nouon、空間現代
2016年3月14日 音楽 代官山・晴れたら空に豆まいて。まず、京都をベースとする3人組の空間現代がパフォーマンス。ギター/ヴォーカル、エレクトリック・ベース、ドラムという編成の、叩き込み感覚を効果的に用いるポスト・ロック・バンド。なるほど、XTCの1970年代後期、キング・クリムゾンの1970年代中期、1980年ごろのザ・ポップ・グループなどからインスピレーションを受けていると思わせるか。ザ・スリッツやロナルド・シャノン・ジャクソン&ザ・デコーディング・ソサエティを思わせる局面もあったかな。ようは、往年の尖っていた表現を拾い上げ、それを今っぽいひしゃげたキブンやエラーの感覚を介して広げようとしている。視点、あり。線の細い声を張り上げるようなギタリストのヴォーカルはぼくには少ししんどい。ジェイムズ・チャンス(2005年7月16日、2010年5月19日、2016年1月24日)ぐらいのとぼけた力量でいいから素っ頓狂な複音を抑える女性キーボード奏者をいれて、あっからかんと歌わせたら妙な好ポイントが出るかもしれぬと思った。とは、無責任な外野の所感ね。
その後に、nouon(2015年4月17日、2015年9月13日、2015年10月9日)が演奏する。ヴァイブラフォン、エレクトリック・ピアノ、コントラバス・クラリネット、ドラムという変則編成の日米英多国籍4人組なり。驚いたのは演奏曲の半数が、新曲であったこと。荻窪、名古屋、京都、大阪、横浜と続いた、一応新作『KUU』(メル、2015年)の表題を冠するツアーであったのに……。でも、その目新しさあふれる設定はこのバンドが呼吸して、動いていることを伝える。
新曲にしろ、既発表の曲にしろ、独自のテイストを持つなあと思わずにはいられず。いろんな音楽様式を俯瞰する曲やそこに内在する響き、間やダイナミクスを持つ流動性の高いアンサンブル、機を見るに敏なソロといった諸要素の重なりは、確かな“含み”を持つアダルトで洗練されたインストゥメンタルに着地。やはり、その押し付けがましくない、でも山ほどのオリジナリティは賞賛に値する。
そんなnouonのこの晩のライヴは、オノセイゲン(2000年3月12日、2009年1月17日、2011年8月4日、2012年6月7日、2013年1月30日、2014年4月20日、2014年7月28日、2014年9月23日、2014年10月8日、2014年10月11日、2015年9月24日)が録音。そのうち、まずは高音質で配信されるはず。
▶過去の、uouon
http://43142.diarynote.jp/201504181000432127/
http://43142.diarynote.jp/201509231111454665/
http://43142.diarynote.jp/201510141817129055/
▶過去の、オノセイゲン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://43142.diarynote.jp/200901181343426080/
http://43142.diarynote.jp/201108101630438805/
http://43142.diarynote.jp/201206110945571082/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130130
http://43142.diarynote.jp/201404251643448230/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140728
http://43142.diarynote.jp/201409261635077130/
http://43142.diarynote.jp/201410210814495715/
http://43142.diarynote.jp/201509250943244179/
<今日の、天候>
終日、けっこうな量の降雨が続き、寒い。三寒四温って言うのお? 真冬の格好で出かけたが、それでも震えまくり。
その後に、nouon(2015年4月17日、2015年9月13日、2015年10月9日)が演奏する。ヴァイブラフォン、エレクトリック・ピアノ、コントラバス・クラリネット、ドラムという変則編成の日米英多国籍4人組なり。驚いたのは演奏曲の半数が、新曲であったこと。荻窪、名古屋、京都、大阪、横浜と続いた、一応新作『KUU』(メル、2015年)の表題を冠するツアーであったのに……。でも、その目新しさあふれる設定はこのバンドが呼吸して、動いていることを伝える。
新曲にしろ、既発表の曲にしろ、独自のテイストを持つなあと思わずにはいられず。いろんな音楽様式を俯瞰する曲やそこに内在する響き、間やダイナミクスを持つ流動性の高いアンサンブル、機を見るに敏なソロといった諸要素の重なりは、確かな“含み”を持つアダルトで洗練されたインストゥメンタルに着地。やはり、その押し付けがましくない、でも山ほどのオリジナリティは賞賛に値する。
そんなnouonのこの晩のライヴは、オノセイゲン(2000年3月12日、2009年1月17日、2011年8月4日、2012年6月7日、2013年1月30日、2014年4月20日、2014年7月28日、2014年9月23日、2014年10月8日、2014年10月11日、2015年9月24日)が録音。そのうち、まずは高音質で配信されるはず。
▶過去の、uouon
http://43142.diarynote.jp/201504181000432127/
http://43142.diarynote.jp/201509231111454665/
http://43142.diarynote.jp/201510141817129055/
▶過去の、オノセイゲン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://43142.diarynote.jp/200901181343426080/
http://43142.diarynote.jp/201108101630438805/
http://43142.diarynote.jp/201206110945571082/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130130
http://43142.diarynote.jp/201404251643448230/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140728
http://43142.diarynote.jp/201409261635077130/
http://43142.diarynote.jp/201410210814495715/
http://43142.diarynote.jp/201509250943244179/
<今日の、天候>
終日、けっこうな量の降雨が続き、寒い。三寒四温って言うのお? 真冬の格好で出かけたが、それでも震えまくり。