フェノバーグ

2010年11月17日 音楽
 クリスチャン・フェネス(2004年11月21日)、ジム・オルーク(2010年4月15日、他)、ピーター・レーバーグ/ピタからなる、ラップトップ音でセッションするトリオ。昨年とてもひさしぶりに日本ツアーやアルバムを出した彼ら、在日米国人であるオルーク以外の二人はウィーン拠点となるのかな。六本木・スーパーデラックス、盛況。この日が初日となり、3人は日本の5都市を回るようだ。

 出てきた3人は椅子にすわり、机の前に置かれたラップトップ・コンピュターやパッドともの静かに向き合う。たまたま、座った位置が彼らの所作を確認しやすい場所であったのが、少し嬉しい。とはいえ、細かな操作は確認/認知しようもないが。3人は気ままにPC経由の音を出し合い、音の紋様を綴って行く。うち一人は割と具体的なメロディ音を出し、他の二人は蠢く抽象音を繰り出すと言った感じか。ときに、音がかなり大きくなるときも。フェネスは膝に小さなギターを置いていたが、この晩は確か一度も弾かなかったような。4つか5つのブロックを披露し、ちょうど1時間ぐらいのパフォーマンス。