ヴィンセント・ギャロ
2010年12月2日 音楽 俳優、監督、画家しても活動、音楽プロダクツはワープ・レコードを通してリリースしている、いろんな才をアピールする人物。レーザーのジャンパーとパンツを身につけた彼はまあすらり長身、62年生まれというが、格好良さは保っているかな。南青山・ブルーノート東京、ファースト・ショウ、満席。
フジ・ロックには2度やってきているはずだが、ぼくは今回はじめて彼を見る。なるほど、こんなん。ニコ・ターナーという少年ぽい女性ドラマー(鍵盤をさわるときも。会場で会った知人は、フジの時も同行していたと言っていた)とマニー・マーク(2005年5月25日、他)とも付き合いを持つウッディ・ジャクソン(鍵盤、電気ベース、電気ギター)、二人の奏者を共にするステージ。当人はギターやベースなどを手にし、ゆったりミニマル・ミュージック風の和みインストや漂うヴォーカル曲を淡々と披露。メロトロンを弾く時もあったし、終盤の曲ではドラムを叩いた。
そんな彼、照れ屋であるのか基本は客に背を向け、MCもしない。だが、ブルーノートのような手頃な大きさの会場で、皆着席して落ち着いて見ることができる場だと、それもあり。彼の一挙一動をじっくり見守るという感じもあったし、ある種の風情ある空間がぽっかり浮かび上がるような感じもあったはず。無頼漢のようでいながら歌は中性詠唱的で、チェット・ベイカーを思い出す人もいるだろう。ヴォーカル曲の場合はスタンダードの「ムーン・リヴァー」やキング・クリムゾンの「ムーンチャイルド」も歌った。
感覚派らしいところは、随所に。でも、ツッパった感じや無理な感じは皆無。そんな彼の様に触れながら、90年代後期の年末にプロモ来日したことがあったよなと思い出す。インタヴューの話が来たことがあったが、その日時が12月24日の夕方で、浮事を優先させ、後ろ髪ひかれつつ断ったことがありました。
フジ・ロックには2度やってきているはずだが、ぼくは今回はじめて彼を見る。なるほど、こんなん。ニコ・ターナーという少年ぽい女性ドラマー(鍵盤をさわるときも。会場で会った知人は、フジの時も同行していたと言っていた)とマニー・マーク(2005年5月25日、他)とも付き合いを持つウッディ・ジャクソン(鍵盤、電気ベース、電気ギター)、二人の奏者を共にするステージ。当人はギターやベースなどを手にし、ゆったりミニマル・ミュージック風の和みインストや漂うヴォーカル曲を淡々と披露。メロトロンを弾く時もあったし、終盤の曲ではドラムを叩いた。
そんな彼、照れ屋であるのか基本は客に背を向け、MCもしない。だが、ブルーノートのような手頃な大きさの会場で、皆着席して落ち着いて見ることができる場だと、それもあり。彼の一挙一動をじっくり見守るという感じもあったし、ある種の風情ある空間がぽっかり浮かび上がるような感じもあったはず。無頼漢のようでいながら歌は中性詠唱的で、チェット・ベイカーを思い出す人もいるだろう。ヴォーカル曲の場合はスタンダードの「ムーン・リヴァー」やキング・クリムゾンの「ムーンチャイルド」も歌った。
感覚派らしいところは、随所に。でも、ツッパった感じや無理な感じは皆無。そんな彼の様に触れながら、90年代後期の年末にプロモ来日したことがあったよなと思い出す。インタヴューの話が来たことがあったが、その日時が12月24日の夕方で、浮事を優先させ、後ろ髪ひかれつつ断ったことがありました。