今年1月に、彼にはインタヴューをした。過去、ぼくの“領域”に入っていない御仁であり、音楽誌からだったら取材依頼を受けないが、媒体が新聞だったので受けた。それだと、広い層に向かい広い見地から該当アーティストのことを語ることができる、いやそれが必要とされるから。そしたら、イメージとは異なる視野の広さ(下の欄外を参照のこと)と人の良さを受け、実際にもとても話が弾んだので、東京湾を横切り、天下のギター・ヒーローを見に行った。青海・ゼップ東京。
新作『I Can Destroy』(破壊衝動を表題にしたように思ってしまうが、小さな我が子の微笑ましい所作を見てつけたという)リリースに則るライヴだが、1曲目は過去の代表曲を次々にインストで引き倒していくというもの。全35曲を35分で一気にやるという触れ込みであったが、39分ぐらいかかったかな。知ってる曲はなかった。というのはともかく、よくもまあサイド・マンの二人、あの怒涛の構成を覚えたなと思う。当然、譜面台なんて置いていないから。
とともに、2バスを用いるまったくハネない、ヤクザの出入りのようなという形容を用いたくなる、虚勢を尽くしたようなドラムの演奏/音質に閉口。俺は延々これに付き合わなきゃいけないのかと、軽い絶望を感じてしまう。
その後、そのトリオに二人のギタリストも加わり、新作その他の曲を披露。リード・ヴォーカルはギルバートが主に取るが、他の二人も曲によっては歌う。当然、多くはないがギタリスト3人によるコーラスもいける。ギルバートのギターに関してはうまく、いろんな奏法ができることが分かっていたので、実演は想定内のパフォーマンスであったが、彼の歌の真っ当さに少し驚く。へえ。で、あのドラム音や時に子供ぽいと感じさせるギター・ソロやギター群の重なりを排すると、これは真っ当なアメリカン・ロックじゃないかとも思った。スライド・ギターが入る曲なんて、少しアレンジを変えればリトル・フィート(2000年12月8日、2012年5月22日)みたいぢゃんとも思ってしまったし。
▶過去の、リトル・フィート
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
http://43142.diarynote.jp/201205301327209613/
<今日の、引用>
以下は、あなたの転機は? と、ポール・ギルバートに尋ねた際の答え。
「確か22歳の時、ミスター・ビッグの2作目を作ろうとした頃だった。トッド・ラングレン(2001年11月9日、2002年9月19日、2002年9月28日、2008年4月7日、2010年10月10日)のコンサートを見に行って大感激した時だね。大人数のバンドを率いる彼の勇士に触れながら、音楽を秀でたものにするのは必ずしもギターだけではないと開眼した。もちろんギターのテクニックは追い求めていくけど、同時に作曲者やアレンジャー、シンガーとして、僕はもっと成長しなきゃと痛感したんだ」
それは、『ニアリー・ヒューマン』をフォロウするツアーだったそう。また、ザ・ビートルズ大好きでもある彼はこんな発言もした。
「僕の父はブルースが好きだったし、家のラジオからはモータウンが流れていた。そして、歳とともにそういうものが好きになっている。僕は元々ヘヴィ・メタルの出身で、パワーで押しまくる音楽をやっていたわけだけど、50歳近くにもなると、ブルースのようなエモーショナルなものにグっとくるようになった。そして、それが作る曲にも表れる」
そして、ロビン・フォード(1999年8月28日、2004年4月21日、2004年10月22日、2004年12月17日、2008年8月31日、2013年5月10日、2014年4月23日)やジョン・スコフィールド(1999年5月11日、2001年1月11日、2002年1月24日、2004年3月11日、2006年3月1日、2007年5月10日、2008年10月8日、2009年9月5日、2012年10月10日、2013年10月21日、2015年5月26日)のような人たちとお手合わせしたいとも、彼は言った。
▶過去の、トッド・ラングレン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/LIVE-2001-11.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://43142.diarynote.jp/200804081929500000/
http://43142.diarynote.jp/201010111257003810/
▶過去の、ロビン・フォード
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
http://43142.diarynote.jp/200404212355490000/
http://43142.diarynote.jp/200410240630040000/
http://43142.diarynote.jp/200412212105020000/
http://43142.diarynote.jp/200809011923060000/
http://43142.diarynote.jp/201305131335092387/
http://43142.diarynote.jp/201404260900117482/
▶過去の、ジョン・スコフィールド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live2.htm 5.11
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-1.htm 1.11
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm 1.24
http://43142.diarynote.jp/200403111821250000/
http://43142.diarynote.jp/200603011148430000/
http://43142.diarynote.jp/200705181809270000/
http://43142.diarynote.jp/200810111558046727/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090905
http://43142.diarynote.jp/201210111837516874/
http://43142.diarynote.jp/201310210730403296/
http://43142.diarynote.jp/201505271549266046/
新作『I Can Destroy』(破壊衝動を表題にしたように思ってしまうが、小さな我が子の微笑ましい所作を見てつけたという)リリースに則るライヴだが、1曲目は過去の代表曲を次々にインストで引き倒していくというもの。全35曲を35分で一気にやるという触れ込みであったが、39分ぐらいかかったかな。知ってる曲はなかった。というのはともかく、よくもまあサイド・マンの二人、あの怒涛の構成を覚えたなと思う。当然、譜面台なんて置いていないから。
とともに、2バスを用いるまったくハネない、ヤクザの出入りのようなという形容を用いたくなる、虚勢を尽くしたようなドラムの演奏/音質に閉口。俺は延々これに付き合わなきゃいけないのかと、軽い絶望を感じてしまう。
その後、そのトリオに二人のギタリストも加わり、新作その他の曲を披露。リード・ヴォーカルはギルバートが主に取るが、他の二人も曲によっては歌う。当然、多くはないがギタリスト3人によるコーラスもいける。ギルバートのギターに関してはうまく、いろんな奏法ができることが分かっていたので、実演は想定内のパフォーマンスであったが、彼の歌の真っ当さに少し驚く。へえ。で、あのドラム音や時に子供ぽいと感じさせるギター・ソロやギター群の重なりを排すると、これは真っ当なアメリカン・ロックじゃないかとも思った。スライド・ギターが入る曲なんて、少しアレンジを変えればリトル・フィート(2000年12月8日、2012年5月22日)みたいぢゃんとも思ってしまったし。
▶過去の、リトル・フィート
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
http://43142.diarynote.jp/201205301327209613/
<今日の、引用>
以下は、あなたの転機は? と、ポール・ギルバートに尋ねた際の答え。
「確か22歳の時、ミスター・ビッグの2作目を作ろうとした頃だった。トッド・ラングレン(2001年11月9日、2002年9月19日、2002年9月28日、2008年4月7日、2010年10月10日)のコンサートを見に行って大感激した時だね。大人数のバンドを率いる彼の勇士に触れながら、音楽を秀でたものにするのは必ずしもギターだけではないと開眼した。もちろんギターのテクニックは追い求めていくけど、同時に作曲者やアレンジャー、シンガーとして、僕はもっと成長しなきゃと痛感したんだ」
それは、『ニアリー・ヒューマン』をフォロウするツアーだったそう。また、ザ・ビートルズ大好きでもある彼はこんな発言もした。
「僕の父はブルースが好きだったし、家のラジオからはモータウンが流れていた。そして、歳とともにそういうものが好きになっている。僕は元々ヘヴィ・メタルの出身で、パワーで押しまくる音楽をやっていたわけだけど、50歳近くにもなると、ブルースのようなエモーショナルなものにグっとくるようになった。そして、それが作る曲にも表れる」
そして、ロビン・フォード(1999年8月28日、2004年4月21日、2004年10月22日、2004年12月17日、2008年8月31日、2013年5月10日、2014年4月23日)やジョン・スコフィールド(1999年5月11日、2001年1月11日、2002年1月24日、2004年3月11日、2006年3月1日、2007年5月10日、2008年10月8日、2009年9月5日、2012年10月10日、2013年10月21日、2015年5月26日)のような人たちとお手合わせしたいとも、彼は言った。
▶過去の、トッド・ラングレン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/LIVE-2001-11.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://43142.diarynote.jp/200804081929500000/
http://43142.diarynote.jp/201010111257003810/
▶過去の、ロビン・フォード
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
http://43142.diarynote.jp/200404212355490000/
http://43142.diarynote.jp/200410240630040000/
http://43142.diarynote.jp/200412212105020000/
http://43142.diarynote.jp/200809011923060000/
http://43142.diarynote.jp/201305131335092387/
http://43142.diarynote.jp/201404260900117482/
▶過去の、ジョン・スコフィールド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live2.htm 5.11
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-1.htm 1.11
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm 1.24
http://43142.diarynote.jp/200403111821250000/
http://43142.diarynote.jp/200603011148430000/
http://43142.diarynote.jp/200705181809270000/
http://43142.diarynote.jp/200810111558046727/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090905
http://43142.diarynote.jp/201210111837516874/
http://43142.diarynote.jp/201310210730403296/
http://43142.diarynote.jp/201505271549266046/