ブライアン・アダムス
2012年2月16日 音楽 九段下・日本武道館、7年ぶりの来日公演。かつては東京ドームで公演をやったこともあったようだが、今回でのべ22回目の武道館公演になるという。おそらく、同所公演回数の記録保持者はエリック・クラプトン(2006年11月20日)になると思うが、彼は何回くらいやっているのか。
結論。前回見たとき(2005年4月27日)よりずっといい。穏健で危なげないロックンロールも捨てたもんじゃないなと、ぼくは思った。その理由の一つはきっちり生身の感覚をアピールする方向で誠実にパフォーマンスしていたこと、そして見せ方の構成がとても練られていたこと。立派でした。実は、ヴィジョンを見ると軍人を想起させるオールバック1:9分けの髪型になったアダムスはとっても精悍ながら、かなり痩身で首の周りが皺だらけ、実年齢(1959年生まれ)より年寄りにぼくには見えた。だが、そんな様も、若作りな軽さを与えることから逃れることを引き出し、大衆ロッカーの充実した今を無理なく感じさせはしなかったか。日経新聞評もあるので、軽くながしましょう。
<今日のもろもろ>
▶かつて武道館での公演はかならず車でいっていた。すぐ側に止められるのと、口汚いダフ屋の様に触れずにすむので。が、ここのところは電車を使っている。やっぱ、時間がそのほうがかからないから。最寄り駅18時28分の電車に乗れば、同42分には九段下についてしまう。車だと道の混み具合が見えないので、いつも18時前には家を出ていた。あとは、やはり車の運転が好きじゃなくなってきているんだろうな。▶会場いりするとき、雪がちらつく。▶開演前、ステージ背後の巨大ヴィジョンは、アダムズに関する(日本人ファンからの)ツイッターのコメントがずっと流される。他にもやっている人はいそうだが、ぼくはそういうのに初めて触れる。▶パフォーマンスの開始は19時4分。大会場のショウのスタートはおして始まるのが常なところ、これだけ開演時間に近いスタートは稀。▶途中で、本人の生ギター弾き語りに他のメンバーが鳴り物でわきあいあいバッキングという場面も。その際、台所用品を並べて叩いたドラマーのミッキー・カリーの演奏にはニヤリ。面々は目立ちまくりのギタリストを筆頭に、ずっと一緒にやってきている人らしい。カリーは80年代、つまり黄金期のホール&オーツ(2011年2月28日、他)のバンドを支えた人として、まずぼくの頭のなかには残る。▶観客はよく彼の曲を知っていて、みんなよく歌う。一人観客をあげて、歌わせたりもしたが、その女性もちゃんと歌っていた。▶最後は、一人で生ギターの弾き語りをする。▶ところで、「クロース・トゥ・ユー」という曲が披露されたときは心がうずく。これ、アダムスの曲であったか。なんで、ぼくの奥にひっかかり納められているのだろう?
結論。前回見たとき(2005年4月27日)よりずっといい。穏健で危なげないロックンロールも捨てたもんじゃないなと、ぼくは思った。その理由の一つはきっちり生身の感覚をアピールする方向で誠実にパフォーマンスしていたこと、そして見せ方の構成がとても練られていたこと。立派でした。実は、ヴィジョンを見ると軍人を想起させるオールバック1:9分けの髪型になったアダムスはとっても精悍ながら、かなり痩身で首の周りが皺だらけ、実年齢(1959年生まれ)より年寄りにぼくには見えた。だが、そんな様も、若作りな軽さを与えることから逃れることを引き出し、大衆ロッカーの充実した今を無理なく感じさせはしなかったか。日経新聞評もあるので、軽くながしましょう。
<今日のもろもろ>
▶かつて武道館での公演はかならず車でいっていた。すぐ側に止められるのと、口汚いダフ屋の様に触れずにすむので。が、ここのところは電車を使っている。やっぱ、時間がそのほうがかからないから。最寄り駅18時28分の電車に乗れば、同42分には九段下についてしまう。車だと道の混み具合が見えないので、いつも18時前には家を出ていた。あとは、やはり車の運転が好きじゃなくなってきているんだろうな。▶会場いりするとき、雪がちらつく。▶開演前、ステージ背後の巨大ヴィジョンは、アダムズに関する(日本人ファンからの)ツイッターのコメントがずっと流される。他にもやっている人はいそうだが、ぼくはそういうのに初めて触れる。▶パフォーマンスの開始は19時4分。大会場のショウのスタートはおして始まるのが常なところ、これだけ開演時間に近いスタートは稀。▶途中で、本人の生ギター弾き語りに他のメンバーが鳴り物でわきあいあいバッキングという場面も。その際、台所用品を並べて叩いたドラマーのミッキー・カリーの演奏にはニヤリ。面々は目立ちまくりのギタリストを筆頭に、ずっと一緒にやってきている人らしい。カリーは80年代、つまり黄金期のホール&オーツ(2011年2月28日、他)のバンドを支えた人として、まずぼくの頭のなかには残る。▶観客はよく彼の曲を知っていて、みんなよく歌う。一人観客をあげて、歌わせたりもしたが、その女性もちゃんと歌っていた。▶最後は、一人で生ギターの弾き語りをする。▶ところで、「クロース・トゥ・ユー」という曲が披露されたときは心がうずく。これ、アダムスの曲であったか。なんで、ぼくの奥にひっかかり納められているのだろう?