これは、面妖な、と言えるかもしれない。ヴァイブラフォンのマイク・マイニエリ(2010年9月5日、2015年2月8日)のリーダー・バンドであったステップス・アヘッドと、テナー・サックス(一部、キーボードも弾いた)のビル・エヴァンス(2003年9月16日)とトランペットのランディ・ブレッカー(2009年6月18日、2010年6月6日、2012年6月13日、2016年2月19日)が組んでいたソウル・バップ・バンドが合体したという成り立ちのよう。リズム隊は、縦/電気ベースのトム・ケネディとドラムのスティーヴ・スミス。

 ステップス・アヘッドやソウル・バップ・バンドの旧曲をやるとともに、締めはザ・ブラッカー・ブラザースの「サム・スカンク・ファンク」。真摯なフージョン・セッションが悠々と展開される。とっても痩せていたマイニエリはもう78歳なのか。その電気増幅ヴァイブ音に触れると、我が道を歩み続けていると思わせられる。両手に2本づつマレットを持つよりも、左右一本づつ持って取ったソロの方が説得力があった。南青山・ブルーノート東京。

▶過去の、マイク・マイニエリ
http://43142.diarynote.jp/201009171511588216/
http://43142.diarynote.jp/201502090956393081/
▶︎過去の、ビル・エヴァンス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-9.htm
▶過去の、ランディ・ブレッカー
http://43142.diarynote.jp/200906190812191379/
http://43142.diarynote.jp/201006071818281946/
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160219

<今日の、アフター>
 北青山にあるブラジル音楽の老舗ライヴ・クラブ、プラッサ・オンゼに回る。開店35周年を祝うアニヴァーサリー期間の初日。この晩は中原仁御大の、プラッサの35年を映像とともに語る……。当然のことながら、店を愛でる人々で賑わう。開店以来、ずっと同じ場所で営まれているというのもすごいな。某氏にあげられたfacebook写真(そのあと行ったお店のも含め)を見て、ぼくもしっかり祝っていると思った。苦笑。