グラハム・セントラル・ステーション
2014年5月4日 音楽 もー千両役者。ラリー・グラハム(2009年9月29日、2010年9月9日、2012年11月24日)は今回もほれぼれするようなファンクなパフォーマンスをこれでもかと見せてくれた。堪能しました。昇天しました。同行メンバーはグラハムとは30年強もの付き合いを持つギタリストのウィルトン・ラブ(随所でイケてるカッティングを披露してたナ)がオークランド周辺の腕の立つ人たちを選んでいて、彼らとミネアポリス在住(プリンスんちの隣)のグラハムが合体してライヴやレコーディングをしているわけだが、その顔ぶれはずっと固定している。もう、まとまり、いかおうにも臨機応変に、という感じか。豪州や中国をまわってきた今回の公演について、ぼくは前回よりも35 %増しの好印象を持った。それから、白基調でバシっと固める面々の格好もうれしい。とくに、グラハムのそれはまさに“キング”と称したくなる。六本木・ビルボードライブ東京、ファースト・ショウ。
その醍醐味については、過去来日公演の記述を参照してもらうとして、大まかな流れは変わらないものの、今回のショウで目新しいと思えたのは、次のもの。▶子供のころタップ・ダンスをやっていたこともあるグラハムさん、前よりも派手なステップ/ダンスをステージ上でしていたのではないか。▶チョコレート(グラハム・セントラル・ステーションの初代女性歌手)役を担う白人女性のアシュリング・コールが歌う箇所が前よりも増え、1曲全面的にフィーチャーされる。その際歌ったのはチャカ・カーン曲。その1曲だけ、ベースはキーボード奏者の1/2が弾き、グラハムはステージを離れる。▶ドラムとのデュオで、グラハムはベース・ソロをいろいろ聞かせた。ジミ・ヘンドリックス調演奏もたっぷり聞かせる。▶過去、ファンク曲ばかりやっていたが、今回は彼のソロ名義で発表したグラハム最大のヒット曲となるバラード「ワン・イン・ア・ミリオン・ユー」(1980年、総合チャート9位、R&Bチャート1位)をしっかり披露。実は海外ではやっていたらしいが、ここでの1時間強のショウだとはしょってしまうようになる、と、彼は2010年にインタヴューしたときに言っていた。▶なんと、プリンス(2002年11月19日)の「1999」も披露。しかし、この曲においてバンド・メンバーが1フレーズづつ歌い繋いでいく様はまったくもってスライ&ザ・ファミリー・ストーン「ハイヤー」他の方策を継いでいることを再認識。しかし、プリンスの曲って、ほんとユニティ感覚にあふれているとも再確認。▶この晩は、ベースを置き「人生は奇異なもの。何故にギターやオルガンを弾いていた私がベースを手にしたか」という内容の話を延々とノー・マイクでしたりもした。彼にターニング・ポイントはと問うと、同じことを言います。▶大傑作2012年新作『レイズ・アップ』(ムーシカス)にも入れられていたが、ステイーヴィ・ワンダー(2005年11月3日、2010年8月8日、2012 年3月5日)の「ハイヤー・グラウンド」も披露。これ、過去もやっていたっけ? ともあれ、昨日のディー・ディー・ブリッジウォーター公演の「リヴィング・フォー・ザ・シティ」のカヴァーとともに、ワンダー御大の凄さも実感しちゃった次第……。
▶過去の、ラリー・グラハム
http://43142.diarynote.jp/200910021138591223/
http://43142.diarynote.jp/201009171755535759/
http://43142.diarynote.jp/201211261639115632/
<今日の、無頓着>
早朝にデカ目の地震があったらしい。と、起きてから、ネットのニュースを見て知る。そう言われれば、確かに大きな揺れを感じ、一瞬おきたことをおぼろげに思い出したが、眠いなマいっかとなって、すぐにまた寝ちゃったナ。はい、それだけです。なんの落ちもありません。
その醍醐味については、過去来日公演の記述を参照してもらうとして、大まかな流れは変わらないものの、今回のショウで目新しいと思えたのは、次のもの。▶子供のころタップ・ダンスをやっていたこともあるグラハムさん、前よりも派手なステップ/ダンスをステージ上でしていたのではないか。▶チョコレート(グラハム・セントラル・ステーションの初代女性歌手)役を担う白人女性のアシュリング・コールが歌う箇所が前よりも増え、1曲全面的にフィーチャーされる。その際歌ったのはチャカ・カーン曲。その1曲だけ、ベースはキーボード奏者の1/2が弾き、グラハムはステージを離れる。▶ドラムとのデュオで、グラハムはベース・ソロをいろいろ聞かせた。ジミ・ヘンドリックス調演奏もたっぷり聞かせる。▶過去、ファンク曲ばかりやっていたが、今回は彼のソロ名義で発表したグラハム最大のヒット曲となるバラード「ワン・イン・ア・ミリオン・ユー」(1980年、総合チャート9位、R&Bチャート1位)をしっかり披露。実は海外ではやっていたらしいが、ここでの1時間強のショウだとはしょってしまうようになる、と、彼は2010年にインタヴューしたときに言っていた。▶なんと、プリンス(2002年11月19日)の「1999」も披露。しかし、この曲においてバンド・メンバーが1フレーズづつ歌い繋いでいく様はまったくもってスライ&ザ・ファミリー・ストーン「ハイヤー」他の方策を継いでいることを再認識。しかし、プリンスの曲って、ほんとユニティ感覚にあふれているとも再確認。▶この晩は、ベースを置き「人生は奇異なもの。何故にギターやオルガンを弾いていた私がベースを手にしたか」という内容の話を延々とノー・マイクでしたりもした。彼にターニング・ポイントはと問うと、同じことを言います。▶大傑作2012年新作『レイズ・アップ』(ムーシカス)にも入れられていたが、ステイーヴィ・ワンダー(2005年11月3日、2010年8月8日、2012 年3月5日)の「ハイヤー・グラウンド」も披露。これ、過去もやっていたっけ? ともあれ、昨日のディー・ディー・ブリッジウォーター公演の「リヴィング・フォー・ザ・シティ」のカヴァーとともに、ワンダー御大の凄さも実感しちゃった次第……。
▶過去の、ラリー・グラハム
http://43142.diarynote.jp/200910021138591223/
http://43142.diarynote.jp/201009171755535759/
http://43142.diarynote.jp/201211261639115632/
<今日の、無頓着>
早朝にデカ目の地震があったらしい。と、起きてから、ネットのニュースを見て知る。そう言われれば、確かに大きな揺れを感じ、一瞬おきたことをおぼろげに思い出したが、眠いなマいっかとなって、すぐにまた寝ちゃったナ。はい、それだけです。なんの落ちもありません。