ビル・フリゼール。ビル・オコンネル・ラテン・ジャズ・カルテット
2017年6月19日 音楽 女性を中央に立たせ、その横や奥に男性3人がいるというライヴを二つ見た。南青山・ブルーノート東京→丸の内・コットンクラブと移動する。
前日の項において該当アーティストを説明するのに、<ジャズ系ジャズ・ヴォーカル>と<歌謡曲系(フンイキ)ジャズ・ヴォーカル>があるというような書き方をした。そして、それにならえば、もともとジャズ系(リアル・)ジャズ奏者であるところ、歌謡曲(和み)ジャズ奏者的な行き方を大枠で取ることで、ジャズ・ギター表現の可能性を広げるとともに、名声も拡大させたのが、ビル・フリーゼル(2000年7月21日、2006年5月14日、2009年5月8日、2011年1月30日、2017年1月12日、2017年1月13日)と言えるだろう。
フリゼールはもともとはNYボーダレス界隈にいて、気が弱そうなのいに素っ頓狂で暗いことをやるジャズ・ギタリリストで、”ジミ・ヘンドリックスの流儀でジム・ホール(2005年1月18日、2012年6月4日)を演奏する”なんて、キャッチもあったか。今や、ネイキッド・シティにいたなんて信じられませんね。1980年代の彼はECMとディールを持ってきたが、エレクトラに移籍し、その後1992年代頃から彼はもっとメロディアスだったり地に足をつけた感覚を持つ素材を取り上げ、一見優しい&素朴な筋道でギターを爪弾くようになり、好評を得た。そんな彼のその路線は、<アメリカーナ>という言い方もときにされますね。
当人にくわえ、ダブル・ベースのトーマス・モーガン(2012年6月24日、25日、2013年9月7日、2017年3月2日)とドラマーのルディ・ロイストン。そして、さらにはフィーチャード・シンガーとしてペトラ・ヘイデン(2009年1月21日、2016年4月27日)が入る。彼女は1曲以外はすべて歌った。アフリカ系であるロイストンはフリゼールやトランペッターのデイヴ・ダグラス(彼のレーベル“グリーン・リーフ”から2作ほどアルバムを出している)、テナー・サックス奏者のJDアレンの諸作などで叩いている御仁だが、これはいいドラマー。瞬発力と強弱をうまく用いつつパルシーな波のようなビート(それを、ぼくはエルヴィン・ジョーンズ以降のそれ、と言いたくなる)を出す様は大マル。なるほど、通受けするトーマス・モーガンとのコンビもおもしろいなあ。
とは言いつつ、どこか乗り切れない部分も覚えたワタシ。それ、しかと歌えるペトラ・ヘイデンのせいではないよな? 音程もサウンドの機微を読んでの広がりの出し方ももう巧み。でも、いまいち直に響いてこないと、どこかでぼくは感じてしまった? 昨年の彼女とジェシー・ハリス(2002年12 月21日、2005年9月7日、2006年1月23日、2006年4月22日、2007年3月11日、2009年3月31日、2010年10月10日、2011年8月6日、2012年7月16日、2013年5月26日、2016年4月27日、2016年9月8日、2017年6月10日)の双頭公演(2016年4月27日)をぼくは評価していないが、それはペトラ・ヘイデンのせいもあったのか? その前のショーン・レノンとやってきた際(2009年1月21日)はこの喉はすごいと感嘆したのだがなあ。
曲は、デイヴィッド・ボウイの「スペース・オディティ」をやったのにはビックリ。少し一緒に歌ってしまったよん。他は映画曲やMOR調曲をやりロック曲は披露しなかったが、もっと懐かし著名なロック曲をやって欲しい! フリゼールは弾いた音をサンプリングして控え目に出した場合もあり。それ、やらなくてもいいんじゃないかな。ぼくは今年1月のチャールズ・ロイド(2005年5月11日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日)のサポートで来たとき(2017年1月12日、同13日)の演奏の方がグっと来た。そういえば、ぼくはかつてフリゼールはリーダーのときよりサイドの際の方が冴える、と原稿に書いたりしていたっけ。
それから、疑問を感じずにはいられなかったのは、ステージでの立ち方。ちんまり奏者3人はかたまり(そして、ヘイデンは真ん中に位置する)、向き合うように演奏する。すると、ブルーノート東京のように横に長い会場だと、フリゼールの手元や顔が半分の人には見ることがまったく不可能となる。こじんまりと立った方がやりやすいからそうしているんだろうけど、微笑みながら演奏するこの路線は火花を散らすような行き方はとっていないわけであるし、そこまで密に立たなくても……。偶然、ぼくはフリーゼルを正面から見ることが可能な横側の席で見ていたのだが(逆に、モーガンは背中しか見えなかった)、プロの表現者としてもう少し見る人たちのことを考えてもいいのではないかと思えた。演奏だけでなく、そういう部分にも余裕を持っていただきたい。
▶過去の、ビル・フリゼール
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200605160543260000/
http://43142.diarynote.jp/200905101005501321/
http://43142.diarynote.jp/201102091715522875/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
http://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
▶︎過去の、ジム・ホール
http://43142.diarynote.jp/200501222324430000/
http://43142.diarynote.jp/201206110916017268/
▶過去の、ペトラ・ヘイデン
http://43142.diarynote.jp/?day=20090121
http://43142.diarynote.jp/201605141103337291/
▶︎過去の、トーマス・モーガン
http://43142.diarynote.jp/201207031323242844/ 菊地雅章
http://43142.diarynote.jp/201210271744294415/ 菊地雅章
http://43142.diarynote.jp/?day=20130907 リー・コニッツ
http://43142.diarynote.jp/201703081443314613/ ヤコブ・ブロ
▶過去の、ジェシー・ハリス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://43142.diarynote.jp/200509130315380000/
http://43142.diarynote.jp/200601271859050000/
http://43142.diarynote.jp/200604251252010000/
http://43142.diarynote.jp/200703130418360000/
http://43142.diarynote.jp/200904040640421651/
http://43142.diarynote.jp/201010111257003810/
http://43142.diarynote.jp/201108101632022013/
http://43142.diarynote.jp/201207180824136323/
http://43142.diarynote.jp/201305280925006733/
http://43142.diarynote.jp/201605141103337291/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160908
http://43142.diarynote.jp/201706111121479426/
▶︎過去の、チャールス・ロイド
http://43142.diarynote.jp/200505141717440000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
http://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
その後は、丸の内へ。ピアニストのビル・オコンネル(1953年、NY生まれ)はラテン・ジャズとハード・パップの両方で活動してきている奏者で、今回はトリビュート・トゥ・デイヴ・ヴァレンティン(2004年4月5日。2017年3月8日)と名目されたショウを持つ。ダブル・ベースと6弦のフレットレス・ベースを器用に弾く(ジャズぽいときは電気で、ラテン色が濃い方の時は縦を弾いたと指摘できるか)リンカーン・ゴーインズ(2012年5月11日、2012年6月21日)と、ドラマーのロビー・アミーン(2000年1月12日、2001年5月15日、2002年7月24日、2003年8月9日、2004年4月5日、2011年12月8日)をサイドに擁する。久しぶりに見たロビー・アミーンは少し老けたなと思わされたが、シャープな叩き口なんだけど出音が大きい。ブラシを使った際も音がデカい。でもって、少し走っているんじゃねえと思わせるほど闊達に叩く。そんな彼は左足でキックするカウベルも、ハイハットの外に設置。多くはスネアの横にある別のカウベルをスティックで叩くが、時には足で出す方も絡める。おお、それはアミーンならではだな。
そして、2曲目からは、若いときは少しルックスでも話題になったかもと思わせるラテン・ジャズ畑で活動してきているフルート奏者のアンドレア・ブラッチフェルドが加わり、的をいた演奏を乗せる。同じ持ち楽器ゆえ、彼女はヴェレンティンには多くの薫陶を得てきたのは間違いないだろう。終盤には、オコンネルと彼女のデュオも披露。彼女は曲によってはアルト・フルートを吹いた。少し大学教授ふうと言えなくもない風貌のオコンネルはときにこれ見よがしなフレイズを出す場合もあるが、指さばきは確か。ジャズとラテン・ジャズの比率は少しジャズの方が高かったかな。トリオでやったオープナーは、ウェイン・ショーターの「フット・プリンツ」。彼はザ・ラテン・ジャズ・オールスターズ名義も併記した新作『Heart Beat』(Sarvant,2016)でもショーターの「ESP」をオリジナルに交え取り上げていて(すげえラテン化されている)、ショーター好きなんだな。
▶︎過去の、リンカーン・ゴーインズ
http://43142.diarynote.jp/?day=20120511
http://43142.diarynote.jp/?day=20120621
▶︎ロビー・アミーン
http://43142.diarynote.jp/201112171635194708/
▶︎過去の、デイヴ・ヴァレンティン
http://43142.diarynote.jp/?day=20040405
▶︎過去の、ロビー・アミーン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-1.htm キップ・ハンラハン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-5.htm キップ・ハンラハン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm キップ・ハンラハン
http://43142.diarynote.jp/?day=20040405
http://43142.diarynote.jp/201112171635194708/
<今日の、フルーゼルのショウについての追記>
この顔ぶれは、ポール・モーシャンの『The Window of Your Mind』(Winter & Winter,2011)に端を発するものだろうか。故モーシャンの代わりに、ルディ・ロイストンを入れると、この晩の面々、もといフリゼールの近作『星に願いを』(ソニー、2016年)の顔ぶれとなる。その『星に願いを』はモリコーネ曲が多かったというイメージがあるが、この晩は「アルフィ」と「ホワット・ザ・ワールド・ニーズ・ナウ」とバカラック曲を2つも取り上げていた。
終演後に、10年以上ぶりに会う知人と少し立ち話。彼はプログ・ロックの愛好者なはずだが、ペトラ・ヘイデンのファンで見にきたという。それで、ザット・ドッグの新作はいつ出るんですかねと問われる。再結成していたとは、知らなかった。実は、チャーリー・ヘイデン(2001年11月20日、2005年3月16日、2009年9月10日)の娘はペトラ、レイチェル、ターニャの三つ子(1971年7月11日生まれ)で、ザット・ドッグは歌とフィドルのペトラと歌とベースのレイチェルと名制作者のレニー・ワロンカーの娘で歌とギターをやるアンナとドラマーのトニー・マックスウェルが組んでいたバンドで、1990年代にゲフィンから3枚のアルバムを出した。そのファーストにはターニャも歌で入っていた。ちなみに、レイチェルはアジアン・カンフー・ジェネレイションと絡んだことがあり、ターニャの旦那は俳優のジャック・ブラックだ。
すでに、フリセールはトーマス・モーガンとの連名でECMから『Small Town』という淡々路線のデュオ・アルバム(制作とミックスはマンフレッド・アイヒャー。自作やモーシャンやリー・コニッツや007曲「ゴールドフォインガー」曲を取り上げている)を出している。このアルバムをフォロウする公演をデュオにて1日するのもアリだったんじゃないだろうか。
▶過去の、チャーリー・ヘイデン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/LIVE-2001-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200503240453290000/
http://43142.diarynote.jp/200909120650273142/
前日の項において該当アーティストを説明するのに、<ジャズ系ジャズ・ヴォーカル>と<歌謡曲系(フンイキ)ジャズ・ヴォーカル>があるというような書き方をした。そして、それにならえば、もともとジャズ系(リアル・)ジャズ奏者であるところ、歌謡曲(和み)ジャズ奏者的な行き方を大枠で取ることで、ジャズ・ギター表現の可能性を広げるとともに、名声も拡大させたのが、ビル・フリーゼル(2000年7月21日、2006年5月14日、2009年5月8日、2011年1月30日、2017年1月12日、2017年1月13日)と言えるだろう。
フリゼールはもともとはNYボーダレス界隈にいて、気が弱そうなのいに素っ頓狂で暗いことをやるジャズ・ギタリリストで、”ジミ・ヘンドリックスの流儀でジム・ホール(2005年1月18日、2012年6月4日)を演奏する”なんて、キャッチもあったか。今や、ネイキッド・シティにいたなんて信じられませんね。1980年代の彼はECMとディールを持ってきたが、エレクトラに移籍し、その後1992年代頃から彼はもっとメロディアスだったり地に足をつけた感覚を持つ素材を取り上げ、一見優しい&素朴な筋道でギターを爪弾くようになり、好評を得た。そんな彼のその路線は、<アメリカーナ>という言い方もときにされますね。
当人にくわえ、ダブル・ベースのトーマス・モーガン(2012年6月24日、25日、2013年9月7日、2017年3月2日)とドラマーのルディ・ロイストン。そして、さらにはフィーチャード・シンガーとしてペトラ・ヘイデン(2009年1月21日、2016年4月27日)が入る。彼女は1曲以外はすべて歌った。アフリカ系であるロイストンはフリゼールやトランペッターのデイヴ・ダグラス(彼のレーベル“グリーン・リーフ”から2作ほどアルバムを出している)、テナー・サックス奏者のJDアレンの諸作などで叩いている御仁だが、これはいいドラマー。瞬発力と強弱をうまく用いつつパルシーな波のようなビート(それを、ぼくはエルヴィン・ジョーンズ以降のそれ、と言いたくなる)を出す様は大マル。なるほど、通受けするトーマス・モーガンとのコンビもおもしろいなあ。
とは言いつつ、どこか乗り切れない部分も覚えたワタシ。それ、しかと歌えるペトラ・ヘイデンのせいではないよな? 音程もサウンドの機微を読んでの広がりの出し方ももう巧み。でも、いまいち直に響いてこないと、どこかでぼくは感じてしまった? 昨年の彼女とジェシー・ハリス(2002年12 月21日、2005年9月7日、2006年1月23日、2006年4月22日、2007年3月11日、2009年3月31日、2010年10月10日、2011年8月6日、2012年7月16日、2013年5月26日、2016年4月27日、2016年9月8日、2017年6月10日)の双頭公演(2016年4月27日)をぼくは評価していないが、それはペトラ・ヘイデンのせいもあったのか? その前のショーン・レノンとやってきた際(2009年1月21日)はこの喉はすごいと感嘆したのだがなあ。
曲は、デイヴィッド・ボウイの「スペース・オディティ」をやったのにはビックリ。少し一緒に歌ってしまったよん。他は映画曲やMOR調曲をやりロック曲は披露しなかったが、もっと懐かし著名なロック曲をやって欲しい! フリゼールは弾いた音をサンプリングして控え目に出した場合もあり。それ、やらなくてもいいんじゃないかな。ぼくは今年1月のチャールズ・ロイド(2005年5月11日、2008年4月6日、2013年1月6日、2017年1月12日、2017年1月13日)のサポートで来たとき(2017年1月12日、同13日)の演奏の方がグっと来た。そういえば、ぼくはかつてフリゼールはリーダーのときよりサイドの際の方が冴える、と原稿に書いたりしていたっけ。
それから、疑問を感じずにはいられなかったのは、ステージでの立ち方。ちんまり奏者3人はかたまり(そして、ヘイデンは真ん中に位置する)、向き合うように演奏する。すると、ブルーノート東京のように横に長い会場だと、フリゼールの手元や顔が半分の人には見ることがまったく不可能となる。こじんまりと立った方がやりやすいからそうしているんだろうけど、微笑みながら演奏するこの路線は火花を散らすような行き方はとっていないわけであるし、そこまで密に立たなくても……。偶然、ぼくはフリーゼルを正面から見ることが可能な横側の席で見ていたのだが(逆に、モーガンは背中しか見えなかった)、プロの表現者としてもう少し見る人たちのことを考えてもいいのではないかと思えた。演奏だけでなく、そういう部分にも余裕を持っていただきたい。
▶過去の、ビル・フリゼール
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200605160543260000/
http://43142.diarynote.jp/200905101005501321/
http://43142.diarynote.jp/201102091715522875/
http://43142.diarynote.jp/201701131141476377/
http://43142.diarynote.jp/201701141241544133/
▶︎過去の、ジム・ホール
http://43142.diarynote.jp/200501222324430000/
http://43142.diarynote.jp/201206110916017268/
▶過去の、ペトラ・ヘイデン
http://43142.diarynote.jp/?day=20090121
http://43142.diarynote.jp/201605141103337291/
▶︎過去の、トーマス・モーガン
http://43142.diarynote.jp/201207031323242844/ 菊地雅章
http://43142.diarynote.jp/201210271744294415/ 菊地雅章
http://43142.diarynote.jp/?day=20130907 リー・コニッツ
http://43142.diarynote.jp/201703081443314613/ ヤコブ・ブロ
▶過去の、ジェシー・ハリス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://43142.diarynote.jp/200509130315380000/
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http://43142.diarynote.jp/200604251252010000/
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▶︎過去の、チャールス・ロイド
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その後は、丸の内へ。ピアニストのビル・オコンネル(1953年、NY生まれ)はラテン・ジャズとハード・パップの両方で活動してきている奏者で、今回はトリビュート・トゥ・デイヴ・ヴァレンティン(2004年4月5日。2017年3月8日)と名目されたショウを持つ。ダブル・ベースと6弦のフレットレス・ベースを器用に弾く(ジャズぽいときは電気で、ラテン色が濃い方の時は縦を弾いたと指摘できるか)リンカーン・ゴーインズ(2012年5月11日、2012年6月21日)と、ドラマーのロビー・アミーン(2000年1月12日、2001年5月15日、2002年7月24日、2003年8月9日、2004年4月5日、2011年12月8日)をサイドに擁する。久しぶりに見たロビー・アミーンは少し老けたなと思わされたが、シャープな叩き口なんだけど出音が大きい。ブラシを使った際も音がデカい。でもって、少し走っているんじゃねえと思わせるほど闊達に叩く。そんな彼は左足でキックするカウベルも、ハイハットの外に設置。多くはスネアの横にある別のカウベルをスティックで叩くが、時には足で出す方も絡める。おお、それはアミーンならではだな。
そして、2曲目からは、若いときは少しルックスでも話題になったかもと思わせるラテン・ジャズ畑で活動してきているフルート奏者のアンドレア・ブラッチフェルドが加わり、的をいた演奏を乗せる。同じ持ち楽器ゆえ、彼女はヴェレンティンには多くの薫陶を得てきたのは間違いないだろう。終盤には、オコンネルと彼女のデュオも披露。彼女は曲によってはアルト・フルートを吹いた。少し大学教授ふうと言えなくもない風貌のオコンネルはときにこれ見よがしなフレイズを出す場合もあるが、指さばきは確か。ジャズとラテン・ジャズの比率は少しジャズの方が高かったかな。トリオでやったオープナーは、ウェイン・ショーターの「フット・プリンツ」。彼はザ・ラテン・ジャズ・オールスターズ名義も併記した新作『Heart Beat』(Sarvant,2016)でもショーターの「ESP」をオリジナルに交え取り上げていて(すげえラテン化されている)、ショーター好きなんだな。
▶︎過去の、リンカーン・ゴーインズ
http://43142.diarynote.jp/?day=20120511
http://43142.diarynote.jp/?day=20120621
▶︎ロビー・アミーン
http://43142.diarynote.jp/201112171635194708/
▶︎過去の、デイヴ・ヴァレンティン
http://43142.diarynote.jp/?day=20040405
▶︎過去の、ロビー・アミーン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-1.htm キップ・ハンラハン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-5.htm キップ・ハンラハン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm キップ・ハンラハン
http://43142.diarynote.jp/?day=20040405
http://43142.diarynote.jp/201112171635194708/
<今日の、フルーゼルのショウについての追記>
この顔ぶれは、ポール・モーシャンの『The Window of Your Mind』(Winter & Winter,2011)に端を発するものだろうか。故モーシャンの代わりに、ルディ・ロイストンを入れると、この晩の面々、もといフリゼールの近作『星に願いを』(ソニー、2016年)の顔ぶれとなる。その『星に願いを』はモリコーネ曲が多かったというイメージがあるが、この晩は「アルフィ」と「ホワット・ザ・ワールド・ニーズ・ナウ」とバカラック曲を2つも取り上げていた。
終演後に、10年以上ぶりに会う知人と少し立ち話。彼はプログ・ロックの愛好者なはずだが、ペトラ・ヘイデンのファンで見にきたという。それで、ザット・ドッグの新作はいつ出るんですかねと問われる。再結成していたとは、知らなかった。実は、チャーリー・ヘイデン(2001年11月20日、2005年3月16日、2009年9月10日)の娘はペトラ、レイチェル、ターニャの三つ子(1971年7月11日生まれ)で、ザット・ドッグは歌とフィドルのペトラと歌とベースのレイチェルと名制作者のレニー・ワロンカーの娘で歌とギターをやるアンナとドラマーのトニー・マックスウェルが組んでいたバンドで、1990年代にゲフィンから3枚のアルバムを出した。そのファーストにはターニャも歌で入っていた。ちなみに、レイチェルはアジアン・カンフー・ジェネレイションと絡んだことがあり、ターニャの旦那は俳優のジャック・ブラックだ。
すでに、フリセールはトーマス・モーガンとの連名でECMから『Small Town』という淡々路線のデュオ・アルバム(制作とミックスはマンフレッド・アイヒャー。自作やモーシャンやリー・コニッツや007曲「ゴールドフォインガー」曲を取り上げている)を出している。このアルバムをフォロウする公演をデュオにて1日するのもアリだったんじゃないだろうか。
▶過去の、チャーリー・ヘイデン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/LIVE-2001-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200503240453290000/
http://43142.diarynote.jp/200909120650273142/
まず、スイスのピアノ・トリオのヴェインを中目黒・楽屋で見る。ピアノのミカエル・アルベンツ 、ベースのトーマス・レーンス、ドラムのフロリアン・アルベンツ(完全に、レギュラー・グリップで叩く)からなり、10年強一緒にやっている。レーンズは1981年生まれで、他の二人も同年代か。MCはアルベンツがしたが、彼は少し年長かもしれない。今回が初来日となるという。
事前にちらりと彼らの音を聞き、けっこう米国的な、丁々発止するジャズをやるという印象を得た。この<ライヴ三昧>に出てくる多くの欧州のジャズの担い手はユーロ的感性を介するオルタンティヴ視点を加えたジャズを披露しているが、それらと比すとヴェインはストレート。そんな彼らは、デイヴ・リーブマンやグレッグ・オズビーといったUSジャズの実力者たちを迎えたアルバムをリリースしているというのも、その要点を示唆するものだろう。……と、思っていたのだが、実演に触れ、やはり欧州性は出していると感じた。程度の差こそあれ。
仕掛けを伴うオリジナルあり、スタンダードの「サマータイム」あり(これは、彼らの飛躍手腕をを示したくて取り上げていると思えた)、クラシック作曲家モーリス・ラヴェルの「亡き女王のためのパヴァーヌ」もあり。このクラシック曲は、最初ドラマーのサム・ピアノのソロから始められた。ま、なんにせよ、確かな技量やジャズ感覚あってこそのピアノ・トリオ表現を聞かせるのは間違いないわけだが。次の予定があるため、ファースト・ショウだけを見て退出。通して見たら、また別の所感を覚えたかもしれない。
次は、六本木・ビルボードライブ東京(セカンド・ショウ)。会場に降りて、おやまあ。ステージ上に所狭しといっぱい機材が置いてある。ギターは7本立てかけてあったか。そんなに使われることはなかったが。出し物は、鈴木茂(2013年8月11日、2010年11月21日、2015年10月25日、2015年11月19日)の1975年作『バンド・ワゴン』をまんまやっちゃいます、というもの。
「風をあつめて」や「チュー・チュー・ガタゴト」はラジオから流れたのを聞いて小僧の頃から好きだったが、フォークぽいぬるさを覚えたためか はっぴいえんどにハマったことはなく、鈴木茂の『バンド・ワゴン』も存在は知っていたものの、手を伸ばしたことはなかった。それが、1990年前後だと思うが、ひょんなことから同作を聞いたら(多分、クラウンが再発し、CDが送付されてきたのだと思う)、これぞリトル・フィート(2000年12月8日、2012年5月22日)の最良の日本人のアダプテイション表現と感激しちゃったんだよなあ。
歌とギターの鈴木を、スタジオ界の重鎮がサポートする。キーボードの佐藤準 (2008年4月20日)と柴田俊文 、ベースの田中章弘、ドラムの長谷部徹 。個々のプレイヤーで一番いいなと思ったのは、田中。全盛期の、ケニー・グラッドニー(2016年5月24日)みたいじゃんと思った。そこに、パーカッション奏者がいた方が良かったかもしれない。
改めて、スライドで弾く曲が多かったんだんだなあと頷く。そうか、鈴木はちゃんと小指にスライド・バーをはめて演奏するんだな。それ、コントロールが格段に楽なので、奏法が狭くなりはするものの人差し指や薬指にはめる奏者もいる。こんなにスライド・ギターを弾くのは、彼も久しぶりだったのではないか。終盤は歌声がヘロったが、漂う感じがある歌声も魅力的だし、一部の曲を聞くとコードの広がりの妙をちゃんと知っていることもおおいに伝わる。
けっこう天然ぽい所作を見せる彼を見つつ、あまり老けていないと感じた。アルバムを最初に聞いたときの感激はなかったが、日本のロック史の襞を感じることもできたし、見ることができて良かったとは思えた実演でした。
▶過去の、鈴木茂
http://43142.diarynote.jp/?day=20101121
http://43142.diarynote.jp/?day=20130811
http://43142.diarynote.jp/201510290731105395/
http://43142.diarynote.jp/201511200934467321/
▶︎過去の、佐藤準
http://43142.diarynote.jp/?day=20080420
▶過去の、リトル・フィート
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
http://43142.diarynote.jp/201205301327209613/
▶︎過去の、ケニー・グラッドニー
http://43142.diarynote.jp/201605250715068712/
<今日のライヴに対しての、覚書いくつか>
▶︎楽屋というハコには本当にひさしぶりに行ったら、地下にあったトイレが1階に移っていた。グランド・ピアノも置いてあり、ちゃんと食事もサーヴする大人の店ですね。▶︎そこに到るまでの、商店街を歩くのも楽しかった。東横線高架の下に商業施設が大々的に入ったりもし、中目黒は今一段と活気があるんだろうな。▶︎「亡き女王のためのパヴァーヌ」というと、ぼくはジョー・ウォルッシュ(2011年3月5日)のシンセサイザーを用いたカヴァー(1975年ABC盤『ソー・ホワット』収録)を思い出す。1970年代のウォルシュ(当然、イーグルスに入る前)、死ぬほど好きでした。▶︎グレッグ・オズビーの名前を出して、ふと甘酸っぱい気持ちになる。独JMT(現ウィンター&ウィンター)からデビューした後、1990年から15年はブルーノートに所属し、毎年アルバムを出していたアルト・サックス奏者。彼は同社からかなり重用され、ジェイソン・モラン(2007年1月16日、2007年1月17日、2008年4月6日、2013年1月6日、2015年1月20日、2015年1月21日、2017年4月11日)ほか若手発掘にも貢献した人物。ストレート・アヘッド作に交えヒップホップ流れにあるアルバム(ダサくて、ぼくは好きじゃなかった)を出したりもしたし、彼はプーさん(1999年11月3日(2002年9月22日、2003年6月10日、2004年11月3日、2012年6月24日、2012年6月25日、2012年10月26日)とも音楽的な付き合いを持っていた。▶︎そんなオズビーには、1990年代前半までに複数回インタヴューしたことがあり、一つはNYに取材に発つ当日。デカい旅行バックを横に置きつつ午前中にしたので、よく覚えている。▶︎その後の、鈴木茂公演の際に、彼がMCで物販に触れたら、場内から笑いが出る。過去にこんなことを書いている(http://43142.diarynote.jp/201511200934467321/、参照)が、そのアイテムの多さはファンの間でも話題になっているのか。ちなみに満場の客は、男性比率が高かった。なかには、猫の顔をあしらった小さなポーチとかも売っているんだよなあ。
▶過去の、ジョー・ウォルシュ
http://43142.diarynote.jp/201103091707591166/
▶過去の、ジェイソン・モラン
http://43142.diarynote.jp/200701201417260000/
http://43142.diarynote.jp/200701201418210000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201501210901575140/
http://43142.diarynote.jp/201501220923108418/
http://43142.diarynote.jp/201704131639031673/
▶過去の、菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20041103
http://43142.diarynote.jp/201207031322126509/
http://43142.diarynote.jp/201207031323242844/
http://43142.diarynote.jp/201210271744294415/
http://43142.diarynote.jp/201507091044561526/ インタヴュー
http://43142.diarynote.jp/?day=20160611 遺作について
事前にちらりと彼らの音を聞き、けっこう米国的な、丁々発止するジャズをやるという印象を得た。この<ライヴ三昧>に出てくる多くの欧州のジャズの担い手はユーロ的感性を介するオルタンティヴ視点を加えたジャズを披露しているが、それらと比すとヴェインはストレート。そんな彼らは、デイヴ・リーブマンやグレッグ・オズビーといったUSジャズの実力者たちを迎えたアルバムをリリースしているというのも、その要点を示唆するものだろう。……と、思っていたのだが、実演に触れ、やはり欧州性は出していると感じた。程度の差こそあれ。
仕掛けを伴うオリジナルあり、スタンダードの「サマータイム」あり(これは、彼らの飛躍手腕をを示したくて取り上げていると思えた)、クラシック作曲家モーリス・ラヴェルの「亡き女王のためのパヴァーヌ」もあり。このクラシック曲は、最初ドラマーのサム・ピアノのソロから始められた。ま、なんにせよ、確かな技量やジャズ感覚あってこそのピアノ・トリオ表現を聞かせるのは間違いないわけだが。次の予定があるため、ファースト・ショウだけを見て退出。通して見たら、また別の所感を覚えたかもしれない。
次は、六本木・ビルボードライブ東京(セカンド・ショウ)。会場に降りて、おやまあ。ステージ上に所狭しといっぱい機材が置いてある。ギターは7本立てかけてあったか。そんなに使われることはなかったが。出し物は、鈴木茂(2013年8月11日、2010年11月21日、2015年10月25日、2015年11月19日)の1975年作『バンド・ワゴン』をまんまやっちゃいます、というもの。
「風をあつめて」や「チュー・チュー・ガタゴト」はラジオから流れたのを聞いて小僧の頃から好きだったが、フォークぽいぬるさを覚えたためか はっぴいえんどにハマったことはなく、鈴木茂の『バンド・ワゴン』も存在は知っていたものの、手を伸ばしたことはなかった。それが、1990年前後だと思うが、ひょんなことから同作を聞いたら(多分、クラウンが再発し、CDが送付されてきたのだと思う)、これぞリトル・フィート(2000年12月8日、2012年5月22日)の最良の日本人のアダプテイション表現と感激しちゃったんだよなあ。
歌とギターの鈴木を、スタジオ界の重鎮がサポートする。キーボードの佐藤準 (2008年4月20日)と柴田俊文 、ベースの田中章弘、ドラムの長谷部徹 。個々のプレイヤーで一番いいなと思ったのは、田中。全盛期の、ケニー・グラッドニー(2016年5月24日)みたいじゃんと思った。そこに、パーカッション奏者がいた方が良かったかもしれない。
改めて、スライドで弾く曲が多かったんだんだなあと頷く。そうか、鈴木はちゃんと小指にスライド・バーをはめて演奏するんだな。それ、コントロールが格段に楽なので、奏法が狭くなりはするものの人差し指や薬指にはめる奏者もいる。こんなにスライド・ギターを弾くのは、彼も久しぶりだったのではないか。終盤は歌声がヘロったが、漂う感じがある歌声も魅力的だし、一部の曲を聞くとコードの広がりの妙をちゃんと知っていることもおおいに伝わる。
けっこう天然ぽい所作を見せる彼を見つつ、あまり老けていないと感じた。アルバムを最初に聞いたときの感激はなかったが、日本のロック史の襞を感じることもできたし、見ることができて良かったとは思えた実演でした。
▶過去の、鈴木茂
http://43142.diarynote.jp/?day=20101121
http://43142.diarynote.jp/?day=20130811
http://43142.diarynote.jp/201510290731105395/
http://43142.diarynote.jp/201511200934467321/
▶︎過去の、佐藤準
http://43142.diarynote.jp/?day=20080420
▶過去の、リトル・フィート
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
http://43142.diarynote.jp/201205301327209613/
▶︎過去の、ケニー・グラッドニー
http://43142.diarynote.jp/201605250715068712/
<今日のライヴに対しての、覚書いくつか>
▶︎楽屋というハコには本当にひさしぶりに行ったら、地下にあったトイレが1階に移っていた。グランド・ピアノも置いてあり、ちゃんと食事もサーヴする大人の店ですね。▶︎そこに到るまでの、商店街を歩くのも楽しかった。東横線高架の下に商業施設が大々的に入ったりもし、中目黒は今一段と活気があるんだろうな。▶︎「亡き女王のためのパヴァーヌ」というと、ぼくはジョー・ウォルッシュ(2011年3月5日)のシンセサイザーを用いたカヴァー(1975年ABC盤『ソー・ホワット』収録)を思い出す。1970年代のウォルシュ(当然、イーグルスに入る前)、死ぬほど好きでした。▶︎グレッグ・オズビーの名前を出して、ふと甘酸っぱい気持ちになる。独JMT(現ウィンター&ウィンター)からデビューした後、1990年から15年はブルーノートに所属し、毎年アルバムを出していたアルト・サックス奏者。彼は同社からかなり重用され、ジェイソン・モラン(2007年1月16日、2007年1月17日、2008年4月6日、2013年1月6日、2015年1月20日、2015年1月21日、2017年4月11日)ほか若手発掘にも貢献した人物。ストレート・アヘッド作に交えヒップホップ流れにあるアルバム(ダサくて、ぼくは好きじゃなかった)を出したりもしたし、彼はプーさん(1999年11月3日(2002年9月22日、2003年6月10日、2004年11月3日、2012年6月24日、2012年6月25日、2012年10月26日)とも音楽的な付き合いを持っていた。▶︎そんなオズビーには、1990年代前半までに複数回インタヴューしたことがあり、一つはNYに取材に発つ当日。デカい旅行バックを横に置きつつ午前中にしたので、よく覚えている。▶︎その後の、鈴木茂公演の際に、彼がMCで物販に触れたら、場内から笑いが出る。過去にこんなことを書いている(http://43142.diarynote.jp/201511200934467321/、参照)が、そのアイテムの多さはファンの間でも話題になっているのか。ちなみに満場の客は、男性比率が高かった。なかには、猫の顔をあしらった小さなポーチとかも売っているんだよなあ。
▶過去の、ジョー・ウォルシュ
http://43142.diarynote.jp/201103091707591166/
▶過去の、ジェイソン・モラン
http://43142.diarynote.jp/200701201417260000/
http://43142.diarynote.jp/200701201418210000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/201301151731112021/
http://43142.diarynote.jp/201501210901575140/
http://43142.diarynote.jp/201501220923108418/
http://43142.diarynote.jp/201704131639031673/
▶過去の、菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20041103
http://43142.diarynote.jp/201207031322126509/
http://43142.diarynote.jp/201207031323242844/
http://43142.diarynote.jp/201210271744294415/
http://43142.diarynote.jp/201507091044561526/ インタヴュー
http://43142.diarynote.jp/?day=20160611 遺作について