富山県南砺市で行われているワールド・ミュージック系フェス<スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド>の東京版、今年で3年目となる。渋谷・www。

 まず、モザンビーク人のマチュメ・ザンゴ(機材音、打楽器)、歌と親指ピアノのサカキ・マンゴー(2008/09/12、2011年10月2日、2012年1月28日)、オーストリア人のヴェルナー・プンティガム(トロンボーン、ホラ貝)、という3人によるセッション。先の南砺市での演奏に続いて、2度目のパフォーマンスだそう。ザンゴが電気音や生音によるビート音を出し、そこに2人も加わり広がって行く、単一コードによるパフォーマンス。凄い大雑把な書き方をすれば。音を出していないときも多いプティンガムは、小さなホラ貝を手にもする。NYの傑物ジャズ・トロンボーン奏者のスティーヴ・ターレをはじめ、トロンボーンとホラ貝をペアで持ち楽器とする人は散見されますね。

 その後に、ジンバブエからやってきたオリヴァー・ムトゥクジ&ザ・ブラック・スピリッツが登場。ムトゥクジは目茶スーパー・スターであるというが、ギター(アンプリファイドされるガット・ギターを使用)をリズミックに爪弾きながら歌う彼はとっても気安い雰囲気を持っていた。で、椅子に座ってギターを持つその宣伝用写真はもろにブルース・マンのようだが、立ってパフォーマンスする様は初老ソウル・マンという感じ。電気ベース、ドラム、パーカッション、2人の女性コーラスが一緒にステージに立つ。ビートはけっこう南アを想起させ、そこにじんわり来る旋律や肉声を、彼は悠々とのせてくれた。MCに触れてジンバブエは英語圏なのだなと、納得。でも、歌は現地語でも歌っていたと思う。

<今日の、ほのかな危惧>
 (神田)神保町のことをJinbo-cyoではなくJimbo-choと英字の場合は表記する建物やお店もあるのだそうだ。そ、そりゃ、いかん。神保町に行く機会はほぼないのだが、そのあたりに縁があったとしたら、オレそわそわしちゃう。Jimbo-cyo→Gimbo-cho→Gumbo-cyoという感じで思いは飛んでしまい……。ココロは、カーニヴァル状態に?!