ザ・イダン・ライヒェル・プロジェクト
2014年10月7日 音楽 作曲家/プロデューサーでありアーティストでもあるイスラエルの人気者の公演は、六本木・ビルボードライブ東京にて。ファースト・ショウ。
グランド・ピアノを弾き歌う当人と、エレクトリック・ベースとドラムの3人で前半はパフォーマンス。ぼくはかつてラティーナ誌のディスク・レビューで、スティング的な持ち味アリ、みたいなことを書いたことがあるが、アコースティック志向の今回の実演は、広がりや静謐さを持ちつつより素朴な手触りを聞き手に差し出したと言える。イスラエルの味なんだろうなと思わせるところは、かなり分りやすく出ているとも思えた。そして、透明感を持つ彼の歌はけっこうな美声だった。インスト部も長めにとり、ジャズ・ピアノっぽくはないものの、なんか彼はジャズも愛好しているのかなという余白を感じさせたりもする。
そして、途中からは伝統的ぽい笛/フルート奏者や、二人の女性歌手なども一人づつ加わり、途中からは6人でパフォーマンスする。英語MCからは、とてもイスラエル愛を持っており、それを自分の今様ポップ感覚をとおして、門外漢の聞き手に明解に知らせたいことが伝わる。ベース奏者はヴィオラをチェロのように縦に抱えて弾いたり、笛奏者も中近東風というしかないスキャットをかましたり。ライヒェルもピアノ弦を押さえて、癖ある濁りを出すという局面も。終盤、フィーチャーされた二人の女性歌手たちは絶妙な掛け合いを見せ、ショウに広がりと華を加えた。
<今日の、会場>
最後にステージ後のカーテンが空き夜景が広がるが、その様をこんなに喜んだ出演者には初めて接するような。なんか、素直〜。そんなライヒェルの日本公演は、この日のみ。台湾や韓国の公演後、10カ所を超える数の北米ツアーに向かう途中に、彼は東京にストップした。イスラエルの石けん+のメイカー、”サボン”が助力したこともあったのか、女性客比率は高かった。とともに、イスラエルのワイン“ヤルデン”を会場でサーヴしていたりもし、ちょっとしたイスラエル・デイ? そういえば、ここでライヴをしていてイスラエルでも公演をしているはずのYさん、ヤルデンのシャルドネをこの夏におくってくださった。外飲みは毎日しても家飲みはまずしないぼくも、さすがそれは一気のみ。爽やかながら、含みのある白(←って、そんなに覚えていない?)、美味しゅうございました。
グランド・ピアノを弾き歌う当人と、エレクトリック・ベースとドラムの3人で前半はパフォーマンス。ぼくはかつてラティーナ誌のディスク・レビューで、スティング的な持ち味アリ、みたいなことを書いたことがあるが、アコースティック志向の今回の実演は、広がりや静謐さを持ちつつより素朴な手触りを聞き手に差し出したと言える。イスラエルの味なんだろうなと思わせるところは、かなり分りやすく出ているとも思えた。そして、透明感を持つ彼の歌はけっこうな美声だった。インスト部も長めにとり、ジャズ・ピアノっぽくはないものの、なんか彼はジャズも愛好しているのかなという余白を感じさせたりもする。
そして、途中からは伝統的ぽい笛/フルート奏者や、二人の女性歌手なども一人づつ加わり、途中からは6人でパフォーマンスする。英語MCからは、とてもイスラエル愛を持っており、それを自分の今様ポップ感覚をとおして、門外漢の聞き手に明解に知らせたいことが伝わる。ベース奏者はヴィオラをチェロのように縦に抱えて弾いたり、笛奏者も中近東風というしかないスキャットをかましたり。ライヒェルもピアノ弦を押さえて、癖ある濁りを出すという局面も。終盤、フィーチャーされた二人の女性歌手たちは絶妙な掛け合いを見せ、ショウに広がりと華を加えた。
<今日の、会場>
最後にステージ後のカーテンが空き夜景が広がるが、その様をこんなに喜んだ出演者には初めて接するような。なんか、素直〜。そんなライヒェルの日本公演は、この日のみ。台湾や韓国の公演後、10カ所を超える数の北米ツアーに向かう途中に、彼は東京にストップした。イスラエルの石けん+のメイカー、”サボン”が助力したこともあったのか、女性客比率は高かった。とともに、イスラエルのワイン“ヤルデン”を会場でサーヴしていたりもし、ちょっとしたイスラエル・デイ? そういえば、ここでライヴをしていてイスラエルでも公演をしているはずのYさん、ヤルデンのシャルドネをこの夏におくってくださった。外飲みは毎日しても家飲みはまずしないぼくも、さすがそれは一気のみ。爽やかながら、含みのある白(←って、そんなに覚えていない?)、美味しゅうございました。