ピアノのイリアーヌ・イリアス(2006年6月28日、2015年2月8日、2016年1月7日、2017年6月20日)、ダブル・ベースのマーク・ジョンソン(2006年6月28日、2015年2月8日、2016年1月7日、2017年6月20日)、ウルグアイ・ルーツのドラマーであるティアゴ・ミチェリン(2017年6月20日)のトリオを、南青山・ブルーノート東京(ファースト・ショウ)で見る。

 グラミー賞のベスト・ラテン・ジャズ・アルバム賞をとったりしたをコンコード発の近2作は、ブラジル曲をピアノを弾きながら歌ったもの。そして、同レーベル発の新作『Music from Man of La Mancha』はミュージカル「ラ・マンチャの男」の楽曲を取り上げたヴォーカルなしの軽快なピアノ盤(実は、23年前のお蔵入りしていたブツが出された)で、ショウは主にその3作の行き方を並べるかたちで持たれた。やはり、まずはピアノ第一ながら、ここのところは歌うことにも喜びを見出してもいるようだ。

▶過去の、イリアーヌ・イリアス
http://43142.diarynote.jp/200607041956350000/
http://43142.diarynote.jp/201502090956393081/
http://43142.diarynote.jp/201601090750252990/
http://43142.diarynote.jp/201706211900006500/
▶過去の、マーク・ジョンソン
http://43142.diarynote.jp/200607041956350000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150208
http://43142.diarynote.jp/201706211900006500/
▶︎過去の、ティアゴ・ミチェリン
http://43142.diarynote.jp/201706211900006500/

 その後、渋谷 JZ Bratに回る。かつてウィンター・プレイ(2011年8月6日)というユニットで歌っていた韓国人女性シンガーのMOONのショウを見る。ギタリストの伊藤ゴロー(1999年6月3日、2014年8月3日、2018年1月7日)がプロデュースしたアルバム『Kiss Me』(ユニバーサル)のリリースをフォロウするもので、伊藤に加え、ピアノ/キーボードの佐藤 浩一 (2014年10月22日、2016年7月11日、2017年10月27日、2018年1月7日、2018年4月7日)、ダブル・ベースの鳥越啓介(2000年9月14日、2001年2月15日、2003年3月6日、2008年12月15日、2013年3月26日、2017年9月29日)、ドラムの守真人がサポート。アルバムと同様に、ポップ曲やジャズ曲カヴァーが中心に英詞で披露された。

 何気に、彼女の声は低めで、そこからしなやかさを出す。そして、終盤にはアルバムでもデュエット参加していたTOKU(2000年2月25日、2001年9月6日、2004年3月10日、2006年2月16日、2008年8月19日、2011年3月16日、2012年6月19日、2013年9月22日、 2014年2月5日、2015年3月19日、2015年3月28日、2016年3月1日、2016年12月12日、2018年4月10日)が、ヴォーカルとフリューゲルホーンで加わった。

▶︎過去の、ウィンター・プレイ/MOON
http://43142.diarynote.jp/201108101632022013/
▶過去の、伊藤ゴロー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livejune.htm エスピリト
http://43142.diarynote.jp/201408061110256933/
http://43142.diarynote.jp/201801081118162617/
▶︎過去の、佐藤浩一
http://43142.diarynote.jp/201410251055118180/
http://43142.diarynote.jp/201607121045394372/
http://43142.diarynote.jp/201711020707155260/
http://43142.diarynote.jp/201801081118162617/
http://43142.diarynote.jp/201804081516393408/
▶︎過去の、鳥越啓介
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-9.htm phat (オーガニック・グルーヴ)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-2.htm phat (オーガニック・グルーヴ)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm phat
http://43142.diarynote.jp/200812281441122331/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130326
http://43142.diarynote.jp/201710011917499392/
▶過去の、TOKU
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-2.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-9.htm ロニー・プラキシコ
http://43142.diarynote.jp/200403101442170000/
http://43142.diarynote.jp/200602171950040000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20080819
http://43142.diarynote.jp/201103171354125352/
http://43142.diarynote.jp/201206210944302024/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130922
http://43142.diarynote.jp/201503211741478728/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150328
http://43142.diarynote.jp/?day=20160301
http://43142.diarynote.jp/201612171246253699/
http://43142.diarynote.jp/201804110754439999/

<今日の、いい人>
 イリアーヌ・イリアスのショウの、ファーストとセカンドの間に楽屋でインタヴュー。相変わらず、ニコニコと優しい。よどみなく、取材は進む。エディ・ゴメス(2014年10月17日。2017年9月2日 )とジャック・ディジョネット(2001年4月30日、2003年8月23日、2007年5月8日、2014年5月22日、2015年9月5日)、マーク・ジョンソンとサトシ・タケイシ(2004年5月27日)の二つのリズム・セクション(その両方に、マノロ・バドレーナ〜2014年9月7日〜が入る)を起用した『Music from Man of La Mancha』は原作曲者のミッチ・リー(1928〜2014年)がブラジル人としての属性が入るイリアスの味を気に入り、あなたなりにやってみないかいと彼女に働きかけてレコーディングされた。まったく好きにやらせてくれたそうだが、プロデュース・クレジットはイリアスとリーになっているので、彼が資金を出したのかもしれない。
 インタヴュー終了後に編集者がウェッブ事前告知用に写メを撮らせてもらっていいですかと彼女に問うと、快諾ながら、そういうのはマークが得意なので彼に撮らせるワと、旦那のマーク・ジョンソンをわざわざ呼ぶ。あなたも入るでしょと誘われ、一緒にパチリ。あのビル・エヴァンスの晩年のトリオで弾き、ECMレコードから米国人ベーシストとしてはトップ級に厚遇されている名老人にとても丁寧に撮影していただき恐縮至極。しかし、昔この欄で書いたが、ぼくは取材時に自分からはよほどのことがないかぎり、2ショット写真を求めない。でも、なんだかんだここのところはその機会が多くなっているのは、誘ってくるミュージシャンが増えているのだろう。
▶︎過去の、エディ・ゴメス
http://43142.diarynote.jp/201410220711345595/
http://43142.diarynote.jp/?day=20170902
▶過去の、ジャック・ディジョネット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200705181807060000/
http://43142.diarynote.jp/201405231458349566/
http://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
▶︎過去の、サトシ・タケイシ
http://43142.diarynote.jp/200406062249580000/ エリック・フリードランダー・カルテット
▶︎過去の、マノロ・バドレーナ
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/ アーマッド・ジャマル