Eri Liao Trio
2017年8月9日 音楽 台湾原住民のタイヤル族の血を引く台湾人シンガーのエリ・リャオと二人の日本人奏者からなる3人組の初アルバム『紅い木のうた』のリリースをフォロウする公演のファースト・セットを、渋谷・SARAVAH TOKYOで見る。
まず、扱う楽曲属性、その言葉の幅広さに留意しちゃうか。19世紀米国の名作曲家のスティーヴン・フォスターの曲(歌詞は、台湾の合唱団のために同国の言葉に直されたもの)、台湾アミ族の曲(アミ語)、同タイヤル族の曲(タイヤル語)、メンバーのオリジナル(英語)、昭和22年初出の歌謡曲「星の流れに」(日本語)、モンゴ・サンタマリア作の「アフロ・ブルー」(英語)といった塩梅。台湾の歴史に沿う同国のいろんな文化、台湾と日本、アジアと米国といった様々な要件が交錯、溶解させたようなヴォーカル表現と書いてしまうと大袈裟か。
天真爛漫さを聞き手に与えるエリ・リャオは大学や大学院教育は日本で受けており、綺麗な日本語でMCをする。母親が台湾から来て見にきている、なんても言っていたな。また、彼女はNY留学時代にジャズに開眼して歌うようになったそうで、そうすると「アフロ・ブルー」の選曲も納得ですね。用いる歌詞によって、歌が導く風景が異なり、一言でどういうシンガーと書き留めにくいが(やはり、台湾の言葉を用いたものはエスノ性が出るか)、地域軸を個の力や経験でヒョイっと超えていくような不思議な力を持つか。
ギタリストのファルコンとダブル・ベースの小牧良平が、その伴奏陣。結構、エレトリック・ギターを弾く曲が多く、それは半数の曲でゲストとしてくわわったギタリストの鬼怒無月(2003年3月6日、2003年6月30日、2004年1月16日、2005年4月11日、2006年1月21日、2009年10月8日 、2010年3月20日、2012年2月10日、2012年6月13日、2012年6月28日、2012年11月21日、2013年2月11日、2014年2月9日、2014年2月22日、2014年6月16日、2015年8月31日、2017年7月31日)も同様。間を持つ“響きのサウンド”を男性陣は付ける、という説明もありか。わりと淡々とアコースティック・べースを爪弾く小牧に何気に感心したかも。彼の奥にあるのはジャズだろうけど、歌心あるもう一つの土台を作り、多層性を持つこの表現をバランス良く落ち着かせていた。
▶過去の、鬼怒無月
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm
http://43142.diarynote.jp/200401160000000000/
http://43142.diarynote.jp/200504151004040000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20060121
http://43142.diarynote.jp/200910140952248669/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100320
http://43142.diarynote.jp/?day=20120210
http://43142.diarynote.jp/?day=20120613
http://43142.diarynote.jp/201207031352302181/
http://43142.diarynote.jp/?day=20121121
http://43142.diarynote.jp/?day=20130211
http://43142.diarynote.jp/201402111029354181/
http://43142.diarynote.jp/201402240940377749/
http://43142.diarynote.jp/201406180852131370/
http://43142.diarynote.jp/201509021103292742/
<今日は、人間センサー>
この夏の気候についての所感は、去年ほどは涼しくはないが、ずっと暑かったそれ以前の夏から比べればマシというもの。本日は正午過ぎに37度超えし、今年一番の暑さであったとか。家にいるときは過剰に暑いとは感じなかったが、午後4時過ぎにインタヴューのために外に出たら、モワモワしてて、汗が吹き出す。ぼくの身体もまた、今日が今年一番の暑さであると知らせていた。
まず、扱う楽曲属性、その言葉の幅広さに留意しちゃうか。19世紀米国の名作曲家のスティーヴン・フォスターの曲(歌詞は、台湾の合唱団のために同国の言葉に直されたもの)、台湾アミ族の曲(アミ語)、同タイヤル族の曲(タイヤル語)、メンバーのオリジナル(英語)、昭和22年初出の歌謡曲「星の流れに」(日本語)、モンゴ・サンタマリア作の「アフロ・ブルー」(英語)といった塩梅。台湾の歴史に沿う同国のいろんな文化、台湾と日本、アジアと米国といった様々な要件が交錯、溶解させたようなヴォーカル表現と書いてしまうと大袈裟か。
天真爛漫さを聞き手に与えるエリ・リャオは大学や大学院教育は日本で受けており、綺麗な日本語でMCをする。母親が台湾から来て見にきている、なんても言っていたな。また、彼女はNY留学時代にジャズに開眼して歌うようになったそうで、そうすると「アフロ・ブルー」の選曲も納得ですね。用いる歌詞によって、歌が導く風景が異なり、一言でどういうシンガーと書き留めにくいが(やはり、台湾の言葉を用いたものはエスノ性が出るか)、地域軸を個の力や経験でヒョイっと超えていくような不思議な力を持つか。
ギタリストのファルコンとダブル・ベースの小牧良平が、その伴奏陣。結構、エレトリック・ギターを弾く曲が多く、それは半数の曲でゲストとしてくわわったギタリストの鬼怒無月(2003年3月6日、2003年6月30日、2004年1月16日、2005年4月11日、2006年1月21日、2009年10月8日 、2010年3月20日、2012年2月10日、2012年6月13日、2012年6月28日、2012年11月21日、2013年2月11日、2014年2月9日、2014年2月22日、2014年6月16日、2015年8月31日、2017年7月31日)も同様。間を持つ“響きのサウンド”を男性陣は付ける、という説明もありか。わりと淡々とアコースティック・べースを爪弾く小牧に何気に感心したかも。彼の奥にあるのはジャズだろうけど、歌心あるもう一つの土台を作り、多層性を持つこの表現をバランス良く落ち着かせていた。
▶過去の、鬼怒無月
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm
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http://43142.diarynote.jp/200401160000000000/
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<今日は、人間センサー>
この夏の気候についての所感は、去年ほどは涼しくはないが、ずっと暑かったそれ以前の夏から比べればマシというもの。本日は正午過ぎに37度超えし、今年一番の暑さであったとか。家にいるときは過剰に暑いとは感じなかったが、午後4時過ぎにインタヴューのために外に出たら、モワモワしてて、汗が吹き出す。ぼくの身体もまた、今日が今年一番の暑さであると知らせていた。