有楽町・東京国際フォーラム、ホールA。
*バルカン・ビート・ボックス
イスラエルのかっとびビート・ミュージック集団(2007年10月25日、2008年7月6日、2008年7月8日)、やはりなんか引きつけるし、鼓舞される。まず、頭の2、3曲にびっくり。彼ら、エイジアン・ダブ・ファウンデーション(2000年10月6日)のようにPC音併用のバンドだったのに、完全人力のサウンドでぶっ飛ばしたから。おお肉々しくも汗が似合うっ、と思って見ていたら、その後はプリセットのビート併用にてパフォーマンス。1曲には、ソイル&ザ“ピンプ”セッションズ(2012年3月3日、他)の面々が入り、とくに2人の管奏者は長目のソロを取った。
*タワー・オブ・パワー
元オークランド(今、構成員は米国各地に散っている)の名ファンク・バンド(2011年3月10日、他)も出演。リード・ヴォーカルのラリー・ブラッグスは格好いいなー。キーボード奏者は東京在住の元メイズの達人、フィリップ・ウー(2007年6月6日、2009年5月26日)。急遽弾くことになったらしいが、なんら問題なく。譜面おいてなかったような。
*ルーファス・フィーチャリング・スガシカオ・ウィズ・タワー・オブ・パワー・ホーン・セクション
これはぎょぎょという出し物、だな。まずはルーファス(2011年6月22日、他)単体で、トニー・メイデンが中心となり、次から次へとヒット曲を繰り出す。今回は総勢10人(歌手はメイデンの娘を含め女性2人)で、打楽器は有名スタジオ・マンのレニー・カストロと紹介される。それで、中盤過ぎにスガシカオ(2001年2月18日)が出て来て、彼の持ち歌を3曲やる。米国人に囲まれると、40代半ばのスガはまだ青年のようだ。この日のスガ曲はファンから見ると、意外な選曲でもあるとか。おそらく、ルーファス側との合議できまったのだろう。ルーファスは伴奏だけでなく、コーラスもつける。その2曲目から、タワー・オブ・パワーの4人のホーン隊が合流。スガが下がったあと、今度はラリー・ブラッグスが出て来て、ルーファス+タワー合体のもとルーファス曲を歌ったりも。
@エスペランサ・スポルディング“ラジオ・ミュージック・ソサエティ”
ステージ上には、10人を超えるミュージシャンが。そして、前回公演(2011年2月17日)は弦楽器奏者が並んでいたのに対し、今回は管楽器奏者がずらり。前作『チェンバー・ミュージック・ソサエティ』と今作『ラジオ・ミュージック・ソサエティ』は同時録音進行していたブツで前者は弦楽器の重なりを介したのに対し、今作は管楽器奏者の音群を重用……。編成からも、このライヴは『ラジオ・ミュージック・ソサエティ』の内容を公の場で開かんとしていたのが分りますね。演目もみな、新作収録曲ではなかったか。そのアルバム表題に表れているように、彼女(2012年3月7日参照)は広く大衆に届くことを願って新作を送り出したわけだが、とにもかくにもやっぱり彼女は凄い、目映く輝きまくりだァと、痛感させられる実演ではなかったか。まさしく、ジャズを知っていなくては表われえない、私のニュー・ミュージック! 素晴らしい。なお、ギタリストはジョージ・デューク(2012年3月2日、他)がよくレコーディングで使ってもいる、パンク・ジャズの大御所ジェフ・リー・ジョンソン(2004年10月28日)を同行させていた。彼は『ラジオ・ミュージック・ソサエティ』にも参加していたわけだが、エスペランサ偉いっ!
<今日の、音>
今に始まったことではないが、ホールAの音は良くない。それは、幕張メッセなどの音響の良くない倉庫のような会場でのライヴに慣れていても、そう感じる。まあ、放送にはラインからとって調整して使えばOKなのだろうが、ホール入場者のことをもっと考えて、主催のNHKはもう少しいい音を出すようにがんばってほしい。
*バルカン・ビート・ボックス
イスラエルのかっとびビート・ミュージック集団(2007年10月25日、2008年7月6日、2008年7月8日)、やはりなんか引きつけるし、鼓舞される。まず、頭の2、3曲にびっくり。彼ら、エイジアン・ダブ・ファウンデーション(2000年10月6日)のようにPC音併用のバンドだったのに、完全人力のサウンドでぶっ飛ばしたから。おお肉々しくも汗が似合うっ、と思って見ていたら、その後はプリセットのビート併用にてパフォーマンス。1曲には、ソイル&ザ“ピンプ”セッションズ(2012年3月3日、他)の面々が入り、とくに2人の管奏者は長目のソロを取った。
*タワー・オブ・パワー
元オークランド(今、構成員は米国各地に散っている)の名ファンク・バンド(2011年3月10日、他)も出演。リード・ヴォーカルのラリー・ブラッグスは格好いいなー。キーボード奏者は東京在住の元メイズの達人、フィリップ・ウー(2007年6月6日、2009年5月26日)。急遽弾くことになったらしいが、なんら問題なく。譜面おいてなかったような。
*ルーファス・フィーチャリング・スガシカオ・ウィズ・タワー・オブ・パワー・ホーン・セクション
これはぎょぎょという出し物、だな。まずはルーファス(2011年6月22日、他)単体で、トニー・メイデンが中心となり、次から次へとヒット曲を繰り出す。今回は総勢10人(歌手はメイデンの娘を含め女性2人)で、打楽器は有名スタジオ・マンのレニー・カストロと紹介される。それで、中盤過ぎにスガシカオ(2001年2月18日)が出て来て、彼の持ち歌を3曲やる。米国人に囲まれると、40代半ばのスガはまだ青年のようだ。この日のスガ曲はファンから見ると、意外な選曲でもあるとか。おそらく、ルーファス側との合議できまったのだろう。ルーファスは伴奏だけでなく、コーラスもつける。その2曲目から、タワー・オブ・パワーの4人のホーン隊が合流。スガが下がったあと、今度はラリー・ブラッグスが出て来て、ルーファス+タワー合体のもとルーファス曲を歌ったりも。
@エスペランサ・スポルディング“ラジオ・ミュージック・ソサエティ”
ステージ上には、10人を超えるミュージシャンが。そして、前回公演(2011年2月17日)は弦楽器奏者が並んでいたのに対し、今回は管楽器奏者がずらり。前作『チェンバー・ミュージック・ソサエティ』と今作『ラジオ・ミュージック・ソサエティ』は同時録音進行していたブツで前者は弦楽器の重なりを介したのに対し、今作は管楽器奏者の音群を重用……。編成からも、このライヴは『ラジオ・ミュージック・ソサエティ』の内容を公の場で開かんとしていたのが分りますね。演目もみな、新作収録曲ではなかったか。そのアルバム表題に表れているように、彼女(2012年3月7日参照)は広く大衆に届くことを願って新作を送り出したわけだが、とにもかくにもやっぱり彼女は凄い、目映く輝きまくりだァと、痛感させられる実演ではなかったか。まさしく、ジャズを知っていなくては表われえない、私のニュー・ミュージック! 素晴らしい。なお、ギタリストはジョージ・デューク(2012年3月2日、他)がよくレコーディングで使ってもいる、パンク・ジャズの大御所ジェフ・リー・ジョンソン(2004年10月28日)を同行させていた。彼は『ラジオ・ミュージック・ソサエティ』にも参加していたわけだが、エスペランサ偉いっ!
<今日の、音>
今に始まったことではないが、ホールAの音は良くない。それは、幕張メッセなどの音響の良くない倉庫のような会場でのライヴに慣れていても、そう感じる。まあ、放送にはラインからとって調整して使えばOKなのだろうが、ホール入場者のことをもっと考えて、主催のNHKはもう少しいい音を出すようにがんばってほしい。