この晩のブルーノート東京の出し物は、都会派であることと音楽的好奇心や地に足をつけた態度を違和感なく交錯させられる日本人3人が出演するもの。歌とギターの高野寛(2006年6月27日、2007年8月11日)。歌の畠山美由紀(2007年3月11日、2009年3月31日、2009年4月4日、2012年7月16日、2014年8月27 日)、歌とギターのおおはた雄一(2007年3月11日、2009年4月4日、2009年11月1日、2011年4月24日、2011年5月21日、2012年7月16日、2013年2月19日、2013年4月13日)、出演者はこの3人だけ。素で重なる、という言い方もできるのか。畠山+高野+おおはた、おおはた一人、おおはた+高野、高野一人、畠山と高野とおおはた、とか、いろいろな組み合わせでショウはなされた。

 東京においてのこの3人の組み合わせは初めてのようだが、地方ではやったことがあるよう。というのはともかく、それぞれの音楽的な魅力や人間性を認め合っているのが伝わってきますね。演目はそれぞれのオリジナルが主に披露されたのか。畠山の新作『歌で逢いましょう』は昭和歌謡曲/演歌のカヴァーだが、そこからは自作のタイトル曲を披露。何気に、いい曲だと思う。今年、モレーノ・ヴェローゾ(2001年5月18日、2006年6月27日、2007年7月25日、2011年10月15日。彼は2008年夏にプラッサ・オンゼで録られたライヴ盤で自作やブラジル曲に加え、高野曲も取り上げている)の制作でブラジル録音をした高野はブラジルのスタジオでおおはたを知っているかと、問われたそう。近年今様ブラジル人アーティストとの絡みが多いジェシー・ハリス(2001年12月21日、2005年9月7日、2006年1月23日、2006年4月22日、2007年3月11日、2009年3月31日、2010年10月10日、2011年8月6日、2012年7月16日、2013年5月26日)を通して、おおはたの名が現地でも語られているようだ。かつておおはたと畠山はそれぞれにハリスとの共演アルバムをと作っている。というわけで、その三者の奥にはジェシー・ハリスがいる?

▶過去の、高野
http://43142.diarynote.jp/200607041834300000/
http://43142.diarynote.jp/200708161531410000 GANGA ZUMBA
▶過去の、畠山
http://43142.diarynote.jp/200703130418360000/
http://43142.diarynote.jp/200904040640421651/
http://43142.diarynote.jp/200904120632543345/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120716
http://43142.diarynote.jp/201408301136411048/
▶過去の、おおはた
http://43142.diarynote.jp/?day=20070311
http://43142.diarynote.jp/200904120632543345/
http://43142.diarynote.jp/200911021429368036/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110424
http://43142.diarynote.jp/?day=20110521
http://43142.diarynote.jp/?day=20120716
http://43142.diarynote.jp/201302201720351212/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130413
▶過去の、モレーノ・ヴェローゾ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-5.htm
http://43142.diarynote.jp/200509130315380000/
http://43142.diarynote.jp/200607041834300000/
http://43142.diarynote.jp/200708051738450000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20111015
▶過去の、ハリス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://43142.diarynote.jp/200509130315380000/
http://43142.diarynote.jp/200601271859050000/
http://43142.diarynote.jp/200604251252010000/
http://43142.diarynote.jp/200703130418360000/
http://43142.diarynote.jp/200904040640421651/
http://43142.diarynote.jp/201010111257003810/
http://43142.diarynote.jp/201108101632022013/
http://43142.diarynote.jp/201207180824136323/
http://43142.diarynote.jp/201305280925006733/

 その後は、六本木・ビルボードライブ東京に回り、アース・ウィンド&ファイア(2006年1月19日、2012年5月17 日)の全盛期を支えた左利きギタリスト(2008年3月21日、2011年9月15日、2012年9月12日、2012年12月28日)率いる、E.W.&F.曲を聞かせる大型バンドの公演を見る。本人に加え、男性ヴォーカル3人、管楽器4人、キーボード2人、ベース、ドラム、パーカッションという13人編成。出音は大きめ、全員で楽器音や肉声を出すとキーボードの音が聞こえにくくなったが、音質は善戦していたと思う。E.W.&F.曲の再現を求めるという、意地悪な書き方をすれば大志のないグループなのであるが、あの黄金の素材をこれだけまっとうにおし出せれば、それは上質きわまりないエンターテインメントになるし、もう鼓舞され、浮かれるしかない。

▶過去の、E.W.&.F.
http://43142.diarynote.jp/200601271855390000/
http://43142.diarynote.jp/201205301252113538/
▶過去の、マッケイ
http://43142.diarynote.jp/200804030045430000/
http://43142.diarynote.jp/201109171048385669/
http://43142.diarynote.jp/201209191235365909/
http://43142.diarynote.jp/201301051329276221/
 
<今日の、果物>
 最後に寄ったバーで、岐阜県産の富有柿をいただく。でけえ。ラッピングされていて、その様はハンバーガーみたい。付け合わせ的なものは食べたかもしれないが、今年はまだちゃんと柿をがぶりと食していないはず。遅ればせながら秋を感じました。紅葉はまだせっしておらず。え〜っん。