クリスチャン・マクブライド。WUJA BIN BIN
2016年9月7日 音楽 丸の内・コットンクラブ、ファースト・ショウ。働き盛りジャズ・ベーシストとしてトップ級に売れっ子であるクリスチャン・マクブライド(2000年11月1日、2006年9月17日、2007年12月18日、2009年8月30日、2012年9月8日、2014年9月7日、2016年6月26日、20016年9月3日)の公演は、クリスチャン・サンズ、ジェローム・ジェニングスという若手のピアニストとドラマーを擁する。サンズは2010年代に入ってからマクブライドによく起用されていて、ベン・ウィリアムズ(2009年5月18日、2009年9月3日、2010年5月30日、2012年3月3日、2012年5月28日、2013年4月1日、2013年5月21日、2015年1月22日、2015年12月12日、2016年7月3日)とも仲良し。一方の、ジェニングスはソニー・ロリンズ(2005年11月13日)の最新作に名前が見られる。
マクブライドはコントラバスに専念。余裕の、いかにもジャズでもある、ピアノ・トリオ表現を披露する。会場の大きさとも合致し、包容力もあったはずだ。当然、リーダーであるマクブライドがサウンド総体をコントロールし、ソロも長く入れる。→こんなところ(http://43142.diarynote.jp/201606281735457440/ 参照)もある彼ゆえ、もっとグルーヴィに行ってぇと思ったら、最後にやったのは、ラサーン・ローランド・カークの強烈な皮肉を介した反人種差別ソング「ヴォランティアード・スレイヴリー」をチャントなし(オリジナルは、それが入っている)で飄々とやる。他の曲と同じように、曲紹介MCをして欲しかった。というのはともかく、この曲を取り上げたのは、米国のアフリカ系住民と警察官との軋轢が続く状況と関係はあるのか。
▶過去の、クリスチャン・マクブライド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200609190457510000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20071218
http://43142.diarynote.jp/200909120642135954/
http://43142.diarynote.jp/201209191209186663/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/
http://43142.diarynote.jp/201606281735457440/
▶過去の、ベン・ウィリアムズ
http://43142.diarynote.jp/200905191118258984/
http://43142.diarynote.jp/200909120646397236/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100530
http://43142.diarynote.jp/?day=20120303
http://43142.diarynote.jp/201205301445023004/
http://43142.diarynote.jp/201304031026406106/
http://43142.diarynote.jp/201305260927026044/
http://43142.diarynote.jp/201501230914317086/
http://43142.diarynote.jp/201607100827363436/
▶過去の、ロニー・ロリンズ
http://43142.diarynote.jp/200511130413390000/
そのあと、代官山・晴れたら空に豆まいてで、管楽器奏者と打楽器奏者やシンガーなどがいろいろといる(でも、ギターレス編成なんだな)13人組の大所帯バンド(2014年6月13日)のギグを見る。ファースト・ショウの途中に会場入りして、とんでもない混みように驚く。セカンド・ショウになると、多少人が減り、少し見やすくはなる。バンドからの指名で、ケペル木村がDJとして非演奏時間を彩っていた。
音や肉声が、百花繚乱。聞いてすぐに感じたは、前回接したときはフランク・ザッパやウェザー・リポート的語彙の影響下にあることが露骨すぎて気になったが、今回はそう思わせる部分がなしになっていること。皆んなで笑顔のもと好奇心旺盛な音を散りばめて、その先に鮮やかな図柄と色彩感を持つ巨大なモザイク画のようのものを浮上させているナと思えた。<洗練や洒脱>と<獰猛さや過剰さ>の不思議な行き来のようなものも持つ彼ら、その特有のはっちゃけたノリでバート・バカラックのようなお洒落な曲をやると映えるとも思った。また、楽器音と対峙するような用い方もされるった肉声をもっとやんちゃに使えないものか。例えば、カーラ・ブレイの『歌うのなんて好きじゃない(原題は、これは名邦題と思う)』におけるあり方はどうだろう?
▶︎過去の、WUJA BIN BIN
http://43142.diarynote.jp/?day=20140613
<今日の、残念>
先日の東京ジャズでのパット・メセニーとのデュオの際も、この晩も、クリスチャン・マクブライドが弾いたのは日本で調達したベース。もともと故レイ・ブラウンが日本に来たさい弾くために日本に置いていたという由緒正しいブツで、過去さまざまな外タレにレンタルされており、マクブライドも気に入っていたようだ。だが、それを現在所有しているのはレコード会社に勤務していた、自らもベースを弾くSさん。その人のスチャラカさを思い出すと、ありがたみが半減してしまう、、、、。
マクブライドはコントラバスに専念。余裕の、いかにもジャズでもある、ピアノ・トリオ表現を披露する。会場の大きさとも合致し、包容力もあったはずだ。当然、リーダーであるマクブライドがサウンド総体をコントロールし、ソロも長く入れる。→こんなところ(http://43142.diarynote.jp/201606281735457440/ 参照)もある彼ゆえ、もっとグルーヴィに行ってぇと思ったら、最後にやったのは、ラサーン・ローランド・カークの強烈な皮肉を介した反人種差別ソング「ヴォランティアード・スレイヴリー」をチャントなし(オリジナルは、それが入っている)で飄々とやる。他の曲と同じように、曲紹介MCをして欲しかった。というのはともかく、この曲を取り上げたのは、米国のアフリカ系住民と警察官との軋轢が続く状況と関係はあるのか。
▶過去の、クリスチャン・マクブライド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200609190457510000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20071218
http://43142.diarynote.jp/200909120642135954/
http://43142.diarynote.jp/201209191209186663/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/
http://43142.diarynote.jp/201606281735457440/
▶過去の、ベン・ウィリアムズ
http://43142.diarynote.jp/200905191118258984/
http://43142.diarynote.jp/200909120646397236/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100530
http://43142.diarynote.jp/?day=20120303
http://43142.diarynote.jp/201205301445023004/
http://43142.diarynote.jp/201304031026406106/
http://43142.diarynote.jp/201305260927026044/
http://43142.diarynote.jp/201501230914317086/
http://43142.diarynote.jp/201607100827363436/
▶過去の、ロニー・ロリンズ
http://43142.diarynote.jp/200511130413390000/
そのあと、代官山・晴れたら空に豆まいてで、管楽器奏者と打楽器奏者やシンガーなどがいろいろといる(でも、ギターレス編成なんだな)13人組の大所帯バンド(2014年6月13日)のギグを見る。ファースト・ショウの途中に会場入りして、とんでもない混みように驚く。セカンド・ショウになると、多少人が減り、少し見やすくはなる。バンドからの指名で、ケペル木村がDJとして非演奏時間を彩っていた。
音や肉声が、百花繚乱。聞いてすぐに感じたは、前回接したときはフランク・ザッパやウェザー・リポート的語彙の影響下にあることが露骨すぎて気になったが、今回はそう思わせる部分がなしになっていること。皆んなで笑顔のもと好奇心旺盛な音を散りばめて、その先に鮮やかな図柄と色彩感を持つ巨大なモザイク画のようのものを浮上させているナと思えた。<洗練や洒脱>と<獰猛さや過剰さ>の不思議な行き来のようなものも持つ彼ら、その特有のはっちゃけたノリでバート・バカラックのようなお洒落な曲をやると映えるとも思った。また、楽器音と対峙するような用い方もされるった肉声をもっとやんちゃに使えないものか。例えば、カーラ・ブレイの『歌うのなんて好きじゃない(原題は、これは名邦題と思う)』におけるあり方はどうだろう?
▶︎過去の、WUJA BIN BIN
http://43142.diarynote.jp/?day=20140613
<今日の、残念>
先日の東京ジャズでのパット・メセニーとのデュオの際も、この晩も、クリスチャン・マクブライドが弾いたのは日本で調達したベース。もともと故レイ・ブラウンが日本に来たさい弾くために日本に置いていたという由緒正しいブツで、過去さまざまな外タレにレンタルされており、マクブライドも気に入っていたようだ。だが、それを現在所有しているのはレコード会社に勤務していた、自らもベースを弾くSさん。その人のスチャラカさを思い出すと、ありがたみが半減してしまう、、、、。