まず、外苑前・ブラジル大使館で、この10月に全国6都市で持たれる「ブラジル映画祭2013」で上映される映画(8作品)のなかの1つの試写を見る。表題にあるサントスとは、ブラジルの名門サッカー・チームであるサントスFCのこと。2012年制作の、サンパウロ郊外の海岸部にホーム・スタジアムを持つこのチームを扱うドキュメンタリー映画だ。サントスはペレが在籍した1962、63年以来の南米1位クラブに2011年になった(コパ・リベルタドーレスで優勝)ので、それを祝って作られたのだろうか。いまだ世界サッカー史上最高の選手にあげられるかもしれないペレは生涯サントスに籍を置いた選手だった。だいぶ昔とはいえ、国外移籍だけでなく、国内移籍もなかったというのはすごいな。

 いろんな試合映像(やっぱ、興味深すぎ)や応援映像、ペレからネイマール(今シーズンから、FCバルセロナに移籍)までの歴代の名選手やクラブ関係者や同チームを応援する識者らのコメント映像などを用いつつ、サントスFCというチームの流れや個性や、ブラジルのサッカー界の襞なんかを明快に提示。ぼくは、ほうそうなんだァーの連続でした。

 その後は、六本木のビルボードライブ東京で、大プロデューサーにして渋味ロッカーでもある、ダニエル・ラノワ(2012年1月16日)の実演を見る。ファースト・ショウ。

 トリオにてパフォーマンス。ドラマーがブライアン・ブレイド(2012年5月22日、他)からザ・アヴェット・ブラザーズの2012年新作にザ・レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス他とともに参加していたスティーヴ・ニスター(レギュラー・グリップで叩く)に代わっていたが、ベーシストは前回と同じく終始コーラスをかますジム・ウィルソン。大ざっぱに言えば、前回と同様の内容と言えるのかもしれないが、もっと堂々とした感じはあったか。とともに、メリハリがよりつき、主にギター演奏が導くのだろうが、局面局面でいろいろと現代的な刺の感覚を与えるようになったのは間違いない。そして、それがぼくには美味しくてしょうがなかった。

 前回と同様に、ペダル・スティールを弾くインストゥメンタルも1曲。その演奏の様を見て、彼の親指多様の右手のギターの弾き方はスティール・ギターの弾き方流れのものという指摘もできるのかと思った。最後は、弾き語り。彼はすべて1本のギターで実演をこなしていた。

<今日の、困惑>
 なんか、ワードのデーターの表記に総文字数が出なくなってしまった。字詰め×桁数の表示は出るものの、文字数がパっと分らないのはすこぶる不便。どーしてなんだー。