ヘゼカイア・ウォーカー&ザ・ラヴ・フェロウシップ・クワイアー
2010年11月12日 音楽 六本木・ビルボードライブ東京、ファースト・ショウ。ヘゼカイア・ウォーカーという名前は寡聞にしてしらなかった。だが、前に同所に出た、ゴスペル界に属するカーク・フランクリン(2009年9月18日)の実演にもとてもうれしい心持ちを得たし、12人もの合唱隊もつくし、失望することはないだろうと、足を運ぶ。
ステージ前方に、62年NY生まれのウォーカーさんを中心に、ずらりクワイアーが立つ。うち、男性は3人、女性はビッグ・ママ体型の人が多い。格好は、みんな汚くはない普段着。演奏陣はオルガン一人とキーボード奏者2人、それからベースとドラマー。キーボードは3人も必要ないような。アクリル板でしきられた中にいるドラマーは、とにかく力づくでドカスカ叩く。普通のバンドでそれをやったら、一体アンタは何を考えているのと、顰蹙を買うだろう。だが、そこにあるのは10人強の喉自慢の人たちの肉声の重なり。(それでももう少し抑えてもいいんではないかとも思えたが、)それをきっちり乗せるためにはデカい音が必要とされるのはよく判る。
現米国コンテンポラリー・ゴスペル界の雄なそうゆえ(実際、グラミー賞なんかも受賞している)、歌われる曲は歌詞は神を称えつつR&B調(P-ファンク調もありました)の曲が多いのかと思っていたら、ぼくが想像した以上に純ゴスペル濃度が高い。それは、有機的にして重厚な歌声の重なりがしかとあったためでもあるだろうが。ウォーカーはリードを取り合唱団と対峙したり導いたり、客に両手を広げて働きかけもし、そういう様を見ていると、彼は牧師でもあるんだろうなと思ってしまう。また、一部ではクワイアーのなかの人がリード・ヴォーカルをとったりもした。なんにせよ、長年積み上げられてきた、ゴスペル・クワイアーの魅力はごんごん出され、ごちそうさま……(ほんの少しの非日常も享受)。
観客の反応も、もちろん熱烈。ゴスペル教室に通っている人が多いのだろう、一緒に歌う人が多い。そうした客席側の様が興味深い、という人もいるかな。それと、アメリカ人比率もそこそこ(カーク・フランクリン公演よりも)高かったんではないか。
ステージ前方に、62年NY生まれのウォーカーさんを中心に、ずらりクワイアーが立つ。うち、男性は3人、女性はビッグ・ママ体型の人が多い。格好は、みんな汚くはない普段着。演奏陣はオルガン一人とキーボード奏者2人、それからベースとドラマー。キーボードは3人も必要ないような。アクリル板でしきられた中にいるドラマーは、とにかく力づくでドカスカ叩く。普通のバンドでそれをやったら、一体アンタは何を考えているのと、顰蹙を買うだろう。だが、そこにあるのは10人強の喉自慢の人たちの肉声の重なり。(それでももう少し抑えてもいいんではないかとも思えたが、)それをきっちり乗せるためにはデカい音が必要とされるのはよく判る。
現米国コンテンポラリー・ゴスペル界の雄なそうゆえ(実際、グラミー賞なんかも受賞している)、歌われる曲は歌詞は神を称えつつR&B調(P-ファンク調もありました)の曲が多いのかと思っていたら、ぼくが想像した以上に純ゴスペル濃度が高い。それは、有機的にして重厚な歌声の重なりがしかとあったためでもあるだろうが。ウォーカーはリードを取り合唱団と対峙したり導いたり、客に両手を広げて働きかけもし、そういう様を見ていると、彼は牧師でもあるんだろうなと思ってしまう。また、一部ではクワイアーのなかの人がリード・ヴォーカルをとったりもした。なんにせよ、長年積み上げられてきた、ゴスペル・クワイアーの魅力はごんごん出され、ごちそうさま……(ほんの少しの非日常も享受)。
観客の反応も、もちろん熱烈。ゴスペル教室に通っている人が多いのだろう、一緒に歌う人が多い。そうした客席側の様が興味深い、という人もいるかな。それと、アメリカ人比率もそこそこ(カーク・フランクリン公演よりも)高かったんではないか。