7月25日(月)
BLUSE & JAZZ EXPLOSION in Hibiya

 高円寺にある次郎吉の開店30周年を祝うイヴェント。山下洋輔や近藤等則か
ら金子マリまで、縁のある人達が本当にいろいろ出演(ディジュリデゥを吹く
店主も)。まあ、それだけ歴史と内実を持っているということなんだろうな。

 会場となった日比谷野外音楽堂は満員。この日のと同じイヴェンターが毎年
5月に組んでいる「ジャパン・ブルーズ・カーニヴァル」(2000年5月28日、
2003年5月25日)より入りがいい。わ。へえ。ただ、内容のほうは全面的には
ニッコリできず。ミュージャンの組み合わせ、楽曲/音楽傾向選択など、?印
を感じたりも。出演者たち、とくに楽屋が一番めでたく、楽しいというイヴェ
ントですね、これ。途中まで見て、敬愛する大先輩の誕生会に駆けつける。お
めでとうございます。


7月27日(火)
コジカナツル。藤井郷子3+1

 まず、目黒のブルーズ・アレイ・ジャパンでコジカナツルという、アコース
ティックなジャズ・トリオを見る。ただ、通常のジャズで終わりたくないとい
う意識(それはベースの金澤英明が一番強いよう)や経験(ピアノの小島良喜
:2000年11月16日とドラムの鶴谷智生は普段ポップ・アーティストのバッキン
グもいろいろとこなしていて、それがプラスに働いているところもあるか)か
ら、妙な具体性や立ちを獲得しているところが彼らのポイントと言っていいか。

いい意味での、ちゃらさもある。ライヴの前に取材をしたら、変わらないでい
るジャズ観に対する反発のしぐあいがMMW(2004年1月24日他)のそれと重
なるのでほんの少し驚く。音楽性はあまり重なりませんが。

 ファースト・セットを見て、新宿ピットインに移動。着くとちょうど休憩中。

で、これが、あれれというぐらいの満員。藤井自身も「2年分のお客さんが来
ちゃってどうしよう」みたいなお茶目なMCをしていたが。NYの腕利きを迎
えたバンドの顔ぶれは2002年8月5日のときと同じ。こちらはつっぱった、あ
る意味理想主義を貫く(だからこそ、王道から離れる部分も多々出てくる)ジ
ャズ。やっぱり、創意ある本物がきっちりとミュージシャンシップを懸けたジ
ャズは凄いとも感じる。ずっと坊主頭で求道者的な面持ちもあった田村夏樹(
tp) の髪が伸びていて、とっつぁん坊主的風貌になっていた。


7月28日(水)
ザ・ダーティ・ダズン・ブラス・バンド。

 前回(2002年7月30日)のときも書いているが、やっぱ白人ギターは余分だ
よなあ。と思いつつ、やっぱダーティ・ダズンはダーティ・ダズンじゃあと思
ってしまうところもあるのだが。相変わらず、客席側は相当な盛り上がり具合
。アンコールで、スティーヴィ・ワンダーの「迷信」のヒップなカヴァーも。
それ、リード・ヴォールを気分出して取ったのはギター氏でした。南青山・ブ
ルーノート東京。セカンド。