エドマール・カスタネーダ×ゴンザロ・ルバルカバ
2014年1月12日 音楽 いやあ、この晩もびっくり。自分でも山ほどライヴは見て来ていると思うが、いまだ驚きや感慨を持てるのは幸せだよなあ。
1978年ボゴタ生まれで1994年以降はNYに在住するアルパ(南米のハープ)奏者と、1963年ハバナ生まれでだいぶ前からNYに居住するピアニスト(2005年3月16日、2007年11月21日、2010年8月22日、2014年1月10日)のデュオ公演。その内訳はデュオで4曲、中盤にそれぞれのソロ演奏が1曲づつ。思うまま、息遣いをソロという形で出していたので、ならせば各曲はそれぞれ10分を超えていたはず。MCはすべてカスタネーダが英語でやったが、本当にうれしそうにそれをする人。でも、やはりそういうの、ポイント高いと思う。
それにしても、初めて見る(MCで、2度目の来日と言っていた)、カスタネーダのハープ演奏は上手すぎ。笑っちゃう(しかない)。もうガンガンせめて、複雑な音を切れとともにごんごんあふれさせ、一方では繊細で優美でもある。あれだけ早くジャラジャラ弾いて、ミス・トーンと思われるものがないのも驚異的。アルパはアイリッシュ/スコティッシュ・ハープよりは大きく、クラシックのハープよりは小さい。そんなアルパは弦の間が狭いので、小さいながらクラシックのハープより弦の数は多いのだそう。←この情報、たまたま同じテーブルに座っていたクラシックのハープ奏者の方の受け売り。やはり彼のことを、超絶技巧と驚いていました。
ルバルバカ演奏のサポートに回る場合、カスタネーダは右手(高音のほう)は複音でコード的な音を出し、左手(低音)はしっかりはじいてきっちりベーシストがいるような音を悠々とだしちゃっていた。音色もいろいろ爪弾き方や抑える位置で変化を出している感じもあったし、とにかく変幻自在。ぼくがこれまで見たハープ系奏者のなかではダントツと思えた。
そして、それを引き出していたのは、ルバルバカの達者さでもあったろう。一部はシンセサイザーも弾いた彼、十分にカスタネーダの後見人的な役割を果たしていた。彼はルバルカバを迎えた『ダブル・ポーション』というデュオ演奏主体のアルバムを出しているが、生のほうがずっとグっと来た。
フォークロアからもクラシックからも距離を置くようにも思える彼の演奏は間違いなくジャジー。そして、アルバという楽器自体が放つエキゾ性がそこに誘いを効果的に与える。彼はリーダー作を出すほか、ジャニス・シーゲル(2010年3月21日)やテイラー・アイグスティ(2009年6月24日、2013年2月2日、2013年3月19日、2013年9月11日)やザ・チーフタンズ(2010年リリースのライ・クーダーと連名のやつ。1999年5月29日、2001年5月20日、2007年6月1日、2012年11月22日、2012年11月30日)などのアルバムに名前が見られる。いやあ、すごい人がいるなあ。南青山・ブルーノート東京、ファースト・ショウ。
▶過去の、ルバルカバ
http://43142.diarynote.jp/200503240453290000/
http://43142.diarynote.jp/200711290930350000/
http://43142.diarynote.jp/201008261620103318/
http://43142.diarynote.jp/201401161534392423/
▶過去の、シーゲル
http://43142.diarynote.jp/201003261222016835/
▶過去の、アイグスティ
http://43142.diarynote.jp/200906300951327850/
http://43142.diarynote.jp/201302041827243806/
http://43142.diarynote.jp/201303221327416224/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130911
▶過去のザ・チーフタンズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm
http://43142.diarynote.jp/200706061351080000/
http://43142.diarynote.jp/201211241109408189/
http://43142.diarynote.jp/201212111331075592/
<今日の、わがまま>
エレヴェイター内にある大きな鏡、集合住宅居住の人は出かける際にそれで自分の身なりがおかしくないか最終チェックする人も少なくないんじゃないか。車椅子がバックで出る時の補助のために設置されるようになったとは知りつつ……。やっぱ、家の鏡で見るのとは少し勝手がちがう。エレヴェイターのなか、明るいし。ところが、今ぼくの住むマンションでリフォームしている部屋があって、関連の出し入れで傷を付けないようにとエレヴェイター内に保護シートが張られ、鏡が見事に隠れてしまっている。意外に不便〜。
1978年ボゴタ生まれで1994年以降はNYに在住するアルパ(南米のハープ)奏者と、1963年ハバナ生まれでだいぶ前からNYに居住するピアニスト(2005年3月16日、2007年11月21日、2010年8月22日、2014年1月10日)のデュオ公演。その内訳はデュオで4曲、中盤にそれぞれのソロ演奏が1曲づつ。思うまま、息遣いをソロという形で出していたので、ならせば各曲はそれぞれ10分を超えていたはず。MCはすべてカスタネーダが英語でやったが、本当にうれしそうにそれをする人。でも、やはりそういうの、ポイント高いと思う。
それにしても、初めて見る(MCで、2度目の来日と言っていた)、カスタネーダのハープ演奏は上手すぎ。笑っちゃう(しかない)。もうガンガンせめて、複雑な音を切れとともにごんごんあふれさせ、一方では繊細で優美でもある。あれだけ早くジャラジャラ弾いて、ミス・トーンと思われるものがないのも驚異的。アルパはアイリッシュ/スコティッシュ・ハープよりは大きく、クラシックのハープよりは小さい。そんなアルパは弦の間が狭いので、小さいながらクラシックのハープより弦の数は多いのだそう。←この情報、たまたま同じテーブルに座っていたクラシックのハープ奏者の方の受け売り。やはり彼のことを、超絶技巧と驚いていました。
ルバルバカ演奏のサポートに回る場合、カスタネーダは右手(高音のほう)は複音でコード的な音を出し、左手(低音)はしっかりはじいてきっちりベーシストがいるような音を悠々とだしちゃっていた。音色もいろいろ爪弾き方や抑える位置で変化を出している感じもあったし、とにかく変幻自在。ぼくがこれまで見たハープ系奏者のなかではダントツと思えた。
そして、それを引き出していたのは、ルバルバカの達者さでもあったろう。一部はシンセサイザーも弾いた彼、十分にカスタネーダの後見人的な役割を果たしていた。彼はルバルカバを迎えた『ダブル・ポーション』というデュオ演奏主体のアルバムを出しているが、生のほうがずっとグっと来た。
フォークロアからもクラシックからも距離を置くようにも思える彼の演奏は間違いなくジャジー。そして、アルバという楽器自体が放つエキゾ性がそこに誘いを効果的に与える。彼はリーダー作を出すほか、ジャニス・シーゲル(2010年3月21日)やテイラー・アイグスティ(2009年6月24日、2013年2月2日、2013年3月19日、2013年9月11日)やザ・チーフタンズ(2010年リリースのライ・クーダーと連名のやつ。1999年5月29日、2001年5月20日、2007年6月1日、2012年11月22日、2012年11月30日)などのアルバムに名前が見られる。いやあ、すごい人がいるなあ。南青山・ブルーノート東京、ファースト・ショウ。
▶過去の、ルバルカバ
http://43142.diarynote.jp/200503240453290000/
http://43142.diarynote.jp/200711290930350000/
http://43142.diarynote.jp/201008261620103318/
http://43142.diarynote.jp/201401161534392423/
▶過去の、シーゲル
http://43142.diarynote.jp/201003261222016835/
▶過去の、アイグスティ
http://43142.diarynote.jp/200906300951327850/
http://43142.diarynote.jp/201302041827243806/
http://43142.diarynote.jp/201303221327416224/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130911
▶過去のザ・チーフタンズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm
http://43142.diarynote.jp/200706061351080000/
http://43142.diarynote.jp/201211241109408189/
http://43142.diarynote.jp/201212111331075592/
<今日の、わがまま>
エレヴェイター内にある大きな鏡、集合住宅居住の人は出かける際にそれで自分の身なりがおかしくないか最終チェックする人も少なくないんじゃないか。車椅子がバックで出る時の補助のために設置されるようになったとは知りつつ……。やっぱ、家の鏡で見るのとは少し勝手がちがう。エレヴェイターのなか、明るいし。ところが、今ぼくの住むマンションでリフォームしている部屋があって、関連の出し入れで傷を付けないようにとエレヴェイター内に保護シートが張られ、鏡が見事に隠れてしまっている。意外に不便〜。