エリック・アンダースン
2012年9月3日 音楽 アンダースンは、1943年米国東部生まれの、1960年代半ばから第一線で活躍してきているシンガー・ソングライター。その系統を熱心に追って来ていない(オトコだったら、生ギターなんか持たずにエレキ・ギター持ってバンドでがつんと行かんかい、と思っていたもので)ぼくも、その名前ぐらいはちゃんと知っている。ザ・バンドの故リック・ダンコとつるんでいた時期もあったしね。とはいえ、その有名作『ブルー・リヴァー』(コロムビア、1972年)でさえ、全米チャート最高位169位ということなので、一般的な人気からは遠かった担い手と言うことができるのか。でも、その名前は熟年ロック愛好者にはかなりポピュラーであると思う。六本木・ビルボードライブ東京、ファースト・ショウ。
アコースティック・ギターを弾き語る本人に、ヴァイオリン奏者のミシェル・ガジッチと、ハーモニーをつける女性シンガーのインゲ・アンダースン(2005年のアンダーソンの日本ツアーに参加し、その後に結婚。オランダ人?)、3人によるパフォーマンス。ヴィオリン奏者はイタリア人だそうだが、なるほどフィドルとまったく言いたくならない、丁寧できめ細やかな演奏をしていて、これは欧州人の演奏だと思わされたか。そんな伴奏もしっくりくる、純度の高いパフォーマンス。ぼくの好みに合わなくても、とってもそう痛感し、肯定できたな。アンダースンは何曲かでは、ピアノを弾きながら歌う。すると、少し黒っぽさをまし、なんとなく小型のヴァン・モリソンと言いたくなる風情も出てくる。ぼくは、ピアノ弾くときのほうが、ずっと好みだった。
<今日の懺悔>
アンダースンはショウの最後に、客席にいる中川五郎(2005年6月17日、他)さんをわざわざ紹介する。そういえば、少し前の飲みの席で、五郎さんって五男だから五郎という名前なんですかね、と誰かがそういう質問をしたことがあった。まあ、みんな、そういう疑問は頭に浮かぶよな。ぼくも昔、同じ質問を本人に問うたことがあるけど、その答えはとんと覚えていない。はぐらかされたんだっけか。そういやあ、彼に姉がいることは聞いたことがあるけど、男の兄弟については、あんまし聞いたことがないな。ともあれ、そんな問いを受けて、でまかせで……。
「本当はゴロウじゃなく、ロウゴって名前なんだって。老後じゃなくて、朗らかを悟る、と書いて朗悟。本人、その名前の意味合いがイヤで、外国人も発音しやすいし、洒落で逆さに五郎と名乗るようになったみたい」
そしたら、その場にいた人はすごく納得していた。すぐ、嘘であることを明言したが、なんか酷いネタだな。ごめんなさい、五郎さん。でも、また同じことを聞かれたら、戸籍上は俉朗と書くみたいとか、しょうこりもなく戯れ言を言いそう? 五郎さんは、なんかいじりやすい。
アコースティック・ギターを弾き語る本人に、ヴァイオリン奏者のミシェル・ガジッチと、ハーモニーをつける女性シンガーのインゲ・アンダースン(2005年のアンダーソンの日本ツアーに参加し、その後に結婚。オランダ人?)、3人によるパフォーマンス。ヴィオリン奏者はイタリア人だそうだが、なるほどフィドルとまったく言いたくならない、丁寧できめ細やかな演奏をしていて、これは欧州人の演奏だと思わされたか。そんな伴奏もしっくりくる、純度の高いパフォーマンス。ぼくの好みに合わなくても、とってもそう痛感し、肯定できたな。アンダースンは何曲かでは、ピアノを弾きながら歌う。すると、少し黒っぽさをまし、なんとなく小型のヴァン・モリソンと言いたくなる風情も出てくる。ぼくは、ピアノ弾くときのほうが、ずっと好みだった。
<今日の懺悔>
アンダースンはショウの最後に、客席にいる中川五郎(2005年6月17日、他)さんをわざわざ紹介する。そういえば、少し前の飲みの席で、五郎さんって五男だから五郎という名前なんですかね、と誰かがそういう質問をしたことがあった。まあ、みんな、そういう疑問は頭に浮かぶよな。ぼくも昔、同じ質問を本人に問うたことがあるけど、その答えはとんと覚えていない。はぐらかされたんだっけか。そういやあ、彼に姉がいることは聞いたことがあるけど、男の兄弟については、あんまし聞いたことがないな。ともあれ、そんな問いを受けて、でまかせで……。
「本当はゴロウじゃなく、ロウゴって名前なんだって。老後じゃなくて、朗らかを悟る、と書いて朗悟。本人、その名前の意味合いがイヤで、外国人も発音しやすいし、洒落で逆さに五郎と名乗るようになったみたい」
そしたら、その場にいた人はすごく納得していた。すぐ、嘘であることを明言したが、なんか酷いネタだな。ごめんなさい、五郎さん。でも、また同じことを聞かれたら、戸籍上は俉朗と書くみたいとか、しょうこりもなく戯れ言を言いそう? 五郎さんは、なんかいじりやすい。