ザ・ダズ・バンド
2006年7月24日 オハイオ州クリーブランド(と、書くだけでちょいうれしくなるなあ。R
&Bもロックもいろんな人を輩出している街だ)で組まれたセルフ・コンテ
インド・グループ。モータウンと契約し、80年代を代表するブラコン系グル
ープ表現を送りだした集団だ。もう30年近いキャリアを持つグループだが、
出てきた連中はけっこう老けていない。おなじみのボビー・ハリス(ヴォー
カル、サックス)と、一時クール&ザ・ギャングに入ったこともあったスキ
ップ・マーティン(ヴォーカル、トランペット)を中心に、ギター、ベース
、キーボード、ドラムという布陣。なんと、ドラマーはずっとギャップ・バ
ンドで叩いていた人だという。
楽しかったのは当然として、相当に興味深いパフォーマンスだった。まず
は、その恰好。R&Bグループの場合、けっこう恰好を揃える場合が多いの
だが、彼はみんなバラバラ(といっても、汚い恰好ではない)。それはそれ
で、彼らの自由闊達さ、その流儀を感じさせるものであった。きっちりと噛
み合うバンド・サウンドにのる管楽器も担当するフロントの二人の歌は、オ
ーティス・クレイの熱唱に触れた後だと軽量級だと感じさせはするものの、
もちろん悪いものではない。
で、印象に残ったのは、ディスコ・ミュージック風のエンターテインメン
ト性をアピールしたり、一方ではスムース・ジャズ風のインスト(個人的に
は嫌いだ)を長めにかましたりとか、けっこういろんな米国黒人音楽のヴァ
リエーションを総花的に俯瞰している所が伺えたこと。それは絶対に、80年
代に彼らが展開していたパフォーマンスとは別モノのはずで、そのことは彼
らが現役バリバリであり、懐古的ではない今のパフォーマンスをしっかりと
やっていると認識させる。拍手。で、恰好もそれに合っている。丸の内・コ
ットンクラブ、セカンド・ショウ。
&Bもロックもいろんな人を輩出している街だ)で組まれたセルフ・コンテ
インド・グループ。モータウンと契約し、80年代を代表するブラコン系グル
ープ表現を送りだした集団だ。もう30年近いキャリアを持つグループだが、
出てきた連中はけっこう老けていない。おなじみのボビー・ハリス(ヴォー
カル、サックス)と、一時クール&ザ・ギャングに入ったこともあったスキ
ップ・マーティン(ヴォーカル、トランペット)を中心に、ギター、ベース
、キーボード、ドラムという布陣。なんと、ドラマーはずっとギャップ・バ
ンドで叩いていた人だという。
楽しかったのは当然として、相当に興味深いパフォーマンスだった。まず
は、その恰好。R&Bグループの場合、けっこう恰好を揃える場合が多いの
だが、彼はみんなバラバラ(といっても、汚い恰好ではない)。それはそれ
で、彼らの自由闊達さ、その流儀を感じさせるものであった。きっちりと噛
み合うバンド・サウンドにのる管楽器も担当するフロントの二人の歌は、オ
ーティス・クレイの熱唱に触れた後だと軽量級だと感じさせはするものの、
もちろん悪いものではない。
で、印象に残ったのは、ディスコ・ミュージック風のエンターテインメン
ト性をアピールしたり、一方ではスムース・ジャズ風のインスト(個人的に
は嫌いだ)を長めにかましたりとか、けっこういろんな米国黒人音楽のヴァ
リエーションを総花的に俯瞰している所が伺えたこと。それは絶対に、80年
代に彼らが展開していたパフォーマンスとは別モノのはずで、そのことは彼
らが現役バリバリであり、懐古的ではない今のパフォーマンスをしっかりと
やっていると認識させる。拍手。で、恰好もそれに合っている。丸の内・コ
ットンクラブ、セカンド・ショウ。