個性と見聞の広さを持つ自作自演派シンガーのハシケン(2003年5月22日)、そしてコーコーヤ(2007年11月2月)他、枠を超えて艶やかなヴァイオリンを聞かせる江藤有希のデュオ・ユニットのパフォーマンスを見る。ピアノや生ギターを弾きながら心をこめて歌うハシケンに江藤が風や奥行きや輝きを瑞々しく加え、その協調からまた二人のさりげないやりとりは広がる。ミニ・アルバムを出すとともに今年の前半は二人でツアーをやったそうだが、息の合い方はぴったり。昔、大掛かりなバンドを抱えて活動していたころも途中で息抜き的にヴァイオリン奏者(太田恵資)とのデュオを披露していたハシケンだが、もっと真っすぐで、ふくよかな印象を増しているな。それは、年齢的な成熟がプラスに働いたり、小さなユニットで事にあたる(←それは、歌心を浮き上がりやすくするところに繋がる)覚悟が本人に芽生えているからか。ピアノを弾きながら歌う曲のほうが少し多かったが、ピアノも確か。ハシケンがけっこう他人の曲を歌うのは、今回MCで出典を紹介していて(ラルクアンシェルとかリクオとか)、初めて知った。二人の気遣いや歌の出口に対する共通する思いが無理なく重ねられ、シンプルだけど豊かな像を描く。あ、楽曲に二人で水を与えている感じもなんかあったかな。
場所は、中目黒・楽屋。ちょうど開店14周年のお祝い中ということでけっこう積み重ねを持つ店のようだが、ぼくは今回初めて行く。で、入店してびっくり。こじんまりとしたハコを想像して行ったら、きっちり料理もサーヴしますよというノリの全てテーブル席の健全な情緒を持つ会場なんだもん。なんか、イメージとしては、LAのシャーマンオークスあたりにある大人向きの音楽ヴェニューと言った感じだな。楽屋は地下にあるようで、それも外国っぽい? へえ、こんなハコがこんな所にあったんだア。ステージ後はガラス張りで裏にある広場の木々がいい感じで見えて、すごく良い。いい場所で開業しているな。
場所は、中目黒・楽屋。ちょうど開店14周年のお祝い中ということでけっこう積み重ねを持つ店のようだが、ぼくは今回初めて行く。で、入店してびっくり。こじんまりとしたハコを想像して行ったら、きっちり料理もサーヴしますよというノリの全てテーブル席の健全な情緒を持つ会場なんだもん。なんか、イメージとしては、LAのシャーマンオークスあたりにある大人向きの音楽ヴェニューと言った感じだな。楽屋は地下にあるようで、それも外国っぽい? へえ、こんなハコがこんな所にあったんだア。ステージ後はガラス張りで裏にある広場の木々がいい感じで見えて、すごく良い。いい場所で開業しているな。