The Silence
2015年4月14日 音楽 昨年解散した世界的なサイケデリック・ロック・バンドのGhost(2008年1月21日)の馬頭將噐(ヴォーカル、ギター)と荻野和夫(キーボード)を中心に、非常階段やAcid Mothers Templeの岡野太(ドラム)、フルートやバリトン・サックスを吹く吉田隆一(2004年8月20日、2004年10月10日、2006年7月3 日、2012年12月11日、2014年7月22日、2015年2月8日)、この日の前座にも出たjan & naomiやGREAT3のヤン(ベース)という面々が集まった、新バンドのデビュー・アルバムのリリースをフォロウするライヴ。渋谷・O’nest。
Ghostのアルバムはシカゴの好レーベル“ドラッグ・シティ”から出ていたように、今回の彼らのセルフ・タイトルのデビュー作も同社発となる。かつて、ソウライヴ他を送り出したヴェロア・レコードの社長であるジェフ・クラズノウと話したときに、同社が目標とするレーベルの一つがドラッグ・シティだと言っていたことがあった。NYのダウンタウンにオフォスを構え順風満帆だったヴェロアは9.11 テロのため事務所機能停止に追い込まれたりもし、その後雲行きが怪しくなったという印象をぼくは持っているが、それ当たっているのかいないのか。それとも、ヴェロアが乗っかったジャム・バンド・ミュージックの流れが落ち着いたことと、その衰退は関係があるか。6月にブルーノート東京に出演するカーキ・キング(2004年8月3日、2005年3月26日)もヴェロアが元気なころに発掘し、その後はソニー売り、マネージメントを続けていたアーティストだった(その後、ヴェロアに戻ったりも)。
閑話休題。うわ、音がデカい。そのバンド名は逆説的なもの? それとも、内にある心持ちを伝えているの?。とにもかくにも、レトロスペクティヴなロックに愛着を持っていると思われるバンド表現を、生理的にまっすぐに出して行く。ふむ、1960年代後半のエッセンシャルなロック要素を打算なしに今打ち出せば、もう一つの意味が出てくるとも、それは思わせた。重量感があり、迸りの感覚も持つ、筆使いの綺麗なロック表現。オヤジ臭さを感じさせないのは、痩身長身の馬頭たちの格好悪くなさも一役買っているか。
一部、UKビート・バンドがやるポップ曲みたいなのもあった。吉田のフルートのソロはかなり効いていて、それは広がりも導く。ここでの、彼の存在はデカい。一方、ハモンド・オルガンの演奏は往年のロックの使い方を完全にマスターしていると言いたくなるもので、なかなかグっと来る。ドラマーはレギュラー・グリップ(でも、左手のリスト使いは変則的と言えるのかな?)でとってもしっかりしたビートを繰り出す。いいドラマーだ。終盤のエレクトリック・ギターのソロは見事に場の空気をゆがめ、引き裂く。それぞれ、基礎体力があるナ。
馬頭はほんの少しかなり端正なMCもし、一部の曲も紹介。それによれば。「ジュエルズ・イン・チベット」という柔和な曲は中国の迫害で過酷な境遇にある子供たちを慮って作ったもので、彼はそれを支援する活動をしているのだという。お、外国のミュージシャンみたいね。彼は会場内の外国人向きに、曲の背景を伝える簡単な英語MCも、そのときだけした。アルバムのオープナーは日本語曲だったが、彼らの歌詞は英語だ。
▶過去の、Ghost
http://43142.diarynote.jp/200801231227540000/
▶過去の、吉田隆一
http://43142.diarynote.jp/?day=20040820
http://43142.diarynote.jp/200410162220330000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20060703
http://43142.diarynote.jp/?day=20121211
http://43142.diarynote.jp/201407231341189225/
http://43142.diarynote.jp/201502090956393081/
▶過去の、カーキ・キング
http://43142.diarynote.jp/200408030059330000/
http://43142.diarynote.jp/200504051427210000/
追記:ジェフ・クラズノウは現在LAに住み、ヨガの世界で大成功を収めているそう。
<今日の、ベース>
ベーシストは部分的にSG型のショート・スケールのモデルを弾いていて、おっとなる。そして、必要以上に見てしまう。オレ、洒落でSG型の4弦ベースが欲しくて、しかも一度シュート・スケールのベースを手にしてみたいんだよなあ。今出ているベース・マガジンはエピフォンの小特集をやっていて、そこで紹介しているSG型ショート・スケールのモデルが異常に安くて、わーと思っていたばかり。家で少しつまびくぶんにはそれでいいぢゃん。。。。つい先日、TOKIE(2001年3月19日、2001年5月29日、2003年12月18日、2004年11月7日、2005年7月30日、2006年1月9日、2006年3月23日)嬢にショート・スケールってどうよと問えば、いいと思うと言っていたしな。←と言いつつ、彼女はレギュラーしか使っていないけど。早く、THE LIPSMAXで使うとぴったりのワーウィックのセミ・アコースティック型のミント・グルーン色が届くといいですね。ロカビリー+の女性トリオ・バンドであるTHE LIPSMAXのライヴは、今度の金曜に下北沢のGARDENであり。
▶過去の、TOKIE
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-5.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-12.htm
http://43142.diarynote.jp/200411141142200000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20050730
http://43142.diarynote.jp/200601111700180000/
http://43142.diarynote.jp/200603281351530000/
Ghostのアルバムはシカゴの好レーベル“ドラッグ・シティ”から出ていたように、今回の彼らのセルフ・タイトルのデビュー作も同社発となる。かつて、ソウライヴ他を送り出したヴェロア・レコードの社長であるジェフ・クラズノウと話したときに、同社が目標とするレーベルの一つがドラッグ・シティだと言っていたことがあった。NYのダウンタウンにオフォスを構え順風満帆だったヴェロアは9.11 テロのため事務所機能停止に追い込まれたりもし、その後雲行きが怪しくなったという印象をぼくは持っているが、それ当たっているのかいないのか。それとも、ヴェロアが乗っかったジャム・バンド・ミュージックの流れが落ち着いたことと、その衰退は関係があるか。6月にブルーノート東京に出演するカーキ・キング(2004年8月3日、2005年3月26日)もヴェロアが元気なころに発掘し、その後はソニー売り、マネージメントを続けていたアーティストだった(その後、ヴェロアに戻ったりも)。
閑話休題。うわ、音がデカい。そのバンド名は逆説的なもの? それとも、内にある心持ちを伝えているの?。とにもかくにも、レトロスペクティヴなロックに愛着を持っていると思われるバンド表現を、生理的にまっすぐに出して行く。ふむ、1960年代後半のエッセンシャルなロック要素を打算なしに今打ち出せば、もう一つの意味が出てくるとも、それは思わせた。重量感があり、迸りの感覚も持つ、筆使いの綺麗なロック表現。オヤジ臭さを感じさせないのは、痩身長身の馬頭たちの格好悪くなさも一役買っているか。
一部、UKビート・バンドがやるポップ曲みたいなのもあった。吉田のフルートのソロはかなり効いていて、それは広がりも導く。ここでの、彼の存在はデカい。一方、ハモンド・オルガンの演奏は往年のロックの使い方を完全にマスターしていると言いたくなるもので、なかなかグっと来る。ドラマーはレギュラー・グリップ(でも、左手のリスト使いは変則的と言えるのかな?)でとってもしっかりしたビートを繰り出す。いいドラマーだ。終盤のエレクトリック・ギターのソロは見事に場の空気をゆがめ、引き裂く。それぞれ、基礎体力があるナ。
馬頭はほんの少しかなり端正なMCもし、一部の曲も紹介。それによれば。「ジュエルズ・イン・チベット」という柔和な曲は中国の迫害で過酷な境遇にある子供たちを慮って作ったもので、彼はそれを支援する活動をしているのだという。お、外国のミュージシャンみたいね。彼は会場内の外国人向きに、曲の背景を伝える簡単な英語MCも、そのときだけした。アルバムのオープナーは日本語曲だったが、彼らの歌詞は英語だ。
▶過去の、Ghost
http://43142.diarynote.jp/200801231227540000/
▶過去の、吉田隆一
http://43142.diarynote.jp/?day=20040820
http://43142.diarynote.jp/200410162220330000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20060703
http://43142.diarynote.jp/?day=20121211
http://43142.diarynote.jp/201407231341189225/
http://43142.diarynote.jp/201502090956393081/
▶過去の、カーキ・キング
http://43142.diarynote.jp/200408030059330000/
http://43142.diarynote.jp/200504051427210000/
追記:ジェフ・クラズノウは現在LAに住み、ヨガの世界で大成功を収めているそう。
<今日の、ベース>
ベーシストは部分的にSG型のショート・スケールのモデルを弾いていて、おっとなる。そして、必要以上に見てしまう。オレ、洒落でSG型の4弦ベースが欲しくて、しかも一度シュート・スケールのベースを手にしてみたいんだよなあ。今出ているベース・マガジンはエピフォンの小特集をやっていて、そこで紹介しているSG型ショート・スケールのモデルが異常に安くて、わーと思っていたばかり。家で少しつまびくぶんにはそれでいいぢゃん。。。。つい先日、TOKIE(2001年3月19日、2001年5月29日、2003年12月18日、2004年11月7日、2005年7月30日、2006年1月9日、2006年3月23日)嬢にショート・スケールってどうよと問えば、いいと思うと言っていたしな。←と言いつつ、彼女はレギュラーしか使っていないけど。早く、THE LIPSMAXで使うとぴったりのワーウィックのセミ・アコースティック型のミント・グルーン色が届くといいですね。ロカビリー+の女性トリオ・バンドであるTHE LIPSMAXのライヴは、今度の金曜に下北沢のGARDENであり。
▶過去の、TOKIE
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-5.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-12.htm
http://43142.diarynote.jp/200411141142200000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20050730
http://43142.diarynote.jp/200601111700180000/
http://43142.diarynote.jp/200603281351530000/