蜂谷真紀 【次ナルJAZZ問答】
2015年5月20日 音楽 解き放たれたヴォイス・パフォーマー、蜂谷真紀のリーダー/作編曲家である部分を前にも出し、その先に思うままの丁々発止〜ジャズの楽園を浮上させようとするワーキング・クインテットの公演。新宿・ピットイン、セカンド・ショウから見る。
ヴォーカル、一部でピアノの蜂谷真紀(2008年8月24日、2009年1月8日、2010年9月11日、2014年7月22日、2014年9月25日、2014年10月30日)。トランペットの松島啓之(2014年9月25日)と類家心平(2011年5月5日、2014年6月13日、2014年9月25日、2014年12月28日)。縦ベーシストの東保光(2014年9月25日)、ドラムの本田珠也(2000年5月9日、2002年9月22日、2003年6月10日、2004年10月13日、2007年12月4日、2011年5月5日、2012年7月16日、2013年7月27日)。という、面々なり。
既成のジャズ曲にせよ(チャールズ・ミンガス後期気味の含蓄たっぷりバラード、「ザ・マン・フー・ネヴァー・スリープ」もやった)、オリジナル曲(前後にハーモニカを蜂谷が吹いたメキシコ幻想?経由の日本語曲〜それもある意味、ミンガス憧憬?〜も、物語性と拡大の度を超した掛け合わせがあったなー。オリジナル度、高かったなー)にせよ、ジャズの大要をばっさり掴んだあとに、変幻自在の絡み、発展があり。蜂谷のツっぱった意をちゃんと組む4人もあっぱれというしかないな。
線は太く、精神はしなやかに。ある意味、ヴォーカリストであり、純フリー・インプロヴィゼーションものもやっているからこそ、通常の器楽奏者よりまっさらな目でジャズという様式の主点を見据えることができ、その核心にせまり、そこから新たな観点を持つ、ストロングにして闊達な表現を紡ぐことができているとこところもあるのではないか。そんなことも、澄んだジャズ愛あふれるパフォーマンスに接しながら、ぼくは思った。
▶過去の、蜂谷
http://43142.diarynote.jp/200808260821260000/
http://43142.diarynote.jp/200901091437341082/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100911
http://43142.diarynote.jp/201407231341189225/
http://43142.diarynote.jp/201409261635554506/
http://43142.diarynote.jp/201410310931316189/
▶過去の、松島啓之
http://43142.diarynote.jp/201409261635554506/
▶過去の、類家心平
http://43142.diarynote.jp/?day=20110505
http://43142.diarynote.jp/201406160956273046/
http://43142.diarynote.jp/201409261635554506/
http://43142.diarynote.jp/201412301043067796/
▶過去の、東保光
http://43142.diarynote.jp/201409261635554506/
▶過去の、本田珠也
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-5.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm 菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm 菊地雅章
http://43142.diarynote.jp/200410162306570000/
http://43142.diarynote.jp/200712151621260000/
http://43142.diarynote.jp/201105101010399933/
http://43142.diarynote.jp/201207180824136323/
http://43142.diarynote.jp/201307291053021427/
<今日の、代官山>
ピットインに行く前に、代官山・晴れたら空に豆まいて で、「KEI チカーノになった日本人」という未完成の映画を題材に置くトーク・セッションを途中まで見る。題材となる主人公のKEIはロスの刑務所で劣悪な環境のもと10年強服役し、その侠気からチカーノ・ギャングたちから信頼を集めたという人物。その体験は、「チカーノになった日本人」(東京キララ社)という本になっているという。チカーノ文化に博識でバリオ・ゴールド・レコーズを持つ宮田信の進行のもと、当のKEIと同映画の監督のサカマキマサがトーク。何を聞いてもおもしろいというか、興味深い。また、その米国シューティングの映像もスクリーン放映される。それは、日本強制送還後に初めてLAを訪れた際(入管係員の間違いで、入国できたそう)に敵対しあうチカーノ・ギャングが呉越同舟で彼のために開いたウェルカム・パーティの模様と、自分の息子は別な刑務所に移送されてしまったにもかかわらず車で4時間かけて頻繁にKEIに面会にきたお母さんをサンディエゴまで会いに行く場面。当然、見入ってしまう。昔、KEIは極道だったそうで、かつての日本任侠道とチカーノ・ギャング気質はかなり重なるとか。一人の数奇な歩みを持つ日本人を介して、チカーノ・ギャングの文化/気質を語るという側面も映画はありそう。現在、クラウド・ファンディングを呼びかけて、映画は完成を目指している。
ヴォーカル、一部でピアノの蜂谷真紀(2008年8月24日、2009年1月8日、2010年9月11日、2014年7月22日、2014年9月25日、2014年10月30日)。トランペットの松島啓之(2014年9月25日)と類家心平(2011年5月5日、2014年6月13日、2014年9月25日、2014年12月28日)。縦ベーシストの東保光(2014年9月25日)、ドラムの本田珠也(2000年5月9日、2002年9月22日、2003年6月10日、2004年10月13日、2007年12月4日、2011年5月5日、2012年7月16日、2013年7月27日)。という、面々なり。
既成のジャズ曲にせよ(チャールズ・ミンガス後期気味の含蓄たっぷりバラード、「ザ・マン・フー・ネヴァー・スリープ」もやった)、オリジナル曲(前後にハーモニカを蜂谷が吹いたメキシコ幻想?経由の日本語曲〜それもある意味、ミンガス憧憬?〜も、物語性と拡大の度を超した掛け合わせがあったなー。オリジナル度、高かったなー)にせよ、ジャズの大要をばっさり掴んだあとに、変幻自在の絡み、発展があり。蜂谷のツっぱった意をちゃんと組む4人もあっぱれというしかないな。
線は太く、精神はしなやかに。ある意味、ヴォーカリストであり、純フリー・インプロヴィゼーションものもやっているからこそ、通常の器楽奏者よりまっさらな目でジャズという様式の主点を見据えることができ、その核心にせまり、そこから新たな観点を持つ、ストロングにして闊達な表現を紡ぐことができているとこところもあるのではないか。そんなことも、澄んだジャズ愛あふれるパフォーマンスに接しながら、ぼくは思った。
▶過去の、蜂谷
http://43142.diarynote.jp/200808260821260000/
http://43142.diarynote.jp/200901091437341082/
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http://43142.diarynote.jp/201409261635554506/
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▶過去の、松島啓之
http://43142.diarynote.jp/201409261635554506/
▶過去の、類家心平
http://43142.diarynote.jp/?day=20110505
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▶過去の、東保光
http://43142.diarynote.jp/201409261635554506/
▶過去の、本田珠也
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-5.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm 菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm 菊地雅章
http://43142.diarynote.jp/200410162306570000/
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<今日の、代官山>
ピットインに行く前に、代官山・晴れたら空に豆まいて で、「KEI チカーノになった日本人」という未完成の映画を題材に置くトーク・セッションを途中まで見る。題材となる主人公のKEIはロスの刑務所で劣悪な環境のもと10年強服役し、その侠気からチカーノ・ギャングたちから信頼を集めたという人物。その体験は、「チカーノになった日本人」(東京キララ社)という本になっているという。チカーノ文化に博識でバリオ・ゴールド・レコーズを持つ宮田信の進行のもと、当のKEIと同映画の監督のサカマキマサがトーク。何を聞いてもおもしろいというか、興味深い。また、その米国シューティングの映像もスクリーン放映される。それは、日本強制送還後に初めてLAを訪れた際(入管係員の間違いで、入国できたそう)に敵対しあうチカーノ・ギャングが呉越同舟で彼のために開いたウェルカム・パーティの模様と、自分の息子は別な刑務所に移送されてしまったにもかかわらず車で4時間かけて頻繁にKEIに面会にきたお母さんをサンディエゴまで会いに行く場面。当然、見入ってしまう。昔、KEIは極道だったそうで、かつての日本任侠道とチカーノ・ギャング気質はかなり重なるとか。一人の数奇な歩みを持つ日本人を介して、チカーノ・ギャングの文化/気質を語るという側面も映画はありそう。現在、クラウド・ファンディングを呼びかけて、映画は完成を目指している。