ジャズ・ワールド・ビート
2017年7月8日 音楽 都立大・めぐろパーシモンホールで昨年から持たれているイヴェント、小ホールで持たれた昼の部と、大ホールの夜の部を続けて見る。
昼の部は、完全アコースティックによる設定で持たれる。そのため、いろいろ出演者が組まれていた(皆30分ほどの持ち時間)にもかかわらず、サクサクと進んでいた。いやあ、ノーPAって、生理的に楽。いいなあ。演奏者は素っぴんでやるようなもので大変かもしれないが、こういう場でもできなきゃイカンとも思った。
◇︎ショーロクラブ
すべてオリジナルでまとめた8年ぶりの新作『música bonita』を出したショーロクラブ(2002年3月24日、2014年8月27日)が、先発。ギターの笹子重治(2002年3月24日、2007年11月2日、2007年11月27日、2011年3月25日、2011年12月21日、2012年4月25日、2013年12月26日、2014年8月27日)、バンドリンの秋岡欧(2002年3月24日、2014年8月27日、2015年11月11日)、コントラバスの沢田穣治(2002年3月24日、2010年4月19日、2011年7月24日、2012年5月15日、2012年5月16日、2013年9月6日、2014年8月27日、2017年4月29日)による熟達者3人によるたゆたふ演奏はまろやか。少しセクシャルにも思えたか。
▶過去の、ショーロクラブ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20140827
▶過去の、笹子重治
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm
http://43142.diarynote.jp/200711101231280000/
http://43142.diarynote.jp/200711290932200000/
http://43142.diarynote.jp/201103271554196130/
http://43142.diarynote.jp/201112261518003058/
http://43142.diarynote.jp/201205080617258733/
http://43142.diarynote.jp/201312271037411817/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140827
▶過去の、秋岡欧
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20140827
http://43142.diarynote.jp/?day=20151111
▶過去の、沢田穣治
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://43142.diarynote.jp/201004211621084144/
http://43142.diarynote.jp/201107310726159855/
http://43142.diarynote.jp/201205301229093694/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120516
http://43142.diarynote.jp/201309121810294280/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140827
http://43142.diarynote.jp/201704300807298823/
◇田中邦和+佐藤芳明
テナー・サックス奏者の田中邦和(2010年7月1日、2010年12月16日、2012年10月16日、2012年12月11日、2015年12月17日、2016年7月16日)と即興に強いという印象をぼくは持つアコーディオン奏者の佐藤芳明(2009年10月8日、2010年9月11日、2012年2月10日、2013年8月29日、2014年2月9日)が一緒に演奏する。4曲とか、それぞれが簡単にモチーフを出し、音を重ねあった。
▶過去の、田中邦和
http://43142.diarynote.jp/201007081547031840/
http://43142.diarynote.jp/201012171104366095/
http://43142.diarynote.jp/?day=20121211
http://43142.diarynote.jp/201512271306411506
http://43142.diarynote.jp/?day=20160716
▶過去の、佐藤芳明
http://43142.diarynote.jp/200910140952248669/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100911
http://43142.diarynote.jp/?day=20120210
http://43142.diarynote.jp/?day=20130829
http://43142.diarynote.jp/?day=20100911
◇ミニ・ペンギン・カフェ
アーサー・ジェフス(ピアノが中心)とダレン・ベリー(打楽器、鳴り物、ヴァイオリンが中心)、今のペンギン・カフェ(2014年9月27日)の二人が和気藹々と音を重ね合う。ミニマル・ミュージックに微笑みとメロディ性とペーソスを持たせたようなサバけたことを見せたが、それに接すると多くの人は10月に持たれる本公演を見たいと思ったのではないか。
◇過去の。ペンギン・カフェ
http://43142.diarynote.jp/201409291720019557/
◇︎桑原あい
彼女は(2013年9月8日、2016年12月7日)はソロにて。即興から、エグベルト・ヂスモンチ(2008年7月3日、2013年3月27日 )やミシェル・ペトルチアーニ曲、さらに「キャラヴァン」他スタンダード群をマッシュ・アップし崩したものと、4曲披露したか。成長している、しかとそう思わせられました。
▶︎過去の、桑原あい
http://43142.diarynote.jp/?day=20130908
http://43142.diarynote.jp/201612100926461885/
▶過去の、エグベルト・ジスモンチ
http://43142.diarynote.jp/200807041128510000/
http://43142.diarynote.jp/201303290753133066/
▶︎過去の、ミシェル・ペトルチアーニの映画
http://43142.diarynote.jp/201208091509447159/
▶︎過去の、ペトルーチ兄らの公演
http://43142.diarynote.jp/201604190912403018/
◇川嶋哲郎(サックス)
50歳代のテナー・サックス奏者だが、そのソロ・パフォーマンスを見て(1曲はフルートでやった)、その腕のたち具合に驚く。鳴りもいいし、自由自在。すげえ。一部肉声を用いる場合はオヤジくせえと感じもするが、それも親しみやすさを持たせるための方策であるのがわかるし、文句をつけるものではない。いやはや、その道でしっかりと生きてきた人は半端ないと首を垂れました。大学で教えてもいるようだが、こんなの目の前で吹かれたら生徒たちは目が点になるとともに、モチヴェイション倍増だろう。
◇セッション
川島、田中、佐藤、桑原の4人よる即興的合奏も、最後にあった。
デカいホール公演の方には、3組が出演した。
◇二階堂和美 with Gentle Forest Jazz Band
普段は広島県の実家で僧侶をしてもいるというシンガーとそのフル編成のビッグ・バンドによるパフォーマンス。一度トロンボーンのソロもとった指揮者と3人の女性コーラス付き、往年のスウィンギンなジャズとある種歌謡曲的なきらびやかさをミックスしたような実演を聞かせた。ドラマーの松下マサナオ(2013年8月22日、2017年6月21日 )は全部レギュラー・グリップで叩いていた。
▶︎過去の、松下マサナオ/Yasei Collective
http://43142.diarynote.jp/201308251333326263/
http://43142.diarynote.jp/201706220952582448/
◇アントニオ・ザンブージョ
生ギターをつまびきながら歌う40ちょいのポルトガル人をサポートしていたのは、ポルトガル・ギター(12弦。調弦はギターと異なるよう。ロビーに置かれていたが、糸巻きとか造形や処理が綺麗で欲しくなった)、コントラバス、バス・クラリネット(一部クラリネット)、トランペット。まず、そういう楽器構成にまず驚く。おお、どいういう発想でこういう編成に落ち着くのか。と、思ったら、普段はもっと大きなバンドを率いているようで、今回は選抜員たちによるものであったのだそう。腹7分目の感じで歌われ、演奏される、美味しい含みや濃淡を持つ手作り表現。いろいろな、誘いあり。ぼくもそうだが、ファドという表現のイロハをわかっていなくても、異なる地域にはイカした大人の表現がちゃんとあるということは感じずにはいられなかったのではないか。
◇山下洋輔×スガダイロー
大学でジャズを教え始めた山下洋輔(1999年11月10日、2004年7月27日、2006年3月27日、2013年7月10日2009年7月19日、2013年7月27日、2015年7月21日)と、その初年度の教え子であったスガダイロー(2009年1月8日、2009年7月3日、2013年2月19日、2016年2月28日、2016年7月16日、2017年4月11日)のデュオ。わりと壊れず、対話をする方向で、二人は向き合いながら音を重ねていた。
▶過去の、山下洋輔
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20040727
http://43142.diarynote.jp/200907221011377741/
http://43142.diarynote.jp/201307291053021427/
http://43142.diarynote.jp/201507221814047783/
▶過去の、スガダイロー
http://43142.diarynote.jp/200901091437341082/
http://43142.diarynote.jp/200907131158382767/
http://43142.diarynote.jp/201302201720351212/
http://43142.diarynote.jp/201603011023174338/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160716
http://43142.diarynote.jp/201704131639031673/
<今日の、彷徨?>
公演終了後も、また長かった。都立大学で一軒。それで、友達んちに行くことになっていたのだが、知人の求めに従い……渋谷に場所を移す。もう一軒、もう一軒となり。さらに3軒回ったあとは、明るい。赤ワイン、何本開けたろう? 最後はジャックのロックになったが。かつてはこんなこと日常茶飯事で書き留めることもあまりなかったが、じじいになるにつれてやはり頻度は減る。このころは、まだ元気だったと思い出せるように、書いておこう。うわー、じじくせ。
昼の部は、完全アコースティックによる設定で持たれる。そのため、いろいろ出演者が組まれていた(皆30分ほどの持ち時間)にもかかわらず、サクサクと進んでいた。いやあ、ノーPAって、生理的に楽。いいなあ。演奏者は素っぴんでやるようなもので大変かもしれないが、こういう場でもできなきゃイカンとも思った。
◇︎ショーロクラブ
すべてオリジナルでまとめた8年ぶりの新作『música bonita』を出したショーロクラブ(2002年3月24日、2014年8月27日)が、先発。ギターの笹子重治(2002年3月24日、2007年11月2日、2007年11月27日、2011年3月25日、2011年12月21日、2012年4月25日、2013年12月26日、2014年8月27日)、バンドリンの秋岡欧(2002年3月24日、2014年8月27日、2015年11月11日)、コントラバスの沢田穣治(2002年3月24日、2010年4月19日、2011年7月24日、2012年5月15日、2012年5月16日、2013年9月6日、2014年8月27日、2017年4月29日)による熟達者3人によるたゆたふ演奏はまろやか。少しセクシャルにも思えたか。
▶過去の、ショーロクラブ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20140827
▶過去の、笹子重治
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livezanmai.htm
http://43142.diarynote.jp/200711101231280000/
http://43142.diarynote.jp/200711290932200000/
http://43142.diarynote.jp/201103271554196130/
http://43142.diarynote.jp/201112261518003058/
http://43142.diarynote.jp/201205080617258733/
http://43142.diarynote.jp/201312271037411817/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140827
▶過去の、秋岡欧
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20140827
http://43142.diarynote.jp/?day=20151111
▶過去の、沢田穣治
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://43142.diarynote.jp/201004211621084144/
http://43142.diarynote.jp/201107310726159855/
http://43142.diarynote.jp/201205301229093694/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120516
http://43142.diarynote.jp/201309121810294280/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140827
http://43142.diarynote.jp/201704300807298823/
◇田中邦和+佐藤芳明
テナー・サックス奏者の田中邦和(2010年7月1日、2010年12月16日、2012年10月16日、2012年12月11日、2015年12月17日、2016年7月16日)と即興に強いという印象をぼくは持つアコーディオン奏者の佐藤芳明(2009年10月8日、2010年9月11日、2012年2月10日、2013年8月29日、2014年2月9日)が一緒に演奏する。4曲とか、それぞれが簡単にモチーフを出し、音を重ねあった。
▶過去の、田中邦和
http://43142.diarynote.jp/201007081547031840/
http://43142.diarynote.jp/201012171104366095/
http://43142.diarynote.jp/?day=20121211
http://43142.diarynote.jp/201512271306411506
http://43142.diarynote.jp/?day=20160716
▶過去の、佐藤芳明
http://43142.diarynote.jp/200910140952248669/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100911
http://43142.diarynote.jp/?day=20120210
http://43142.diarynote.jp/?day=20130829
http://43142.diarynote.jp/?day=20100911
◇ミニ・ペンギン・カフェ
アーサー・ジェフス(ピアノが中心)とダレン・ベリー(打楽器、鳴り物、ヴァイオリンが中心)、今のペンギン・カフェ(2014年9月27日)の二人が和気藹々と音を重ね合う。ミニマル・ミュージックに微笑みとメロディ性とペーソスを持たせたようなサバけたことを見せたが、それに接すると多くの人は10月に持たれる本公演を見たいと思ったのではないか。
◇過去の。ペンギン・カフェ
http://43142.diarynote.jp/201409291720019557/
◇︎桑原あい
彼女は(2013年9月8日、2016年12月7日)はソロにて。即興から、エグベルト・ヂスモンチ(2008年7月3日、2013年3月27日 )やミシェル・ペトルチアーニ曲、さらに「キャラヴァン」他スタンダード群をマッシュ・アップし崩したものと、4曲披露したか。成長している、しかとそう思わせられました。
▶︎過去の、桑原あい
http://43142.diarynote.jp/?day=20130908
http://43142.diarynote.jp/201612100926461885/
▶過去の、エグベルト・ジスモンチ
http://43142.diarynote.jp/200807041128510000/
http://43142.diarynote.jp/201303290753133066/
▶︎過去の、ミシェル・ペトルチアーニの映画
http://43142.diarynote.jp/201208091509447159/
▶︎過去の、ペトルーチ兄らの公演
http://43142.diarynote.jp/201604190912403018/
◇川嶋哲郎(サックス)
50歳代のテナー・サックス奏者だが、そのソロ・パフォーマンスを見て(1曲はフルートでやった)、その腕のたち具合に驚く。鳴りもいいし、自由自在。すげえ。一部肉声を用いる場合はオヤジくせえと感じもするが、それも親しみやすさを持たせるための方策であるのがわかるし、文句をつけるものではない。いやはや、その道でしっかりと生きてきた人は半端ないと首を垂れました。大学で教えてもいるようだが、こんなの目の前で吹かれたら生徒たちは目が点になるとともに、モチヴェイション倍増だろう。
◇セッション
川島、田中、佐藤、桑原の4人よる即興的合奏も、最後にあった。
デカいホール公演の方には、3組が出演した。
◇二階堂和美 with Gentle Forest Jazz Band
普段は広島県の実家で僧侶をしてもいるというシンガーとそのフル編成のビッグ・バンドによるパフォーマンス。一度トロンボーンのソロもとった指揮者と3人の女性コーラス付き、往年のスウィンギンなジャズとある種歌謡曲的なきらびやかさをミックスしたような実演を聞かせた。ドラマーの松下マサナオ(2013年8月22日、2017年6月21日 )は全部レギュラー・グリップで叩いていた。
▶︎過去の、松下マサナオ/Yasei Collective
http://43142.diarynote.jp/201308251333326263/
http://43142.diarynote.jp/201706220952582448/
◇アントニオ・ザンブージョ
生ギターをつまびきながら歌う40ちょいのポルトガル人をサポートしていたのは、ポルトガル・ギター(12弦。調弦はギターと異なるよう。ロビーに置かれていたが、糸巻きとか造形や処理が綺麗で欲しくなった)、コントラバス、バス・クラリネット(一部クラリネット)、トランペット。まず、そういう楽器構成にまず驚く。おお、どいういう発想でこういう編成に落ち着くのか。と、思ったら、普段はもっと大きなバンドを率いているようで、今回は選抜員たちによるものであったのだそう。腹7分目の感じで歌われ、演奏される、美味しい含みや濃淡を持つ手作り表現。いろいろな、誘いあり。ぼくもそうだが、ファドという表現のイロハをわかっていなくても、異なる地域にはイカした大人の表現がちゃんとあるということは感じずにはいられなかったのではないか。
◇山下洋輔×スガダイロー
大学でジャズを教え始めた山下洋輔(1999年11月10日、2004年7月27日、2006年3月27日、2013年7月10日2009年7月19日、2013年7月27日、2015年7月21日)と、その初年度の教え子であったスガダイロー(2009年1月8日、2009年7月3日、2013年2月19日、2016年2月28日、2016年7月16日、2017年4月11日)のデュオ。わりと壊れず、対話をする方向で、二人は向き合いながら音を重ねていた。
▶過去の、山下洋輔
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20040727
http://43142.diarynote.jp/200907221011377741/
http://43142.diarynote.jp/201307291053021427/
http://43142.diarynote.jp/201507221814047783/
▶過去の、スガダイロー
http://43142.diarynote.jp/200901091437341082/
http://43142.diarynote.jp/200907131158382767/
http://43142.diarynote.jp/201302201720351212/
http://43142.diarynote.jp/201603011023174338/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160716
http://43142.diarynote.jp/201704131639031673/
<今日の、彷徨?>
公演終了後も、また長かった。都立大学で一軒。それで、友達んちに行くことになっていたのだが、知人の求めに従い……渋谷に場所を移す。もう一軒、もう一軒となり。さらに3軒回ったあとは、明るい。赤ワイン、何本開けたろう? 最後はジャックのロックになったが。かつてはこんなこと日常茶飯事で書き留めることもあまりなかったが、じじいになるにつれてやはり頻度は減る。このころは、まだ元気だったと思い出せるように、書いておこう。うわー、じじくせ。