歌心とサウンド飛躍を併せ持つ米国大人気バンドであるウィルコ(2003年2月9日、2004年9月19日、2010年4月23日、2013年4月13日)のリーダーのジェフ・トゥイーディ、18歳だかの息子スペンサーとのユニットであるトゥイーディの実演。アルバムはアンタイから2014年に出ているので、スペンサー君は二十歳ぐらいになっているのかな? ジェフとベーシストはテンガロン・ハットを被っていた。それをかぶると、イナカの感じが出るよな。恵比寿・リキッドルーム。テーパー(ライヴ自家録音者)が2人、テーパー許容なのか。ウィルコもそうなのかな?

 ギター(生と電気)を弾きながら歌うジェフ、ドラムのスペンサー、エレクトリック・ギター、キーボード/エレクトリック・ギター、エレクトリック・ベースという編成でのパフォーマンス。途中から、女性コーラスも出てきた。

 ジェフがウィルコでの生ギターを持つパートをほのぼの気味に拡大……という説明はありか。頷いたのは、スペンサーのドラミングの味の良さ。リヴォン・ヘルム(cf.ザ・バンド)を少し重くした感じのそれはかなり好み。一曲、ザ・バンドの「アップ・オン・クリーク」みたいなドラム・パターンで始まる曲があってニンマリ。その曲では、サイド・ギタリストがあっち側を求めるようなソロを取る。それ、ガース・ハドソン(2013年8月2日)のオルガン・ソロをギターに置き換えようとした?←それは、ないと思います。

 中盤で、バンドの面々がステージからさり、ジェフ・トゥイーディの生ギター弾き語り(1曲目、ハーモニカ付き)が始まる。けっこう、ウィルコの曲もやったのかな。これが和み傾向ながらきっちりやり、30分はやったか。ある曲の間奏はとってもフォークロア調であった。バンドのトゥイーディとして出来る曲がそんなになかったからかもしれないが。この後、会場を後にしたが、スペンサーの弟やジム・オルーク(2000年3月25日、2001年2月20日、2006年4月18日、2006年10月22日、2007年4月20日、2008年8月24日、2010年4月15日、2010年11月17日、2011年1月8日、2013年4月21日、2013年5月24日、2014年10月11日、2015年4月9日)もステージに登場したそう。シカゴを拠点としたジェフとオルーク、そしてグレン・コッチェ(2010年4月15日、2010年4月23日2013年4月13日)はルース・ファーというグループを組んで、2000年代に2枚のアルバムを出している。

▶過去の、ジェフ・トゥイーディ/ウィルコ
http://www.myagent.ne.jp/%7Enewswave/live-2003-2.htm
http://43142.diarynote.jp/200410121003440000/
http://43142.diarynote.jp/201004250658039897/
http://43142.diarynote.jp/201304150854159566/
▶過去の、ガース・ハドソン
http://43142.diarynote.jp/201308110826574632/
▶過去の、ジム・オルーク
http://www.myagent.ne.jp/%7Enewswave/live-2000-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-2.htm
http://43142.diarynote.jp/200604210538510000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20061022
http://43142.diarynote.jp/?day=20070420
http://43142.diarynote.jp/?day=20080824
http://43142.diarynote.jp/?day=20090531
http://43142.diarynote.jp/201004180836405961/
http://43142.diarynote.jp/201011181757468769/
http://43142.diarynote.jp/201101111201402329/
http://43142.diarynote.jp/201304230829016302/
http://43142.diarynote.jp/201305280923275394/
http://43142.diarynote.jp/201410210814495715/
http://43142.diarynote.jp/201504131107563912/
▶過去の、グレン・コッチェ
http://43142.diarynote.jp/201004180836405961/
http://43142.diarynote.jp/201004250658039897/
http://43142.diarynote.jp/201304150854159566/

 その後は、ここのところ毎年来日しているNYサルサの名ピアニストのラリー・ハーロウのオーケストラ(1999年8月28日、2014年1月25日、2014年1月28日、2015年1月15日)の公演を見る。南青山・ブルーノート東京。ハーロウに加え、2ヴォーカル、2パーカッション、ドラム、電気アップライト・ベース、2トランペット、トロンボーン/ヴァイオリン、バリトン・サックスと陣容にて。プエルトリカン2人だったシンガーの一人がキューバ出身者にかわったが、甲高い声を持つ彼はいい感じではなかったか。

 初っぱなから、場内は“発情ハウス”の体。やっぱ、ラテン(だけではないが)は踊りありきだよなあ。演目は結構過去と重なっているのかもしれないが、うひゃひゃひゃひゃとならないはずがない。シンガーとトランペッターがペアでフロアに降り、トランペッターのソロをシンガーのワイヤレス・マイクで拾うなんてこともしていた。それから、ここのドラマーのキットって、あんなにデカかったっけか? ドラマーはときに猛烈に叩き込んでおりました。

▶過去の、ラリー・ハーロウ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm オーシャン・ブルー・ジャズ・フェスティヴァル
http://43142.diarynote.jp/201401271737069409/
http://43142.diarynote.jp/201401291105093975/
http://43142.diarynote.jp/201501161004061742/

<今日の、憔悴…>
 知人に、なんかため息が出ているねと指摘される。そーなんです、やらなければならない仕事が連なっていて青息吐息。あ"ー。それを分りやすく外に出してしまうとは、我ながら器が小さい(苦笑)。でも、誘われるままに(?)、深夜花見をやっちゃう。明日も10時から長時間根をつめる外でやる作業が入っているのに、いいのかい? 桜はほとんど開花していて(でも、花びらは散っておらず)、いい感じじゃないか! 今、来日中のミュージシャンたちも花見が楽しめますように。