レフティーズ・ソウル・コネクション
2014年10月3日 音楽 渋谷・duo MUSIC EXCHANGEで、オランダをベースとする、インスト主体(ヴォーカル曲は3割ぐらい?)の5人組ファンク・バンドの公演を見る。
まず特記しておきたいのは、ドラマーが良い腕をしていたこと。セカンド・ラインをこんなにいい感じに叩ける(スネア扱い、そしてバスドラとの噛み合わせが抜群)在欧州ドラマーもそうはいないのではないか。オランダNo.1ファンク・ドラマーであると勝手に認定する。
彼に比べると、二人のギター奏者(うち、一人は左利き)、オルガン奏者、ベーシストの技量は突出していないものの、チームワークはいい。面白いというか、とても???なのは、ギタリストが二人一緒に弾いたのは確か1曲だけで、あとはどちらか一方しか、ギターを弾かなかった。ギターを持たない場合の片方のギター奏者はリード・ヴォーカルやダンバリンを担当。ファンク表現において2本のギターの刻みの得難い重なりもまた美味しいポイントとなりえるはずだが、それをしないのは何ゆえか。まったくの謎。米国産黄金表現のように二人一緒にうまく重なることはできないので、潔く一人はギターを弾かないようにした? それはそれで、安楽死や売春が合法化されているオランダ人らしい割り切り方であると思える? なんて、ね。
彼らがインスピレーションを受けた三傑はジェイムズ・ブラウン(2000年8月5日)、ザ・ミーターズ(2009年7月25日、2013年1月30日、2014年1月17日、他)、ブッカー・T &ザ・MGズ(2008年11月24日、2009年7月25日、2010年2月8日 、2011年9月12日、2012年5月11日、2013年10月29日)か? オリジナル中心だろうが、どこかメロディ作りは苦手っぽいのかと感じさせる部分もあり、曲によってはぼくにとってはいまいちしっくりとこない仕掛けを施したりもする。でも、だからこそ、ザ・アイズレー・ブラザース(2001月12月6日、2004年3月1日)のスロウ化した「イッツ・ユア・シング」とザ・ミーターズの「ヘイ・ポッキー・ウェイ」のメドレーなんかは訴求力が倍加するわけで。。。。彼らはニュー・オーリンズ・ブラス・バンドのスタンダード「リトル・リザ・ジェーン」も取り上げ、それは全員で声を重ねていた。
そういうところとか、なんか聞き手に引っかかりを覚えさせるところがあり、なんだかんだ接していてニッコリ。終盤は日本人ダンス・チーム(仕込み、だろう)にフロアの真ん中で次々に踊らせたり。そのさい、フロア中央がぽっかり空き、回りのオーディエンスがやんやの喝采を送る。おお、なんか、“ソウル・トレイン”みたい? 一般客も踊ったりしたようだし、DJしていた外国人も踊ったし、途中でドラムのソロになったときはフロアのダンサーとステージ上のドラマーとのセッションみたいだった。こんなふうになるライヴには初めて接したが、それはなんかファンクとダンスの正しい相互関係を見る思いも、ぼくは得た。また、最後にギタリストとシンガーがフロアに降りてパフォーマンスし、その回りで観客が見守る。場内が混んでいなかったからこそ、そうした方策はうまくはまったかもしれないが、それらはレフティーズ・ソウル・コネクションの価値をいやがおうでも伝える。そう、そこにはしっかりと、“ファンク帝国”ができていたのだ。
▶過去の、JB(2000年8月5日)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-8.htm サマーソニック
▶過去の、ザ・ミーターズ関連者
http://43142.diarynote.jp/200410121001170000/
http://43142.diarynote.jp/200702090041480000/
http://43142.diarynote.jp/200702112125550000/
http://43142.diarynote.jp/200702121118370000/
http://43142.diarynote.jp/200808140129280000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090725
http://43142.diarynote.jp/201301311053069360/
http://43142.diarynote.jp/201401181209502731/
▶過去の、ザ・MGズ関連
http://43142.diarynote.jp/?day=20090725
http://43142.diarynote.jp/200812110456078867/
http://43142.diarynote.jp/201002090914248826/
http://43142.diarynote.jp/201109151819433479/
http://43142.diarynote.jp/201205131715485366/
http://43142.diarynote.jp/201310301217408539/
▶過去の、アイズリーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm
http://43142.diarynote.jp/200403011119270000/
<今日の、女優>
朝起きて、ぼおっとテレビっ子しちゃう。昨日、望外に筆が進み、想定外に原稿仕事をこなしてしまった余裕はありか、なしか。仕事からの逃避でも、二日酔いだったからでもありません。二つ米国TVドラマを見たが、うち一つは「クローザー(シーズン3)」。その主演女優は、キーラ・セドウィック。実は彼女は、ギタリストのマイク・スターン(2009年3月23日、2009年6月18日、2010年6月6日、2012年6月13日)の妹。腹違いだそうで、ずっと疎遠だったそうだが、今は付き合いがあると、うれしそうにスターンは言っていた。彼の最初の名前は、マイク・セドウィック。それが両親が離婚した事で彼は養子に出され、姓がスターンとなった。なお、キーラさんは日本においては一般的にセジウィックと表記されるようだが、スターンは自分の旧姓をセドウィックに近い発音をしていたので、そう表記します。キーラの旦那は俳優のケヴィン・ベーコンだが、スターン曰く彼はギタリストでもあるそう。
▶過去の、スターン
http://43142.diarynote.jp/200903260425159549/
http://43142.diarynote.jp/200906190812191379/
http://43142.diarynote.jp/201006071818281946/
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196
まず特記しておきたいのは、ドラマーが良い腕をしていたこと。セカンド・ラインをこんなにいい感じに叩ける(スネア扱い、そしてバスドラとの噛み合わせが抜群)在欧州ドラマーもそうはいないのではないか。オランダNo.1ファンク・ドラマーであると勝手に認定する。
彼に比べると、二人のギター奏者(うち、一人は左利き)、オルガン奏者、ベーシストの技量は突出していないものの、チームワークはいい。面白いというか、とても???なのは、ギタリストが二人一緒に弾いたのは確か1曲だけで、あとはどちらか一方しか、ギターを弾かなかった。ギターを持たない場合の片方のギター奏者はリード・ヴォーカルやダンバリンを担当。ファンク表現において2本のギターの刻みの得難い重なりもまた美味しいポイントとなりえるはずだが、それをしないのは何ゆえか。まったくの謎。米国産黄金表現のように二人一緒にうまく重なることはできないので、潔く一人はギターを弾かないようにした? それはそれで、安楽死や売春が合法化されているオランダ人らしい割り切り方であると思える? なんて、ね。
彼らがインスピレーションを受けた三傑はジェイムズ・ブラウン(2000年8月5日)、ザ・ミーターズ(2009年7月25日、2013年1月30日、2014年1月17日、他)、ブッカー・T &ザ・MGズ(2008年11月24日、2009年7月25日、2010年2月8日 、2011年9月12日、2012年5月11日、2013年10月29日)か? オリジナル中心だろうが、どこかメロディ作りは苦手っぽいのかと感じさせる部分もあり、曲によってはぼくにとってはいまいちしっくりとこない仕掛けを施したりもする。でも、だからこそ、ザ・アイズレー・ブラザース(2001月12月6日、2004年3月1日)のスロウ化した「イッツ・ユア・シング」とザ・ミーターズの「ヘイ・ポッキー・ウェイ」のメドレーなんかは訴求力が倍加するわけで。。。。彼らはニュー・オーリンズ・ブラス・バンドのスタンダード「リトル・リザ・ジェーン」も取り上げ、それは全員で声を重ねていた。
そういうところとか、なんか聞き手に引っかかりを覚えさせるところがあり、なんだかんだ接していてニッコリ。終盤は日本人ダンス・チーム(仕込み、だろう)にフロアの真ん中で次々に踊らせたり。そのさい、フロア中央がぽっかり空き、回りのオーディエンスがやんやの喝采を送る。おお、なんか、“ソウル・トレイン”みたい? 一般客も踊ったりしたようだし、DJしていた外国人も踊ったし、途中でドラムのソロになったときはフロアのダンサーとステージ上のドラマーとのセッションみたいだった。こんなふうになるライヴには初めて接したが、それはなんかファンクとダンスの正しい相互関係を見る思いも、ぼくは得た。また、最後にギタリストとシンガーがフロアに降りてパフォーマンスし、その回りで観客が見守る。場内が混んでいなかったからこそ、そうした方策はうまくはまったかもしれないが、それらはレフティーズ・ソウル・コネクションの価値をいやがおうでも伝える。そう、そこにはしっかりと、“ファンク帝国”ができていたのだ。
▶過去の、JB(2000年8月5日)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-8.htm サマーソニック
▶過去の、ザ・ミーターズ関連者
http://43142.diarynote.jp/200410121001170000/
http://43142.diarynote.jp/200702090041480000/
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▶過去の、ザ・MGズ関連
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▶過去の、アイズリーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm
http://43142.diarynote.jp/200403011119270000/
<今日の、女優>
朝起きて、ぼおっとテレビっ子しちゃう。昨日、望外に筆が進み、想定外に原稿仕事をこなしてしまった余裕はありか、なしか。仕事からの逃避でも、二日酔いだったからでもありません。二つ米国TVドラマを見たが、うち一つは「クローザー(シーズン3)」。その主演女優は、キーラ・セドウィック。実は彼女は、ギタリストのマイク・スターン(2009年3月23日、2009年6月18日、2010年6月6日、2012年6月13日)の妹。腹違いだそうで、ずっと疎遠だったそうだが、今は付き合いがあると、うれしそうにスターンは言っていた。彼の最初の名前は、マイク・セドウィック。それが両親が離婚した事で彼は養子に出され、姓がスターンとなった。なお、キーラさんは日本においては一般的にセジウィックと表記されるようだが、スターンは自分の旧姓をセドウィックに近い発音をしていたので、そう表記します。キーラの旦那は俳優のケヴィン・ベーコンだが、スターン曰く彼はギタリストでもあるそう。
▶過去の、スターン
http://43142.diarynote.jp/200903260425159549/
http://43142.diarynote.jp/200906190812191379/
http://43142.diarynote.jp/201006071818281946/
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196