中米、カリブ、南米のエキゾな大衆音楽の魅力を愛で、趣味性が高いながら、それらを日本語のこなれたビート・ポップとして送り出すグループ(2013年2月3日)のワンマンの公演。代官山・山羊に、聞く?
生ギター/歌、ウッド・ベース、カップを付けたトランペット、パーカッション、ドラムという編成。今回はスティール・パンのめめちゃんが欠席で、代わりにではないだろうが、カンタス村田とサンバマシーンズ(2010年12月27日、2011年2月11日、2011年5月8日、2012年6月8日、2012年10月27日、2013年8月24日)のドラマーのべんべん(2012年1月28日)が加わっていて、リズムが強化。カラフルさは減じているかもしれないが、これはなかなかストロングで押し出しの強いコロリダス表現ではないか。なんかシャキッ、バシっ。キメも決まり、気持ちいい。
キューバの偉人ベーシストであるカチャイート(2013年2月3日)の最後の弟子であるベース奏者の ぽん のリズミックな右手使いもアトラクティヴにして弾みがいっぱいだし、曲趣にあわせアイデア豊富な音を入れる加藤のトランペットも熟達しているし、パンデイロや脚で操るカウベル音もいい感じの打楽器の英心も機を見るに敏だし、メンバー全員力量とキャラあり。そして、それらは密に重なり、気安いパーティの場へのロードマップを形作る。
昨年出した『デパート』収録曲を主に、新曲も。節分限定曲も披露。なんにせよ、あっち方面音楽の、愛と趣味とアイデアにあふれた咀嚼の様、語呂とノリのいい日本語ののせ方はうまい。そして、巧みにギターを爪弾きながら歌をのせる主任コンポーサーでもあるはずの しみずけんた のヴォーカルは過剰な押し出しは皆無ながら、きっちり気持ちと言葉が聞く側に入ってくるのには何気に感心。その風貌もあり只の“いい人ヴォーカル”で終わりそうなところ、ちゃんと訴求力あるなと、今回思わされた。まあ、他のメンバーも皆ほのぼのとした外見を持っているのだが、そうしたほのぼの奥にはいろんな機微や衝動や陰影があることを示唆しつつ、しなやかに、笑顔あふれるライヴ・ミュージックとして、彼らは開いていた。
▶過去の、コロリダス
http://43142.diarynote.jp/201302041828146553/
▶過去の、サンバマシーンズ
http://43142.diarynote.jp/201101061047294455/
http://43142.diarynote.jp/201102121002078478/
http://43142.diarynote.jp/201105140858559432/
http://43142.diarynote.jp/201206120854205300/
http://43142.diarynote.jp/201211151028209850/
http://43142.diarynote.jp/201308281519499994/
▶過去の、べんべん
http://43142.diarynote.jp/?day=20120128
<今日の、肩すかし>
本日は、べらぼうな寒気のカタマリ来襲とともに、夜は雪が降ると予報されていた。でも、雪が降るどころか、風がまったくないせいか、過剰に寒くもない。やはり、風があるかないかが体感温度の鍵であるなあと思った、夜の移動……。
生ギター/歌、ウッド・ベース、カップを付けたトランペット、パーカッション、ドラムという編成。今回はスティール・パンのめめちゃんが欠席で、代わりにではないだろうが、カンタス村田とサンバマシーンズ(2010年12月27日、2011年2月11日、2011年5月8日、2012年6月8日、2012年10月27日、2013年8月24日)のドラマーのべんべん(2012年1月28日)が加わっていて、リズムが強化。カラフルさは減じているかもしれないが、これはなかなかストロングで押し出しの強いコロリダス表現ではないか。なんかシャキッ、バシっ。キメも決まり、気持ちいい。
キューバの偉人ベーシストであるカチャイート(2013年2月3日)の最後の弟子であるベース奏者の ぽん のリズミックな右手使いもアトラクティヴにして弾みがいっぱいだし、曲趣にあわせアイデア豊富な音を入れる加藤のトランペットも熟達しているし、パンデイロや脚で操るカウベル音もいい感じの打楽器の英心も機を見るに敏だし、メンバー全員力量とキャラあり。そして、それらは密に重なり、気安いパーティの場へのロードマップを形作る。
昨年出した『デパート』収録曲を主に、新曲も。節分限定曲も披露。なんにせよ、あっち方面音楽の、愛と趣味とアイデアにあふれた咀嚼の様、語呂とノリのいい日本語ののせ方はうまい。そして、巧みにギターを爪弾きながら歌をのせる主任コンポーサーでもあるはずの しみずけんた のヴォーカルは過剰な押し出しは皆無ながら、きっちり気持ちと言葉が聞く側に入ってくるのには何気に感心。その風貌もあり只の“いい人ヴォーカル”で終わりそうなところ、ちゃんと訴求力あるなと、今回思わされた。まあ、他のメンバーも皆ほのぼのとした外見を持っているのだが、そうしたほのぼの奥にはいろんな機微や衝動や陰影があることを示唆しつつ、しなやかに、笑顔あふれるライヴ・ミュージックとして、彼らは開いていた。
▶過去の、コロリダス
http://43142.diarynote.jp/201302041828146553/
▶過去の、サンバマシーンズ
http://43142.diarynote.jp/201101061047294455/
http://43142.diarynote.jp/201102121002078478/
http://43142.diarynote.jp/201105140858559432/
http://43142.diarynote.jp/201206120854205300/
http://43142.diarynote.jp/201211151028209850/
http://43142.diarynote.jp/201308281519499994/
▶過去の、べんべん
http://43142.diarynote.jp/?day=20120128
<今日の、肩すかし>
本日は、べらぼうな寒気のカタマリ来襲とともに、夜は雪が降ると予報されていた。でも、雪が降るどころか、風がまったくないせいか、過剰に寒くもない。やはり、風があるかないかが体感温度の鍵であるなあと思った、夜の移動……。