ジェフ・バラード・トリオ
2017年6月9日 音楽 アヴィシャイ・コーエン2006年5月17日、2014年1月21日、2015年5月14日)、チック・コリア(2006年9月3日、2007年10月1日)、マリア・シュナイダー(2012年12月17日、2013年12月17日、2017年6月7日)、カート・ローゼンウィンケル(2009年3月1日、2010年3月12日、2013年11月20日、2014年3月4日、2016年6月27日)、ブラッド・メルドー(2002年3月19日、2003年2月15日、2005年2月20日、2015年3月13日)、ジョシュア・レッドマン(2003年1月16日、2009年4月21日、2010年9月5日、2012年5月31日、2014年5月15日、2017年4月15日)……。参加作に触れるかぎりだと、30代半ばになって急に売れっ子になったと思える1963年生まれのジャズ・ドラマー(2013年9月2日)のリーダー公演を、丸の内・コットンクラブで見る。セカンド・ショウ、いい入りでした。
それにしても、ジェフ・バラードはトリオ好きなのか? かつてマーク・ターナー(2015年6月23日、2017年4月18日)とラリー・グラナディア(1999年12月15日、2009年3月1日、2009年3月1日、2012年1月25日、2013年9月2日、2016年8月3日、他)によるグループのフライもそうだし(1枚フライ名義で出した後、3者名義でECM作から2009年と2012年に2作品出している)、ソニーの現ジャズ部門であるオーケイ(その運営は、旧e-1のジャズ担当者が流れた)発のジェフ・バラード・トリオ名義の2014年作『Times Tale』もまた同じく。ちなみに、そのはオーケイ盤はプエルトリコ出身のアルト・サックス奏者のミゲル・ゼノンとベニン出身ギタリストのリオーネル・ルエケ(2002年7月3日、2005年8月21日、2007年7月24日、2012年3月3日、2014年9月7日、2016年2月22日 )を擁してのもの。そして、今回のトリオ名義の公演も同様のベースレスのトリオながら、サックスはクリス・チーク(彼はアルトではなくテナー)で、ギタリストはチャールズ・アルトゥロと来た。チークはマーク・ターナーと横つながりで見る人も少なくないだろう実力者であるし、アルトゥロはチック・コリアやスタン・クラーク(2008年9月8日、2010年12月3日、2012年12月5日、2015年9月30日)やトム・ハレル(2015年6月23日)やテレンス・ブランチャード(2005年8月21日、2009年3月26日、2013年8月18日)などのアルバムに入っていたりする業界受けトップ級のジャズ・ギタリスト。こっちの顔ぶれの方が興味深いと思う人がいても不思議はない。
おお、ステージ真ん中にドカンとドラムが置かれている。そして、向かって左にアルトゥロ、右にチークが立つ。で、短めのドラム・ソロからショウは始まったが、その颯爽とした叩き味は個性ありとすぐに思わされる。なんか生理的にガチンコというか、はっちゃけていると思わせるんだもの。とうぜん下手ではないが、正統派のジャズ・ドラマーとは言いづらい部分も彼は持つ。だが、その演奏はなんか人間的であるとも思わせ、その部分が雇い主の多い理由かとも思えてきてしまうのだ。
そのオープナーは近作『Times Tale』に入っていたオリジナルの「ビート・ストリート」。どこかニューオーリンズぽいアクセントも、バラードは部分的に繰り出した。べースレスの変則編成の妙味を追求するといったような指針はあまりなし。でも、キック・ドラムはよりくっきりと聞こえるか。ギターのアルチュロはチークのソロの際に複音でオブリガードせずに、ベース・ラインを単音で当てたりもした。
アンコールを入れて6曲。うち半分は、エディ・ハリス、ジョン・コルトレーン、アラン・トゥーサン(2006年5月31日、2006年6月1日、2007年10月21日、2009年5月29日、2011年1月10日、2012年10月15日、2013年10月22日、2015年1月21日)の曲。そのトゥーサン作「ブラインデッド・バイ・ラヴ」は1974年にカヴァーしたジョニー・ウィンター(2011年4月13日、2012年5月27日2014年4月18日)の曲と、バラードは丁寧に(?)紹介していた。そのあたりが、バラードの根っこにある物だったりして、、、、。
▶︎過去の、ジェフ・バラード
http://43142.diarynote.jp/?day=20130902
▶過去の、アヴィシャイ・コーエン(ベーシスト)
http://43142.diarynote.jp/200605190943240000/
http://43142.diarynote.jp/201401221432209419/
http://43142.diarynote.jp/201505150911423384/
▶過去の、チック・コリア
http://43142.diarynote.jp/?day=20060903
http://43142.diarynote.jp/200710121726160000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160916
▶過去の、マリア・シュナイダー
http://43142.diarynote.jp/201212190844487864/
http://43142.diarynote.jp/201312181034409673/
http://43142.diarynote.jp/201706081034584863/
▶過去の、カート・ローゼンウィンケル
http://43142.diarynote.jp/200903031751323247/
http://43142.diarynote.jp/201003131221091991/
http://43142.diarynote.jp/201311230757159421/
http://43142.diarynote.jp/201403051230433466/
http://43142.diarynote.jp/201606281737237220/
http://43142.diarynote.jp/201704170805443358/
▶過去の、ブラッド・メルドー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/%7Enewswave/live-2003-2.htm
http://43142.diarynote.jp/200502232041270000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150313
▶過去の、ジョシュア・レッドマン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-1.htm
http://43142.diarynote.jp/200904221307055009/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100905
http://43142.diarynote.jp/201206011834355756/
http://43142.diarynote.jp/201405171309186867/
▶︎過去の、マーク・ターナー
http://43142.diarynote.jp/201506251047401015/
http://43142.diarynote.jp/201704200801169451/
▶︎過去の、ラリー・グラナディア
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/december1999live.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20090301
http://43142.diarynote.jp/201201271245417497/
http://43142.diarynote.jp/201309051240372709/
http://43142.diarynote.jp/201608100930302130/
▶過去の、リオーネル・ルエケ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm テレンス・ブランチャード
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/ テレンス・ブランチャード
http://43142.diarynote.jp/200708051737070000/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/ ハービー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/ ハーボー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201602290950397465/
▶過去の、スタンリー・クラーク
http://43142.diarynote.jp/?day=20080908
http://43142.diarynote.jp/201012051906481605/
http://43142.diarynote.jp/201212131141531884/
http://43142.diarynote.jp/201510021221454336/
▶︎過去の、トム・ハレル
http://43142.diarynote.jp/201506251047401015/
▶過去の、テレンス・ブランチャード
http://43142.diarynote.jp/?day=20050821
http://43142.diarynote.jp/200903271727246000/
http://43142.diarynote.jp/201308191407221107/
▶過去の、アラン・トゥーサン
http://43142.diarynote.jp/200606071933120000/
http://43142.diarynote.jp/200606071936190000/
http://43142.diarynote.jp/200710221206190000/
http://43142.diarynote.jp/200906051614524790/
http://43142.diarynote.jp/201101111202336229/
http://43142.diarynote.jp/201210201217291727/
http://43142.diarynote.jp/201310241000242214/
http://43142.diarynote.jp/201501220923108418/
▶過去の、ジョニー・ウィンター
http://43142.diarynote.jp/201104142210374126/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120527
http://43142.diarynote.jp/201404191144475668/
<今日の、課題?>
DAZN、ぼくの周りでも入っている人、ちらほら。サッカーをはじめとする、スポーツ中継をいろいろ楽しんでいるようだ。しかし、5年前は、こんな形態の趣味のコンテンツ享受がなされるとは思わなかったよな。まあ伝わる回路は新しいものが出てこようと、スポーツ競技自体はそのまま。そして、人目に触れる機会は間違いなく増えるわけだ。でもって、聞き手までの伝わり方が変わってきているものの、音楽もまた同様ではあるよな。というのはともかく、ぼくの携帯電話はdocomoなのでDAZNとは安く契約できるが、加入してもコンテンツを見る自信が全くない。だって、いま光通信チャンネルで見ることができるプレミアやブンデスも時間を見つけられなくて、そんなに見ていないもの。うーむ。
それにしても、ジェフ・バラードはトリオ好きなのか? かつてマーク・ターナー(2015年6月23日、2017年4月18日)とラリー・グラナディア(1999年12月15日、2009年3月1日、2009年3月1日、2012年1月25日、2013年9月2日、2016年8月3日、他)によるグループのフライもそうだし(1枚フライ名義で出した後、3者名義でECM作から2009年と2012年に2作品出している)、ソニーの現ジャズ部門であるオーケイ(その運営は、旧e-1のジャズ担当者が流れた)発のジェフ・バラード・トリオ名義の2014年作『Times Tale』もまた同じく。ちなみに、そのはオーケイ盤はプエルトリコ出身のアルト・サックス奏者のミゲル・ゼノンとベニン出身ギタリストのリオーネル・ルエケ(2002年7月3日、2005年8月21日、2007年7月24日、2012年3月3日、2014年9月7日、2016年2月22日 )を擁してのもの。そして、今回のトリオ名義の公演も同様のベースレスのトリオながら、サックスはクリス・チーク(彼はアルトではなくテナー)で、ギタリストはチャールズ・アルトゥロと来た。チークはマーク・ターナーと横つながりで見る人も少なくないだろう実力者であるし、アルトゥロはチック・コリアやスタン・クラーク(2008年9月8日、2010年12月3日、2012年12月5日、2015年9月30日)やトム・ハレル(2015年6月23日)やテレンス・ブランチャード(2005年8月21日、2009年3月26日、2013年8月18日)などのアルバムに入っていたりする業界受けトップ級のジャズ・ギタリスト。こっちの顔ぶれの方が興味深いと思う人がいても不思議はない。
おお、ステージ真ん中にドカンとドラムが置かれている。そして、向かって左にアルトゥロ、右にチークが立つ。で、短めのドラム・ソロからショウは始まったが、その颯爽とした叩き味は個性ありとすぐに思わされる。なんか生理的にガチンコというか、はっちゃけていると思わせるんだもの。とうぜん下手ではないが、正統派のジャズ・ドラマーとは言いづらい部分も彼は持つ。だが、その演奏はなんか人間的であるとも思わせ、その部分が雇い主の多い理由かとも思えてきてしまうのだ。
そのオープナーは近作『Times Tale』に入っていたオリジナルの「ビート・ストリート」。どこかニューオーリンズぽいアクセントも、バラードは部分的に繰り出した。べースレスの変則編成の妙味を追求するといったような指針はあまりなし。でも、キック・ドラムはよりくっきりと聞こえるか。ギターのアルチュロはチークのソロの際に複音でオブリガードせずに、ベース・ラインを単音で当てたりもした。
アンコールを入れて6曲。うち半分は、エディ・ハリス、ジョン・コルトレーン、アラン・トゥーサン(2006年5月31日、2006年6月1日、2007年10月21日、2009年5月29日、2011年1月10日、2012年10月15日、2013年10月22日、2015年1月21日)の曲。そのトゥーサン作「ブラインデッド・バイ・ラヴ」は1974年にカヴァーしたジョニー・ウィンター(2011年4月13日、2012年5月27日2014年4月18日)の曲と、バラードは丁寧に(?)紹介していた。そのあたりが、バラードの根っこにある物だったりして、、、、。
▶︎過去の、ジェフ・バラード
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▶過去の、アヴィシャイ・コーエン(ベーシスト)
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http://43142.diarynote.jp/201401221432209419/
http://43142.diarynote.jp/201505150911423384/
▶過去の、チック・コリア
http://43142.diarynote.jp/?day=20060903
http://43142.diarynote.jp/200710121726160000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160916
▶過去の、マリア・シュナイダー
http://43142.diarynote.jp/201212190844487864/
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http://43142.diarynote.jp/201706081034584863/
▶過去の、カート・ローゼンウィンケル
http://43142.diarynote.jp/200903031751323247/
http://43142.diarynote.jp/201003131221091991/
http://43142.diarynote.jp/201311230757159421/
http://43142.diarynote.jp/201403051230433466/
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http://43142.diarynote.jp/201704170805443358/
▶過去の、ブラッド・メルドー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/%7Enewswave/live-2003-2.htm
http://43142.diarynote.jp/200502232041270000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150313
▶過去の、ジョシュア・レッドマン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-1.htm
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http://43142.diarynote.jp/201405171309186867/
▶︎過去の、マーク・ターナー
http://43142.diarynote.jp/201506251047401015/
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▶︎過去の、ラリー・グラナディア
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http://43142.diarynote.jp/201608100930302130/
▶過去の、リオーネル・ルエケ
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http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/ テレンス・ブランチャード
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▶過去の、スタンリー・クラーク
http://43142.diarynote.jp/?day=20080908
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▶︎過去の、トム・ハレル
http://43142.diarynote.jp/201506251047401015/
▶過去の、テレンス・ブランチャード
http://43142.diarynote.jp/?day=20050821
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▶過去の、アラン・トゥーサン
http://43142.diarynote.jp/200606071933120000/
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▶過去の、ジョニー・ウィンター
http://43142.diarynote.jp/201104142210374126/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120527
http://43142.diarynote.jp/201404191144475668/
<今日の、課題?>
DAZN、ぼくの周りでも入っている人、ちらほら。サッカーをはじめとする、スポーツ中継をいろいろ楽しんでいるようだ。しかし、5年前は、こんな形態の趣味のコンテンツ享受がなされるとは思わなかったよな。まあ伝わる回路は新しいものが出てこようと、スポーツ競技自体はそのまま。そして、人目に触れる機会は間違いなく増えるわけだ。でもって、聞き手までの伝わり方が変わってきているものの、音楽もまた同様ではあるよな。というのはともかく、ぼくの携帯電話はdocomoなのでDAZNとは安く契約できるが、加入してもコンテンツを見る自信が全くない。だって、いま光通信チャンネルで見ることができるプレミアやブンデスも時間を見つけられなくて、そんなに見ていないもの。うーむ。