まずは、前回の来日時の記載(2009年8月29日)を見ていただけたなら。あんな事書いたら(って、ことはないけど)、彼はプライドと意気に溢れた出し物をわざわざ用意してきた。編成はトリオ、ラリー・グレイ(ベース)とリオン・ジョイス(ドラム)という、ここのところ不動の顔ぶれによる。南青山・ブルーノート東京、セカンド・ショウ。
今回のショウは<Colors-The Ecology of Oneness:A Suite for Jazz and New Media>となづけられた、複合的組曲を披露するもの。オレンジ色や水色や赤といった色と、地球や植物や時間や空や人類とかいった概念を組み合わせた8つの曲からなる完全書き下ろしの曲が悠々と演奏され、ステージ後方には込めた意思を具視化させんとする映像も映される。これ、今回が世界初お披露目とか。入場前には、かなり練られた組曲の説明(先人の言葉もいろいろ引用されている)が印刷されたカラー印刷の説明書が配られたが、それはそうとう気合いを入れ、時間をかけて作られたよう。同チラシには音楽を担当するトリオの3人の名前の他にも、リサーチや能書きや映像を担当する4人の名前も出されている。なるほど。また、公演最終日の10月2日の昼下がりには、今回の組曲にまつわるトーク・ショウを彼は行い、それはユーストリーム(www.ustream.tv/channel/bluenotetokyo)で中継されるという。
過去いろんなことをやってきたことを示唆するようないろんな要素/構成が入ったピアノ・トリオ演奏(ベース奏者の多彩な演奏を聞いても、それは判るだろう)群が流れて行く。あんまり楽譜に頼るという感じはなかったから、相当リハもつんだのではないか。ぶっちゃけ、音楽だけで楽しめといったら、手放しで入り込めない部分もあるかもしれない。能書きだって、感覚一発が善と考える場合が大半のぼくにはよく判んねーやという感じもある。だけど、意欲満々、誠意や問題意識たっぷりに事に当たる姿、何かを伝え作りたいという強い気持ち、大がかり&酔狂なことを出来る境遇のまっすぐな行使の様に、ぼくは大きく頷いた。ルイスはエスタブリッシュされた音楽家として、彼なりに澄んだ姿勢で、落とし前を付けている! そして、こういう人が音楽の深みを増させたり、領域を広げてきたのだとも思ったりした。
ちょうど1時間の組曲を終えた後、そのまま本来はアンコールとして用意されただろうファンキー十八番曲「ザ・イン・クラウド」を披露。そして、アンコールでは、どこかニューオーリンズ・ジャズ調とも言いたくなる感じで開かれた自作「モーメント・スピリチュアル」も、彼らは悠々演奏した。
今回のショウは<Colors-The Ecology of Oneness:A Suite for Jazz and New Media>となづけられた、複合的組曲を披露するもの。オレンジ色や水色や赤といった色と、地球や植物や時間や空や人類とかいった概念を組み合わせた8つの曲からなる完全書き下ろしの曲が悠々と演奏され、ステージ後方には込めた意思を具視化させんとする映像も映される。これ、今回が世界初お披露目とか。入場前には、かなり練られた組曲の説明(先人の言葉もいろいろ引用されている)が印刷されたカラー印刷の説明書が配られたが、それはそうとう気合いを入れ、時間をかけて作られたよう。同チラシには音楽を担当するトリオの3人の名前の他にも、リサーチや能書きや映像を担当する4人の名前も出されている。なるほど。また、公演最終日の10月2日の昼下がりには、今回の組曲にまつわるトーク・ショウを彼は行い、それはユーストリーム(www.ustream.tv/channel/bluenotetokyo)で中継されるという。
過去いろんなことをやってきたことを示唆するようないろんな要素/構成が入ったピアノ・トリオ演奏(ベース奏者の多彩な演奏を聞いても、それは判るだろう)群が流れて行く。あんまり楽譜に頼るという感じはなかったから、相当リハもつんだのではないか。ぶっちゃけ、音楽だけで楽しめといったら、手放しで入り込めない部分もあるかもしれない。能書きだって、感覚一発が善と考える場合が大半のぼくにはよく判んねーやという感じもある。だけど、意欲満々、誠意や問題意識たっぷりに事に当たる姿、何かを伝え作りたいという強い気持ち、大がかり&酔狂なことを出来る境遇のまっすぐな行使の様に、ぼくは大きく頷いた。ルイスはエスタブリッシュされた音楽家として、彼なりに澄んだ姿勢で、落とし前を付けている! そして、こういう人が音楽の深みを増させたり、領域を広げてきたのだとも思ったりした。
ちょうど1時間の組曲を終えた後、そのまま本来はアンコールとして用意されただろうファンキー十八番曲「ザ・イン・クラウド」を披露。そして、アンコールでは、どこかニューオーリンズ・ジャズ調とも言いたくなる感じで開かれた自作「モーメント・スピリチュアル」も、彼らは悠々演奏した。