ジャズ・アット・ザ・フィルハーモニック。後にヴァーヴやパブロなどのジャズ・レーベルも興す米国人ジャズ名士となるノーマン・グランツが1940年代から持った(1950年代にかけてが全盛期だろうけど、1980年代にも持たれたことはあった)、何人ものジャズ奏者や歌手を擁したパッケージ興行の名称だ。LAのザ・フィルハーモニック・オーディトリアムで最初開催されたことで、その名称を持つ。Jazz At The Philharmonicの略称である、”J.A.T.P.”と書いた方が通りはいいか。ともあれ、その名前でいろいろライヴ・アルバムが出ていますね。また、それで日本にもやってきて、ジャズ啓蒙大使みたいな役割を果たしたこともあった。その1回目は1953年に銀座の日劇で持たれ(のちに、パブロから実況盤が出ている)、その際は羽田から銀座までオープンカーによるパレードが持たれたそうな。そういう歴史を経ての、日本での温かいジャズ受容でもあるわけですね。そんなジャズの歴史に燦然と名を残す名称を用いた出し物は、日本のユニバーサル・ミュージックと関係を持つ3人の女性の担い手がそれぞれのバンドとともに出るという内容のもの。場所は日本橋・三越劇場。三越デパートで一番古い日本橋本店の6Fにある500シーターほどのホールだが、ほうこれはなかなか歴史を感じさせる内装なり。もう、リッチであらんとするハッタリを目一杯出してみましたというそれは風雅とは思わないが、一見の価値はあり。あ、そういうのを今っぽく展開すると、目黒・ホテル雅叙園みたいな感じになるのかも? ともあれ、こういう古い会場でやるというので、J.A.T.P.という由緒正しい名称を担ぎ出すという発想は主催者側にあったのか。この劇場での他の出し物の告知を見ると、今日の内容がいかに例外かがよく分かった。今日がここに来る最後となる公算は大きそう。
まず、ピアニストの桑原あい(2013年9月8日、2016年12月7日、2017年7月8日)は、ダブル・ベースの鳥越啓介(2000年9月14日、2001年2月15日、2003年3月6日、2008年12月15日、2013年3月26日)とドラムの千住宗臣(2007年4月20日、2009年10月31日、2010年9月11日、2011年5月22日、2012年3月21日、2013年1月10日、2014年7月8日)からなるトリオにて登場。オープナーはエリントンのどう猛曲「マネー・ジャングル」で、あとはオリジナル曲だったはずだが、それらはキレキレ。おお、桑原はこんな演奏もできるのかあと頷かせる勢いと凄みを与えたな。保守的な層が大半と思われる観客にとってそれは耳に優しくないパフォーマンスだったはずだが(MCは優しいものだった)、あっち側にも踏み込まんとする演奏を颯爽と披露する様に大きく頷く。鳥越のベース音はブーストをかけすぎと思えた。ずっと電気ベーシストと活動してきた桑原だけに、それは彼女の指示によるものかももしれないが。また、こんなジャズな演奏をする千住には初めて接する。
▶︎過去の、桑原あい
http://43142.diarynote.jp/?day=20130908
http://43142.diarynote.jp/201612100926461885/
http://43142.diarynote.jp/201707101243147840/
▶︎過去の、鳥越啓介
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-9.htm phat (オーガニック・グルーヴ)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-2.htm phat (オーガニック・グルーヴ)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm phat
http://43142.diarynote.jp/200812281441122331/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130326
▶過去の、千住宗臣
http://43142.diarynote.jp/200704251225580000/
http://43142.diarynote.jp/200911010931589797/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100911
http://43142.diarynote.jp/201105230926029205/
http://43142.diarynote.jp/201203260805006088/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130110
http://43142.diarynote.jp/201407091243129270/
次に出てきたのは、ヴァイオリン奏者の寺井尚子(2011年3月28日、2016年9月3日)。ピアノ(アレンジも担当するヴェテランの北島直樹。寺井は彼に全幅の信頼を置いているのがよく分かるが、ぼくは彼のええかっこしいの演奏がダメだった)、ダブル・ベース(1700年代の楽器であると紹介されていた)、ドラム(平成生まれとか)を率いてパフォーマンス。スタンダードとタンゴ調の曲の2系統でことを進める。その総体はぼくの耳には穏健志向すぎる。だが、昨年の東京ジャズの際に感心したように、寺井の演奏は雄弁であると思った。そういえば、彼女となぜか勝井祐二(2000年7月29日、2000年9月14日、2002年9月7日、2002年9月14日、2003年3月6日、2003年7月29日、2004年1月16日、2004年5月28日、2004年5月31日、2004年6月2日、2004年6月3日、2004年11月19日、2005年2月15日、2005年2月19日。2005年4月11日。2005年10月30日、2006年5月30日、2006年7月7日、2006年8月27日,2006年12月3日,2006年12月28日、2007年6月29日、2008年1月30日、2008年2月18日、2012年12月23日、2013年1月7日、2013年2月11日、2013年6月6日、2014年7月8日、2014年12月26日他)がヴァイオリン対談をしている記事を結構前に見たことがあったが、媒体はなんだったっけ?
▶︎過去の、寺井尚子
http://43142.diarynote.jp/201104041100266528/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160903
▶過去の、勝井/ROVO
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
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http://43142.diarynote.jp/?day=20121223
http://43142.diarynote.jp/201301151819527787/
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http://43142.diarynote.jp/201306111556299464/
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http://43142.diarynote.jp/201412291146465218/
3番目は、八代亜紀(2012年11月9日、2014年3月13日、2016年10月9日)。ヴァイヴ奏者ながらここでピアノを弾く香取良彦(2012年11月9日、2015年9月27日、2015年10月15日)がバンド・リーダーとなり、そこにギター、縦ベース、ドラムが入った陣容にて歌う。披露したのは、ジャズ・スタンダードと、普段の持ち歌(となるのかな?)をジャズ化したものの。歌謡ショウ的な語りとともに、私のムード・ジャージー歌謡とも言うべきものを悠々と披露した。彼女とマイケル・ジャクソンは同じ8月29日の生まれ。かつて八代にインタヴューした際、彼女はその事実をうれしそうにちゃんと認知していた。それ、MJはまだ存命だったときだなあ。
アンコールは、ヘレン・メリル(2005年7月10日、2013年4月9日)他の名唱で知られるコール・ポーターの著名曲「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」を、桑原と寺井を招いてかなり早いテンポのもと歌った。
▶︎過去の、八代亜紀
http://43142.diarynote.jp/201211170926496101/
http://43142.diarynote.jp/201403151023031434/
http://43142.diarynote.jp/201610141746599845/
▶過去の、香取良彦
http://43142.diarynote.jp/201211170926496101/
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
http://43142.diarynote.jp/201510181000334516/
▶︎過去の、寺井尚子
http://43142.diarynote.jp/201104041100266528/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160903
▶過去の、勝井/ROVO
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200401160000000000/
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http://43142.diarynote.jp/201412291146465218/
▶︎過去の、ヘレン・メリル
http://43142.diarynote.jp/200507161353300000/
http://43142.diarynote.jp/201304101851422199/
そして、丸の内・コットンクラブに移動して、毎年やって来るようになったブラジル人のジャズ・グループ(2013年9月7日、2014年9月27日、2015年9月22日、2016年11月7日)を見る。今回は陣容に一部の変化がありで、ベースのシジェル・ヴィエイラから、やはりコントラバスと電気ベースを弾き分けるフォ・マロスティカに代わる。ピアノのデボラとヴォーカルのダニの母娘とダニの旦那のチアゴ・ハベーロ(ドラム)はもちろん不動だ。あ、ジョイス・モレーノ(2004年7月15日、2005年7月13日、2007年7月24日、2008年9月7日、2009年9月29日、2010年7月29日、2011年8月3日、2012年8月15日、2013年7月30日、2014年7月15日、2015年8月3日、2017年9月8日)とビアンカ・ジスモンチ(2014年6月29日、2016年10月12日)も夫はドラマー。やっぱり、ブラジルでは太鼓のうまい奴はモテる? って、論を導き出すにはサンプルが少なすぎるか。ちなみに、今回不参加のヴィエイラは1週間後にある渡辺貞夫(2002年12月14日、2003年5月6日、2004年12月17日、2005年12月18日、2006年8月8日、2006年9月3日、2006年10月4日、2007年12月16日、2008年12月14日、2009年7月22日、2009年9月3日、2011年7月4日、2012年6月29日、2012年12月15日、2013年4月1日、2013年7月27日、2013年9月29日、2014年7月8日、2014年10月5日、2014年12月14日、2015年12月12日、2016年7月3日、2016年12月11日)のツアーに参加することになっている。
そして、今回はその4人に二人のギタリストが加わる。もろなジャズ流儀の弾き方で無理なく多くの曲に入ったコンハード・ゴイスはダニ・グルジェルのソロ諸作で弾き、また故郷サンパウロ録音のイリアーヌ・イリアス(2006年6月28日、2015年2月8日、2016年1月7日、2017年6月20日)の新作『ダンス・オブ・タイム』(コンコード、2017年)にも参加している。中盤で加わり、2曲バンドと一緒に魅力的なギター弾き語りを披露したト・ブランヂリオーニ は妙味ありのBPM系シンガー・ソングライター。その2008年のデビュー作ではデボラが関与していたが、ダニとは高校時代から15年もの付き合いとか。もう少し彼をフィーチャーする曲を聞きたかった。
総体はそんなに変化はないが、ダニのヴォーカルは今までで一番安定していると感じた。しかし、そのスキャットを駆使して舞い上がっていくような歌唱法は一番誰の影響が強いのだろうか。また、彼女たちは同クアルテート化した英語有名曲を毎度披露するが。今回はマイケル・ジャクソン曲だけだった。
▶過去の、ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート
http://43142.diarynote.jp/201309161507226186/
http://43142.diarynote.jp/201409291720019557/
http://43142.diarynote.jp/201509231115245724/
http://43142.diarynote.jp/201611101703321633/
▶過去の、渡辺貞夫
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm
http://43142.diarynote.jp/20041221210502000
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▶過去の、ジョイス・モレーノ
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http://43142.diarynote.jp/200507161357340000/
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http://43142.diarynote.jp/200809081534510000/
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http://43142.diarynote.jp/201709110843278416/
▶︎過去の、ビアンカ・ヂスモンチ
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▶過去の、イリアーヌ・イリアス
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http://43142.diarynote.jp/201502090956393081/
http://43142.diarynote.jp/201601090750252990/
http://43142.diarynote.jp/201706211900006500/
<今日の、真中>
秋晴れの、一日。早めに日本橋に行き、周辺を探索する。日本橋はいくつもの街道の起点となった、かつては横に魚河岸もあったという、江戸〜東京の中心地。重要文化財にも指定されている日本橋店が三越のフラッグシップ店であるのも、それを物語るものだろう。とはいつつ、ぼくが東京メトロ三越前駅(そういえば、百貨店の名前が駅名についているのは、少なくても東京ではここだけか。とうぜん近くには、日本橋駅もある)からまず向かったのは、マンダリン・オリエンタル東京。ホテル・マニア(?)としては、日本トップ級とも言われるこのホテルを一度のぞいてみたかった。ただ、ロビーなどはかなり上階にあって、関係ない奴は来るな臭を出していると知人が言っていたので、ミーティングをぶち込んで、そこに入っている一つで遅めのランチをとった。ミシュランの星とっているのか。獲得をありがたがりはしないぼくが、その手の店に入るのはいつ以来だろう。なるほどね、ちゃんとしているワ。味も堪能した。海外を中心にいろんな場数を踏んでいるぼくも、当初気後れを感じるところはありました。客室内はどんな感じなのか。一度ぐらいは泊まってみたい。
最初のライヴは17時半開演と、ハンパな開始時間。ゴージャスなノリを味わった後は、日本橋の方に散歩。片側にCOREDO○○という三井系の飲食・物販ビルが立ち並んでいる。マンダリン・ホテルも三井のタワー・ビルディングに入っているし、ここらあたりは三井の街であるのか。
当の日本橋は思っていたよりも川幅が広く立派。できて100年以上たつそうで、妙な装飾オブジェがつけられていたりもする。その発想は、三越劇場のそれと同じ? なるほど、ちょい観光地ぽい感じがある。片側には観光案内所もあった。橋、もとい川の上には、オリンピック開催に合わせて作られた首都高速道路が走り、道路の高さが低く作られていて、思っていた以上に閉塞感を与える。もう少し、上を走らせることは考えなかったのか? コドモのころに親と来たことがあったような気もするが、景観や雰囲気の損なわれ具合は想像以上。よほどテンパっていたか、イケイケどんどんでオリンピックの名のもとやりたい放題だったのか。東京きってのモニュメンタル景勝地を滅茶苦茶にしちゃってはまずいという意見は、さすがに出たでしょ?
そして、そんな東京の歴史を感じさせる場所に立ち、これからの東京や日本はどうなって行くのかと思いは向かずにいられなかった。今のドラスティックな政治状況の変化を前にすると、そうなってしまう。しかし、ほんとびっくりだ。
5年前まで政権を得ていた党がいくらダメダメでもまさか、できたばかりの小政党に身売りしちゃうとは誰が考えようか? 不埒な人間なのでえ〜ってな話も受け入れちゃう方とは思うが、ありゃ信じられん。次の選挙を見て当選確率を強いものとしたい人たちは党はそのままに結託して出ればいいだけの話で、前野誠司もエグいよなあ、彼の意向に党の総会で一任となってしまったという話も信じられない。民主党時代から“第二自民党”とか言っていたぼくであり、ここのところは選挙で入れてはいないものの、社会党の流れをくむ民進党には多少なりの思いはある。
今後、どうなるかは分からないが、当面の動向としてはっきりしているのは、保守対革新の二大政党制なぞとは夢の夢であり、非リベラル右寄り保守の二つの政党が日本を牛耳るようになるということ。小池百合子の脱原発だって、どこまで本気か分からない。今回のカゲキな動きは、今や戦後一番薄汚い宰相という評価を強いものとしている安倍晋三の私利私欲衆議院解散がなかったら、起こらなかったはず。そして、二人の女性政治家がその鍵の人物になったというのは、時代なのか。山尾志桜里のスキャンダルで民進党がボロボロになったことが安倍の今ならばという暴挙を後押ししただろうし、小池の希望の党の党首就任はもう少し後になったはずだし、前原は情けなく民進党を率いただろう。
しかし、山尾については、40歳を過ぎても年下の男とチャラチャラして素敵という同性の声は上がったりしていないのか。そっちの方面で、希望の星ではないの? 品川プリンスという庶民的なホテルではなく、マンダリン・オリエンタルを密会場所に使った方が、相手の男だってお金はそれなりに持っているんだろうし、スマートであったと思いますが。
三越劇場のライヴが終わった後、東京駅近くのコットンクラブには歩いて向かう。乗り換えなけらばならない地下鉄を使うよりその方が早いとの、メトロ駅員の進言に従った。なるほど、15分ほどで“三菱村”と言われる丸の内に着いた。
まず、ピアニストの桑原あい(2013年9月8日、2016年12月7日、2017年7月8日)は、ダブル・ベースの鳥越啓介(2000年9月14日、2001年2月15日、2003年3月6日、2008年12月15日、2013年3月26日)とドラムの千住宗臣(2007年4月20日、2009年10月31日、2010年9月11日、2011年5月22日、2012年3月21日、2013年1月10日、2014年7月8日)からなるトリオにて登場。オープナーはエリントンのどう猛曲「マネー・ジャングル」で、あとはオリジナル曲だったはずだが、それらはキレキレ。おお、桑原はこんな演奏もできるのかあと頷かせる勢いと凄みを与えたな。保守的な層が大半と思われる観客にとってそれは耳に優しくないパフォーマンスだったはずだが(MCは優しいものだった)、あっち側にも踏み込まんとする演奏を颯爽と披露する様に大きく頷く。鳥越のベース音はブーストをかけすぎと思えた。ずっと電気ベーシストと活動してきた桑原だけに、それは彼女の指示によるものかももしれないが。また、こんなジャズな演奏をする千住には初めて接する。
▶︎過去の、桑原あい
http://43142.diarynote.jp/?day=20130908
http://43142.diarynote.jp/201612100926461885/
http://43142.diarynote.jp/201707101243147840/
▶︎過去の、鳥越啓介
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-9.htm phat (オーガニック・グルーヴ)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-2.htm phat (オーガニック・グルーヴ)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm phat
http://43142.diarynote.jp/200812281441122331/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130326
▶過去の、千住宗臣
http://43142.diarynote.jp/200704251225580000/
http://43142.diarynote.jp/200911010931589797/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100911
http://43142.diarynote.jp/201105230926029205/
http://43142.diarynote.jp/201203260805006088/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130110
http://43142.diarynote.jp/201407091243129270/
次に出てきたのは、ヴァイオリン奏者の寺井尚子(2011年3月28日、2016年9月3日)。ピアノ(アレンジも担当するヴェテランの北島直樹。寺井は彼に全幅の信頼を置いているのがよく分かるが、ぼくは彼のええかっこしいの演奏がダメだった)、ダブル・ベース(1700年代の楽器であると紹介されていた)、ドラム(平成生まれとか)を率いてパフォーマンス。スタンダードとタンゴ調の曲の2系統でことを進める。その総体はぼくの耳には穏健志向すぎる。だが、昨年の東京ジャズの際に感心したように、寺井の演奏は雄弁であると思った。そういえば、彼女となぜか勝井祐二(2000年7月29日、2000年9月14日、2002年9月7日、2002年9月14日、2003年3月6日、2003年7月29日、2004年1月16日、2004年5月28日、2004年5月31日、2004年6月2日、2004年6月3日、2004年11月19日、2005年2月15日、2005年2月19日。2005年4月11日。2005年10月30日、2006年5月30日、2006年7月7日、2006年8月27日,2006年12月3日,2006年12月28日、2007年6月29日、2008年1月30日、2008年2月18日、2012年12月23日、2013年1月7日、2013年2月11日、2013年6月6日、2014年7月8日、2014年12月26日他)がヴァイオリン対談をしている記事を結構前に見たことがあったが、媒体はなんだったっけ?
▶︎過去の、寺井尚子
http://43142.diarynote.jp/201104041100266528/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160903
▶過去の、勝井/ROVO
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200401160000000000/
http://43142.diarynote.jp/200406080043380000/
http://43142.diarynote.jp/200406100011020000/
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http://43142.diarynote.jp/?day=20050215
http://43142.diarynote.jp/?day=20050219
http://43142.diarynote.jp/200511130013450000/
http://43142.diarynote.jp/200606071931300000/
http://43142.diarynote.jp/200607100307170000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20060827
http://43142.diarynote.jp/200612060136540000/
http://43142.diarynote.jp/200612291257400000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20070629
http://43142.diarynote.jp/200802051634040000/
http://43142.diarynote.jp/200802212248350000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20121223
http://43142.diarynote.jp/201301151819527787/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130211
http://43142.diarynote.jp/201306111556299464/
http://43142.diarynote.jp/201407091243129270/
http://43142.diarynote.jp/201412291146465218/
3番目は、八代亜紀(2012年11月9日、2014年3月13日、2016年10月9日)。ヴァイヴ奏者ながらここでピアノを弾く香取良彦(2012年11月9日、2015年9月27日、2015年10月15日)がバンド・リーダーとなり、そこにギター、縦ベース、ドラムが入った陣容にて歌う。披露したのは、ジャズ・スタンダードと、普段の持ち歌(となるのかな?)をジャズ化したものの。歌謡ショウ的な語りとともに、私のムード・ジャージー歌謡とも言うべきものを悠々と披露した。彼女とマイケル・ジャクソンは同じ8月29日の生まれ。かつて八代にインタヴューした際、彼女はその事実をうれしそうにちゃんと認知していた。それ、MJはまだ存命だったときだなあ。
アンコールは、ヘレン・メリル(2005年7月10日、2013年4月9日)他の名唱で知られるコール・ポーターの著名曲「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」を、桑原と寺井を招いてかなり早いテンポのもと歌った。
▶︎過去の、八代亜紀
http://43142.diarynote.jp/201211170926496101/
http://43142.diarynote.jp/201403151023031434/
http://43142.diarynote.jp/201610141746599845/
▶過去の、香取良彦
http://43142.diarynote.jp/201211170926496101/
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
http://43142.diarynote.jp/201510181000334516/
▶︎過去の、寺井尚子
http://43142.diarynote.jp/201104041100266528/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160903
▶過去の、勝井/ROVO
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200401160000000000/
http://43142.diarynote.jp/200406080043380000/
http://43142.diarynote.jp/200406100011020000/
http://43142.diarynote.jp/200406111859060000/
http://43142.diarynote.jp/200411231717590000/
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http://43142.diarynote.jp/?day=20070629
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http://43142.diarynote.jp/200802212248350000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20121223
http://43142.diarynote.jp/201301151819527787/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130211
http://43142.diarynote.jp/201306111556299464/
http://43142.diarynote.jp/201407091243129270/
http://43142.diarynote.jp/201412291146465218/
▶︎過去の、ヘレン・メリル
http://43142.diarynote.jp/200507161353300000/
http://43142.diarynote.jp/201304101851422199/
そして、丸の内・コットンクラブに移動して、毎年やって来るようになったブラジル人のジャズ・グループ(2013年9月7日、2014年9月27日、2015年9月22日、2016年11月7日)を見る。今回は陣容に一部の変化がありで、ベースのシジェル・ヴィエイラから、やはりコントラバスと電気ベースを弾き分けるフォ・マロスティカに代わる。ピアノのデボラとヴォーカルのダニの母娘とダニの旦那のチアゴ・ハベーロ(ドラム)はもちろん不動だ。あ、ジョイス・モレーノ(2004年7月15日、2005年7月13日、2007年7月24日、2008年9月7日、2009年9月29日、2010年7月29日、2011年8月3日、2012年8月15日、2013年7月30日、2014年7月15日、2015年8月3日、2017年9月8日)とビアンカ・ジスモンチ(2014年6月29日、2016年10月12日)も夫はドラマー。やっぱり、ブラジルでは太鼓のうまい奴はモテる? って、論を導き出すにはサンプルが少なすぎるか。ちなみに、今回不参加のヴィエイラは1週間後にある渡辺貞夫(2002年12月14日、2003年5月6日、2004年12月17日、2005年12月18日、2006年8月8日、2006年9月3日、2006年10月4日、2007年12月16日、2008年12月14日、2009年7月22日、2009年9月3日、2011年7月4日、2012年6月29日、2012年12月15日、2013年4月1日、2013年7月27日、2013年9月29日、2014年7月8日、2014年10月5日、2014年12月14日、2015年12月12日、2016年7月3日、2016年12月11日)のツアーに参加することになっている。
そして、今回はその4人に二人のギタリストが加わる。もろなジャズ流儀の弾き方で無理なく多くの曲に入ったコンハード・ゴイスはダニ・グルジェルのソロ諸作で弾き、また故郷サンパウロ録音のイリアーヌ・イリアス(2006年6月28日、2015年2月8日、2016年1月7日、2017年6月20日)の新作『ダンス・オブ・タイム』(コンコード、2017年)にも参加している。中盤で加わり、2曲バンドと一緒に魅力的なギター弾き語りを披露したト・ブランヂリオーニ は妙味ありのBPM系シンガー・ソングライター。その2008年のデビュー作ではデボラが関与していたが、ダニとは高校時代から15年もの付き合いとか。もう少し彼をフィーチャーする曲を聞きたかった。
総体はそんなに変化はないが、ダニのヴォーカルは今までで一番安定していると感じた。しかし、そのスキャットを駆使して舞い上がっていくような歌唱法は一番誰の影響が強いのだろうか。また、彼女たちは同クアルテート化した英語有名曲を毎度披露するが。今回はマイケル・ジャクソン曲だけだった。
▶過去の、ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート
http://43142.diarynote.jp/201309161507226186/
http://43142.diarynote.jp/201409291720019557/
http://43142.diarynote.jp/201509231115245724/
http://43142.diarynote.jp/201611101703321633/
▶過去の、渡辺貞夫
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm
http://43142.diarynote.jp/20041221210502000
http://43142.diarynote.jp/200512231955480000/
http://43142.diarynote.jp/200608091255180000/
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000/
http://43142.diarynote.jp/200610080946310000/
http://43142.diarynote.jp/200712171350530000/
http://43142.diarynote.jp/200812281440093394/
http://43142.diarynote.jp/200907310048137248/
http://43142.diarynote.jp/200909120646397236/
http://43142.diarynote.jp/201107111008176019/
http://43142.diarynote.jp/201207031353196616/
http://43142.diarynote.jp/201212171647134119/
http://43142.diarynote.jp/201304031026406106/
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http://43142.diarynote.jp/201310050701201281/
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http://43142.diarynote.jp/201410061850124929/
http://43142.diarynote.jp/201412281017371613/
http://43142.diarynote.jp/201512151504068292/
http://43142.diarynote.jp/201607100827363436/
http://43142.diarynote.jp/201609201032322395/
http://43142.diarynote.jp/201610141747514263/
http://43142.diarynote.jp/201612171245154424/
▶過去の、ジョイス・モレーノ
http://43142.diarynote.jp/200407151608250000/
http://43142.diarynote.jp/200507161357340000/
http://43142.diarynote.jp/200708051737070000/
http://43142.diarynote.jp/200809081534510000/
http://43142.diarynote.jp/200910021138591223/
http://43142.diarynote.jp/201008111723131487/
http://43142.diarynote.jp/201108101628235325/
http://43142.diarynote.jp/201208201259398163/
http://43142.diarynote.jp/201308021400578638/
http://43142.diarynote.jp/201407161154441780/
http://43142.diarynote.jp/201508091203108498/
http://43142.diarynote.jp/201608291403509244/
http://43142.diarynote.jp/201709110843278416/
▶︎過去の、ビアンカ・ヂスモンチ
http://43142.diarynote.jp/201407030943343160/
http://43142.diarynote.jp/201610141748382349/
▶過去の、イリアーヌ・イリアス
http://43142.diarynote.jp/200607041956350000/
http://43142.diarynote.jp/201502090956393081/
http://43142.diarynote.jp/201601090750252990/
http://43142.diarynote.jp/201706211900006500/
<今日の、真中>
秋晴れの、一日。早めに日本橋に行き、周辺を探索する。日本橋はいくつもの街道の起点となった、かつては横に魚河岸もあったという、江戸〜東京の中心地。重要文化財にも指定されている日本橋店が三越のフラッグシップ店であるのも、それを物語るものだろう。とはいつつ、ぼくが東京メトロ三越前駅(そういえば、百貨店の名前が駅名についているのは、少なくても東京ではここだけか。とうぜん近くには、日本橋駅もある)からまず向かったのは、マンダリン・オリエンタル東京。ホテル・マニア(?)としては、日本トップ級とも言われるこのホテルを一度のぞいてみたかった。ただ、ロビーなどはかなり上階にあって、関係ない奴は来るな臭を出していると知人が言っていたので、ミーティングをぶち込んで、そこに入っている一つで遅めのランチをとった。ミシュランの星とっているのか。獲得をありがたがりはしないぼくが、その手の店に入るのはいつ以来だろう。なるほどね、ちゃんとしているワ。味も堪能した。海外を中心にいろんな場数を踏んでいるぼくも、当初気後れを感じるところはありました。客室内はどんな感じなのか。一度ぐらいは泊まってみたい。
最初のライヴは17時半開演と、ハンパな開始時間。ゴージャスなノリを味わった後は、日本橋の方に散歩。片側にCOREDO○○という三井系の飲食・物販ビルが立ち並んでいる。マンダリン・ホテルも三井のタワー・ビルディングに入っているし、ここらあたりは三井の街であるのか。
当の日本橋は思っていたよりも川幅が広く立派。できて100年以上たつそうで、妙な装飾オブジェがつけられていたりもする。その発想は、三越劇場のそれと同じ? なるほど、ちょい観光地ぽい感じがある。片側には観光案内所もあった。橋、もとい川の上には、オリンピック開催に合わせて作られた首都高速道路が走り、道路の高さが低く作られていて、思っていた以上に閉塞感を与える。もう少し、上を走らせることは考えなかったのか? コドモのころに親と来たことがあったような気もするが、景観や雰囲気の損なわれ具合は想像以上。よほどテンパっていたか、イケイケどんどんでオリンピックの名のもとやりたい放題だったのか。東京きってのモニュメンタル景勝地を滅茶苦茶にしちゃってはまずいという意見は、さすがに出たでしょ?
そして、そんな東京の歴史を感じさせる場所に立ち、これからの東京や日本はどうなって行くのかと思いは向かずにいられなかった。今のドラスティックな政治状況の変化を前にすると、そうなってしまう。しかし、ほんとびっくりだ。
5年前まで政権を得ていた党がいくらダメダメでもまさか、できたばかりの小政党に身売りしちゃうとは誰が考えようか? 不埒な人間なのでえ〜ってな話も受け入れちゃう方とは思うが、ありゃ信じられん。次の選挙を見て当選確率を強いものとしたい人たちは党はそのままに結託して出ればいいだけの話で、前野誠司もエグいよなあ、彼の意向に党の総会で一任となってしまったという話も信じられない。民主党時代から“第二自民党”とか言っていたぼくであり、ここのところは選挙で入れてはいないものの、社会党の流れをくむ民進党には多少なりの思いはある。
今後、どうなるかは分からないが、当面の動向としてはっきりしているのは、保守対革新の二大政党制なぞとは夢の夢であり、非リベラル右寄り保守の二つの政党が日本を牛耳るようになるということ。小池百合子の脱原発だって、どこまで本気か分からない。今回のカゲキな動きは、今や戦後一番薄汚い宰相という評価を強いものとしている安倍晋三の私利私欲衆議院解散がなかったら、起こらなかったはず。そして、二人の女性政治家がその鍵の人物になったというのは、時代なのか。山尾志桜里のスキャンダルで民進党がボロボロになったことが安倍の今ならばという暴挙を後押ししただろうし、小池の希望の党の党首就任はもう少し後になったはずだし、前原は情けなく民進党を率いただろう。
しかし、山尾については、40歳を過ぎても年下の男とチャラチャラして素敵という同性の声は上がったりしていないのか。そっちの方面で、希望の星ではないの? 品川プリンスという庶民的なホテルではなく、マンダリン・オリエンタルを密会場所に使った方が、相手の男だってお金はそれなりに持っているんだろうし、スマートであったと思いますが。
三越劇場のライヴが終わった後、東京駅近くのコットンクラブには歩いて向かう。乗り換えなけらばならない地下鉄を使うよりその方が早いとの、メトロ駅員の進言に従った。なるほど、15分ほどで“三菱村”と言われる丸の内に着いた。