グラハム・セントラル・ステーション。田島貴男
2014年5月5日 音楽 六本木・ビルボードライブ東京。ファースト・ショウが始まる前に、楽屋でラリーさん(2009年9月29日、2010年9月9日、2012年11月24日、2014年5月4日)にインタヴュー。本当に慈愛に満ち、ステージの様が嘘のように落ち着いていて、気配りもできる人。でもって、取材中は相変わらず、奥さんのティナが横にちょこんと座って、うれしそうに(でも、出しゃばる感じはなく)、ウチのラリーって最高でしょといった感じで見守る。なんか、その様は夫婦の鏡、とも言いたくなる? 私生活が何かと壊れているミュージシャンが散見されるなか、その様はなんか常規を逸して素晴らしいものに見える。39年ものあいだ仲良く連れ添っている彼女はツアーにも必ず一緒についており、げんざいショウの終盤にステージに上がって盛り上げ役をする女性はティナ奥様だ。そういえば、彼につく女性マネージャー(30代白人。彼女が働く会社は、アル・マッケイ、シーラ・E、シック、ジル・スコット他を扱う)とも挨拶するが、ちょっと接した範囲だとこれまたとてもいい人。やはり、類は類を呼ぶのか。
リハーサルが長引いたため(少し機材変更があったようで、初日だけでなく、2日目となるこの日もリハをやったそう)取材が始まる時間がおし、話を聞いた後、写真撮影が終わったのは、ショウ開始の直前。でも、終始笑顔で余裕のラリーさん。そして、実演はやはり濃く、白熱。“ノー・ファンク、ノー・ライフ”を地で指し示すような感じ。と、書いても、語弊はないだろう。曲順は少し変わるが、大きな流れ、味わいは同じ。MCは異なる部分もあり、昨日より短かったが、演奏時間は少し長かったか。何度ふれても、浮かれ、踊り、ガナっちゃう。ああ、幸せ。と、実感……。
▶過去の、ラリー・グラハム
http://43142.diarynote.jp/200910021138591223/
http://43142.diarynote.jp/201009171755535759/
http://43142.diarynote.jp/201211261639115632/
http://43142.diarynote.jp/201405071010101908/
そして、一呼吸おいて、六本木ヒルズアリーナで、満場の客を前にする田島貴男(2002年7月7日、2010年5月23日)のギター弾き語りを見る。たまたまこの後にご飯を食べることになっていた知人から教えてもらったのだが、今日と明日、この野外広場で小林武史をホスト役に無料公演が開かれていて、この日最後の出演者となる田島の前には、青葉市子(2013年8月7日、2014年1月8日)やsalyu(2011年8月7日、2013年8月11日)やスガシカオ(2001年2月18日、2012年9月9日)らが出たらしい。明日は曽我部恵一(2009年4月4日)や細野晴臣(2009年10月12日、2010年4月15日、2010年11月21日、2011年8月7日ち2012年8月12日、2012年9月5日、2013年1月29日、2013年8月7日、2013年8月11日)などが出るというし、六本木ヒルズ、太っ腹だな。2日前に触れた西武百貨店渋谷店の出し物もそうだし、このゴールデン・ウィーク期間中はあちこちで、お休みを取っている人に向けてのイヴェントが開かれているんだろうなー。
彼はギター弾き語りのツアーを今年に入って持ってもいるようだが、今回久しぶりに接し、ギターの抑え方がとってもジャジーになっていてびっくり。まだ借り物っぽいところもあるが、彼が新しい興味〜発展の種と出会い、それと自分のなかにあるものをフレッシュに反応させようとしているのはとてもよく分る。彼の有名曲「接吻」は小林が鍵盤で加わる。朗々としたたっぷり感&伸びる感に満ちる田島の歌はソロだと、バンドで歌うよりも透明感を増すところがあるか。
途中から、ドブロを手にして(だと、思う。首から下はあまり見えなかった)、よりアーシー&ルーツィ路線にある表現を見せる。そしてボードヴィル調というか、ロバート・ジョンソンの「ゼイ・アー・レッド・ホット」(レッド・ホット・チリ・パッパーズも1991年作『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』でカヴァーしていますね)みたいな曲をいい感じで披露したりも。田島貴男は旅を続けている……、そんな聴後感がのこった。
▶過去の、田島
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm 7日
http://43142.diarynote.jp/?day=20100523
<今日の、連想>
昼と夜の寒暖差が大きい。ラリーさんを見た後、ブルブルっと来て、思わずストゥールを買ってしまう。1日ずっと同じ気候よりは、変化があったほうがおもしろいと、思うことにしよう。 コール・ポーターの「ナイト・アンド・デイ」は文字通りのオールタイムな愛を詩的に綴ったスタンダードだが、なんか田島のパフォーマンスに接して、この人は夜も昼も音楽を求めているんだろうなとちょびっと感じる。そのライヴ後、なんかジョー・ジャクソンの傑作『ナイト・アンド・デイ』(A&M、1982年)を猛烈に聞きたくなっちゃう。
リハーサルが長引いたため(少し機材変更があったようで、初日だけでなく、2日目となるこの日もリハをやったそう)取材が始まる時間がおし、話を聞いた後、写真撮影が終わったのは、ショウ開始の直前。でも、終始笑顔で余裕のラリーさん。そして、実演はやはり濃く、白熱。“ノー・ファンク、ノー・ライフ”を地で指し示すような感じ。と、書いても、語弊はないだろう。曲順は少し変わるが、大きな流れ、味わいは同じ。MCは異なる部分もあり、昨日より短かったが、演奏時間は少し長かったか。何度ふれても、浮かれ、踊り、ガナっちゃう。ああ、幸せ。と、実感……。
▶過去の、ラリー・グラハム
http://43142.diarynote.jp/200910021138591223/
http://43142.diarynote.jp/201009171755535759/
http://43142.diarynote.jp/201211261639115632/
http://43142.diarynote.jp/201405071010101908/
そして、一呼吸おいて、六本木ヒルズアリーナで、満場の客を前にする田島貴男(2002年7月7日、2010年5月23日)のギター弾き語りを見る。たまたまこの後にご飯を食べることになっていた知人から教えてもらったのだが、今日と明日、この野外広場で小林武史をホスト役に無料公演が開かれていて、この日最後の出演者となる田島の前には、青葉市子(2013年8月7日、2014年1月8日)やsalyu(2011年8月7日、2013年8月11日)やスガシカオ(2001年2月18日、2012年9月9日)らが出たらしい。明日は曽我部恵一(2009年4月4日)や細野晴臣(2009年10月12日、2010年4月15日、2010年11月21日、2011年8月7日ち2012年8月12日、2012年9月5日、2013年1月29日、2013年8月7日、2013年8月11日)などが出るというし、六本木ヒルズ、太っ腹だな。2日前に触れた西武百貨店渋谷店の出し物もそうだし、このゴールデン・ウィーク期間中はあちこちで、お休みを取っている人に向けてのイヴェントが開かれているんだろうなー。
彼はギター弾き語りのツアーを今年に入って持ってもいるようだが、今回久しぶりに接し、ギターの抑え方がとってもジャジーになっていてびっくり。まだ借り物っぽいところもあるが、彼が新しい興味〜発展の種と出会い、それと自分のなかにあるものをフレッシュに反応させようとしているのはとてもよく分る。彼の有名曲「接吻」は小林が鍵盤で加わる。朗々としたたっぷり感&伸びる感に満ちる田島の歌はソロだと、バンドで歌うよりも透明感を増すところがあるか。
途中から、ドブロを手にして(だと、思う。首から下はあまり見えなかった)、よりアーシー&ルーツィ路線にある表現を見せる。そしてボードヴィル調というか、ロバート・ジョンソンの「ゼイ・アー・レッド・ホット」(レッド・ホット・チリ・パッパーズも1991年作『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』でカヴァーしていますね)みたいな曲をいい感じで披露したりも。田島貴男は旅を続けている……、そんな聴後感がのこった。
▶過去の、田島
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm 7日
http://43142.diarynote.jp/?day=20100523
<今日の、連想>
昼と夜の寒暖差が大きい。ラリーさんを見た後、ブルブルっと来て、思わずストゥールを買ってしまう。1日ずっと同じ気候よりは、変化があったほうがおもしろいと、思うことにしよう。 コール・ポーターの「ナイト・アンド・デイ」は文字通りのオールタイムな愛を詩的に綴ったスタンダードだが、なんか田島のパフォーマンスに接して、この人は夜も昼も音楽を求めているんだろうなとちょびっと感じる。そのライヴ後、なんかジョー・ジャクソンの傑作『ナイト・アンド・デイ』(A&M、1982年)を猛烈に聞きたくなっちゃう。