ザ・オリジナル・ジェイムズ・ブラウン・バンド。アダム・ロジャース“ダイス”
2018年6月1日 音楽 年季の入った外見のベース奏者のフレッド・トーマス(2014年12月30日)はサム・ピックのみで弾くし(1曲だけ、前に出てきて声をぶちかましながら弾いた)、70年代にJBのアルバムに入っているドラマーのトニー・クック(2014年12月30日)はすべてレギュラー・グリップでことをこなしている。なんか往年のミュージシャン作法を感じて、とっても甘美なミブンになったか。昔のフェンダーのジャズ・ベースって親指弾き前提でボディに指置き用の木製断片が設置されていたよなあ、なぞとも思い出す。高校に入り入手した、そのコピー・モデルにもしっかりついていて、邪魔だと思った。パーカッションのジョージ"スパイク"ニーリー(2014年12月30日)は今回ラテン的な演奏をする際があって、その場合ありゃトラブル・ファンク(cf.ワシントン・ゴー・ゴー)みたいじゃんと思わせられる場合もあった。これ、前回はなかった。
ジェイムズ・ブラウン(2000年8月5日)の財産をさくっと、かつてそのバンドに在籍した人たちとともに送りだそうとする企画バンド(2014年12月30日)の3年半ぶりの公演なり。全、10人。今回はトロンボーン奏者が音楽監督を務め、2管編成から4管にかわり、うち3人はJBバンド加入経験者。面々は動きを合わせたりする場合もあり、ときに烏合の衆てきな掛け声も出し、やっぱり盛り上がるなあ。
主シンガーはシンシア・ムーア(2014年12月30日。前回は女性コーラスの1/3だったが、メイン歌手に昇格)と、歌わないときはキーボード弾いていたクリス・ロブ。JB流れの踊りも繰り出すロブはJBの歌声を意識しなければ、かなり歌えると思った。「パパのニュー・バッグ」、「アイ・フォール・グッド」、「イッツ・マンズ・マンジ・マンズ・ワールド」(ゆったり目は、この曲のみ)、「パス・ザ・ピース」、「セックス・マシーン」など、見せ方が多彩になったなかで、いろいろい聞かせる。今回、前回と同様に名司会者のダニー・レイ(2014年9月7日、2014年12月30日)もリストには)入っていたが、病とかで急遽キャンセル。1935年生まれだから、もう80歳越え。しょうがないか。また元気になってやってくることを祈るが、“伝説”は見れるうちに見とけですね。
▶︎過去の、ザ・オリジナル・ジェイムズ・ブラウン・バンド/シンシア・ムーア。フレッド・トーマス 、トニー・クック 、ジョージ"スパイク"ニーリー
http://43142.diarynote.jp/201412310727087161/
▶過去の、JB
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-8.htm サマーソニック初日
▶︎過去の、JBの映画2種
http://43142.diarynote.jp/201503041619591535/
http://43142.diarynote.jp/201606281735457440/
▶過去の、ダニー・レイ
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/ 小曽根真ノー・ネーム・ホーセズvs.クリスチャン・マクブライド・ビッグ・バンド
http://43142.diarynote.jp/201412310727087161/
その後は丸の内・コットンクラブに回り、1965年NYC生まれのジャズ・ギタリストであるアダム・ロジャース(2012年5月28日、2015年5月27日、2016年5月18日)の2017年新作『Dice』(AAJ)に基づく公演を見る。電気ベースのフィマ・エフロン (2012年5月28日 )とドラムのネイト・スミス (2012年5月28日、2015年8月5日、2016年2月16日、2018年2月21日)を擁する同作はディストーションの効いたギターを採用しつつロッキッシュに行き、ときにアメリカーナ的指針も加えた内容(自作曲に交え。ウィリー・ネルソン曲も取り上げた)を持つ。MCによれば、ロジャース16回目の来日にして、初のリーダー公演だそう。
この3人は、クリス・ポッター(2012年5月28日、2013年5月21日)の旧グループ=アンダーグラウンドのメンバーがそのまま残った顔ぶれでもありますね。ベースのエフロンはびっくりするぐらい、超堅実演奏に終始。その分、ドラムのスミスがめちゃ運動能力が高そうな演奏をくりひろげて、耳をひく。基本レギュラー・グリップで叩き、とてもリストが強そう。バスドラはベース音としっかり韻をふまんとボンボンとキックするし、フロア・タムは片手で叩いても両手で叩いてるみたいに聞こえる。スミスは2017年にリーダー作『Kinfolk: Postcards from Everywhere』(Ropeadope)を出しているが、それはエフロンとコンビを組み、クリス・バワーズからデイヴ・ホランドやグレッチェン・パーラトまでいろんな人が関与。今様ジャズの傑作であると信じる。今度、それのライヴでこないかな?
主役のロジャースはや複音/単音のバランスをとりつつ、少しがんちんこ気味に行く。なんか、オズ・ノイ(2007年7月3日、2016年3月29日)の行き方を少し大人にしたみたいとも思えるか。ミシシッピー・フレッド・マクドゥエル(20世紀初頭生まれの、カントリー・ブルース・マン)に触発されたとかなんとか紹介した曲はすうっと渋味路線で行った。
▶過去の、アダム・ロジャース
http://43142.diarynote.jp/201205301445023004/
http://43142.diarynote.jp/201505281537538677/
http://43142.diarynote.jp/201605240831421865/
▶︎過去の、フィマ・エフロン
http://43142.diarynote.jp/201205301445023004/
▶過去の、ネイト・スミス
http://43142.diarynote.jp/201205301445023004/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150805
http://43142.diarynote.jp/201602181207326029/
http://43142.diarynote.jp/201802221538438234/
▶過去の、クリス・ポッター
http://43142.diarynote.jp/201205301445023004/
http://43142.diarynote.jp/201305260927026044/
▶︎過去の、オズ・ノイ
http://43142.diarynote.jp/200707041026510000/
http://43142.diarynote.jp/201603300704079868/
<今日は、花金>
両公演とも良好な入り。とくに、なぜかロジャ—ス公演にはわんさか入っていて、本人も感激しまくりの感あり。有楽町界隈も人がええええというほど、あふれていた。なんか、いつもと違う金曜日みたいで、これは一体どうした?
ジェイムズ・ブラウン(2000年8月5日)の財産をさくっと、かつてそのバンドに在籍した人たちとともに送りだそうとする企画バンド(2014年12月30日)の3年半ぶりの公演なり。全、10人。今回はトロンボーン奏者が音楽監督を務め、2管編成から4管にかわり、うち3人はJBバンド加入経験者。面々は動きを合わせたりする場合もあり、ときに烏合の衆てきな掛け声も出し、やっぱり盛り上がるなあ。
主シンガーはシンシア・ムーア(2014年12月30日。前回は女性コーラスの1/3だったが、メイン歌手に昇格)と、歌わないときはキーボード弾いていたクリス・ロブ。JB流れの踊りも繰り出すロブはJBの歌声を意識しなければ、かなり歌えると思った。「パパのニュー・バッグ」、「アイ・フォール・グッド」、「イッツ・マンズ・マンジ・マンズ・ワールド」(ゆったり目は、この曲のみ)、「パス・ザ・ピース」、「セックス・マシーン」など、見せ方が多彩になったなかで、いろいろい聞かせる。今回、前回と同様に名司会者のダニー・レイ(2014年9月7日、2014年12月30日)もリストには)入っていたが、病とかで急遽キャンセル。1935年生まれだから、もう80歳越え。しょうがないか。また元気になってやってくることを祈るが、“伝説”は見れるうちに見とけですね。
▶︎過去の、ザ・オリジナル・ジェイムズ・ブラウン・バンド/シンシア・ムーア。フレッド・トーマス 、トニー・クック 、ジョージ"スパイク"ニーリー
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▶過去の、JB
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-8.htm サマーソニック初日
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▶過去の、ダニー・レイ
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その後は丸の内・コットンクラブに回り、1965年NYC生まれのジャズ・ギタリストであるアダム・ロジャース(2012年5月28日、2015年5月27日、2016年5月18日)の2017年新作『Dice』(AAJ)に基づく公演を見る。電気ベースのフィマ・エフロン (2012年5月28日 )とドラムのネイト・スミス (2012年5月28日、2015年8月5日、2016年2月16日、2018年2月21日)を擁する同作はディストーションの効いたギターを採用しつつロッキッシュに行き、ときにアメリカーナ的指針も加えた内容(自作曲に交え。ウィリー・ネルソン曲も取り上げた)を持つ。MCによれば、ロジャース16回目の来日にして、初のリーダー公演だそう。
この3人は、クリス・ポッター(2012年5月28日、2013年5月21日)の旧グループ=アンダーグラウンドのメンバーがそのまま残った顔ぶれでもありますね。ベースのエフロンはびっくりするぐらい、超堅実演奏に終始。その分、ドラムのスミスがめちゃ運動能力が高そうな演奏をくりひろげて、耳をひく。基本レギュラー・グリップで叩き、とてもリストが強そう。バスドラはベース音としっかり韻をふまんとボンボンとキックするし、フロア・タムは片手で叩いても両手で叩いてるみたいに聞こえる。スミスは2017年にリーダー作『Kinfolk: Postcards from Everywhere』(Ropeadope)を出しているが、それはエフロンとコンビを組み、クリス・バワーズからデイヴ・ホランドやグレッチェン・パーラトまでいろんな人が関与。今様ジャズの傑作であると信じる。今度、それのライヴでこないかな?
主役のロジャースはや複音/単音のバランスをとりつつ、少しがんちんこ気味に行く。なんか、オズ・ノイ(2007年7月3日、2016年3月29日)の行き方を少し大人にしたみたいとも思えるか。ミシシッピー・フレッド・マクドゥエル(20世紀初頭生まれの、カントリー・ブルース・マン)に触発されたとかなんとか紹介した曲はすうっと渋味路線で行った。
▶過去の、アダム・ロジャース
http://43142.diarynote.jp/201205301445023004/
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http://43142.diarynote.jp/201605240831421865/
▶︎過去の、フィマ・エフロン
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▶過去の、ネイト・スミス
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http://43142.diarynote.jp/?day=20150805
http://43142.diarynote.jp/201602181207326029/
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▶過去の、クリス・ポッター
http://43142.diarynote.jp/201205301445023004/
http://43142.diarynote.jp/201305260927026044/
▶︎過去の、オズ・ノイ
http://43142.diarynote.jp/200707041026510000/
http://43142.diarynote.jp/201603300704079868/
<今日は、花金>
両公演とも良好な入り。とくに、なぜかロジャ—ス公演にはわんさか入っていて、本人も感激しまくりの感あり。有楽町界隈も人がええええというほど、あふれていた。なんか、いつもと違う金曜日みたいで、これは一体どうした?