nouon

2015年10月9日 音楽
 日本人女性のヴァイブラフォン(山田あずさ)、米国人男性のエレクトリック・ピアノ(ケヴィン・マキュー)、英国人男性コントラバス・クラリネット(ヒュー・ロイド)、日本人男性ドラム(山本淳平)からなるnouon(2015年4月17日、2015年9月13日)の、デビュー作『KUU』の発売記念ライヴ。代官山・晴れたら空に豆まいて。なんと、即売のCDを観客の半数以上が購入したという。

 アルバム収録曲に、アルバムには曲を提供していなかったロイド(2015年9月13日)の曲2曲と、山田(2013年5月19日、2014年6月13日、2014年6月15日、2014年10月19日、2014年11月21日、2015年4月17日、2015年5月2日、2015年5月6日、2015年5月22日、2015年5月28日、2015年6月15日、2015年9月13日)とマキューの新曲も一つづつ披露する。楽器編成も普通じゃないが、顕われる音も一聴平穏かつメロウながら、一皮めくれば変と言うか、かなり野心的。かつて(1950年代から四半世紀。その後、人気グループゆえ、再結成されたりも)モダン・ジャズ・カルテットという名オルタナティヴ&ソフィスティケイテッドなグループがいたが、その21世紀版と思えばしっくり来るナと思えもしました。

▶過去の、uouon
http://43142.diarynote.jp/201504181000432127/
http://43142.diarynote.jp/201509231111454665/
▶過去の、山田あずさ
http://43142.diarynote.jp/201305260923241736/
http://43142.diarynote.jp/201406160956273046/
http://43142.diarynote.jp/201406161000365031/
http://43142.diarynote.jp/201407261220126653/
http://43142.diarynote.jp/201410251052527799/
http://43142.diarynote.jp/201411221353274586/
http://43142.diarynote.jp/201504181000432127/
http://43142.diarynote.jp/201505071132034325/
http://43142.diarynote.jp/201505240923518276/
http://43142.diarynote.jp/201505310957076398/
http://43142.diarynote.jp/201506161247423392/
http://43142.diarynote.jp/201509231111454665/
▶過去の、ヒュー・ロイド“The Jazz Meditation Suite”
http://43142.diarynote.jp/201509231111454665/

<今日の、CD>
 コントラバス・クラリネット奏者のヒュー・ロイドから、ビリー・スパングルズ・グループ名義の『The Ballad of Cloudy Bongwater( and other songs)』(no number)というCDをもらう。ロイドがまだ純クラリネット奏者だったころ、2007年に録音したもので、彼に加えてテナー/ソプラノ・サックス、ギター、コントラバスを弾く3人の日本人とのカルテット録音。枠を外れる方向も持つ室内楽的情緒を持つもので、なにげに諦観キブンというか淡いブルージー感覚が光る一作。ファースト・セットでやったロイド作の曲はここからのものだった。もう少し音質が良ければと思うが、視点ありの、ゆったりした、美味しい不可解な上澄みを持つ1枚。なお、nouonのCD『KUU』を家で聞いたら、ちと驚いた。とっても、低音が入っていて。これ、PCで聞いていてはわからない。ええええ、と言う感じ。