jp/201706061756141899/
http://43142.diarynote.jp/201801042046591963/
http://43142.diarynote.jp/201809051532324111/
続いては、南青山・ブルーノート東京で、在UKジャズ歌手のステイシー・ケント(2012年3月12日、2014年4月22日 )を見る。旦那で彼女が歌うオリジナル曲も作るジム・トムリンソン (テナー・サックス、普通のと大きい2種のフルート、ソプラノ・サックス)率いるカルテットは皆イギリス人だろうか。場内盛況で、歓声やたら高し。ノーベル文学賞をとったカズオ・イシグロが彼女に歌詞を提供していることが、関係あったのか、なかったのか(http://43142.diarynote.jp/201710071225329957/、参照)。その「バレット・トレイン」もやりました。
ところで、過去みたときと少し違う印象を得た。まず、本人の歌声があんなに太かったか。そして、あんなにおきゃんな感じで客に接していたっけ。ちょい大味気味と感じさせもしたが、そいりゃ客はわく(ショウの後もサイン会もホワイエ階でしっかりやっていた)。また、前半は、ちょいジャズからも得意のボサからも距離を置く感じ、しっとりキャヴァレー調と言いたくなる感じの聞き方をとっていた。フランス語曲も歌いましたね。後半、ブラジル人気曲「ウッパ・ネギーニョ」をやった際は、トムリンソンとのデュエットで披露した。
▶過去の、ステイシー・ケント
http://43142.diarynote.jp/201203131840477844/
http://43142.diarynote.jp/201809151426371721/
<一昨日の、悲報>
在仏アルジェリアン移民ロッカーのラシッド・タハ(2001年10月3日)が、59歳で亡くなった(還暦間近であった)という報が届いた。就寝中に心臓発作で亡くなったという。かつては、カルト・ド・セジュールというバンドにいて、そのバンド名は“在住許可証”のことなんだよという説明とともに、1980年代中期には日本盤も出された。それは、“エキゾ、エキゾ”というフランス発のポップ・ミュージックを送り出すレーベルが日本で作られ、その配給を全面的にワーナー・パイオニアがやった。まだ、アナログの時代で、今でも家には『アラブ・マニア』(P-13229)と邦題付けされたアルバムをはじめ“エキゾ、エキゾ”発の盤がいくつもあるよなあ。なかには、<ルー・リードの名曲が、フレンチ・エスノのアーティストの手で現代に蘇った>という帯キャッチがつけられたコンピレーションもある。ぼくにとっては、フィッシュボーン(2000年7月28日、2007年4月5日、2007年4月6日、2009年11月25日、2010年7月31日、2011年8月8日、2013年6月3日)、マノ・ネグラ(→マヌ・チャオ〜2002年7月26日、2010年10月4日)、カルト・ド・セジュールらは横並びの、黄金のガラっぱち雑食混合ロック・バンドだった。1990年に『バルベス』を出したラシッッド・ター(当時は、そう表記された)がカルト・ド・セジュールのシンガーと聞いたときは本当に嬉しかった。←それオレ、ライナーノーツ書いてないよな? 雑誌のディスク・レヴューはもちろん、書いたアルバム解説も2、3年たつと忘れちゃうことが多々。ボケてても健康気味なら、ぼくはまだ生きていたい。だって、まだまだ楽しいことありそうだもん。ラシッドさん、とにかくありがとうございました。
▶︎過去の、ラシッド・タハ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-10.htm
▶過去の、フィッシュボーン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm フジ・ロック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm
http://43142.diarynote.jp/200704112101130000/ 豪バイロン・ベイ
http://43142.diarynote.jp/200806121400260000/ 豪ベイロン・ベイ
http://43142.diarynote.jp/200911281704335025/ アンジェロ単独
http://43142.diarynote.jp/?day=20100731 フジ・ロック
http://43142.diarynote.jp/201108101638376353/
http://43142.diarynote.jp/201306060729285922/
▶過去の、マヌ・チャオ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm 2002年7月26日
http://43142.diarynote.jp/201010110929417794/
スライ&ロビー・ミート・ニルス・ぺッター・モルヴェル
2018年9月18日 音楽 ジャマイカの怪物リズム・セクション(1999年12月6日、2003年7月25日、2009年3月7日、2011年11月4日、2014年10月10日)と北欧の新機軸ジャズ(と言われて、四半世紀がたつ)・トランペッター(2001年9月28日、2005年8月20日、2008年11月13日)という組み合わせ。ぬぬぬ。となるが、これはソニー/オーケイ発の双頭リーダーの新作『ノルダブ』におうものとなる。他に、モルヴェル側近であるノルウェー人ギタリストのアイヴィン・オールセット(2001年9月28日、2003年6月28日、2008年11月13日、2010年9月5日、2017年1月28日)とフィンランド人のエレクロニクス音響のヴラディスラフ・ディレイがつく。オールセットも全面的に“機材”通しで、二人も電気音担当者が必要であったか。南青山・ブルーノート東京、ファースト・ショウ。
アルバム表題にあるように、ノルウェー流クール流動音と重いジャマイカン・ダブ音が重なる。スライ・ダンバーが杖を付いてステージにあがり、びっくり。少し昔の記憶を反芻するに、衰えている部分はあるのだろうが、やはりいろいろと聞かせる要点はあり。彼、タムはそれなりに並べているのにシンバルは3つしか置かず(しかも、それらは小口径)、かつあまり叩かない。そーだったのか。さらに驚いたのは、カノウプスを用いていたこと。前回とかどうだったろ? 音響をかけると、他のメイカーでもかわらないような気もするけど。あと、静かな部分で、彼はトレードマークのかぶっていたヘルメットを木魚のように2本のスティックで叩いた箇所あり。イヒヒヒヒ。
一方、ロービー・シェークスピアはかなり目立った。アルバムでは2曲ほど肉声を出していたが、実演においてはほとんどの曲で部分的に歌を加えていた。いつも座って演奏していたはずだが、今回は立ってべースを弾きながら歌う場面もあった。彼、サム・ピック主体で、ときにはピックを持って弾くようなストロークのしかた(つまり、親指の腹と爪部分を用いる)で演奏したりも。へえ〜。
一方、モルヴェルはいつものとおり。曲調もふくめ、あまりに同様で、変わらなすぎじゃんとは思いつつ、確固とした個性は認めよう。トランペットにかけるエフェクトは横にPCを起き、自分でやっていたのかな。多少は、ヴラディスラフ・ディレイがいじった部分もあったのか否や。3曲目だか、茫洋然とならしていたさい、そのままマイルズ・デイヴィスの「ブラック・サテン」に流れたら受けるゥと思えた箇所あり。
最終曲は、シェイクスピアを残し皆んな降りて、彼は「皆んな去って、ぼくだけでごめんよ〜。でも、あしたもきてね〜」みたいな歌を歌って笑いを誘う。アンコールはドーン・ペーンのジャマイカ大ヒット曲「ユー・ドント・ラヴ・ミー(ノー・ノー・ノー)」、もちろんシェイクスピアが歌う。全体のトーンはモルヴェル流儀、でもこのショウは完全にシェイクスピアのものだった。
▶過去の、スライ&ロビー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/december1999live.htm
http://43142.diarynote.jp/200903122225149470/
http://43142.diarynote.jp/?day=20111104
http://43142.diarynote.jp/201410201120545545/
▶︎過去の、ニルス・ぺッター・モルヴェル
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-9.htm 2001年9月28日
http://43142.diarynote.jp/200508230544440000/ 東京ジャズ
http://43142.diarynote.jp/200811141532429331/
▶︎過去の、アイヴィン・オールセット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-9.htm 2001年9月28日
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm 2003年6月28日
http://43142.diarynote.jp/200811141532429331/
http://43142.diarynote.jp/201009171511588216/
http://43142.diarynote.jp/?day=20170128
<また、R.I.P.>
ホンカーであるビッグ・ジェイ・マクニーリー(2015年11月16日)が、LAのワッツ地区にて、9月16日にお亡くなりになった。91歳、お疲れ様でした。
▶︎過去の、ビッグ・ジェイ・マクニーリー
http://43142.diarynote.jp/201511181202076051/
アルバム表題にあるように、ノルウェー流クール流動音と重いジャマイカン・ダブ音が重なる。スライ・ダンバーが杖を付いてステージにあがり、びっくり。少し昔の記憶を反芻するに、衰えている部分はあるのだろうが、やはりいろいろと聞かせる要点はあり。彼、タムはそれなりに並べているのにシンバルは3つしか置かず(しかも、それらは小口径)、かつあまり叩かない。そーだったのか。さらに驚いたのは、カノウプスを用いていたこと。前回とかどうだったろ? 音響をかけると、他のメイカーでもかわらないような気もするけど。あと、静かな部分で、彼はトレードマークのかぶっていたヘルメットを木魚のように2本のスティックで叩いた箇所あり。イヒヒヒヒ。
一方、ロービー・シェークスピアはかなり目立った。アルバムでは2曲ほど肉声を出していたが、実演においてはほとんどの曲で部分的に歌を加えていた。いつも座って演奏していたはずだが、今回は立ってべースを弾きながら歌う場面もあった。彼、サム・ピック主体で、ときにはピックを持って弾くようなストロークのしかた(つまり、親指の腹と爪部分を用いる)で演奏したりも。へえ〜。
一方、モルヴェルはいつものとおり。曲調もふくめ、あまりに同様で、変わらなすぎじゃんとは思いつつ、確固とした個性は認めよう。トランペットにかけるエフェクトは横にPCを起き、自分でやっていたのかな。多少は、ヴラディスラフ・ディレイがいじった部分もあったのか否や。3曲目だか、茫洋然とならしていたさい、そのままマイルズ・デイヴィスの「ブラック・サテン」に流れたら受けるゥと思えた箇所あり。
最終曲は、シェイクスピアを残し皆んな降りて、彼は「皆んな去って、ぼくだけでごめんよ〜。でも、あしたもきてね〜」みたいな歌を歌って笑いを誘う。アンコールはドーン・ペーンのジャマイカ大ヒット曲「ユー・ドント・ラヴ・ミー(ノー・ノー・ノー)」、もちろんシェイクスピアが歌う。全体のトーンはモルヴェル流儀、でもこのショウは完全にシェイクスピアのものだった。
▶過去の、スライ&ロビー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/december1999live.htm
http://43142.diarynote.jp/200903122225149470/
http://43142.diarynote.jp/?day=20111104
http://43142.diarynote.jp/201410201120545545/
▶︎過去の、ニルス・ぺッター・モルヴェル
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-9.htm 2001年9月28日
http://43142.diarynote.jp/200508230544440000/ 東京ジャズ
http://43142.diarynote.jp/200811141532429331/
▶︎過去の、アイヴィン・オールセット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-9.htm 2001年9月28日
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm 2003年6月28日
http://43142.diarynote.jp/200811141532429331/
http://43142.diarynote.jp/201009171511588216/
http://43142.diarynote.jp/?day=20170128
<また、R.I.P.>
ホンカーであるビッグ・ジェイ・マクニーリー(2015年11月16日)が、LAのワッツ地区にて、9月16日にお亡くなりになった。91歳、お疲れ様でした。
▶︎過去の、ビッグ・ジェイ・マクニーリー
http://43142.diarynote.jp/201511181202076051/
ザ・リアル・グループ
2018年9月20日 音楽 六本木一丁目のスェーデン大使館公邸で持たれた、スウェーデンのアカペラのコーラス・グループであるザ・リアル・グループを囲むパーティに行く。1984年に結成され、アルバム数と来日数はけっこうなものになるはずだ。いろいろ構成員は変わってきているようだが、現在は女性2人、男性3人で活動している。
お酒と食べ物のサーヴがされる前に、面々が歌を披露する。男性の一人がベース音、もう一人はヒューマン・ボート・ボックスを担当。そのビート音担当者はオリジナル・メンバーであるよう。そんな彼らはいろいろと噛み合いに留意した、どこかスカンジナヴィア感覚をにじませるコーラスを聞かせる。その様は楚々と言える場合もあるのだが、そんな単純なものではなく、一部は動きにも留意しつつ歌声を聴かせるし、ちらり笑顔なユーモアも感じさせる場合もあるし、その多彩な歌の重ね方はへ〜えという感じ。そういえば、専属の女性エンジニアを同行させていて、彼女はけっこう各人のリヴァーブの利かせ方をコントロールしていたよう。そういう細かい調整もまた介する肉声表現なのだ。とともに、5人がそれぞれ紳士淑女というか、分別を持った温厚なオトナという感じをおおいに滲ませていて、それも大きくそのコーラス表現にはプラスとなる。
最後の曲は、大ピアニストであるビル・エヴァンスの超絶有名曲「ワルツ・フォー・デビー」をスウェーデン人ジャズ歌手のモニカ・ゼタールンドが母国語で歌ったヴァージョン(http://43142.diarynote.jp/201409091015492136/ の下の方を参照のこと)をジャジーに開いた。
<この1週間で、3度も六本木一丁目駅に降りる>
そういえば、先週は取材で虎ノ門・ホテルオークラにも行ったのだけど、本館は立て換え中ながら、サウス・ウィングと名乗っていたこともある別館はちゃんと営業しているんだな。とはいえ、建て替え中に多くの従業員はどうしているのか? 各地の系列ホテルにまわされるのだろうか? オリジナルの営業開始は1962年のようだが、よくあんな不便な場所に立てたと思う。来年9月に再開業した際に本館は41階だてとなり、別館はヘリテージ・ウィングと名前が変えられるらしい。1964年のオリンピックに向け建てられ(その五輪選手村の食堂はここが請け負ったらしい)、2020年のオリンピックに向けて、また新装開館する。言わずと知れた日本を代表するホテルだが、オリンピックと何かと繋がったホテルなんだな。その別館の道路を挟んだはす向かいにはスペイン大使館があり、フラメンコ・ギタリストのカニサレス(2013年12月18日、2015年9月26日)を囲むパーティのためやはり先週にその大使公邸に行った。そこには、いかにもスタイリッシュな部屋がたくさんあり、出入り自由だったので、思わず知人と写真をそこで撮り合ってしまった。そして、そのまたはす向かい(つまりオークラと同じ側)には、今日行ったスウェーデン大使館がある。大使が冒頭で挨拶をしたのだが、かなりお茶目な言い回しをしたりして、とてもチャーミング。同国と日本は、国交関係樹立150周年だそうだ。この晩は明日午前中からインタヴュー仕事が入っているので、過剰に飲まなかった。←よっプロと自賛する自分がいるが、かつてはそんなの気にせず、お酒が残ろうがなんだろうが十全に取材をしていたよな。そういう部分、年をとったと思うべきであるのか。
▶︎過去の、カニサレス
http://43142.diarynote.jp/201312191824334317/
http://43142.diarynote.jp/201509291629428595/
http://43142.diarynote.jp/201709261224016977/ 出演している映画
お酒と食べ物のサーヴがされる前に、面々が歌を披露する。男性の一人がベース音、もう一人はヒューマン・ボート・ボックスを担当。そのビート音担当者はオリジナル・メンバーであるよう。そんな彼らはいろいろと噛み合いに留意した、どこかスカンジナヴィア感覚をにじませるコーラスを聞かせる。その様は楚々と言える場合もあるのだが、そんな単純なものではなく、一部は動きにも留意しつつ歌声を聴かせるし、ちらり笑顔なユーモアも感じさせる場合もあるし、その多彩な歌の重ね方はへ〜えという感じ。そういえば、専属の女性エンジニアを同行させていて、彼女はけっこう各人のリヴァーブの利かせ方をコントロールしていたよう。そういう細かい調整もまた介する肉声表現なのだ。とともに、5人がそれぞれ紳士淑女というか、分別を持った温厚なオトナという感じをおおいに滲ませていて、それも大きくそのコーラス表現にはプラスとなる。
最後の曲は、大ピアニストであるビル・エヴァンスの超絶有名曲「ワルツ・フォー・デビー」をスウェーデン人ジャズ歌手のモニカ・ゼタールンドが母国語で歌ったヴァージョン(http://43142.diarynote.jp/201409091015492136/ の下の方を参照のこと)をジャジーに開いた。
<この1週間で、3度も六本木一丁目駅に降りる>
そういえば、先週は取材で虎ノ門・ホテルオークラにも行ったのだけど、本館は立て換え中ながら、サウス・ウィングと名乗っていたこともある別館はちゃんと営業しているんだな。とはいえ、建て替え中に多くの従業員はどうしているのか? 各地の系列ホテルにまわされるのだろうか? オリジナルの営業開始は1962年のようだが、よくあんな不便な場所に立てたと思う。来年9月に再開業した際に本館は41階だてとなり、別館はヘリテージ・ウィングと名前が変えられるらしい。1964年のオリンピックに向け建てられ(その五輪選手村の食堂はここが請け負ったらしい)、2020年のオリンピックに向けて、また新装開館する。言わずと知れた日本を代表するホテルだが、オリンピックと何かと繋がったホテルなんだな。その別館の道路を挟んだはす向かいにはスペイン大使館があり、フラメンコ・ギタリストのカニサレス(2013年12月18日、2015年9月26日)を囲むパーティのためやはり先週にその大使公邸に行った。そこには、いかにもスタイリッシュな部屋がたくさんあり、出入り自由だったので、思わず知人と写真をそこで撮り合ってしまった。そして、そのまたはす向かい(つまりオークラと同じ側)には、今日行ったスウェーデン大使館がある。大使が冒頭で挨拶をしたのだが、かなりお茶目な言い回しをしたりして、とてもチャーミング。同国と日本は、国交関係樹立150周年だそうだ。この晩は明日午前中からインタヴュー仕事が入っているので、過剰に飲まなかった。←よっプロと自賛する自分がいるが、かつてはそんなの気にせず、お酒が残ろうがなんだろうが十全に取材をしていたよな。そういう部分、年をとったと思うべきであるのか。
▶︎過去の、カニサレス
http://43142.diarynote.jp/201312191824334317/
http://43142.diarynote.jp/201509291629428595/
http://43142.diarynote.jp/201709261224016977/ 出演している映画
黒田卓也。クアトロM
2018年9月21日 音楽 南青山・ブルーノート東京、ファースト・ショウ。トランペッターの黒田 卓也(2012年2月18日、2012年9月13日、2013年2月15日、2014年5月25日、2015年1月30日、2015年2月15日、2016年9月17日、2016年12月16日、2017年7月12日、2018年2月21日、2018年4月4日 )のリーダー公演は例により、NY在住者を擁してのもの。テナー・サックスのクレイグ・ヒル(2016年12月16日)、キーボードとピアノの泉川貴広(2016年9月17日)、ベースのラシャーン・カーター(2014年5月25日、2015年6月16日、2016年9月17日、2016年12月16日、2017年6月29日)、ドラムのアダム・ジャクソン(2014年5月25日、2016年9月17日、2016年12月16日、2017年7月12日)がステージ上に上がる。米国人は皆アフリカ系だ。
前回の黒田のリーダー公演から加わっているヒルは、きっちりブロウ。もちろん、黒田も雄弁にソロを取り、いいインプロヴァイザーであるナと思わされる。そんな彼とヒルの2菅はちゃんとジャズ、ながらビートと鍵盤音は今様という図式を持つ演奏が繰り広げられる。朝顔からの音を拾うマイクを2本立てる黒田もそうだが、ヒルはときに自分の音にエフェクトをかけ、フレイズとの相乗で面白い聞き味を得ていた。
過去の2枚の黒田のリーダー作収録曲から、新曲まで。彼は今年、じっくり次作用の作業にあたっている。それは本人がコツコツと積み上げた音が基調になる、よりサウンド・クリエイターとしての顔が出るものになるはずだ。
▶過去の、黒田卓也
http://43142.diarynote.jp/201202200901013744/
http://43142.diarynote.jp/201209191239346073/
http://43142.diarynote.jp/201302181044151204/
http://43142.diarynote.jp/201405271755563079/
http://43142.diarynote.jp/201501310942048841/
http://43142.diarynote.jp/201502170939564537/
http://43142.diarynote.jp/201609201835285184/
http://43142.diarynote.jp/201612181010384754/
http://43142.diarynote.jp/201707130853185809/
http://43142.diarynote.jp/201802221538438234/
http://43142.diarynote.jp/201804051207119119/
▶︎過去の、クレイグ・ヒル
http://43142.diarynote.jp/201612181010384754/
▶︎過去の、泉川貴広
http://43142.diarynote.jp/201609201835285184/
▶︎過去の、ラシャーン・カーター
http://43142.diarynote.jp/201405271755563079
http://43142.diarynote.jp/201506180954176007/
http://43142.diarynote.jp/201609201835285184/
http://43142.diarynote.jp/?day=20161216
http://43142.diarynote.jp/?day=20170629
http://43142.diarynote.jp/201707130853185809/
▶︎過去の、アダム・ジャクソン
http://43142.diarynote.jp/201405271755563079/
http://43142.diarynote.jp/201609201835285184/
http://43142.diarynote.jp/201612181010384754/
続き千代田線で移動し、シンガーの松田美緒(2005年7月11日、2010年4月19日、2010年10月16日、2012年6月13日、2014年2月9日、2014年6月16日、2015年11月18日)と長年NY在住でサンバ・ジャズをやっているというピアニストのMIKAのユニットであるクアトロMを見る。下北沢 ・コムカフェ音倉。
2016年に知人の紹介のもと会ったら意気投合し一緒にやるようになり、すでに2年連続でツアーも持っているという両者のアルバム『プリメイロ・パッソ』(コア・ポート)をフォロウするツアーの初日となるもの。アルバムと同様、歌とピアノだけが重なり合う素の表現が、まろやかさや淡い光の感覚を伴いながら、潔く送り出される。ジョアン・ドナード(2008年8月18日、2009年6月7日、2009年9月29日)やドリヴァル・カイミらブラジル曲が題材となるそれは、ブラジル音楽が持つ魅力的なインターナショナル変容性を、指し示していたはず。
▶過去の、松田美緒
http://43142.diarynote.jp/200507161355250000/
http://43142.diarynote.jp/201004211621084144/
http://43142.diarynote.jp/201010191403189326/
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140209
http://43142.diarynote.jp/?day=20140616
http://43142.diarynote.jp/201511191454294398/
▶︎過去の、ジョアン・ドナート
http://43142.diarynote.jp/200808221741070000/
http://43142.diarynote.jp/200910021138591223/
http://43142.diarynote.jp/200906091637138003/
<今日の、アフター>
その後、会場で会った中原仁夫妻と3軒流れる。1983年からの付き合いとなり、家も近いのだが、先週も同様の流れあり。我々、元気だね、飲むの好きだね。彼が監修し(もちろん、原稿もいろいろ書いている)「21世紀ブラジル音楽ガイド」(ele-king books/Pヴァイン)は今のブラジル音楽を知るにはとっても吉となる一冊。そのワクワクしちゃう広がりを、無理なく、明解に伝える章立てのもと、アルバム(全カラー頁)がいろいろ紹介される。もう、ぼくのようにつまみ食いで聞いてきている人には点と点をちゃんとたくさんの面として提示してくれてありがたいことこのうえなし。しかし、索引の人名の数、すごいな。装丁がシンプルで読みやすい。一緒に飲んでいて、1987年の六本木ピットイン10周年コンサートのパンフレットの編集を中原さんから声をかけられて一緒にやったことをふと思い出した。そのときの、アート・ディレクターは安齋 肇さんだった。
前回の黒田のリーダー公演から加わっているヒルは、きっちりブロウ。もちろん、黒田も雄弁にソロを取り、いいインプロヴァイザーであるナと思わされる。そんな彼とヒルの2菅はちゃんとジャズ、ながらビートと鍵盤音は今様という図式を持つ演奏が繰り広げられる。朝顔からの音を拾うマイクを2本立てる黒田もそうだが、ヒルはときに自分の音にエフェクトをかけ、フレイズとの相乗で面白い聞き味を得ていた。
過去の2枚の黒田のリーダー作収録曲から、新曲まで。彼は今年、じっくり次作用の作業にあたっている。それは本人がコツコツと積み上げた音が基調になる、よりサウンド・クリエイターとしての顔が出るものになるはずだ。
▶過去の、黒田卓也
http://43142.diarynote.jp/201202200901013744/
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http://43142.diarynote.jp/201302181044151204/
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http://43142.diarynote.jp/201609201835285184/
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▶︎過去の、クレイグ・ヒル
http://43142.diarynote.jp/201612181010384754/
▶︎過去の、泉川貴広
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▶︎過去の、ラシャーン・カーター
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▶︎過去の、アダム・ジャクソン
http://43142.diarynote.jp/201405271755563079/
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http://43142.diarynote.jp/201612181010384754/
続き千代田線で移動し、シンガーの松田美緒(2005年7月11日、2010年4月19日、2010年10月16日、2012年6月13日、2014年2月9日、2014年6月16日、2015年11月18日)と長年NY在住でサンバ・ジャズをやっているというピアニストのMIKAのユニットであるクアトロMを見る。下北沢 ・コムカフェ音倉。
2016年に知人の紹介のもと会ったら意気投合し一緒にやるようになり、すでに2年連続でツアーも持っているという両者のアルバム『プリメイロ・パッソ』(コア・ポート)をフォロウするツアーの初日となるもの。アルバムと同様、歌とピアノだけが重なり合う素の表現が、まろやかさや淡い光の感覚を伴いながら、潔く送り出される。ジョアン・ドナード(2008年8月18日、2009年6月7日、2009年9月29日)やドリヴァル・カイミらブラジル曲が題材となるそれは、ブラジル音楽が持つ魅力的なインターナショナル変容性を、指し示していたはず。
▶過去の、松田美緒
http://43142.diarynote.jp/200507161355250000/
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http://43142.diarynote.jp/?day=20140616
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▶︎過去の、ジョアン・ドナート
http://43142.diarynote.jp/200808221741070000/
http://43142.diarynote.jp/200910021138591223/
http://43142.diarynote.jp/200906091637138003/
<今日の、アフター>
その後、会場で会った中原仁夫妻と3軒流れる。1983年からの付き合いとなり、家も近いのだが、先週も同様の流れあり。我々、元気だね、飲むの好きだね。彼が監修し(もちろん、原稿もいろいろ書いている)「21世紀ブラジル音楽ガイド」(ele-king books/Pヴァイン)は今のブラジル音楽を知るにはとっても吉となる一冊。そのワクワクしちゃう広がりを、無理なく、明解に伝える章立てのもと、アルバム(全カラー頁)がいろいろ紹介される。もう、ぼくのようにつまみ食いで聞いてきている人には点と点をちゃんとたくさんの面として提示してくれてありがたいことこのうえなし。しかし、索引の人名の数、すごいな。装丁がシンプルで読みやすい。一緒に飲んでいて、1987年の六本木ピットイン10周年コンサートのパンフレットの編集を中原さんから声をかけられて一緒にやったことをふと思い出した。そのときの、アート・ディレクターは安齋 肇さんだった。
ガエル・バズウェル。ソピコ、アルバン・ドゥ・ラ・シモーヌ
2018年9月23日 音楽 天気のいい昼下がりに、仏人ロッカーのガエル・バズウェル(2017年9月15日)を、府中駅南口けやき並木通りの野外ステージで見る。なんでも府中市はラグビーの街だそうで、「イングランド&フランス ラグビーフェスティバル in 府中」という催しへの出演。大阪で5つのギグを持ったあとの東京で唯一のパフォーマンスで、今回は彼女のバンドのドラマーのスティーヴ・ベルモントとの二人でことをこなす。アコースティック・ギターを弾きながら歌うバズウェルを、ベルモントはシンバル代わりのシェイカーとスネア代わりのボンゴとバスドラ代わりのキックで叩くタンバリンの3つでサポート。そのシンプル&アコースティックな設定だと、バズウェルの毅然とした歌の良さを猛烈に実感。偶然が導くものであったが、昨年彼女たちと仲良くなり、応援していることに間違いはなかったと大きく頷く。彼女が持つブルージィさもより直裁に顕れ、訴求力あり。これは、彼女を知らない通行人をも引き止めるものだとも思った。一般の層を相手にしているためか、彼女はフランス語曲も2、3曲歌う。でも、ロッキンしていて、その効き味はそれほど英語と離れていないと確認した。
ライヴ後、バズウェルたちと再会を喜び合う。なんだかんだ3時間弱、やあやあやあ。改めて確認したが、彼女のファミリー・ネームはビュズエルではなく、バズウェルと発音。アイルランド系なのだそう。この夏は3週間アメリカにいた彼女たちだが、6月にはリンゴ・スターのフランス公演のオープニング・アクトを務めたそうで、見せてくれた写真が綺麗だった。米国から戻り、その10日後に訪日したが、関空に降りるはずが台風のため成田着となってしまい大変だったそう。次作は英国録音になるかもしれないとのこと。実はベルモントはスティーヴ・ガッドの大ファンで、彼が出演するブルーノート東京にこの後二人で行くと言っていた。彼、帰国後にラッキー・ピーターソン(2016年4月10日)のライヴのサポートするそう。
▶︎過去の、ガエル・バズウェル
http://43142.diarynote.jp/201709160841239914/
▶︎過去の、ラッキー・ピーターソン
http://43142.diarynote.jp/201604190912403018/
そんな彼女たちと別れ、代官山・UNITへ。フランス関連団体がくんでいるような「FESTIVAL TANDEM」に周り、いくつもの出演者がいるなか、フランス人ラッパーのソピコと、仏人シンガー・ソングライターのアルバン・ドゥ・ラ・シモーヌを見る。前者はギターを持ち弾き語りラップをすることで知られるとのことだが、この晩の一人によるパフォーマンスは自分でPC音を流し、ラップする。何を言っているのかは皆目わからなかったが、フランス語の語感がきちっと立っていた印象を受けた。一方のシモーヌはキーボードを弾きながら歌う当人に加え、ヴァイオリンとチェロ(この二人は女性)、そしてギターと打楽器を担当者の3人がサポート。ほんわかした質感を持つ、いかにもフランス的機微を感じさせるソフト・ポップを聞かせる。ヴァイオリン奏者とデュエットなどもあった。
<今日の、お初>
おお、この日触れた3人はフランス人。なにげな、フランスの日であったのだな。府中には初めて行く。けやき並木通りはなかなか立派なストリートだった。実は、こっちのほうには(も)疎く、ぼくは府中と調布の区別がずっとついていなかった。
ライヴ後、バズウェルたちと再会を喜び合う。なんだかんだ3時間弱、やあやあやあ。改めて確認したが、彼女のファミリー・ネームはビュズエルではなく、バズウェルと発音。アイルランド系なのだそう。この夏は3週間アメリカにいた彼女たちだが、6月にはリンゴ・スターのフランス公演のオープニング・アクトを務めたそうで、見せてくれた写真が綺麗だった。米国から戻り、その10日後に訪日したが、関空に降りるはずが台風のため成田着となってしまい大変だったそう。次作は英国録音になるかもしれないとのこと。実はベルモントはスティーヴ・ガッドの大ファンで、彼が出演するブルーノート東京にこの後二人で行くと言っていた。彼、帰国後にラッキー・ピーターソン(2016年4月10日)のライヴのサポートするそう。
▶︎過去の、ガエル・バズウェル
http://43142.diarynote.jp/201709160841239914/
▶︎過去の、ラッキー・ピーターソン
http://43142.diarynote.jp/201604190912403018/
そんな彼女たちと別れ、代官山・UNITへ。フランス関連団体がくんでいるような「FESTIVAL TANDEM」に周り、いくつもの出演者がいるなか、フランス人ラッパーのソピコと、仏人シンガー・ソングライターのアルバン・ドゥ・ラ・シモーヌを見る。前者はギターを持ち弾き語りラップをすることで知られるとのことだが、この晩の一人によるパフォーマンスは自分でPC音を流し、ラップする。何を言っているのかは皆目わからなかったが、フランス語の語感がきちっと立っていた印象を受けた。一方のシモーヌはキーボードを弾きながら歌う当人に加え、ヴァイオリンとチェロ(この二人は女性)、そしてギターと打楽器を担当者の3人がサポート。ほんわかした質感を持つ、いかにもフランス的機微を感じさせるソフト・ポップを聞かせる。ヴァイオリン奏者とデュエットなどもあった。
<今日の、お初>
おお、この日触れた3人はフランス人。なにげな、フランスの日であったのだな。府中には初めて行く。けやき並木通りはなかなか立派なストリートだった。実は、こっちのほうには(も)疎く、ぼくは府中と調布の区別がずっとついていなかった。
コリーヌ、KIMONOS、カロジェロ
2018年9月24日 音楽 午後1時からやっているFESTIVAL TANDEMの終盤3つの出演者を見る。代官山・UNIT。
会場に降りるとステージには、コリーヌというカーリー・ヘアの女性のショウ。そして、やっているのはレトロなディスコ。それを二人の若い男性ダンサー(日本人?)を従え、どこかパロディぽい感じも持ちつつ、華を振りまきながらパフォーマンス。DJがいて、音出しをしていた。
その後、歌とギターの向井秀徳(2000年5月13日、2001年2月13日、2005年7月16日、2010年9月19日 )と歌とキーボードのLEO今井(2016年8月21日)のKIMONOSのショウが始まるとぐっと日本人観客が増える。プリセット音を下敷きに、両者ともに、いろんな曲を歌う。メロウなシティ・ポップ調から、トーキング・ヘッズの1979年曲「イ・ジブラ」にインスパイアを受けたような曲まで。後半はドラマーも加わった。
▶︎過去の、向井秀徳
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-5.htm ナンバーガール
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-2.htm ナンバーガール
http://43142.diarynote.jp/200507200104370000/ ザゼン・ボーイズ
http://43142.diarynote.jp/201009231554333481/
▶︎過去の、LEO今井
http://43142.diarynote.jp/201608241301049887/ 高橋幸宏
トリはフランスの人気ポップ・ロックの担い手のカロジェロ。ベースをピック弾きしながら歌う1974年生まれの彼、ギター、鍵盤、ドラムという4人編成でライヴをする。実演フロアにはフランス人客が増え、本国での人気の様を伝えよう。かなりオールド・スクールな優男ポップ・ロックという内容に触れながら、フランスで支持を集めるメインストリームには本当にこういうタイプの音楽性が多いナと頷く。歌詞を大切にしていそうなところもまた……。
<今日の、ほのかな思い>
降雨の予報は30%で、傘を持って出かける。そしたら、降らなかったなー。そういう場合、飲みのハシゴをするとまず寄ったお店に傘を忘れてしまう。この前も店を重ねてこれはどこかの店に傘を置きっ放ししちゃったろうなーと思い込んでいたのだが、今日家を出るときに傘立てにあって少々驚く。オレ、ちゃんとしているぢゃん。とはいえ、こんなことはちゃんとしてなくていいので、もう少し別な部分はちゃんとしたい……かも。
会場に降りるとステージには、コリーヌというカーリー・ヘアの女性のショウ。そして、やっているのはレトロなディスコ。それを二人の若い男性ダンサー(日本人?)を従え、どこかパロディぽい感じも持ちつつ、華を振りまきながらパフォーマンス。DJがいて、音出しをしていた。
その後、歌とギターの向井秀徳(2000年5月13日、2001年2月13日、2005年7月16日、2010年9月19日 )と歌とキーボードのLEO今井(2016年8月21日)のKIMONOSのショウが始まるとぐっと日本人観客が増える。プリセット音を下敷きに、両者ともに、いろんな曲を歌う。メロウなシティ・ポップ調から、トーキング・ヘッズの1979年曲「イ・ジブラ」にインスパイアを受けたような曲まで。後半はドラマーも加わった。
▶︎過去の、向井秀徳
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-5.htm ナンバーガール
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-2.htm ナンバーガール
http://43142.diarynote.jp/200507200104370000/ ザゼン・ボーイズ
http://43142.diarynote.jp/201009231554333481/
▶︎過去の、LEO今井
http://43142.diarynote.jp/201608241301049887/ 高橋幸宏
トリはフランスの人気ポップ・ロックの担い手のカロジェロ。ベースをピック弾きしながら歌う1974年生まれの彼、ギター、鍵盤、ドラムという4人編成でライヴをする。実演フロアにはフランス人客が増え、本国での人気の様を伝えよう。かなりオールド・スクールな優男ポップ・ロックという内容に触れながら、フランスで支持を集めるメインストリームには本当にこういうタイプの音楽性が多いナと頷く。歌詞を大切にしていそうなところもまた……。
<今日の、ほのかな思い>
降雨の予報は30%で、傘を持って出かける。そしたら、降らなかったなー。そういう場合、飲みのハシゴをするとまず寄ったお店に傘を忘れてしまう。この前も店を重ねてこれはどこかの店に傘を置きっ放ししちゃったろうなーと思い込んでいたのだが、今日家を出るときに傘立てにあって少々驚く。オレ、ちゃんとしているぢゃん。とはいえ、こんなことはちゃんとしてなくていいので、もう少し別な部分はちゃんとしたい……かも。
SHIBUYA SHAWCASE FEST 2018
2018年9月28日 音楽 昨年(http://43142.diarynote.jp/201709160841239914/)から始まった、渋谷を舞台とするインターナショナルな音楽フェス。昨年の2日間から3日間にパワー・アップされた。初日の会場は、サラヴァ東京。
+マリーナ・セレステ
妖艶な、キャラ立ちフランス人女性歌手。約15年前に成功を収めたマーク・コリンのヌーヴェル・ヴァーグのメンバーでもあったそうだが、そのときはいくつだったのか。女優としていくつかの映画に出ているという情報も、そのルックスからはうなずけますね。山のようにエフェクターを前に置いたアコースティック・ギターを持つ男性を従えてパフォーマンス。結構プリセットの音も用いるが、ボサノヴァっぽい曲はわりとシンプルにやっていた。一言で言えば、ちょい浮世離れしたところもある広角型の大人ポップとなるのだろうが、まずは彼女のたたずまいやそれとつながる歌唱があるアーティストなり。音楽性に黒っぽい要素はないが、なんか物腰はファンキーなところもある人で、それも魅力的だと思った。
+トーマス・カーボウ
8弦ギター(6弦のレギュラーに、それより下の2弦を足したものを弾いていると見た)を用いるカナダ人ミュージシャン。普段はトリオでやっているようだが、この晩はサンプラーと、2つのPCを並べつつ、ソロによるパフォーマンスを聞かせる。その場で弾いた音をサンプリングしながら、音を重ねていったりもするそれは、普段からこういうスタイルでやっていると言われたら信じそう。つらつらと流れる曲調は叙情的と言えるものが多く、彼はそこに裏声詠唱を加えもする。そんな彼のギグは背後に映像をだしていたが、ビートの効いた曲にはJFKとMLKの演説映像を流しつつ、その音声も前に出すということをしていた。それ、けっこう迫力あったな。
+馬場智章カルテット
NY在住の日本人ジャズ・マンで組まれたJ- SQUADのフロントの一角をなす、まだ20代半ばのテナー・サックス奏者。この晩はワン・ホーンの日本人カルテットでの出演で、ピアノの宮川純(2015年10月15日、2016年8月10日)、ベースの伊藤勇司、ドラムの鈴木宏紀がつく。見た目が若い人たちがアコースティックで、ストレートなジャズにどこか世代感を滲ませつつ邁進する様はやはりいいナ。曲はすべてオリジナルだったはずで、その気概もよし。今、NYで自己リーダー作を作っているようだ。彼、テナーの原点はマイケル・ブレッカー(2000年3月2日、2004年2月13日)。その前はアルトをしていて、ケニー・Gが好きだったそう。
▶︎過去の、宮川純
http://43142.diarynote.jp/?day=20151015
http://43142.diarynote.jp/201608111103309626/
▶過去の、マイケル・ブレッカー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://43142.diarynote.jp/200402171832080000/
+マドレーヌ&ソロモン
この手のフェスは未知の秀でたアーティストとの出会いにうれCとなるのを期待できるのだが、この晩はこのフランス人デュオがまさしくそうだったな。いや、その超然としたアーティスト性はすごい。そんな二人は『A Woman’s Journey』(Promise Land、2016年)というアルバムを出しているが、それは女性の生き方とも重なるアメリカの曲を取り上げた1作。彼女たちはビリー・ホリデイ、ニーナ・シモン、ジャニス・イアン、マーヴィン・ゲイ、ミニー・リパートンらの曲を実に静謐に、思慮深く開き直していて、ショウでも二人はそこからの曲を披露した。マドレーヌの歌唱はかなりタイムレスで、ちょい芝居っ気もあるかも。いわゆる米国的ソウルネスはほぼ抱えずに、毅然と欧州人としての持ち味を開く。一方、サロモンはちょい弾いただけで、すごい弾き手であると思わせる。僕がすぐに想起したのは、上品で壊れない板橋文夫(2004年8月19日、2004年10日10日、2005年11月15日、2009年1月22日、2016年9月27日)。なんか淡々と弾いていても、悪魔がペロリと舌を出す窓を横に見させるようなところがあり、ぼくはシビれた。1曲は、マレットでピアノの弦を叩くことで伴奏音を出していた。全部英語で歌っていたが、最後はコール・ポーター曲をフランス語で歌った。
▶過去の、板橋文夫
http://43142.diarynote.jp/200408202133070000/
http://43142.diarynote.jp/200410162220330000/
http://43142.diarynote.jp/200511221816310000/
http://43142.diarynote.jp/200901241915537583/
http://43142.diarynote.jp/201610100849458472/
+アラシュカ
最後はDJもの。レユニオン島出身の、フランス系イラン人アーティストなのだが、これは楽しかった。基本PCでビートを流し、彼は歌ったり(何語だったんだろう。ショウが終わって、君がノっていていたのがステージからでも分かりありがとうとねと話しかけられたが、それを聞くのを忘れてしまった)、縦笛(トラッド系の楽器ではないそう)、パッドやシンバルを叩く。そこから湧くエスノ妙味にはニコりとならずにいられるか。最後の20分ぐらいはパリと日本を行き来していた関係で、彼と親交をだいぶ前から持っていたギタリストの前島潔が加わった。
<今日の、会場>
26日には、芝公園・オランダ大使館で本フェスを祝うパーティが持たれ、けっこう出演者が来ていた。会場入りすると、そのさいに挨拶したり談笑したりしたアーティストやレーベル/マネージメント関係者がいて、いろいろと声をかけられる。土曜日にフェスに出るティム・マクミランとレイチェル・スノウはとても人懐こい人たちですでにメールのやりとりもし、途中までは一緒に和気藹々と見る。1番目に出たセレステとは彼女の求めに従い一緒に写真を撮ったのだが、その弾けた写真が公にならないことを祈る。ところで、マデリーン&ソロモンはこの後いくつかの会場でライヴをするが、フェスとツアーを重ねる人たちもいるようだ。馬場も今この陣容でツアー中だ。
+マリーナ・セレステ
妖艶な、キャラ立ちフランス人女性歌手。約15年前に成功を収めたマーク・コリンのヌーヴェル・ヴァーグのメンバーでもあったそうだが、そのときはいくつだったのか。女優としていくつかの映画に出ているという情報も、そのルックスからはうなずけますね。山のようにエフェクターを前に置いたアコースティック・ギターを持つ男性を従えてパフォーマンス。結構プリセットの音も用いるが、ボサノヴァっぽい曲はわりとシンプルにやっていた。一言で言えば、ちょい浮世離れしたところもある広角型の大人ポップとなるのだろうが、まずは彼女のたたずまいやそれとつながる歌唱があるアーティストなり。音楽性に黒っぽい要素はないが、なんか物腰はファンキーなところもある人で、それも魅力的だと思った。
+トーマス・カーボウ
8弦ギター(6弦のレギュラーに、それより下の2弦を足したものを弾いていると見た)を用いるカナダ人ミュージシャン。普段はトリオでやっているようだが、この晩はサンプラーと、2つのPCを並べつつ、ソロによるパフォーマンスを聞かせる。その場で弾いた音をサンプリングしながら、音を重ねていったりもするそれは、普段からこういうスタイルでやっていると言われたら信じそう。つらつらと流れる曲調は叙情的と言えるものが多く、彼はそこに裏声詠唱を加えもする。そんな彼のギグは背後に映像をだしていたが、ビートの効いた曲にはJFKとMLKの演説映像を流しつつ、その音声も前に出すということをしていた。それ、けっこう迫力あったな。
+馬場智章カルテット
NY在住の日本人ジャズ・マンで組まれたJ- SQUADのフロントの一角をなす、まだ20代半ばのテナー・サックス奏者。この晩はワン・ホーンの日本人カルテットでの出演で、ピアノの宮川純(2015年10月15日、2016年8月10日)、ベースの伊藤勇司、ドラムの鈴木宏紀がつく。見た目が若い人たちがアコースティックで、ストレートなジャズにどこか世代感を滲ませつつ邁進する様はやはりいいナ。曲はすべてオリジナルだったはずで、その気概もよし。今、NYで自己リーダー作を作っているようだ。彼、テナーの原点はマイケル・ブレッカー(2000年3月2日、2004年2月13日)。その前はアルトをしていて、ケニー・Gが好きだったそう。
▶︎過去の、宮川純
http://43142.diarynote.jp/?day=20151015
http://43142.diarynote.jp/201608111103309626/
▶過去の、マイケル・ブレッカー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://43142.diarynote.jp/200402171832080000/
+マドレーヌ&ソロモン
この手のフェスは未知の秀でたアーティストとの出会いにうれCとなるのを期待できるのだが、この晩はこのフランス人デュオがまさしくそうだったな。いや、その超然としたアーティスト性はすごい。そんな二人は『A Woman’s Journey』(Promise Land、2016年)というアルバムを出しているが、それは女性の生き方とも重なるアメリカの曲を取り上げた1作。彼女たちはビリー・ホリデイ、ニーナ・シモン、ジャニス・イアン、マーヴィン・ゲイ、ミニー・リパートンらの曲を実に静謐に、思慮深く開き直していて、ショウでも二人はそこからの曲を披露した。マドレーヌの歌唱はかなりタイムレスで、ちょい芝居っ気もあるかも。いわゆる米国的ソウルネスはほぼ抱えずに、毅然と欧州人としての持ち味を開く。一方、サロモンはちょい弾いただけで、すごい弾き手であると思わせる。僕がすぐに想起したのは、上品で壊れない板橋文夫(2004年8月19日、2004年10日10日、2005年11月15日、2009年1月22日、2016年9月27日)。なんか淡々と弾いていても、悪魔がペロリと舌を出す窓を横に見させるようなところがあり、ぼくはシビれた。1曲は、マレットでピアノの弦を叩くことで伴奏音を出していた。全部英語で歌っていたが、最後はコール・ポーター曲をフランス語で歌った。
▶過去の、板橋文夫
http://43142.diarynote.jp/200408202133070000/
http://43142.diarynote.jp/200410162220330000/
http://43142.diarynote.jp/200511221816310000/
http://43142.diarynote.jp/200901241915537583/
http://43142.diarynote.jp/201610100849458472/
+アラシュカ
最後はDJもの。レユニオン島出身の、フランス系イラン人アーティストなのだが、これは楽しかった。基本PCでビートを流し、彼は歌ったり(何語だったんだろう。ショウが終わって、君がノっていていたのがステージからでも分かりありがとうとねと話しかけられたが、それを聞くのを忘れてしまった)、縦笛(トラッド系の楽器ではないそう)、パッドやシンバルを叩く。そこから湧くエスノ妙味にはニコりとならずにいられるか。最後の20分ぐらいはパリと日本を行き来していた関係で、彼と親交をだいぶ前から持っていたギタリストの前島潔が加わった。
<今日の、会場>
26日には、芝公園・オランダ大使館で本フェスを祝うパーティが持たれ、けっこう出演者が来ていた。会場入りすると、そのさいに挨拶したり談笑したりしたアーティストやレーベル/マネージメント関係者がいて、いろいろと声をかけられる。土曜日にフェスに出るティム・マクミランとレイチェル・スノウはとても人懐こい人たちですでにメールのやりとりもし、途中までは一緒に和気藹々と見る。1番目に出たセレステとは彼女の求めに従い一緒に写真を撮ったのだが、その弾けた写真が公にならないことを祈る。ところで、マデリーン&ソロモンはこの後いくつかの会場でライヴをするが、フェスとツアーを重ねる人たちもいるようだ。馬場も今この陣容でツアー中だ。
SHIBUYA SHAWCASE FEST 2018
2018年9月28日 音楽 2日目の会場は、チェルシー・ホテルとスターラウンジ。東急ハンズの斜向かいのビルの1階と地下にある。
+Rayon-X
フランス人ラッパー/シンガーとDJのユニットで、かなりキャッチーなことをやっていた。MCで曲のたとえととして、ブルーノ・マーズ(2018年4月13日)を出したものもあり。最後のほうで、昨日見たマリーナセレステ付きのギター奏者が加わった。
▶︎過去の、ブルーノ・マーズ
http://43142.diarynote.jp/201804131140254200/
+SHAUIT
カナダのケベック州北東部のマリオトナムの出身で、ネイティヴ・カナディアンであるそう。堂にいったレゲエ・サウンドのもと、朴訥な容姿の彼はまっすぐに歌う。そのポイントはネイティヴ・カナディアンの言葉で歌っている(ような)こと。それ、どこかもう一つのパトワと言いたくなる、レゲエ・ビートとの親和性あり。基本彼はギターを弾きながら歌うが、ボーランみたいな打楽器を叩きながら歌う場合もあった。プリセットの音も控えめに用いるバンドはギター、ベース、ドラム。特に、黒人ドラマーは完璧。ときにダブも噛ませる音作りのもと、十全なリディムを送り出す。スライ・ダンバー(1999年12月6日、2003年7月25日、2009年3月7日、2011年11月4日、2014年10月10日、2018年9月18日)と同じように、彼も小さなシンバルを控えめにセットし、あまり叩いていなかった。
▶過去の、スライ・ダンバー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/december1999live.htm
http://43142.diarynote.jp/200903122225149470/
http://43142.diarynote.jp/?day=20111104
http://43142.diarynote.jp/201410201120545545/
http://43142.diarynote.jp/201809191422205248/
+SHUNGU
フロム・ベルギー。へえ、こんな外しの感覚を持つエレクトロニカの担い手がいるのか。音だしと鍵盤と歌、ギター、パーカッションの3人でパフォーマンスを行う。その、なあなあの虚脱感は妙な魅力あり。途中で2曲、アフリカ系ラッパーも加わった。
+TIGER/SWAN
デンマークのバンド。ヴォーカルに、ギター2、ベース、ドラムという編成で、産業ロックと言いたくなるものを送り出す。だが、出音が的確で、音楽性には疑問をもつものの、確実にこれはありと思ってしまった。ダーティ・ループスみたなのからインエクセスみたないなものまで、ナンパな曲をやる。まだ20代だろう左利きギターとベーシストはかなりルックス良し。米国メジャーが彼らに声をかけても不思議はなく、世界に飛び出せるバンドではないかと感じた。
+L.TEEZ
いかにもDQNな風体のカナダの白人ヒップホッパー(1995年生まれ)だが、けっこうおもしろかった。DJ も何気に力あり。
+AMBIENTE
日本の8人組バンドで、男性ヴォーカル、女性補助ヴォーカル、鍵盤、ギター2、ベース、リード(テナーとソプラノ・サックス)、ドラムという編成でことにあたる。ソウル・ミュージック愛好を根に起きつつ、少しラテンぽいことをやったり、一人のギターがフラメンコぽい弾き方をするなどもする。歌はよく聞こえた。「スタンド・バイ・ミー」などカヴァーも悪びれずやっていた。
+春ねむり
作曲やトラック・メイキングもこなす女性ラッパー(とはいえ、それはけっこう喋り調。言葉数は多い)。三つ編み&ワン・ピースを来た文学少女風のおとなしそうな風体と、ときに繰り出されるヘッド・バンキング的アクションや絶叫ラップの落差は意識的なものだろう。ラップを日本少女的にデフォルメしているということでは、ベイビーメタルのラップ版みたいな捉え方もできるかもしれないと思った。実際、けっこう外国人客に受けていた。途中で、日本人ラッパー4人組も出て来たが、ちゃんとしていた。
+DAYCARE FOR JEDI
デンマークのポップ・パンク・バンドで、歌も演奏もとてもしっかりしている。この晩、2組のデンマークのバンドを見て、面々はかなり演奏力が高いし、客に対する見せ方も理解していると感じた。
<今日の、あざーす>
出演者の多くは初来日だろう。そして、けっして条件がいいとは言えないなかでの滞日であり、ライヴ披露の場ではあるだろう。だが、皆んなそれぞれに真摯に、心を込めてパフォーマンスする。自分たちの音楽がもっと日本で聞かれることを信じて……。その健気なマインドはエスタブリッシュされた来日アーティストにはないもので、本当に頭がさがる。とともに、こういう人たちのパフォーマンスに触れることは、書き手/紹介者のぼくにとってもとっても有益な体験であると思わずにはいられない。ところで、本日と明日は深夜に5、6人のアクトが出るDJ/エレクトロものの帯も、SHIBUYA SHAWCASE FEST 2018として設けられている。さすが、それに顔を出す根性は今のぼくにはない。このフェスを企画しているのはフランス人だが、体力あるな〜。
+Rayon-X
フランス人ラッパー/シンガーとDJのユニットで、かなりキャッチーなことをやっていた。MCで曲のたとえととして、ブルーノ・マーズ(2018年4月13日)を出したものもあり。最後のほうで、昨日見たマリーナセレステ付きのギター奏者が加わった。
▶︎過去の、ブルーノ・マーズ
http://43142.diarynote.jp/201804131140254200/
+SHAUIT
カナダのケベック州北東部のマリオトナムの出身で、ネイティヴ・カナディアンであるそう。堂にいったレゲエ・サウンドのもと、朴訥な容姿の彼はまっすぐに歌う。そのポイントはネイティヴ・カナディアンの言葉で歌っている(ような)こと。それ、どこかもう一つのパトワと言いたくなる、レゲエ・ビートとの親和性あり。基本彼はギターを弾きながら歌うが、ボーランみたいな打楽器を叩きながら歌う場合もあった。プリセットの音も控えめに用いるバンドはギター、ベース、ドラム。特に、黒人ドラマーは完璧。ときにダブも噛ませる音作りのもと、十全なリディムを送り出す。スライ・ダンバー(1999年12月6日、2003年7月25日、2009年3月7日、2011年11月4日、2014年10月10日、2018年9月18日)と同じように、彼も小さなシンバルを控えめにセットし、あまり叩いていなかった。
▶過去の、スライ・ダンバー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/december1999live.htm
http://43142.diarynote.jp/200903122225149470/
http://43142.diarynote.jp/?day=20111104
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+SHUNGU
フロム・ベルギー。へえ、こんな外しの感覚を持つエレクトロニカの担い手がいるのか。音だしと鍵盤と歌、ギター、パーカッションの3人でパフォーマンスを行う。その、なあなあの虚脱感は妙な魅力あり。途中で2曲、アフリカ系ラッパーも加わった。
+TIGER/SWAN
デンマークのバンド。ヴォーカルに、ギター2、ベース、ドラムという編成で、産業ロックと言いたくなるものを送り出す。だが、出音が的確で、音楽性には疑問をもつものの、確実にこれはありと思ってしまった。ダーティ・ループスみたなのからインエクセスみたないなものまで、ナンパな曲をやる。まだ20代だろう左利きギターとベーシストはかなりルックス良し。米国メジャーが彼らに声をかけても不思議はなく、世界に飛び出せるバンドではないかと感じた。
+L.TEEZ
いかにもDQNな風体のカナダの白人ヒップホッパー(1995年生まれ)だが、けっこうおもしろかった。DJ も何気に力あり。
+AMBIENTE
日本の8人組バンドで、男性ヴォーカル、女性補助ヴォーカル、鍵盤、ギター2、ベース、リード(テナーとソプラノ・サックス)、ドラムという編成でことにあたる。ソウル・ミュージック愛好を根に起きつつ、少しラテンぽいことをやったり、一人のギターがフラメンコぽい弾き方をするなどもする。歌はよく聞こえた。「スタンド・バイ・ミー」などカヴァーも悪びれずやっていた。
+春ねむり
作曲やトラック・メイキングもこなす女性ラッパー(とはいえ、それはけっこう喋り調。言葉数は多い)。三つ編み&ワン・ピースを来た文学少女風のおとなしそうな風体と、ときに繰り出されるヘッド・バンキング的アクションや絶叫ラップの落差は意識的なものだろう。ラップを日本少女的にデフォルメしているということでは、ベイビーメタルのラップ版みたいな捉え方もできるかもしれないと思った。実際、けっこう外国人客に受けていた。途中で、日本人ラッパー4人組も出て来たが、ちゃんとしていた。
+DAYCARE FOR JEDI
デンマークのポップ・パンク・バンドで、歌も演奏もとてもしっかりしている。この晩、2組のデンマークのバンドを見て、面々はかなり演奏力が高いし、客に対する見せ方も理解していると感じた。
<今日の、あざーす>
出演者の多くは初来日だろう。そして、けっして条件がいいとは言えないなかでの滞日であり、ライヴ披露の場ではあるだろう。だが、皆んなそれぞれに真摯に、心を込めてパフォーマンスする。自分たちの音楽がもっと日本で聞かれることを信じて……。その健気なマインドはエスタブリッシュされた来日アーティストにはないもので、本当に頭がさがる。とともに、こういう人たちのパフォーマンスに触れることは、書き手/紹介者のぼくにとってもとっても有益な体験であると思わずにはいられない。ところで、本日と明日は深夜に5、6人のアクトが出るDJ/エレクトロものの帯も、SHIBUYA SHAWCASE FEST 2018として設けられている。さすが、それに顔を出す根性は今のぼくにはない。このフェスを企画しているのはフランス人だが、体力あるな〜。
まず、スペイン人ギタリストのカニサレス(2013年12月18日、2015年9月26日)のグループ公演を、都立大学・めぐろパーシモンホールで見る。セカンド・ギターのフアン・カルロス・ゴメス(2013年12月18日、2015年9月26日)、マンドーラとカンテとパルマのホセ・アンヘルカルモナ、そして踊りのチャロ・エスピーノ(2013年12月18日、2015年9月26日)とアンヘル・ムニョス(2013年12月18日、2015年9月26日)という面々がつく。一人を除きずっと一緒にやっている人たちだが、改めて達者な人たちを雇っていると思った。ダンサーたちスリムで、見栄えもするしね。
約1時間の1部を見たが、いろいろな部分で大きく頷く。まず、カニサレスは肌の色が白い。なるほど、ヒターノの血が入っていないという事実に納得。ショウは彼のソロ演奏から始まったが、クラシックの方のソリストとしても勝負できるだけあって、アートであるなーと頷く。フラメンコの下地にいろんな見聞やひらめきを加えることで、彼の演奏表現が成り立っているのだと、それは雄弁に伝える。以後、同行者たちとのいろんな組み合わせのもと、彼のオリジナルやフラメンコ曲が演奏されるのだが、もう伝統を受けた部分と新たな洗練要素のせめぎあいのようなものにあふれていて、面白くてしょうがない。3本の弦楽器がリフを重ねていくような曲もあったが、その揺れる構築美と言ったなら。なんか良くできた現代的にして精緻な建造物に触れる思いを、ぼくは得てしまった。求道者的な風情を持つカニサレスだが、けっこう笑みを浮かべて弾いているんだな。
▶過去の、カニサレス
http://43142.diarynote.jp/201312191824334317/
http://43142.diarynote.jp/201509291629428595/
その後、渋谷に向かい、SHIBUYA SHAWCASE FEST 2018のデイ3に接する。昨日と同じくチェルシー・ホテルとスターラウンジが会場。
+ティム・マクミラン&レイチェル・スノウ
オーストラリア出身で、現在はドイツのベルリン近郊に拠点を置いている男女デュオ。マクミランはアコースティック・ギター(かなり多彩な弾き方をする)、スノウはヴァイオリンを弾き(ピチカートも用いる)、少しインストのほうが多いがともに歌う。その場合はほぼふたり一緒に歌うのだが、その重なりは綺麗な誘いを持つ。基本、アコースティックで行くデュオ表現ではあるのだが、この二人の表現を伝えるのはなかなか難しい。オリジナルもやれば、カヴァーのウィットに富んだマッシュ・アップもあり、アイリッシュ・ミュージック的な様相をだすときも2割ほど。結局、人間性謳歌の手作り音楽と言えるものを彼らはやっているんだと思う。
+ターボバイアー
オーストリアの4人組バンドで、もう竹をわったように明快な、メロディ性も持つパンク・バンド。趣味とは合致しないが、笑顔でニコニコ見ちゃたな。いかにもの、ラモーンズみたいな格好にも頷く。
+キム・ヤンセン
バンコク、プノンペン、カトマンズ育ちという、オランダのシンガー・ソングライター。ギターを弾きながら歌う彼を、女性キーボード奏者、ベース、ドラムがサポート。まずは、きっちりとシンガー・ソングライター表現が核にあり、それを少し響きの入ったバンドのサウンドでコーティングしているといった感じ。サポート陣が取るコーラスがよろしげでもあった。
+アイ・アム・オーク
彼らもオランダから来ていて、鍵盤やギターを弾きながら歌うタイス・カウクンを中央に置く。そしたら、曲がまったくもってぼくの好みで、引っ張られた。内省的と書くとちょい違うんだが、水面下にある事象を印象に残るメロディに移したような楽曲はもう山ほどの歌心あり。ドラムはスネアやタムにタオルを乗せて音をミュートしていたが、一部ザ・バンドのリヴォン・ヘルムを思わさせたなんて書くとこれは褒めすぎか。プロダクツを聞くと、けっこうエレクトロな味付けをしたものもあるんだけど、とってもナチュラルな味が美味しゅうございました。
<今日の、よろこび>
昨年のSHIBUYA SHAWCASE FESTではガエル・バズウェル(2017年9月15日、2018年9月23日)と邂逅し、その後も連絡を取り合うなど仲良しになってしまったが、今回のフェスで一番仲良しになったのが、ティム・マクミランとレイチェル・スノウ。二人とも、もうマインドが最高。ぼくの不適切ななんちゃって英語にも笑顔で付き合ってくれるしね。スノウのヴァイオリンは祖父が弾いていたものだそう。マクミランのパーカッシヴでもあるギター・スタイルは故マイケル・ヘッジスを思い出させるものだが、彼はやはりヘッジスを大好きであるそう。あなたはギタリストであるだけでなく打楽器奏者でもあるんだねとカランに言うと、横からコメディアンでもあるわよねとスノウが加える。たしかにマクミランは少し日本語の単語をまぜながらユーモアたっぷりにショウをすすめていくのだが。彼は前に大阪出身の娘と付き合ったことがあり、日本は2度目。スノウは今回が初来日だ。ふたりは5作品ほどアルバムをだすとともに、マクミランはソロ名義作も出している。
▶︎過去の、ガエル・バズウェル
http://43142.diarynote.jp/201709160841239914/
http://43142.diarynote.jp/201809261357472982/
約1時間の1部を見たが、いろいろな部分で大きく頷く。まず、カニサレスは肌の色が白い。なるほど、ヒターノの血が入っていないという事実に納得。ショウは彼のソロ演奏から始まったが、クラシックの方のソリストとしても勝負できるだけあって、アートであるなーと頷く。フラメンコの下地にいろんな見聞やひらめきを加えることで、彼の演奏表現が成り立っているのだと、それは雄弁に伝える。以後、同行者たちとのいろんな組み合わせのもと、彼のオリジナルやフラメンコ曲が演奏されるのだが、もう伝統を受けた部分と新たな洗練要素のせめぎあいのようなものにあふれていて、面白くてしょうがない。3本の弦楽器がリフを重ねていくような曲もあったが、その揺れる構築美と言ったなら。なんか良くできた現代的にして精緻な建造物に触れる思いを、ぼくは得てしまった。求道者的な風情を持つカニサレスだが、けっこう笑みを浮かべて弾いているんだな。
▶過去の、カニサレス
http://43142.diarynote.jp/201312191824334317/
http://43142.diarynote.jp/201509291629428595/
その後、渋谷に向かい、SHIBUYA SHAWCASE FEST 2018のデイ3に接する。昨日と同じくチェルシー・ホテルとスターラウンジが会場。
+ティム・マクミラン&レイチェル・スノウ
オーストラリア出身で、現在はドイツのベルリン近郊に拠点を置いている男女デュオ。マクミランはアコースティック・ギター(かなり多彩な弾き方をする)、スノウはヴァイオリンを弾き(ピチカートも用いる)、少しインストのほうが多いがともに歌う。その場合はほぼふたり一緒に歌うのだが、その重なりは綺麗な誘いを持つ。基本、アコースティックで行くデュオ表現ではあるのだが、この二人の表現を伝えるのはなかなか難しい。オリジナルもやれば、カヴァーのウィットに富んだマッシュ・アップもあり、アイリッシュ・ミュージック的な様相をだすときも2割ほど。結局、人間性謳歌の手作り音楽と言えるものを彼らはやっているんだと思う。
+ターボバイアー
オーストリアの4人組バンドで、もう竹をわったように明快な、メロディ性も持つパンク・バンド。趣味とは合致しないが、笑顔でニコニコ見ちゃたな。いかにもの、ラモーンズみたいな格好にも頷く。
+キム・ヤンセン
バンコク、プノンペン、カトマンズ育ちという、オランダのシンガー・ソングライター。ギターを弾きながら歌う彼を、女性キーボード奏者、ベース、ドラムがサポート。まずは、きっちりとシンガー・ソングライター表現が核にあり、それを少し響きの入ったバンドのサウンドでコーティングしているといった感じ。サポート陣が取るコーラスがよろしげでもあった。
+アイ・アム・オーク
彼らもオランダから来ていて、鍵盤やギターを弾きながら歌うタイス・カウクンを中央に置く。そしたら、曲がまったくもってぼくの好みで、引っ張られた。内省的と書くとちょい違うんだが、水面下にある事象を印象に残るメロディに移したような楽曲はもう山ほどの歌心あり。ドラムはスネアやタムにタオルを乗せて音をミュートしていたが、一部ザ・バンドのリヴォン・ヘルムを思わさせたなんて書くとこれは褒めすぎか。プロダクツを聞くと、けっこうエレクトロな味付けをしたものもあるんだけど、とってもナチュラルな味が美味しゅうございました。
<今日の、よろこび>
昨年のSHIBUYA SHAWCASE FESTではガエル・バズウェル(2017年9月15日、2018年9月23日)と邂逅し、その後も連絡を取り合うなど仲良しになってしまったが、今回のフェスで一番仲良しになったのが、ティム・マクミランとレイチェル・スノウ。二人とも、もうマインドが最高。ぼくの不適切ななんちゃって英語にも笑顔で付き合ってくれるしね。スノウのヴァイオリンは祖父が弾いていたものだそう。マクミランのパーカッシヴでもあるギター・スタイルは故マイケル・ヘッジスを思い出させるものだが、彼はやはりヘッジスを大好きであるそう。あなたはギタリストであるだけでなく打楽器奏者でもあるんだねとカランに言うと、横からコメディアンでもあるわよねとスノウが加える。たしかにマクミランは少し日本語の単語をまぜながらユーモアたっぷりにショウをすすめていくのだが。彼は前に大阪出身の娘と付き合ったことがあり、日本は2度目。スノウは今回が初来日だ。ふたりは5作品ほどアルバムをだすとともに、マクミランはソロ名義作も出している。
▶︎過去の、ガエル・バズウェル
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テリエ・イースングセット+。ブルース・コバーン
2018年9月30日 音楽 まず、新宿・ピットイン(昼の部)でノルウェーの打楽器奏者(2011年5月27日)を中心に置くイヴェントを見る。ノルウェーのDIY的自由音楽家のイースングセットが今年東京各地で楽器の材料探し〜楽器作りをし、ワーク・ショップ的公演も行う「東京の音」というプロジェクトの一環、仕上げの公演のよう。この日は、そのヴェリエーションを広げた3日目の出し物なり。
まずは、この2月や5月(八丈島)や8〜9月(奥多摩)に来日した際に、音探しと楽器制作の過程を追ったドキュメンタリー映像が30分流される。1964年生まれのイースングセットの開かれた人間性が印象に残るか。客席には子供もいたが、若年層にもそれは興味を喚起するものであったろう。
その後のライヴは、2部制にてもたれる。1部は一連の東京滞在でつくったものもいろいろと並べたと思われる打楽器群を扱うイースングセットと、北欧サーミの民謡ヨイクを今の乗りで開くシンガーのサラ・マリエル・ガウプ・ベアスカ(2016年10月22日)のデュオ。いろいろと置かれた鳴り物群の1部を用いプリミティヴな反復音を作るイースングセットの音にベアスカは悠々と美味しい癖のある歌を乗せていくわけだが、その様にはいささかびっくり。もう即興で魅惑的にヴォーカルを泳がせているように思われ、これはすごいシンガーであると思った次第。どうやら、それらはトラッド曲を歌っていたようだが、彼女の歌唱は伝統を背負った確固たるテイストと新しい興味の拮抗の美点をきっちり示していた。
休憩をはさんで、まず巻上公一(2004年11月6日、2013年8月11日、2015年9月28日、2016年7月12日、2017年9月13日)がソロで肉声とプリセット音を重ねるパフォーマンス。そして、直川礼緒、尾引浩志が口琴のソロをそれぞれに披露。その際、一口に口琴と言っても各国に、いろんな素材のものがあることが説明される。へ〜え。そして、続いてイースングセットの口琴のソロ。ほう、大柄なためもあってか彼のその音はアタックが強く、絶妙に変化する音色と反復させるフレイズの相乗で、今様ダンス・フロアにも対応するシークエンス音みたいだとぼくは頷いた。その後、4人による口琴の重なりパフォーマンスなども披露されたんじゃないかとも思うが、時間切れで次の場所に移動する。
▶︎過去の、テリエ・イースングセット
http://43142.diarynote.jp/201105282359253429/
▶︎過去の、サラ・マリエル・ガウプ・ベアスカ/アルヴァス
http://43142.diarynote.jp/201610241405267224/
▶︎過去の、巻上公一
http://43142.diarynote.jp/200411071407550000/
http://43142.diarynote.jp/201308130851402454/
http://43142.diarynote.jp/201510021143165760/
http://43142.diarynote.jp/201709141146381271/
六本木・ビルボードライブ東京で、通受けのカナダ人シンガー・ソングライターのブルース・コバーン(現在は米国に住んでいるらしい)の実演を見る。ソロでのパフォーマンス。16時半からの、ファースト・ショウ。日本ではアンダーレテッドな、まさに才人。1970年いこう四半世紀はCBSコロムビアに在籍するなどもし、これまで30枚を超えるリーダー作を出している御仁だ。自伝を書いたり、ドキュメンタリー映画も作られている。来日は25年ぶりとか。
10歳未満の娘がいるそうだが、ステージにあがるコバーンはけっこう腰が曲がっているという感じで、年齢より年をとっているように思えたか。が、アコースティック・ギターを手にし、アルペジオし始めると、独自の切れと透明感が交錯しあうような感じで抑揚〜それはフォーキー的グルーヴと言っていいものかもしれない〜が湧き上がり、さすがとなる。そして、余裕と含蓄にあふれた歌声がそこに入り、すうっとブルース・コバーンという世界が作り上げられる。往往にしてギター弾き語り系ギターが苦手なぼくだが、彼にはそんなことを感じさせない、広がる滋味がある。その一端がジャジーなコードワークをすんなり使う事だが、その新作『Bone on Bone』(True North、2017年)にはロン・マイルズ(2005年6月9日やスコット・アメンドラ(2015年2月18日、2015年6月2日、2017年5月13日)らジャズ奏者も入っていた。他に、リゾネイター・ギター(ドブロと言われたりもする外見のギター)を弾いたり、南米弦楽器のチャランゴを手にした曲もあり。ギターのサンプリング音をループさせる曲もあった。古い曲もやったが、見事に生きている実演であったとも、ぼくは言いたい。
▶︎過去の、スコット・アメンドラ
http://43142.diarynote.jp/201502230940316504/
http://43142.diarynote.jp/201506070750376864/
http://43142.diarynote.jp/201705140938439184/
▶︎過去の、ロン・マイルズ
http://43142.diarynote.jp/200506120644360000/
<今日の、安堵>
すんごい猛威をふるう台風24号がどんどん西から東へ動いた日。少しおののいたが、新宿に行くときは雨も風もなし。よかったー。18時すぎ、コバーン公演(わりと、フツーの入りでした。ファンは強し?)が終わると、会場で会った仲良しさんがご飯食べに行こうと執拗に誘ってくる。あんたら、バカ(苦笑)? JRも20時で運休になるというし、いつまで天候がのんびりしているかもわからない。結局、東京が暴風雨に見舞われたのは遅くだったが、寝ていて音で目が覚めたので相当に強い風が吹いていたのではと思われる。これが6時間早くなくてよかったァ。
まずは、この2月や5月(八丈島)や8〜9月(奥多摩)に来日した際に、音探しと楽器制作の過程を追ったドキュメンタリー映像が30分流される。1964年生まれのイースングセットの開かれた人間性が印象に残るか。客席には子供もいたが、若年層にもそれは興味を喚起するものであったろう。
その後のライヴは、2部制にてもたれる。1部は一連の東京滞在でつくったものもいろいろと並べたと思われる打楽器群を扱うイースングセットと、北欧サーミの民謡ヨイクを今の乗りで開くシンガーのサラ・マリエル・ガウプ・ベアスカ(2016年10月22日)のデュオ。いろいろと置かれた鳴り物群の1部を用いプリミティヴな反復音を作るイースングセットの音にベアスカは悠々と美味しい癖のある歌を乗せていくわけだが、その様にはいささかびっくり。もう即興で魅惑的にヴォーカルを泳がせているように思われ、これはすごいシンガーであると思った次第。どうやら、それらはトラッド曲を歌っていたようだが、彼女の歌唱は伝統を背負った確固たるテイストと新しい興味の拮抗の美点をきっちり示していた。
休憩をはさんで、まず巻上公一(2004年11月6日、2013年8月11日、2015年9月28日、2016年7月12日、2017年9月13日)がソロで肉声とプリセット音を重ねるパフォーマンス。そして、直川礼緒、尾引浩志が口琴のソロをそれぞれに披露。その際、一口に口琴と言っても各国に、いろんな素材のものがあることが説明される。へ〜え。そして、続いてイースングセットの口琴のソロ。ほう、大柄なためもあってか彼のその音はアタックが強く、絶妙に変化する音色と反復させるフレイズの相乗で、今様ダンス・フロアにも対応するシークエンス音みたいだとぼくは頷いた。その後、4人による口琴の重なりパフォーマンスなども披露されたんじゃないかとも思うが、時間切れで次の場所に移動する。
▶︎過去の、テリエ・イースングセット
http://43142.diarynote.jp/201105282359253429/
▶︎過去の、サラ・マリエル・ガウプ・ベアスカ/アルヴァス
http://43142.diarynote.jp/201610241405267224/
▶︎過去の、巻上公一
http://43142.diarynote.jp/200411071407550000/
http://43142.diarynote.jp/201308130851402454/
http://43142.diarynote.jp/201510021143165760/
http://43142.diarynote.jp/201709141146381271/
六本木・ビルボードライブ東京で、通受けのカナダ人シンガー・ソングライターのブルース・コバーン(現在は米国に住んでいるらしい)の実演を見る。ソロでのパフォーマンス。16時半からの、ファースト・ショウ。日本ではアンダーレテッドな、まさに才人。1970年いこう四半世紀はCBSコロムビアに在籍するなどもし、これまで30枚を超えるリーダー作を出している御仁だ。自伝を書いたり、ドキュメンタリー映画も作られている。来日は25年ぶりとか。
10歳未満の娘がいるそうだが、ステージにあがるコバーンはけっこう腰が曲がっているという感じで、年齢より年をとっているように思えたか。が、アコースティック・ギターを手にし、アルペジオし始めると、独自の切れと透明感が交錯しあうような感じで抑揚〜それはフォーキー的グルーヴと言っていいものかもしれない〜が湧き上がり、さすがとなる。そして、余裕と含蓄にあふれた歌声がそこに入り、すうっとブルース・コバーンという世界が作り上げられる。往往にしてギター弾き語り系ギターが苦手なぼくだが、彼にはそんなことを感じさせない、広がる滋味がある。その一端がジャジーなコードワークをすんなり使う事だが、その新作『Bone on Bone』(True North、2017年)にはロン・マイルズ(2005年6月9日やスコット・アメンドラ(2015年2月18日、2015年6月2日、2017年5月13日)らジャズ奏者も入っていた。他に、リゾネイター・ギター(ドブロと言われたりもする外見のギター)を弾いたり、南米弦楽器のチャランゴを手にした曲もあり。ギターのサンプリング音をループさせる曲もあった。古い曲もやったが、見事に生きている実演であったとも、ぼくは言いたい。
▶︎過去の、スコット・アメンドラ
http://43142.diarynote.jp/201502230940316504/
http://43142.diarynote.jp/201506070750376864/
http://43142.diarynote.jp/201705140938439184/
▶︎過去の、ロン・マイルズ
http://43142.diarynote.jp/200506120644360000/
<今日の、安堵>
すんごい猛威をふるう台風24号がどんどん西から東へ動いた日。少しおののいたが、新宿に行くときは雨も風もなし。よかったー。18時すぎ、コバーン公演(わりと、フツーの入りでした。ファンは強し?)が終わると、会場で会った仲良しさんがご飯食べに行こうと執拗に誘ってくる。あんたら、バカ(苦笑)? JRも20時で運休になるというし、いつまで天候がのんびりしているかもわからない。結局、東京が暴風雨に見舞われたのは遅くだったが、寝ていて音で目が覚めたので相当に強い風が吹いていたのではと思われる。これが6時間早くなくてよかったァ。