十中八九とは、いわき市の市民グループ。2013 年5月に不破大輔/渋さ知らズがいわきの市企画で大々的にワークショップを行い、その受講者とともに気張った公演(http://43142.diarynote.jp/201305260923241736/)をやったことがあり、その顛末をもとに生まれたグループだ。その後も、不破大輔は1ヶ月ごとにいわき詣でをし続け、面々を親身に指導。その積み重ねが十中八九という大所帯のグループとして結晶。彼らはライヴを行うとともに、全曲オリジナルのもとレコーディングを行った。不破大輔プロデュースのそれはセルフ・タイトルのアルバムとして、この夏に地底レコード配給にてリリースされた。
そのCDリリースを祝う公演は、いわき駅に近いザ・クイーンにて。前日22日にも公演は持たれていて、そちらは不破大輔がソロ演奏をするとともに、十中八九選抜奏者がからむというものであったよう。この日は音楽16名、ダンス4名、美術3名からなる十中八九総体のパフォーマンス。不破は渋さ知らズのときのようにバンドと向き合い、頭から終わりまでディレクションを繰り出し続ける。当然のことながら、渋さのときと変わらぬ段取り具合なり。
CDを聞いたときも痛感させられたが、メンバーたちによるオリジナル曲の出来がいい。いろんな要素を自由闊達に併せ持つ楽曲が、渋さ流れの定石外し方策のもと百花繚乱していく様は聞き応えあり。ソロもいろいろとふられ、各曲は堂に入る感じで長目だ。そして、そこからはプロもアマチチュアも関係のない、瑞々しい音楽の歓びや輝きが舞いまくる。いい感じだなあと、ニコニコ見ちゃう。十中八九はオリジナル曲もどんどん増えているようで、CD収録曲以外に新曲も3つ披露したよう。
ところで、ごく狭い範囲の方しか分らない記述だろうが、ちょい触れておく。当初から十中八九の世話人のようなことをしていたのが、いわきに住む前は東京の音楽事務所に勤務していたM嬢だった。裏方役をしっかり務めた彼女がいなかったら、今の十中八九はなかったと思われるが、なんと今回の公演ではコンミスのように楽団の中央に位置する形でクラリネットを手にステージに上がっていて、びっくり。雑用もあるゆえに、本人はステージに上がりたくなかったらしいが、オープナーのど頭から突然ソロを不破からふられるなど、アンサンブル音だけでなく、ソロ・パートもいくつか彼女はこなす。もともと広島の音大でクラリネット専攻だったのは知っていたが、卒業後は吹く機会はなかったはずで、なんか不破主導の殻破り作法を目の当たりにした思いナリ。
追記)来年、4月30日に、十中八九をはじめ、不破大輔ワークショップ派生の3グループが大集合するライヴが、江古田・バディであるという。
▶過去の、渋さ知らズ
http://43142.diarynote.jp/200409010713470000/
http://43142.diarynote.jp/200601161256540000/
http://43142.diarynote.jp/200601271857530000/
http://43142.diarynote.jp/200609031311580000/
http://43142.diarynote.jp/200611190320370000/
http://43142.diarynote.jp/200612060135390000/
http://43142.diarynote.jp/200701141431470000/
http://43142.diarynote.jp/200706162321180000/
http://43142.diarynote.jp/200807081247190000/
http://43142.diarynote.jp/200908180046187200/
http://43142.diarynote.jp/200910071809361076/
http://43142.diarynote.jp/201004231559516550/
http://43142.diarynote.jp/201009231554333481/
http://43142.diarynote.jp/201305260923241736/
http://43142.diarynote.jp/201506161247423392/
▶過去の、渋さ以外の不破大輔
http://43142.diarynote.jp/200512231
http://43142.diarynote.jp/200706061351450000/
<今日の、違和感>
日帰りの、いわき行き。品川始発となる常磐線特急に乗ったが、車内で流されるプリセットの英語案内に疑問を持つ。英語ネイティヴに喋らせたものを用いているのだろうが、駅名まで英語風のイントネーションで話させているのはいかがなものか。その部分は日本固有の名称なのであるから、通常の日本語のイントネーションで読ませるべきではないの? 外国人でそれが無理なら、バイリンガルの日本人を使えばいいだけの話。とにかく、耳に入ってきて気持ち悪いこと、このうえない。そういえば、車掌MCなど鉄道イントネーションと言うべきものがかつて存在したと思うが、戻りの最終の特急の車内販売嬢がその名残を持つ話し方で業務をしていた。それ、今どき珍しいのではないか。あまりJRに乗らないので、よく分らぬが。
そのCDリリースを祝う公演は、いわき駅に近いザ・クイーンにて。前日22日にも公演は持たれていて、そちらは不破大輔がソロ演奏をするとともに、十中八九選抜奏者がからむというものであったよう。この日は音楽16名、ダンス4名、美術3名からなる十中八九総体のパフォーマンス。不破は渋さ知らズのときのようにバンドと向き合い、頭から終わりまでディレクションを繰り出し続ける。当然のことながら、渋さのときと変わらぬ段取り具合なり。
CDを聞いたときも痛感させられたが、メンバーたちによるオリジナル曲の出来がいい。いろんな要素を自由闊達に併せ持つ楽曲が、渋さ流れの定石外し方策のもと百花繚乱していく様は聞き応えあり。ソロもいろいろとふられ、各曲は堂に入る感じで長目だ。そして、そこからはプロもアマチチュアも関係のない、瑞々しい音楽の歓びや輝きが舞いまくる。いい感じだなあと、ニコニコ見ちゃう。十中八九はオリジナル曲もどんどん増えているようで、CD収録曲以外に新曲も3つ披露したよう。
ところで、ごく狭い範囲の方しか分らない記述だろうが、ちょい触れておく。当初から十中八九の世話人のようなことをしていたのが、いわきに住む前は東京の音楽事務所に勤務していたM嬢だった。裏方役をしっかり務めた彼女がいなかったら、今の十中八九はなかったと思われるが、なんと今回の公演ではコンミスのように楽団の中央に位置する形でクラリネットを手にステージに上がっていて、びっくり。雑用もあるゆえに、本人はステージに上がりたくなかったらしいが、オープナーのど頭から突然ソロを不破からふられるなど、アンサンブル音だけでなく、ソロ・パートもいくつか彼女はこなす。もともと広島の音大でクラリネット専攻だったのは知っていたが、卒業後は吹く機会はなかったはずで、なんか不破主導の殻破り作法を目の当たりにした思いナリ。
追記)来年、4月30日に、十中八九をはじめ、不破大輔ワークショップ派生の3グループが大集合するライヴが、江古田・バディであるという。
▶過去の、渋さ知らズ
http://43142.diarynote.jp/200409010713470000/
http://43142.diarynote.jp/200601161256540000/
http://43142.diarynote.jp/200601271857530000/
http://43142.diarynote.jp/200609031311580000/
http://43142.diarynote.jp/200611190320370000/
http://43142.diarynote.jp/200612060135390000/
http://43142.diarynote.jp/200701141431470000/
http://43142.diarynote.jp/200706162321180000/
http://43142.diarynote.jp/200807081247190000/
http://43142.diarynote.jp/200908180046187200/
http://43142.diarynote.jp/200910071809361076/
http://43142.diarynote.jp/201004231559516550/
http://43142.diarynote.jp/201009231554333481/
http://43142.diarynote.jp/201305260923241736/
http://43142.diarynote.jp/201506161247423392/
▶過去の、渋さ以外の不破大輔
http://43142.diarynote.jp/200512231
http://43142.diarynote.jp/200706061351450000/
<今日の、違和感>
日帰りの、いわき行き。品川始発となる常磐線特急に乗ったが、車内で流されるプリセットの英語案内に疑問を持つ。英語ネイティヴに喋らせたものを用いているのだろうが、駅名まで英語風のイントネーションで話させているのはいかがなものか。その部分は日本固有の名称なのであるから、通常の日本語のイントネーションで読ませるべきではないの? 外国人でそれが無理なら、バイリンガルの日本人を使えばいいだけの話。とにかく、耳に入ってきて気持ち悪いこと、このうえない。そういえば、車掌MCなど鉄道イントネーションと言うべきものがかつて存在したと思うが、戻りの最終の特急の車内販売嬢がその名残を持つ話し方で業務をしていた。それ、今どき珍しいのではないか。あまりJRに乗らないので、よく分らぬが。