ザ・ワッツ・プロジェクト
2010年10月21日 音楽 なんでこんなメンバーなんだあ。わああ。と、一部で話題になっていたのが、ピアノレスのカルテットの、この出し物。丸の内・コットンクラブ、ファースト・ショウ。
主役はここのところリーダー活動に燃えている(ように、思える)ドラマーのジェフ・テイン・ワッツ(2007年12月18日、他)。テナー・サックスのブランフォード・マルサリス(2010年3月8日,他)とトランペットのテレンス・ブランチャード(2007年12月18日)、そのフロントが今ジャズ界きってのスター奏者なわけで、一体どうなっておるんじゃ〜いと、心あるものを驚かせているわけ。実際、すごいな。ま、それはワッツの新作『WATTS』(Dark Key)の参加者でもあるわけで、そこらへんはミュージシャンズ・ミューシャンたるワッツの面目躍如か。同作でベースを弾いていたのはクリスチャン・マクブライド(2009年8月30日,他)だったが、来日ギグはロバート(ボブ)・ハーストが参加。ハーストもワッツと同じような筋道を通ってきた人なので、何ら問題はない。ただ、先輩管奏者が万難を排して(?)参加していのに、一番若いくせに非参加のマクブライドは心象が悪くなる? 彼はちょうどテキサス州でクリス・ボッティ(2000年10月16日)とギグしているんだよな。それに(一番、最後の文章を参照のこと)……。
ワッツのリーダー活動は作曲の才もおおいにアピールしようとするもので、この晩演奏された曲も彼のものだったのかな。というのはともかく、ワッツのドラム音がデカいせいか、出音はジャズとしては大きめ。しかも、相当な技量と山ほどの経験と真っ当なジャズ観を持つ4人が思うまま音を出し合うのだから、聞き手が受け取る情報量はかなり多いのは間違いない。管の二人はニューオーリンズという属性を持っているので、ところどころニューオーリンズを想起させる絡みを見せたりもする。そこらあたりは、ワッツの指示ではないはず。また、おどけたクォーテイションもいろいろありで、そうした部分や、ワッツのくだけた物腰もあり、聞き手は音楽の重さほど緊張感は覚えなかったのではないか。なお、一曲綺麗なバラードで、ブランチャードはソツなく全面的にピアノを弾いた。
ワッツは現在ワッツ・カルテットやワッツ・トリオという名義でも活動していて、特に豪華メンバーのときはザ・ワッツ・プロジェクトという名前で活動するよう。来年春にはニコラス・ペイトン(2010年9月30日、他)、ダヴィッド・サンチェス(2010年1月27日、他)、クリスチャン・マクブライドという顔ぶれで、やはりザ・ワッツ・プロジェクトと名乗り米国を回る予定のよう。お、日本の方が豪華ぢゃん。
主役はここのところリーダー活動に燃えている(ように、思える)ドラマーのジェフ・テイン・ワッツ(2007年12月18日、他)。テナー・サックスのブランフォード・マルサリス(2010年3月8日,他)とトランペットのテレンス・ブランチャード(2007年12月18日)、そのフロントが今ジャズ界きってのスター奏者なわけで、一体どうなっておるんじゃ〜いと、心あるものを驚かせているわけ。実際、すごいな。ま、それはワッツの新作『WATTS』(Dark Key)の参加者でもあるわけで、そこらへんはミュージシャンズ・ミューシャンたるワッツの面目躍如か。同作でベースを弾いていたのはクリスチャン・マクブライド(2009年8月30日,他)だったが、来日ギグはロバート(ボブ)・ハーストが参加。ハーストもワッツと同じような筋道を通ってきた人なので、何ら問題はない。ただ、先輩管奏者が万難を排して(?)参加していのに、一番若いくせに非参加のマクブライドは心象が悪くなる? 彼はちょうどテキサス州でクリス・ボッティ(2000年10月16日)とギグしているんだよな。それに(一番、最後の文章を参照のこと)……。
ワッツのリーダー活動は作曲の才もおおいにアピールしようとするもので、この晩演奏された曲も彼のものだったのかな。というのはともかく、ワッツのドラム音がデカいせいか、出音はジャズとしては大きめ。しかも、相当な技量と山ほどの経験と真っ当なジャズ観を持つ4人が思うまま音を出し合うのだから、聞き手が受け取る情報量はかなり多いのは間違いない。管の二人はニューオーリンズという属性を持っているので、ところどころニューオーリンズを想起させる絡みを見せたりもする。そこらあたりは、ワッツの指示ではないはず。また、おどけたクォーテイションもいろいろありで、そうした部分や、ワッツのくだけた物腰もあり、聞き手は音楽の重さほど緊張感は覚えなかったのではないか。なお、一曲綺麗なバラードで、ブランチャードはソツなく全面的にピアノを弾いた。
ワッツは現在ワッツ・カルテットやワッツ・トリオという名義でも活動していて、特に豪華メンバーのときはザ・ワッツ・プロジェクトという名前で活動するよう。来年春にはニコラス・ペイトン(2010年9月30日、他)、ダヴィッド・サンチェス(2010年1月27日、他)、クリスチャン・マクブライドという顔ぶれで、やはりザ・ワッツ・プロジェクトと名乗り米国を回る予定のよう。お、日本の方が豪華ぢゃん。